JPH0739415Y2 - 船釣用ステンレス板テンビン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【産業上の利用分野】本考案は、主に小型船舶による船
釣用の仕掛けテンビンとしての使用に関するものであ
る。

【従来の技術】従来のテンビンは、支柱部が数本の線
と、ら線スプリング等の構成により、凹凸の形状が表面
露出し、その凸部に他の釣人の鈎素等の交差混乱を引き
起こし、それが、また極めて、はずしにくいという問題
点を有していた。

【考案が解決しようとする課題】上記の問題点を克服す
る為に、その課題を複雑に施されたテンビン支柱部を極
力簡素化する方向へ図った。

【課題を解決する為の手段】従来の凹凸のある複雑に施
されたテンビン支柱部を一枚のステンレス板部材に集約
して一つの取付金具にした。

【作 用】実際に使用している状態の下では、ステンレ
ス板部材を介してステンレステンビン棒及び、かごおも
りを取付けている状態により、ステンレス板は水流に対
し平行に位置付けられる。そして、水流に対しステンレ
ステンビン棒もまた平行になびく結果が得られ、更に、
その先端に付帯している鈎素がなびく。また、ステンレ
ス板を使用することで、一方では集魚の効果も期待でき
る。

【実施例】実施例について、図面を参照して説明する。
図１〜図３に於て、部材は、ステンレス板（１）、ステ
ンレステンビン棒（２）、かごおもり専用取付金具
（８）の３部材より成立する。先ず、該ステンレス板
は、該ステンレステンビン棒とのバランスと強度を考え
て板厚を約０．８ｍｍとし、全長約１１０ｍｍ、幅約１
０ｍｍの両端半円状のほぼ楕円形とした。さて、穴の箇
所についてであるが、該ステンレステンビン棒の固定
は、溝穴（５）に通し、丸穴（６）で折り曲げて押える
固定が最も簡単であることより選定した。その各穴部の
位置については、かごおもり（９）の取付いた状態より
判断して、中心部付近に直径約２ｍｍの丸穴（６）を、
その穴より下方部にステンレステンビン棒保持の為の溝
穴（５）を施し、その該溝穴も該ステンレステンビン棒
の径に対し、動きのとれない様に線の太さにあう状態の
穴とした。スナップ取付穴（３）と、かごおもり専用取
付金具取付穴（４）は、各取付ける部材の線の太さに対
応し直径約３．５ｍｍとした。次に、該ステンレステン
ビン棒及び該かごおもり専用取付金具の太さであるが、
直径約１．５ｍｍとして統一を図った。また、この両部
材共にバネ用ステンレス棒とした。

【考案の効果】テンビンの支柱部を数本の線と、ら線ス
プリング等で構成するのではなく、一枚のステンレス板
に集約することで、現場において水流に対し、テンビン
全体の方向性が確保でき、また一方では、簡素化により
他の釣糸がからみつくことを極力防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるステンレス板テンビンの装置の実
施を示す斜視図。

【図２】

【図１】の１ ステンレス板に、２ ステンレステンビ
ン棒を取付ける部分の要部側面図である。

【図３】ステンレス板にステンレステンビン棒と、かご
おもり専用取付金具を装着してなる状態を示す分解斜視
図。

【符号の説明】

１ ステンレス板 ２ ステンレステンビン棒 ３ 道糸用スナップ取付穴 ４ かごおもり専用取付金具の取付穴 ５ ステンレステンビン棒取付部保持溝穴 ６ ステンレステンビン棒固定取付係止部穴 ７ 鈎 素 ８ かごおもり専用取付金具 ９ 各種かごおもり １０ 鈎素取付部 １１ 係止 部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】テンビンの支柱部が数本の線と、ら線スプ
   リング等で構成されていたものを一枚のステンレス板
   （１）に集約してステンレステンビン棒（２）を取付け
   ると共に、尚、且つ通常テンビンと同様にテンビンと、
   かごおもり（９）との脱着をも兼備したステンレス板テ
   ンビン。