JPH07367A - 心機能解析装置 - Google Patents

心機能解析装置

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JPH07367A
JPH07367A JP5319986A JP31998693A JPH07367A JP H07367 A JPH07367 A JP H07367A JP 5319986 A JP5319986 A JP 5319986A JP 31998693 A JP31998693 A JP 31998693A JP H07367 A JPH07367 A JP H07367A
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JP
Japan
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signal
heart
parameter
curve
impedance
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Application number
JP5319986A
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English (en)
Inventor
Kjell Noren
ノーレン キェル
Kurt Hoegnelid
ヘグネリド クート
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Siemens Elema AB
Original Assignee
Siemens Elema AB
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/362Heart stimulators
    • A61N1/365Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential
    • A61N1/36585Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential controlled by two or more physical parameters
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61N1/36507Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential controlled by gradient or slope of the heart potential

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Abstract

(57)【要約】 【目的】心機能を安全に効率良く、しかも十分に簡単に
解析することのできる装置を提供する。 【構成】 装置はさらに心臓パラメータに関連するパラ
メータ信号を発生するための手段(13;55;84;
123;147;187;254)を有し、前記評価ユ
ニット(6;54;88;110;149;187;2
54)は測定信号およびパラメータ信号に対する関連値
を解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の電気的心臓パラ
メータまたは第1の機械的心臓パラメータに関連する第
1の測定信号を発生するための測定ユニットと、該測定
信号を評価するための評価ユニットとを有する心機能解
析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】心臓疾患またはその他の心臓の変化を監
視、診断および治療する場合には、心臓血流状態の正確
な検出を、間違った解釈の危険性を最小にして行うこと
が重要である。心臓の自動監視は、治療測定を必要な場
合に遅滞なく開始することができるので価値がある。
【0003】例えば心電信号(ECG)、心臓インピー
ダンス、血圧、血流量、血流、心音および心臓壁の運動
のように、心機能を反映する多数の電気的および機械的
心臓パラメータがある。これらパラメータのいくつか
を、心臓状態の確定の際に評価することのできる測定信
号を得るために検出することは従来の技術である。
【0004】記録された心電図の電圧を電圧の時間微分
に対してプロットすることにより心電図をグラフィック
に解明するための1つの手段が、“Phase Pla
nePlot of Electrograms as
a Marker ofVentricular E
lectrical InstabilityDuri
ng Acute Ischemia:Initial
Experimental Results and
Potential Clinical Appli
cations”のタイトルの下に、刊行物PACE、
Vol.15,第II部、1992年11月、2188
〜2193頁に記載されている。この手続きは記録され
たECG信号と等価の曲線を形成する。ここには、急性
虚血中および心室細動発生中には曲線部分における変化
間に相関のあることが示されている。この著者は、心電
図のグラフィック表示は従来のリアルタイム表示に対す
る非常に優れた補助手段であると考えている。
【0005】米国特許第4417306号明細書には、
心信号を監視および記録する装置が記載されている。こ
の装置はECGを検出し、ECG信号は心拍として受容
されるためには所定の勾配、振幅、デュレーションおよ
び経過を有しなければならない。QRS複合波は検出さ
れる主要部分である。すなわち、心室心拍(心室収縮)
が存在するときに心臓で発生する電気信号である。
【0006】米国特許第4453551号明細書には、
心室細動(VF)を検出するよう構成された装置が記載
されている。この装置は心臓からECG信号を検出し、
これをデジタル化し、これを所定のピーク振幅まで増幅
する。増幅された信号は種々の手法で、VFが存在する
か否かを確定するため解析することができる。例えば、
勾配の統計的分布または最大負勾配の周波数を解析する
ことができる。
【0007】欧州特許第0220916号明細書には、
心室頻脈(VT)とVFを検出し、これらの状態を終了
させる処置を供給するように構成された装置が記載され
ている。この装置は、心臓ECGを心臓の複数の箇所で
検出し、異なる測定点で検出された信号のシーケンスを
求める。VTおよびVFの場合は、検出されたシーケン
スが通常のシーケンスとは種々の形態で異なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、心機
能を安全に効率良く、しかし十分に簡単に解析すること
のできる装置を提供することである。
【0009】本発明の別の課題は、心臓欠陥を診断し、
心機能を監視し、できるだけ安全かつ効率良く治療に適
用することできる装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、装置はさらに心臓パラメータに関連するパラメータ
