JPH073688B2 - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JPH073688B2
JPH073688B2 JP1236341A JP23634189A JPH073688B2 JP H073688 B2 JPH073688 B2 JP H073688B2 JP 1236341 A JP1236341 A JP 1236341A JP 23634189 A JP23634189 A JP 23634189A JP H073688 B2 JPH073688 B2 JP H073688B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ビデオテープレコーダなどの磁気再生装置
に関するもので、とくに、可動磁気ヘツドの駆動および
制御信号の伝送方式に関するものである。
[従来の技術] 第8図は、たとえば特開昭63−173219号公報に開示され
た従来の磁気再生装置における電磁駆動型の可動磁気ヘ
ツドの制御および駆動信号の伝送方式を示す回転ドラム
の一部切欠き縦断面図である。
同図において、(1)は回転軸、(2)は下ドラム、
(6)は上ドラムで、これら上下ドラム(6),(2)
により回転ドラム(60)が構成されている。(3)はベ
アリング、(4)はロータリトランス、(5)は電磁駆
動型アクチユエータで、上記上ドラム(6)内に固定さ
れており、磁気ヘツド(5a)を変位動作する。
(7)はブラシ、(8)はスリツプリングで、このスリ
ツプリング(8)は上記ブラシ(7)に接触して上記ア
クチユエータ(5)に駆動電力を供給する。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
ドラムモータ(図示せず)などの駆動装置により回転軸
(1)が駆動回転されると、回転ドラム(60)が回転
し、上記アクチユエータ(5)およびスリツプリング
(8)も回転する。この回転時において、上記スリツプ
リング(8)に対して一定の圧力で押圧され接触してい
るブラシ(7)へ供給される駆動電力がスリツプリング
(8)を経て上記アクチユエータ(5)に伝送され、こ
のアクチユエータ(5)の駆動により磁気ヘツド(5a)
を電磁力により所定の方向に変位動作させる。
第9図は従来の別の磁気再生装置におけるバイモルフ型
可動磁気ヘツドへの駆動信号の伝送方式を示す要部の概
略斜視図である。同図において、(9)はバイモルフ板
で、先端に磁気ヘツド(5a)を装着し、他端部が回転ド
ラム(60)に取付けられている。上記バイモルフ板
(9)への駆動電力は、ブラシ(7)とスリツプリング
(8)を用いて上記第8図の場合と同様におこなわれ
る。
[発明が解決しようとする課題] 従来の磁気再生装置は以上のように構成されており、可
動磁気ヘツドへの駆動電力および制御信号の伝送がブラ
シとスリツプリングとによる機械的な接触によりおこな
われるものであるから、ブラシの経時的な摩耗や変形、
破損などのために所定の伝送をおこなえなくなつたり、
接触部において電気的ノイズが発生し、そのノイズが制
御信号に混入するなどの問題があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、機械的な接触にともなう伝送不良やノイズ混
入などを発生することなく、所定の伝送を確実に安定的
におこなわせることができる磁気再生装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の請求項第1項に係る磁気再生装置は、回転ド
ラム内に設けられ回転ドラムに搭載された可動磁気ヘッ
ドをその走査方向に対して直角の方向に変位動作させる
アクチュエータと、回転ドラム内に設けられ上記アクチ
ュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、アクチ
ュエータの制御信号と所定の基準電圧を所定のタイミン
グを有した切換えパルスで切換えて出力する切換え手段
と、切換え手段の出力を周波数変調する周波数変調手段
と、切換えパルスに基づいて周波数変調手段の出力信号
の振幅を変化させる振幅変調手段と、振幅変調手段の出
力信号およびアクチュエータ駆動手段の駆動電力を回転
ドラム内に非接触で伝送するロータリートランスと、回
転ドラム内に設けられロータリートランスにより伝送さ
れた振幅変調手段の出力信号を周波数復調する周波数復
調手段と、回転ドラム内に設けられ上記ロータリートラ
ンスにより伝送された信号を検波して切換えパルスの所
定のタイミングを復元するタイミング信号復元手段と、
回転ドラム内に設けられタイミング信号復元手段により
復元された所定のタイミングに基づいて周波数復調手段
の出力信号からアクチュエータの制御信号を復元する制
御信号復元手段とを備え、制御信号復元手段の出力に基
づいてアクチュエータ駆動手段を制御するように構成し
たものである。
また、請求項第2項に係る発明は、請求項第1項記載の
磁気再生装置において、回転ドラム内に複数のアクチュ
エータとそれぞれのアクチュエータに対応する複数のア
クチュエータ駆動手段および複数の制御信号復元手段と
を備え、それぞれのアクチュエータに対応する制御信号
と所定の基準電圧を所定のタイミングを有した切換えパ
ルスに基づいて切換え手段によって順次切換えて出力さ
せ、復元された所定のタイミングに基づいて制御信号復
元手段によりそれぞれのアクチュエータに対応する複数
の制御信号を復元するようにしたものである。
[作用] 請求項第1項の発明によれば、アクチュエータの制御信
号と駆動電力を非接触で伝送できるばかりでなく、アク
チュエータの制御信号と所定の基準電圧(例えばグラン
ドレベル)を所定のタイミングで切換えて周波数変調
し、さらにこの周波数変調された信号を上記所定のタイ
ミングに基づいて振幅変調した後にロータリートランス
を介して回転ドラム内に伝送し、伝送された信号を周波
数復調すると共に伝送された信号から元の所定のタイミ
ングを復元し、この復元されたタイミングに基づいて周
波数復調された信号から元のアクチュエータの制御信号
と基準電圧を復元するので、回転ドラム内で復元される
アクチュエータの制御信号は直流成分をも含めて極めて
精度良く復元される。
また、請求項第2項の発明によれば、請求項第1項に記
載の磁気再生装置において、複数のアクチュエータが搭
載された場合でも、それぞれのアクチュエータに対応す
る制御信号と基準信号を時分割して1チャンネル分のロ
ータリートランスを介して回転ドラム内に伝送し、それ
ぞれ直流成分をも含めて精度良く復元される。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例による磁気再生装置におけ
る電磁駆動型の可動磁気ヘツドへの伝送方式を示す回転
ドラムの一部切欠き縦断面図である。同図において、
(10)はロータリトランス、(11)は上記ロータリトラ
ンス(10)における電力供給用チヤンネル、(12),
(13),(14)は上記ロータリトランス(10)における
制御信号伝送用チヤンネルである。
(15)は回路基板で、上記ロータリトランス(10)内の
電力供給用チヤンネル(11)から電力を受け取り、制御
信号伝送用チヤンネル(14)からの制御信号にもとづい
て電磁駆動型アクチユエータ(5)をドライブするため
の駆動電流を発生させる。その他の(1),(2),
(3),(5a),(6),(60)は第8図で示す従来例
と同一の構成であるため、同一の符号を付して、それら
の詳しい説明を省略する。
第2図は伝送方式の回路構成を示すブロツク図であり、
同図において、(16)は制御信号の入力端子で、その制
御信号の電圧値は上記アクチユエータ(5)の所望のド
ライブ電流値に対応している。(17)はスイツチで、端
子(20)から入力される切換えパルス(29)の指令値に
よりON−OFFされる。
(18)は周波数変調回路(以下、FM変調回路と称す)
で、上記スイツチ(17)からのアナログ信号電圧レベル
にもとづいてFM変調する。(19)はゲイン切換回路で、
上記FM変調回路(18)から出力されるFM信号の振幅レベ
ルを上記切換えパルス(29)の指令値により変化させ
る。
(21)はロータリトランスで、上記ゲイン切換回路(1
9)からの信号(30)を回転ドラム(60)内に伝送す
る。(22)は周波数復調回路(以下、FM復調回路と称
す)で、上記ロータリトランス(21)を介して伝送され
てくるFM信号を元の制御信号に復調する。
(23)は検波回路で、上記ゲイン切換回路(19)により
振幅変調されたFM信号を検波して、もとの切換えパルス
(29)のタイミングを抽出する。(28)はタイミング発
生回路で、FM信号の振幅レベルを判別して時分割する。
(24),(24)はサンプルホールド回路(以下、S・H
と称す)で、上記タイミング発生回路(28)の指令にも
とづいてFM復調回路(22)から出力されるアナログ値を
サンプルホールドする。(25)は差動アンプで、上記両
S・H(24),(24)の出力を比較する。(26)はドラ
イブ回路で、上記差動アンプ(25)の出力にもとづいて
アクチユエータ(5)に駆動電流を供給する。(27)は
上記ドライブ回路(26)に対する電源である。
第3図は上記第2図に示したブロツク図における各部の
信号波形を示し、横軸を時間(t)、縦軸を電圧(v)
として表わしたもので、同図において、(29)は切換え
パルス、(30)はFM変調され、かつ振幅変調されたのち
のFM信号、(31)はFM復調されたのちのアナログ制御信
号、(32)は差動アンプ(25)からドライブ回路(26)
に入力される制御信号の波形である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
アクチユエータ(5)に制御信号をロータリトランス
(21)を介して伝送しようとする場合、ロータリトラン
ス(21)は直流成分を伝送できないため、直接、制御信
号をロータリトランス(21)につないでも、直流成分の
伝送が必要な制御信号を伝送することはできない。
そこで、入力端子(16)に入力された制御信号をFM変調
回路(18)に入力して、この制御信号をFM変調すること
により、直流成分を含まない信号に変換する。このと
き、FM信号の基本波成分はロータリトランス(21)を十
分に通過する周波数であり、かつ制御系の必要制御帯域
周波数よりも十分に高い、たとえば、制御帯域の十倍以
上に取る必要がある。
たとえば、制御帯域を200Hzとすると、FMの基本周波数
は、情報をFM化することによつてサンプル的に分割する
ために生じる位相まわりの影響を除去するために2KHz以
上にする必要があり、さらに、一般的なロータリトラン
スの有効通過帯域である100KHz以上にする必要もあるこ
とから、余裕をみて数MHzに設定しておくのがよい。
上記のようにFM変調された制御信号はロータリトランス
(21)を介して回転ドラム(60)内に伝送され、FM復調
回路(22)により元のアナログ制御信号に復調されたの
ち、ドライブ回路(26)によつてアクチユエータ(5)
に駆動電圧として印加される。
このとき、上記FM変調回路(18)の前の信号を一定のタ
イミングでグランドレベルにスイツチ(17)を介してス
イツチングするとともに、FM変調後にゲイン切換回路
(19)において、第3図で示すような波形の切換えパル
ス(20)により上記一定のタイミングでゲイン切換えし
て、一種の振幅変調をおこなう。
これにより、ゲイン切換回路(19)からの出力信号は第
3図の(30)に示すようになり、たとえば振幅の小さい
部分(30A)は制御信号をFM変調した部分となり、振幅
の大きい部分(30B)はグランドレベルをFM変調した部
分となる。
以上によつて、1チヤンネルのロータリトランス(21)
で制御信号と一種の基準電圧(グランドレベル)を時分
割して伝送する。
ついで、回転ドラム(60)の内部において、検波回路
(23)により振幅変調された信号の振幅成分のみを取り
出し、元の切換えパルス(20)を復元する。この復元さ
れた切換えパルス(20)をもとにしてタイミング発生回
路(28)により発生される信号にもとづいて、FM復調後
の値を制御信号と基準信号との部分において、それぞれ
S・H(24),(24)にサンプルホールドすることによ
り、元の制御信号(16)と基準電圧(グランドレベル)
を復元する。
つづいて、上記制御信号(16)と基準電圧とを差動アン
プ(25)で比較することにより、たんに制御信号をFM変
・復調して得られる第3図の(31)で示す信号よりも直
流成分にオフセツトが少なく、回転ドラム(60)内で復
調した制御信号の直流成分が元の制御信号(16)にきわ
めて近い第3図の(32)で示すような信号が得られる。
一般的に、回転ドラム(60)内の直流レベルは、ロータ
リトランス(21)が直流成分を伝送しないために不安定
であるので、上記基準信号を時分割して伝送する方式に
より改善することができるけれども、直流レベルの変動
が問題にならない程度である場合や基準電圧(グランド
レベル)がスリツプリングなどにより直接に接続される
場合は、第2図で示すように、基準電圧を時分割して伝
送しなくても、たんに制御信号をFM変調して回転ドラム
(60)内でFM復調するだけでもよい。
なお、上記時分割の周波数は、これにより制御情報がま
びかれるため、時分割することによる制御系の位相まわ
りの影響を受けない周波数に設定する必要があり、ま
た、FMの基本周波数よりも十分に低くしなければFM復調
後に制御信号と基準電圧とに分割することができない。
したがつて、上記時分割周波数、FM基本周波数および制
御帯域周波数は、制御帯域周波数≪時分割周波数≪FM基
本周波数、の関係になるように設定する必要がある。
たとえば、制御帯域周波数が200Hzの場合、時分割周波
数は100KHz程度、FM基本周波数は10MHz程度などに設定
することが望ましい。
第4図はこの発明の他の実施例による磁気再生装置にお
ける電磁駆動型の可動磁気ヘツドへの伝送方式の回路構
成で、1チヤンネルのロータリトランス(21)により2
個のアクチユエータ(5A),(5B)に制御信号を伝送す
る場合のブロツク図である。
同図において、(16A),(16B)は2チヤンネルの制御
信号A,Bの入力端子、(33)はスイツチで、切換えパル
ス(34)により上記2チヤンネルの制御信号A,Bと基準
電圧となるグランドレベルとを順次切換える。(25
A),(25B)はそれぞれ差動アンプ、(26A),(26B)
はそれぞれドライブ回路である。その他の構成は第2図
で示す実施例と同一のため、該当部分に同一の符号を付
して、それらの詳しい説明を省略する。
第5図は上記第4図に示したブロツク図における各部の
信号波形を示し、横軸を時間(t)、縦軸を電圧(v)
として表わしたもので、同図において、(34)は切換え
パルス、(35)は制御信号をFM変調し、かつ振幅変調し
たFM信号で、(35A)は制御信号AによりFM変調された
部分、(35B)は制御信号BによりFM変調された部分で
あつて、これら両部分(35A),(35B)間に基準信号部
分(35C)が存在する。(36)は回転ドラム(60)内で
制御信号Aの情報をFM復調した信号、(37)は同様に制
御信号Bの情報をFM復調した信号の波形である。
つぎに、上記第4図の構成の動作について説明する。
端子(16A)および端子(16B)からそれぞれ入力される
2つの制御信号AおよびBと基準電圧(グランドレベ
ル)が切換えパルス(34)にもとづいて動作されるスイ
ツチ(33)により、時分割して伝送される。これら時分
割伝送される信号はFM変調回路(18)においてFM変調さ
れたのち、ゲイン切換回路(19)において、端子(20)
から入力される第5図の(34)で示す切換えパルスによ
り3段階の振幅に変調されて、第5図の(35)で示すよ
うなFM信号を出力する。
ついで、この3段階に振幅変調されたFM信号(35)がロ
ータリトランス(21)を介して回転ドラム(60)内に引
き込まれたのち、検波回路(23)によりFM信号の振幅レ
ベルを判別して、タイミング発生回路(28)にて時分割
された信号が制御信号Aの情報のタイミングであるか、
制御信号Bの情報のタイミングであるか、あるいは基準
レベルのタイミングであるかの判別をおこなう。これ
は、例えば、第5図のFM信号(35)の振幅レベルが3段
階に分かれているため、検波回路(23)により振幅レベ
ルを判別することにより容易に判別することができる。
つづいて、第2図の場合と同様に、S・H(24),(2
4),(24)にサンプルホールドしたのち、制御信号A
およびBの情報と基準信号とをそれぞれ差動アンプ(25
A),(25B)で比較することによつて、ドライブ回路
(26A),(26B)を介して2つのアクチユエータ(5
A),(5B)を別々にドライブすることができる。
以上と同様の原理で、アクチユエータが何個になつて
も、1チヤンネルのロータリトランス(21)で伝送する
ことが可能であり、このときの時分割周波数は、制御信
号AおよびBが基準信号をはさんで交互に伝送している
ため、同じ制御信号の周期、例えば制御信号Aの繰り返
される周期を制御帯域周波数よりも十分に高くする必要
がある。
なお、上記制御帯域とは、磁気再生装置のヘリカルトラ
ツクに磁気ヘツドを追従させる場合、トラツクの曲がり
によつて生じるトラツクずれの周波数成分の主たるもの
に対して、十分な追従能力を発揮するものであり、例え
ば、1/2インチのVTRにおいて、ドラムの回転数が1800rp
mの場合、トラツクの曲がりによるトラツクずれ周波数
成分の主たるものは200Hzまで存在するので、必要な制
御帯域も200Hz程度に設定する必要がある。
