JPH0744189U - コントロール部材の置き忘れ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ユニックのリモコン等の置き忘れを防止する
ための置き忘れ防止装置に係わり、車両のサイドブレー
キと連動させて置き忘れ時に警報を発して、コントロー
ル部材の置き忘れを防止する装置を提供する。 【構成】 箱体２の底部に板部材３を形成し、コントロ
ール部材検知手段４が、板部材３に載置されたコントロ
ール部材１００を検知し、サイドブレーキ検知手段が、
車両のサイドブレーキの動作状況を検知する様になって
おり、警報手段が、コントロール部材検出手段４とサイ
ドブレーキ検知手段の検地信号に基づき、箱体２の板部
材３上にコントロール部材１００が置き忘れられている
ことを告知する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ユニックのリモコン等の置き忘れを防止するための置き忘れ防止装 置に係わり、特に、車両のサイドブレーキと連動させて置き忘れ時に警報を発す る様に構成されたコントロール部材の置き忘れ防止装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

建設工事では車両にユニックを載せて行き、現場でユニックを操作させること が頻繁に行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、ユニックをコントロールするためのリモコン部材を現場に置き 忘れるという事故が絶えず、特に、リモコン部材を紛失するとリモコン部材を新 規に発注する必要があるだけでなく、ユニックのコンピュータ装置本体をも交換 しなければならず、その出費は膨大なものとなる。

【０００４】 従ってユニックのリモコン部材等を現場に置き忘れた場合に、現場の作業員に 警告し、車両の出発を中止させることのできるコントロール部材の置き忘れ防止 装置の出現が強く望まれていた。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題に鑑み案出されたもので、箱体と、この箱体の底部に形成さ れた板部材と、この板部材に載置されたコントロール部材を検知するためのコン トロール部材検知手段と、車両のサイドブレーキの動作状況を検知するためのサ イドブレーキ検知手段と、前記コントロール部材検出手段とサイドブレーキ検知 手段の検地信号に基づき、前記箱体の板部材上に該コントロール部材が置き忘れ られていることを告知するための警報手段とから構成されている。

【０００６】 また本考案は、コントロール部材を収納するための箱体と、この箱体の底部に 形成された板部材と、この板部材の下部に形成された弾性部材と、該板部材上に 載置されたコントロール部材により、前記板部材が沈下することを検知するため のコントロール部材検知手段と、車両のサイドブレーキの動作状況を検知するた めのサイドブレーキ検知手段と、前記コントロール部材検出手段とサイドブレー キ検知手段の検地信号に基づき、前記箱体の板部材上に該コントロール部材が置 き忘れられていることを告知するための警報手段とから構成されている。

【０００７】

【作用】

以上の様に構成された本考案は、箱体の底部に板部材を形成し、コントロール 部材検知手段が、板部材に載置されたコントロール部材を検知し、サイドブレー キ検知手段が、車両のサイドブレーキの動作状況を検知する様になっており、警 報手段が、コントロール部材検出手段とサイドブレーキ検知手段の検地信号に基 づき、箱体の板部材上にコントロール部材が置き忘れられていることを告知する 様になっている。

【０００８】 また本考案は、板部材の下部に弾性部材に形成し、コントロール部材検知手段 が、板部材上に載置されたコントロール部材により、板部材が沈下することを検 知する様に構成することもできる。

【０００９】

【実施例】

本考案のコントロール部材の置き忘れ防止装置の実施例を図面に基づいて説明 する。

【００１０】 図１及び図２に示す様に、本実施例のユニックのリモコン置き忘れ防止装置１ は、箱体２と、この箱体２の底部に形成された板部材３と、コントロール部材検 知手段４と、サイドブレーキ検知手段５と、警報手段６と、バッテリー７とから 構成されている。ユニックのリモコン置き忘れ防止装置１は、コントロール部材 の置き忘れ防止装置に該当するもので、ユニックのリモコン１００に限定される ことなく、他の何れのコントロール部材にも適用することができる。本実施例で は、リモコン１００がコントロール部材に該当する。

【００１１】 箱体２は、ユニックのリモコン１００を収納するためのものであり、本実施例 では木製で形成されている。木製に限らず、金属やプラスチック等の高分子材料 から構成することも可能である。板部材３は箱体２の底部に形成されており、上 下動可能に載置されている。板部材３は箱体２と同様に木製で構成されているが 、木製に限らず、金属やプラスチック等の高分子材料を採用することもできる。

【００１２】 コントロール部材検知手段４は、バネ部材４１、４１・・・と、スイッチ部材 ４２とから構成されている。バネ部材４１は弾性部材に該当するもので、箱体２ と板部材３の間に挿入されるものであり、板部材３上にユニックのリモコン１０ ０を載置すれば、リモコン１００の自重により板部材３が沈下する様になってい る。即ちリモコン１００の自重により、バネ部材４１は、弾性復元力に抗して縮 み、リモコン１００が板部材３から撤去されると、弾性復元力により板部材３が 上昇する様になっている。図２（ｂ）に示す様にスイッチ部材４２は、バネ部材 ４１による上方への附勢力により、リモコン１００が板部材３から撤去された状 態で導通する様に構成されており、板部材３にリモコン１００を載置すれば、ス イッチが切れる様に構成されている。

【００１３】 なおコントロール部材検知手段４は上記構成のものに限ることなく、板部材３ 上にリモコン１００が載置されているか否かを検出することができる手段であれ ば何れの手段を採用することができる。