信号を発生するための手段を有し、評価ユニットは測定
信号およびパラメータ信号に対する関連値を解析するこ
とにより解決される。
【0011】測定信号をその特性(振幅、勾配、デュレ
ーション)について解析するのではなく、本発明の装置
は2つの信号の関連値を解析する。すなわち、測定値と
パラメータ値が同じ箇所について心臓パラメータの時間
経過で解析される。基本的に関連値は2つの信号によっ
て定められる平面の座標に相応する。この2つの信号の
時間に関する変化を心臓の状態についての情報を得るた
めに解析することができる。正常に活動する心臓は血流
力学的に安定しており、関連値は原則的に1心サイクル
ごとに繰り返される。2つの状態が同時に満たされなけ
れば場合(測定値とパラメータ値とは両方とも、心機能
が正常な場合、同じように反復されなければならない)
に、正常な心機能と正常な機能からの偏差の両方を正確
に検出する確率が増大する。種々の偏差は信号に特徴的
変化を生ぜしめ、従って非常に正確に識別することがで
きる。測定信号とパラメータ信号は同じ心臓パラメータ
に関連し得る。例えばペースメーカーの場合、単極EC
G信号を測定パラメータとして用い、双極ECG信号を
パラメータ信号として用いることができる。
【0012】本発明の装置の改善実施例は、評価ユニッ
トが第1の測定信号をパラメータ信号に対してプロット
し、曲線の形態的および/または経時的経過を解析する
ことにより得られる。
【0013】測定信号がパラメータ信号に対してプロッ
トされるように解析を行う場合に曲線が得られる。上に
述べたように心臓は正常に活動する場合、血流力学的に
安定しているから、実質的に識別曲線は各心サイクルご
とに、選択された測定信号およびパラメータ信号に依存
して生成される。病理学的変化およびその他の異常と心
臓状態は曲線形状に明確に影響し、従って簡単に識別で
きる。
【0014】この場合、パラメータ信号発生手段が微分
器を有し、この微分器が測定信号を微分し、微分された
測定信号がパラメータ信号として使用されると有利であ
る。
【0015】これにより測定された1つの心臓パラメー
タにのみ関連する曲線が形成される。例えば心臓インピ
ーダンスはインピーダンスの導関数に対してプロットす
ることができ、血圧は血圧の導関数に対してプロットす
ることができ、また心臓ECG信号はECG信号の導関
数に対してプロットすることができる。最初の2つの例
では、大きな周期形状曲線が得られ、その大きさは例え
ば心拍数に依存する。後者の例では、正常な心拍数では
心サイクルごとに閉じた2つのループからなる曲線が得
られる。
【0016】択一的に本発明の装置を、パラメータ信号
発生手段が第2の心臓パラメータを検出し、第2の測定
信号をパラメータ信号として用いるように構成すること
ができる。
【0017】異なる測定心臓パラメータに関連する2つ
の信号を相互にプロットすることにより組合せ可能な数
が上昇し、特定の疾患、特定の病理学的状態またはその
他の変化を識別するのに最も適した曲線を選択すること
ができる。例えば血圧はインピーダンスに対してプロッ
トすることができ、心活動に相応する単純で大きな閉じ
た曲線が各心サイクルで形成される。心筋梗塞をこの曲
線から実証することができる。というのは心筋梗塞は心
活動の容量に影響するからである。
【0018】心臓の異なるフェーズを識別するための付
加的手段は本発明によれば、装置がさらに、少なくとも
1つの別の心臓パラメータに関連する少なくとも1つの
別の測定信号を発生するための別の測定ユニットを有
し、これにより評価ユニットが第1の測定信号、パラメ
ータ信号および別の測定信号に対する関連値を解析する
のである。
【0019】これにより多次元曲線が形成される。原則
的に心臓パラメータおよび心臓パラメータの導関数はい
くつでも相互にプロットし解析することができる。イン
ピーダンスを血圧およびECGに対してプロットすれば
3次元曲線が得られる。各心サイクルごとにこの曲線は
単純な閉じた曲線を形成し、この曲線は健常な心臓では
1心サイクルごとに繰り返される。心室期外収縮または
早発性心室収縮はこの曲線において大きな偏差を示すこ
ととなる。血流力学的に不安定な不整頻脈も簡単に識別
できる。なぜならその場合この曲線が各心サイクルごと
に繰り返されないからである。
【0020】本発明の装置の改善実施例では、比較ユニ
ットが関連値による信号ドリフトを検出するため関連値
を連続的に検出し、補償ユニットが現在の関連値を現在
の信号ドリフトすべてに対して補償する。
【0021】心信号は一般的に周期的経過を示すから、
種々の信号ドリフトを補償することができる。例えば信
号に重畳された低周波はこれにより実際の測定信号から
除去することができる。装置は簡単に信号を正規化する
ことができる。というのは、これらの信号は高い反復性
を示すからである。
【0022】関連値をろ波する別の手段は本発明によれ
ば、第1の測定信号と第2の測定信号が発生された後
に、フィルタユニットがそれぞれの関連値における変化
を以前に記憶された関連値と比較し、1つの関連値にお
いてノイズ変化が識別され、第2の関連値においては等
価の変化が検出されなければ、このノイズ関連値を固有
ノイズに対して補償するのである。
【0023】例えばECG信号とインピーダンス信号は
例えば患者の呼吸による所定のタイプのノイズによって
影響を受ける。しかし血圧のような心臓パラメータは、
純粋な電気的心臓信号のようにはノイズによっては影響
を受けない。従ってこのパラメータを電気信号における
ノイズの識別に使用することができ、逆もまたあてはま
る。
【0024】本発明による装置を使用した信号ろ波の別
の実施例では、移動平均値形成器が連続的に平均値を所
定の先行する期間にわたってそれぞれの関連値に対して
計算する。
【0025】本発明による関連値を解析するための装置
の有利な実施例を以下説明する。
【0026】第1の実施例では、評価ユニットが弧長計
算器を有し、この計算器が曲線の弧の長さを、有利には
1心サイクルについて計算し、計算された弧の長さ値が
心機能の状態を表わす。
【0027】測定信号−パラメータ信号ペア(例えばイ
ンピーダンスとインピーダンスの導関数)の所定の測定
に対して、各心サイクルについての曲線の弧の長さは一
般に血流力学的安定性に相応する。これにより弧の長さ
から心拍数が無害な程度であるか否か、または心臓が不
安定な徐脈を示している否かまた不整頻脈を示している
か否かが簡単に確定される。1心サイクルごとの弧長の
変化が記録されれば、血流力学的安定性を識別すること
ができ、不適切な不整脈が存在しているか否かの決定に
心拍数のサブ条件として用いることができる。急速な変
化は心臓の異常イベントの指標である。
【0028】第1の実施例では、測定ユニットが心臓の
インピーダンスを測定し、パラメータ信号発生手段がイ
ンピーダンス信号を導出し、A/D変換器がインピーダ
ンス信号およびインピーダンス微分信号をデジタル化
し、弧長計算器が各心サイクルごとに曲線の弧の長さを
計算し、この曲線にはインピーダンス信号およびインピ