以上により、第2図の構成、第4図の構成のいずれにお
いても、直流成分の情報を含んだ制御信号を回転ドラム
(60)内に伝送することが可能である。
次に、駆動電力を回転ドラム(60)内に伝送するための
構成例について説明する。
第6図は駆動電力の伝送方式を示す回路図であり、同図
において、(38)は交流電源で、この電源(38)は磁気
再生装置内もしくは装置外に設けられる。(39)は整流
回路で、4つのダイオード(39a)をブリツジに接続し
てなる。
(40)は平滑コンデンサ、(41)はスイツチングトラン
ジスタで、ロータリトランス(42)の1次側に流れる電
流をスイツチング制御する。(43)はダイオードで、上
記ロータリトランス(42)の出力を整流する。(44)お
よび(45)は平滑コイルおよび平滑コンデンサで、上記
ダイオード(43)からの出力を平滑化する。(27)は出
力端子である。
上記構成の駆動電力伝送装置は、汎用されているスイツ
チング方式の電源装置とほぼ同じ原理により駆動電力を
伝送するものであり、以下、伝送作用を簡単に説明す
る。
電源(38)から取り出された交流電力は整流回路(39)
において整流され、平滑コンデンサ(40)により平滑化
されたのち、ロートリトランス(42)の1次側に伝送さ
れる。このロータリトランス(42)は直流成分を伝送す
ることができないため、矩形波形のパルスによつてトラ
ンジスタ(41)をスイツチング制御することにより、上
記交流電力をロータリトランス(42)の2次側、つま
り、回転ドラム(60)側に通過させる。
この回転ドラム(60)内に伝送された電力はダイオード
(43)により整流され、平滑コイル(44)および平滑コ
ンデンサ(45)により平滑化されたのち、出力端子(2
7)からドライブ回路(26)もしくは(26A),(26B)
にアクユエータ駆動電力として供給される。
なお、このとき、ロータリトランス(42)に供給する電
圧が大きいほど大きな電力を得ることができるのはもち
ろんであり、また、上記スイツチングトランジスタ(4
1)のON→OFF時間の可能な範囲でスイツチング周波数を
高くすればするほど、ロータリトランス(42)の電力伝
送効率を上げることができる。
また、回転ドラム(60)内での各S・H(24)、FM復調
回路(22)などの電源として、第6図の装置による出力
を用いるときは、リツプルが大きいために、その駆動電
力をレギユレーシヨンして使用する必要がある。
一般に、上記ロータリトランス(42)の容量は供給電力
の必要量によつて定められ、一般的な電磁駆動型アクチ
ユエータの必要電力が数Wの場合、大きなロータリトラ
ンスが必要となり、回転ドラム(60)の上ドラム(6)
内に、その大きなロータリトランスを挿入することがむ
ずかしくなつてくる。
この場合の対応策として、第7図のように、上ドラム
(6)の上部に電力および制御信号供給用のロータリト
ランス(48)を再生信号伝送用ロータリトランス(10)
とは別に設けるとともに、信号系と制御系とを分離し、
ノイズのとび込みなどをなくするために、上記上ドラム
(6)上のロータリトランス(48)に電力伝送用のチヤ
ンネル(49)および制御信号伝送用のチヤンネル(50)
を設け、かつ、電源回路基板(46)およびドライブ回路
基板(47)を上ドラム(6)上に配置する構成が考えら
える。
第7図において、(1)〜(3)、(5)、(5a)、
(11)〜(13)は第1図で示す構成と同一であるため、
同一の符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
なお、上記各実施例では、電磁駆動型アクチユエータに
ついて説明したが、バイモルフを使用したアクチユエー
タに適用しても、上記実施例と同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上のように、請求項1項に記載の発明によれば、アク
チュエータの制御信号と駆動電力を非接触で伝送する磁
気再生装置において、アクチュエータの制御信号と所定
の基準電圧を所定のタイミングで切換えて周波数変調
し、さらにこの周波数変調された信号を上記所定のタイ
ミングに基づいて振幅変調した後にロータリートランス
を介して回転ドラム内に伝送し、伝送された信号を周波
数復調すると共に伝送された信号から元の所定のタイミ
ングを復元し、この復元されたタイミングに基づいて周
波数復調された信号から元のアクチュエータの制御信号
