JPH0744519A - 遺伝的アルゴリズム実装方法、およびそれを用いたネットワーク最適化方法 - Google Patents

遺伝的アルゴリズム実装方法、およびそれを用いたネットワーク最適化方法

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JPH0744519A
JPH0744519A JP5192564A JP19256493A JPH0744519A JP H0744519 A JPH0744519 A JP H0744519A JP 5192564 A JP5192564 A JP 5192564A JP 19256493 A JP19256493 A JP 19256493A JP H0744519 A JPH0744519 A JP H0744519A
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network
genetic algorithm
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Keinosuke Matsumoto
啓之亮 松本
Tadashi Kitayama
匡史 北山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遺伝的アルゴリズムの適用、ネットワーク最
適化のためのソフトウェア作成の効率化をはかる。 【構成】 オブジェクト指向設計を採用して構築した遺
伝的アルゴリズムの汎用モデルを適用対象のモデルと組
み合わせ、遺伝的アルゴリズムを適用対象のデータを含
まない遺伝子テンプレートクラスと、それを含む遺伝子
クラスで階層化することにより、両モデルのインタフェ
ースを一括管理して独立性を高め、配電系統、配水管、
通信網、道路網等のネットワークの柔軟なモデリング、
当該モデルの変更への柔軟な対応を可能とし、また適用
対象のモデルと最適化の評価関数を与えてそれらネット
ワークの最適化、放射状ネットワークの検索を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、任意の対象を最適化
する方法である遺伝的アルゴリズムをその対象に適用す
るための遺伝的アルゴリズム実装方法、およびその遺伝
的アルゴリズム実装方法を用いたネットワーク最適化方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば、“遺伝的アルゴリズム
の現状と課題”(小林重信 計測自動制御学会学会誌
「計測と制御」第32巻 第1号 第2〜9頁 199
3年 1月)に示された、任意の対象を最適化する方法
である遺伝的アルゴリズムを示す概念図である。図にお
いて、1はある世代の遺伝子群による初期化の過程であ
り、2は遺伝子を複製して次世代の遺伝子群を形成する
複製の過程である。3は遺伝子を組にしてその一部の入
れ替えを行う交叉の過程であり、4は遺伝子の一部が交
換される突然変異の過程である。
【0003】次に動作について説明する。まず、このよ
うな遺伝的アルゴリズムによる対象の最適化について説
明する。遺伝的アルゴリズムでは、最適化しようとする
適用対象を文字列等で表現してそれを遺伝子とみなし、
複数の遺伝子について適正化を行う。この遺伝的アルゴ
リズムの一般的な手順は、図15に示した初期化の過程
1、複製の過程2、交叉の過程3、突然変異の過程4か
らなっている。即ち、初期化されたある世代の遺伝子群
を模式的に表したものが図15の1で、図中の円はそれ
ぞれ遺伝子を示し、円内の模様がそれぞれの遺伝子の表
現形を表している。次に、複製の過程2で遺伝子の複製
を行って次世代の遺伝子を形成する。この遺伝子の複製
に際しては、評価の高いものがより多く残るようにす
る。次に、交叉の過程3において遺伝子の交差が行われ
る。この遺伝子の交差は、遺伝子をランダムに組にして
お互いの一部を交換するものであり、こうすることによ
って、解の探索範囲が初期個体群よりも拡大される。次
に、突然変異の過程4で遺伝子の突然変異を発生させ
る。この突然変異はある低い確率で遺伝子の1文字を交
換することによって発生させるものであり、これによっ
て局所解からの脱出を容易なものとする。このような初
期化、複製、交叉、突然変異の各過程によるサイクルを
繰り返すことにより、評価の高い遺伝子を得るものであ
る。
【0004】また、図16は例えば、“事故時を考慮し
た配電系統設備増設計画”(奈良宏一 外2名 電気学
会研究会資料 電力技術研究会 PE−91−115
1991年 10月)に示された従来の配電系統ネット
ワークのモデルを示す説明図である。この配電系統ネッ
トワークのモデルでは、変電所、変圧器、負荷がノード
として、各ノード間のフィーダや送電線などかブランチ
としてそれぞれ表現されている。図において、5はソー
スノード、6は変圧器ノード、7は変電所ノード、8は
負荷ノードであり、9は新設フィーダ、10は既設フィ
ーダである。
【0005】なお、このような適用の対象となるネット
ワークに遺伝的アルゴリズムを実装する場合、適用され
る対象に合わせてソフトウェアを構築することが必要
で、前記複製、交叉、および突然変異の遺伝オペレータ
の実装を変更する場合にはソフトウェアを最初から作り
直していた。また、遺伝的アルゴリズムの適用対象のモ
デルを構築する場合、モデルが大規模になるとその構成
を全体として把握しにくくなり、大規模なモデルの構築
