JPH07421U - ゴルフ用トラブルショット練習具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフにおけるトラブルショットのための練
習具を提供する。 【構成】 台板の上に人工芝マットを張設する。この人
工芝マットの上にはゴルフ練習用ボールが載置される人
工芝が付着され、台板と人工芝マットで傾斜板を構成す
る。この傾斜板の下方には、この傾斜板の水平面に対し
ての傾斜角度を任意に調節できる調節部を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフの練習具に関し、特に傾斜地からのトラブルショットを練習す ることができる、トラブルショット練習具に関するものでてある。

【０００２】

【従来の技術】

現在ゴルフは汎く大衆に受好され、一説によるとゴルフ人口１０００万を数え るに至っている。 このゴルフは、芝生上に載置されてある直径僅か５センチメートル程度のゴル フボールを長いクラブで当て（ショット）、ゴルフボールを遠く飛翔させその成 果を競うものである。 ところでゴルフは単にボールを遠くへ飛ばせばよいというものではなく、安定 したフォームとスィングでボールを正確にしかも自分の思う場所に飛ばさなくて はならない。 そのためには基礎をマスターするために練習がどうしても必要となり、昨今の ゴルフ練習場は殷賑をきわめることになった。 このように練習場で他の人に迷惑をかけない程度の技術を習得してから、ゴル フコースに出てゴルフをすることになる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このようにして練習を積んでもゴルフコースにおいてゴルフをしても意外にス コアを乱すことが多かった。 それは一般に我が国は地形上平地が少なく、ゴルフ場は丘陵、山岳に形成され る場合が多く、そのためアップダウンのあるコースとなり、傾斜面からのショッ トに遭遇することがあるから、この傾斜面からのショットは難しくスコアを乱す 原因となっていた。 また丘陵、山岳コースばかりではなく、林間地に造成された比較的平坦な林間 コースでも、そのフェアウェイは微妙に起伏しているもので、この起伏している フェアウェイからボールをショットすることは難しくこれまたスコアを乱すこと になることが多い

【０００４】 またゴルフボールは球であるので、一旦クラブでショットされて空中を飛翔し たボールは、フェアウェイの窪地に落下する傾向がある。この窪地に落下して沈 んでいるボールをショットすることは難しくこれもスコアを乱す原因となってい た。 このように傾斜面や窪地からショットいわゆるトラブルショットの練習は、練 習場そのものが殆ど平坦な個所に存するので、不可能であり、コースへ出てその 技術を習得するしかなく、わざわざコースへ出てトラブルショットの練習をする ことは経費も時間も要するという課題があり、コースへ行かなくても練習場或い は自宅でもトラブルショトの練習をすることができる練習具の開発が待たれてい た。 本発明は、このような課題を解決することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は次のような、ゴルフ用トラブルショット練 習具を提供する。 すなわち本考案は、 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが張設されている傾斜板と、この 傾斜板を水平面に対して傾斜させる支柱とを備えたことを特徴とした、ゴルフ用 トラブルショット練習具である。 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが張設されている傾斜板と、この 傾斜板の水平面に対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部とを備えたことを 特徴とした、ゴルフ用トラブルショット練習具である。 上面に人工芝が付着されているマットが張設されている傾斜板と、この傾斜板 を水平面に対して傾斜させる支柱とを備え、前記人工芝が付着されているマット にゴルフボールが凹置される凹陥部が形成されていることを特徴とした、ゴルフ 用トラブルショット練習具である。 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが張設されている傾斜板と、この 傾斜板の水平面に対しての傾斜角度を任意の位置に調節できる調節部とを備え、 前記人工芝マットにはゴルフボールが凹置される凹陥部が形成されている。 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが張設されている傾斜板と、この 傾斜板の水平面に対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部とを備え、前記傾 斜板にはその先端にゴルフ練習用ボールが結び付けられている紐を取付けたこと を特徴とした、ゴルフ用トラブルショット練習具である。 傾斜板と、この傾斜板の水平面に対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部 を備え、前記傾斜板の半面には、ゴルフボールが載置されている人工芝が付着さ れている人工芝マットを張設し、他の半面には、練習する人が足を載せるゴム製 マットを張設したことを特徴とした、ゴルフ用トラブルショット練習具である。

