JPH0743529A - 光色可変装置及び色可変フィルタ - Google Patents

光色可変装置及び色可変フィルタ

Info

Publication number
JPH0743529A
JPH0743529A JP18637993A JP18637993A JPH0743529A JP H0743529 A JPH0743529 A JP H0743529A JP 18637993 A JP18637993 A JP 18637993A JP 18637993 A JP18637993 A JP 18637993A JP H0743529 A JPH0743529 A JP H0743529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
filter
projection
incident
dichroic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18637993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3349776B2 (ja
Inventor
Toshio Matsui
俊雄 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Original Assignee
Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kodak Digital Product Center Japan Ltd filed Critical Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Priority to JP18637993A priority Critical patent/JP3349776B2/ja
Publication of JPH0743529A publication Critical patent/JPH0743529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3349776B2 publication Critical patent/JP3349776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色の変化を連続的なものとし、多数の光色を
得ることにある。 【構成】 光可変装置は、互いに分光特性が異なる2種
のダイクロイックフィルタを重合させた重合フィルタ3
を有する。重合フィルタ3は、入射する光の入射角に対
応して透過させる光の波長域が変化する特性を有する。
この重合フィルタ3は、保持枠4内に保持され、係止軸
5によって、支持枠6の内側に回動自在に支持されてい
る。一方の係止軸5は支持枠6を貫通し、その端部に歯
車8を固定している。この歯車8をモータ7で回転させ
ることで、重合フィルタ3が係止軸5を中心に傾動す
る。光源1からの投射光の入射角度を変化させること
で、被照明面10に照射される透過光は、様々な光色に
変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光色を連続してしかも
無数に可変することができる光色可変装置、及び、この
構造を利用した色可変フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光色を変化させる手段として、
ダイクロイックフィルタの分光特性を利用し、特定波長
の光を透過あるいは反射させることにより光色を変化さ
せる装置が知られている。
【0003】例えば、特開平1−161393号には、
ダイクロイックフィルタを透過する光を発する光源と、
このダイクロイック面で反射する光を発する光源との2
つの光源を備え、各光源を選択的に発光させることによ
り異なる光色を得る装置が開示されている。
【0004】また、特開昭59−75284号には、透
明ガラスで構成した中空体の内面に分光特性の異なるダ
イクロイック膜を複数の区域毎に区分してコーティング
し、この中空体の内部に発光体を配置した装置が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前者の装置に
おける光色が変化する機構を詳述すると、例えば、フィ
ルタを透過する側の光源を緑色光とし、フィルタ面で反
射する側の光源を赤色光とする。一方、ダイクロイック
フィルタについては、緑色光に対しては透過性を示し、
赤色光に対しては反射性(不透過性)を示す性質とした
場合、緑色の光源のみを発光させたときには、フィルタ
を透過し緑色光が得られ、赤色の光源のみを発光させた
ときにはフィルタ面で反射された赤色光が得られる。そ
して、緑色と光源と赤色の光源を共に発光させたときは
緑色の光の透過光と赤色の反射光が干渉して黄色光が得
られる。
【0006】また、後者の装置では、中空体を回転する
ことにより光が透過するダイクロイック膜の分光特性に
対応した光色が得られる。
【0007】しかし、上記した各装置においても、光色
の色数は限定されたものであり、また、色の変化は非連
続的になるという欠点があった。
【0008】そこで、本発明は、このような課題を解決
すべくなされたものであり、その目的は、色の変化を連
続的なものとし、光色の色数を多数得ることができる光
色可変装置、及び色可変フィルタを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明にかかる
光色可変装置は、投射光を出射する発光手段と、この発
光手段から出射された投射光が入射する第1のダイクロ
イックフィルタと、第1のダイクロイックフィルタを透
過或いは反射した投射光が入射し、この入射した投射光
を透過或いは反射させることにより、この投射光を被照
明面に導く第2のダイクロイックフィルタと、第1及び
第2のダイクロイックフィルタのうち、少なくとも一方
のダイクロイックフィルタに入射する投射光の入射角度
を、相対的に変化させる変更手段とを備え、この投射光
のうち、特定の波長域の光のみを被照明面に投射する装
置として構成する。
【0010】また、これら第1及び第2のダイクロイッ
クフィルタのうち、いずれか一方は、長波長域の光を透
過し短波長域の光を反射するするロングパスフィルタで
構成し、他方は、長波長域の光を反射し短波長域の光を
透過するショートパスフィルタで構成し、これら第1及
び第2のダイクロイックフィルタにおいて、この投射光
をそれぞれ透過させて被照明面に導く構成としても良
い。
【0011】また、この第1及び第2のダイクロイック
フィルタは、互いに積層させて一体化した重合フィルタ
として構成したものであり、前述した変更手段は、この
重合フィルタの傾き角を変化させ、この重合フィルタに
入射する前記投射光の入射角度を変更する傾き角変更手
段として構成することもできる。
【0012】また、第1及び第2のダイクロイックフィ
ルタは、互いに積層させて一体化した重合フィルタとし
て構成したものであり、前述した変更手段は、この重合
フィルタに対する発光手段の配設位置を変化させ、この
重合フィルタに入射する前記投射光の入射角度を変更す
る投射方向変更手段として構成することもできる。
【0013】なお、変更手段は、第1及び第2のダイク
ロイックフィルタの相対する一辺同士を、互いに回動自
在に支持するヒンジ機構部を含んで構成しても良い。
【0014】さらに、これら第1及び第2のダイクロイ
ックフィルタにおいて、投射光をそれぞれ反射させる
か、或いは一方で透過させ他方で反射させることによ
り、この投射光を被照明面に導く構成とすることもで
き、いずれの組み合わせにおいても、投射光のうちの特
定の波長域の光のみを被照明面に投射できればよい。
【0015】従って、全く同一の分光反射特性を有する
2枚のダイクロイックフィルタを用いることも可能であ
り、この場合には、各ダイクロイックフィルタに入射す
る投射光の入射角度を、互いに相異させればよい。
【0016】また、本発明にかかるカメラのレンズ鏡筒
部に配設する色可変フィルタは、分光特性が互いに異な
る複数のダイクロイックフィルタを重合させた重合フィ
ルタと、この重合フィルタをレンズ鏡筒に保持する保持
部材と、この重合フィルタを保持部材に対して回動させ
る回動手段と、この回動手段と連動し、この重合フィル
タの回動角を表示する表示手段とを備えて構成する。
【0017】
【作用】本発明にかかる光色可変装置及び色可変フィル
タは、ともに、2種のダイクロイックフィルタを組み合
わせて使用し、このフィルタに入射する投射光(或いは
撮影光)の入射角を相対的に変更させて用いるものであ
る。
【0018】ダイクロイックフィルタは、そこに入射す
る光の入射角に対応して分光する光の波長域が変化する
特性を有しており、入射光の入射角に対応した分光特性
を示す。なお、この分光特性とは、分光透過特性及び分
光反射特性をいう。この特性を利用し、一方のダイクロ
イックフィルタにより分光された光と、他方のダイクロ
イックフィルタにより分光された光との各波長域を変化
させることで、このダイクロイックフィルタにおいて分
光された光は、様々な光色に変化することになる。な
お、投射光(或いは撮影光)の入射角度を連続的に変化
させることで、その光色も連続的に変化することとな
る。
【0019】
【実施例】
<実施例1>以下、本発明にかかる光色可変装置を添付
図面に基づいて説明する。
【0020】図1に、光色可変装置の構成を概略的に示
す。光色可変装置は、白色光を照射する光源1を有して
おり、この光源1から照射された光は、反射鏡2により
重合フィルタ3に向けて投射される。
【0021】この重合フィルタ3は、後述するように、
互いに分光特性が異なる2種のダイクロイックフィルタ
を重合させて構成している。また、この重合フィルタ3
は、保持枠4内に保持されており、この保持枠4は、そ
の両側部に突出する係止軸5によって、U字型の支持枠
6の内側に回動自在に支持されている。一方の係止軸5
は、支持枠6を貫通し、その端部には歯車8が固定され
ている。この歯車8には、ステッピングモータ7の回転
が伝達され、ステッピングモータ7の回転によって、重
合フィルタ3が係止軸5を中心として回動する機構とな
っている。また、このステッピングモータ7は、図示外
から指示される回転量に基づきドライバー9により駆動
制御される。なお、参照番号10は、重合フィルタ3を
透過した反射鏡2からの投射光が照射される被照明面で
ある。
【0022】図2及び図3に、重合フィルタ3の構造を
示す。重合フィルタ3は、ガラス基板NO (n=1.5
2)上に、低屈折率のSiO2 層NL (n=1.46)
と、高屈折率のTiO2 層NH (n=2.3)とを、交
互に積層して構成しており、図3(a)に示すA層と呼
ぶダイクロイックフィルタと、図3(b)に示すB層と
呼ぶダイクロイックフィルタを重ね合わせた構成となっ
ている。
【0023】このA層は、ガラス基板No上に膜厚1/
2dL のSiO2 層(1/2NL として示す)を積層
し、その上側に膜厚dH のTiO2 層(NH )と膜厚d
L のSiO2 層(NL )を、この順序で交互に各5層積
層し、さらにその上に膜厚1/2dL のSiO2 層(1
/2NL として表示する)を積層して構成している。
【0024】また、B層は、膜厚1/2dH のTiO2
層(1/2NH )の上側に、膜厚dL のSiO2 層(N
L )と膜厚dH のTiO2 層(NH )とを、この順序で
交互に各5層積層し、最上面に膜厚1/2dH のTiO
2 層(1/2NH )を積層して構成している。
【0025】なお、各層の膜厚dL 、dH は、それぞれ
λ/(4NL )、λ/(4NH )により決定され、本実
施例の装置ではA層についてはλ=500nmに、B層
についてはλ=700nmとしている。
【0026】図4に、重合フィルタ3の分光特性を示
す。重合フィルタ3は、そこに入射する光の入射角に対
応して、透過させる光の波長域が変化する特性を有して
おり、図4の各曲線は入射光の入射角に対応した分光特
性を示している。
【0027】例えば、本実施例に示される重合フィルタ
3においては、光源1から投射される投射光の入射角が
0°、すなわち、重合フィルタ3の入射面の法線と等し
い角度である場合には、図4の曲線に示すように、光
色が赤橙色である波長域の光が透過され、入射角が27
°の場合には、曲線に示すように、光色が黄色である
波長域の光が透過され、入射角が45°の場合には、曲
線に示すように、光色が緑色である波長域の光が透過
される特性となっている。、、、の曲線は、そ
れぞれ入射角が18°、24°、35°、38°の分光
特性を示している。なお、透過光の波長域は、入射角の
変化に伴って連続して変化するものである。
【0028】次に、以上のように構成する光色可変装置
の動作を説明する。
【0029】光源1から照射された白色光は、反射鏡2
により重合フィルタ3に向けて投射され、この重合フィ
ルタ3を透過した投射光が被照明面10を照明する。こ
の被照明面10を照明する投射光は、光源1から照射さ
れた白色光のうち、重合フィルタ3を透過した特定の波
長域の光であり、その波長域は重合フィルタ3に入射す
る投射光の入射角に対応して変化する。したがって、重
合フィルタ3に入射する投射光の入射角を変化させるこ
とにより被照明面10に投光される投射光の波長域が変
化し、被照明面10を照明する投射光の光色が変化する
ようになる。
【0030】図5に示す図表は、図4のグラフを基に、
重合フィルタ3に入射する投射光の入射角度と、その入
射角度に対応する分光特性を有する光が奏する光色とを
対応させたものである。
【0031】例えば、赤橙色の光色で被照明面10を照
明したい場合には、重合フィルタ3を回転させずに、投
射光の重合フィルタ3への入射角を0°とすれば、被照
明面10は赤橙色に照明される。黄色の光色で照明した
い場合には、重合フィルタ3に入射する投射光の入射角
が27°になるように、また緑色の光色で照明したい場
合には、重合フィルタ3に入射する投射光の入射角が4
5°になるように、モータ7を回転駆動して重合フィル
タ3の角度を調整する。
【0032】なお、モータ7の駆動制御は、入射角が0
°となる位置を初期位置として、モータ7の回転のステ
ップ数と重合フィルタ3の回転の角度とを対応させて行
うことが望ましい。
【0033】本実施例では重合フィルタ3の回転をモー
タ7によって行う例を示したが、係止軸5を、回転つま
み等で回動可能に構成し、手動で回転するようにしもよ
い。
【0034】以上述べたように、重合フィルタ3を回転
させて、投射光が重合フィルタ3への入射する入射角を
変化させることにより、無数の色彩の光色を得ることが
でき、しかも光色が変化するときのグラデーションの変
化が連続的な照明光を得ることができる。
【0035】なお、本装置を室内照明装置に用いた場合
には被照明面10は室内の壁面等が対応するものであ
る。
【0036】<実施例2>次に第2の実施例として、前
述した重合フィルタ3をカメラに用いた色可変フィルタ
を示す。
【0037】図6において、色可変フィルタは、四角形
の保持枠体41内に重合フィルタ3を保持して構成して
おり、この保持枠体41の4辺には、それぞれに、この
保持枠体41をカメラのレンズ鏡筒部46に固定するた
めのホルダ部42を設けている。
【0038】重合フィルタ3の両側には、それぞれ係止
軸43を固定しており、この係止軸43により、重合フ
ィルタ3を保持枠体41の内側に回動自在に支持してい
る。また、一方の係止軸43は、保持枠体41を貫通し
ており、その貫通先端部には、指標部44aを備えたツ
マミ44を固定している。したがって、このツマミ44
を回転することにより、重合フィルタ3が回動する構成
となっている。
【0039】係止軸43は、保持枠体41に支持される
部分がゴム材で被覆されており、回動された重合フィル
タ3をその位置に保持できる程度の摩擦力が作用するよ
うに構成されている。したがって、ツマミ44を操作し
て重合フィルタ3を所望の位置に回動させると、この重
合フィルタ3はその位置に保持される。
【0040】また、ツマミ44と保持枠体41の側面と
の間には、目盛り45を備えており、重合フィルタ3に
入射する撮影光の入射角を知ることができる。
【0041】以上のように構成する色可変フィルタをカ
メラに使用する際には、まず、ホルダ部42をカメラの
撮影レンズのレンズ鏡筒46の先端部に取り付け、重合
フィルタ3を透過した撮影光が撮影レンズ47に入射す
るようにする。そして、ツマミ44を操作して、重合フ
ィルタ3に入射する撮影光の入射角を変化させることに
より、撮影レンズ47には、目盛り45によって読み取
られる特定の波長域の光が撮影光として入射するもので
ある。
【0042】<実施例3>次に、本発明の第3の実施例
について、図7、図8に基づいて説明する。なお、実施
例1と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、説明
は省略する。
【0043】本実施例で示す光色可変装置は、実施例1
と同様に照明装置に用いた場合の例を示すものである
が、本装置によれば、照明位置によって照明光の色彩が
変化するものである。
【0044】参照番号21は、光源1から照射された光
を平行光束として重合フィルタ3に向けて投光するパラ
ボラ反射鏡(以下、反射鏡と記す)を示しており、この
反射鏡21は、光源1と共に、光源保持体22に固定し
ている。
【0045】光源保持体22は、その上下2箇所にはロ
ーラ23を備えており、このローラ23は、案内板24
に形成した案内溝24a内に回転可能に嵌合している。
また、ローラ23には、軸方向に突出するフランジ部2
3aを備えており(図8参照)、このフランジ部23a
が案内板24と軸方向に係合している。したがって、光
源保持体22は案内溝24aに導かれながら、案内板2
4の側面に沿って変位可能な状態に保持されている。
【0046】光源保持体22には、ギア部22aを形成
しており、このギア部22aはモータ7の回転が伝達さ
れる歯車8と噛合している。このため、光源保持体22
