JPH0735604A - 四足歩行動物の秤量装置における通信システム - Google Patents

四足歩行動物の秤量装置における通信システム

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JPH0735604A
JPH0735604A JP5179653A JP17965393A JPH0735604A JP H0735604 A JPH0735604 A JP H0735604A JP 5179653 A JP5179653 A JP 5179653A JP 17965393 A JP17965393 A JP 17965393A JP H0735604 A JPH0735604 A JP H0735604A
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JP
Japan
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weighing platform
weighing
entrance
communication
antenna
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Application number
JP5179653A
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Inventor
Nobuo Aoki
青木  伸夫
Yasuo Nishioka
廉生 西岡
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 四足歩行動物の四足が確実に秤量台に乗って
いる状態においてのみ通信を行う四足歩行動物の秤量装
置における通信システムを提供する。 【構成】 四足歩行動物の後足に取り付けられた通信手
段と通信する四足歩行動物の秤量装置における通信シス
テムにおいて、秤量台2の入口側端部からアンテナ45
により形成される通信エリアの始端部までの距離Y
1 が、Y1 >Lの関係を満たし、且つ、秤量台2の入口
側端部から通信エリア終端部までの距離Y2 が、Y2
N−Mの関係を満たすように構成されている。但し、L
は歩行時において先に秤量台に乗った後足と秤量台の入
口側端部との間の予測される最大距離、Mは歩行時にお
いて前足の何れか一方が秤量台から降りた状態におけ
る、後足と秤量台の出口側端部との間の予測される最大
距離、Nは秤量台の出入口側方向における長さである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計量対象となる四足歩
行動物が歩行通過する秤量台の横幅方向のほぼ全幅にわ
たり且つ秤量台出入口側方向に幅を有する通信エリアを
形成するアンテナと、前記四足歩行動物の後足又は前足
に取り付けられ且つ前記通信エリア内において前記アン
テナと通信する通信手段とが設けられた四足歩行動物の
秤量装置における通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる四足歩行動物の秤量装置における
通信システムは、例えば牛,馬又は羊等の四足歩行動物
を秤量装置にて秤量する際において、秤量台側のアンテ
ナと秤量対象となる四足歩行動物の後足又は前足に取り
付けられた通信手段との通信によって、例えば、秤量装
置が秤量対象の四足歩行動物の個体識別情報を得る等の
為に設けられている。
【0003】四足歩行動物を秤量する際においては、四
足歩行動物が順次秤量台の上を通過する状態で、四足歩
行動物夫々が各別に秤量されるので、先行する四足歩行
動物が秤量台から完全には降りていない状態で、あるい
は、未だ四本の足が完全に秤量台に乗っている状態で、
後続の四足歩行動物が秤量台に乗ってくる場合もある。
このような場合でも秤量対象となっている四足歩行動物
を正確に特定するためには、秤量対象となっている四足
歩行動物の四足が確実に秤量台上に乗っている状態つま
り秤量が可能な状態においてのみ通信を行うことが望ま
しい。従来、秤量台側のアンテナの設置は、上記の考え
に基づいて行われることが多いが、アンテナの設置位置