【０００６】

【作用】

上記構成において、ゴルフボールを傾斜板の傾斜面または傾斜面に形成されて いる凹陥部に載置して、クラブでボールをショットして、トラブルショットの練 習を行う。

【０００７】

【実施例】

本考案の実施例について、以下図面にしたがって本考案の構成が実際上どのよ うに具体化されるかを、その作用とともに説明する。 図１及び２は本考案の一実施例で、そのうち図１は平面図、図２は側面図であ る。 図１および２において、１は傾斜板で、、台板２とマット３とから構成されて いる。この台板は人がその上に立ってゴルフクラブを振ることができる広さを有 する略正方形をなしており、その材質としては人の体重に耐える硬度を有する木 製又はプラスチック製、金属製のものである。 この台板２の上面に、その表面に人工芝４が付着されているゴルフ用マット３ が張設さている。 マット２の片面に付着される人工芝４は、多少その芝を長めに密生させて、傾 斜板１が傾斜したときに傾斜板１からボールが転落するのを防いでいる。 またマット２の片面の任意の個所には、所要数の凹陥部５が形成され、この凹 陥部５にボールが凹置される。 前記台板３の下面からは２個の支柱６が垂下され、この支柱６で台板２を支え 、傾斜板１を水平面Ｅに対して角度αの傾斜を形成している。 図６は上記実施例の一使用状態の説明図で、上り坂のショットの場合で、ボー ルＢを打ち上げるかっこうになるが、このショットは比較的簡単である。 また最も難しいという下り坂からのショットの場合は、傾斜板１を逆方向に変 換すればよい。 また傾斜板１を動かすことにより、ボールＢの位置が足より高い位置からの前 上がり斜面からのショット、ボールＢの位置が足より低くなる前下がり斜面から のショットも練習できる。 図７は、ボールＢを前記マット２の凹陥部５に載置させることにより、傾斜面 で且つ窪地に落下されたボールＢのショットの練習をすることができる。

【０００８】 図３、図４及び図５は、本考案の他の実施例を示す図で、図３は平面図、図４ は側面図、図５は下方からみた斜視図である。 この実施例が前記実施例と異なるのは、前記実施例において傾斜板の傾斜角度 αを決定している支柱は、傾斜板の角度を固定しているのに対し、本実施例では この支柱の長さを可変にした調節部を設けた点にある。 台板２、マット３、人工芝４、凹陥部は前記実施例と同一であるので説明は省 略する。 前記調節部６は、円筒６ａを有している。この円筒６ａ内に昇降棒６ｂが挿入 され、この昇降棒６ｂに数個の調節孔６ｃが穿設されている。 前記円筒６ａには止め棒６ｄが螺挿され、前記昇降棒６ｂが前記円筒６ａ内を 昇降することによって、傾斜板の傾斜角度αが任意の位置に可変され、前記止め 棒６ｄを前記調節孔６ｃに挿入することにより傾斜板の傾斜角度αを決定し、ゴ ルフ場のフェアウェイの起伏に対応できる。

【０００９】 図８は本考案のさらに他の実施例を示す図で、この実施例が前記実施例と異な る点は、傾斜板１に紐止め具８を形成し、この紐止め具８に紐７の一端を結び、 この紐７の他端にゴルフボールＢを取り付け、ボールＢがクラブでショットして 遠くへ飛ばしても戻るようにしたもので、練習場以外の狭い場所（例えば自宅の 庭）でもショットの練習をできるようにしたものである。

【００１０】 図９、図１０は本考案の他の実施例を示す図で、この実施例が前記図３、図４ の実施例と異なる点は、傾斜板１の構造にある。即ち台板２の半分を人工芝４を 付着した人工芝マット３を張設し、他の半分にゴム製マット９を張設したもので ある。 そして人工芝マット３にボールを置き、ゴム製マット９に練習する人が足を載 せてショットの練習をするようにしたもので、人工芝マット３の節約ができる。

【００１１】

【考案の効果】

請求項１の考案は、 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが張設されている傾斜板と、この傾 斜板を水平面に対して傾斜させる支柱とを設けたので、傾斜面に位置しているゴ ルフボールのショットの練習ができ、ゴルフのスコアアップに効果的である。 請求項２の考案については、 上面に人工芝が付着さているマットが張設されている傾斜板と、この傾斜板の水 平面に対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部とを設けたので、傾斜板を水 平面に対して任意の傾斜角度に傾斜させることができ、ゴルフ場のフェアウェイ の起伏の変化に対応できることが可能となり、その結果傾斜面の変化に応じたシ ョットの練習ができる。 請求項３の考案については、 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが張設されている傾斜板と、この傾 斜板を水平面に対して傾斜させる支柱とを備え、前記人工芝マットにゴルフボー ルが凹陥部を形成したので、ゴルフ場においてゴルフボールが傾斜面の窪地に落 下したときの難しいショットの練習ができる。 請求項４の考案については、 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが張設されている傾斜板と、この傾 斜板の水平面に対しての傾斜角度を任意の位置に調節できる調節部とを備え、前 記人工芝マットにはゴルフボールが凹置される凹陥部を形成したので、ゴルフ場 においてゴルフボールが傾斜面の窪地に落下したときのショットの練習ができる と共に、傾斜板を任意の角度に傾斜できるので、ゴルフ場のフェアウェイの起伏 の変化に応じた傾斜面の窪地に落下したボールのショットと練習が可能となる。 請求項５の考案については、 上面に人工芝が付着されている人工芝マットが調節されている傾斜板と、この傾 斜板の水平面に対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部とを備え、前記傾斜 板にはその先端にゴルフボールが結び付けられている紐を取り付けたので、場所 の狭い所（例えば自宅の庭）でも、傾斜面からのショットの練習ができ便利であ る。 請求項６の考案については、 傾斜板と、傾斜板の水平面に対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部とを備 え、前記傾斜板の半面には、ゴルフボールが載置される人工芝が付着されている 人工芝マットを張設し、他の半面には、練習する人が足を載せるゴム製マットを 張設したので、傾斜面からのショットの練習ができるとともに、人工芝マットが 節約できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の平面図である。

【図２】図１の側面図である。

【図３】本考案の他の平面図である。

【図４】図３の平面図である。

【図５】図３の下方からの斜視図である。

【図６】本考案の使用状態の説明図である。

【図７】本考案の他の実施例である。

【図８】本考案の他の実施例である。

【図９】本考案の傾斜板の他の実施例である。

【図１０】図９の側面図である。

【符号の説明】

１──傾斜板 ２──台板 ３──人工芝マット ４──人工芝 ５──凹陥部 ６──調節部 ７──紐 Ｂ──ゴルフボール Ｅ──水平面

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面に人工芝が付着されている人工芝マ
   ットが張設されている傾斜板と、この傾斜板を水平面に
   対して傾斜させる支柱とを備えたことを特徴とした、ゴ
   ルフ用トラブルショット練習具
2. 【請求項２】 上面に人工芝が付着されている人工芝マ
   ットが張設されている傾斜板と、この傾斜板の水平面に
   対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部とを備えた
   ことを特徴とした、ゴルフ用トラブルショット練習具。
3. 【請求項３】 上面に人工芝が付着されているマットが
   張設されている傾斜板と、この傾斜板を水平面に対して
   傾斜させる支柱とを備え、前記人工芝が付着されている
   マットにゴルフボールが凹置される凹陥部が形成されて
   いることを特徴とした、ゴルフ用トラブルショット練習
   具。
4. 【請求項４】 上面に人工芝が付着されている人工芝マ
   ットが張設されている傾斜板と、この傾斜板の水平面に
   対しての傾斜角度を任意の位置に調節できる講節部とを
   備え、前記人工芝マットにはゴルフボールが凹置される
   凹陥部が形成されていることを特徴とした、ゴルフ用ト
   ラブルショット練習具。
5. 【請求項５】 上面に人工芝が付着されている人工芝マ
   ットが張設されている傾斜板と、この傾斜板の水平面に
   対しての傾斜角度を任意に調節できる調節部とを備え、
   前記傾斜板にはその先端にゴルフ練習用ボールが結び付
   けられている紐を取付けたことを特徴とした、ゴルフ用
   トラブルショット練習具。
6. 【請求項６】 傾斜板と、この傾斜板の水平面に対して
   の傾斜角度を任意に調節できる調節部を備え、前記傾斜
   板の半面には、ゴルフボールが載置されている人工芝が
   付着されている人工芝マットを張設し、他の半面には、
   練習する人が足を載せるゴム製マットを張設したことを
   特徴とした、ゴルフ用トラブルショット練習具。