JPH0737634Y2 - 可搬式ポンプ - Google Patents

可搬式ポンプ

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JPH0737634Y2
JPH0737634Y2 JP1988002770U JP277088U JPH0737634Y2 JP H0737634 Y2 JPH0737634 Y2 JP H0737634Y2 JP 1988002770 U JP1988002770 U JP 1988002770U JP 277088 U JP277088 U JP 277088U JP H0737634 Y2 JPH0737634 Y2 JP H0737634Y2
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JP
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water
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hose
port
afterglow
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JP1988002770U
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JPH01107361U (ja
Inventor
俊明 竹村
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株式会社立売堀製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、主として山林火災消火時において、高所にあ
る火災発生場所へ揚水するための中継用として使用され
る可搬式ポンプに関するものである。
[従来の技術] 従来より、この種の可搬式ポンプは、ポンプ本体の吐出
口に逆止弁を介してホース接続口を設けてあり、例えば
ポンプ本体の吸引口をホースを介して下方に設置した揚
水ポンプに接続すると共に前記ホース接続口に、高所に
向かう消火用ホースを接続し、ポンプ本体をエンジンで
駆動して下方の揚水ポンプからの送水を吸引口から吸引
した後、吐出口から逆止弁を介してホース接続口へ圧送
するものであった。
[考案が解決しようとする課題] しかし乍ら、上記のような構造の従来の可搬式ポンプに
おいては、送水状態から急に運転を停止すると、消火用
ホースを逆流する水の水頭差による水撃作用により逆止
弁が破壊されたり、或は該逆止弁の急閉塞による急激な
圧力上昇のためにホースが破裂する等の損傷を招き易
く、消火活動において本来の送水機能を阻害するという
問題点があった。
また、上記従来例では一方向のみしか送水できないた
め、例えば消火活動において重要な残火処理用の放水を
行おうとする時は、別に残火処理用の長いホースを準備
しなければならないという不都合があった。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされた
ものであって、水撃作用による逆止弁や接続ホース等の
破壊、損傷を防止し得るのみならず、併せて残火処理用
放水のための分水を容易に行える可搬式ポンプを提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の可搬式ポンプは、
実施例の図面に示すように、ポンプ本体(1)の吐出口
(6)に逆止弁(7)を介してホース接続口(8)を設
けたものにおいて、前記ホース接続口(8)にバルブ
(11a)を有する残火処理放水口(11)を分岐、接続し
てなるものである。
[作用] 上記構成の可搬式ポンプによると、残火処理放水口(1
1)のバルブ(11a)を閉じた運転状態ではポンプ本体
(1)による圧送水は逆止弁(7)を経て、ホース接続
口(8)に接続された消火用ホースに送水される。この
状態で送水または放水作業を中断する時は、前記バルブ
(11a)を開くことにより、ポンプの運転停止によって
生じる逆流水の水圧を前記残火処理放水口(11)から逃
がして、水撃作用の発生を防止することができ、また、
それに起因する逆止弁(7)やホースの破壊、損傷を防
ぐことができる。
また、残火処理放水口(11)のバルブ(11a)を開いた
運転状態では、圧送水の一部が本水流から分岐して残火
処理放水口(11)に流れ、この分水流により、本水流に
よる消火放水に併行して残火処理の放水を行うことがで
きる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図に示した本実施例の可搬式ポンプの本体(1)
は、ケーシング(2)に羽根車(3)を内装し、この羽
根車(3)の回転軸(3a)の延長線上に位置する前記ケ
ーシング(2)の端部に吸込み管(4)が接続される吸
込み口(5)を設けると共に、前記羽根車(3)の周方
向に管状の吐出口(6)を設けて構成されている。この
ポンプ本体(1)の吐出口(6)にはスプリング(7a)
により常時閉じ方向に付勢されている逆止弁(7)が取
付けられ、該逆止弁(7)を介して吐出口(6)と連通
する管状のホース接続口(8)が該吐出口(6)に対し
て直交状に配設されている。また、(9)は前記ケーシ
ング(2)の羽根車収容部(2a)の径方向外周に形成さ
れた渦形室、(10)は羽根車(3)の回転軸(3a)に連
動連結された駆動用エンジンである。
上記のような基本構成を有する可搬式ポンプにおいて、
本考案では前記ホース接続口(8)に、バルブ付きの残
火処理放水口(11)を分岐、接続している。
より詳しくは、前記逆止弁(7)が設けられた吐出口
(6)の出口端には第2図に示すように、パッキン(1
2)を挟んで締め環(13)が螺着され、該締め環(13)
にホース接続口(8)の本体(8a)が玉軸受(14)を介
して回転自在に連結連通してある。この接続口本体(8
a)は、先端部に消火用ホース(15)の接続用金具(8
b)が螺着される一方、周壁に管路に対して直交方向に
穿設した分岐口(8c)に前記残火処理放水口(11)が連
通接続されている。
この残火処理放水口(11)はホース接続口(8)よりも
小径の管体からなり、前記分岐口(8c)にはねじ嵌合に
より螺着されるもので、管路中にボールコックからなる
バルブ(11a)が介装され、また先端部には残火消火用
の小径ホース(16)の接続用金具(11b)を螺着してあ
る。
上記のように構成された本実施例の可搬式ポンプは、吸
込み口(5)に吸込み管(4)を接続し、ホース接続口
(8)に消火用ホース(15)を接続すると共に、残火処
理放水口(11)に残火消火用ホース(16)を接続して使
用されるもので、前記エンジン(10)により羽根車
(3)を回転駆動することにより、吸込み口(5)付近
が負圧となって、吸込み管(4)からポンプ本体(1)
内に水が送り込まれる。このポンプ本体(1)内に流入
した水は羽根車(3)の回転によって一旦、渦形室
(9)に集まった後、減速し乍ら高圧となって吐出口
(6)へ送り出され、更にスプリング(7a)の付勢力に
抗して逆止弁(7)を開き、ホース接続口(8)に流入
する。
いま、バルブ(11a)を閉じた状態では、ホース接続口
(8)に流入した水は、一方的に消火用ホース(15)か
ら放水または送水される。これに対してバルブ(11a)
を開いた状態では、ホース接続口(8)に流入した水の
一部は残火処理放水口(11)へ分流して残火消火用ホー
ス(16)から放水され、消火用ホース(15)に圧送され
た水による本消火作業と同時に残火処理が行えることに
なる。
また、エンジン(10)を停止する時は予めバルブ(11
a)を開いておく。この場合、エンジン(10)が停止し
て羽根車(3)の回転が止まると、吐出口(6)の水圧
により開かれていた逆止弁(7)がスプリング(7a)の
付勢力により閉じられ、ホース接続口(8)へ逆流して
来た水は該逆止弁(7)にせき止められると共に、残火
処理放水口(11)から外部へ逃げることになり、逆流水
の水頭差による水撃作用が発生しない。従って、前記逆
止弁(7)に水撃作用による過大な水圧が急激にかかる
ことを回避でき、また消火用ホース(15)中を強い圧力
波が往復して該ホース(15)を破裂させる虞れもなくな
る。
尚、既述実施例においては、残火処理放水口(11)をホ
ース接続口(8)とは別体に形成して、接続口本体(8
a)に分岐口(8c)を加工形成するだけで、従来部品を
共用できるようにしているが、本考案はこれに限られる
ものではなく、例えば接続口本体(8a)に残火処理放水
口(11)を一体成形したものとしてもよい。
また、残火処理放水口(11)を例えば2個設け、それぞ
れの放水口(11)(11)をホース接続口(8)に対し
て、正常な水流方向に対して鈍角となるものと、逆流方
向に対して鈍角となるものとに分岐角度を異ならせるこ
とにより、残火処理放水のための分流の流れをスムーズ
に行わせるようにすると共に、逆流時における排水をよ
り円滑かつ迅速に行えるようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の可搬式ポンプによるとき
は、ポンプ本体(1)の吐出口(6)に逆止弁(7)を
介して設けられたホース接続口(8)に、バルブ(11
a)を有する残火処理放水口(11)を分岐、接続してあ
るので、1台のポンプでホース接続口(8)に流れる本
流により本消火作業を行うと同時に、残火処理を要する
時はバルブ(11a)を開いてポンプ本体(1)から圧送
されて来た水流の一部を残火処理放水口(11)に分流す
ることにより残火処理放水を行うことができる。従っ
て、残火処理専用のポンプを準備する必要がなくなり、
山林火災の消火作業において、高所に持ち運ばなければ
ならないポンプの数を大幅に減らすことができるので、
消火作業を遅滞なく迅速に行うことができ、また山林中
で行わなければならないポンプの設置並びにホースの配
置等の手間と労力が格段に軽減されるものとなった。
また、消火作業中或は作業後にポンプの運転を停止する
際にも、運転停止によって生じる逆流水の水圧を残火処
理放水口(11)から逃がすことができるので水撃作用の
発生が防止され、それに起因する逆止弁(7)の損傷や
ホースの破裂を防ぐことができ、ポンプ及びホース等の
必要備品の寿命を延ばすことができて、経費の節減及び
保守管理の軽減を図ることができるなどの優れた効果を
発揮するに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示しており、第1
図は一部切欠全体側面図、第2図はホース接続口と残火
処理放水口とを拡大して示す要部断面図である。 (1)……ポンプ本体、(6)……吐出口、(7)……
逆止弁、(8)……ホース接続口、(11)……残火処理
放水口、(11a)……バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ本体(1)の吐出口(6)に逆止弁
    (7)を介してホース接続口(8)を設けてなる可搬式
    ポンプにおいて、前記ホース接続口(8)にバルブ(11
    a)を有する残火処理放水口(11)を分岐、接続してな
    ることを特徴とする可搬式ポンプ。
JP1988002770U 1988-01-12 1988-01-12 可搬式ポンプ Expired - Lifetime JPH0737634Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988002770U JPH0737634Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 可搬式ポンプ

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JP1988002770U JPH0737634Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 可搬式ポンプ

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JPH01107361U JPH01107361U (ja) 1989-07-19
JPH0737634Y2 true JPH0737634Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=31203830

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015969U (ja) * 1983-07-12 1985-02-02 日産自動車株式会社 燃料噴射ノズル
JPS6032594U (ja) * 1983-08-10 1985-03-05 株式会社 鶴見製作所 脱着式水中ポンプ

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JPH01107361U (ja) 1989-07-19

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