に関する明確な基準は無く、経験的に設置位置が決めら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、四足歩行動物
の四足が確実に秤量台に乗っていない状態で、秤量台側
のアンテナと四足歩行動物の足に取り付けられた通信手
段の間で通信が行われてしまい、秤量対象となっている
四足歩行動物を正確に特定できない場合があった。本発
明は、上記実情を鑑みてなされたものであって、その目
的は、四足歩行動物の四足が確実に秤量台に乗っている
状態においてのみ、秤量台側のアンテナと四足歩行動物
の足に取り付けられた通信手段との間で通信を行う四足
歩行動物の秤量装置における通信システムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の四足歩行動物の
秤量装置における通信システムの第1特徴構成は、計量
対象となる四足歩行動物が歩行通過する秤量台の横幅方
向のほぼ全幅にわたり且つ秤量台出入口側方向に幅を有
する通信エリアを形成するアンテナと、前記四足歩行動
物の後足に取り付けられ且つ前記通信エリア内において
前記アンテナと通信する通信手段とが設けられたものに
おいて、前記秤量台の入口側端部から前記通信エリアの
秤量台出入口側方向における始端部までの距離Y1 が、 Y1 >L L:歩行時において先に秤量台に乗った後足と秤量台の
入口側端部との間の予測される最大距離 の関係を満たし、且つ、前記秤量台の入口側端部から前
記通信エリアの秤量台出入口側方向における終端部まで
の距離Y2 が、 Y2 <N−M M:歩行時において前足の何れか一方が秤量台から降り
た状態における、後足と秤量台の出口側端部との間の予
測される最大距離 N:秤量台の出入口側方向における長さ の関係を満たすように構成されている構成されている点
にある。
【0006】又、本発明の四足歩行動物の秤量装置にお
ける通信システムの第2特徴構成は、計量対象となる四
足歩行動物が歩行通過する秤量台の横幅方向のほぼ全幅
にわたり且つ秤量台出入口側方向に幅を有する通信エリ
アを形成するアンテナと、前記四足歩行動物の前足に取
り付けられ且つ前記通信エリア内において前記アンテナ
と通信する通信手段とが設けられたものにおいて、前記
秤量台の入口側端部から前記通信エリアの秤量台出入口
側方向における始端部までの距離Y1 が、 Y1 >P P:歩行時において後足の何れか一方が秤量台に乗った
状態における、前足と秤量台の入口側端部との間の予測
される最大距離 の関係を満たし、且つ、前記秤量台の入口側端部から前
記通信エリアの秤量台出入口側方向における終端部まで
の距離Y2 が、 Y2 <N−Q Q:歩行時において後から秤量台から降りる前足と秤量
台の出口側端部との間の予測される最大距離 N:秤量台の出入口側方向における長さ の関係を満たすように構成されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、四足歩行動物
が秤量台に進入して、四足歩行動物の後足に取り付けら
れた通信手段が、アンテナにより形成される通信エリア
の秤量台出入口側方向における始端部まで移動すると、
四足歩行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナとの間
で通信が可能な状態になる。秤量台の入口側端部から通
信エリアの秤量台出入口側方向における始端部までの距
離は、歩行時において先に秤量台に乗った後足と秤量台
の入口側端部との間に予測される最大距離よりも大きい
値になるように設定されている。
【0008】従って、四足歩行動物の四足全てが秤量台
に乗る直前の状態に相当する、後足のうち一方が秤量台
に乗り他方が未だ秤量台に乗っていない状態において、
通信手段が秤量台に乗っている側の後足に取り付けられ
ている場合は、通信手段が未だアンテナにより形成され
る通信エリアの秤量台出入口側方向における始端部に達
していないので、通信手段とアンテナとの間の通信は行
われず、又、通信手段が未だ秤量台に乗っていない後足
に取り付けられている場合ももちろん通信手段とアンテ
ナとの間の通信は行われない。換言すると、上記のよう
に四足歩行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナとの
間で通信が可能な状態になった時点では、四足歩行動物
の四足は確実に秤量台に乗っているのである。
【0009】四足歩行動物が、四足歩行動物側の通信手
段と秤量台側のアンテナとの間で通信が可能な状態にな
った時点から更に前進して、四足歩行動物の後足に取り
付けられた通信手段が、アンテナにより形成される通信
エリアの秤量台出入口側方向における終端部を通過する
と、四足歩行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナと
の間で通信が行えない状態になる。秤量台の入口側端部
から通信エリアの秤量台出入口側方向における終端部ま
での距離は、秤量台の出入口側方向における長さから、
歩行時において前足の何れか一方が秤量台から降りた状
態における、後足と秤量台の出口側端部との間に予測さ
れる最大距離を引いた値よりも小さい値になるように設
定されている。つまり、通信エリアの秤量台出入口側方
向における終端部の位置が、秤量台の出口側端部から、
歩行時において前足の何れか一方が秤量台から降りた状
態における、後足と秤量台の出口側端部との間に予測さ
れる最大距離だけ秤量台の入口側に戻った位置よりも、
秤量台の入口側に位置するように設定されているのであ
る。
【0010】従って、四足歩行動物が秤量台から降り始
めた直後の状態に相当する、前足のうち一方が秤量台に
乗り他方が未だ秤量台に乗っていない状態において、通
信手段が後足のうちの先行する側の足に取り付けられて
いる場合でも、又、通信手段が後足のうちの後ろ側の足
に取り付けられている場合でも、通信手段がアンテナに
より形成される通信エリアの秤量台出入口側方向におけ
る終端部を既に通過しているので、通信手段とアンテナ
との間の通信は行われない状態になっている。換言する
と、上記のように通信手段がアンテナにより形成される
通信エリアの秤量台出入口側方向における終端部を通過
して、四足歩行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナ
との間で通信が行えない状態になる以前の状態では、四
足歩行動物の四足は確実に秤量台に乗っているのであ
る。従って、四足歩行動物の四足が確実に秤量台に乗っ
ている状態においてのみ、秤量台側のアンテナと四足歩
行動物の足に取り付けられた通信手段との間で通信を行
うことが可能となっているのである。
【0011】本発明の第2特徴構成によれば、四足歩行
動物が秤量台に進入して、四足歩行動物の前足に取り付
けられた通信手段が、アンテナにより形成される通信エ
リアの秤量台出入口側方向における始端部まで移動する
と、四足歩行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナと
の間で通信が可能な状態になる。秤量台の入口側端部か
ら通信エリアの秤量台出入口側方向における始端部まで
の距離は、歩行時において後足の何れか一方が秤量台に
乗った状態における、前足と秤量台の入口側端部との間
の予測される最大距離よりも大きい値になるように設定
されている。
【0012】従って、四足歩行動物の四足全てが秤量台
に乗る直前の状態に相当する、後足のうち一方が秤量台
に乗り他方が未だ秤量台に乗っていない状態において、
通信手段が前足のうちの先行する側の足に取り付けられ
ている場合でも、又、通信手段が前足のうちの後ろ側の
足に取り付けられている場合でも、通信手段が未だアン
テナにより形成される通信エリアの秤量台出入口側方向
における始端部に達していないので、通信手段とアンテ
ナとの間の通信は行われない。換言すると、上記のよう
に四足歩行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナとの
間で通信が可能な状態になった時点では、四足歩行動物
の四足は確実に秤量台に乗っているのである。
【0013】四足歩行動物が、四足歩行動物側の通信手
段と秤量台側のアンテナとの間で通信が可能な状態にな
った時点から更に前進して、四足歩行動物の前足に取り
付けられた通信手段が、アンテナにより形成される通信
エリアの秤量台出入口側方向における終端部を通過する
と、四足歩行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナと
の間で通信が行えない状態になる。秤量台の入口側端部
から通信エリアの秤量台出入口側方向における終端部ま
での距離は、秤量台の出入口側方向における長さから、
歩行時において後から秤量台から降りる前足と秤量台の
出口側端部との間の予測される最大距離を引いた値より
も小さい値になるように設定されている。つまり、通信
エリアの秤量台出入口側方向における終端部の位置が、
秤量台の出口側端部から、歩行時において後から秤量台
から降りる前足と秤量台の出口側端部との間の予測され
る最大距離だけ秤量台の入口側に戻った位置よりも、秤
量台の入口側に位置するように設定されているのであ
る。
【0014】従って、四足歩行動物が秤量台から降り始
めた直後の状態に相当する、前足のうち一方が秤量台に
乗り他方が未だ秤量台に乗っていない状態において、通
信手段が秤量台に乗っている側の前足に取り付けられて
いる場合は、通信手段がアンテナにより形成される通信
エリアの秤量台出入口側方向における終端部を既に通過
しているので、通信手段とアンテナとの間の通信は行わ
れず、又、通信手段が既に秤量台から降りている側の前
足に取り付けられている場合ももちろん通信手段とアン
テナとの間の通信は行われない。換言すると、上記のよ
うに通信手段がアンテナにより形成される通信エリアの
秤量台出入口側方向における終端部を通過して、四足歩
行動物側の通信手段と秤量台側のアンテナとの間で通信
が行えない状態になる以前の状態では、四足歩行動物の
四足は確実に秤量台に乗っているのである。従って、四
足歩行動物の四足が確実に秤量台に乗っている状態にお
いてのみ、秤量台側のアンテナと四足歩行動物の足に取
り付けられた通信手段との間で通信を行うことが可能と
なっているのである。
【0015】
【発明の効果】上記第1又は第2特徴構成によれば、四
足歩行動物の四足が確実に秤量台に乗っている状態にお
いてのみ、秤量台側のアンテナと四足歩行動物の足に取
り付けられた通信手段との間で通信を行うことが可能で
あり、秤量対象となっている四足歩行動物を正確に特定
できるのである。
【0016】
【実施例】以下、本発明を四足歩行動物の一例である牛
の秤量装置に適用した実施例について、図面に基づいて
説明する。図1は、秤量装置の全体構成を示しており、
その秤量装置には、牛の群れを誘導する誘導路1を設け
てあり、その誘導路1の一部には、群れの中の一頭の牛
を前後の牛から分離した状態で秤量する秤量台2を設け
てある。秤量台2及びその前後の通路両側には、一対の
柵1A,1Bが設けられ、この一対の柵1A,1Bによ
って、誘導路1の通路幅を牛一頭分の横幅よりも若干広
い寸法になるように設定している。又、秤量台2の入口
部には、入口ゲート3A,3B、及びこの入口ゲート3
A,3Bを開閉させるためのゲート開閉機構8を設け、
秤量台2の出口部には出口ゲート4を設けてある。又、
秤量台2には後述するループ状のアンテナ45を装着し
てあり、牛の左側の後足の足首には、図2に示すよう
に、下向きの指向性を有し、ループ状のアンテナ45に
向けて牛の個体識別情報(個体番号)を発信する通信手
段としての通信装置Tを装着してある。
【0017】以下、各構成部分毎に説明する。図1及び
図2に示すように、入口ゲート3A,3Bは、誘導路1
の横幅方向端部を上下軸芯周りに回動自在に枢支させる
ために、ゲートフレーム5に夫々左右対象に設けられて
上下軸芯周りに回動する回転支持部30と、それら回転
支持部30夫々に一体取着した左右一対の扉体31とを
備えてなる。左右一対の扉体31は、その遊端側の先端
部31Aを硬質ゴム部材により形成し、その他の部分を
磁性体により形成してあるとともに、両開き式に揺動開
閉自在な構造である。更に、回転支持部30に付設され
たスプリング(図示せず)により、左右一対の扉体31
の双方が誘導路1と交叉角90°で交叉する全閉状態に
復帰付勢されている。そして、この全閉状態では、左右
一対の扉体31の先端部31Aが重なり合って牛の前方
視界を遮るようになっている。
【0018】左右一対の入口ゲート3A,3Bのうちの
左側のゲート3Aの開き側への動作を検出する第1近接
センサ6が、磁気型近接センサにて構成されて、入口ゲ
ート3Aの回転支持部30より若干出口側位置に設置さ
れている。そして、牛が入口ゲート3A,3Bを通過し
て左側の入口ゲート3Aの扉体31を押し開いたとき、
第1近接センサ6がその扉体31の磁性体部分の接近を
検知してその入口ゲート3Aの開き側への動作を検出す
る。ゲート開閉機構8は、図2及び図3に示すように、
右側の入口ゲート3Bの回転支持部30の上方位置に設
けられ、右側の入口ゲート3Bの回転支持部30を回動
駆動する電動モータ81がゲートフレーム5に固着した
取付板11に取着されて構成されている。
【0019】出口ゲート4は、図1に示すように、両側
の柵1A,1Bにおける秤量台2の出口部に相当する箇
所に夫々左右対称に立設した、左右一対の縦軸芯周りに
回転自在な回転軸4aと、それら回転軸4a夫々に一体
取着した左右一対の扉体4bとを備えてなる。出口ゲー
ト4の左右一対の扉体4bは、磁性体にて構成されると
共に、入口ゲート3A,3Bの左右一対の扉体31と同
様に両開き式に揺動開閉自在な構造となっており、この
左右一対の扉体4bの双方が誘導路1と交叉角90°で
交叉する全閉状態において、左右一対の扉体4bの両先
端部同士が相互に若干離間して牛の前方視界を保つよう
になっている。更に、回転軸4aに付設されたスプリン
グ(図示せず)により全閉状態に復帰付勢されている。
【0020】誘導路1の両側の柵1A,1Bの夫々にお
ける秤量台2の出口部に相当する箇所には、出口ゲート
4の開きを検出する第2近接センサ7が、磁気型近接セ
ンサにて構成されて設けられている。そして、牛が出口
ゲート4を通過して出口ゲート4の左右一対の扉体4b
を全開状態に押し開いたとき、第2近接センサ7が扉体
4bの接近を検知して出口ゲート4の開きを検出する。
【0021】図1に示すように、制御装置9に、4つの
ロードセル21,22,23,24からの秤量情報、第
1近接センサ6及び第2近接センサ7の検出情報並びに
ループ状のアンテナ45の検出情報が入力され、又、制
御装置9からは、ゲート開閉機構8を作動させるための
駆動信号が出力されている。そして、制御装置9には、
第1近接センサ6及び第2近接センサ7の検出情報に基
づいてゲート開閉機構8の作動を制御するゲート開閉制
御部9A、及び、4つのロードセル21,22,23,
24からの秤量情報に基づいて牛の秤量値を算出する秤
量値算出部9Bが構成されている。
【0022】入口ゲート3A,3Bは、ゲート開閉制御
部9Aとゲート開閉機構8とによって、全閉状態と、右
側の入口ゲート3Bが設定角度まで開き方向に揺動操作
された全閉と全開との途中状態とに切り換えられる。秤
量台2に接近して来た牛は、全閉状態においては、前方
視界が遮られることにより前進意欲を喪失して前進を停
止し、途中状態においては、前方視界が適度に開けるこ
とにより適度に前進意欲をかき立てられて適当な速さで
入口ゲート3A,3Bを押し開いて秤量台2に進入す
る。
【0023】秤量台2は、図4に示すように、長方形状
の主枠体40と、その主枠体40の4隅を各別に支持す
る4個のロードセル21,22,23,24と、主枠体
40に列状に載せられて支持される4枚の載せ枠体4
1,42,42,42と、その載せ枠体41,42,4
2,42夫々に載せられて支持される4枚の踏み板4
3,44,44,44とを備えている。
【0024】主枠体40は、秤量台2の長さ方向に沿う
一対の長尺状枠材40A,40Aと、一対の長尺状枠材
40A,40A夫々の両端部を連結する一対のサイドフ
レーム40B,40Bとから成る。載せ枠体42は、長
方形状の枠材42Aと、その枠材42Aの対向する両縁
部夫々に取着した一対のアングル材42B,42Bと、
棒状の補強材42Cから成る。そして、枠材42Aをア
ングル材42B,42B夫々により長尺状枠材40A,
40Aに対して架設することをもって、載せ枠体42を
主枠体40に載せて着脱自在に支持するようにしてあ
る。
【0025】載せ枠体41は、長方形状の枠材41A
と、その枠材41Aの対向する両縁部夫々に付設した一
対のアングル材41B,41Bと、十字状の補強材41
Cと、凹部46を形成するために補強材41C上に設け
られたスペーサ材41Dとから成る。そして、枠材41
Aをアングル材41B,41B夫々により長尺状枠材4
0A,40Aに対して架設することをもって、載せ枠体
41を主枠体40に載せて着脱自在に支持するようにし
てある。尚、補強材41Cとスペーサ材41D夫々の厚
さを合わせた厚さと枠材41Aの厚さとを同じにしてあ
り、載せ枠体41の上面が面一になるようにし、又、枠
材41Aの厚さと枠材42Aの厚さを同じにして、載せ
枠体41,42,42,42夫々の厚さが同じになるよ
うにしてある。
【0026】載せ枠体41に形成された凹部46にルー
プ状のアンテナ45を装入することをもって、ループ状
のアンテナ45を水平又は略水平方向に沿う姿勢で載せ
枠体41に装着するようにしてある。尚、凹部46は、
ループ状のアンテナ45が載せ枠体41のほぼ中央部
に、且つ、ループ状のアンテナ45の夫々の辺が載せ枠
体41の夫々の辺と平行状態で装着できるように配置し
てある。又、凹部46の深さは、ループ状のアンテナ4
5の厚さよりも大となるように構成してある。又、ルー
プ状のアンテナ45の指向性は、牛の左後脚の足首に装
着した通信装置Tの下向きの指向性に合わせるため、ほ
ぼ鉛直方向になるように構成してあり、図5(イ)に示
すように、ループ状のアンテナ45の四辺夫々から若干
広がる状態で通信エリアEが形成される。
【0027】この通信エリアEの秤量台2の横幅方向に
おける幅は秤量台2に横幅のほぼ全幅にわたり、又、秤
量台出入口側方向においては、秤量台2の入口側端部R
から通信エリアEの秤量台出入口側方向における始端部
s までの距離Y1 が、 Y1 >L L:歩行時において先に秤量台2に乗った後足と秤量台
2の入口側端部Rとの間の予測される最大距離 の関係を満たし、且つ、秤量台2の入口側端部Rから通
信エリアEの秤量台出入口側方向における終端部Ee
での距離Y2 が、 Y2 <N−M M:歩行時において前足の何れか一方が秤量台2から降
りた状態における、後足と秤量台2の出口側端部Sとの
間の予測される最大距離 N:秤量台2の出入口側方向における長さ の関係を満たすように各部の寸法等が設定されている。
【0028】上記の如く設定される通信エリアEは、上
述のように、通信装置Tが牛の後足に取り付けられてい
る場合のもので、通信装置Tが牛の前足に取り付けられ
る場合は、秤量台2の横幅方向における通信エリアEの
幅は通信装置Tを後足に取り付けた場合と同様である
が、秤量台出入口側方向においては、距離Y1 ,Y
2 は、 Y1 >P P:歩行時において後足の何れか一方が秤量台2に乗っ
た状態における、前足と秤量台2の入口側端部Rとの間
の予測される最大距離 の関係を満たし、且つ、 Y2 <N−Q Q:歩行時において後から秤量台2から降りる前足と秤
量台2の出口側端部Sとの間の予測される最大距離 の関係を満たすように各部の寸法等を設定すれば良く、
この場合の通信エリアEは、図5(ロ)に示すように、
通信装置Tを牛の後足に取り付けた場合に比べて秤量台
2の出口側端部S側寄りに位置することになる。上記の
予測される最大距離L,M,P,Qの夫々は、秤量対象
となる牛の平均的な体格から推定するか、あるいは、実
測することによって求められる。
【0029】尚、4つのロードセル21,22,23,
24による秤量情報は、マイクロコンピュータ利用の制
御装置9に伝えられ、制御装置9では、後述のように、
牛一頭のみが秤量台2に居るようにした状態で、4つの
ロードセル21,22,23,24の合計値を牛の秤量
値として算出する。
【0030】次に、制御装置9のゲート開閉制御部9A
が、第1近接センサ6、第2近接センサ7の検出情報及
び秤量台2の秤量情報に基づいて、入口ゲート3A,3
Bを全閉状態と途中状態とに切り換えるべく、ゲート開
閉機構8の作動を制御する際の経時的な作動について説
明する。図6(イ)に示す如く、先行の牛が出口ゲート
4を通過して秤量台2に牛が居ない状態が第2近接セン
サ7の情報及びロードセル21,22,23,24の秤
量情報によって検出されると、制御装置9は、右側の入
口ゲート3Bを途中状態に切り換える。次に入口ゲート
3A,3Bの手前まで進んで来た牛は前進意欲をかき立
てられて、秤量台2に進入しようとする。そして、左右
一対の入口ゲート3A,3Bは、その開き側への回転が
許容されるので、牛が通過することにより押し開かれて
全開状態となり、図6(ロ)に示す如く、牛は秤量台2
に進入することができる。
【0031】図6(ロ)では牛の後足のうち一方の足が
秤量台2に乗った状態となっているが、この状態におい
て通信手段Tが最も通信エリアEの始端部Es に接近す
る場合に相当する足の配置は図7(イ)に示す右側の前
足位置U1,左側の前足位置U2,右側の後足位置U3
及び左側の後足位置U4の如くであり、通信装置Tを取
り付けていない右側の後足位置U3が秤量台2の入口側
端部Rの直前に位置する場合である。この場合でも、通
信エリアEの始端部ES の位置は、Y1 >Lの条件を満
たしているので、牛の後足に取り付けた通信装置Tと秤
量台2のアンテナ45との間で通信が行われることがな
い。そして図6(ロ)の状態から牛が一歩進むと、牛の
四足全部が秤量台2の上に乗ることになる。
【0032】第1近接センサ6が左側の入口ゲート3A
の接近を検出して、入口ゲート3A,3Bにおける牛の
通過が検出されると、制御装置9は、右側の入口ゲート
3Bを全閉状態に切り換え、牛が入口ゲート3A,3B
を通過して秤量台2に進入すると、図6(ハ)に示す如
く、入口ゲート3A,3Bを閉じ方向に付勢するスプリ
ングの作用により、入口ゲート3A,3Bは閉じ側に回
転し全閉状態に復帰する。牛の後足に取り付けられた通
信装置Tと秤量台2のアンテナ45とは、図6(ハ)に
示すように、牛の四足全てが秤量台2に乗っている状態
で通信を行い、その通信により、制御装置9は秤量対象
となる牛の個体識別情報を得ることができ、又、通信が
可能となった時点で、牛の四足全てが秤量台2に乗った
ことを認識して、ロードセル21,22,23,24か
ら秤量情報を取り込んで牛の秤量値を算出することも可
能である。
【0033】続いて、出口ゲート4の手前に達した牛
は、出口ゲート4はその全閉状態においてもその牛の前
方視界を保つので、その牛は前進意欲をかき立てられ、
前進して出口ゲート4を通過しようとする。そして、図
6(ニ)に示す如く、出口ゲート4は、牛が通過するこ
とにより押し開かれて全開状態となり、第2近接センサ
7が左右一対の扉体4bの接近を検出して、秤量台2の
出口部における牛の通過を検出する。このとき、制御装
置9は、この時点における秤量台2の秤量値が設定値よ
り小さい状態であれば、秤量台2に牛は居なくなってい
ると認識し、図6(ニ)に示すように、右側の入口ゲー
ト3Bを途中状態に切り換える。従って、その手前に位
置する牛の前方視界が開け、その牛は前進意欲をかき立
てられて、秤量台2に進入しようとする。
【0034】図6(ニ)では牛の前足のうち一方の足が
秤量台2に乗った状態となっているが、この状態におい
て通信手段Tが最も通信エリアEの終端部Ee に接近し
ている場合に相当する足の配置は、図7(ロ)に示す右
側の前足位置V1,左側の前足位置V2,右側の後足位
置V3及び左側の後足位置V4の如くであり、秤量台2
から降りている右側の前足位置V1が秤量台2の出口側
端部Sの直後に位置する場合である。この場合でも、通
信エリアEの終端部Ee の位置は、Y2 >N−Mの条件
を満たしているので、牛の左側の後足に取り付けた通信
装置Tと秤量台2のアンテナ45との間の通信は既に行
われなくなっている。
【0035】第2近接センサ7が左右一対の扉体4bの
接近を検出した時点で、秤量部2の秤量値が設定値より
大きければ、出口ゲート4を通過中の牛の直後に、もう
一頭の牛が秤量台2に居るような場合と判断して、制御
装置9は、右側の入口ゲート3Bを途中状態に切り換え
ないようにゲート開閉機構8の作動を制御する。つま
り、入口ゲート3A,3Bが全閉状態を維持するように
する。そして、制御装置9は、上記二頭の牛のうちの後
ろ側の牛が前進して、図6(ニ)に示す状態になった場
合には、第2近接センサ7の情報と、秤量値の情報とに
基づいて、上記と同様の処理を行う。尚、設定値は、図
6(ニ)の状態(牛が出口ゲート4を通過中の状態)に
おける秤量値のデータを多数収集し、その収集データに
基づいて、例えば、これらの秤量値と同じかあるいはそ
れより大きいが牛一頭の荷重よりは十分に小さい値を適
当に選択して設定する。
【0036】尚、通信装置Tを牛の左側の後足ではな
く、右側の後足に取り付けた場合でも、動作の説明は左
右が入れ代わるだけで上述の説明と全く同様であり、
又、通信装置Tを牛の後足ではなく前足の何れか一方に
取り付けた場合においても、説明を省略するが、上述の
説明とほぼ同様の動作をする。
【0037】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、ループ状のアンテナ45を、秤量
台2に設置しているが、一対の柵1A,1Bの何れかに
設置しても良い。
【0038】 上記実施例では、秤量台2側に通信エ
リアEを形成するためループ状のアンテナ45を用いて
いるが、ダイポールアンテナを複数個配列して通信エリ
アEを形成する等種々変更可能である。
【0039】 上記実施例では、本発明の通信システ
ムを牛の秤量装置に適用した場合を例示しているが、馬
あるいは羊等の他の四足歩行動物の秤量装置に適用して
も良い。
【0040】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した秤量装置の実施例にかかる全
体構成を示す平面図
【図2】本発明の実施例にかかる要部正面図
【図3】本発明の実施例にかかる要部平面図
【図4】本発明の実施例にかかる秤量台の平面図
【図5】本発明の実施例にかかる通信エリアの説明図
【図6】本発明の実施例にかかる秤量装置の作動説明図
【図7】本発明の実施例にかかる通信エリアと牛の位置
との関係の説明図
【符号の説明】
2 秤量台 45 アンテナ E 通信エリア T 通信手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量対象となる四足歩行動物が歩行通過
    する秤量台(2)の横幅方向のほぼ全幅にわたり且つ秤
    量台出入口側方向に幅を有する通信エリア(E)を形成
    するアンテナ(45)と、 前記四足歩行動物の後足に取り付けられ且つ前記通信エ
    リア(E)内において前記アンテナ(45)と通信する
    通信手段(T)とが設けられた四足歩行動物の秤量装置
    における通信システムであって、 前記秤量台(2)の入口側端部から前記通信エリア
    (E)の秤量台出入口側方向における始端部までの距離
    (Y1 )が、 Y1 >L L:歩行時において先に秤量台に乗った後足と秤量台の
    入口側端部との間の予測される最大距離 の関係を満たし、且つ、前記秤量台(2)の入口側端部
    から前記通信エリア(E)の秤量台出入口側方向におけ
    る終端部までの距離(Y2 )が、 Y2 <N−M M:歩行時において前足の何れか一方が秤量台から降り
    た状態における、後足と秤量台の出口側端部との間の予
    測される最大距離 N:秤量台の出入口側方向における長さ の関係を満たすように構成されている四足歩行動物の秤
    量装置における通信システム。
  2. 【請求項2】 計量対象となる四足歩行動物が歩行通過
    する秤量台(2)の横幅方向のほぼ全幅にわたり且つ秤
    量台出入口側方向に幅を有する通信エリア(E)を形成
    するアンテナ(45)と、 前記四足歩行動物の前足に取り付けられ且つ前記通信エ
    リア(E)内において前記アンテナ(45)と通信する
    通信手段(T)とが設けられた四足歩行動物の秤量装置
    における通信システムであって、 前記秤量台(2)の入口側端部から前記通信エリア
    (E)の秤量台出入口側方向における始端部までの距離
    (Y1 )が、 Y1 >P P:歩行時において後足の何れか一方が秤量台に乗った
    状態における、前足と秤量台の入口側端部との間の予測
    される最大距離 の関係を満たし、且つ、前記秤量台(2)の入口側端部
    から前記通信エリア(E)の秤量台出入口側方向におけ
    る終端部までの距離(Y2 )が、 Y2 <N−Q Q:歩行時において後から秤量台から降りる前足と秤量
    台の出口側端部との間の予測される最大距離 N:秤量台の出入口側方向における長さ の関係を満たすように構成されている四足歩行動物の秤
    量装置における通信システム。
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