JPH0737055A - 光学読取装置の光電変換装置 - Google Patents

光学読取装置の光電変換装置

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JPH0737055A
JPH0737055A JP5176538A JP17653893A JPH0737055A JP H0737055 A JPH0737055 A JP H0737055A JP 5176538 A JP5176538 A JP 5176538A JP 17653893 A JP17653893 A JP 17653893A JP H0737055 A JPH0737055 A JP H0737055A
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JP
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lens
line sensor
output
test pattern
changing
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JP5176538A
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English (en)
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Shigeki Kiyono
茂樹 清野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】テストパターンの固定の精度を考慮せずに、常
に適正な焦点位置にレンズを設定する。 【構成】それぞれの配列ピッチが等間隔の複数のCCD
素子16a、…からなるラインセンサ16と、上記各C
CD素子16a、…の配列ピッチの整数倍の位置と異な
る位置でかつ等間隔に各バーが配置されているテストパ
ターン15の像を上記ラインセンサ16上に導くレンズ
17とを有し、上記ラインセンサ16からの出力信号を
抽出し、この抽出した出力信号に対する所定周波数成分
ごとのスペクトルを出力し、この出力内容に応じて上記
レンズ17を光軸方向に移動することにより、上記レン
ズの上記ラインセンサ16に対する焦点位置を変更する
ことにより、焦点位置の調節を行うようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば郵便物処理
装置等に用いられる光学読取装置の光電変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物処理装置としての光学的読
取区分装置等の郵便物の処理分野においては、郵便物上
の郵便番号を読取り、その読取り結果によっては郵便物
を複数の送達地域ごとに区分する郵便番号自動読取区分
機、あるいは、さらに郵便物上の宛名(住所)を読取
り、その読取結果によって郵便物を複数の送達地域ごと
に区分する配達区分機等がある。
【0003】上記のような郵便物処理装置では、郵便物
上の郵便番号あるいは宛名情報を読取る読取部(光学読
取装置)が設けられており、この読取部は光電変換部と
判別部により構成されている。この光電変換部は複数の
CCD素子により構成されるラインセンサと、このライ
ンセンサ上に、郵便物上の情報を導くレンズとにより構
成されている。
【0004】このように、光電変換部にレンズを利用し
ているため、画像処理に必要な解像度を得るためには、
微妙な焦点調節が必要である。この焦点調節の判定基準
としての変調度は、従来、光電変換部の検知窓に固定し
たテストパターンを上記レンズによって上記ラインセン
サ上に撮影(撮像)し、そのラインセンサからの出力を
オシロスコープで取出し、オシロスコープで表示される
画像出力波形を観測し、目測で求めている。
【0005】このように、レンズを微小移動させ、オシ
ロスコープで表示される画像出力波形を観測し、そのレ
ンズの移動にともなって変化する出力波形の変調度が、
規定値以上になっているかを目測で調べ、規定値以上に
なっている位置で、焦点が合っていると判断している。
【0006】この際、オシロスコープの波形の読取りに
個人差が生じ易く、このような個人差が生じないように
するためには、テストパターンの固定を精度の良いもの
としなければならないという欠点がある。
【0007】すなわち、従来のテストパターンは、図1
1に示すように、4本/mmと5本/mmの2種類の印