は、モータ7の駆動によって、ギア部22aと歯車7と
が噛合する範囲内で、案内溝24aに導かれながら案内
板24の側面に沿って上下に変位する機構となってい
る。
【0047】案内溝24a及びギア部22aは、光の投
射方向に配置している重合フィルタ3の中央部Mを曲率
中心とする円弧状に配設している。したがって上述した
光源保持体22の移動は、重合フィルタ3の中心部Mを
曲率中心とする円弧に沿ったものとなるため、反射鏡2
1から投光される投射光は常に重合フィルタ3の中心部
Mを透過して被投光面10を投射する構成となってい
る。
【0048】次に、このように構成する光色可変装置の
動作を説明する。
【0049】まず、光源1から照射された白色光は、反
射鏡21により平行光束となって重合フィルタ3に投射
される。この重合フィルタ3を透過した投射光は、被照
明面10を照明する。この際、光源保持体22が案内板
24に沿って変位するに連れ、光源1が変位すると、こ
の照明位置はこの変位に伴って移動する。
【0050】光源1及び反射鏡21の変位は、重合フィ
ルタ3の中央部Mを中心とする円弧上を上下に変位する
から、重合フィルタ3に入射する光源1からの投射光の
入射角が、光源1の変位に伴って変化することとなる。
【0051】そして、この入射角の変化に対応し、重合
フィルタ3を透過する透過光の波長域が変化するため、
被照明面10を照明する投射光は、その照明位置によっ
て照明の色彩が変化することとなる。
【0052】例えば、本実施例では光源1が上端位置U
に移動したときは、重合フィルタ3に入射する光の入射
角は0°となり、被照明面10の下側部分が赤橙色に照
明される。
【0053】また、光源1が中間位置Mに移動したとき
は、重合フィルタ3に入射する光の入射角は27°とな
り、被照明面10の中程部分が黄色に照明される。
【0054】さらに、光源1が下端位置Dに移動したと
きは、重合フィルタ3に入射する光の入射角は45°と
なり、被照明面10の上側部分が緑色に照明される。
【0055】なお、このような照明光の色彩を変化させ
る場合には、図示しない制御部の制御の下、ドライバ9
によってモータ7を回転駆動し、入射する光の透過光が
所望の光色となる位置に、光源1を位置させる制御が行
われる。
【0056】投射光を平行光束とした理由は、被照明面
10の被照明部の輪郭を明瞭にして、照明位置の変化を
はっきり認識できるようにするためである。
【0057】なお、投射光の入射角と光色の関係につい
ては、実施例1で示した図5と同様である。
【0058】また、重合フィルタ3への光の入射角を変
化させる手段としては、本実施例とは反対に、光源自体
を回転させることにより、この光源から投射される投射
光の投射方向を変化させてもよいが、このように構成す
ると、重合フィルタを透過する投射光の位置が光源の回
転に伴って変化するため、この変化の範囲に対応して重
合フィルタを大型化する必要がある。これに対して、本
実施例のように投射光がフィルタの同じ位置を透過する
ようにすればフィルタは小型のものでよい。
【0059】ここで、このように構成する光色可変装置
を燃料の残量指示計に適用した場合の実施例を説明する
(図9)。
【0060】光源1は、上記実施例に示した機構と同様
の機構によって、燃料の残量(液面の変位)に対応して
図中f〜m〜eの位置に変位する。すなわち、満タンの
状態のときは、光源1は、この光源1からの投射光が、
重合フィルタ3に45°の入射角で入射する位置fに変
位する。また、半減りの状態のときは、投射光が重合フ
ィルタ3に27°の入射角で入射する位置mに、そして
残が僅かな状態のときは投射光が重合フィルタ3に0°
の入射角で入射する位置eになるように、それぞれ変位
する。
【0061】したがって、光拡散等で構成される表示部
Dは、光源1の位置に対応して位置fではFの部分は緑
色に照明され、位置mではMの部分が黄色に照明され、
そして位置eではEの部分が赤橙色に照明される。
【0062】このように燃料の残量に対応して照明位置
と照明光の色彩が変化することにより燃料の残量を知る
ことができる。
【0063】なお、燃料が満タン状態のときには表示部
Dの上部を、中頃まで減ったときは表示部Dの中間部
を、そして残りが僅かになったときは表示部Dの下部を
照明するように、重合フィルタ3に対して表示部Dを所
定角度に傾斜させて配置することが望ましい。
【0064】<実施例4>ここで、図10、11を参照
し、光色可変装置の他の実施例を示す。なお、実施例1
の構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付
し、説明は省略する。
【0065】本実施例における光色可変装置は、分光特
性が対象的に異なる2つダイクロイックフィルタを、互
いに離隔して配設している。
【0066】2つのダイクロイックフィルタ(以下フィ
ルタと記す)3a、3bは、それぞれその両側を、保持
アーム31a、31bによって保持しており(図10
(a))、その下端には、軸受け部を形成する係止片部
31a´、31b´を形成している(図10(b))。
また、U字型の支持枠32の下部に設けた支持軸33に
よって、この係止片部31a´、31b´を回動自在に
支持しており、各フィルタ3a、3bは、支持枠32の
内側において、支持軸33の回りに回転可能に支持され
ている。
【0067】開閉アーム34a、34bは、互いに突き
合わせた一端を、ガイドピン35によって回動自在に支
持されており、このガイドピン35は、支持枠32に形
成された案内溝32aに沿って、上下に摺動自在な構造
となっている。
【0068】ガイドピン35を案内溝32aに沿って上
方に移動させると、この開閉アーム34a、34bはガ
イドピン35を中心として互いに開脚し、これに伴って
フィルタ3a、3bが支持軸33を中心に開脚し、投射
光の入射角が大きくなるように変化する。
【0069】逆にガイドピン35を下方に移動させる
と、開閉アーム34a、34bは互いに閉脚し、これに
伴ってフィルタ3a、3bが軸33を中心として互いに
接近する方向に回転し、投射光の入射角が小さくなるよ
うに変化する。
【0070】また、ガイドピン35が案内溝32aの下
端に位置するときは、各フィルタ3a、3bは互いに平
行になり、各フィルタ3a、3bに入射する投射光の入
射角は、0°となるように構成されている。
【0071】一方のフィルタ3aは、図12(a)に実
線で示すように、このフィルタへの入射角が0°の光に
対しては、620nm付近の波長の光を境に、これより
短い波長の光は透過するが、長い波長の光は透過せず反
射する特性を有する(ショートパスフィルタ)。
【0072】これに対して、もう一方のフィルタ3b
は、図12(b)に実線で示すように、このフィルタへ
の入射角が0°の光に対しては、580nm付近を境に
これより短い波長の光は透過せず反射され、長い波長の
光は透過する特性を有する(ロングパスフィルタ)。
【0073】このように、フィルタ3aが波長が短い側
の波長域の光を分光透過し長い側の波長域の光を分光反
射するのに対し、フィルタ3bは波長の長い側の波長域
の光を分光透過し短い側の波長域の光を分光するという
ように、これらのフィルタは互いに対称的に相異する分
光特性を有している。
【0074】ここで、図14(a),(b)に、各フィ
ルタ3a、3bの構造を示す。
【0075】フィルタ3a、3bは、ガラス基板NO
に低屈折率のSiO2 層(NL )と、高屈折率のTiO
2 層(NH )との薄膜層が、交互に蒸着させ積層してい
る。
【0076】フィルタ3aは、ガラス基板No上に膜厚
dL のSiO2 層と膜厚dH のTiO2 層の薄膜を、こ
の順序で交互に各7層積層し、最上面に膜厚1/2dL
のSiO2 層を積層して構成している(図14
(a))。
【0077】フィルタ3bは、ガラス基板No上に膜厚
1/2dH のTiO2 層を積層し、その上側に膜厚dL
のSiO2 層と膜厚dH のTiO2 層をこの順序で各6
層積層し、さらにその上側に膜厚dL のSiO2 層を積
層し、最上面に膜厚1/2dH のTiO2 の薄膜を積層
して構成している(図14(b))。
【0078】なお、各層の膜厚dL 、dH は、それぞれ
λ/(4NL )、λ/(4NH )により決定されるもの
で、本実施例ではフィルタ3aについてはλ=500n
mに、フィルタ3bについてはλ=700nmとしてい
る。
【0079】これらのフィルタ3a、3bは、ここに入
射する入射光の入射角が大きくなるにしたがって、透過
光の波長域は短くなる方向に変化する特性を有してお
り、図12(a)、(b)には、各フィルタ3a、3b
に入射する入射光の入射角が45°になった場合の透過
光の波長域を点線で示している。
【0080】ここで、このように構成する光色可変装置
の動作を説明する。
【0081】図10を参照して、光源1及び反射鏡2を
介して照射された光は、投射光となって、フィルタ3a
及び3bを透過した後、被照明面10を照明する。この
際、フィルタ3a、3bを透過する投射光は、各フィル
タの特性に応じた透過光となり、被照明面10は、各フ
ィルタを透過した波長域の透過光によって照明される。
【0082】すなわち、フィルタ3a、3bは、入射角
0°の入射光に対し、図12(a)、(b)の実線で示
す透過特性を有するので、フィルタ3a、3bを透過し
た透過光は、2つのフィルタ3a、3bの透過光の波長
域の重なる部分、すなわち、図13(a)に斜線部で示
す、およそ580nm〜620nmの範囲の波長域の光
となる。
【0083】また、ガイドピン35を上方に移動する
と、これに伴ってフィルタ3a、3bに入射する投射光
の入射角が大きくなり、例えば、投射光の入射角が45
°となったときは、各フィルタを透過する光の波長域
は、図12(a)、(b)の点線で示す透過特性を有す
る。したがって、フィルタ3a、3bを透過した透過光
は、図13(b)に斜線部で示す、およそ580nm〜
520nmの範囲の波長域の光となる。
【0084】本実施例においては、各フィルタ3a,3
bの入射角は等しく変化する構成となっているが、各フ
ィルタの入射角をそれぞれ可変な構成とすれば、透過光
の波長域の広さも可変とすることができ、光色も多彩に
することができる。
【0085】また、実施例1などで示したフィルタ3の
ように、1枚のフィルタで特定の波長域の光を透過する
特性を有するものは、高価なものであるが、本実施例で
示されるフィルタ3a、3bのように、特定の波長を境
にこの波長より長いあるいは短い波長の光は透過する
が、それより短いあるいは長い波長は透過しない特性を
有するフィルタは安価であり、本実施例のように異なる
特性のフィルタを組み合わせることにより安価な光色変
化装置を構成することができる。
【0086】また、実施例2で示したカメラ用の色可変
フィルタは、1枚の重合フィルタで構成しているが、本
実施例で示したように互いに対称に開閉する2枚のフィ
ルタをカメラ用にフィルタとして用いれば、光軸ズレが
発生しないカメラ用のフィルタを得ることができる。
【0087】<実施例5>さらに、図15、16を参照
し、光色可変装置の他の実施例を示す。なお、前述した
実施例の構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号
を付し、説明は省略する。
【0088】先の実施例に示したいずれの光色可変装置
も、光源からの投射光を2つのダイクロイックフィルタ
を透過させることによって分光するものであるが、本実
施例では、ダイクロイックフィルタの反射よって分光さ
れた投射光を照明光として利用するものである。
【0089】図15にその光学系を概略的に示す。ダイ
クロイックフィルタ(以下、フィルタと記す)40で
は、光源1及び反射鏡2を介して照射された投射光が入
射し、その入射角に対応した波長の光を反射する。フィ
ルタ41は、フィルタ40で反射された投射光の光路上
に位置しており、入射する投射光を被照明面10に向け
て分光反射するように配置している。従って、フィルタ
40で分光反射されフィルタ41に入射した投射光は、
このフィルタ41において、入射角に対応した波長の光
が分光反射され、被照明面10へ投射される。
【0090】図16(a),(b)に、フィルタ40、
41の分光特性をそれぞれ示す。フィルタ40はショー
トパスフィルタを、また、フィルタ41はロングパスフ
ィルタを構成し、それぞれ分光反射する波長域が互いに
重なるように分光特性を設定している。したがって、フ
ィルタ40で分光反射される波長域とフィルタ41で分
光反射される波長域との重複波長域Wの投射光が、フィ
ルタ41から被照明面10に投射される。
【0091】なお、特に図示は省略したが、前述した各
実施例と同様な機構によって、フィルタ40、41に入
射する投射光の入射角度を相対的に変更させてもよい。
このように構成することで、各フィルタで分光反射され
る投射光の波長が可変となっり、照明光の光色を任意に
変えることが可能となる。
【0092】<実施例6>ここで、さらに他の実施例を
示す。この実施例で示す光色可変装置は、透過波長域の
方向と反射波長域の方向とが同一の2つのフィルタによ
って構成したものである。すなわち、特定の波長を境と
して、この特定波長よりも短い波長の光は透過するが、
長い波長の光は透過しない分光特性を有する2枚のフィ
ルタを組み合わせて構成している。
【0093】図17に、この光学系を概略的に示す。フ
ィルタ3aには、光源1及び反射鏡2を介して照射され
た投射光が入射し、この入射角に対応した波長の光が透
過される。ここで分光透過された投射光の光路上には、
フィルタ3a´を配しており、このフィルタ3a´は、
透過波長域の方向と反射波長域の方向がフィルタ3aと
同一となっている。
【0094】このように光学系を構成した場合、例え
ば、フィルタ3aに入射する投射光の入射角が0°に、
フィルタ3´aに入射する投射光の入射角が45°にな
るように配置すると、フィルタ3aでは約620nmよ
りも短い波長の光が透過され、フィルタ3´aでは約5
80nmよりも短い波長の光は透過され長い波長の光は
反射される。したがって、フィルタ3´aで分光反射さ
れる投射光は、約580〜620nmの波長域の光とな
り、この波長域の光が被照明面10に投射されることに
なる。
【0095】なお、特に図示は省略したが、前述した各
実施例と同様な機構によって、フィルタ40、41に入
射する投射光の入射角度を相対的に変更させてもよい。
このように構成することで、各フィルタで分光反射され
る投射光の波長が可変となっり、照明光の光色を任意に
変えることが可能となる。
【0096】また、図17では、光源1から投射された
投射光をフィルタ3aにより分光透過し、その後、フィ
ルタ3´aで分光反射し、被照明面10に向けて投射す
る構成を示したが、図18に示すように、光源1から投
射された投射光を、まず、フィルタ3aで分光反射し、
この後、この分光反射された投射光をフィルタ3´aで
分光透過し、この透過した投射光を被照明面10に投射
してもよい。
【0097】このように光学系を構成した場合、例え
ば、フィルタ3aに入射する投射光の入射角が45°
に、フィルタ3´aに入射する投射光の入射角が0°に
なるように配置すると、フィルタ3aでは約580nm
よりも長い波長の光が反射され、フィルタ3´aでは約
620nmよりも短い波長の光は透過される。したがっ
て、この場合にも、フィルタ3´aで分光反射される投
射光は、約580〜620nmの波長域の光となり、こ
の波長域の光が被照明面10に投射されることになる。
【0098】本実施例に示すように、同種のダイクロイ
ックフィルタを使用することにより、コストの低下が見
込める。
【0099】なお、ここでは、フィルタ3a,3´aが
互いに分光特性が同一のものとして説明したが、分光透
過と分光反射との境の波長域が互いに異なる2枚のフィ
ルタを使用してもよく、発光手段、フィルタ又は被照明
面などで構成する本装置の光学系の配置の自由度を高く
することができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる光
色可変装置によれば、発光手段から出射された投射光
を、2つのダイクロイックフィルタを用いて好適に分光
反射或いは分光透過させて被照明面に導く構成とすると
共に、変更手段によって、少なくとも一方のダイクロイ
ックフィルタに入射する投射光の入射角度を相対的に変
化させる構成とした。したがって、2つのダイクロイッ
クフィルタで分光される光の波長域を任意に変化させる
ことで、1の光源から無数の光色が得られるとともに、
光色が変化する際にも連続したグラデーションで変化さ
せることができる。
【0101】また、この変更手段を、重合フィルタの傾
き角を変化させる傾き角変更手段で構成した場合には、
一つの光源を用いて、一定の被照明面に照射される照明
光の光色を、様々な彩色に、連続的に変化させることが
できる。
【0102】一方、この変更手段を、発光手段の配設位
置を変化させる投射方向変更手段で構成した場合には、
一つの光源を用いて、被照明位置が異なるとその位置毎
に光色の異なる照明光を得ることができる。
【0103】さらに、本発明にかかる色可変フィルタに
よれば、重合フィルタに入射する撮影光の入射角を、表
示手段を参照しつつ回動手段によって変化させることが
でき、これによって、撮影レンズには、任意の波長域の
光のみを撮影光として入射させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる光色可変装置の構成を概略的
に示す斜視図である。
【図2】重合フィルタの構成を示す側面図である。
【図3】(a),(b)は、それぞれ、図2に示す重合
フィルタのA層(図3(a)),及びB層(図3
(b))を、個々に取り出して示す側面図である。
【図4】図2に示す重合フィルタにおける、入射角に対
応する入射光の分光特性を示すグラフである。
【図5】図4に示した各曲線と、その曲線の分光特性を
有する光の奏する発光色とを対応させた図表である。
【図6】実施例2にかかる色可変フィルタの構成を概略
的に示す斜視図である。