には困難を伴うものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の遺伝的アルゴリ
ズムは以上のように構成されているので、汎用性に乏し
く、それを対象となるネットワークに適用する際には、
対象のモデリングやモデル変更への対応に柔軟性を欠く
ため、ソフトウェアの作成効率が低く、また、ネットワ
ークの最適化にも困難を伴うなどの問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、請求項1に記載の発明は、再利
用性の高い汎用的な遺伝的アルゴリズムのモデルの構築
を可能として、ソフトウェア作成の効率化がはかれる遺
伝的アルゴリズム実装方法を得ることを目的とする。
【0008】また、請求項2〜5に記載の発明は、適用
対象であるネットワークの柔軟なモデリングが可能にな
るとともに、モデルの変更にも柔軟に対応できる遺伝的
アルゴリズム実装方法を得ることを目的とする。
【0009】また、請求項6〜10に記載の発明は、ネ
ットワークを容易に最適化できるネットワーク最適化方
法を得ることを目的とする。
【0010】また、請求項11に記載の発明は、遺伝的
アルゴリズムにおける初期解の生成の効率化が可能な遺
伝的アルゴリズム実装方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る遺伝的アルゴリズム実装方法は、オブジェクト指向
設計を採用することによって、遺伝的アルゴリズムのモ
デルを適用対象のデータを全く含まない遺伝子テンプレ
ートクラスと、それを含んだ遺伝子クラスを有する階層
構造として、それを適用対象のモデルと組み合わせたも
のである。
【0012】また、請求項2に記載の発明に係る遺伝的
アルゴリズム実装方法は、適用対象の配電系統ネットワ
ークの電源ノード、負荷ノード、送電線をノードクラス
またはブランチクラスとして表現し、配電系統ネットワ
ークをボトムアップに構築して階層的にモデル化したも
のである。
【0013】また、請求項3に記載の発明に係る遺伝的
アルゴリズム実装方法は、適用対象の配水管ネットワー
クの配水管、分岐点をブランチクラスまたはノードクラ
スとして表現し、配水管ネットワークをボトムアップに
構築して階層的にモデル化したものである。
【0014】また、請求項4に記載の発明に係る遺伝的
アルゴリズム実装方法は、適用対象の通信ネットワーク
の通信伝送路、通信網ノードをブランチクラスまたはノ
ードクラスとして表現し、通信ネットワークをボトムア
ップに構築して階層的にモデル化したものである。
【0015】また、請求項5に記載の発明に係る遺伝的
アルゴリズム実装方法は、適用対象の道路ネットワーク
の道路、交差点をブランチクラスまたはノードクラスと
して表現し、道路ネットワークをボトムアップに構築し
て階層的にモデル化したものである。
【0016】また、請求項6に記載の発明に係るネット
ワーク最適化方法は、請求項2に記載の方法で遺伝的ア
ルゴリズムを実装した配電系統ネットワークについて、
その各電源ノードの電源供給容量とそれに接続される負
荷ノードの容量に基づいて評価関数を定義し、それが最
大となるように負荷ノードの電源ノードへの割り当を行
うものである。
【0017】また、請求項7に記載の発明に係るネット
ワーク最適化方法は、請求項2に記載の方法で遺伝的ア
ルゴリズムを実装した配電系統ネットワークについて、
その各送電線の容量に基づいて評価関数を定義し、それ
が最小となるように配電系統ネットワークの系統切換を
行うものである。
【0018】また、請求項8に記載の発明に係るネット
ワーク最適化方法は、請求項3に記載の方法で遺伝的ア
ルゴリズムを実装した配水管ネットワークについて、そ
の各配水管の容量に基づいて評価関数を定義し、それが
最小となるように配水管の配置を行うものである。
【0019】また、請求項9に記載の発明に係るネット
ワーク最適化方法は、請求項4に記載の方法で遺伝的ア
ルゴリズムを実装した通信ネットワークについて、その
各通信伝送路の容量に基づいて評価関数を定義し、それ
が最小となるように通信伝送路の設置を行うものであ
る。
【0020】また、請求項10に記載の発明に係るネッ
トワーク最適化方法は、請求項5に記載の方法で遺伝的
アルゴリズムを実装した道路ネットワークについて、そ
の各道路の容量に基づいて評価関数を定義し、それが最
小となるように道路の配置を行うものである。
【0021】また、請求項11に記載の発明に係る遺伝
的アルゴリズム実装方法は、放射状に構成されたネット
ワーク中の基準となるノードからの距離が等しいノード
の中からランダムにノードを選択し、それをそのネット
ワークに追加してゆくことにより当該放射状ネットワー
クを検索するものである。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明における遺伝的アルゴリ
ズム実装方法は、遺伝的アルゴリズムのモデルをオブジ
ェクト指向設計を採用して実装することにより、適用対
象のデータを全く含まない遺伝子テンプレートクラス
と、それを含んだ遺伝子クラスを用いて、適用しようと
する対象に依存しない汎用性の高い遺伝的アルゴリズム
とし、ソフトウェアの生成を効率的なものとする。
【0023】また、請求項2に記載の発明における遺伝
的アルゴリズム実装方法は、構成要素である電源ノード
と負荷ノードをノードクラス、送電線をブランチクラス
として表現することにより、配電系統ネットワークをボ
トムアップに構築して階層的にモデル化する。
【0024】また、請求項3に記載の発明における遺伝
的アルゴリズム適用方法は、構成要素である配水管をブ
ランチクラス、分岐点をノードクラスとして表現するこ
とにより、配水管ネットワークをボトムアップに構築し
て階層的にモデル化する。
【0025】また、請求項4に記載の発明における遺伝
的アルゴリズム適用方法は、構成要素である通信伝送路
をブランチクラス、通信網ノードをノードクラスとして
表現することにより、通信ネットワークをボトムアップ
に構築して階層的にモデル化する。
【0026】また、請求項5に記載の発明における遺伝
的アルゴリズム適用方法は、構成要素である道路をブラ
ンチクラス、交差点をノードクラスとして表現すること
により、道路ネットワークをボトムアップに構築して階
層的にモデル化する。
【0027】また、請求項6に記載の発明におけるネッ
トワーク最適化方法は、各電源ノードの電源の供給容量
と、それに接続される負荷ノードの容量に基づいて定義
した評価関数が最大となるように、負荷ノードの電源ノ
ードへの割り当を行うことにより、請求項2に記載した
発明の方法を用いて遺伝的アルゴリズムを実装した配電
系統ネットワークの構成を最適化する。
【0028】また、請求項7に記載の発明におけるネッ
トワーク最適化方法は、各送電線の容量に基づいて定義
した評価関数が最小となるように、配電系統ネットワー
クの系統切換を行うことにより、請求項2に記載した発
明の方法で遺伝的アルゴリズムを適用した配電系統ネッ
トワークの系統切換を最適化する。
【0029】また、請求項8に記載の発明におけるネッ
トワーク最適化方法は、各配水管の容量に基づいて定義
した評価関数が最小となるように、配水管の配置を行う
ことにより、請求項3に記載した発明の方法で遺伝的ア
ルゴリズムを適用した配水管ネットワークの構成を最適
化する。
【0030】また、請求項9に記載の発明におけるネッ
トワーク最適化方法は、各通信伝送路の容量に基づいて
定義した評価関数が最小となるように、通信伝送路の設
置を行うことにより、請求項4に記載した発明の方法で
遺伝的アルゴリズムを適用した通信ネットワークの構成
を最適化する。
【0031】また、請求項10に記載の発明におけるネ
ットワーク最適化方法は、各道路の容量に基づいて定義
した評価関数が最小となるように道路の配置を行うこと
により、請求項5に記載した発明の方法で遺伝的アルゴ
リズムを適用した道路ネットワークの構成を最適化す
る。
【0032】また、請求項11に記載の発明における遺
伝的アルゴリズム実装方法は、放射状に構成されたネッ
トワーク中の基準となるノードからの距離が等しいノー
ドの中からランダムに選択したノードをそのネットワー
クに追加し、当該放射状ネットワークを検索することに
より、遺伝的アルゴリズムにおける初期解を効率的に生
成する。
【0033】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項1に記載の発明の一実施例による遺
伝的アルゴリズム実装方法を示す概念図である。図にお
いて、11は遺伝的アルゴリズムのモデルであり、12
はこの遺伝的アルゴリズムが適用される適用対象のモデ
ルである。なお、この遺伝的アルゴリズムのモデル11
で適用対象のデータとして必要なものは遺伝子の遺伝子
型のみであり、適用対象のモデル12で必要なものは遺
伝子の表現型のみである。従って、それらを遺伝的アル
ゴリズムのモデル11と適用対象のモデル12の間のイ
ンタフェースとして分離して構築する。
【0034】また、図2は遺伝的アルゴリズムのクラス
階層を示す概念図である。図において、13は当該遺伝
的アルゴリズムの最下位にある遺伝子テンプレートクラ
スであり、14はこの遺伝子テンプレートクラス13を
継承したサブクラスとしての遺伝子クラスである。15
はこの遺伝子クラス14の上位にあって遺伝子クラス1
4をメンバにもつ個体群クラスであり、16はこの個体
群クラス15の上位にあって、個体群クラス15をメン
バにもつアプリケーションクラスである。
【0035】次に動作について説明する。なお、遺伝子
テンプレートクラス13には適用対象の情報は全く含ま
れておらず、遺伝オペレータも宣言のみで実装されては
いない。遺伝子クラス14は適用対象の情報を含み、遺
伝オペレータもここで実装される。従って、遺伝子クラ
ス14より上の階層のクラスから見ると、メンバや遺伝
オペレータなどのメンバ関数は、適用対象のデータの影
響を受けることはない。例えば、遺伝オペレータの1つ
である「複製」を示すメンバ関数を“reproduce ”とす
ると、遺伝子テンプレートクラス13で“reproduce ”
は空の関数であり、遺伝子クラス14で実際の内容が記
述される。遺伝子クラス14より上のクラスでは、「複
製」を示す関数を“reproduce ”と記述しておけば、適
用対象に関わらず遺伝的アルゴリズムのモデル11を変
更する必要はない。
【0036】このように、この実施例1による遺伝的ア
ルゴリズム実装方法では、遺伝子クラス14を抽象デー
タ型とし、適用対象の情報やそれに合わせた遺伝オペレ
ータの実装をそのサブクラスで行うことにより、適用対
象とのインタフェースをより少ないものとする。
【0037】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図3は請求項2に記載の発明の一実
施例による配電系統ネットワークのクラス階層を示す概
念図である。図において、17は電源ノードと負荷ノー
ドを表現するノードクラスであり、18はノード間を接
続する送電線などのブランチを表現するブランチクラス
である。19は複数のノードと複数のブランチで構成さ
れるネットワークの基底となるグラフクラスであり、2
0は系統全体を表現するネットワーククラス、21は電
源ノードの供給エリアを表現するツリークラスである。
このように、配電系統ネットワークのモデルをノードク
ラス17、ブランチクラス18、グラフクラス19、ネ
ットワーククラス20、およびツリークラス21による
階層構造に構築することにより、大規模なモデリングが
容易なものとなり、また仕様変更にも柔軟に対応するこ
とが可能となる。
【0038】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
について説明する。図4は請求項3に記載の発明の一実
施例による配水管ネットワークのクラス階層を示す概念
図である。図において、22は配水管を表現するブラン
チクラスとしてのパイプクラス、23は分岐点を表現す
るノードクラスであり、24はこの配水管ネットワーク
の基底となるウォータグラフクラスである。このよう
に、配水管ネットワークのモデルをパイプクラス22、
ノードクラス23、およびウォータグラフクラス24に
よる階層構造に構築することにより、大規模なモデリン
グが容易なものとなり、また仕様変更にも柔軟に対応す
ることが可能となる。
【0039】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
について説明する。図5は請求項4に記載の発明の一実
施例による通信ネットワークのクラス階層を示す概念図
である。図において、25は通信伝送路を表現するブラ
ンチクラスとしてのラインクラス、26は通信網ノード
を表現するノードクラスであり、27はこの通信ネット
ワークの基底となる通信グラフクラスである。このよう
に、配水管ネットワークのモデルをラインクラス25、
ノードクラス26、および通信グラフクラス27による
階層構造に構築することにより、大規模なモデリングが
容易なものとなり、また仕様変更にも柔軟に対応するこ
とが可能となる。
【0040】実施例5.次に、この発明の実施例5を図
について説明する。図6は請求項5に記載の発明の一実
施例による道路ネットワークのクラス階層を示す概念図
である。図において、28は道路を表現するブランチク
ラスとしてのロードクラス、29は交差点を表現するノ
ードクラスとしてのインターセクションクラスであり、
30はこの道路ネットワークの基底となるロードグラフ
クラスである。このように、道路ネットワークのモデル
をロードクラス28、インターセクションクラス29、
およびロードグラフクラス30による階層構造に構築す
ることにより、大規模なモデリングが容易なものとな
り、また仕様変更にも柔軟に対応することが可能とな
る。
【0041】実施例6.次に、この発明の実施例6を図
について説明する。ここで、図7はこの実施例5および
以下に説明する実施例6〜10によるネットワーク適正
化方法を説明するための概念図である。図において、1
1は図1で説明した遺伝的アルゴリズムのモデルであ
り、31はその遺伝的アルゴリズムの適用対象を配電系
統ネットワークとした場合の適用対象のモデル12とし
ての配電系統ネットワークモデルである。32は同じく
適用対象を配水管ネットワークとした場合の配水管ネッ
トワークモデルであり、33は適用対象を通信ネットワ
ークとした場合の通信ネットワークモデル、34は適用
対象を道路ネットワークとした場合の道路ネットワーク
モデルである。また、35は配電系統ネットワークモデ
ル31による配電系統ネットワークの構成を最適化する
配電系統負荷配分最適化部であり、36はその配電系統
ネットワークの系統の切換を最適化する配電系統系統切
換最適化部である。37は配水管ネットワークモデル3
2による配水管ネットワークの構成を最適化する配水管
ネットワーク構成最適化部であり、38は通信ネットワ
ークモデル33による通信ネットワークの構成を最適化
する通信ネットワーク構成最適化部、39は道路ネット
ワークモデル34による道路ネットワークの構成を最適
化する道路ネットワーク構成最適化部である。
【0042】図7に示すように、あらかじめ汎用性のあ
る遺伝的アルゴリズムのモデル11を作っておいて、配
電系統ネットワークなどの適用対象についてその遺伝的
アルゴリズムを適用する場合、その配電系統ネットワー
ク等の適用対象のモデル31〜34を遺伝的アルゴリズ
ムのモデル11とは独立に作り、それら2つのモデル
を、モデル11と31、11と32、11と33、ある
いは11と34のように組み合わせると、その対象およ
び目的に応じた最適化のためのソフトウェアが完成す
る。
【0043】図8は請求項6に記載の発明の一実施例を
説明するための、遺伝的アルゴリズムのモデル11と配
電系統ネットワークモデル31との間のインタフェース
を示す概念図である。図において、40は遺伝子を表す
抽象クラスで、それ自身はインタフェースを持たないゲ
ン(Gene)クラスであり、41は配電系統ネットワーク
モデル31のクラス(例えば#1〜#nツリークラス2
1)がメンバとして実装されるクローム(Chrom )クラ
スである。ゲンクラス40は適用対象である配電系統ネ
ットワークについてのデータは全く持ち合わせておら
ず、配電系統ネットワークモデル31の#1〜#nツリ
ークラス21が、後述するようにクロームクラス41の
メンバとして実装される。これによって遺伝オペレータ
中で適用対象モデルである配電系統ネットワークモデル
31に対してアクセスすることが可能となる。また、ゲ
ンクラス40は交叉などの遺伝オペレータをメンバ関数
とするが、ここでは空の関数として定義され、実際の実
装はクロームクラス41で行われる。
【0044】次に、この発明における遺伝的アルゴリズ
ムの実装方法を図9のフローチャートにしたがって説明
する。まず、ステップST1にて遺伝的アルゴリズムの
モデル11における遺伝子クラス14のプロトタイプの
実装を行う。その後、ステップST2で配電系統ネット
ワーク等の適用対象のモデル12を作成し、次にステッ
プST3において、その情報を考慮した遺伝子クラス1
4の実装を行って処理を終了する。
【0045】以下、図7に示した配電系統負荷配分適正
化部35による、配電系統ネットワークの構成を適正化
する方法について説明する。なお、ここでは、配電系統
ネットワークの各負荷ノードを、電源ノードの容量を越
えないように電源ノードに割り当てる場合について説明
する。配電系統負荷配分適正化部35では最適化のため
の評価関数Fを次の(1)式のように定義する。
【0046】
【数1】
【0047】なお、上記(1)式中のi,j,Pi ,L
ijはそれぞれ次のものを示す。 i :電源ノードの番号(1≦i≦pmax ) j :負荷ノードの番号(1≦j≦lmax ) Pi :番号iの電源ノードの容量 Lij:番号iの電源ノードに接続する番号jの負荷ノー
ドの容量
【0048】また、上記(1)式内の関数fは次の
(2)式で与えられる。
【0049】
【数2】
【0050】ここで、この評価関数Fは、各電源ノード
について、供給余裕が大きい方か望ましいことを示して
いる。配電系統負荷分配適正化部35はこの評価関数F
が最大となるように負荷ノードの電源ノードへの割り当
を行うことにより、配電系統ネットワークの構成を最適
化する。
【0051】実施例7.次に、この発明の実施例7につ
いて説明する。この実施例7は請求項7に記載した発明
の一実施例であり、遺伝的アルゴリズムのモデル11と
配電系統ネットワークモデル31との間のインタフェー
スは、実施例6の場合と同様に図8に示すように実装さ
れる。
【0052】以下、図7に示した配電系統系統切換適正
化部36による、配電系統ネットワークの系統切換を適
正化する方法について説明する。なお、ここでは、電源
ノードと負荷ノードが与えられた時に、送電線の最大容
量が最小となるように系統の切換を行う場合について説
明する。配電系統系統切換適正化部36では最適化のた
めの評価関数Fを次の(3)式のように定義する。
【0053】
【数3】
【0054】なお、上記(3)式中のiとCPi はそれ
ぞれ次のものを示す。 i :送電線の番号 CPi :番号iの送電線の容量
【0055】配電系統系統切換適正化部36はこの評価
関数Fが最小となるように配電系統ネットワークの系統
切換を行うことにより、配電系統ネットワークの系統切
換を最適化する。
【0056】実施例8.次に、この発明の実施例8を図
について説明する。図10は請求項8に記載の発明の一
実施例による、遺伝的アルゴリズムのモデル11と配水
管ネットワークモデル32との間のインタフェースを示
す概念図である。この場合、遺伝的アルゴリズムのモデ
ル11のクロームクラス41には、配水管ネットワーク
モデル32のウォータグラフクラス24がメンバとして
実装される。
【0057】以下、図7に示した配水管ネットワーク適
正化部37による、配水管ネットワークの構成を適正化
する方法について説明する。なお、ここでは、水の供給
箇所と消費箇所が与えられた時に、配水管の最大容量が
最小となるように配水管の配置を行う場合について説明
する。配水管ネットワーク適正化部37では、最適化の
ための評価関数Fを次の(4)式のように定義する。
【0058】
【数4】
【0059】なお、上記(4)式中のiとCWi はそれ
ぞれ次のものを示す。 i :配水管の番号 CWi :番号iの配水管の容量
【0060】配水管ネットワーク適正化部37はこの評
価関数Fが最小となるように配水管の配置を行うことに
より、配水管ネットワークの構成を最適化する。
【0061】実施例9.次に、この発明の実施例9を図
について説明する。図11は請求項9に記載の発明の一
実施例による、遺伝的アルゴリズムのモデル11と通信
ネットワークモデル33との間のインタフェースを示す
概念図である。この場合、遺伝的アルゴリズムのモデル
11のクロームクラス41には、通信ネットワークモデ
ル33の通信グラフクラス27がメンバとして実装され
る。
【0062】以下、図7に示した通信ネットワーク適正
化部38による、通信ネットワークの構成を適正化する
方法について説明する。なお、ここでは、信号の発信箇
所と中継箇所が与えられた時に、通信伝送路の最大容量
が最小となるように通信伝送路の設置を行う場合につい
て説明する。通信ネットワーク適正化部38では、最適
化のための評価関数Fを次の(5)式のように定義す
る。
【0063】
【数5】
【0064】なお、上記(5)式中のiとCCi はそれ
ぞれ次のものを示す。 i :通信伝送路の番号 CCi :番号iの通信伝送路の容量
【0065】通信ネットワーク適正化部38はこの評価
関数Fが最小となるように通信伝送路の設定を行うこと
により、通信ネットワークの構成を最適化する。
【0066】実施例10.次に、この発明の実施例10
を図について説明する。図12は請求項10に記載の発
明の一実施例による、遺伝的アルゴリズムのモデル11
と道路ネットワークモデル34の間のインタフェースを
示す概念図である。この場合、遺伝的アルゴリズムのモ
デル11のクロームクラス41には、道路ネットワーク
モデル34のロードグラフクラス30がメンバとして実
装される。
【0067】以下、図7に示した道路ネットワーク適正
化部39による、道路ネットワークの構成を適正化する
方法について説明する。なお、ここでは、道路の交差点
が与えられた時に、道路の最大容量が最小となるように
道路の配置を行う場合について説明する。道路ネットワ
ーク適正化部39では、最適化のための評価関数Fを次
の(6)式のように定義する。
【0068】
【数6】
【0069】なお、上記(6)式中のiとCRi はそれ
ぞれ次のものを示す。 i :道路の番号 CRi :番号iの道路の容量
【0070】道路ネットワーク適正化部39はこの評価
関数Fが最小となるように道路の配置を行うことによ
り、道路ネットワークの構成を最適化する。
【0071】実施例11.次に、この発明の実施例11
を図について説明する。図13は請求項11に記載した
発明の一実施例における放射状ネットワークの検索過程
を示す概念図である。図において、42は放射状ネット
ワーク中の基準となるノードであり、43はこのノード
42から等距離にあるノードである。まず、放射状ネッ
トワーク枝のノードを1つ取り上げてそれを基準となる
ノード42とする。次に、この基準となるノード42か
らの距離が等しいノード43のうち、まだネットワーク
に含まれていないノードを考える。そのようなノード4
3が、例えば図13に示すように3つあるとすると、そ
の3つのノード43の中から1つ、2つ、3つのノード
43をランダムに選択した場合を想定する。1つのノー
ドを選択する場合を取り上げると、3つあるノード43
の中から1つを選択する選び方には3通りあるので、そ
れぞれの場合について、選択したノード43その放射状
ネットワークに加える。このような過程を繰り返すこと
によって、当該放射状ネットワークを検索を行う。
【0072】また、図14はこの実施例11における放
射状ネットワークの生成方法を示す概念図である。図に
おいて、44はソースノードであり、45はこのソース
ノード44に隣接したノード、46,47,48はこの
ノード45に隣接したノードである。ソースノード44
から放射状ネットワークを構成する場合には、まずソー
スノード44に隣接したノード45をネットワークに付
け加える。次に、このノード45に隣接しているノード
はノード46,47および48の3つであるから、この
3つのノード46〜48の中から任意の個数、任意のノ
ードをランダムに選択する。例えば、ノード46とノー
ド47の2つを選んで、それをネットワークに付け加え
る。以下、これらノード46,47に隣接するノードに
ついて同様の過程で順次、ノードを加えてゆくことで放
射状ネットワークをランダムに生成する。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、オブジェクト指向設計を用いて、遺伝的アルゴ
リズムのモデルを適用対象のデータを全く含まない遺伝
子テンプレートクラスと、それを含んだ遺伝子クラスを
有する汎用モデルとし、その遺伝的アルゴリズムのモデ
ルを、適用対象のモデルと組み合わせるように構成した
ので、適用しようとする対象に依存せずに汎用的に遺伝
的アルゴリズムを適用することが可能となり、遺伝的ア
ルゴリズムのモデルと適用対象のモデルの間のインタフ
ェースも少なくすることとができて、ソフトウェアを効
率的に生成できる効果がある。
【0074】また、請求項2に記載の発明によれば、配
電系統ネットワークの構成要素である電源ノードと負荷
ノードをノードクラス、送電線をブランチクラスとして
表現し、ネットワークをボトムアップに構築して階層的
にモデル化するように構成したので、配電系統ネットワ
ークの柔軟なモデリングが可能となって、モデルの変更
にも柔軟に対応することができ、さらに大規模なモデリ
ングも容易となる効果がある。
【0075】また、請求項3に記載の発明によれば、配
水管ネットワークの構成要素である配水管をブランチク
ラス、分岐点をノードクラスとして表現し、ネットワー
クをボトムアップに構築して階層的にモデル化するよう
に構成したので、配水管ネットワークの柔軟なモデリン
グが可能となって、モデルの変更にも柔軟に対応するこ
とができ、さらに大規模なモデリングも容易となる効果
がある。
【0076】また、請求項4に記載の発明によれば、通
信ネットワークの構成要素である通信伝送路をブランチ
クラス、通信網ノードをノードクラスとして表現し、ネ
ットワークをボトムアップに構築して階層的にモデル化
するように構成したので、通信ネットワークの柔軟なモ
デリングが可能となって、モデルの変更にも柔軟に対応
することができ、さらに大規模なモデリングも容易とな
る効果がある。
【0077】また、請求項5に記載の発明によれば、道
路ネットワークの構成要素である道路をブランチクラ
ス、交差点をノードクラスとして表現し、ネットワーク
をボトムアップに構築して階層的にモデル化するように
構成したので、道路ネットワークの柔軟なモデリングが
可能となって、モデルの変更にも柔軟に対応することが
でき、さらに大規模なモデリングも容易となる効果があ
る。
【0078】また、請求項6に記載の発明によれば、各
電源ノードの電源の供給容量と、それに接続される負荷
ノードの容量に基づいて評価関数を定義し、それが最大
となるように負荷ノードの電源ノードへの割り当てを行
うように構成したので、請求項2に記載した発明の方法
で遺伝的アルゴリズムを実装した配電系統ネットワーク
の構成を最適化することができる効果がある。
【0079】また、請求項7に記載の発明によれば、各
送電線の容量に基づいて評価関数を定義し、それが最小
となるように配電系統ネットワークの系統切換を行うよ
うに構成したので、請求項2に記載した発明の方法で遺
伝的アルゴリズムを適用した配電系統ネットワークの系
統切換を最適化することができる効果がある。
【0080】また、請求項8に記載の発明によれば、各
配水管の容量に基づいて評価関数を定義し、それが最小
となるように配水管の配置を行うように構成したので、
請求項3に記載した発明の方法で遺伝的アルゴリズムを
適用した配水管ネットワークの構成を最適化することが
できる効果がある。
【0081】また、請求項9に記載の発明によれば、各
通信伝送路の容量に基づいて評価関数を定義し、それが
最小となするように通信伝送路の設置を行うように構成
したので、請求項4に記載した発明の方法で遺伝的アル
ゴリズムを適用した通信ネットワークの構成を最適化す
ることができる効果がある。
【0082】また、請求項10に記載の発明におけよれ
ば、各道路の容量に基づいて評価関数を定義し、それが
最小となるように道路の配置を行うように構成したの
で、請求項5に記載した発明の方法で遺伝的アルゴリズ
ムを適用した道路ネットワークの構成を最適化すること
ができる効果がある。
【0083】また、請求項11に記載の発明によれば、
放射状に構成されたネットワーク中の基準となるノード
から同一距離のノードの中からランダムに選択したノー
ドをそのネットワークに追加するように構成したので、
放射状ネットワークの検索が可能となって、遺伝的アル
ゴリズムにおける初期解を効率的に生成することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による遺伝的アルゴリズム
実装方法を示す概念図である。
【図2】上記実施例における遺伝的アルゴリズムのクラ
ス階層を示す概念図である。
【図3】この発明の実施例2による遺伝的アルゴリズム
実装方法を示す概念図である。
【図4】この発明の実施例3による遺伝的アルゴリズム
実装方法を示す概念図である。
【図5】この発明の実施例4による遺伝的アルゴリズム
実装方法を示す概念図である。
【図6】この発明の実施例5による遺伝的アルゴリズム
実装方法を示す概念図である。
【図7】この発明の実施例6〜10によるネットワーク
最適化方法を説明するための概念図である。
【図8】上記実施例6および7における遺伝的アルゴリ
ズムのモデルと適用対象のモデルの間のインタフェース
を示す概念図である。
【図9】上記実施例6〜10における遺伝的アルゴリズ
ムの適用方法を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施例8による遺伝的アルゴリズ
ムのモデルと適用対象のモデルの間のインタフェースを
示す概念図である。
【図11】この発明の実施例9による遺伝的アルゴリズ
ムのモデルと適用対象のモデルの間のインタフェースを
示す概念図である。
【図12】この発明の実施例10による遺伝的アルゴリ
ズムのモデルと適用対象のモデルの間のインタフェース
を示す概念図である。
【図13】この発明の実施例11における放射状ネット
ワークの検索方法を示す概念図である。
【図14】上記実施例における放射状ネットワークの構
成方法を示す概念図である。
【図15】従来の遺伝的アルゴリズムの枠組みを示す概
念図である。
【図16】従来の配電系統ネットワークの一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
11 遺伝的アルゴリズムのモデル 12 適用対象のモデル 13 遺伝子テンプレートクラス 14 遺伝子クラス 17 ノードクラス 18 ブランチクラス 22 ブランチクラス(パイプクラス) 23 ノードクラス 25 ブランチクラス(ラインクラス) 26 ノードクラス 28 ブランチクラス(ロードクラス) 29 ノードクラス(インターセクションクラス) 31 配電系統ネットワークモデル 32 配水管ネットワークモデル 33 通信ネットワークモデル 34 道路ネットワークモデル 42,43,45〜48 ノード 44 ソースノード

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象を最適化する方法である遺伝的アル
    ゴリズムを実装する遺伝的アルゴリズム実装方法におい
    て、オブジェクト指向設計を採用して、前記遺伝的アル
    ゴリズムのモデルを、適用しようとする前記対象のデー
    タを全く含まない遺伝子テンプレートクラスと、適用し
    ようとする前記対象のデータを含んだサブクラスである
    遺伝子クラスを有する階層的なモデルとし、当該遺伝的
    アルゴリズムを適用しようとする前記対象のモデルと組
    み合わせることを特徴とする遺伝的アルゴリズム実装方
    法。
  2. 【請求項2】 適用しようとする前記対象を配電系統ネ
    ットワークとし、前記配電系統ネットワークの構成要素
    である電源ノードおよび負荷ノードをノードクラス、各
    ノード間の送電線をブランチクラスとして表現し、ネッ
    トワークをボトムアップに構築して、前記配電系統ネッ
    トワークを階層的にモデル化したことを特徴とする、請
    求項1に記載の遺伝的アルゴリズム実装方法。
  3. 【請求項3】 適用しようとする前記対象を配水管ネッ
    トワークとし、前記配水管ネットワークの構成要素であ
    る配水管をブランチクラス、分岐点をノードクラスとし
    て表現し、ネットワークをボトムアップに構築して、前
    記配水管ネットワークを階層的にモデル化したことを特
    徴とする、請求項1に記載の遺伝的アルゴリズム実装方
    法。
  4. 【請求項4】 適用しようとする前記対象を通信ネット
    ワークとし、前記通信ネットワークの構成要素である通
    信伝送路をブランチクラス、通信網ノードをノードクラ
    スとして表現し、ネットワークをボトムアップに構築し
    て、前記通信ネットワークを階層的にモデル化したこと
    を特徴とする、請求項1に記載の遺伝的アルゴリズム実
    装方法。
  5. 【請求項5】 適用しようとする前記対象を道路ネット
    ワークとし、前記道路ネットワークの構成要素である道
    路をブランチクラス、交差点をノードクラスとして表現
    し、ネットワークをボトムアップに構築して、前記道路
    ネットワークを階層的にモデル化したことを特徴とす
    る、請求項1に記載の遺伝的アルゴリズム実装方法。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載した発明の方法を用いて
    遺伝的アルゴリズムを実装した配電系統ネットワークの
    構成を最適化するネットワーク最適化方法において、前
    記配電系統ネットワークモデルの各電源ノードの電源の
    供給容量と、それに接続される負荷ノードの容量に基づ
    いて定義された評価関数を最大とするように、前記負荷
    ノードの前記電源ノードへの割り当を行うことを特徴と
    するネットワーク最適化方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載した発明の方法を用いて
    遺伝的アルゴリズムを実装した配電系統ネットワークの
    系統切換を最適化するネットワーク最適化方法におい
    て、前記配電系統ネットワークモデルの各送電線の容量
    に基づいて定義された評価関数を最小とするように、前
    記配電系統ネットワークの系統切換を行うことを特徴と
    するネットワーク最適化方法。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載した発明の方法を用いて
    遺伝的アルゴリズムを実装した配水管ネットワークの構
    成を最適化するネットワーク最適化方法において、前記
    配水管ネットワークモデルの各配水管の容量に基づいて
    定義された評価関数を最小とするように、前記配水管の
    配置を行うことを特徴とするネットワーク最適化方法。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載した発明の方法を用いて
    遺伝的アルゴリズムを実装した通信ネットワークの構成
    を最適化するネットワーク最適化方法において、前記通
    信ネットワークモデルの各通信伝送路の容量に基づいて
    定義した評価関数を最小とするように、前記通信伝送路
    の設置を行うことを特徴とするネットワーク最適化方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載した発明の方法を用い
    て遺伝的アルゴリズムを実装した道路ネットワークの構
    成を最適化するネットワーク最適化方法において、前記
    道路ネットワークモデルの各道路の容量に基づいて定義
    した評価関数を最小とするように、前記道路の配置を行
    うことを特徴とするネットワーク最適化方法。
  11. 【請求項11】 放射状に構成されたネットワークを検
    索して遺伝的アルゴリズムを適用する遺伝的アルゴリズ
    ム実装方法において、前記放射状のネットワーク中の基
    準となるノードからの距離が等しいノードの中より選択
    したノードを、前記放射状のネットワークに追加するこ
    とによって当該放射状のネットワークを検索することを
    特徴とする遺伝的アルゴリズム実装方法。
JP5192564A 1993-08-03 1993-08-03 遺伝的アルゴリズム実装方法、およびそれを用いたネットワーク最適化方法 Pending JPH0744519A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109916A1 (ja) * 2003-06-06 2004-12-16 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology デジタルシステム、デジタルシステムのクロック信号調整方法および、その調整方法で実行する処理プログラムを記録した記録媒体
JP2010034792A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Keio Gijuku ネットワークの電源制御方法及びネットワークの電源制御装置

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