ーダンス微分信号が相応し、複数の比較器がそれぞれ計
算された弧長を所定の弧長と比較し、計算された弧長が
それぞれの所定の弧長を上回る場合にそれぞれの比較器
が出力信号を発生し、マイクロプロセッサが比較器から
の出力信号を使用して心臓が血流力学的に安定している
か否かを決定するのである。
【0029】異なる心臓は高心拍数に抗するその能力の
点で異なる。最も重要なことは実際に心臓が血流力学的
に安定しているか否かである。すなわち、心臓が血液を
正常に搏出しているか否かである。従って、心拍数は必
ずしも常に心臓状態の最良の指標ではない。例えばある
患者では150拍/分の心拍数で問題が生じるかもしれ
ず、別の患者は200拍/分以上の心拍数にもその心臓
の搏出能力に何の損傷もなしに抗することができるかも
しれない。心サイクル中インピーダンスは、血液が心臓
から吐出される収縮期で上昇し、心臓に血液が充満され
る拡張期で低下するように変化する。インピーダンスの
変化は、収縮期の開始時において拡張期の開始時よりも
比較的に急速である。これはそれらの微分信号に反映さ
れる。座標系において、インピーダンスとインピーダン
ス微分信号は各心サイクルごとに閉じた曲線を形成す
る。弧長だけが、心臓が血流力学的に安定しているかぎ
り所定の範囲内で変化する。心臓が血流力学的に安定し
て活動することができなくなると、弧長が減少し、これ
は比較器により簡単に検出できる。従って、比較器から
の種々の出力信号に依存して、心臓の血流力学的状態を
連続的に監視することができる。このことは、例えば心
拍数またはインピーダンスに対するピークピーク値だけ
を考慮したのでは不可能である。これらの値は血流力学
的不安定性が存在するときに弧長のようには規則正しく
変化しない。
【0030】第2の実施例は、評価ユニットが面積計算
器を有し、この計算器が各心サイクルごとに曲線により
閉じた大きな範囲の面積を計算する。計算された面積は
心機能の状態を表わす。
【0031】面積は、所定の測定信号−パラメータ信号
ペアに対して弧長と同じように血流力学的安定性に関連
しており、弧長と同じように不安定な不整脈の識別に使
用することができる。他の測定信号−パラメータ信号ペ
ア(血圧とインピーダンスまたは容積と血圧)に対して
は、面積は各心サイクルでの心臓による活動を表わし、
ダブルチャンバーペースメーカーにおいて、心臓に対す
る理想機能を得るため房室間隔の制御に使用することが
できる。また、心臓活動を最適化するように刺激パルス
の送出制御に使用することができる。
【0032】第3の実施例では、評価ユニットが実質的
に単純で閉じた曲線をプロットし、距離計算器が曲線の
所定点間、有利には最大点と最小点との距離を計算し、
計算された距離が心機能の状態を表わす。
【0033】弧長および面積と同じように、所定の測定
信号およびパラメータ信号に対する曲線の点間の距離は
心臓の安定性を表わす。所定の距離間の比、例えばそれ
ぞれの座標軸に対する曲線の最大点と最小点との距離を
確定することができる。距離の変動は計算することがで
き、例えば心臓活動の検出に使用することができる。例
えば心臓の血圧をパラメータとして使用し、心臓のポン
ピング能力が低下する状態を簡単に識別することができ
る。なぜならこの場合、心サイクル中の血圧変化が減少
するからである。
【0034】第4の実施例では、評価ユニットが各心サ
イクルごとに得られた曲線を記憶するためのメモリと、
得られた曲線を少なくとも1つの所定の曲線と比較する
ための比較器とを有し、この所定の曲線は前もって記憶
された曲線であるかまたはプログラミングされた曲線で
ある。
【0035】このようにして各心サイクルの形態を直
接、健康な心臓での形態および病理学的状態または他の
異常と比較することができる。例えば、心臓、期外収縮
および退行性状態により持続される穏やかな心筋梗塞を
検出することができる。
【0036】第5の実施例では、評価ユニットが関連値
の経過を記憶するためのメモリと、記憶された経過を少
なくとも1つの所定の経過と比較するための比較器とを
有し、所定の経過は前もって記憶された経過であるかま
たはプログラミングされた経過である。
【0037】前に述べたように、関連値は1心サイクル
ごとに実質的に繰り返される経過をたどる。この経過を
監視すれば、異なる状態を識別することができる。経過
は例えば、時間に関する変化が曲線を形成する関連値を
座標としてみなすことにより、関連値から導出されたベ
クトルを計算することにより、または関連値の変化の勾
配を計算することにより監視することができる。これに
より例えば、心臓組織の異なる焦点から発生する不整脈
の異なる形態を区別することができ、患者のこうむる古
い状態と新しい状態の両方を検出することができる。種
々の不整脈に対して有効であることが前もって発見され
た治療法に依存して異なる治療法を適用することができ
る。
【0038】この関連から本発明の装置が、関連値の経
過が所定数のエリアを通過したシーケンスを識別するた
めの要素と、このシーケンスを所定のシーケンスと比較
するための比較器とを有し、所定のシーケンスは前もっ
て識別されたシーケンスであるかまたはプログラミング
されたシーケンスである。
【0039】関連値は反復するから、値と交差し、シー
ケンスを識別する所定のエリアのだけの検出で十分であ
る。異なる不整脈は異なる経路をたどり、相応にして識
別することができる。
【0040】
【実施例】図1は患者1を示し、患者はECGレコーダ
2に第1電極3、第2電極4および第3電極5を介して
接続されている。患者1のECG信号は患者の健康の通
常検査で、予測される心臓状態の診断のため、または患
者1の心臓の監視のために検出される。信号解析装置6
がECGレコーダ2に、電極3、4、5によりピックア
ップされたECG信号を解析するために設けられてい
る。
【0041】図2は信号解析装置6の実施例を示す。E
CG信号は増幅器10に供給され、バンドパスフィルタ
11でろ波され、微分のための微分器13とバッファ1
2に供給される。バッファ12ではECG信号が経時的
に微分信号と同期される。バッファ12の信号と微分信
号は、第1A/D変換器14および第2A/D変換器1
5をそれぞれ介してRAM16に供給される。2つの入
力信号に対する関連値は並列にRAM16に記憶され
る。関連値は経時的な同時信号である。デジタル化され
た信号はRAM16からデータバス17を介して第1減
算器18に供給される。第1減算器では、電流測定値が
ベース信号から減算される。ベース信号は同じ患者から
の以前に記録され記憶されたECG信号とすることがで
きる。差は心サイクル全体に対してまたは心サイクルの
一部に対して計算することができる。これは主に心拍数
およびノイズ周波数に依存する。差の値は平均値形成器
19に供給される。平均値形成器は差に対する平均値を
計算する。差はまた信号バッファ20にも供給される。
これは後の診断目的に使用される。平均信号は第2減算
器21に送出され、この第2減算器には記録されたEC
G信号のノイズを補償するためオリジナル信号も供給さ