【図7】実施例3にかかる色可変光源装置の構成を概略
的に示す斜視図である。
【図8】図7に示した光源保持体の他の側面を示す側面
図である。
【図9】実施例3にかかる光色可変装置の他の実施例を
示す概略構成図である。
【図10】(a)は、実施例3にかかる光色可変装置の
構成を概略的に示す側面図、(b)は、保持アームを取
り出して示す側面図である。
【図11】図10に示す光色可変装置の平面図である。
【図12】(a)は、入射する入射光の入射角が、0°
及び45°になった際のフィルタ3aの透過特性を示
し、(b)は、入射する入射光の入射角が、0°及び4
5°になった際のフィルタ3bの透過特性を示すグラフ
である。
【図13】(a)は、2枚のフィルタに入射する入射す
る入射光の入射角が45°の際の透過光の波長域を示
し、(b)は、2枚のフィルタに入射する入射する入射
光の入射角が0°の際の透過光の波長域を示すグラフで
ある。
【図14】(a)はフィルタ3aの構成を示す側面図、
(b)はフィルタ3bの構成を示す側面図である。
【図15】実施例5の光学系を示す概略構成図である。
【図16】(a),(b)は、図15に示す各フィルタ
の分光特性を示すグラフである。
【図17】実施例6の光学系を示す概略構成図である。
【図18】実施例6の他の光学系を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1…光源、3…重合フィルタ、3a、3b…ダイクロイ
ックフィルタ、4…保持枠、5…係止軸、6…支持枠、
7…ステッピングモータ、8…歯車、22…光源保持
体、23…ローラ、24a…案内溝、31a、31b…
保持アーム、31a´、31b´…係止片部、32a…
案内溝、33…支持軸、34a、34b…開閉アーム、
41…保持枠体、42…ホルダ部、43…係止軸、44
…ツマミ、45…目盛り、46…レンズ鏡筒部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投射光を出射する発光手段と、 前記発光手段から出射された投射光が入射する第1のダ
    イクロイックフィルタと、 前記第1のダイクロイックフィルタを透過或いは反射し
    た前記投射光が入射し、この入射した投射光を透過或い
    は反射させることにより、この投射光を被照明面に導く
    第2のダイクロイックフィルタと、 前記第1及び第2のダイクロイックフィルタのうち、少
    なくとも一方のダイクロイックフィルタに入射する前記
    投射光の入射角度を、相対的に変化させる変更手段とを
    備え、 前記投射光のうち、特定の波長域の光のみを前記被照明
    面に投射することを特徴とする光色可変装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2のダイクロイックフィル
    タのうち、 いずれか一方は、長波長域の光を透過し短波長域の光を
    反射するするロングパスフィルタで構成し、 他方は、長波長域の光を反射し短波長域の光を透過する
    ショートパスフィルタで構成し、 前記投射光は、これら第1及び第2のダイクロイックフ
    ィルタをそれぞれ透過させることにより、この投射光を
    前記被照明面に導くことを特徴とする請求項1記載の光
    色可変装置。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2のダイクロイックフィル
    タは、互いに積層させて一体化した重合フィルタとして
    構成したものであり、 前記変更手段は、この重合フィルタの傾き角を変化させ
    る傾き角変更手段であることを特徴とする請求項2記載
    の光色可変装置。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2のダイクロイックフィル
    タは、互いに積層させて一体化した重合フィルタとして
    構成したものであり、 前記変更手段は、この重合フィルタに対する前記発光手
    段の配設位置を変化させる投射方向変更手段であること
    を特徴とする請求項2記載の光色可変装置。
  5. 【請求項5】前記変更手段は、第1及び第2のダイクロ
    イックフィルタの相対する一辺同士を、互いに回動自在
    に支持するヒンジ機構部を含んで構成することを特徴と
    する請求項2記載の光色可変装置。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2のダイクロイックフィル
    タのうち、 いずれか一方は、長波長域の光を透過し短波長域の光を
    反射するするロングパスフィルタで構成し、 他方は、長波長域の光を反射し短波長域の光を透過する
    ショートパスフィルタで構成し、 前記投射光を、これら第1及び第2のダイクロイックフ
    ィルタにおいてそれぞれ反射させることにより、この投
    射光を前記被照明面に導くことを特徴とする請求項1記
    載の光色可変装置。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2のダイクロイックフィル
    タのうち、 いずれか一方のダイクロイックフィルタでは前記投射光
    を透過させ、他方のダイクロイックフィルタでは前記投
    射光を反射させることにより、 前記投射光のうち、特定の波長域の光のみを前記被照明
    面に投射することを特徴とする請求項1記載の光色可変
    装置。
  8. 【請求項8】カメラのレンズ鏡筒部に配設する色可変フ
    ィルタであって、 分光特性が互いに異なる複数のダイクロイックフィルタ
    を重合させた重合フィルタと、 前記重合フィルタをレンズ鏡筒に保持する保持部材と、 前記重合フィルタを前記保持部材に対して回動させる回
    動手段と、 前記回動手段と連動し、この重合フィルタの回動角を表
    示する表示手段とを備えることを特徴とする色可変フィ
    ルタ。
