JPH0740368Y2 - 握り鋏 - Google Patents

握り鋏

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Publication number
JPH0740368Y2
JPH0740368Y2 JP8656090U JP8656090U JPH0740368Y2 JP H0740368 Y2 JPH0740368 Y2 JP H0740368Y2 JP 8656090 U JP8656090 U JP 8656090U JP 8656090 U JP8656090 U JP 8656090U JP H0740368 Y2 JPH0740368 Y2 JP H0740368Y2
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JP
Japan
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screw
grip
blade
insertion hole
angle
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Application number
JP8656090U
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English (en)
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JPH0444871U (ja
Inventor
義則 久語
勘一 井上
Original Assignee
義則 久語
勘一 井上
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、刃部が自在に取替可能であって、且つ握り部
の開放角度(刃部の相対角度)が適宜調整可能な握り鋏
に関するものである。
(従来の技術) 従来からの握り鋏(和鋏)は握り部をU字状に形成する
と共に湾曲部分の内側位置に板ばねを外方向へ付勢する
状態に取り付けており、更に両刃のあご部が僅かに交差
して離れないように開放角度制限具によってU字状握り
部が一定角度(設定角度)以上に外方向へ広がらない
(開放しない)如く形成されている。尚、従来の角度制
限具は、例えば第4図に示す如く、U字状握り部(A)
の適宜位置に棒体(10)を挿通させ該棒体(10)の両端
部に挿通孔(11)(12)よりも大径の押止片(10a)を
形成することで握り部(A)が一定角度以上外方向へ広
がるのを両押止片で防止するものや、図示しなかったが
U字状握り部の内側位置に係合する鉤状、くの字状の係
止体を夫々突出形成させ、突出した両係止体が係合する
状態で握り部が外方向へ広がるのを防止するもの等があ
る。
(考案が解決しようとする課題) 尚、従来の握り鋏において、刃の取り替えを可能にした
ものはあるが、これは握り部先端に設けた溝へ刃の基部
を挿入すると共に螺子によって締結する構造であり、刃
の傷み等による新規な刃の装着、別部材(超硬部材、セ
ラミック材等)から成る刃の装着が適宜可能に形成され
ている。しかしながら、刃を取り替える場合、同種刃で
ない時などは刃の長さ、刃板幅などにより適切な当該刃
部の相対角度(握り部の開放角度)を調整する必要が生
じることもあるが、このような点を考慮した握り鋏は一
向に考え出されていない。
本考案は、上記の点に鑑みなされたものであって、各刃
が取り替え可能であり、且つ握り部の開放角度を調整自
在に形成することで当該刃部の設定角度を随時最適に調
整することが出来るものとし、而も従来の握り鋏と異な
り工具的な感覚をも有する握り鋏を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、握り部の両軸体に調整螺子の軸部ないし雄螺子部が
挿通可能な挿通孔を夫々穿設すると共に一方の挿通孔に
雌螺子部を設けて他方挿通孔から挿入した調整螺子の雄
螺子部と螺合する如く形成し、更に握り部の各先端位置
には刃部の中子部分が載置可能な載置面を形成し、当該
載置面に載置した中子部分を締結螺子により押止固定す
る固定板を設けたことを特徴とする握り鋏にある。
(作用) 以上の如く本考案の握り鋏は、刃を取り替える場合、締
結螺子を緩め固定板を離脱させて刃を取り除き、載置面
に新たな刃の中子部分を置いた後に固定板を重ね置き螺
子を締めて該固定板を固定させれば良く、従来の如く、
握り部の各軸体に刻設した挿入溝に中子部分を挿入した
後、螺子で締結する操作に比べて、載置面に置く方が位
置決めしやすく螺子孔も連通状態になるから螺子孔を合
せる手間は不要になる。又、握り部の開放角度すなわち
軸体間の設定角度は、調整螺子の締め付け具合によって
調整出来るものであり、両挿通孔に挿通した調整螺子の
雄螺子部が一方挿通孔の雌螺子部と螺合した状態におい
て、当該調整螺子を締めれば螺子頭と雌螺子部との距離
は短くなり軸体間の間隔が狭くなって開放角度を小さく
することが出来、逆に調整螺子を緩めれば螺子頭と雌螺
子部との距離は長くなり軸体間の間隔が広くなって開放
角度を大きくすることが出来る。よって、本握り鋏は、
握り部の開放制限角度(設定角度)が任意に調整出来る
ものであり、例えば異種の刃を取り替えた場合などにお
いて、握り部の角度を調整して最適な状態(刃のあご部
が多少交差する状態)を常に提供し得るものとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は握り
部の角度調整部分を示す部分断側面図である。
図面において、(1)は握り部で、2本の軸体(1a)
(1b)を基端部分において回動自在に軸着すると共にバ
ネ(2)を内設して軸体(1a)(1b)が外方向へ付勢す
る状態に形成したものであって、本握り部(1)は適宜
分解可能な如く設けられているが、無論、一般的な握り
鋏のU字状握り部と同形状であっても構わない。又、握
り部(1)の各軸体(1a)(1b)の適宜位置には調整螺
子(3)が挿通可能な挿通孔(1c)(1d)を穿設してお
り、少なくとも一方の挿通孔(1c)は調整螺子(3)の
螺子頭(3b)が係止出来るように調整螺子(3)の雄螺
子部(3a)ないし軸部よりも大径であり且つ螺子頭(3
b)よりも小径に形成し、他方の挿通孔(1d)には調整
螺子(3)の雄螺子部(3a)と螺合する雌螺子部(3c)
を形成している。調整螺子(3)は、握り部(1)に取
り付けて該握り部(1)の最大開放角度を設定するもの
であり、挿通孔(1c)側から挿通させて雄螺子部(3a)
と挿通孔(1d)側の雌螺子部(3c)とを螺合させること
で、軸体が外方向へ広がるのを螺子頭(3b)が挿通孔
(1c)を押止して防止することが出来、更に調整螺子
(3)の締め付け具合で螺子頭(3b)と雌螺子部(3c)
の長さを無段階に変化させることが出来るから握り部
(1)の開放角度も(螺子が螺合する範囲内で)無段階
に調整することが出来、両刃部(4)の交差状態等の状
況に応じて最適な角度に設定すれば良い。尚、本実施例
では雌螺子部(3c)を挿通孔(1d)内に形成したが、挿
通孔(1d)から外方へ突出状態にある雄螺子部(3a)に
ナット部材を螺合させる構成としても構わない。各軸体
(1a)(1b)の先端位置には各刃部(4)の中子(4a)
を載置固定させる為の載置面(5)を各々形成してお
り、該載置面(5)は第3図に示す如く、簡単に置けて
而も確りと安定されるように基端側に向けて狭くなる三
角形状とし、且つ刃部(4)の厚み幅を有する安定溝
(5b)を刻設している。(6)は固定板で、上記中子
(4a)を押止固定して握り部(1)に刃部(4)を取り
付けるための部材であり、締結螺子(7)によって固定
板、中子、軸体を締結固定し一体化ならしめる。
尚、各部材には締結螺子(7)を挿通、螺合させる挿通
孔(6a)、挿通孔(4b)、螺子孔(5a)を穿設してい
る。
(考案の効果) 以上説明してきた如く本考案によれば、従来の握り鋏で
は得られなかった長刃、片丸、両丸、守町等の各種刃の
取替が自在に行なえ、鋏全体の大きさ(全長)も105mm
〜120mmに適宜変更出来るものであり、各種刃の取替に
伴う握り部の角度調整が必要に応じて行なえる効果を奏
させ、常に使用者が最も効果的で使い易い状態にして利
用することが出来る等、実用性に優れた握り鋏を提供す
ることが出来るものであって、その商品的価値は非常に
高いと言える。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す斜視図。第2図は握り
部の角度調整部分を示す部分断側面図。第3図は刃取り
付け部分を示す分解斜視図、第4図は従来握り鋏におけ
る開放角度制限具を示す部分断側面図。 1……握り部、3……調整螺子、4……刃部、5……載
置面、6……固定板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】握り部の両軸体に調整螺子の軸部ないし雄
    螺子部が挿通可能な挿通孔を夫々穿設すると共に一方の
    挿通孔に雌螺子部を設けて他方挿通孔から挿入した調整
    螺子の雄螺子部と螺合する如く形成し、更に握り部の各
    先端位置には刃部の中子部分が載置可能な載置面を形成
    し、当該載置面に載置した中子部分を締結螺子により押
    止固定する固定板を設けたことを特徴とする握り鋏。
JP8656090U 1990-08-17 1990-08-17 握り鋏 Expired - Lifetime JPH0740368Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8656090U JPH0740368Y2 (ja) 1990-08-17 1990-08-17 握り鋏

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8656090U JPH0740368Y2 (ja) 1990-08-17 1990-08-17 握り鋏

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0444871U JPH0444871U (ja) 1992-04-16
JPH0740368Y2 true JPH0740368Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=31818286

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JP8656090U Expired - Lifetime JPH0740368Y2 (ja) 1990-08-17 1990-08-17 握り鋏

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JP (1) JPH0740368Y2 (ja)

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JPH0444871U (ja) 1992-04-16

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