れる。第2減算器21からの信号は第1D/A変換器2
2に供給され、差信号は信号バッファ20から第2D/
A変換器23に供給される。次に両方の信号とも記録ユ
ニット24に供給される。この記録ユニットはレコー
ダ、モニタ等からなることができる。
【0042】信号処理前と信号処理後のECG信号が図
3に示されている。ここで記録されたECG信号は30
により示されている。記録されたECG信号30には低
周波のノイズ信号が重畳されており、心臓信号の解釈を
さらに困難にする。図2に示された信号解析装置6にお
いて、ECG記録信号30は以前に記憶された正しいE
CG信号に関連して正規化され、さらにECG信号は信
号ノイズに起因するひずみに対してノイズをECG信号
30から減算することにより補償される。処理されたE
CG信号は31により示されている。この信号は格段に
明瞭であり、医師にとって格段に容易に解釈することが
できる。原則的に、信号解析器で形成される差信号32
はノイズを反映する。ノイズは例えば患者1の呼吸によ
り発生し得る。従って差信号32を患者1の呼吸を記録
するために使用することができる。記録ECG信号30
の、記憶されたベース信号に対するふれは差信号にも現
れる。これらの変化は、例えば心梗塞、虚血または後期
電位のような心臓の変化に起因するものである。
【0043】心信号の波形が図4に示されており、一般
的に33により示されている。心信号は心房脱分極(こ
れが心房収縮を開始させる)に起因するP波、心室脱分
極(これが心室収縮を開始させる)に起因するQRS波
および心室再分極に起因するT波からなる。心臓の病理
学的変化およびその他の変化は心信号33を特徴的に影
響する。S波およびT波での信号の上昇は一般的に、心
梗塞により引き起こされる。この心梗塞は心臓活動の能
力を阻害する。一方、S波とT波の間での信号の低下3
5は一般的に虚血により引き起こされる。なぜなら心臓
の局所エリアでの不適切な血液灌流は心臓の低酸素症を
引き起こすからである。心梗塞の最も共通の原因の1つ
は動脈硬化である。T波端部での変化(ここでは心信号
33の36a,36bにより示されている)は他の心臓
と比較して一般的に、頻脈または細動の危険性を増大さ
せる変化として解釈される。従ってこのような変化は、
患者が薬物または埋込型デフィブリレータによる治療を
必要としていることの印である。
【0044】図5は埋込型ダブルチャンバーペースメー
カー40を示す。このペースメーカーは心臓ECGを検
出し、必要な場合は処置を送出するために心臓41に接
続されている。ペースメーカー40は心臓41に第1チ
ップ電極42と第1リング電極43により接続されてい
る。第1チップ電極42と第1リング電極43は、第1
電極導体44および第2電極導体45を介して心房パル
ス発生器46に接続されている。心房検出器47がパル
ス発生器46に対し並列に心臓41のECG信号検出す
るため接続されている。
【0045】相応して、第2チップ電極48と第2リン
グ電極49が、第3電極導体50と第4電極導体51を
介して心室パルス発生器52に接続されている。心室検
出器53が心室パルス発生器52に並列に心臓41のE
CG信号を検出するため接続されている。パルス発生器
46、52と検出器47、53は制御装置54により制
御される。
【0046】検出器47、53によりピックアップされ
たECG信号は制御装置54の信号処理ユニット55に
供給される。入力信号は信号処理ユニット55で、図2
に示すのと同じように処理される。すなわち、増幅、ろ
波、バッファおよびそれぞれの微分とA/D変換とによ
り処理される。デジタル化された信号はRAM56に供
給される。RAM56はシーケンシャルに関連値を記憶
する。原則的に記憶された値は座標系の座標に相応す
る。この座標系はECG信号を一方の軸とし、微分され
たECG信号を他方の軸とする。記憶された関連値はこ
の座標系で曲線を形成する。関連値はRAM56からエ
リア解析器57に供給される。エリア解析器57は関連
値が座標系の所定エリアを通過するか否かを検出する。
エリア通過に関する情報とそれらが通過されるシーケン
スはシーケンス識別器58に供給される。シーケンス識
別器58はシーケンスを以前に記憶されたシーケンスま
たはプログラミングされたシーケンスと比較する。シー
ケンス情報はシーケンス識別器58から制御ユニット5
9に供給される。この供給された情報に基づいて、制御
ユニット59は治療を開始すべきか否かを決定する。検
出された関連値のシーケンスがシーケンス識別器58に
記憶されていないシーケンスであれば、このシーケンス
はRAM56から特別メモリ60に供給される。そこか
らこのシーケンスを引き出して医師によって研究するこ
とができる。
【0047】ペースメーカー40に新たなシーケンスに
関する情報を伝送し、またプログラミングできるように
するため、ペースメーカー40にはテレメータユニット
61が設けられており、このテレメータユニットは制御
ユニット59に接続されている。テレメータユニット6
1は情報を、制御ユニット59と体外プログラミングユ
ニット62との間で遠隔伝送することができる。
【0048】ペースメーカー40で行われるECG信号
の解析が図6から図8に詳細に示されている。これらの
図は異なる心信号を、ECG信号とECG信号の導関数
を軸とする座標系に示す。5つの解析エリア70a〜e
が図6から図8の3つの図に示されている。図6は通常
の心拍に対する曲線71を示す。この曲線は5つの解析
エリア70a〜eのすべてと所定のシーケンスで交差
し、従って簡単に自然のイベントとしてペースメーカー
40により識別することができる。図7は約150拍/
分での不整頻脈曲線を示す。不整頻脈曲線72は3つの
解析エリア70b,70d,70cのみを通過し、従っ
て非常に簡単に識別できる。不整頻脈は心臓組織の種々
の焦点で発生し得る。しかし不整頻脈の固有形態すべて
をこのようにして、曲線が解析エリア70a〜eを通過
するシーケンスに従って識別することができる。これは
特に重要である。なぜなら、種々の不整頻脈を終結させ
るために最も有効な手段は異なる治療刺激シーケンスを
必要とし得るからである。さらに所定の不整頻脈は血流
力学的に安定している。すなわち、治療的介入を必要と
しない。また時間とともに自然に鎮静化する不整頻脈も
治療を必要としない。不安定な不整頻脈の場合、制御ユ
ニット59は複数の異なる治療的パルス率によりプログ
ラミングすることができ、検出された不整頻脈に依存し
て治療的処置を送出する。この治療的処置は不整頻脈に
対して最も有効であることが立証されているものであ
る。図8は心臓細動73を示す。心臓細動では小さく単
純な閉じたリングしか発生しない。このリングはこの例
では2つの解析エリア70c,70dを通過する。細動
が発生すると心臓41の除細動が必要となり得る。その
場合、埋込型デフィブリレータはペースメーカーの機能
を有することができる。
【0049】図9は本発明の装置の択一的実施例を示
す。信号解析器80ではECG信号が増幅器81で増幅
され、これがバンドパスフィルタ82でろ波され、バッ