JP18637993A 1993-07-28 1993-07-28 光色可変装置 Expired - Fee Related JP3349776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18637993A JP3349776B2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 光色可変装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18637993A JP3349776B2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 光色可変装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0743529A true JPH0743529A (ja) 1995-02-14
JP3349776B2 JP3349776B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=16187363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18637993A Expired - Fee Related JP3349776B2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 光色可変装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3349776B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072938A1 (ja) * 2005-12-22 2007-06-28 Nikon Corporation 光学デバイス、可変フィルタ装置、投射型表示装置及びシャッタ装置
JP2007316156A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Sony Corp 液晶パネル、液晶表示装置および光学素子
CN113348322A (zh) * 2019-02-05 2021-09-03 松下知识产权经营株式会社 照明装置以及光学部件

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072938A1 (ja) * 2005-12-22 2007-06-28 Nikon Corporation 光学デバイス、可変フィルタ装置、投射型表示装置及びシャッタ装置
JP2007171613A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Nikon Corp 光学デバイス、可変フィルタ装置、投射型表示装置及びシャッタ装置
JP2007316156A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Sony Corp 液晶パネル、液晶表示装置および光学素子
CN113348322A (zh) * 2019-02-05 2021-09-03 松下知识产权经营株式会社 照明装置以及光学部件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3349776B2 (ja) 2002-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210149291A1 (en) Rotatable projection lens and projector
JP4029279B2 (ja) 投影用スクリーンおよびその製造方法
CN102135721B (zh) 屏幕和投影系统
US6457830B1 (en) Reflection-type projector
JP4871870B2 (ja) シャッター装置及び駆動方法
EP1950609B1 (en) Projection optical system, projection unit, and projection display device
US7744227B2 (en) Projector including a turn table for shifting a lens barrel
WO2002088841A1 (fr) Dispositif d'affichage par projection
JP2003029196A (ja) 車載用ヘッドアップディスプレイ装置
US7161745B2 (en) Aperture stop mechanism, illumination optical system, projection optical system, and projector
KR20000062241A (ko) 투사형 표시 장치 및 이것에 사용되는 프리즘
JP2002350975A (ja) プロジェクタ装置
JP4151211B2 (ja) プロジェクタ
JP6639616B1 (ja) 投射レンズ及び投射装置
JPH0743529A (ja) 光色可変装置及び色可変フィルタ
TW200521614A (en) Projection display system
WO2015045936A1 (ja) 表示装置
JP4761012B2 (ja) Dmdを用いたカラー投影画像表示装置
WO2021100161A1 (ja) 照明装置
JP2004170730A (ja) シャッター駆動装置および駆動方法
JP3557423B2 (ja) 投写型表示装置
US5043753A (en) Camera shutter blade device
NL1003228C2 (nl) Projectie-apparaat voor lichtpatronen.
JP2022129795A (ja) 光学特性測定装置
JPS5854085Y2 (ja) スリツトランプの調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees