JPH073495U - 和式トイレ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 便補集手段３を、便器１の便口２の下方の前
部側に配置した小便補集手段３ａと、便器１の便口２の
下方の後部側に配置した大便補集手段３ｂに区分したも
のとしている。そして、前記便器１の便口２の前部側を
小便用便口２ａとし、後部側を大便用便口２ｂとするの
が好ましい。さらに、便器１の便口２を前後に区分する
仕切り６を取り付けて、便器１の便口２の前部側を小便
用便口２ａとし、後部側を大便用便口２ｂとすることも
できる。 【効果】 大便と小便を区分して補集することにより、
大便と小便とを別々に処理できるので、便の処理効率が
優れたものとなり、イベンド会場や工事現場等に仮置き
される簡易トイレなどとして使用されるのに適したもの
となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、イベンド会場や工事現場等に仮置きされる簡易トイレなどとして 使用される和式トイレに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の和式トイレは、水洗式でないため大便と小便とをいっしょにし てタンク等に補集している。そして、この補集した大便と小便は、発酵処理や焼 却処理して埋め立てや土壌改良剤などに使用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、発酵処理や焼却処理する場合、大便と小便とが混ざっていると 水分量が多くなり、発酵や焼却の効率が悪くなるという課題を有していた。 そこで、この考案は、大便と小便を区分して補集し、大便と小便とを別々に処 理できるようにすることによって、上記従来の課題を解決することを目的として なされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そのため、この考案の和式トイレは、便補集手段３を、便器１の便口２の下方 の前部側に配置した小便補集手段３ａと、便器１の便口２の下方の後部側に配置 した大便補集手段３ｂに区分したものとしている。そして、前記便器１の便口２ の前部側を小便用便口２ａとし、後部側を大便用便口２ｂとするのが好ましい。 さらに、便器１の便口２を前後に区分する仕切り６を取り付けて、便器１の便口 ２の前部側を小便用便口２ａとし、後部側を大便用便口２ｂとすることもできる 。

【０００５】

【作用】

この考案の和式トイレは、上記手段を施したため、大便と小便を区分して補集 することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、この考案の和式トイレの構成を、実施例として示した図面に基づいて詳 細に説明する。 図１〜３は、この考案の和式トイレの第一実施例を示しており、便器１の便口 ２の下方には便補集手段３を装備している。この便補集手段３は、便器１の便口 ２の下方の前部側に配置した小便補集手段３ａと、便器１の便口２の下方の後部 側に配置した大便補集手段３ｂとに区分している。そして、前記便補集手段３は 、図２に示したように小便補集手段３ａ、大便補集手段３ｂともに補集槽とした り、図３に示したように小便補集手段３ａを補集パイプとし、大便補集手段３ｂ を補集槽として実施することができる。

【０００７】 図４、５は、この考案の和式トイレの第二実施例を示しており、便器１の便口 ２の前部側を小便用便口２ａとし、後部側を大便用便口２ｂとしている。小便用 便口２ａは漏斗形状とした案内壁４の先端に形成した小径口としており、大便用 便口２ｂは鍔形状とした案内壁５の先端に形成した大径口としている。なお、便 器１の下方に装備した便補集手段３は、小便補集手段３ａを補集パイプとし、大 便補集手段３ｂを補集槽としている。

【０００８】 図６〜８は、この考案の和式トイレの第三実施例を示しており、便器１の便口 ２を前後に区分する仕切り６を取り付けて、便器１の便口２の前部側を小便用便 口２ａとし、後部側を大便用便口２ｂとしている。仕切り６は、合成樹脂の一体 成形物などからなり、便器１の両側壁１ａ上端への係止部６ａを形成すると共に 、前側傾斜壁６ｂと後側傾斜壁６ｃを有している。なお、便器１の下方に装備し た便補集手段３は、図７、８に示したように前記第一実施例と同様の構造として いる。

【０００９】 以上のように構成したこの考案の和式トイレは、通常の使用をすると小便は便 口２の前側または小便用便口２ａに入り、大便は便口２の後側または大便用便口 ２ｂに入るので、小便は小便補集手段３ａに補集され、大便は大便補集手段３ｂ に補集される。

【００１０】

【考案の効果】

この考案の和式トイレは、以上に述べたように構成されているため、大便と小 便を区分して補集することにより、大便と小便とを別々に処理できるので、便の 処理効率が優れたものとなり、イベンド会場や工事現場等に仮置きされる簡易ト イレなどとして使用されるのに適したものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の和式トイレの第一実施例を示す平面
図である。

【図２】この考案の和式トイレの第一実施例を示す断面
図である。

【図３】この考案の和式トイレの第一実施例の変形例を
示す断面図である。

【図４】この考案の和式トイレの第二実施例を示す平面
図である。

【図５】この考案の和式トイレの第二実施例を示す断面
図である。

【図６】この考案の和式トイレの第三実施例を示す平面
図である。

【図７】この考案の和式トイレの第三実施例を示す断面
図である。

【図８】この考案の和式トイレの第三実施例の変形例を
示す断面図である。

【符号の説明】

１ 便器 ２ 便口 ２ａ 小便用便口 ２ｂ 大便用便口 ３ 便補集手段 ３ａ 小便補集手段 ３ｂ 大便補集手段 ６ 仕切り

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 便補集手段（３）を、便器（１）の便口
   （２）の下方の前部側に配置した小便補集手段（３ａ）
   と、便器（１）の便口（２）の下方の後部側に配置した
   大便補集手段（３ｂ）に区分したことを特徴とする和式
   トイレ。
2. 【請求項２】 便器（１）の便口（２）の前部側を小便
   用便口（２ａ）とし、後部側を大便用便口（２ｂ）とし
   たことを特徴とする請求項１記載の和式トイレ。
3. 【請求項３】 便器（１）の便口（２）を前後に区分す
   る仕切り（６）を取り付けて、便器（１）の便口（２）
   の前部側を小便用便口（２ａ）とし、後部側を大便用便
   口（２ｂ）としたことを特徴とする請求項１記載の和式
   トイレ。