JPH0734735Y2 - タイヤ滑り止めネットの内側締付ロープ用連結部材 - Google Patents
タイヤ滑り止めネットの内側締付ロープ用連結部材Info
- Publication number
- JPH0734735Y2 JPH0734735Y2 JP1991075964U JP7596491U JPH0734735Y2 JP H0734735 Y2 JPH0734735 Y2 JP H0734735Y2 JP 1991075964 U JP1991075964 U JP 1991075964U JP 7596491 U JP7596491 U JP 7596491U JP H0734735 Y2 JPH0734735 Y2 JP H0734735Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting piece
- rope
- tightening rope
- opening
- inner tightening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤ滑り止めネット
本体の内側縁に付設される内側締付ロープ本体の両端に
設けられる連結部材で、詳しくはロープ本体の一端に設
けられる弾性連結片を備えた挿嵌体と、同ロープの他端
に設けられる上記連結片を挿嵌して連結する連結穴と、
該連結穴内部に挿嵌された連結片を覗ませる開口部を開
設した受嵌体とからなる内側締付ロープ用連結部材にお
ける上記受嵌体部分の改良に関する。
本体の内側縁に付設される内側締付ロープ本体の両端に
設けられる連結部材で、詳しくはロープ本体の一端に設
けられる弾性連結片を備えた挿嵌体と、同ロープの他端
に設けられる上記連結片を挿嵌して連結する連結穴と、
該連結穴内部に挿嵌された連結片を覗ませる開口部を開
設した受嵌体とからなる内側締付ロープ用連結部材にお
ける上記受嵌体部分の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の内側締付ロープ用連結部材
は、実開平2-77110 号公報に記載されているように、ロ
ープ締付にあっては挿嵌体の弾性連結片を受嵌体の連結
穴に挿嵌して両者を連結することによって行い、一方締
付解除時にあっては受嵌体の開口部から指を差し込んで
連結穴に挿嵌されている上記連結片の連結部分を手探り
で探して外すという簡単なワンタッチ作業として、タイ
ヤ内側の狭い作業スペースでの使用者におけるロープ締
付作業及び締付解除作業の作業性を向上せしめていたも
のである。
は、実開平2-77110 号公報に記載されているように、ロ
ープ締付にあっては挿嵌体の弾性連結片を受嵌体の連結
穴に挿嵌して両者を連結することによって行い、一方締
付解除時にあっては受嵌体の開口部から指を差し込んで
連結穴に挿嵌されている上記連結片の連結部分を手探り
で探して外すという簡単なワンタッチ作業として、タイ
ヤ内側の狭い作業スペースでの使用者におけるロープ締
付作業及び締付解除作業の作業性を向上せしめていたも
のである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、その内側締付
ロープの締付解除作業はいうまでもなく見えない部分で
の手作業であり、連結部分、即ち弾性連結片の連結部分
が何処にあるかを手探りで探す作業は案外面倒であり、
特に寒い屋外において手がかじかんでいる場合等にあっ
ては手の感覚が鈍っているため一層わかりづらく改良の
余地を残していたものである。
ロープの締付解除作業はいうまでもなく見えない部分で
の手作業であり、連結部分、即ち弾性連結片の連結部分
が何処にあるかを手探りで探す作業は案外面倒であり、
特に寒い屋外において手がかじかんでいる場合等にあっ
ては手の感覚が鈍っているため一層わかりづらく改良の
余地を残していたものである。
【０００４】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、弾性連結片の連結部位へと指をガイドする窪みを受
嵌体の開口部の口縁部に設け、内側締付ロープの締付解
除の作業性を向上させることである。また本考案は、上
記連結片が口縁部の窪みより上方に突出しないものとし
て不本意な連結解除を防止することをも目的とする。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、弾性連結片の連結部位へと指をガイドする窪みを受
嵌体の開口部の口縁部に設け、内側締付ロープの締付解
除の作業性を向上させることである。また本考案は、上
記連結片が口縁部の窪みより上方に突出しないものとし
て不本意な連結解除を防止することをも目的とする。
【０００５】上記課題を解決するために本考案がなした
技術的手段は、滑り止めネット本体の内側縁に付設され
る内側締付ロープ本体の一端に設けられる弾性連結片を
備えた挿嵌体と、上記連結片を挿嵌して連結する連結穴
と該連結穴内部に挿嵌された連結片を外部に露出せしめ
て覗ませる開口部を開設し同ロープの他端に設けられる
受嵌体とからなるタイヤ滑り止めネットの内側締付ロー
プ用連結部材において、上記連結片の連結部位の近傍位
置にあたる受嵌体の開口部の両側口縁部に指ガイド用の
窪みを凹設し、該窪みはその最深部レベルが、連結状態
にて露出する上記連結片の上面よりも上位となるように
形成することである。
技術的手段は、滑り止めネット本体の内側縁に付設され
る内側締付ロープ本体の一端に設けられる弾性連結片を
備えた挿嵌体と、上記連結片を挿嵌して連結する連結穴
と該連結穴内部に挿嵌された連結片を外部に露出せしめ
て覗ませる開口部を開設し同ロープの他端に設けられる
受嵌体とからなるタイヤ滑り止めネットの内側締付ロー
プ用連結部材において、上記連結片の連結部位の近傍位
置にあたる受嵌体の開口部の両側口縁部に指ガイド用の
窪みを凹設し、該窪みはその最深部レベルが、連結状態
にて露出する上記連結片の上面よりも上位となるように
形成することである。
【０００６】
【作用】上記せる技術的手段により、受嵌体に連結され
ている挿嵌体の連結片の近くに口縁部の窪みが位置し、
内側締付ロープに沿って手をタイヤの内側に回し、受嵌
体の開口部に口縁部の指ガイド用窪みに指を沿わせてそ
のまま開口部側へと指をずらせば弾性連結片の連結部位
が触感で確認できる。
ている挿嵌体の連結片の近くに口縁部の窪みが位置し、
内側締付ロープに沿って手をタイヤの内側に回し、受嵌
体の開口部に口縁部の指ガイド用窪みに指を沿わせてそ
のまま開口部側へと指をずらせば弾性連結片の連結部位
が触感で確認できる。
【０００７】また、受嵌体に連結されている挿嵌体の連
結片上面は、上記受嵌体口縁部の窪みの最深部レベルよ
りも下位に位置する。
結片上面は、上記受嵌体口縁部の窪みの最深部レベルよ
りも下位に位置する。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。
する。
【０００９】図に示す連結部材ａは、挿嵌体１と受嵌体
５とからなり、非金属性のタイヤ滑り止めネット本体１
３の内側縁１３ａに固定金具１５を介して付設される非
伸縮性のロープ本体ｂの両端ｂ′，ｂ″に夫々を設けて
所望な内側締付ロープＡを構成する。
５とからなり、非金属性のタイヤ滑り止めネット本体１
３の内側縁１３ａに固定金具１５を介して付設される非
伸縮性のロープ本体ｂの両端ｂ′，ｂ″に夫々を設けて
所望な内側締付ロープＡを構成する。
【００１０】尚、上記滑り止めネット及びロープ本体ｂ
は適宜変更自由であり何等限定されるものではない。
は適宜変更自由であり何等限定されるものではない。
【００１１】挿嵌体１は、基端部２の一側面２ａにロー
プ本体ｂの一端ｂ′を取り付ける取付部３を設け、そし
て上記一側面２ａに相対する他側面２ｂの先端に略矢じ
り状の弾性連結片４を突状に延設すると共に、該連結片
４の両側に案内片４ａ，４ａを並設してなる。
プ本体ｂの一端ｂ′を取り付ける取付部３を設け、そし
て上記一側面２ａに相対する他側面２ｂの先端に略矢じ
り状の弾性連結片４を突状に延設すると共に、該連結片
４の両側に案内片４ａ，４ａを並設してなる。
【００１２】一方受嵌体５は、例えば正面略矩形状に形
成され、その一側面５ａにロープ本体ｂの他端ｂ″を取
り付ける取付部６を設けると共に、上記一側面５ａに相
対する他側面５ｂから内方に向けて連結穴７を穿設し、
そして表面８に上記連結穴７と連通する開口部９を設
け、かつその開口部９の両側の口縁部１０，１０に指ガ
イド用の窪み１１，１１を凹設してなる。
成され、その一側面５ａにロープ本体ｂの他端ｂ″を取
り付ける取付部６を設けると共に、上記一側面５ａに相
対する他側面５ｂから内方に向けて連結穴７を穿設し、
そして表面８に上記連結穴７と連通する開口部９を設
け、かつその開口部９の両側の口縁部１０，１０に指ガ
イド用の窪み１１，１１を凹設してなる。
【００１３】上記指ガイド用の窪み１１は、挿嵌体１の
弾性連結片４が受嵌体５の連結穴７の連結面１２に連結
され、そして開口部９を介して覗まれる連結部位の近傍
位置、即ち上記連結片４の連結部位の近傍位置にあたる
受嵌体５の開口部９の両側口縁部１０，１０の表面に凹
設されており、該窪み１１は、その最深部レベル１１ａ
が上記弾性連結片４の上面４ｃよりも上位となるものと
する。尚、窪み１１の形状は図示せる断面半円形状や、
また断面多角形状等任意である。
弾性連結片４が受嵌体５の連結穴７の連結面１２に連結
され、そして開口部９を介して覗まれる連結部位の近傍
位置、即ち上記連結片４の連結部位の近傍位置にあたる
受嵌体５の開口部９の両側口縁部１０，１０の表面に凹
設されており、該窪み１１は、その最深部レベル１１ａ
が上記弾性連結片４の上面４ｃよりも上位となるものと
する。尚、窪み１１の形状は図示せる断面半円形状や、
また断面多角形状等任意である。
【００１４】したがって、上記挿嵌体１の弾性連結片４
を受嵌体５の連結穴７に挿入すると共に、上記連結片４
先端の凸部４ｂを連結面１２に連結せしめて両者を連結
して締め付けた内側締付ロープＡの締付状態を解除する
にあっては、ロープ本体ｂに沿って手をタイヤの内側に
回し、受嵌体５の開口部９の口縁部１０の指ガイド用窪
み１１に指を沿わせてそのまま開口部９側へと指をずら
せば、弾性連結片４の連結部分が触感で簡単に確認で
き、その後指で上記連結片４をその弾性力に抗して連結
面１２から押し外せば両者は離間し、ロープＡの締付状
態は解除される。
を受嵌体５の連結穴７に挿入すると共に、上記連結片４
先端の凸部４ｂを連結面１２に連結せしめて両者を連結
して締め付けた内側締付ロープＡの締付状態を解除する
にあっては、ロープ本体ｂに沿って手をタイヤの内側に
回し、受嵌体５の開口部９の口縁部１０の指ガイド用窪
み１１に指を沿わせてそのまま開口部９側へと指をずら
せば、弾性連結片４の連結部分が触感で簡単に確認で
き、その後指で上記連結片４をその弾性力に抗して連結
面１２から押し外せば両者は離間し、ロープＡの締付状
態は解除される。
【００１５】また、受嵌体５に連結されている挿嵌体１
の連結片４の上面４ｃは、上記受嵌体口縁部１０の窪み
１１の最深部レベル１１ａよりも下位に位置して突出し
ていないため、例えば車体の一部分あるいは縁石や車止
め等に上記連結部材ａが接触してしまったとしても、上
記連結片４には直接接触せず不本意に押し外されること
もない。
の連結片４の上面４ｃは、上記受嵌体口縁部１０の窪み
１１の最深部レベル１１ａよりも下位に位置して突出し
ていないため、例えば車体の一部分あるいは縁石や車止
め等に上記連結部材ａが接触してしまったとしても、上
記連結片４には直接接触せず不本意に押し外されること
もない。
【００１６】尚、図中１４は固定金具１５をかしめ固定
する取付部である。
する取付部である。
【００１７】
【考案の効果】本考案は上記構成を有するため、受嵌体
開口部の口縁部の指ガイド用窪みに指を沿わせてそのま
ま開口部側へと指をずらせば弾性連結片の連結部分が触
感で簡単に確認できることとなり、内側締付ロープの締
付解除の作業性を向上させることができ一層使用勝手に
優れたものとなる。
開口部の口縁部の指ガイド用窪みに指を沿わせてそのま
ま開口部側へと指をずらせば弾性連結片の連結部分が触
感で簡単に確認できることとなり、内側締付ロープの締
付解除の作業性を向上させることができ一層使用勝手に
優れたものとなる。
【００１８】また、受嵌体に連結されている挿嵌体の連
結片上面が上記受嵌体の開口部の口縁部最深部レベルよ
り上方に突出していると、走行中に縁石等の障害物等に
接触してしまった時など直接上記連結片に縁石が接触し
その連結状態が不本意に解除されてしまい危険を伴うと
いうことも考えられるが、本考案は上記受嵌体口縁部の
窪みの最深部レベルよりも連結片上面が下位に位置する
ものとなるように形成したため上記せるような不具合は
生じず大変安全で、かつ信頼性の高いものとなり、上記
締付解除の作業性の向上と共にこの種のタイヤ滑り止め
ネットの商品価値を向上する。
結片上面が上記受嵌体の開口部の口縁部最深部レベルよ
り上方に突出していると、走行中に縁石等の障害物等に
接触してしまった時など直接上記連結片に縁石が接触し
その連結状態が不本意に解除されてしまい危険を伴うと
いうことも考えられるが、本考案は上記受嵌体口縁部の
窪みの最深部レベルよりも連結片上面が下位に位置する
ものとなるように形成したため上記せるような不具合は
生じず大変安全で、かつ信頼性の高いものとなり、上記
締付解除の作業性の向上と共にこの種のタイヤ滑り止め
ネットの商品価値を向上する。
【図１】 本考案内側締付ロープ用連結部材の一実施例
を示す要部拡大正面図で、連結片連結状態を示す。
を示す要部拡大正面図で、連結片連結状態を示す。
【図２】 図１の断面図である。
Ａ：内側締付ロープ ａ：連結部材 ｂ：ロープ本体 １：挿嵌体 ４：連結片 ４ｃ：連結片
上面 ５：受嵌体 ７：連結穴 ９：開口部 １０：口縁部 １１：指ガイド用窪み １１ａ：最深
部レベル １３：滑り止めネット本体 １３ａ：内側
縁
上面 ５：受嵌体 ７：連結穴 ９：開口部 １０：口縁部 １１：指ガイド用窪み １１ａ：最深
部レベル １３：滑り止めネット本体 １３ａ：内側
縁
Claims (1)
- 【請求項１】 滑り止めネット本体の内側縁に付設され
る内側締付ロープ本体の一端に設けられる弾性連結片を
備えた挿嵌体と、上記連結片を挿嵌して連結する連結穴
と該連結穴内部に挿嵌された連結片を外部に露出せしめ
て覗ませる開口部を開設し同ロープの他端に設けられる
受嵌体とからなるタイヤ滑り止めネットの内側締付ロー
プ用連結部材において、上記連結片の連結部位の近傍位
置にあたる受嵌体の開口部の両側口縁部に指ガイド用の
窪みを凹設し、該窪みはその最深部レベルが、連結状態
にて露出する上記連結片の上面よりも上位であることを
特徴とするタイヤ滑り止めネットの内側締付ロープ用連
結部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991075964U JPH0734735Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | タイヤ滑り止めネットの内側締付ロープ用連結部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991075964U JPH0734735Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | タイヤ滑り止めネットの内側締付ロープ用連結部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526511U JPH0526511U (ja) | 1993-04-06 |
| JPH0734735Y2 true JPH0734735Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=13591414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991075964U Expired - Lifetime JPH0734735Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | タイヤ滑り止めネットの内側締付ロープ用連結部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734735Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3628287A1 (de) * | 1986-08-20 | 1988-02-25 | Erlau Ag Eisen Drahtwerk | Reifenkette |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP1991075964U patent/JPH0734735Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0526511U (ja) | 1993-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |