JPH073795U - 汚水浄化装置 - Google Patents

汚水浄化装置

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JPH073795U
JPH073795U JP3180793U JP3180793U JPH073795U JP H073795 U JPH073795 U JP H073795U JP 3180793 U JP3180793 U JP 3180793U JP 3180793 U JP3180793 U JP 3180793U JP H073795 U JPH073795 U JP H073795U
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JP
Japan
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gas
liquid separation
exhaust
tower
solenoid valve
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Application number
JP3180793U
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English (en)
Inventor
進 根本
孝信 樫内
治 畠中
隆広 吉ヶ江
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス抜き電磁弁の詰まりを回避し、汚水を効
率よく浄化することができる汚水浄化装置を提供するこ
とを目的としている。 【構成】 汚水とオゾンとを導き、これらを反応させ汚
水を浄化させる気液分離塔2と、この気液分離塔2内の
排出物を導入して該排出物をガス成分と固形成分とに分
離する分離槽20と、気液分離塔2に流入したガス成分
が一定量以上になったときにこれを通過させるガス抜き
電磁弁3と、このガス抜き電磁弁3を通過した前記ガス
成分を消臭してこれを外部に排出する排気塔4とを具備
し、分離槽20が気液分離塔2とガス抜き電磁弁3とを
結ぶ管路に介設された構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固形成分を含む汚水の浄化に好適な汚水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、汚水にオゾンを注入し、これら汚水とオゾンとを気液分離塔内 に導き、この気液分離塔内で汚水をオゾンと接触反応させることにより浄化して 汚水を処理するオゾン浄化装置がある。係るオゾン浄化装置は、オゾンと汚水内 に溶存する不純物を化学反応により処理し、当該不純物を気体として排気できる ので、設備の管理を行いやすく、各種の海水浄化施設において利用されている。
【0003】 このオゾン浄化装置を水族館等の海獣飼育舎の水槽の海水浄化装置に利用した ものとして、図2に示す海水浄化装置1が知られている。 図2に示すように、海水浄化装置1は、海獣飼育舎(図示せず)の水槽の海水 とオゾンとをその内部に導いて接触反応させる気液分離塔2と、該気液分離塔2 から排出される余剰オゾン、反応により生じたオキシダント等のガス成分が前記 気液分離塔に流入したガスが一定量以上になったときにこれを通過させるガス抜 き電磁弁3と、このガス抜き電磁弁3を通過した前記ガス成分を消臭してこれを 外部に排出する活性炭排気塔(排気塔)4とを具備した概略構成とされている。
【0004】 前記気液分離塔2の下端部には海獣飼育舎の水槽海水を当該気液分離塔2に導 く導入管路5が連結されており、この導入管路5にはバルブ6aを介してオゾン 注入管6が連結されている。また、気液分離塔2の上下方向中間部には浄化され た海水を排出する排水管路7が連結されており、この排水管路7を通じて浄化さ れた海水が前記海獣飼育舎の水槽へ循環されるようになっている。さらに、前記 気液分離塔2の上端部には該気液分離塔2と活性炭排気塔4とを結ぶ排気管路8 が連結されており、この排気管路8に前記ガス抜き電磁弁3が介設されている。
【0005】 なお、前記気液分離塔2の上端部には前記排気管路8とは別に、当該気液分離 塔2から排出される排出物を前記活性炭排気塔4に導く排気管路9が設けられて いる。この排気管路9は手動バルブ10を介して前記排気管路8の前記ガス抜き 電磁弁3と活性炭排気塔4の間に位置するように連結されている。
【0006】 また、前記気液分離塔2の下端部には該気液分離器2内に溜まった海水を排水 する排水管路11が設けられており、この排水管路11にはバルブ12が介設さ れている。
【0007】 前記活性炭排気塔4の内部には有孔の仕切材13により上下に区画された活性 炭充填室14、排出物導入室15がそれぞれ設けられている。活性炭充填室14 内には活性炭(図示せず)が充填されるとともに、その上端部には消臭された排 ガス成分を外部に排気する排気管路16が連結されている。一方、排出物導入室 15の上部には前記排気管路8が連結されるとともに、前記オゾン注入管6に連 結される管路17が設けられている。また、排出物導入室15の底部には当該排 出物導入室内15に溜まった海水を排出する排水管路18が連結されており、こ の排水管路18はバルブ19を介して前記排水管路11に連結されている。
【0008】 この構成において、海水導入管路5内の海水にオゾン注入管6のバルブ6aを 開いてオゾンを注入し、このオゾンの注入された海水を気液分離塔2に導き、該 気液分離塔ないにおいて海水とオゾンとを接触反応させることにより海水を浄化 する。
【0009】 浄化された水は前記排水管路7を通じて前記海獣舎の水槽に循環される。一方 、前記気液分離塔2内において反応により生成したオキシダント、余剰オゾン等 のガス成分は、これらガス成分が一定量以上になったときにガス抜き電磁弁3が 開いて前記活性炭排気塔4の排出物導入室15に導かれ、活性炭充填室14を通 じて消臭された後、排気管路16を通って外部に排気されるようになっている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の海水浄化装置1では、前記ガス抜き電磁弁3が開いてガス成 分が活性炭排気塔4に導かれる際に、ガス成分と一緒に前記気液分離塔2内の泡 状の海水が排気管路8を通じて排出されることがあり、この海水に含まれる海獣 の毛等が前記ガス抜き電磁弁3に詰まり、ガス成分が排気されずに海水浄化装置 1が停止してしまうといった問題があった。
【0011】 本考案は、上記の課題に鑑みてなされたもので、ガス抜き電磁弁の詰まりを回 避し、汚水を効率よく浄化することができる浄化装置を提供することを目的とし ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る汚水浄化装置は、上記課題を解決するために、汚水とオゾンとを 導き、これらを反応させ汚水を浄化させる気液分離塔と、この気液分離塔内の排 出物を導入して該排出物をガス成分と固形成分とに分離する分離槽と、前記気液 分離塔に流入したガス成分が一定量以上になったときにこれを通過させるガス抜 き電磁弁と、このガス抜き電磁弁を通過した前記ガス成分を処理してこれを外部 に排出する排気塔とを具備してなり、前記分離槽が、前記気液分離塔とガス抜き 電磁弁とを結ぶ管路に介設されていることを特徴としている。
【0013】
【作用】
本考案に係る汚水浄化装置では、気液分離塔内に汚水がオゾンとともに導かれ 、これら汚水とオゾンとが反応して該汚水が浄化される。また、前記気液分離塔 から排出される排出物が前記分離槽に導かれて余剰オゾン等のガス成分と固形成 分とに分離され、前記気液分離塔に流入したガス成分が一定量以上になったとき にガス抜き電磁弁が開き、前記排気塔に導かれる。そしてこの排気塔内で処理さ れて外部に排出される。
【0014】
【実施例】 以下、本考案の実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は、本考案に係る汚水浄化装置を水族館の海獣飼育舎の海水浄化装置に適 用した例を示したものである。図において、従来例として示した図2と共通する 部分については、同一符号を付した。
【0015】 図1に示すように、海水浄化装置1(汚水浄化装置)は、海獣飼育舎(図示せ ず)の水槽の海水とオゾンとをその内部に導いて接触反応させる気液分離塔2と 、該気液分離塔2から排出される排出物を余剰オゾンや反応により生じたオキシ ダント等のガス成分と海獣の毛等の固形成分とに分離する分離槽20と、気液分 離塔2に流入したガス成分が一定量以上になったときにこれを通過させるガス抜 き電磁弁3と、このガス抜き電磁弁3を通過した前記ガス成分を消臭処理してこ れを外部に排出する活性炭排気塔(排気塔)4とを主体として構成とされており 、前記活性炭排気塔4と分離槽20とは上下に固定されている。
【0016】 上記従来例と同様に、気液分離塔2の下端部には前記海獣飼育舎の水槽海水を 当該気液分離塔2に導く導入管路5が連結されており、この導入管路5にはバル ブ6aを介してオゾン注入管6が連結されている。また、気液分離塔2の上下方 向中間部には浄化された海水を排出する排水管路7が連結されており、この排水 管路7を通じて浄化された海水が前記海獣飼育舎の水槽に戻されるようになって いる。
【0017】 前記気液分離塔2の上端部には該気液分離塔2と前記分離槽20とを結ぶポリ テトラフルオロエチレン製のチューブからなる排気管路21がバルブ21aを介 して連結されている。 なお、上記従来例と同様に、前記気液分離塔2の上端部には前記排気管路21 とは別に、当該気液分離塔2から排出される排出物を前記活性炭排気塔4に導く 排気管路9が設けられており、この排気管路9は手動バルブ10を介して前記排 気管路22の前記ガス抜き電磁弁3と活性炭排気塔4の間に位置するように連結 されている。
【0018】 また、前記気液分離塔2の下端部には該気液分離器2内に溜まった海水を排水 する排水管路11が設けられており、この排水管路11にはバルブ12が介設さ れている。
【0019】 前記分離槽20の上部には前記管路21が連結されており、この管路21の先 端部21bは該分離槽20内において下方に折曲されている。また、分離槽20 の上部の前記管路21に対向する位置には前記活性炭排気塔4に連結される排気 管路22が連結されており、この排気管路22にガス抜き電磁弁3が介設されて いる。さらに、分離槽20の底部には当該分離槽20内に前記管路21を通じて 排出された排出物の固体・液体成分を排出する排出管路23が連結されており、 この排出管路23にはバルブ24が介して前記排出管路11に連結されている。
【0020】 前記活性炭排気塔4の内部には有孔の仕切材13により上下に区画された活性 炭充填室14、排出物導入室15がそれぞれ設けられている。活性炭充填室14 内には活性炭(図示せず)が充填されるとともに、その上端部には消臭処理され た排ガス成分を外部に排気する排気管路16が連結されている。一方、排出物導 入室15の上部には前記排気管路22が連結されるとともに、前記オゾン注入管 6に連結される管路17が設けられている。また、排出物導入室15の下部には 当該排出物導入室内15に溜まった海水を排出する排水管路18が連結されてお り、この排水管路18はバルブ19を介して前記排水管路11に連結されている 。ここで、上記排気管路9、17、21、22は耐蝕性の高いポリテトラフルオ ロエチレン製のチューブとされている。
【0021】 上記構成の海水浄化装置1では、オゾン注入管6から導入管路5内の海水にオ ゾンが注入され、これら海水とオゾンとが導入管路5を通じて気液分離塔2内に 導かれ、該気液分離塔2内においてこれら海水とオゾンとが接触反応することに より海水が浄化される。そして、浄化された海水は排水管路7を通じて前記海獣 舎の水槽に循環される。
【0022】 一方、前記気液分離塔2の排出物のうち、反応により生じたオキシダント、余 剰オゾン等のガス成分や、海水の泡、海獣の毛等のガス成分以外のものは、管路 21を通じて分離槽20に導かれ、ここで前記ガス成分とガス成分以外のものと が分離される。そして、気液分離塔2に流入したガス成分が一定量以上になった ときに、ガス抜き電磁弁3が開き、ガス成分のみが活性炭排気塔4に導かれ、こ の活性炭排気塔4において消臭処理されて排気管16より外部に排気される。
【0023】 このように、上記実施例の汚水浄化装置1によれば、気液分離塔2とガス抜き 電磁弁3との間に分離槽20を介設させてガス成分のみをガス抜き電磁弁3に導 くようにしたので、ガス抜き電磁3に海獣の毛等が詰まることがなく、海水を効 率よく浄化することができる。
【0024】 なお、上記の実施例では、本考案に係る汚水浄化装置を水族館の海獣飼育舎の 水槽の海水浄化装置に適用したが、集合住宅、病院等の排水浄化施設にも適用で きることは言うまでもない。
【0025】
【考案の効果】
本考案に係る汚水浄化装置によれば、気液分離塔とガス抜き電磁弁とを結ぶ管 路に分離槽を介設させたので、ガス抜き電磁弁内にガス成分のみを導くことがで きる。したがって、ガス抜き電磁弁内にゴミ等が詰まることがなく、汚水を効率 よく浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る汚水浄化装置の一実施例を示した
概略図である。
【図2】従来の汚水浄化装置を示した概略図である。
【符号の説明】
1 海水浄化装置(汚水浄化装置) 2 気液分離塔 3 ガス抜き電磁弁 4 排気塔 20 分離槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉ヶ江 隆広 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水とオゾンとを導き、これらを反応さ
    せ汚水を浄化させる気液分離塔と、この気液分離塔内の
    排出物を導入して該排出物をガス成分と固形成分とに分
    離する分離槽と、前記気液分離塔に流入したガス成分が
    一定量以上になったときにこれを通過させるガス抜き電
    磁弁と、このガス抜き電磁弁を通過した前記ガス成分を
    処理してこれを外部に排出する排気塔とを具備してなる
    汚水浄化装置であって、前記分離槽が、前記気液分離塔
    とガス抜き電磁弁とを結ぶ管路に介設されていることを
    特徴とする汚水浄化装置。
JP3180793U 1993-06-14 1993-06-14 汚水浄化装置 Pending JPH073795U (ja)

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JP3180793U JPH073795U (ja) 1993-06-14 1993-06-14 汚水浄化装置

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JP3180793U JPH073795U (ja) 1993-06-14 1993-06-14 汚水浄化装置

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JPH073795U true JPH073795U (ja) 1995-01-20

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JP3180793U Pending JPH073795U (ja) 1993-06-14 1993-06-14 汚水浄化装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5186605U (ja) * 1975-01-06 1976-07-12
JPS5552444A (en) * 1978-10-09 1980-04-16 Tadashi Iwata Coupling for beam with pillar

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5186605U (ja) * 1975-01-06 1976-07-12
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990309