字ピッチでバーデータが印刷されている。そして、この
テストパターンに対してオシロスコープで表示される画
像出力波形は、図12に示すように得られる。この画像
出力波形から、4本/mmと5本/mmの2種類の印字
ピッチに対する変調度を判断するようになっている。す
なわち、4本/mmの印字ピッチに対して得られる電位
差V3の絶対値を、白レベルからグランドレベルまでの
電位差V1の絶対値で割ったものに、100を掛けたも
の((V3/V1)×100)が、4本/mmの印字ピ
ッチに対する変調度となり、5本/mmの印字ピッチに
対して得られる電位差V2を、白レベルからグランドレ
ベルまでの電位差V1で割ったものに、100を掛けた
もの((V2/V1)×100)が、5本/mmの印字
ピッチに対する変調度となる。
【0008】しかし、上記のようなテストパターンのバ
ーの印字ピッチとラインセンサの各CCDの配列ピッチ
(間隔)との位置関係によって、テストパターンの位置
に対するラインセンサの位置が少しでもずれると、オシ
ロスコープで表示される画像出力波形が、まったく異な
ったものとなってしまう。したがって、テストパターン
の固定を精度の良いものとしなければならず、しかも適
正な焦点位置にレンズを設定することができないという
欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上記したよう
に、テストパターンの固定を精度の良いものとしなけれ
ばならず、しかも適正な焦点位置にレンズを設定するこ
とができないという欠点があった。
【0010】そこで、この発明は、テストパターンの固
定の精度を考慮せずに、常に適正な焦点位置にレンズを
設定することができる光学読取装置の光電変換装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の光学読取装置
の光電変換装置は、それぞれの配列ピッチが等間隔の複
数のCCD素子からなるラインセンサ、上記各CCD素
子の配列ピッチの整数倍とは異なった等間隔で複数のバ
ーが配置されているテストパターンの像を上記ラインセ
ンサ上に導くレンズ、このレンズを光軸方向に移動する
ことにより、上記レンズの上記ラインセンサに対する焦
点位置を変更する変更手段、上記ラインセンサからの出
力信号を抽出する抽出手段、この抽出手段により抽出し
た出力信号に対する所定周波数成分ごとのスペクトルを
出力する出力手段、およびこの出力手段の出力内容に応
じて上記変更手段を変更することにより、焦点位置の調
節を行う調節手段から構成されている。
【0012】この発明は、それぞれの配列ピッチが等間
隔の複数のCCD素子からなるものにおいて、上記各C
CD素子の配列ピッチの整数倍の位置と異なる位置でか
つ等間隔に各バーが配置されているラインセンサの焦点
調節用のテストパターンである。
【0013】この発明の光学読取装置の光電変換装置
は、それぞれの配列ピッチが等間隔の複数のCCD素子
からなるラインセンサ、上記各CCD素子の配列ピッチ
の整数倍の位置と異なる位置でかつ等間隔に各バーが配
置されているテストパターンの像を上記ラインセンサ上
に導くレンズ、このレンズを光軸方向に移動することに
より、上記レンズの上記ラインセンサに対する焦点位置
を変更する変更手段、上記ラインセンサからの出力信号
を抽出する抽出手段、この抽出手段により抽出した出力
信号に対する出力電圧波形を出力する第1の出力手段、
上記抽出手段により抽出した出力信号に対する所定周波
数成分ごとのスペクトルを出力する第2の出力手段、お
よび上記第1の出力手段の出力内容に応じて上記変更手
段を変更することにより、焦点位置の粗調節を行い、上
記第2の出力手段の出力内容に応じて上記変更手段を変
更することにより、焦点位置の微調節を行う調節手段か
ら構成されている。
【0014】この発明の光電変換装置の焦点調節方法
は、それぞれの配列ピッチが等間隔の複数のCCD素子
からなるラインセンサと、上記各CCD素子の配列ピッ
チの整数倍の位置と異なる位置でかつ等間隔に各バーが
配置されているテストパターンの像を上記ラインセンサ
上に導くレンズとを有するものにおいて、上記ラインセ
ンサからの出力信号を抽出する手段、この抽出した出力
信号に対する所定周波数成分ごとのスペクトルを出力す
る手段、およびこの出力内容に応じて上記レンズを光軸
方向に移動して上記レンズの焦点位置を変更することに
より、焦点位置の調節を行う手段からなる。
【0015】
【作用】この発明は、上記のような構成において、それ
ぞれの配列ピッチが等間隔の複数のCCD素子からなる
ラインセンサと、上記各CCD素子の配列ピッチの整数
倍の位置と異なる位置でかつ等間隔に各バーが配置され
ているテストパターンの像を上記ラインセンサ上に導く
レンズと、このレンズを光軸方向に移動することによ
り、上記レンズの上記ラインセンサに対する焦点位置を
変更する変更手段とを有し、上記ラインセンサからの出
力信号を抽出し、この抽出した出力信号に対する所定周
波数成分ごとのスペクトルを出力し、この出力内容に応
じて上記変更手段を変更することにより、焦点位置の調
節を行うようにしたものである。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図2はこの発明に係わる郵便物自動区
分機を示し、次のような構成となっている。
【0017】すなわち、供給部1には一括かつ立位状態
で葉書、封書などの郵便物P…がセットされる。この供
給部1の郵便物P…は、取出部2により最前端の郵便物
Pから順次1枚づつ取出し搬送され取込搬送路(搬送ベ
ルトや搬送ガイドによって構成)3の途中に配置された
読取部4によって郵便物Pに付与された郵便番号あるい
は宛名情報(住所情報)が読取られる。上記読取部4は
郵便物P上の郵便番号あるいは宛名情報を光電変換する
光電変換部4a、この光電変換部4aの出力に応じて文
字パタ―ンの認識を行うことにより郵便番号あるいは宛
名情報を判別する判別部4bとからなるものである。
【0018】つぎに、読取部4を通過した郵便物Pは搬
送路3を介して区分部11に搬送されるようになってい
る。この区分部11は、図示しないゲ―ト機構部によっ
て鉛直方向に複数段設けられた区分搬送路5a、〜5g
に上記郵便番号あるいは宛名情報の読取結果等に基づい
て選択的に振分けられるようになっている。
【0019】上記区分搬送路5a、〜5fの下方にはそ
の下面側に沿ってそれぞれ複数のポケット(集積箱)6
…が複数段(A段、〜G段)に配設されており、区分搬
送路5a、〜5gに送り込まれた郵便物Pは上記読取部
4の読取結果に基づいて所定のポケット6内に区分集積
されるようになっている。
【0020】なお、上記搬送路3、5a、…上には、そ
の搬送路3、5a、…上の郵便物Pの搬送を検知する搬
送検知器群(図示しない)が設けられている。また、上
記供給部1の上部には操作パネルとしてのオペレ―タパ
ネル7が設けられている。
【0021】上記読取部4の上部には、図3、図4に示
すように、搬送路3を搬送される郵便物Pの画像を取込
む読取用ガラス窓12が設けられているカートリッジ1
3がねじ14によって取り付けられるようになってい
る。このカートリッジ13は、読取用ガラス窓12の清
掃時に取外せるようになっている。焦点調節時には、カ
ートリッジ13の裏面側に図5の(a)に示すテストパ
ターン15が記載される黒バーを読取り部4側にむけて
セットされるようになっている。
【0022】上記光電変換部4aは、郵便物P上を光学
的に走査して光電変換することによりパタ―ン信号(読
取信号)を得るものであり、たとえば図6に示すよう
に、それぞれの配列ピッチが等間隔の複数の自己走査形
のCCD素子からなり、郵便物Pあるいはテストパター
ン15からの反射光を受けて電気信号に変換するライン
センサ16と、上記カートリッジ13の読取用ガラス窓
12から導かれた郵便物Pの画像、あるいはテストパタ
ーン15に対する画像をラインセンサ16上に導くレン
ズ17とが設けられ、これらの他に、上記郵便物P上に
光を照射する光源(図示しない)と、上記レンズ17を
光軸方向に移動する移動機構(図示しない)と、ライン
センサ16が配設される基板(図示しない)が設けられ
ている。移動機構は、カメラのフォーカス調整のような
ものである。上記ラインセンサ16の出力は光電変換部
4aの出力として判別部4bに供給されるようになって
いる。また、上記ラインセンサ16の出力は、上記基板
に設けられているテストピンにより、外部のオシロスコ
ープ18やスペクトルアナライザ19に取出せるように
なっている。
【0023】上記テストパターン15は、図5の(a)
(b)に示すように、パターンの両端に設けられている
基準電位測定用の幅広の黒バーAとパターンの内側に等
間隔に設けられている変調度(解像度)評価用の幅細の
黒バーBとにより構成されている。黒バーBの間隔は、
ラインセンサ16の各CCD素子16a、…の間隔の整
数倍とずれたものとなっている。なお、黒バーBの間隔
は((mn−1)/m)bits/mmであり、各CC
D素子16a、…の間隔は2nbits/mmである。