を復元するので、回転ドラム内で復元されるアクチュエ
ータの制御信号は直流成分をも含めて極めて精度の高い
ものとなり、アクチュエーの制御精度が極めて高く、か
つ、電気的なノイズの影響や機械的磨耗等の少ない磁気
再生装置を得ることができる。
更に、請求項2項に記載の発明によれば、請求項第1項
に記載の磁気再生装置において、回転ドラム内に搭載さ
れた複数のアクチュエータのそれぞれに対応する制御信
号と基準信号を時分割して1チャンネル分のロータリー
トランスを介して回転ドラム内に伝送し、それぞれ直流
成分をも含めて精度良く復元出来るので、回転ドラム内
に複数のアクチュエタを有した場合であっても、アクチ
ュエーの制御精度が高く、かつ、小型化された磁気再生
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気再生装置におけ
る電磁駆動型アクチユエータへの制御信号の伝送方式を
示す回転ドラムの一部切欠き縦断面図、第2図は第1図
の伝送方式の回路構成を示すブロツク図、第3図は第2
図の各部の信号波形図、第4図はこの発明の他の実施例
による制御信号の伝送方式の回路構成を示すブロツク
図、第5図は第4図の各部の信号波形図、第6図は駆動
電力の伝送方式を示す回路図、第7図は第1図の変形構
造を示す回転ドラムの一部切欠き縦断面図、第8図は従
来の磁気再生装置における電磁駆動型アクチユエータへ
の制御および駆動信号の伝送方式を示す回転ドラムの一
部切欠き縦断面図、第9図は他の従来例を示す要部の概
略斜視図である。 (2)……下ドラム、(5),(5A),(5B)……アク
チユエータ、(6)……上ドラム、(10),(21),
(42)……ロータリトランス、(18)……FM変調回路、
(22)……FM復調回路、(23)……検波回路、(26),
(26A),(26B)……ドライブ回路、(60)……回転ド
ラム。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラム内に設けられ上記回転ドラムに
    搭載された可動磁気ヘッドをその走査方向に対して直角
    の方向に変位動作させるアクチュエータと、 上記回転ドラム内に設けられ上記アクチュエータを駆動
    するアクチュエータ駆動手段と、 上記アクチュエータの制御信号と所定の基準電圧を所定
    のタイミングを有した切換えパルスで切換えて出力する
    切換え手段と、 上記切換え手段の出力を周波数変調する周波数変調手段
    と、 上記切換えパルスに基づいて上記周波数変調手段の出力
    信号の振幅を変化させる振幅変調手段と、 上記振幅変調手段の出力信号および上記アクチュエータ
    の駆動電力を上記回転ドラム内に非接触で伝送するロー
    タリートランスと、 上記回転ドラム内に設けられ上記ロータリートランスに
    より伝送された上記振幅変調手段の出力信号を周波数復
    調する周波数復調手段と、 上記回転ドラム内に設けられ上記ロータリートランスに
    より伝送された信号を検波して上記切換えパルスの上記
    所定のタイミングを復元するタイミング信号復元手段
    と、 上記回転ドラム内に設けられ上記タイミング信号復元手
    段により復元された上記所定のタイミングに基づいて上
    記周波数復調手段の出力信号から上記アクチュエータの
    制御信号を復元する制御信号復元手段とを備え、 上記制御信号復元手段の出力に基づいて、上記アクチュ
    エータ駆動手段を制御することを特徴とする磁気再生装
    置。
  2. 【請求項2】回転ドラム内に複数のアクチュエータとそ
    れぞれのアクチュエータに対応する複数のアクチュエー
    タ駆動手段および複数の制御信号復元手段とを備え、そ
    れぞれのアクチュエータに対応する制御信号と所定の基
    準電圧を所定のタイミングを有した切換えパルスに基づ
    いて切換え手段によって順次切換えて出力させ、復元さ
    れた上記所定のタイミングに基づいて制御信号復元手段
    によりそれぞれのアクチュエータに対応する上記複数の
    制御信号を復元することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の磁気再生装置。
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