JPH073977Y2 - 風船内への物体挿入装置 - Google Patents

風船内への物体挿入装置

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JPH073977Y2
JPH073977Y2 JP5856692U JP5856692U JPH073977Y2 JP H073977 Y2 JPH073977 Y2 JP H073977Y2 JP 5856692 U JP5856692 U JP 5856692U JP 5856692 U JP5856692 U JP 5856692U JP H073977 Y2 JPH073977 Y2 JP H073977Y2
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balloon
mouth
container
opening
neck
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利幸 蔵
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利幸 蔵
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は膨張した風船内に花束等
を簡単に挿入することができる装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】風船に、花束、ぬいぐるみ等を挿入する
と趣向が変わって面白いものになる。とりわけ花束を封
入した場合には花束がゴム風船で保護されるので、物体
との接触による花の損傷を防ぐことができ花束の取扱い
も楽になるだけでなく、水分の蒸散を抑えるため花束を
格段に長持ちさせる効果がある。また、プレゼントとし
てぬいぐるみ等を風船に入れ、その風船を破裂させるこ
とにより、このプレゼントを唐突に露呈させたりすると
非常に演出効果が上がり、演出用具としても興味深いも
のがある。このような物体挿入風船は本件考案者が既に
実用新案出願をしている(実開平2−130269号参
照)。
【0003】しかし、膨らんだ風船内に物体を挿入する
場合、風船の空気注入口であるネック部を大きく開口さ
せ、空気が抜けきらないうちに素早く物体を挿入しネッ
ク部を封止せねばならず、熟練した技巧と特別の装置と
を必要とし、量産化が困難であった。
【0004】
【解決すべき技術的課題】本考案は風船内に物体を挿入
する際、上記のごとき問題があったことに鑑みて為され
たものであり、特別の技巧を要することなく誰でも容易
に風船内へ花束などの物体を挿入して、物体挿入風船を
つくることができ、更に要すれば、装置の物体挿入口
を、挿入する物体のサイズや形状に合わせ変更すること
ができる風船内への物体挿入装置を提供することを技術
的課題とするものである。
【0005】
【課題解決のために採用した手段】本考案は、下面に設
けたパッキング部により適当な容器に載置するだけで当
該容器の開口縁部に気密的に合着可能な板状蓋部材に、
風船のネック部が冠着可能な所要口径の筒状口部を設け
るか、或いは当該板状蓋部材の中央に大径の開口部を穿
設し、上面に風船のネック部が冠着可能な小口径の筒状
口部を中央に有する口部台座を、前記筒状口部と異口径
の筒状口部を有する少なくとも一つの口部台座と交換可
能に且つ前記開口部の縁部において気密的に接触して当
該開口部を被覆する如く設置するという手段を採用する
ことにより前述の技術的課題を解決したのである。
【0006】
【実施例】以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づ
いて説明する。なお、図1は本考案装置を示す斜視図、
図2は本考案装置を適当な容器に載置した状態を示す断
面図、図3は本考案装置に風船を冠着して風船を膨らま
せようとしている状態を示す断面説明図、図4は膨らま
せた風船を冠着した本考案装置を適当な容器に載置して
風船ネック部の封止を解いた状態を示す断面説明図、図
5は風船中に花束を挿入した状態を示す断面説明図、そ
して図6は本考案の実施変形例を示す断面図である。
【0007】図中、符号1で指示するものは、透明プラ
スチック製の板状蓋部材であり、周辺部には塗料が塗布
され、中央部に透明部1aを形成している。当該板状蓋
部材1は中央部に比較的大きな径の開口部11を有し、
また当該板状蓋部材1の下面には発泡樹脂製のパッキン
グ部2が貼設されている。当該パッキング部2によっ
て、板状蓋部材1と所謂ポリバケツの如き適当な容器A
との気密的な合着が可能になる。ここに言う容器Aと
は、膨らませた風船を入れることができる大きさを持
ち、丈夫なものであれば、如何なる容器でも良い。
【0008】符号31aで指示するものは、前記板状蓋
部材1に穿設された開口部11の縁部全体と気密的に接
触して開口部11を被覆する口部台座であり、当該口部
台座31aの中央部には風船7のネック部71が冠着で
きる比較的小径の筒状口部32aが設けられている。当
該口部台座31aは板状蓋部材1上面に立設された支点
ピン4に軸着されており、支点ピン4を軸中心として板
状蓋部材1上を回動する。当該口部台座31aを回動さ
せて前記開口部11上に被覆させると、前記筒状口部3
2aと開口部11とは連通する。図1中、開口部11は
点線で示している。前記支点ピン4にはまた、前記筒状
口部32aとは口径の異なる筒状口部32bを有する口
部台座31bも軸着されており、挿入する物体のサイズ
や形態に合わせてこれら口部台座31a、31bを選択
することができる。なお、図2〜図6の断面図において
は、上記筒状口部32bおよび口部台座31bは図示し
ていない。その他、板状蓋部材1上には、当該板状蓋部
材1の下方から上方への一方向の空気流のみ許す逆止め
弁5と、風船7のネック部71を拡げて冠着しておく係
止部材6とが配設されている。
【0009】次に、本考案の実施例装置を使用して物体
挿入風船を製造する方法について、図3〜図5を参照し
ながら説明する。
【0010】まず、風船7のネック部71の伸び具合
や、挿入物のサイズ、形状等を考慮して口部台座31
a、31bから挿入作業に適した筒状口部を有する口部
台座を選択する。物体の挿入の容易さのみ考慮するなら
ば、挿入口である筒状口部は大口径の方が良いが、風船
7の筒状口部への冠着はネック部を大きく伸ばして行な
うため、大口径になる程、風船7は冠着し難くなる。こ
の選択した口部台座を回動させて開口部11上に位置さ
せ、そして、図3に示すように、風船7の袋部72をこ
の筒状口部から下方に挿入し、当該風船7のネック部7
1を前記筒状口部の外口縁に折り返しつつ冠着し、当該
風船7のネック部71から空気を送入して風船を膨らま
せる。
【0011】ついで、膨らませた風船7が萎まないよう
にネック部71を封止しながら、容器A内に風船7を入
れて、本装置を容器A上に載置する。本装置と容器Aと
はパッキング部2により気密的に接触するので、図4に
示すように、ネック部71の封止を解いても風船から全
ての空気が抜けることはなく風船7は膨らんだ状態を維
持する。なぜならば、風船7外面と容器A内面とで囲ま
れた空間Bは、容器Aと板状蓋部材1、板状蓋部材1と
口部台座31a、及び口部台座31aと風船ネック部7
1がそれぞれ気密的に接触しているために、気密空間と
なっているからである。ネック部71の封止を解くと、
当然風船内は減圧し、風船7はゴム弾性力により収縮し
ようとする。しかし、当該空間Bは、気密空間であるた
めに風船7の収縮により負圧を生じ、この空間Bの負圧
と風船7の収縮力がつりあうことにより収縮が阻止され
る。このために風船7は、ネック部72が開口していて
も膨らんだ状態を維持するのである。
【0012】そして、図5に示すように、花束などの物
体を前記筒状口部から風船7内へ差し込むことにより、
簡単に物体を挿入できるのである。挿入し終えて、ネッ
ク部71を再び封止して本装置を容器Aから取り外し、
風船7を筒状口部から抜き取れば、物体挿入風船が得ら
れるのである。図5においては有底管状のグリップ筒8
で花束茎幹部を束ねて、風船ネック部71に差込み、筒
状口部に冠着してあったネック部71をグリップ筒8へ
移動させ(図5中の矢印)、そこに固定することによ
り、ネック部71を封止している。
【0013】本考案の具体例である実施例は概ね上記の
ように構成されるが、本考案は前述の実施例に限定され
るものではなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内
において種々の変更が可能である。
【0014】たとえば、風船7のネック部71を筒状口
部に冠着し易くするため、或いは物体を風船7内へ挿入
し易くするために、図6中、符号32cで示すごとく筒
状口部を、上方に向かって広がる漏斗形状にしたり、ま
た、物体の挿入を終えた風船のネック部71の封止をよ
り簡単にするために、同図中、符号32dで示す如く筒
状口部と口部台座を分離しても良い。
【0015】また、上記実施例においては、選択できる
口部台座として、筒状口部の口径の異なるものを二つ設
置したが、三つ以上の選択口部台座を設置したり、上述
したような筒状口部の形状の異なるものを選択口部台座
として設置しても良い。
【0016】
【本考案の効果】以上、実施例をもって説明したとおり
本考案装置の本体は、いわゆるポリバケツの如き適当容
器に載置するだけで、風船の収縮を阻止する気密空間を
形成することができる板状蓋部材であり、小型軽量なの
で、本考案装置の移動、運搬も至極軽便である。よっ
て、屋内は勿論のこと、屋外においても手軽に風船に物
体を挿入することが可能になる。
【0017】更に必要により、風船を冠着する筒状口部
を、口径および形状が異なる他の筒状口部と交換可能な
ように構成するならば、風船および挿入物体のサイズ、
形状等による多様な挿入条件にも広く対応できるので、
さらに効率良く挿入作業を進めることが可能になるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例装置を示す斜視説明図である。
【図2】本考案装置を適当な容器に載置した状態を示す
断面図である。
【図3】本考案装置に風船を冠着して風船を膨らませよ
うとしている状態を示す断面説明図である。
【図4】膨らませた風船を冠着した本考案装置を適当な
容器に載置して風船ネック部の封止を解いた状態を示す
断面説明図である。
【図5】風船中に花束を挿入した状態を示す断面説明図
である。
【図6】本考案の実施変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板状蓋部材 11 開口部 2 パッキング部 31 口部台座 32 筒状口部 7 風船 71 ネック部 72 袋部 A 容器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に設けたパッキング部2により容器
    Aに載置して当該容器Aの開口縁部に気密的に合着可能
    な板状蓋部材1であって、中央には風船7のネック部7
    1が冠着可能な所要口径の筒状口部32を有する風船内
    への物体挿入装置。
  2. 【請求項2】 下面に設けたパッキング部2により容器
    Aに載置して当該容器Aの開口縁部に気密的に合着可能
    な板状蓋部材1であって、中央部に大径の開口部11を
    穿設し、上面に風船7のネック部71が冠着可能な所要
    口径の筒状口部32を中央に有する口部台座31を、前
    記筒状口部32と異口径、或いは異形状の筒状口部を有
    する少なくとも一つの口部台座と交換可能に且つ前記開
    口部11の縁部において気密的に接触し当該開口部11
    を被覆する如く設置したことを特徴とする風船内への物
    体挿入装置。
JP5856692U 1992-08-20 1992-08-20 風船内への物体挿入装置 Expired - Lifetime JPH073977Y2 (ja)

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JP5856692U JPH073977Y2 (ja) 1992-08-20 1992-08-20 風船内への物体挿入装置

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JP5856692U JPH073977Y2 (ja) 1992-08-20 1992-08-20 風船内への物体挿入装置

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JPH0619634U JPH0619634U (ja) 1994-03-15
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