JPH0739454Y2 - かしめ機 - Google Patents

かしめ機

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JPH0739454Y2
JPH0739454Y2 JP1990028376U JP2837690U JPH0739454Y2 JP H0739454 Y2 JPH0739454 Y2 JP H0739454Y2 JP 1990028376 U JP1990028376 U JP 1990028376U JP 2837690 U JP2837690 U JP 2837690U JP H0739454 Y2 JPH0739454 Y2 JP H0739454Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing plate
plunger
mounting base
caulking
bush
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990028376U
Other languages
English (en)
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JPH03120925U (ja
Inventor
浩輔 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoto Tool Co Ltd
Original Assignee
Kyoto Tool Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はかしめ機に関するもので、特に、まぐろ・はえ
なわ漁船等に積み込んで、ワイヤーやテグスの端部をル
ープ状にしてかしめ筒によりかしめるのに最適のコンパ
クトで、且つ設置安定性に優れたかしめ機に関するもの
である。
〔従来技術と課題〕 一般に、かしめ装置には、てこを利用した手動式かしめ
機をはじめ油圧駆動式やエアー駆動式のもの等、各種各
様のものがあり広く利用されている。しかし、従来の油
圧駆動式やエアー駆動式のものは、いずれも大型で、作
業場に設置して使用されているものであり、容易に持ち
運びのできるコンパクトなものはなかった。
ところで、周知の通り、まぐろ・はえなわ漁船等のはえ
なわの幹縄は1本150kmにも達し、この幹縄には、先端
に細いワイヤやテグスを介して釣針を取り付けた技縄を
約3600本も取り付けるものであって、この技縄の長さは
漁場の水深に応じてその都度、船上にて調整する必要が
あり、その作業に当っては第6図に示す如くワイヤやテ
グスの両端にループを形成してかしめ筒によりかしめる
作業が必須とされている。上記のかしめ作業に当って
は、持ち運び可能なてこを利用した手動式のかしめ機を
船内に持ち込んで行われているが、約3600本について手
動のかしめ機にてかしめ作業を行なうことは、船上とい
う条件を除いたとしても、非常に厳しいものがある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の状況に鑑み種々検討した結果考案したも
ので、船上で容易に得られる圧縮空気を利用して駆動で
き、コンパクトで持ち運びが容易で、かつ、設置安定性
に優れたエアー駆動式のかしめ機を提供するものであ
る。
すなわち、本考案は、前後に段差を有する凹状枠体2の
前方上面に高位固定板3を固着すると共に後方上面に低
位固定板4を固着してなるベース1の該高位固定板3上
には、上方にプランジャ軸受8を備え下部には中央に垂
直状の丸穴9を有する取付台6を一体的に設けたボディ
5の該取付台6を固定し、該プランジャ軸受8には、下
端に上側の金型ホルダ21を有するプランジャ20を上下動
可能に貫通させると共に前記取付台6の側部には丸穴9
に通じるネジ孔10を設け、該丸穴9には、円筒11の内面
にネジを備え上部に鍔12を有しかつ外周にリング状の切
欠溝13を有するブッシュ14を挿入し、該ブッシュ14の内
面のネジに、上部に下側の金型ホルダ15を備えたネジ軸
16をロックナット17を介してねじ込み、前記ネジ孔10
に、前記ブッシュの切欠溝13に達するまで固定ネジ18を
ねじ込んで、下側の金型ホルダ15を上下微調整可能と
し、一方、前記低位固定板4上には、上方にピストンロ
ッド26を突出させたエアシリンダ23の下端部を軸支して
上方を前後方向に揺動可能とし、該エアシリンダ23の上
方に突出させたピストンロッド26の先端部と前記プラン
ジャ20の先端部とをトッグル・ジョイント機構にて連結
したことを特徴とするかしめ機に係るものである。
〔実施例〕
図面は本考案に係るかしめ機の一実施例を示すものであ
り、図中はベースで、凹状枠体の前後に高位固定板
と低位固定板が水平状に設けられているものであ
る。は高位固定板上に載置固定されるボディで、下部
の取付台の側後部にアーム用の軸受を設けると共に
上部には一定空間を設けてプランジャ軸受が一体的に
設けられており、取付台の中央には垂直状の丸穴を
設けると共にその側部にはネジ孔が設けられているも
のである。この取付台の丸穴にはブッシュ14を介して
下側の金型ホルダが上下微調整可能に取り付けられる
が、その構造は第3図に示す如く、内面にネジを有する
円筒の上部に六角状の鍔を設け、外周にリング状の
切欠溝を有するブッシュを前記取付台の丸穴に挿
入し、上部に下側の金型ホルダを備えたネジ軸をロ
ックナットを介して前記ブッシュにねじ込み、前記取
付台側部のネジ孔に蝶型の固定ねじを前記切欠溝に
達するまでねじ込んで回転及び上下動しないように固定
するものである。この上下微調整機構は、長時間の使用
によりかしめ金型が摩耗した際、下側の金型ホルダを
上方に摩耗量だけ上昇させて実質的にかしめ量を均一に
したり、かしめ力の大小の調整の時に使用するものであ
るが、高さ調整の際下側の金型ホルダを備えたねじ軸
を回転させると下側の金型ホルダの嵌込溝の方向が
ずれるため、調整後ロックナットにて固定し、ブッシュ
自体を回転させて正規の位置決めを行なう機能をもつも
のである。
は下部に上側の金型ホルダを有し、上部に孔を有
するプランジャで、前記ボディの上部に設けられてい
るプランジャ軸受に上下動可能に挿通されているもの
である。
はエアシリンダで、後方の低位固定板上に固定され
た軸受にエアシリンダの下端部が軸支され、上方が
やや前方に傾いた状態にて上部が前後方向に揺動可能に
なっている。このエアシリンダの上部からは、ピストン
ロッドが突出しており、このロッドの先端には二股状
のホルダを介してベルクランクの長肘の一端に軸支
され、ベルクランクの短肘の他端は前記プランジャの
上部の孔に軸支されている。はアームで、その上端
部は前記ベルクランクの肘部に軸支され、下端部は前記
取付台後部の軸受に軸支されており、このアームと
前記ベルクランクによりピストンロッドとプランジャ
の間のトグル機構を構成している。
は潤滑装置付のエアコントロールユニットで、前記エ
アシリンダの上下の出入口にエアを送る際このエア
コントロールユニットを通すことによりエアに潤滑剤を
混入してシリンダ内の防錆を図るものである。
本考案においては、このエアコントロールユニットがベ
ースの上位固定板の下部にブラケットを介して固定
され、一方、エアシリンダの上下の出入口にもエル
ボを設け、上下の固定板の昼間空隙部を利用してパイ
ピングを施しているので、装置全体として突出部がなく
コンパクトでスッキリしたものとなっている。
なお、本考案の係るかしめ装置におけるピストンロッド
の駆動はフートバルブ(図示せず)により行なわれる。
〔作用〕
本考案におけるかしめの手順を、まぐろ・はえなわ漁に
用いるテグスのかしめを例にとって説明する。
第5図に示す如くアルミニウム製のかしめ筒にテグス
をループ状にして予め通しておき、これを両手で下側
のかしめ金型の凹部に第3図の如く嵌め込みフートペ
ダルをふむとピストンロッドは第1図の如く上昇し、
これによりトッグル機構のベルクランクの一端を押し
上げるのでその力は倍化されプランジャを押し下げ、
上側のかしめ金型により前記かしめ筒の胴部を第6
図の如くかしめる。かしめ終了後はフートペダルを離せ
ばプランジャは元に戻る。このかしめに要する時間は1
個当り約2秒で、きわめて能率のよいものである。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如く、ベースの前後に段差を設けてかし
め機構部とエアシリンダを縦方向に設け、ピストンロッ
ドとプランジャの各先端部をトッグル・ジョイント機構
を利用して連結しているので高さと共に前後方向の寸法
が圧縮されたコンパクトなかしめ機となった。また、ベ
ースの基本形態を凹状枠体として前後に段差を設けるこ
とにより昼間部分に大きな空隙を確保したため、潤滑装
置付のエアコントロールユニットやパイピングがベース
内に納まり、外部に突起のないスマートなものとなり、
設置安定性が極めて優れたものとなった。さらに、下側
の金型ホルダは単純な構造の上下微調整可能なものとし
たため、調節が容易で使い勝手の良いものとなった。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は側面
図、第2図は正面図、第3図は下側の金型ホルダの上下
微調整構造を示す部分縦断側面図、第4図は下側の金型
ホルダの平面図、第5図はかしめ前のテグスの側面図、
第6図はかしめ後のテグスの側面図、第7図は第6図の
A−A断面図である。 1……ベース、3……高位固定板、4…… 低位固定板 5……ボディ、6……取付台、8……プランジャ軸受 9……丸穴、14……ブッシュ、15……下側の金型ホルダ 16……ネジ軸、17……ロックナット、18……固定ネジ 20……プランジャ、21……上側の金型ホルダ 23……エアシリンダ、26……ピストンロッド 27……ホルダ、28……ベルクランク、29……アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後に段差を有する凹状枠体2の前方上面
    に高位固定板3を固着すると共に後方上面に低位固定板
    4を固着してなるベース1の該高位固定板3上には、上
    方にプランジャ軸受8を備え下部には中央に垂直状の丸
    穴9を有する取付台6を一体的に設けたボディ5の該取
    付台6を固定し、該プランジャ軸受8には、下端に上側
    の金型ホルダ21を有するプランジャ20を上下動可能に貫
    通させると共に前記取付台6の側部には丸穴9に通じる
    ネジ孔10を設け、該丸穴9には、円筒11の内面にネジを
    備え上部に鍔12を有しかつ外周にリング状の切欠溝13を
    有するブッシュ14を挿入し、該ブッシュ14の内面のネジ
    に、上部に下側の金型ホルダ15を備えたネジ軸16をロッ
    クナット17を介してねじ込み、前記ネジ孔10に、前記ブ
    ッシュの切欠溝13に達するまで固定ネジ18をねじ込ん
    で、下側の金型ホルダ15を上下微調整可能とし、一方、
    前記低位固定板4上には、上方にピストンロッド26を突
    出させたエアシリンダ23の下端部を軸支して上方を前後
    方向に揺動可能とし、該エアシリンダ23の上方に突出さ
    せたピストンロッド26の先端部と前記プランジャ20の先
    端部とをトッグル・ジョイント機構にて連結したことを
    特徴とするかしめ機。
JP1990028376U 1990-03-20 1990-03-20 かしめ機 Expired - Lifetime JPH0739454Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990028376U JPH0739454Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 かしめ機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1990028376U JPH0739454Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 かしめ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03120925U JPH03120925U (ja) 1991-12-11
JPH0739454Y2 true JPH0739454Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=31531181

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990028376U Expired - Lifetime JPH0739454Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 かしめ機

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