ここで、mは自然数であり、nはCCD素子16a、…
に依存する定数である。
【0024】このように、黒バーBの間隔と各CCD素
子16a、…の間隔の整数倍の位置とずれたものとなっ
ているため、その黒バーBに対する画像の出力波形は、
様々な周波数成分をもつことになる。この波形を後述す
るように処理することで焦点の評価ができる。
【0025】オシロスコープ18は、図7に示すよう
な、テストパターン15に対する画像出力波形を表示す
るものである。このオシロスコープ18の画像出力波形
におけるテストパターン15の基準電位測定用のバーA
に対する出力波形(振幅)が白レベルからグランドレベ
ルに達する電位差V1(図8の実線)を有するものであ
る場合に、焦点がある程度合っていることを判定できる
ようになっている。図8の破線に示すように、上記電位
差V1よりも振幅が小さいV1´で分布が広がっている
場合、焦点が大幅にずれている(焦点が大きく外れてい
る)ことが判定され、上記電位差がV1となるようにレ
ンズ17を移動するようになっている。
【0026】すなわち、オシロスコープ18の基準電位
測定用のバーAに対する出力波形を用いて粗調節が行え
るようになっている。また、上記電位差(振幅)V1を
基準値としておき、それよりも何%か小さい場合には、
焦点がずれていると判断を下し、焦点調整が必要である
という表示を出すようにしても良い。この場合、比較器
と表示器が用いられる。
【0027】スペクトルアナライザ19は、テストパタ
ーン15の全体を撮像した画像出力波形をA/D変換し
た後、ディジタルデータとして取り込み、このデータの
うち黒バーAに当たる両端をはずした黒バーBの部分の
データを数値処理することにより、図9に示すような、
テストパターン15の変調度評価用の黒バーBに対する
周波数分布のスペクトルを表示するものである。
【0028】この場合、図9で破線で示す周波数スペク
トルは焦点がずれている場合の波形であり、図9で実線
で示す周波数スペクトルは焦点があっている場合の波形
である。すなわち、レンズ17を移動することにより、
得られる周波数スペクトルの高周波部分にスペクトルの
ピークがある位置に設定することにより、レンズ15を
焦点があっている位置に微調節するようになっている。
【0029】上記周波数成分の計算は、テストパターン
15の黒バーB、…の部分が等間隔であるので、黒バー
B、…の一部分だけのデータを用いれば良い。例として
挙げたCCD素子16a、…の間隔が2nbits/m
m、テストパターン15の黒バーB、…の間隔が((m
n−1)/m)bits/mmの場合、M[mm]ごと
に同じ波形を繰り返すので、周波数成分を計算するため
には、KM[mm][K=1、2]の区間のデータを取
れば良いことになる。上記周波数成分のスペクトルを求
めるためには、フーリエ変換などの数値計算を行う。
【0030】変調度の評価値の計算は、テストパターン
15の黒バーB、…のうちM[mm]の周波数成分が計
算できたら、あとは焦点の良し悪しを示す評価値を求め
れば良い。
【0031】ここで、焦点の良し悪しと周波数の分布の
様子には、図8に示すような関連がある。すなわち、焦
点が合っている状態では、周波数の高い方が振幅も大き
くなるのでfL とfH のスペクトルが大きくなる。焦点
が外れると高い周波数のスペクトルが減り、さらに低い
周波数成分(fL ' )まで現れる。
【0032】このような関連があるので、焦点の良し悪
しを評価するには、高い周波数のスペクトルを重視した
評価関数を用いれば良いことになる。また、スペクトル
の意味合いもV2/V1とすれば、評価関数と変調度を
直接結びつけられる。
【0033】図1は電気回路を示すものである。すなわ
ち、制御部31はメモリ32に記憶されている区分指定
テ―ブルを用いて、上記判別部4bから供給される郵便
番号あるいは宛名情報に対応する区分指定デ―タを読出
し、この読出した区分指定デ―タ(ポケット6、…のア
ドレス)に対応するポケット6、…に上記郵便物Pを搬
送せしめるものである。たとえば、搬送路3の途中の搬
送検知器(図示しない)からの搬送検知信号に応じて区
分ゲ―ト制御信号を出力することにより、ドライバ33
を用いて区分ゲ―ト9、…を制御せしめるようになって
いる。上記メモリ32には、区分指定テ―ブルとして各
郵便番号あるいは宛名情報に対応するポケット6、…の
アドレス(区分指定デ―タ)が記憶されている。
【0034】さらに、上記制御部31はドライバ35に
より上記搬送路3等の搬送機構部36を駆動することに
より、搬送系全体の制御を行うようになっている。次
に、このような構成において、光電変換部4aの焦点位
置調節動作について、図10に示すフローチャートを参
照しつつ説明する。
【0035】まず、オペレ―タは光電変換部4aの基板
に設けられているテストピンに、外部のオシロスコープ
18やスペクトルアナライザ19を接続する。また、オ
ペレ―タはカートリッジ13の裏面側に図5の(a)に
示すテストパターン15をセットして、読取部4の上部
にねじ止めする。
【0036】これにより、図示しない光源からの光がテ
ストパターン15に照射され、その反射光がレンズ17
を介してラインセンサ16上に導かれる。ラインセンサ
16の出力は、オシロスコープ18に供給される。する
と、オシロスコープ18は、図7に示すような、テスト
パターン15に対する画像出力波形を表示する。そし
て、オペレ―タはオシロスコープ18に表示されている
テストパターン15の基準電位測定用のバーAに対する
出力波形が、電位差(振幅)が「V1」となるように、
図示しない移動機構によりレンズ17を移動して、粗調
節を行う(ST1、2)。
【0037】また、ラインセンサ16の出力の中のテス
トパターン15の変調度評価用の黒バーBに対する出力
が、スペクトルアナライザ19に供給されている。する
と、スペクトルアナライザ19は、フーリエ変換などの
手法を用いて周波数成分ごとのスペクトルを求め(ST
4)、その周波数成分ごとのスペクトルから評価関数を
計算し、その計算の結果が規定値だった場合(ST
5)、焦点があっていると判断し、処理の終了を表示す
る。
【0038】上記計算の結果が規定値だった場合(ST
5)、スペクトルアナライザ19は、図9に示すよう
な、テストパターン15の変調度評価用の黒バーBに対
する周波数分布のスペクトルを表示する。
【0039】そして、オペレ―タはスペクトルアナライ
ザ19に表示されているテストパターン15の変調度評
価用の黒バーBに対する周波数分布のスペクトルが、高
周波部分にスペクトルのピークがある位置になるよう
に、図示しない移動機構によりレンズ17を移動して、
微調節を行う(ST6)。
【0040】また、上記評価関数の計算結果が規定値か
否かの判断を行わずに、直接スペクトルアナライザ19
に表示されているテストパターン15の変調度評価用の
黒バーBに対する周波数分布のスペクトルを用いて微調
節を行うようにしても良い。
【0041】上記したように、それぞれの配列ピッチが
等間隔の複数のCCD素子からなるラインセンサと、上
記各CCD素子の配列ピッチの整数倍の位置と異なる位
置でかつ等間隔に各バーが配置されているテストパター
ンの像を上記ラインセンサ上に導くレンズとを有し、上
記ラインセンサからの出力信号を抽出し、この抽出した
出力信号に対する所定周波数成分ごとのスペクトルを出
力し、この出力内容に応じて上記レンズを光軸方向に移
動することにより、上記レンズの上記ラインセンサに対
する焦点位置を変更することにより、焦点位置の調節を
行うようにしたものである。
【0042】これにより、テストパターンの固定の精度
を考慮せずに、常に適正な焦点位置にレンズを設定する
ことができる。また、変調度評価用テストパターンの配
列パターンが、CCD素子の配列パターンと意識的にず
らし、焦点の評価のために、従来の振幅化のみで判定す
る方法から、周波数成分のスペクトルをもとに、自動的
に判定する方法へ変え、テストパターンのある一定の長
さ以上を観測し、データ処理をすることで、テストパタ
ーンとCCD素子の位置関係(水平方向)が変わって
も、焦点評価をすることができる。
【0043】なお、前記実施例では、テストパターンを
検知窓へセットする場合について説明したが、これに限
らず、テストパターン付きの書状(郵便物)を流すだけ
で焦点の評価が可能になる。
【0044】また、レンズの移動機構が手動の場合につ
いて説明したが、これに限らず、レンズの移動機構が、
上記粗調節の信号や微調節の信号を用いて自動的に移動
するものであっても良い。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
テストパターンの固定の精度を考慮せずに、常に適正な
焦点位置にレンズを設定することができる光学読取装置
の光電変換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる区分機の概略構成
を示すブロック図。
【図2】区分機の構成を示す断面図。
【図3】読取部の一部の構成を示す断面図。
【図4】カートリッジの構成を示す斜視図。
【図5】テストパターンの構成とラインセンサの各CC
D素子の間隔とテストパターンの黒バーB、…の間隔と
を説明するための図。
【図6】光電変換部の要部を説明するための図。
【図7】テストパターンに対する画像出力波形を示す
図。
【図8】テストパターンの黒バーAに対する画像出力波
形を示す図。
【図9】テストパターンの黒バーBに対する周波数分布
のスペクトルの表示例を示す図。
【図10】光電変換部の焦点位置調節動作を説明するた
めのフローチャート。
【図11】従来のテストパターンを示す図。
【図12】従来のテストパターンに対する画像出力波形
を示す図。
【符号の説明】
P…郵便物 4a…光電変換部 15…テストパターン A、B…黒バー 16…ラインセンサ 16a、〜…CCD素子 17…レンズ 18…オシロスコープ 19…スペクトルアナライザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/04 H04N 1/19 7251−5C H04N 1/04 102

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの配列ピッチが等間隔の複数の
    CCD素子からなるラインセンサと、 上記各CCD素子の配列ピッチの整数倍とは異なった等
    間隔で複数のバーが配置されているテストパターンの像
    を上記ラインセンサ上に導くレンズと、 このレンズを光軸方向に移動することにより、上記レン
    ズの上記ラインセンサに対する焦点位置を変更する変更
    手段と、 上記ラインセンサからの出力信号を抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段により抽出した出力信号に対する所定周波
    数成分ごとのスペクトルを出力する出力手段と、 この出力手段の出力内容に応じて上記変更手段を変更す
    ることにより、焦点位置の調節を行う調節手段と、 を具備したことを特徴とする光学読取装置の光電変換装
    置。
  2. 【請求項2】 上記テストパターンは、 上記各CCD素子の配列ピッチとは異なった等間隔で複
    数の同一幅のバーが配置され、さらにこれらのバーと平
    行に2本の幅の太いバーが配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の光学読取装置の光電変換装置。
  3. 【請求項3】 それぞれの配列ピッチが等間隔の複数の
    CCD素子からなるラインセンサと、 上記各CCD素子の配列ピッチの整数倍の位置と異なる
    位置でかつ等間隔に各バーが配置されているテストパタ
    ーンの像を上記ラインセンサ上に導くレンズと、 このレンズを光軸方向に移動することにより、上記レン
    ズの上記ラインセンサに対する焦点位置を変更する変更
    手段と、 上記ラインセンサからの出力信号を抽出する抽出手段
    と、 この抽出手段により抽出した出力信号に対する出力電圧
    波形を出力する第1の出力手段と、 上記抽出手段により抽出した出力信号に対する所定周波
    数成分ごとのスペクトルを出力する第2の出力手段と、 上記第1の出力手段の出力内容に応じて上記変更手段を
    変更することにより、焦点位置の粗調節を行い、上記第
    2の出力手段の出力内容に応じて上記変更手段を変更す
    ることにより、焦点位置の微調節を行う調節手段と、 を具備したことを特徴とする光学読取装置の光電変換装
    置。
  4. 【請求項4】 それぞれの配列ピッチが等間隔の複数の
    CCD素子からなるラインセンサと、上記各CCD素子
    の配列ピッチの整数倍の位置と異なる位置でかつ等間隔
    に各バーが配置されているテストパターンの像を上記ラ
    インセンサ上に導くレンズとを有するものにおいて、 上記ラインセンサからの出力信号を抽出する手段と、 この抽出した出力信号に対する所定周波数成分ごとのス
    ペクトルを出力する手段と、 この出力内容に応じて上記レンズを光軸方向に移動して
    上記レンズの焦点位置を変更することにより、焦点位置
    の調節を行う手段と、 からなることを特徴とする光電変換装置の焦点調節方
    法。
JP5176538A 1993-07-16 1993-07-16 光学読取装置の光電変換装置 Pending JPH0737055A (ja)

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