ファ83と微分器84に供給される。微分器では供給さ
れた信号が微分される。
【0050】中間記憶された信号と微分された信号は第
1A/D変換器85と第2A/D変換器86でそれぞれ
デジタル化され、サイクリックRAM87に供給され
る。ECG信号とその導関数の両方が使用されるので、
単純な信号正規化をサイクリックRAM87で行うこと
ができる。
【0051】信号は複数の検出器88に供給される。こ
の検出器は微分された信号が正か負かを検出する。各心
サイクルごとに、心サイクル中の導関数の変化のシーケ
ンスが形態比較器89に送出される。形態比較器89は
このシーケンスを前に発生されたシーケンスと比較し、
心臓の現在の状態を識別する。すなわち、心臓の機能が
正常であるか否か、心臓が刺激パルスに応答しているか
否か、心臓が不整脈の状態にあるか否か等である。
【0052】2つの異なる心臓リズムが図10と図11
に示されている。第1のECG−ECG微分軌跡95が
図10に示されている。この第1の軌跡95は容易に識
別可能な、正と負の交互の典型的な導関数シーケンスを
有している。正と負の導関数のシーケンスの弧長はそれ
ぞれ例えば、正または負の導関数を備えたサンプリング
値の数として得ることができる。図11に示された第2
のECG−ECG微分軌跡96は、正および負のセグメ
ントでそれぞれ別の弧長を備えた異なる正および負の導
関数シーケンスを有する。個々の患者で、すべての心臓
状態(正常機能、安定した不整頻脈、不安定な不整頻
脈、細動等)は特徴的で反復される、固有の弧長を備え
た正と負の導関数シーケンスを有する。信号解析器80
は患者に発生する異なるシーケンスを学習し、これを記
憶して医師によって再生することができるようプログラ
ミングすることができる。このようにすれば医師は心臓
状態および機能の良好な画像を得ることができる。
【0053】所定の状態の識別において信頼性を改善す
るために使用し得る他の基準はECG信号自体である
(正、負、弧長)。
【0054】上に述べたように信号解析器80にとって
信号を正規化することは容易であり(微分信号を検査す
るだけの解析器とは異なり)、これにより導関数に対す
るゼロレベルを簡単に安定レベルにすることができる。
すなわち、ECG微分信号の処理は簡単に信号ドリフト
を補償し、解析を一層信頼性のあるものにする。
【0055】図12はシングルチャンバーペースメーカ
ー100を示す。このペースメーカーは心臓101に接
続されている。チップ電極102とリング電極103が
心臓101の心室に配置されており、第1電極導体10
4と第2電極導体105を介して、ペースメーカー10
0内のパルス発生器106に接続されている。検出電極
107がチップ電極102の近傍で、心臓の外壁に接続
されており、第3電極導体109を介してペースメーカ
ー100の検出器109に接続されている。検出器10
9はまた第1電極導体104に接続されている。検出器
109はチップ電極102と検出電極107との間の心
臓壁のインピーダンスを測定し、この信号を信号解析装
置110に送出する。信号解析装置は図13に詳細に示
されている。信号分性の結果は制御装置11に送出され
る。制御装置111は、信号解析装置110により解析
されたインピーダンス信号に従ってパルス発生器106
を制御する。
【0056】前に説明したペースメーカーと同じよう
に、このペースメーカーもテレメータユニット112を
有しており、テレメータユニットは情報を制御装置と体
外プログラミングユニット113との間で伝送する。
【0057】図13に示す信号解析装置では、インピー
ダンス信号がまず増幅器120に、次にバンドパスフィ
ルタ121に供給され、ここから出力された信号は2つ
の部分に分配される。第1の部分ではバッファ122
へ、第2の部分では微分器123へ供給される。バッフ
ァ122と微分器123からの信号はそれぞれマルチプ
レクサ124で多重化され、A/D変換器125に供給
され、次いでRAM126に記憶される。RAM126
からは関連値が弧長計算器127に送出され、この弧長
計算器は、インピーダンスとインピーダンスの導関数が
座標系(インピーダンスとインピーダンスの導関数を座
標軸とする)で形成する曲線の弧の長さを計算する。弧
長計算器127は適切に、各個別の心サイクルごとに弧
長を計算する。次に測定された弧長は第1の比較器12
8、第2の比較器129、第3の比較器130および第
4の比較器131に、前もって記憶された弧長またはプ
ログラミングされた弧長との比較のために供給される。
現在の弧長と比較すべき値は制御装置111から第1信
号導体132、第2信号導体133、第3信号導体13
4および第4信号導体135を介して供給される。比較
器128、129、130、131は、測定された現在
の弧長が比較されるべき弧長を越えたときにのみ信号を
送出するように構成されている。制御装置111も比較
器128〜131からの信号間の時間間隔を解析のサブ
条件として使用する。すなわち、制御装置111に供給
される4つの比較器128、129、130、131か
らの出力信号は5つの異なる弧長間隔を表わし得ること
を意味する。この5つの異なる弧長間隔は、時間間隔と
ともに、制御装置111により解析することができる。
第1の状況は現在の弧長が比較すべきすべての弧長より
も短い場合に生じる。この状況では比較器128〜13
1からの出力信号はゼロであり、このことは、時間間隔
が短い場合には心臓は血流力学的に不安定な不整頻脈で
あり、時間間隔が長い場合には血流力学的に不安定な徐
脈であることを意味する。第2の状況は現在の弧長が比
較すべき弧長のうちの1つ(例えば比較器131から信
号導体135を介して送出される)だけより長い場合に
生じる。このことは時間間隔が同時に短い場合、例えば
血流力学的不安定寸前の速い心拍数であることを表わ
す。第3の状況は、現在の弧長が比較すべき弧長のうち
の2つよりも長い場合(すなわち、比較器130と13
1が出力信号1を送出する)に生じる。このことは例え
ば80〜120拍/分の通常の安定した心拍数に相応し
得る。第4の状況は、現在の弧長が比較すべき弧長のう
ちの3つよりも長い場合(例えば比較器129、13
0、131が出力信号1を送出する)に生じる。このこ
とは同時に時間間隔も長い場合、安定寸前の遅い心拍数
に相応する。最後の第5の状況は、現在の弧長が比較す
べき弧長のすべてよりも長い場合(すなわち、すべての
比較器128、129、130、131が出力信号1を
送出する)に生じる。このことは心臓の徐脈を表わし、
心臓のポンピング能力が大きく低下している、すなわち
血流力学的に不安定な心臓であることを意味する。従っ
て制御装置111は比較器128、129、130、1
31からの信号に基づいて信号が安定しているか否かを
検出することができる。
【0058】信号の導関数は明白に検出する必要はな
く、信号値のサンプリングおよび導関数に相応する2つ
のサンプリング値間の差を得ることにより評価すること
ができると言える。適切なサンプリング周波数と相対的
に特性の良好な曲線により、導関数に対して評価された
値は解析するのに十分である。
【0059】図14は心臓141に接続された単極信号
シングルチャンバーペースメーカー140を示す。チッ
プ電極142は心臓141の右心室に配置されており、
電極導体143を介してパルス発生器144に接続され
ている。パルス発生器144からの刺激パルスは電極導
体143とチップ電極142を介して心臓に供給され、
心臓141から生体組織を介してペースメーカー容器1
45およびパルス発生器144に戻る。インピーダンス
メータ146もペースメーカー容器145に接続されて
おり、さらに胸のインピーダンスと心臓のインピーダン
ス(そこからろ波により導出することができる)を測定
するために電極導体143とも接続されている。
【0060】測定されたインピーダンスは信号処理ユニ
ット147に送出される。信号処理ユニットでは信号が
増幅され、ろ波され、一時記憶され、前に説明したのと
同じように微分され、デジタル化される。デジタル化さ
れた信号はシーケンシャルにRAM148に供給され、
さらに解析器149に供給される。解析器の機能は後で
図16に関連して詳細に説明する。制御装置150はパ
ルス発生器144とインピーダンスメータ146を制御
する。
【0061】プログラミングユニット152を用い、テ
レメータユニット151を介して、医師はペースメーカ
ー140と交信することができる。
【0062】インピーダンス信号161は図15にEC
G軌跡160とともに示されており、インピーダンスは
図示のように心サイクル中に変化する。
【0063】図16ではインピーダンス信号とその微分
信号が座標系(インピーダンスZを一方の軸、導関数d
Z/dtを他方の軸とする)にプロットされている。プ
ロットされたインピーダンス信号とインピーダンス微分
信号162は単純で閉じた曲線を各心サイクルごとに形
成する。ゼロインピーダンスレベルはインピーダンス信
号161最小値に置かれている。微分軸の上側部分、す
なわち正の導関数は収縮期、すなわち心サイクルの収縮
フェーズに相応し、負の導関数は拡張期、すなわち血液
の充満フェーズに相応する。原則的にこのインピーダン
ス信号とインピーダンス微分信号162は図14のRA
M148に記憶されたものである。
【0064】インピーダンス信号とインピーダンス微分
信号162は解析器149により、刺激パルスの心臓へ
の送出の監視および制御に使用される。ここでは異なる
形の閾値があり、これを解析器は刺激パルスの送出時間
を確定するために検出することができる。例えば閾値1
63はインピーダンスに対して設定することができる。
これにより刺激パルスは、インピーダンス信号が収縮期
中に閾値163を越えた場合に送出される。別の手段
は、閾値を所定の微分値164に設定することである。
この閾値を負の導関数は拡張期の終了の際その上昇中に
越えなければならない。択一的に両方の条件を使用する
ことができる。すなわちベクトル(Z,dZ/dt)を
検出し、このベクトルが所定値よりも短い場合に刺激パ
ルスを送出するのである。
【0065】刺激パルスの送出を制御する別の手段は、
各心サイクルでインピーダンスおよびインピーダンス微
分信号162によりカバーされるエリアを最適化するこ
とに基づく。これは例えば次式を最大にすることにより
達成される。
【0066】|Zmax−Zmin|・|[dZ/dt]max
−[dZ/dt]min| 図17は、心臓171に接続されたペースメーカー17
0の形態の本発明の付加的実施例を示す。前に説明した
ダブルチャンバーペースメーカーと同じようにこのペー
スメーカーも第1チップ電極172と第1リング電極1
73により心臓に接続されている。第1リング電極は第
1電極導体174と第2電極導体175を介して心房パ
ルス発生器176に接続されている。心房検出器177
は心房パルス発生器176に対して並列に接続されてい
る。心房検出器177は例えばECG信号、または第1
チップ電極172と第1リング電極173との間のイン
ピーダンスを測定することができる。
【0067】第2チップ電極178と第2リング電極1
79は心臓171の心室に配置されており、第3電極導
体180と第4電極導体181を介してペースメーカー
170の心室パルス発生器182に接続されている。心
室検出器は183は心室パルス発生器182に対して並
列に接続されている。
【0068】この実施例では、圧力センサ184も心室
の血圧を測定するため心室内に導入されている。圧力セ
ンサ184は信号導体185を介して圧力検出器186
に接続されている。検出器177、183、186によ
り測定された測定値は信号解析装置187に処理および
評価のため送出される。制御装置188は信号解析装置
187と交信し、パルス発生器176、182および検
出器177、183、186を制御する。テレメータユ
ニットを介しプログラミングユニット190によって医
師は、ペースメーカーへ情報をプログラムし、ペースメ
ーカーから情報を引き出すことができる。
【0069】例えばインピーダンスが血圧に加えて測定
される場合、インピーダンス−血圧曲線195が得られ
る。これは図18にインピーダンス−血圧座標系に示さ
れている。ここでは曲線195のインピーダンス成分に
対するゼロレベルは、図16のインピーダンス信号とは
異なるレベルに置かれている。閉じた単純なインピーダ
ンス−血圧曲線195は1心サイクルに相応する。イン
ピーダンスは一般的に心拡張期の終了時には変化しな
い。一方血圧は上昇する。なぜなら、心室がそれ以上の
血液を収容することができないからである。心収縮期
中、心臓と血管系との間の弁が開くまで初期血圧は急速
に上昇し、次に血圧はほぼ一定に留まる。これに対しイ
ンピーダンスは、血液の排出のため上昇する。ピーク圧
力は心収縮期中に発生し、同時にインピーダンスもピー
クまで上昇する。心筋は一般的に心収縮期の終了時に弛
緩し、血液は再び心臓に流入するから、血圧は急速に低
下し、一方インピーダンスは再び下降を開始する。
【0070】インピーダンス−血圧曲線195により閉
じられた面積を最大にすることにより、ペースメーカー
は図14のペースメーカーと同じように制御することが
できる。インピーダンス−血圧信号195はまた不整頻
脈または細動を検出または確認するために使用すること
ができる。なぜならこの場合、ECG信号が依然として
通常のように見られても、心臓のポンピング能力が実質
的に消失するからである。この場合インピーダンス−血
圧信号195が圧縮され、血圧軸上で実質的にインピー
ダンス軸Zに平行な直線になる。インピーダンス−血圧
信号195はまた心臓信号における種々の期間のデュレ
ーションを検出するのに使用できる。これは例えば心臓
の等容積弛緩フェーズまたは等容積収縮フェーズであ
る。後者はペースメーカーのレート制御でパラメータと
して使用される予駆出期間(PEP)に相当する。駆出
時間はまた右心室(RVET)に対して検出することも
できる。これはPEPとともに心不全を示す指標を形成
する。
【0071】ノイズフィルタを、図19および図17の
ペースメーカーに基づいて、例えばECG信号を入力信
号として第1の増幅器200に接続することができる。
