JPH0736069U - 水晶振動子測定用テストフィクスチャ - Google Patents
水晶振動子測定用テストフィクスチャInfo
- Publication number
- JPH0736069U JPH0736069U JP7279693U JP7279693U JPH0736069U JP H0736069 U JPH0736069 U JP H0736069U JP 7279693 U JP7279693 U JP 7279693U JP 7279693 U JP7279693 U JP 7279693U JP H0736069 U JPH0736069 U JP H0736069U
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- circuit
- pair
- test fixture
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- Measuring Leads Or Probes (AREA)
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、水晶振動子に任意の小容量コンデ
ンサを簡単に付加し、浮遊容量を低く押さえ、恒温槽内
で多量の水晶振動子を比較的短時間で測定し得る水晶振
動子測定用テストフィクスチャを提供することを目的と
する。 【構成】 上記目的を達成するために、本考案は、1対
の同軸ケーブル用のコネクタと、コネクタに連結する抵
抗で構成する1対のπ回路と、1つのπ回路と1つのポ
ゴピンとに接続する1対の小容量コンデンサ用のソケッ
トと、1つのソケットと1つのπ回路に接続する1対の
ポゴピンと、π回路とソケットとポゴピンを内蔵するシ
ールドケースから成る構成とする。
ンサを簡単に付加し、浮遊容量を低く押さえ、恒温槽内
で多量の水晶振動子を比較的短時間で測定し得る水晶振
動子測定用テストフィクスチャを提供することを目的と
する。 【構成】 上記目的を達成するために、本考案は、1対
の同軸ケーブル用のコネクタと、コネクタに連結する抵
抗で構成する1対のπ回路と、1つのπ回路と1つのポ
ゴピンとに接続する1対の小容量コンデンサ用のソケッ
トと、1つのソケットと1つのπ回路に接続する1対の
ポゴピンと、π回路とソケットとポゴピンを内蔵するシ
ールドケースから成る構成とする。
Description
【0001】
この考案は、水晶振動子の共振周波数やインピーダンス等の諸特性を測定する 際に使用するネットワークアナライザ(測定器)と水晶振動子を結合するテスト フィクスチャに関する。
【0002】
水晶振動子は、従来より周波数安定度の優れた共振素子として、無線機の発信 器や諸システムの発信源に数多く用いられている。
【0003】 この水晶振動子の共振周波数やインピーダンス等の諸特性を測定するには、従 来よりネットワークアナライザの出力信号を水晶振動子に与え、その応答信号を ネットワークアナライザで受けて分析・解析している。 一方、IEC444規 格には、π回路(πーnetwork)を用いた水晶振動子のパラメータ測定方 法が規定されている。従って、IEC規格を考慮に入れつつ、水晶振動子をネッ トワークアナライザで測定していた。
【0004】 図4に従来の水晶振動子の諸特性の測定方法を示す。図4(A)は研究段階で の測定方法で、測定台31の上に水晶振動子10を置き、ネットワークアナライ ザ20の入出力端子から入出力の同軸ケーブル21を測定台31まで導き、測定 プローブ22を水晶振動子10の入出力端子に当てて、ネットワークアナライザ 20の出力信号を水晶振動子10に与え、その応答信号を得て、ネットワークア ナライザ20で分析・解析している。ここで、測定プローブ22には、IEC規 格で決められたπ回路12と必要に応じてコンデンサ11が内蔵されている。ま た、温度特性を測定する場合は測定台31を恒温槽入れて測定する。
【0005】 ここでπ回路12について、図2を用いて説明する。 図2(A)はπ回路12の電子回路図であり、端子a,b間に抵抗R1 、R2 、R3 を接続してπ回路12を構成している。π回路12はインピーダンス変換 回路でもあり、例えばa端子側の特性インピーダンスが50Ωで、b端子側の特 性インピーダンスが12.5Ωであるときには、R1 の抵抗値を159Ω、R2 を14.2Ω、R3 を66.2Ωとするとよい。 図2(B)は、被測定物である水晶振動子10に必要に応じてコンデンサ11 を直列に接続し、これにπ回路12を左右から接続した図である。一般的に測定 系の特性インピーダンスは50Ωであり、水晶振動子10のそれは12.5Ωで あるから、π回路12でインピーダンス・マッチングをとっている。
【0006】 図4(B)は製造段階での測定方法であって、治具として測定台31の代わり にテストフィクスチャ30を設けて測定プローブを固定し、測定プローブのコン タクト針をコンタクト板14にして、水晶振動子10を挟みつつ水晶振動子10 と接触させて測定している。そして、測定終了する度に水晶振動子10を置き換 えて連続して測定するようにしている。ここでも温度特性を測定する場合は恒温 槽32の内にテストフィクチャ30を入れて測定する。これらの測定方法は、比 較的生産量が少ない場合は特に問題は生じなかった。
【0007】 しかしながら、近年になり自動車電話や携帯電話等の移動体通信用発信器の水 晶振動子の需要が増大してきた。しかも野外で用いるため環境温度が−20゜C から+90゜Cで温度特性が良く、安価なものが多数要求されるようになった。 そして発信器の場合の発信周波数は、水晶振動子の振動数では無く、これに容量 (コンデンサ)を小容量付加したものとなる。従って、測定は小容量のコンデン サを付加し、浮遊容量を小さくした治具が必要であり、しかも安価の要求を満た すには、テストコストを最小にする必要が生じてきた。
【0008】
本考案は、浮遊容量を少なくし、水晶振動子に任意の小容量コンデンサ、例え ば5pF(ピコ・ファラッド)とか10pFのものを簡単に付加することができ 、温度特性測定も考慮して恒温槽の内で自動的に、多量の水晶振動子を比較的短 時間で測定し得るテストフィクスチャを提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案は、主要回路部分は厚膜構成として小型化 し、小容量のコンデンサはπ回路に密着するようにし、しかもソケットで外部か ら着脱自在とし、水晶振動子とはポゴピン(ポゴ・コンタクト・ピン)で接続す る構成とする。
【0006】
本考案の一実施例を図1に示す。図1(A)は、テストフィクスチャ30の側 板をはずした斜視図であり、図1(B)はテストフィクスチャ30の側面図であ る。図1のテストフィクスチャ30は、ネットワークアナライザ20と同軸ケー ブル21で接続する2つのコネクタ16と、2つのπ回路12と、コンデンサ1 1を挿入する2つのソケット15と、2つのポゴピン13と、以上の部品をシー ルドするケースから構成され、その回路図は図2(B)の通りである。
【0007】 π回路12は、厚膜回路で構成して小型化し、隣接してコンデンサ11用のソ ケット15を設け、コンデンサ11を外部から着脱自在とする。ソケット15の 一方はπ回路12に接続し他方はポゴピン13と接続する。ポゴピンは小型のも のがよく、全体を密着させて浮遊容量を低く押さえる。水晶振動子10の入出力 端子はポゴピン13と接触する。接触方法はテストフィクスチャ30が水晶振動 子10側に移動してもよく、また逆に水晶振動子10が移動するようにしてもよ い。
【0008】 テストフィクスチャ30は全体的に小型化する。図示していないが、このテス トフィクスチャ30を複数個並列に並べて枠で固定し、水晶振動子10を測定板 に並べて水晶振動子10を複数個同時測定することもできる。そして、このテス トフィクスチャ30を恒温槽32の内に設置し、水晶振動子を自動的に測定でき るようにすることができる。
【0009】 図3は水晶振動子10の温度特性の一例図である。前述した通り、環境温度が −20゜Cから+90゜Cの範囲で保証するものであれば、例えば恒温槽の温度 を−20゜Cと、0゜Cと、25゜Cと、50゜Cと、90゜Cと5回変化させ 、それぞれの温度での測定値が図3の値と近似しているのを良とし、かけ離れて いるのは不可とするGO−NOGO測定ができる。
【0010】
以上説明したように、本考案は、IEC444規格を考慮し、小型で、小容量 コンデンサが外部から着脱自在で、寄生容量を低く押さえ、恒温槽の内で自動的 に水晶振動子を測定できるテストフィクスチャであり、テストコストを下げ、そ の技術的、経済的効果は大である。
【図1】本考案のの一実施例の図である。
【図2】π回路の説明図である。
【図3】水晶振動子の温度特性の一例図である。
【図4】従来の測定法の説明図である。
10 水晶振動子 11 コンデンサ 12 π回路 13 ポゴピン(ポゴ・コンタクト・ピン) 14 コンタクト板 15 ソケット 16 コネクタ 20 ネットワークアナライザ 21 同軸ケーブル 22 測定プローブ 30 テストフィクスチャ 31 測定台 32 恒温槽
Claims (1)
- 【請求項1】 入出力用の同軸ケーブル(21)を接続
する1対のコネクタ(16)と、 該コネクタ(16)に連結する抵抗で構成された1対の
π回路(12)と、 1つは該π回路(12)の1つの他端子と、1つはポゴ
ピン(13)と連結する小容量コンデンサ用の1対のソ
ケット(15)と、 1つは該ソケット(15)の1つと、1つは該π回路
(12)の1つと連結する1対の該ポゴピン(13)
と、 該π回路(12)と、該ソケット(15)と、該ポゴピ
ン(13)を内蔵するシールドケースと、 を具備することを特徴とする水晶振動子測定用テストフ
ィクスチャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279693U JPH0736069U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 水晶振動子測定用テストフィクスチャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279693U JPH0736069U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 水晶振動子測定用テストフィクスチャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736069U true JPH0736069U (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=13499719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7279693U Withdrawn JPH0736069U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 水晶振動子測定用テストフィクスチャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736069U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004214799A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Daishinku Corp | 圧電発振器および圧電発振器の測定方法 |
JP2011163885A (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-25 | Seiko Epson Corp | 圧電振動子の周波数応答特性測定方法、圧電振動子用測定機器 |
JP2012205126A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Citizen Finetech Miyota Co Ltd | 音叉型水晶振動子の周波数測定方法および周波数測定装置 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP7279693U patent/JPH0736069U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004214799A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Daishinku Corp | 圧電発振器および圧電発振器の測定方法 |
JP2011163885A (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-25 | Seiko Epson Corp | 圧電振動子の周波数応答特性測定方法、圧電振動子用測定機器 |
JP2012205126A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Citizen Finetech Miyota Co Ltd | 音叉型水晶振動子の周波数測定方法および周波数測定装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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