JPH0736464A - 電気弦楽器用電磁ピックアップ - Google Patents
電気弦楽器用電磁ピックアップInfo
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- JPH0736464A JPH0736464A JP5181540A JP18154093A JPH0736464A JP H0736464 A JPH0736464 A JP H0736464A JP 5181540 A JP5181540 A JP 5181540A JP 18154093 A JP18154093 A JP 18154093A JP H0736464 A JPH0736464 A JP H0736464A
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H3/00—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means
- G10H3/12—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument
- G10H3/14—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument using mechanically actuated vibrators with pick-up means
- G10H3/18—Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using mechanical resonant generators, e.g. strings or percussive instruments, the tones of which are picked up by electromechanical transducers, the electrical signals being further manipulated or amplified and subsequently converted to sound by a loudspeaker or equivalent instrument using mechanically actuated vibrators with pick-up means using a string, e.g. electric guitar
- G10H3/181—Details of pick-up assemblies
Landscapes
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- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気弦楽器用電磁ピックアップに関し、特に
電磁誘導ノイズ等の不要ノイズの発生を著しく低減させ
た電気弦楽器用電磁ピックアップを提供することを目的
とする。 【構成】 弦に対して直交する方向に平行に配置された
2枚の導磁板12,12と、この導磁板の略中間付近の
間に弦に対して平行な位置関係に配置された板状の永久
磁石13と、この永久磁石13に巻設されたコイル14
とを有し、前記永久磁石13はその極性が各々異なるよ
うに前記各導磁板12,12に磁気的に結合するよう構
成する。
電磁誘導ノイズ等の不要ノイズの発生を著しく低減させ
た電気弦楽器用電磁ピックアップを提供することを目的
とする。 【構成】 弦に対して直交する方向に平行に配置された
2枚の導磁板12,12と、この導磁板の略中間付近の
間に弦に対して平行な位置関係に配置された板状の永久
磁石13と、この永久磁石13に巻設されたコイル14
とを有し、前記永久磁石13はその極性が各々異なるよ
うに前記各導磁板12,12に磁気的に結合するよう構
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気ギターや電気ピア
ノ等の電気弦楽器の弦振動を検出して電気信号に変換す
るための電気弦楽器用電磁ピックアップに関し、特に電
磁ノイズ、静電ノイズ等の誘導ノイズによる不要雑音の
発生を著しく低減させることを可能にした電気弦楽器用
電磁ピックアップに関する。
ノ等の電気弦楽器の弦振動を検出して電気信号に変換す
るための電気弦楽器用電磁ピックアップに関し、特に電
磁ノイズ、静電ノイズ等の誘導ノイズによる不要雑音の
発生を著しく低減させることを可能にした電気弦楽器用
電磁ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電気ギターや電気ピアノ等の電気
弦楽器は、複数の弦を有しており、この弦振動を電気信
号に変換するためのピックアップを有している。このピ
ックアップは大別して電磁ピックアップと圧電ピックア
ップとが知られているが、特に例えば電気ギターの場合
においては、中域が強調されたサウンドキャラクターが
得られ易いこと、電気ギター本体への搭載が容易なこ
と、その後の電気処理が容易なこと等の事由により、歴
史的に電磁ピックアップが広く採用されている。
弦楽器は、複数の弦を有しており、この弦振動を電気信
号に変換するためのピックアップを有している。このピ
ックアップは大別して電磁ピックアップと圧電ピックア
ップとが知られているが、特に例えば電気ギターの場合
においては、中域が強調されたサウンドキャラクターが
得られ易いこと、電気ギター本体への搭載が容易なこ
と、その後の電気処理が容易なこと等の事由により、歴
史的に電磁ピックアップが広く採用されている。
【0003】この電磁ピックアップは典型的には図4に
示す構成となっている。すなわち、この電磁ピックアッ
プ1は複数の弦2,2,…に対応した円筒状の永久磁石
で形成されたポールピース3,3,…を有し、この複数
のポールピース3,3,…を包括してコイル4を巻設し
た構成となっている。尚、5はボビン、また6はカバー
を示す。
示す構成となっている。すなわち、この電磁ピックアッ
プ1は複数の弦2,2,…に対応した円筒状の永久磁石
で形成されたポールピース3,3,…を有し、この複数
のポールピース3,3,…を包括してコイル4を巻設し
た構成となっている。尚、5はボビン、また6はカバー
を示す。
【0004】このような電磁ピックアップ1は1つのコ
イル4により構成されていることによりシングルコイル
タイプと称されており、その作動原理は以下の通りとな
っている。すなわちポールピース3,3,…は、その頂
部より弦2,2,…を含む上部空間に対して常に磁束を
放射しておりすなわち空間に開放された磁束を有してお
り、この磁束の中を磁性体で形成された弦2,2,…が
振動することにより磁束が変化してコイル4に弦振動に
対応した起電力が生じるいわゆるフレーミングの右手の
方則を応用したものとなっている。
イル4により構成されていることによりシングルコイル
タイプと称されており、その作動原理は以下の通りとな
っている。すなわちポールピース3,3,…は、その頂
部より弦2,2,…を含む上部空間に対して常に磁束を
放射しておりすなわち空間に開放された磁束を有してお
り、この磁束の中を磁性体で形成された弦2,2,…が
振動することにより磁束が変化してコイル4に弦振動に
対応した起電力が生じるいわゆるフレーミングの右手の
方則を応用したものとなっている。
【0005】この構成の電磁ピックアップは、シャープ
でクリアな音質特性を有しており、現在においても使用
されているものであるが、ポールピース3,3,…から
放射される磁束はその頂部より開放された空間に放射さ
れている構成となっているため、いわゆるアンテナと略
同様の構造となり弦振動とともに誘導ノイズも同時に捨
ってしまい不要な雑音を発生させるという欠点を有して
いるものであった。
でクリアな音質特性を有しており、現在においても使用
されているものであるが、ポールピース3,3,…から
放射される磁束はその頂部より開放された空間に放射さ
れている構成となっているため、いわゆるアンテナと略
同様の構造となり弦振動とともに誘導ノイズも同時に捨
ってしまい不要な雑音を発生させるという欠点を有して
いるものであった。
【0006】この誘導ノイズは、電磁ノイズと静電ノイ
ズとに大別され、例えば照明装置、トランス、真空管、
ラジオ受信機等より放射される誘導電磁波によるものを
要因としており、特にポールピース3,3,…の軸方向
にノイズ源が存在する場合においては到底無視すること
ができない程の大きな雑音となって発生してしまうもの
であった。
ズとに大別され、例えば照明装置、トランス、真空管、
ラジオ受信機等より放射される誘導電磁波によるものを
要因としており、特にポールピース3,3,…の軸方向
にノイズ源が存在する場合においては到底無視すること
ができない程の大きな雑音となって発生してしまうもの
であった。
【0007】このような欠点を解消するために、Seth
E.Lover氏によりU.S.P.2,896,491 号に開示された電磁
ピックアップが開発された。このU.S.P.に開示された電
磁ピックアップは、前述した第4図のシングルコイルタ
イプの電磁ピックアップを2個並設したように構成され
ており、一般的にはダブルコイルピックアップまたは、
ハムバッキングピックアップと称されているものであ
る。その基本的構成としては、一対のポールピース列の
各頂部の極性が異なるように配置され、また一対のコイ
ルの巻方向を逆の関係になるように巻設されているもの
である。このハムバッキングピックアップは、前記電磁
ピックアップ1と同様の原理により、2つのコイルが独
自に弦振動及び誘導ノイズを検出するが、前述したよう
に2つのコイルは逆相接続されているため、誘導ノイズ
は文字通りバッキングすなわち差動相殺により打ち消さ
れ、またポールピースの極性はN,S逆になっているた
め弦振動による起電力は加算され増大するように構成さ
れている。
E.Lover氏によりU.S.P.2,896,491 号に開示された電磁
ピックアップが開発された。このU.S.P.に開示された電
磁ピックアップは、前述した第4図のシングルコイルタ
イプの電磁ピックアップを2個並設したように構成され
ており、一般的にはダブルコイルピックアップまたは、
ハムバッキングピックアップと称されているものであ
る。その基本的構成としては、一対のポールピース列の
各頂部の極性が異なるように配置され、また一対のコイ
ルの巻方向を逆の関係になるように巻設されているもの
である。このハムバッキングピックアップは、前記電磁
ピックアップ1と同様の原理により、2つのコイルが独
自に弦振動及び誘導ノイズを検出するが、前述したよう
に2つのコイルは逆相接続されているため、誘導ノイズ
は文字通りバッキングすなわち差動相殺により打ち消さ
れ、またポールピースの極性はN,S逆になっているた
め弦振動による起電力は加算され増大するように構成さ
れている。
【0008】このハムバッキングピックアップによる
と、前記原理により誘導ノイズは抑えられ、シングルコ
イルピックアップに比較してパワフルでサスティーンの
利いた出力が得られるものであるが、その構成上弦振動
は2ヶ所のポイントでピックアップすることとなるた
め、2つのコイルに生じる起電力は微妙に異なった信号
となり、総体的な出力は、2つの異なった情報の合成プ
ラス位相の歪となってしまい、特に高調波倍音を中心と
する本来必要であるはずの弦振動成分も併せて減少させ
てしまう特性を有しているものであった。そのため、こ
のハムバッキングピックアップは、前記シングルコイル
ピックアップに比較して音色が濁ったり、その音質は太
くなりすぎて透明感を損なったりする等の不都合点を有
しているものであった。また2つのコイルで誘導ノイズ
の差動相殺を行っているが、2つのコイルが異なる場所
で独自に誘導ノイズを検出するため、実際には差動相殺
しきれない誘導ノイズがいぜんとして残留してしまう不
都合点も有しているものであった。さらに総体的に部品
点数が多くコスト高となっておりまた必然的に大型とな
り、例えばエレキギターの限られたスペースに複数個搭
載する場合において大きな制約を余儀なくされるもので
あった。
と、前記原理により誘導ノイズは抑えられ、シングルコ
イルピックアップに比較してパワフルでサスティーンの
利いた出力が得られるものであるが、その構成上弦振動
は2ヶ所のポイントでピックアップすることとなるた
め、2つのコイルに生じる起電力は微妙に異なった信号
となり、総体的な出力は、2つの異なった情報の合成プ
ラス位相の歪となってしまい、特に高調波倍音を中心と
する本来必要であるはずの弦振動成分も併せて減少させ
てしまう特性を有しているものであった。そのため、こ
のハムバッキングピックアップは、前記シングルコイル
ピックアップに比較して音色が濁ったり、その音質は太
くなりすぎて透明感を損なったりする等の不都合点を有
しているものであった。また2つのコイルで誘導ノイズ
の差動相殺を行っているが、2つのコイルが異なる場所
で独自に誘導ノイズを検出するため、実際には差動相殺
しきれない誘導ノイズがいぜんとして残留してしまう不
都合点も有しているものであった。さらに総体的に部品
点数が多くコスト高となっておりまた必然的に大型とな
り、例えばエレキギターの限られたスペースに複数個搭
載する場合において大きな制約を余儀なくされるもので
あった。
【0009】一方シングルコイルタイプの電磁ピックア
ップにおいて誘導ノイズを少しでも減少させる目的で、
Clarence L.Fender 氏によりU.S.P.3,236,930 号に開示
された電磁ピックアップが開発された。この電磁ピック
アップは弦の存在する方向以外の方向すなわち底面及び
側面部を導磁性のプレートで覆うことにより、底面及び
側面より進入する誘導ノイズを可及的に減少させること
を目的とし、さらにポールピースの底部の極性の磁力を
ポールピース頂部界面まで導き磁束を閉塞ループとする
ことにより上面からの誘導ノイズも減少させることを目
的としたものである。
ップにおいて誘導ノイズを少しでも減少させる目的で、
Clarence L.Fender 氏によりU.S.P.3,236,930 号に開示
された電磁ピックアップが開発された。この電磁ピック
アップは弦の存在する方向以外の方向すなわち底面及び
側面部を導磁性のプレートで覆うことにより、底面及び
側面より進入する誘導ノイズを可及的に減少させること
を目的とし、さらにポールピースの底部の極性の磁力を
ポールピース頂部界面まで導き磁束を閉塞ループとする
ことにより上面からの誘導ノイズも減少させることを目
的としたものである。
【0010】この構成においても誘導ノイズによる不要
雑音の発生は多少は減少するものの特にポールピースの
軸線方向からの誘導ノイズにはいぜんとして不満が残る
ものであった。このような事情に鑑み、特に大音量で演
奏を行う電気弦楽器においては、誘導ノイズによる不要
雑音の低減は長年演奏者により強く希求されているもの
であった。
雑音の発生は多少は減少するものの特にポールピースの
軸線方向からの誘導ノイズにはいぜんとして不満が残る
ものであった。このような事情に鑑み、特に大音量で演
奏を行う電気弦楽器においては、誘導ノイズによる不要
雑音の低減は長年演奏者により強く希求されているもの
であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記要望に応
えるもので、従来の一般的な電磁ピックアップと略同様
のパーツ構成でありながらそれらを各々異なる構成配置
とすることにより誘導ノイズに起因する不要雑音の発生
を著しく抑えることを可能とした電気弦楽器用電磁ピッ
クアップを提供することを目的とする。
えるもので、従来の一般的な電磁ピックアップと略同様
のパーツ構成でありながらそれらを各々異なる構成配置
とすることにより誘導ノイズに起因する不要雑音の発生
を著しく抑えることを可能とした電気弦楽器用電磁ピッ
クアップを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、弦に対
して直交する方向に平行に配置された2枚の導磁板と、
この導磁板の略中間付近の間に弦に対して平行な位置関
係に配置された板状の永久磁石と、この永久磁石に巻設
されたコイルとを有し、前記永久磁石はその極性が各々
異なるように前記各導磁板に磁気的に結合された電気弦
楽器用電磁ピックアップが提供される。また、本発明に
よれば、少なくとも一方の導磁板は、コイルの出力のア
ース側に電気的に結合された電気弦楽器用電磁ピックア
ップが提供される。
して直交する方向に平行に配置された2枚の導磁板と、
この導磁板の略中間付近の間に弦に対して平行な位置関
係に配置された板状の永久磁石と、この永久磁石に巻設
されたコイルとを有し、前記永久磁石はその極性が各々
異なるように前記各導磁板に磁気的に結合された電気弦
楽器用電磁ピックアップが提供される。また、本発明に
よれば、少なくとも一方の導磁板は、コイルの出力のア
ース側に電気的に結合された電気弦楽器用電磁ピックア
ップが提供される。
【0013】
【作用】2枚の導磁板は、各弦に対し永久磁石からの磁
束を、狭い範囲の磁束閉ループとして効率良く放射す
る。また、前記導磁板は、外来ノイズに対してシャント
板の働きをし、中央部のコイルにおける誘導ノイズの発
生を防止する。さらにピックアップに対する主要な外来
ノイズである上下方向からの雑音の進入に対して、中央
部のコイルは垂直な位置関係を有しており、そのため前
記コイルに誘導ノイズは発生しない。
束を、狭い範囲の磁束閉ループとして効率良く放射す
る。また、前記導磁板は、外来ノイズに対してシャント
板の働きをし、中央部のコイルにおける誘導ノイズの発
生を防止する。さらにピックアップに対する主要な外来
ノイズである上下方向からの雑音の進入に対して、中央
部のコイルは垂直な位置関係を有しており、そのため前
記コイルに誘導ノイズは発生しない。
【0014】
【実施例】以下、本発明電気弦楽器用電磁ピックアップ
の一実施例を図1乃至図3を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による電気弦楽器用電磁ピックアップの
横断面図である。図2は、本発明による電気弦楽器用電
磁ピックアップの平面部分断面図を示している。そし
て、図3は、本発明による電気弦楽器用電磁ピックアッ
プの斜視図を示している。
の一実施例を図1乃至図3を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による電気弦楽器用電磁ピックアップの
横断面図である。図2は、本発明による電気弦楽器用電
磁ピックアップの平面部分断面図を示している。そし
て、図3は、本発明による電気弦楽器用電磁ピックアッ
プの斜視図を示している。
【0015】図において、10は電磁ピックアップを示
し、11,11,…は弦を示す。この弦11,11,…
の両端部は図示していない電気弦楽器例えばエレキギタ
ーのテールピース及び弦巻装置に各々係止されており、
またこの電磁ピックアップ10は図示していないギター
のボディに取付けられている。この電磁ピックアップ1
0は、前記弦11,11,…に対して直交する方向に平
行に配置された2枚の導磁板12,12とこの導磁板1
2,12の略中間付近の間に弦11,11,…に対して
平行な位置関係に配置された板状の永久磁石13と、こ
の永久磁石13に巻設されたコイル14とを有し、前記
永久磁石13は、各導磁板12,12に接触する面が各
々極性が異なるように配置され、2本のネジ15,15
により導磁板12,12の間に狭持固定されている。
し、11,11,…は弦を示す。この弦11,11,…
の両端部は図示していない電気弦楽器例えばエレキギタ
ーのテールピース及び弦巻装置に各々係止されており、
またこの電磁ピックアップ10は図示していないギター
のボディに取付けられている。この電磁ピックアップ1
0は、前記弦11,11,…に対して直交する方向に平
行に配置された2枚の導磁板12,12とこの導磁板1
2,12の略中間付近の間に弦11,11,…に対して
平行な位置関係に配置された板状の永久磁石13と、こ
の永久磁石13に巻設されたコイル14とを有し、前記
永久磁石13は、各導磁板12,12に接触する面が各
々極性が異なるように配置され、2本のネジ15,15
により導磁板12,12の間に狭持固定されている。
【0016】前記導磁板12,12は例えば1mm程度の
鉄,ケイ素鋼板等の導磁性部材で形成されており、前記
永久磁石13の磁力を上方の空間に放射するように永久
磁石13と磁気的に結合されている。前記コイル14は
例えば直径0.05mm程度の銅線を7,000 ターン程度巻設す
ることにより形成されている。また、2枚の導磁板1
2,12のギャップ長は5mm程度に設定されている。1
6はアース線である。このアース線16は、前記導磁板
12,12に固定ネジ15により電気的に結合して取付
けられており、その出力は電気ギターのアースすなわち
前記コイル14のアース側と電気的に結合されている。
鉄,ケイ素鋼板等の導磁性部材で形成されており、前記
永久磁石13の磁力を上方の空間に放射するように永久
磁石13と磁気的に結合されている。前記コイル14は
例えば直径0.05mm程度の銅線を7,000 ターン程度巻設す
ることにより形成されている。また、2枚の導磁板1
2,12のギャップ長は5mm程度に設定されている。1
6はアース線である。このアース線16は、前記導磁板
12,12に固定ネジ15により電気的に結合して取付
けられており、その出力は電気ギターのアースすなわち
前記コイル14のアース側と電気的に結合されている。
【0017】次に上記実施例の作用を説明する。まず永
久磁石13が有する磁力は、この永久磁石13に磁気的
に結合された2枚の導磁板12,12により上下に導か
れ図1に破線で示すように、各々その先端縁より空間に
放出される。このとき、導磁板12,12の各先端縁は
5mm程度と近接しているため、放出された磁束は放射状
の拡散とはならずに弦11付近に収束して小さい範囲に
おける磁束閉ループが形成される。この磁束の中を磁性
体である弦11,11,…が振動運動を行うため、フレ
ーミングの右手の法則の原理により、コイル14には振
動周波数に応じた電流が発生する。従って従来の電磁ピ
ックアップと同様に電気信号が出力される。
久磁石13が有する磁力は、この永久磁石13に磁気的
に結合された2枚の導磁板12,12により上下に導か
れ図1に破線で示すように、各々その先端縁より空間に
放出される。このとき、導磁板12,12の各先端縁は
5mm程度と近接しているため、放出された磁束は放射状
の拡散とはならずに弦11付近に収束して小さい範囲に
おける磁束閉ループが形成される。この磁束の中を磁性
体である弦11,11,…が振動運動を行うため、フレ
ーミングの右手の法則の原理により、コイル14には振
動周波数に応じた電流が発生する。従って従来の電磁ピ
ックアップと同様に電気信号が出力される。
【0018】次に誘導ノイズによる不要雑音の減少の原
理を説明する。まず、電磁ピックアップ10の上下方向
より飛来する電磁波の誘導ノイズに関しては、基本的に
は、導磁板12,12の放出する磁束が小さい範囲にお
ける磁束閉ループを形成しているため誘導ノイズの影響
は受けにくい構成となっている。それでも空間に磁束を
放出している以上導磁板12,12には誘導ノイズが進
入することになるが、誘導ノイズはこの導磁板12,1
2をそのままつきぬけて下端縁より下方に通過される作
用を成し、すなわち誘導ノイズの影響はほとんど受けな
いこととなる。
理を説明する。まず、電磁ピックアップ10の上下方向
より飛来する電磁波の誘導ノイズに関しては、基本的に
は、導磁板12,12の放出する磁束が小さい範囲にお
ける磁束閉ループを形成しているため誘導ノイズの影響
は受けにくい構成となっている。それでも空間に磁束を
放出している以上導磁板12,12には誘導ノイズが進
入することになるが、誘導ノイズはこの導磁板12,1
2をそのままつきぬけて下端縁より下方に通過される作
用を成し、すなわち誘導ノイズの影響はほとんど受けな
いこととなる。
【0019】また、導磁板12,12には永久磁石13
が磁気的に結合されているため、この両方の結合部付近
のコイル14には極めてわずかながらノイズ成分が発生
するが、このノイズ成分はコイル14の上部と下部とで
方向が逆転するためすなわち各々逆位相となるため、こ
の1つのコイル14の中で差動相殺されることとなり、
実質的に誘導ノイズによる不要雑音の発生はゼロに近く
減少される作用を成す。同様に導磁板12,12に接触
しているコイル14にも誘導ノイズが発生するが、これ
も極性が逆で巻方向が逆の関係になるため、1つのコイ
ル14の中で差動相殺されることとなり、実質的に誘導
ノイズによる不要雑音の発生はゼロに近く減少される作
用を成す。
が磁気的に結合されているため、この両方の結合部付近
のコイル14には極めてわずかながらノイズ成分が発生
するが、このノイズ成分はコイル14の上部と下部とで
方向が逆転するためすなわち各々逆位相となるため、こ
の1つのコイル14の中で差動相殺されることとなり、
実質的に誘導ノイズによる不要雑音の発生はゼロに近く
減少される作用を成す。同様に導磁板12,12に接触
しているコイル14にも誘導ノイズが発生するが、これ
も極性が逆で巻方向が逆の関係になるため、1つのコイ
ル14の中で差動相殺されることとなり、実質的に誘導
ノイズによる不要雑音の発生はゼロに近く減少される作
用を成す。
【0020】一方、水平方向すなわち電磁ピックアップ
10の永久磁石13の軸方向より飛来する誘導ノイズ
は、導磁板12,12がコイル14を覆っている構成と
なっているため、導磁板12,12に渦電流を発生さ
せ、これがコイル14に進入する前に熱損失となるため
誘導ノイズによる影響は多大に減少される作用を成す。
さらに、導磁板12,12は導磁部材であるとともに導
電性部材でもあるが、この導磁板12はアース線16に
より、コイル14の出力のアース側と電気的に結合され
ているため、基本的に良好なシールド壁となり静電ノイ
ズに対しても影響が受けにくい作用を成すものである。
10の永久磁石13の軸方向より飛来する誘導ノイズ
は、導磁板12,12がコイル14を覆っている構成と
なっているため、導磁板12,12に渦電流を発生さ
せ、これがコイル14に進入する前に熱損失となるため
誘導ノイズによる影響は多大に減少される作用を成す。
さらに、導磁板12,12は導磁部材であるとともに導
電性部材でもあるが、この導磁板12はアース線16に
より、コイル14の出力のアース側と電気的に結合され
ているため、基本的に良好なシールド壁となり静電ノイ
ズに対しても影響が受けにくい作用を成すものである。
【0021】なお、上記実施例の説明においては電気弦
楽器の一例としてエレキギターに適用した例について説
明したが、これに限定されるものでは無く、電気ピア
ノ,電気バイオリン,電気ハープ等のように弦振動を電
気信号に変換する楽器であればいかなる弦楽器に適用し
たものであっても良い。
楽器の一例としてエレキギターに適用した例について説
明したが、これに限定されるものでは無く、電気ピア
ノ,電気バイオリン,電気ハープ等のように弦振動を電
気信号に変換する楽器であればいかなる弦楽器に適用し
たものであっても良い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明電
気弦楽器用電磁ピックアップによれば、電磁誘導型のピ
ックアップであるが故に従来避けることのできなかった
誘導ノイズによる不要雑音の発生を可及的に抑制するこ
とが可能で、極めて簡単でシンプルな形状でありながら
弦振動出力以外の不要な雑音を実質的に含まないレベル
まで低減したクリアな音色を得られるという著効を奏す
るものである。また、本発明電気弦楽器用電磁ピックア
ップは、その構成上極めて少ない部品で構成されている
ため著しいコストダウンが可能となる効果も併せ有す
る。
気弦楽器用電磁ピックアップによれば、電磁誘導型のピ
ックアップであるが故に従来避けることのできなかった
誘導ノイズによる不要雑音の発生を可及的に抑制するこ
とが可能で、極めて簡単でシンプルな形状でありながら
弦振動出力以外の不要な雑音を実質的に含まないレベル
まで低減したクリアな音色を得られるという著効を奏す
るものである。また、本発明電気弦楽器用電磁ピックア
ップは、その構成上極めて少ない部品で構成されている
ため著しいコストダウンが可能となる効果も併せ有す
る。
【0023】さらに、2枚の導磁板の間隔の設計変更は
永久磁石の横幅および2本のネジの長さのみで簡単に設
定し得るため、コイル巻数、ギャップ長等による音色変
更,音色設計も容易に行い得る効果も併せ有する。ま
た、基本的に本発明電気弦楽器用電磁ピックアップは極
めて薄く構成することが可能なため、従来の電磁ピック
アップでは不可能であった。弦楽器の新なデザイン変更
にも対応できる効果を併せ有するものである。
永久磁石の横幅および2本のネジの長さのみで簡単に設
定し得るため、コイル巻数、ギャップ長等による音色変
更,音色設計も容易に行い得る効果も併せ有する。ま
た、基本的に本発明電気弦楽器用電磁ピックアップは極
めて薄く構成することが可能なため、従来の電磁ピック
アップでは不可能であった。弦楽器の新なデザイン変更
にも対応できる効果を併せ有するものである。
【図1】本発明による電気弦楽器用電磁ピックアップの
横断面図である。
横断面図である。
【図2】本発明による電気弦楽器用電磁ピックアップの
平面部分断面図である。
平面部分断面図である。
【図3】本発明による電気弦楽器用電磁ピックアップの
斜視図である。
斜視図である。
【図4】従来のシングルコイルタイプピックアップの斜
視断面図である。
視断面図である。
10…電磁ピックアップ 11,11…弦 12,12…導磁板 13…永久磁石 14…コイル 15,15…ネジ 16…アース線
Claims (2)
- 【請求項1】 弦に対して直交する方向に平行に配置さ
れた2枚の導磁板と、この導磁板の略中間付近の間に弦
に対して平行な位置関係に配置された板状の永久磁石
と、この永久磁石に巻設されたコイルとを有し、前記永
久磁石はその極性が各々異なるように前記各導磁板に磁
気的に結合されていることを特徴とする電気弦楽器用電
磁ピックアップ。 - 【請求項2】 少なくとも一方の導磁板は、コイルの出
力のアース側に電気的に結合された請求1記載の電気弦
楽器用電磁ピックアップ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5181540A JPH0736464A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 電気弦楽器用電磁ピックアップ |
US08/278,816 US5508474A (en) | 1993-07-22 | 1994-07-22 | Electromagnetic pickup for an electric stringed instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5181540A JPH0736464A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 電気弦楽器用電磁ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736464A true JPH0736464A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16102569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5181540A Pending JPH0736464A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 電気弦楽器用電磁ピックアップ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5508474A (ja) |
JP (1) | JPH0736464A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7046705B2 (en) * | 2001-09-28 | 2006-05-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Gas laser transmitter |
JP2018063428A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | フェンダー・ミュージカル・インスツルメンツ・コーポレーションFender Musical Instruments Corporation | 弦配向に対して平行な対向するコイルを通して延在する永久磁石を提供するハムバッキングピックアップおよび方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE517203C2 (sv) * | 1999-12-14 | 2002-05-07 | Peter Gustafsson | Elektromagnetisk mikrofon för stränginstrument |
US6675461B1 (en) * | 2001-06-26 | 2004-01-13 | Ethertronics, Inc. | Method for manufacturing a magnetic dipole antenna |
US20080245217A1 (en) * | 2007-04-07 | 2008-10-09 | Bret Thomas Stewart | Nearly Closed Magnetic Flux Electromagnetic Transducer for Instrument Pickups |
US7982123B2 (en) * | 2008-04-10 | 2011-07-19 | Collin Mulvany | Passive electromagnetic string isolating pickup |
US8664507B1 (en) * | 2010-09-01 | 2014-03-04 | Andrew Scott Lawing | Musical instrument pickup and methods |
US20140202319A1 (en) * | 2013-01-21 | 2014-07-24 | Gary Thomas Osborne | Electrostatic interference shield for musical instrument pickups |
USD817385S1 (en) | 2016-10-12 | 2018-05-08 | Fender Musical Instruments Corporation | Humbucking pickup |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2894491A (en) * | 1955-02-14 | 1959-07-14 | Sperry Rand Corp | Fail-safe servomechanism system and amplifier arrangements therefor |
US3236930A (en) * | 1962-05-11 | 1966-02-22 | Columbia Records Distrib Corp | Electromagnetic pickup for electrical musical instruments |
US4809578A (en) * | 1987-07-14 | 1989-03-07 | Lace Jr Donald A | Magnetic field shaping in an acoustic pick-up assembly |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP5181540A patent/JPH0736464A/ja active Pending
-
1994
- 1994-07-22 US US08/278,816 patent/US5508474A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7046705B2 (en) * | 2001-09-28 | 2006-05-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Gas laser transmitter |
JP2018063428A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | フェンダー・ミュージカル・インスツルメンツ・コーポレーションFender Musical Instruments Corporation | 弦配向に対して平行な対向するコイルを通して延在する永久磁石を提供するハムバッキングピックアップおよび方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5508474A (en) | 1996-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030729 |