ECG信号はまず第1フィルタ201でろ波され、第1
バッファ202に供給され、次に第1微分器203に供
給される。一時記憶された信号と微分された信号はそれ
ぞれ第1A/D変換器204と第2A/D変換器205
を通過し、次にRAM206に送出される。血圧信号は
同時に第2増幅器207に対する入力信号として使用さ
れ、第2フィルタ208を通過して第2バッファ209
と第2微分器210に供給される。それぞれ第3A/D
変換器211と第4A/D変換器212を通過した後、
これらの値もRAM206に供給される。次に4つの関
連値すべては比較ユニット213に送出され、この比較
ユニットでこれらの関連値は以前に記憶されたシーケン
スと比較される。2つの入力信号は異なる起源(1つは
電気的心臓パラメータであり、1つの機械的心臓パラメ
ータである)を有するから、これらは異なるノイズによ
って影響を受ける。このようにして信号を並列に比較す
れば、一方の信号が影響を受け、他方が影響を受けてい
ないときノイズを識別することができる。種々のノイズ
は分離して補正ユニット214に送出することができ
る。この補正ユニットには関連値もRAM206から補
正のために供給される。補正された値は第2のRAM2
15に送出され、引き続き上に述べたように解析され
る。
【0072】本発明により得ることのできる他の形式の
フィルタが図20に示されている。前と同じように入力
信号が増幅器220とフィルタ221に供給され、次に
バッファ222と微分器223に供給される。信号は第
1A/D変換器224と第2A/D変換器225でそれ
ぞれデジタル化され、次に移動平均値形成器226に供
給される。この平均値形成器は所定の期間にわたり、2
つの信号により形成された曲線に対して平均値を計算す
る。平均値は次にシーケンシャルRAM227に付加的
信号処理のために送出される。このろ波は2つの別個に
受信された測定信号で実行することもできる。
【0073】図21はインピーダンス軸Z、血圧軸P、
およびECG軸による3次元座標系を示す。信号は例え
ば図17のペースメーカー170により供給することが
できる。得られたインピーダンス−血圧−ECG曲線2
30は次にペースメーカーを制御するため、または心臓
疾患またはその他の心臓の異常の診断のために解析する
ことができる。インピーダンス−血圧−ECG信号の所
定の特徴的部分、例えばP波231、QRS複合波23
2およびT波233は簡単に識別される。原則的に、図
18のインピーダンス−血圧曲線195インピーダンス
−血圧平面Z−P内へのインピーダンス−血圧−ECG
曲線230の射影に相当する。そして血圧軸に沿ったこ
の平面内でのいずれの低減も、たとえECG信号がそれ
自体実質的に変化していなくても問題の心臓がもはや血
液をポンピングしていないことを表わす。異なるエリア
(または容積)をこのZ−P−ECG座標系に組み込む
こともできる。この場合解析は次のようにして行う。す
なわち、曲線が通過するエリアおよびエリアを通過する
シーケンスを記録し、以前に記録されたシーケンスと比
較するのである。
【0074】図22は、心臓から発する信号を有効に解
析するための別の実施例を示す。ペースメーカー240
は前に説明したように、接続されたチップ電極242と
リング電極243により心臓241に接続されており、
第1電極導体244と第2電極導体245を介してパル
ス発生器246に接続されている。検出器247はパル
ス発生器246に対し並列に接続されている。圧力セン
サ248も心臓241の心室に配置されており、第1信
号導体249を介して圧力検出器250に信号を送出す
る。音響センサ251が心音、例えば弁ノイズを検出
し、これを信号導体252を介して音響検出器253に
送出する。検出器247、250、253によりピック
アップされた測定信号は信号解析装置254に解析のた
め送出される。信号解析装置は制御装置255と交信
し、制御装置はパルス発生器246と検出器247、2
50、253を制御する。
【0075】テレメータユニット256を介して、前に
説明したように医師は情報をペースメーカーとプログラ
ミングユニット257によって交換することができる。
【0076】この実施例では記録された心音は、インピ
ーダンスおよび血圧信号が使用される信号解析に対する
サブ条件として使用される。例えば信号のエリア解析で
は機能が正常であるとみなすための1つの条件は、イン
ピーダンス−血圧曲線が第2心音のときに所定のエリア
にあることである。心音はまたタイミングのスタートお
よびストップに使用することができる。
【0077】上記の実施例では、ECG、インピーダン
ス、血圧および心音による心機能の解析をECG装置お
よび種々の埋込型ペースメーカーと関連して説明した。
前記の実施例を種々に、例えば血流および心壁運動のよ
うな他の心信号を使用して組み合わせることも十分可能
である。本発明はさらに、カルデイオバータ、デフィブ
リレータおよび埋込型心検出器のような他の装置に適す
ることもできる。
【0078】
【発明の効果】本発明により、心機能を安全に効率良
く、しかし十分に簡単に解析することのできる装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ECG装置に使用される本発明の装置の第1実
施例の概略図である。
【図2】第1実施例のブロック回路図である。
【図3】第1実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図4】1心サイクルのECGを示す線図である。
【図5】ペースメーカーに使用される本発明の第2実施
例のブロック回路図である。
【図6】第2実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図7】第2実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図8】第2実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図9】ペースメーカーに使用される第3実施例のブロ
ック回路図である。
【図10】第3実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図11】第3実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図12】ペースメーカーに使用される第4実施例のブ
ロック回路図である。
【図13】第4実施例の詳細なブロック回路図である。
【図14】レート適応型ペースメーカーに使用される本
発明の装置の第5実施例のブロック回路図である。
【図15】心サイクル中にどのように心臓のインピーダ
ンスを変化するかを示す線図である。
【図16】第5実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図17】レート適応型ペースメーカーに使用される本
発明の装置の第6実施例のブロック回路図である。
【図18】第6実施例の機能を説明するための線図であ
る。
【図19】ノイズフィルタとして使用される本発明の装
置の第7実施例のブロック回路図である。
【図20】ノイズフィルタとして使用される本発明の装
置の第8実施例のブロック回路図である。
【図21】本発明の第9実施例の機能を説明するための
線図である。
【図22】ペースメーカーに使用される本発明の装置の
第10実施例のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 患者 2 ECG記録機 6 解析装置 10 増幅器 11 バンドパスフィルタ 12 バッファ 13 微分器 14、15 A/D変換器 16 RAM 17 データバス 18 減算器 19 平均値形成器 24 記録ユニット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電気的心臓パラメータまたは第1
    の機械的心臓パラメータに関連する第1の測定信号を発
    生するための測定ユニット(47、53;109;14
    6;177、182、183;250、253)と、該
    測定信号を評価するための評価ユニット(6;54;8
    8;110;149;187;254)とを有する心機
    能解析装置において、 該装置はさらに心臓パラメータに関連するパラメータ信
    号を発生するための手段(13;55;84;123;
    147;187;254)を有し、 前記評価ユニット(6;54;88;110;149;
    187;254)は測定信号およびパラメータ信号に対
    する関連値を解析することを特徴とする心機能解析装
    置。
  2. 【請求項2】 前記評価ユニットは第1測定信号をパラ
    メータ信号に対してプロットし、得られた曲線の形態お
    よび/または経時的経過を解析する請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ信号発生手段は微分器を
    有し、該微分器は測定信号を微分し、当該微分された測
    定信号はパラメータ信号として使用される請求項1また
    は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ発生手段は第2の心臓パ
    ラメータを測定し、パラメータ信号として使用される第
    2の測定信号を発生する請求項1または2記載の装置。
  5. 【請求項5】 別の測定ユニットが、少なくとも1つの
    別の心臓パラメータに関連する少なくとも1つの測定信
    号を発生し、前記評価ユニットは第1の測定信号、パラ
    メータ信号および別の測定信号に対する関連値を解析す
    る請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 比較ユニット(18)が、関連値による
    信号ドリフトを検出するため連続的に該関連値を検出
    し、補償ユニット(21)が現在の関連値を現在の信号
    ドリフトすべてに対して補償する請求項1から5までの
    いずれか1項記載の装置。
  7. 【請求項7】 フィルタユニット(213、214)が
    それぞれの関連値の変化を以前に記憶した関連値と比較
    し、 第1の関連値にノイズ変化が検出され、かつ第2の関連
    値に等価の変化が検出されない場合にノイズが識別さ
    れ、 ノイズのある関連値を固有ノイズに対して補償する請求
    項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】 移動平均値形成器(226)が、それぞ
    れの関連値に対する平均値を所定の先行する期間にわた
    って連続的に計算する請求項1から7までのいずれか1
    項記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記評価ユニットは弧長計算器を有し、
    該弧長計算器は曲線の弧の長さを有利には1心サイクル
    ごとに計算し、当該計算された弧長値は心機能の状態を
    表わす請求項3から5までのいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記測定ユニット(109)は心臓の
    インピーダンスを測定し、 パラメータ信号(123)を発生するための手段はイン
    ピーダンス信号を微分し、 A/D変換器(125)がインピーダンス信号とインピ
    ーダンス微分信号とをデジタル化し、 弧長計算器(127)は各心サイクルごとに、インピー
    ダンス信号とインピーダンス微分信号の相応する曲線の
    弧の長さを計算し、 複数の比較器(128、129、130、131)がそ
    れぞれ計算された弧長を所定の弧長と比較し、 計算された弧長がそれぞれ所定の弧長を越えた場合に、
    それぞれの比較器(128、129、130、131)
    は出力信号を発生し、 マイクロプロセッサ(111)が当該比較器からの出力
    信号を使用して、心臓が血流力学的に安定しているか否
    かを検出する請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 評価ユニットは面積計算器を有し、該
    面積計算器は曲線により閉じた大きなエリアの面積を各
    心サイクルごとに計算し、当該計算された面積は心機能
    の状態を表わす請求項3から5までのいずれか1項記載
    の装置。
  12. 【請求項12】 評価ユニットは実質的に単純な閉じた
    曲線をプロットし、 距離計算器が該曲線上の所定点間、有利には最大点と最
    小点間の距離を計算し、 当該計算された距離は心機能の状態を表わす請求項3か
    ら5までのいずれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】 評価ユニットは、各心サイクルごとに
    得られた曲線を記憶するためのメモリと、 得られた曲線を少なくも1つの所定の曲線と比較するた
    めの比較器を有し、 該所定の曲線は前に記憶された曲線であるか、またはプ
    ログラミングされた曲線である請求項2から5までのい
    ずれか1項記載の装置。
  14. 【請求項14】 評価ユニットは、関連値の経過を記憶
    するためのメモリを有し、 比較器が記憶された経過を少なくとの1つの所定の経過
    と比較し、 該所定の経過は以前に記憶された経過であるか、または
    プログラミングされた経過である請求項1から5までの
    いずれか1項記載の装置。
  15. 【請求項15】 装置は、関連値の経過が所定数のエリ
    アを通過するシーケンスを識別するための要素と、 該シーケンスを所定のシーケンスと比較するための比較
    器を有し、 該所定のシーケンスは以前に識別されたシーケンスであ
    るか、またはプログラミングされたシーケンスである請
    求項14記載の装置。
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