JPH0734880Y2 - 給油孔 - Google Patents
給油孔Info
- Publication number
- JPH0734880Y2 JPH0734880Y2 JP2317693U JP2317693U JPH0734880Y2 JP H0734880 Y2 JPH0734880 Y2 JP H0734880Y2 JP 2317693 U JP2317693 U JP 2317693U JP 2317693 U JP2317693 U JP 2317693U JP H0734880 Y2 JPH0734880 Y2 JP H0734880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- lid
- tank
- display plate
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ガソリンスタンド等の
地下タンク等に石油を入れるための給油孔の構造に関す
る。
地下タンク等に石油を入れるための給油孔の構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】例えばガソリンスタンドには石油を入れ
ておくための地下タンクが設けられる。ガソリンスタン
ドの石油には、灯油、レギュラーガソリン、ハイオクガ
ソリン等複数の種類が存在する。そして地下タンクも、
この種類の分だけ複数のものが並設される。これら複数
の地下タンクへの給油は、一般にタンクローリー車にも
複数の種類の石油が積めるように複数のタンクが区切ら
れ設けられている。給油を行う際には、タンクローリー
車のどの種類の石油を給油するかをレバー等の切り替え
によって選び、その石油と同じ種類の石油が入れられて
いるガソリンスタンドの地下タンクを、給油孔の蓋の表
示等によって確認し、給油を行う。
ておくための地下タンクが設けられる。ガソリンスタン
ドの石油には、灯油、レギュラーガソリン、ハイオクガ
ソリン等複数の種類が存在する。そして地下タンクも、
この種類の分だけ複数のものが並設される。これら複数
の地下タンクへの給油は、一般にタンクローリー車にも
複数の種類の石油が積めるように複数のタンクが区切ら
れ設けられている。給油を行う際には、タンクローリー
車のどの種類の石油を給油するかをレバー等の切り替え
によって選び、その石油と同じ種類の石油が入れられて
いるガソリンスタンドの地下タンクを、給油孔の蓋の表
示等によって確認し、給油を行う。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、給油作
業を行う作業者は、タンクローリー車のどのタンクから
給油を行うかにも注意を払い、且ガソリンスタンドのど
の給油孔へ給油を行うかにも注意を払わなければならな
い。そして、給油孔の蓋を取り外し、例えば蓋に砂等が
付着しないように裏返して地面に置き、次に給油を行う
ためにホースを操作し、タンクローリー車のレバーでタ
ンクを選ぼうとした際に、前記蓋に記載されていた表示
を度忘れしたり、勘違いして誤認してしまう可能性があ
った。ある種類に石油が入ったタンクに異なる種類の石
油を入れてしまうと、これらの石油が使えなくなってし
まい、さらにタンクを洗浄しなければならないことにも
なり得る。本考案は、以上の問題点を解決するために成
されたもので、給油孔の蓋を取り外し今まさに給油をし
ようとしている石油が、その給油孔の石油と同一種類で
あるか否かについて誤認の生じることのない給油孔を提
供することを目的とする。
業を行う作業者は、タンクローリー車のどのタンクから
給油を行うかにも注意を払い、且ガソリンスタンドのど
の給油孔へ給油を行うかにも注意を払わなければならな
い。そして、給油孔の蓋を取り外し、例えば蓋に砂等が
付着しないように裏返して地面に置き、次に給油を行う
ためにホースを操作し、タンクローリー車のレバーでタ
ンクを選ぼうとした際に、前記蓋に記載されていた表示
を度忘れしたり、勘違いして誤認してしまう可能性があ
った。ある種類に石油が入ったタンクに異なる種類の石
油を入れてしまうと、これらの石油が使えなくなってし
まい、さらにタンクを洗浄しなければならないことにも
なり得る。本考案は、以上の問題点を解決するために成
されたもので、給油孔の蓋を取り外し今まさに給油をし
ようとしている石油が、その給油孔の石油と同一種類で
あるか否かについて誤認の生じることのない給油孔を提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本考案は、種類の異なる石油を入れるため並設さ
