JPH0740701U - 水中の付着物防止と油回収材料 - Google Patents
水中の付着物防止と油回収材料Info
- Publication number
- JPH0740701U JPH0740701U JP7701693U JP7701693U JPH0740701U JP H0740701 U JPH0740701 U JP H0740701U JP 7701693 U JP7701693 U JP 7701693U JP 7701693 U JP7701693 U JP 7701693U JP H0740701 U JPH0740701 U JP H0740701U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- water
- balls
- oil recovery
- fish
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Paints Or Removers (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 川、海の環境をさらに良好にし、油を完全に
除去しながら、回収油の利用をはかり、油の消費をへら
す。そして魚業、水産業の労働生産性を向上し、農業の
低い生産性の2の舞いにならぬよう、簡單で安全でしか
も確実な材料を提供する。 【構成】 水中で使用する設備、部品の材質を、フッ素
処理することにより、大巾に改質し、濡れ角度180°
に近い材質を得る物は、油以外の付着物をよせつけない
ため、魚貝の発育を止めることなく成長できるので糸に
し、網にして使用するものである。さらに油の回収用ボ
ール、ロープ、脱着等、速やくできるシステムが可能と
なる。また安く回収するためのボールも数と大きさに関
係はあるが本考案特徴は撥水性、親油性の材料で水中で
力を発揮する。
除去しながら、回収油の利用をはかり、油の消費をへら
す。そして魚業、水産業の労働生産性を向上し、農業の
低い生産性の2の舞いにならぬよう、簡單で安全でしか
も確実な材料を提供する。 【構成】 水中で使用する設備、部品の材質を、フッ素
処理することにより、大巾に改質し、濡れ角度180°
に近い材質を得る物は、油以外の付着物をよせつけない
ため、魚貝の発育を止めることなく成長できるので糸に
し、網にして使用するものである。さらに油の回収用ボ
ール、ロープ、脱着等、速やくできるシステムが可能と
なる。また安く回収するためのボールも数と大きさに関
係はあるが本考案特徴は撥水性、親油性の材料で水中で
力を発揮する。
Description
【0001】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水中での施設に海草や貝等の付着物のつくのを防止したり、水中 の油を除去する材料に関するものである。
【0002】 〔從来の技術〕 從来、フッ素コーテング材等があった。
【0003】 〔考案が解決しようとする課題〕 これは次のような欠点があった。 (イ) コーテング材が簡單にはがれるため、草、貝等の付着が発生した。 (ロ) 塗装、等密着力の少ない方法での表面変化品はあったが、草、貝の付着 が発生した。 (ハ) 船舶が事故により油が海上に流出した時の処置は、フェンスを張って油 の拡散を防止し、ポンプで吸みとり、残油の凝集剤で塊状にして沈下し、そして 沈下物を天然淨化、の工程をとるのが多かった。 (ニ) 船底に付着物、とくにフジツボ等のつくことが多かった。 (ホ) 船底の塗装をやり直すことがあった。 (ヘ) 永海リブの軸受に貝が付着し、稼働が困難なことがあった。 (ト) 水中での油水分離装置が初めは好調で、後に分離力が低下することがあ った。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】 〔課題を解決するための手段〕 (イ) ナイロン、等プラスチックの糸をフッ素処理して超撥水性に改質したも のを編み、網や、網篭及びロープを作り、養殖魚貝用に使用する。 (ロ) 黒鉛、金属等の水中構造物で、草、貝が付着しないほうがよい物の材料 として、フッ素処理したものを使用する。 (ハ) 海上流出した油のみを回収して使用可油にするため、オイルフェンスの 材料にフッ素処理品を使用し、ポンプ吸みとり以降の工程を変更する。 それは、球、ロープ等、船から送りだし回収可能な材料の表面にフッソ処理した プラスチック、等を使用し、巻取り回収法にする。 (ニ) 海草、貝類が付着しない船底にするため、フッソ処理したプラスチック 金属等の薄板を張付ける。 (ホ) 塗装のはげた船底の修理にはフッ素処理済厚み大の塗料を塗布する。 (ヘ) 永海リブ設備の駆動部には黒鉛にフッ素処理した材料を使用する。 (ト) 油水分離材には分離力の変化のないフッ素処理品を材料とする。
【0005】 〔作用〕 水中で使用するプラスチック等の固体にフッ素処理をし、濡れ角度を180° に近い材料は超撥水性があり、さらに、超親油性質をもつものになるため、水中 での草や、海のイガイ、フジツボ、アカザラ、ポリドラ、ヒトデ類の魚貝類が付 着できなくなる。ロープ、網、ブイ、筏、油回収船の器具に力を発揮する。 また、船底に設けると、滑り易く、水との接触抵抗の減少に作用する。
【0006】 〔実施例〕 以下、本案の実施例について説明する。 (イ) 貝の養殖に使用するパールネット(図1)及び丸篭(図2)の網材料に フッ素処理した0.5〜0.8φのナイロン糸を使用し、6φのロープにも使用 実施する。また締め部針金にもフッ素処理品を使用する。 (ロ) 魚の養殖に使用する定地網の網にフッ素処理品を使用すると付着物がな く、潮通しがよくなる。 (ハ) 海上に流出した油の回収用として中空浮ボール100φ〜600φの2 本の手からロープで数珠つなぎにし、船から海に落とし、回収するが、船内に回 収油をボール及びロープから脱着できる設備をもち繰り返し作業をし、油をとる が、このボール及び、表面積の大きいロープの双方共、フッソ処理済のナイロン 、ウレタン等、高分子のカーボンも含め使用する。 (ニ) 船底に炭素繊維等、炭素材料、プラスチック強化品等の素材にフッ素処 理板を張る。 (ホ) 海上設備の中でも回転、往復等、運動する部分に、フジツボ等付着する 部分に黒鉛等を主材とした材料にフッソ処理した軸受、軸、シールにする。 (ヘ) 油水分離装置の分離機能部品に適用する。 本案は以上の例の他にも、水中に於ける油の除去及び付着物なしを安定して、 長期にわたり使用可能にできるものである。
【0007】 〔考案の効果〕 魚業の場合、網の目づまりがなくなり、潮通し、水通りがよくなると、付着物 が餌をとるのがなくなり、酸素も入り易く、中も広い儘で保持できる故、魚貝の 成長がよい。さらに、目づまりのため、入れ替えしていた篭も不必要となり、洗 淨工程がなくなり、設備スペースを他に使える。 油の回収の場合、数珠つなぎしたボール及びロープ表面にべっとりついた油を 船内で脱着することにより、直ちに反対側に海中に入れ、直ちに油を回収するこ とができる。そして船内に設ける油の脱着に眞空式を設けると、速度が向上し、 大量の油に対処できる。またボールは数により波浪エネルギーを吸収する。 船舶の船底に使用の場合、船底の不純物がないため、船の速力が向上、油の消 費減少するばかりでなく、延命効果もある。
【図1】本考案の糸で編んだ貝養殖のパールネット斜視
図である。
図である。
【図2】本考案の糸で編んだ貝養殖の丸篭斜視図であ
る。
る。
【図3】本考案の炭素繊維ポリボールにフッ素処理した
浮子である。
浮子である。
A パールネット B 丸篭 C 浮子ボール
Claims (1)
- 【請求項1】 水中での草、貝等の付着防止と油の付着
促進の双方に使用できるもので、プラスチック、炭素、
金属等、固体表面にフッ素処理を施し、改質した材料。
すなはち、表面の撥水性質を付着物防止、親油性を油回
収用とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7701693U JPH0740701U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 水中の付着物防止と油回収材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7701693U JPH0740701U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 水中の付着物防止と油回収材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740701U true JPH0740701U (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=13621967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7701693U Pending JPH0740701U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 水中の付着物防止と油回収材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740701U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001295255A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Asahi Kasei Corp | 撥水効果のある汚濁防止シート |
JP2013527093A (ja) * | 2010-06-04 | 2013-06-27 | ジョセフ・リオーダン | 浮遊球体及び液体表面にガスバリアを形成するためのそれらの使用 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP7701693U patent/JPH0740701U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001295255A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Asahi Kasei Corp | 撥水効果のある汚濁防止シート |
JP2013527093A (ja) * | 2010-06-04 | 2013-06-27 | ジョセフ・リオーダン | 浮遊球体及び液体表面にガスバリアを形成するためのそれらの使用 |
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