JPH0743331U - 鼻水吸い取り具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鼻水の吸い取りを良くし、呼吸の異和感解
消、鼻を、かぐ回数を減少させ、鼻孔周囲の、ただれ炎
症を軽減、且つ、鼻の治療具を兼ねる鼻水吸い取り具を
提供する。 【構成】 合成樹脂帯の、一端に、圧縮脱脂綿から成る
綿体を取り付け、その反対側端部に、中空円筒管を形成
して成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、合成樹脂帯の一端に、鼻水を吸収する圧縮脱脂綿体を設け、これ を鼻孔に挿入、鼻水を吸い取る鼻水吸い取り具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来，合成樹脂帯の両端部に、中空円筒管を設け、その外側に綿吸収材が取り 付けられた、鼻水吸取具の考案はあった。出願番号５２−０１７１７５である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）鼻腔部と綿吸収体との接触面積が小さいため、十分に鼻水が吸い取れなか った。 （ロ）両端部に吸収材を取り付けるため、中空円筒管の内径が狭くなり、呼吸に 息苦しさがあった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

合成樹脂帯（１）の、一端に、圧縮脱脂綿から成る綿体（２）を、取り付け、 その反対側端部に、中空円筒管（３）を形成して成る。 本考案は、以上のような構成よりなる鼻水吸い取り具である。

【０００５】

【作用】

綿体（２）と、中空円筒管（３）を鼻孔に挿入することにより、圧縮脱脂綿が 取り付けられた綿体（２）に、鼻水が吸着する。 合成樹脂帯（１）は、綿体（２）と、中空円筒管（３）が鼻腔の深部に入り込 まないよう進入阻止と、使用後に引き抜きが容易にできる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 圧縮脱脂綿から成る綿体（２）と、中空円筒管（３）を同時に鼻孔に挿入するこ とにより、綿体部で鼻水を吸い取り、中空円筒管部で支障なく呼吸ができる。 利き腕、利き耳があるように、鼻も同様片方が通りが良いため、一方をふさい でも息苦しさは感じられない。鼻水が出ているときは両方通りが良いことになっ ているが、もし、不快であれば反対に挿入するとスムーズに呼吸ができるように なる。 なお、綿体（２）は、紙質、スボンジ等利用可、又、合成樹脂帯（１）と、中 空円筒管（３）の材質も、紙質、又は、金属でも構成ができる。 本考案は、鼻の治療用の他、鼻孔周囲の装飾や、小造花と綿体（２）を合成樹 脂帯（１）の両端部に取り付けることにより葬祭用具になり、この場合綿体（２ ）の脱脂綿先端内部に吸湿膨張材の圧縮乾燥寒天（５）等を包含して成る。

【０００７】

【考案の効果】

鼻腔部と綿体（２）との接触面積が大きくなり、鼻水の吸収効果が上がり、鼻 周囲の炎症が軽減される。 中空円筒管（３）の内径を広くすることが可能になり、呼吸が楽にできるよう になった。 綿体（２）に薬を塗布し、鼻腔内部の治療に利用が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の一部を切り欠いた図面である。

【図３】本考案の他の実施例を示す断面図である。

【図４】従来の断面図である。

【符号の説明】

１ 合成樹脂帯 ２ 綿体 ３ 中空円筒管 ４ 綿体固着芯部 ５ 圧縮乾燥寒天

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 合成樹脂帯（１）の、一端に綿体（２）
   を取り付け、その反対側端部に中空円筒管（３）を設け
   た鼻水吸い取り具。