れた複数のタンクに上向きに設置された給油孔におい
て、タンク側に設けられた筒体と、筒体を被ってロック
される蓋と、筒体の内部に形成された段部と、段部の上
に載せられ、該タンクに入れられる石油の種類を表示
し、蓋の裏側にひも状の部材でつながれた表示プレート
と、を備えたことを特徴とする。
めに、本考案は、種類の異なる石油を入れるため並設さ
れた複数のタンクに上向きに設置された給油孔におい
て、タンク側に設けられた筒体と、筒体を被ってロック
される蓋と、筒体の内部に形成された段部と、段部の上
に載せられ、該タンクに入れられる石油の種類を表示
し、蓋の裏側にひも状の部材でつながれた表示プレート
と、を備えたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】給油孔の蓋を取り外し、今まさに給油をしよう
とした時に、給油孔の段部に載せられた表示プレートを
取り除く動作を行う。その際に、表示プレートによりこ
の給油孔によってタンクに入れられる石油の種類を再度
確認する。
とした時に、給油孔の段部に載せられた表示プレートを
取り除く動作を行う。その際に、表示プレートによりこ
の給油孔によってタンクに入れられる石油の種類を再度
確認する。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図１及び図２にお
いて説明する。本実施例の給油孔１は、ガソリンスタン
ドの地下タンクに上向きに設置されるものである。地下
タンクは、灯油、レギュラーガソリン、あるいはハイオ
クガソリン等のように複数の種類の石油を入れるため複
数が並設されそれぞれ給油孔を有する。タンク側に設け
られる筒体３は、側面に突出したアンカー５によりコン
クリート等の内部に埋め込まれた際に抜け止めが施され
ている。また、側面には雄ねじの働きをするリブ７が形
成されている。さらに蓋９をロックするためのロックレ
バー１１が取りつけられている。蓋９は、筒体３を覆う
形状を有し、上面には給油されるべき石油の種類（図で
は灯油）が表示されている。また蓋９の縁には雌ねじの
働きをする略コの字断面を有するつめ１３が設けられて
いる。また、前記ロックレバー１１のスリット１５に挿
入される孔１７のあいた凸部１９が形成されている。こ
の孔１７にはＵ字状等が掛けられる。さらに、蓋９と筒
体３とはチェーン２１でつながれている。
いて説明する。本実施例の給油孔１は、ガソリンスタン
ドの地下タンクに上向きに設置されるものである。地下
タンクは、灯油、レギュラーガソリン、あるいはハイオ
クガソリン等のように複数の種類の石油を入れるため複
数が並設されそれぞれ給油孔を有する。タンク側に設け
られる筒体３は、側面に突出したアンカー５によりコン
クリート等の内部に埋め込まれた際に抜け止めが施され
ている。また、側面には雄ねじの働きをするリブ７が形
成されている。さらに蓋９をロックするためのロックレ
バー１１が取りつけられている。蓋９は、筒体３を覆う
形状を有し、上面には給油されるべき石油の種類（図で
は灯油）が表示されている。また蓋９の縁には雌ねじの
働きをする略コの字断面を有するつめ１３が設けられて
いる。また、前記ロックレバー１１のスリット１５に挿
入される孔１７のあいた凸部１９が形成されている。こ
の孔１７にはＵ字状等が掛けられる。さらに、蓋９と筒
体３とはチェーン２１でつながれている。
【０００７】さて、筒体３の内部には内径が小さくなっ
た段部２３が形成されている。この段部２３の上に載せ
られる大きさの表示プレート２５には、この給油孔１に
よって給油されるべき石油の種類が表示されている。表
示プレート２５の裏側には脚２７が形成され、前記段部
２３に載せた状態で中央の孔に挿入され安定するように
なっている。表示プレート２５の上面にはチェーン２９
が取り付けられ、チェーン２９の他端は前記蓋９の裏側
に固定されている。
た段部２３が形成されている。この段部２３の上に載せ
られる大きさの表示プレート２５には、この給油孔１に
よって給油されるべき石油の種類が表示されている。表
示プレート２５の裏側には脚２７が形成され、前記段部
２３に載せた状態で中央の孔に挿入され安定するように
なっている。表示プレート２５の上面にはチェーン２９
が取り付けられ、チェーン２９の他端は前記蓋９の裏側
に固定されている。
【０００８】以下、本実施例の作用を説明する。ガソリ
ンスタンドへ石油を運んできたタンクローリー車の作業
員は、ガソリンスタンドのどの給油孔１にどの種類の石
油を入れるかを決められている。本実施例の給油孔によ
り灯油を給油しようとする時、まず蓋９を取り外す。こ
の時、取り外した蓋９をコンクリートの地面の上に裏返
しで置くかもしれない。その後、タンクローリー車のホ
ースを近くに運び、レバーを操作してタンクローリー車
のどのタンクから灯油を給油するかをセットする。次に
ホースの先をこの給油孔１へ挿入し、今まさに給油を行
おうとする時（図２）には、段部２３に載せられている
表示プレート２５を取り除かなければならない（図１）
この時、表示プレート２５の表示を見て、この給油孔１
へ給油されるべき石油の種類が灯油であることを再び確
認する。この確認により最終的に給油を開始する。
ンスタンドへ石油を運んできたタンクローリー車の作業
員は、ガソリンスタンドのどの給油孔１にどの種類の石
油を入れるかを決められている。本実施例の給油孔によ
り灯油を給油しようとする時、まず蓋９を取り外す。こ
の時、取り外した蓋９をコンクリートの地面の上に裏返
しで置くかもしれない。その後、タンクローリー車のホ
ースを近くに運び、レバーを操作してタンクローリー車
のどのタンクから灯油を給油するかをセットする。次に
ホースの先をこの給油孔１へ挿入し、今まさに給油を行
おうとする時（図２）には、段部２３に載せられている
表示プレート２５を取り除かなければならない（図１）
この時、表示プレート２５の表示を見て、この給油孔１
へ給油されるべき石油の種類が灯油であることを再び確
認する。この確認により最終的に給油を開始する。
【０００９】このように蓋１の表示で給油されるべき石
油の種類を判別した後、表示プレート２５でその石油の
種類（ここでは灯油）を再確認するので、それまでに行
った作業、即ちある給油孔１の蓋９を取り外しタンクロ
ーリー車のあるタンクの石油を選んで給油しようとする
作業が、石油の種類を誤ることなく進行していること
を、しっかり確認できる。また、作業の途中で度忘れし
たり、錯誤したりしていても、最終の実際に給油を開始
する場面で誤りに気付くことができる。したがって、異
なった種類の石油を給油してしまうことで大量の石油を
無駄にしたり、タンク内部の洗浄を必要とするといった
不都合を避けることが可能となる。
油の種類を判別した後、表示プレート２５でその石油の
種類（ここでは灯油）を再確認するので、それまでに行
った作業、即ちある給油孔１の蓋９を取り外しタンクロ
ーリー車のあるタンクの石油を選んで給油しようとする
作業が、石油の種類を誤ることなく進行していること
を、しっかり確認できる。また、作業の途中で度忘れし
たり、錯誤したりしていても、最終の実際に給油を開始
する場面で誤りに気付くことができる。したがって、異
なった種類の石油を給油してしまうことで大量の石油を
無駄にしたり、タンク内部の洗浄を必要とするといった
不都合を避けることが可能となる。
【００１０】給油を終わった後には、表示プレート２５
を段部２３の上に戻した後（図２）、蓋９を筒体３の上
に被せ、リブ７につめ１３を噛み合わせ回転させた後、
ロックレバー１１を回動させスリット１５へ凸部１９を
挿入し、図示しないＵ字錠を孔１７に掛けることによっ
て蓋をロックする。こと時、表示プレート２５のチェー
ン２９は蓋９の裏側につながれているので、仮に表示プ
レート２５を戻すのを忘れた状態で（図１）蓋９を被せ
ようとしても、チェーン２９が邪魔になって被せること
ができない。よって、表示プレート２５を内部に戻し忘
れるのを防止できる。なお、以上の実施例において給油
孔はガソリンスタンドの地下タンクに設置されるものと
して説明したが、ガソリンスタンドに限らず複数種類の
石油を入れるため並設されたタンクに設けられる給油孔
であれば本考案が実施できる。
を段部２３の上に戻した後（図２）、蓋９を筒体３の上
に被せ、リブ７につめ１３を噛み合わせ回転させた後、
ロックレバー１１を回動させスリット１５へ凸部１９を
挿入し、図示しないＵ字錠を孔１７に掛けることによっ
て蓋をロックする。こと時、表示プレート２５のチェー
ン２９は蓋９の裏側につながれているので、仮に表示プ
レート２５を戻すのを忘れた状態で（図１）蓋９を被せ
ようとしても、チェーン２９が邪魔になって被せること
ができない。よって、表示プレート２５を内部に戻し忘
れるのを防止できる。なお、以上の実施例において給油
孔はガソリンスタンドの地下タンクに設置されるものと
して説明したが、ガソリンスタンドに限らず複数種類の
石油を入れるため並設されたタンクに設けられる給油孔
であれば本考案が実施できる。
【００１１】以上の実施例において、表示プレート２５
は六角形であったが、必ずしも六角形である必要はな
く、三角形、四角形、五角形、あるいは七角形以上の多
角形であってもよい。以上の実施例において、表示プレ
ート２５をつなぐ部材はチェーン２９であったが、他の
実施例においてはワイヤー等の他のひも状の部材でもよ
い。表示プレート２５の表示は図示するような漢字のみ
ならず、他の文字、記号、色等でも良い。
は六角形であったが、必ずしも六角形である必要はな
く、三角形、四角形、五角形、あるいは七角形以上の多
角形であってもよい。以上の実施例において、表示プレ
ート２５をつなぐ部材はチェーン２９であったが、他の
実施例においてはワイヤー等の他のひも状の部材でもよ
い。表示プレート２５の表示は図示するような漢字のみ
ならず、他の文字、記号、色等でも良い。
【００１２】
【効果】以上説明したように、本考案の給油孔によれ
ば、給油孔から蓋を取り外した後、今まさに給油を行お
うとした際に、表示プレートで再び給油すべき石油の種
類を再度確認することになるので、異なった種類の石油
を誤って給油してしまうという誤りを少なくすることが
できる。
ば、給油孔から蓋を取り外した後、今まさに給油を行お
うとした際に、表示プレートで再び給油すべき石油の種
類を再度確認することになるので、異なった種類の石油
を誤って給油してしまうという誤りを少なくすることが
できる。
【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図２】図１における表示プレートを給油孔の内部に戻
した状態を示す斜視図である。
した状態を示す斜視図である。
３ 筒体 ５ アンカー ７ リブ ９ 蓋 １１ ロックレバー １３ つめ １５ スリット １７ 孔 １９ 凸部 ２１ チェーン ２３ 段部 ２５ 表示プレート ２９ チェーン
Claims (1)
- 【請求項１】 種類の異なる石油を入れるため並設され
た複数のタンクに上向きに設置された給油孔において、
タンク側に設けられた筒体と、筒体を被ってロックされ
る蓋と、筒体の内部に形成された段部と、段部の上に載
せられ、該タンクに入れられる石油の種類を表示し、蓋
の裏側にひも状の部材でつながれた表示プレートと、を
備えたことを特徴とする給油孔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2317693U JPH0734880Y2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 給油孔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2317693U JPH0734880Y2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 給油孔 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0676200U JPH0676200U (ja) | 1994-10-25 |
| JPH0734880Y2 true JPH0734880Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=12103332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2317693U Expired - Lifetime JPH0734880Y2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 給油孔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734880Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1504276B1 (en) | 2002-05-03 | 2012-08-08 | Donnelly Corporation | Object detection system for vehicle |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP2317693U patent/JPH0734880Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0676200U (ja) | 1994-10-25 |
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