JPH0742103Y2 - パネル計器の固定機構 - Google Patents

パネル計器の固定機構

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JPH0742103Y2
JPH0742103Y2 JP1987170012U JP17001287U JPH0742103Y2 JP H0742103 Y2 JPH0742103 Y2 JP H0742103Y2 JP 1987170012 U JP1987170012 U JP 1987170012U JP 17001287 U JP17001287 U JP 17001287U JP H0742103 Y2 JPH0742103 Y2 JP H0742103Y2
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JP
Japan
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panel
instrument
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panel instrument
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JP1987170012U
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JPH0174523U (ja
Inventor
昇 栗山
Original Assignee
株式会社芝浦製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、パネル計器の固定機構に関する。
(従来の技術) 周知の如く、ツバ付きパネル計器をパネルの開口部に取
付けるには、例えば第6図に示す如くパネル計器本体1
をパネル2の開口部3に挿着した後、前記計器本体1の
ツバ部1aをパネル2の当接部分にネジ止めする方法が考
えられる。
ところで、第6図において、パネル2の開口部3の下端
縁部4に係る力を考察したところ、パネル計器の重さW
と、パネル計器の上面がパネル2を押す力Fkの反力Fpと
の合成力Fsがパネル2の下側を押すことになる。従っ
て、パネル計器1aが取り付け時に第7図に示すように傾
斜するため、棚を設けたり、後ろを支えながらパネルに
ネジ止めする必要があり、作業能率が低下する。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、テーパ部を
有したブロックをパネルの開口部の下端縁部とパネル計
器間に適宜取付けることにより、従来と比べ作業能率を
向上し得るパネル計器の固定機構を提供することを目的
とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、パネルの開口部に少なくとも上下にツバ部を
有するツバ付パネル計器を固定する固定機構において、
前記パネル計器の底部に、テーパ部を有したブロック
を、該ブロックのテーパ部が前記パネルの開口部の下側
縁部に当接し前記パネル計器の下側のツバ部とブロック
で開口部の下側縁部を挟持するように取付け、前記パネ
ル計器は少なくともパネルの開口部の下側縁部を押圧す
る前記ブロックの作用力と前記パネル計器の上側のツバ
部のパネルの開口部の上側縁部を押圧する作用力によっ
て支持される如く構成したことを特徴とするパネル計器
の固定機構である。
本発明においては、ツバ付パネル計器の底部に、テーパ
部を有したブロックを該ブロックのテーパ部が前記パネ
ルの開口部の下側縁部に当接するように取付け、かつ前
記パネル計器はパネルの開口部の下側縁部を押圧する前
記ブロックの作用力によって支持される如く構成とする
ことにより、パネルの開口部の下側縁部が前記パネル計
器を押すベクトルはブロックを介してパネル計器からの
合成力(Fs)と対向することになり、バランスがよい。
従って、従来は第7図のようにパネル計器が取り付け時
に傾斜するため、棚を設けたり、後ろを支えながらパネ
ルにネジ止めしていたが、前記ブロックによりそれらが
不要となり、作業能率が向上した。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第5図を参照して説
明する。
図中の11は、所定の位置に開口部12を有したパネルであ
る。このパネル11の開口部12には、ツバ部13a,13bを有
したパネル計器13がツバ部13a,13bをパネル表面に当接
して挿着されている。前記パネル計器13の底部には、後
記ネジに対応した部分に穴14aを有した底板14が設けら
れている。この底板14と前記パネル11の開口部12の下側
縁部間には、テーパ部15aを有したブロック15がネジ16
により固定されている。このネジ16の径は前記底板14に
設けられた穴14aの径(L)よりも小さく、ネジ16を緩
めることにより支持板17が底板14より外れ、ブロック15
をA方向(第2図)に若干移動できるようになってい
る。ところで、前記ブロック15のテーパ部15aの傾斜角
度Θは次式によって決定する。これを第4図を参照して
説明する。但し、Wはパネル計器の重さ、Fpはパネル計
器上面がパネルを押す力(Fkの反力、Fsは前記重さWと
反力Fpの合成力、Hはパネルの開口高さ、Lはパネル端
面からパネル計器の重心Pまでの距離である。
Fk×H=W×L Fk=Fp 従って、 Fp=L・W/H tanΘ=Fp/W=L/H これにより、角度Θは、パネルの開口高さHとパネル端
面からパネル計器の重心Pまでの距離Lを求めることに
より決定できる。なお、図中の17は底板14の支持板であ
る。
しかして、上記実施例によれば、パネル計器底部の底板
14と前記パネル11の開口部12の下側縁部間に、テーパ部
15aを有したブロック15を設けた構造となっているた
め、パネル11の開口部12の下側縁部が前記パネル計器13
を押すベクトルはブロック15を介して前記合成力Fsと対
向することになる。従って、従来は第7図のようにパネ
ル計器が取り付け時に傾斜するため、棚を設けたり、後
ろを支えながらパネルにネジ止めしていたが、前記ブロ
ックによりそれらが不要となり、作業能率が向上した。
また、前記ブロック15はネジ16を緩めることにより矢印
A方向へ移動できるようになっているため、パネル厚さ
が変動してもブロック15の機能を損うことがない。これ
について第5図を参照して説明する。パネル11の厚さは
通常1.6mm(t1)〜3.0mm(t2)である。仮に前記距離L
と高さHが等しくΘ=45度のブロックを考えると、取付
け高さがパネル板厚により1.4mm(H1)ほど変わること
になる。しかるに、パネル厚が多少変動してもブロック
15の固定位置を可変できるため、ブロック15の機能を損
うことがない。
[考案の効果] 以上詳述した如く本考案によれば、テーパ部を有したブ
ロックをパネルの開口部の下側縁部とパネル計器間に適
宜取付けることにより、パネル計器がパネル開口部から
傾斜することを防止できるため、従来のように棚を設け
たり取り付け時に計器後部を支えることなく作業できる
ため、作業能率の良いパネル計器の固定機構を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るパネル計器の固定機構
の説明図、第2図は同固定機構の裏面図、第3図は同固
定機構の部分斜視図、第4図は同固定機構のパネルにパ
ネル計器を取付けた場合の力学的考察の説明図、第5図
は同固定機構におけるパネル板厚の変動に伴うブロック
の説明図、第6図は従来のパネル計器の固定機構の説明
図、第7図は従来の固定機構の問題点の説明図である。 11……パネル、12……開口部、13……パネル計器、13a,
13b……ツバ部、14……底板、14a……穴、15……ブロッ
ク、15a……テーパ部、16……ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルの開口部に少なくとも上下にツバ部
    を有するツバ付パネル計器を固定する固定機構におい
    て、前記パネル計器の底部に、テーパ部を有したブロッ
    クを、該ブロックのテーパ部が前記パネルの開口部の下
    側縁部に当接し前記パネル計器の下側のツバ部とブロッ
    クで開口部の下側縁部を挟持するように取付け、前記パ
    ネル計器は少なくともパネルの開口部の下側縁部を押圧
    する前記ブロックの作用力と前記パネル計器の上側のツ
    バ部のパネルの開口部の上側縁部を押圧する作用力によ
    って支持される如く構成したことを特徴とするパネル計
    器の固定機構。
JP1987170012U 1987-11-06 1987-11-06 パネル計器の固定機構 Expired - Lifetime JPH0742103Y2 (ja)

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JPH0174523U JPH0174523U (ja) 1989-05-19
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