【００１４】 サイドブレーキ検知手段５は、車両のサイドブレーキが引かれているか否かを 検知するためのもので、本実施例では、サイドブレーキにより押圧されるスイッ チ手段から構成されている。即ちサイドブレーキを引いた状態では、導通が解除 され、サイドブレーキを戻した状態で導通されるスイッチ手段が採用されている 。なおサイドブレーキ検知手段５は、サイドブレーキを戻した状態を検出するこ とができるものであれば、何れの検知手段を採用することができる。

【００１５】 警報手段６は、箱体２の板部材３上にリモコン１００が置き忘れられているこ とを告知するためのものであり、本実施例ではブザーが採用されている。バッテ リー７は、警報手段６の電源となるものであり、ブザーを鳴らすエネルギー源と なっている。

【００１６】 以上の様に構成された本実施例は図１に示す様に、コントロール部材検知手段 ４とサイドブレーキ検知手段５と警報手段６とバッテリー７とを直列に接続する 。

【００１７】 トラック等の車両で工事現場に到着した後、箱体２を車両の何れかの場所か、 車両の外に配置し、箱体２にリモコン１００を収納する。ユニックを使用する場 合にはサイドブレーキを引くため、箱体２の板部材３上にリモコン１００が存在 するか否かに係わらず、回路が閉じず警報手段６は鳴らない。なぜならばサイド ブレーキが引かれると、サイドブレーキ検知手段５により回路が閉じないからで ある。

【００１８】 現場作業終了後、箱体２内にリモコン１００を戻せば、コントロール部材検知 手段４が導通を解除し、サイドブレーキを引いても回路が閉じず警報手段６は鳴 らない。ところが現場作業終了後、現場にリモコン１００を置き忘れ、箱体２内 にリモコン１００を戻さない場合には、コントロール部材検知手段４が導通する と共に、サイドブレーキ検知手段５も閉じるので、回路が閉じて警報手段６が鳴 る様になる。即ち箱体２内にリモコン１００を戻さない場合には、コントロール 部材検知手段４が導通しているので、サイドブレーキを引いた瞬間、サイドブレ ーキ検知手段５も導通するので、回路が閉じ、現場にリモコン１００を置き忘れ たことを告知する警報が発せられるものである。

【００１９】 なおバッテリー７は車両の電源を使用することも可能である。そして、箱体２ 内のコントロール部材検知手段４に接続されたコードに接続プラグが取付け、車 両部分の回路と分離可能に構成し、現場でプラグを取り付ける様に構成すること もできる。この場合には、現場で箱体２を車両から離して載置する場合に有効で ある。

【００２０】

【効果】

以上の様に構成された本考案は、箱体と、この箱体の底部に形成された板部材 と、この板部材に載置されたコントロール部材を検知するためのコントロール部 材検知手段と、車両のサイドブレーキの動作状況を検知するためのサイドブレー キ検知手段と、前記コントロール部材検出手段とサイドブレーキ検知手段の検地 信号に基づき、前記箱体の板部材上に該コントロール部材が置き忘れられている ことを告知するための警報手段とから構成されているので、ユニックのリモコン 等のコントロール部材を現場に置き忘れた場合でも、警報手段より警報が発せら れ、車両の出発を中止させることができるという効果がある。特にサイドブレー キ検知手段によりサイドブレーキと連動して警報が発せられるので、車両発車時 のみ警報装置が駆動され、作業時には警報装置が働かず、極めて信頼性の高い警 報を行うことができるという卓越した効果がある。

【００２１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電気回路を説明する図である。

【図２】本実施例の構成を説明する斜視図である。

【符号の説明】

１ ユニックのリモコン置き忘れ防止装置 ２ 箱体 ３ 板部材 ４ コントロール部材検知手段 ５ サイドブレーキ検知手段 ６ 警報手段 ７ バッテリー

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【手続補正書】

【提出日】平成７年３月２６日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電気回路を説明する図である。

【図２（ａ）】本実施例の構成を説明する斜視図であ
る。

【図２（ｂ）】本実施例の構成を説明する斜視図であ
る。

【符号の説明】 １ ユニックのリモコン置き忘れ防止装置 ２ 箱体 ３ 板部材 ４ コントロール部材検知手段 ５ サイドブレーキ検知手段 ６ 警報手段 ７ バッテリー

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２（ａ）】

【図２（ｂ）】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 箱体と、この箱体の底部に形成された板
   部材と、この板部材に載置されたコントロール部材を検
   知するためのコントロール部材検知手段と、車両のサイ
   ドブレーキの動作状況を検知するためのサイドブレーキ
   検知手段と、前記コントロール部材検出手段とサイドブ
   レーキ検知手段の検地信号に基づき、前記箱体の板部材
   上に該コントロール部材が置き忘れられていることを告
   知するための警報手段とから構成されていることを特徴
   とするコントロール部材の置き忘れ防止装置。
2. 【請求項２】 コントロール部材を収納するための箱体
   と、この箱体の底部に形成された板部材と、この板部材
   の下部に形成された弾性部材と、該板部材上に載置され
   たコントロール部材により、前記板部材が沈下すること
   を検知するためのコントロール部材検知手段と、車両の
   サイドブレーキの動作状況を検知するためのサイドブレ
   ーキ検知手段と、前記コントロール部材検出手段とサイ
   ドブレーキ検知手段の検地信号に基づき、前記箱体の板
   部材上に該コントロール部材が置き忘れられていること
   を告知するための警報手段とから構成されていることを
   特徴とするコントロール部材の置き忘れ防止装置。