JPH0734490B2 - レーザー照射検出装置 - Google Patents

レーザー照射検出装置

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JPH0734490B2
JPH0734490B2 JP4025593A JP2559392A JPH0734490B2 JP H0734490 B2 JPH0734490 B2 JP H0734490B2 JP 4025593 A JP4025593 A JP 4025593A JP 2559392 A JP2559392 A JP 2559392A JP H0734490 B2 JPH0734490 B2 JP H0734490B2
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laser light
laser
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light
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Inventor
治義 久野
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東芝テスコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザー光のコヒーレン
ト性を使い背景光と分離してレーザーの照射方向を検出
するレーザー照射検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対戦車誘導弾には幾つかの方式が
あり、第1世代の方式は射撃手が目標と誘導弾の両方を
みて誘導弾を制御して目標に命中させる方式、第2世代
の方式は射撃手が目標のみ追尾し、誘導弾の追尾は例え
ば誘導弾後方のフレアにより発射点において赤外線追尾
装置で追尾させる方式、第3世代の方式は目標をレーザ
ーで照射しその反射波を誘導弾が追尾する方式、そして
最も新しい目標を画像としてとらえ誘導弾の上で処理を
行い目標に命中する方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第3世代の方式は撃ち
放し方式の可能性があり最も将来性はあるが、目標と背
景の識別の難しさ、ハードウエアとしては赤外線面検知
器の製造の難しさ等からくる価格の問題等早急に各国で
装備されるには時間が掛かる。従来、第1世代の方式の
誘導弾も多数使われているが、第1世代の方式,第2世
代の方式と第3世代の方式との大きな違いは、第3世代
の方式は有線誘導でなく速度が上げられること、また指
令誘導でなく相手の運動に対応できるホーミング誘導で
あることであり、今後共に最も命中率の高い方式として
多用されると考えれる。したがって、この第3世代の方
式に対する防御方式を考えることは非常に重要でありま
た必要とされる。本発明は上記の事情に鑑みてなされた
もので、レーザー誘導弾に対して有効な防御手段が可能
なレーザー照射検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記課
題を解決するために、レーザー光が入射される入射レン
ズを介して設けられたハーフミラーと、このハーフミラ
ーを通過したレーザー光が反射される第1の反射ミラー
と、この第1の反射ミラー及び前記ハーフミラーで順次
反射されたレーザー光が反射され前記第1の反射ミラー
より数mm離して設けられた第2の反射ミラーと、この
第2の反射ミラーで反射され前記ハーフミラーを通過し
たレーザー光及び前記入射レンズを通過し前記ハーフミ
ラーで反射されたレーザー光が入射される円柱状レンズ
と、この円柱状レンズを通過したレーザー光が入射され
る直線状に並べられた複数の光検知素子を有する線状の
センサーとよりなり、第2の反射ミラーを第1の反射ミ
ラーより数mm離して設けることにより、レーザー光の
コヒーレント性を使い背景光と分離し、且つ円柱状レン
ズ及び線状のセンサーを用いることにより、レーザー光
の照射方向を検出するものである。
【0005】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0006】図1は本発明の一実施例に係るレーザー照
射検出装置で、このレーザー照射検出装置は戦車の側面
に取り付けられる。即ち、レーザー照射器から発射され
たレーザー光は入射レンズ1に入射され、この入射レン
ズ1を通過したレーザー光はハーフミラー2で反射され
る光とハーフミラー2を通過する光がある。ハーフミラ
ー2で反射されたレーザー光は円柱状レンズ3に入射す
る。一方、ハーフミラー2を透過したレーザー光は第1
の反射ミラー4で反射された後、ハーフミラー2で反射
され、さらに第2の反射ミラー5で反射された後、ハー
フミラー2を透過して円柱状レンズ3に入射する。この
場合、第2の反射ミラー5を第1の反射ミラー4との距
離Lを数ミリ離すことにより、通常の光は干渉を起こさ
ず、レーザー光のみを干渉させることが出来る。すなわ
ち、レーザー光で目標を照射するのはレーザービームが
狭く目標を指定するのが容易であるからである。このレ
ーザービームの収束性の良さはレーザー光がコヒーレン
トであるからである。レーザー光のコヒーレントには時
間的と空間的なコヒーレントがある。一つのレーザー光
を2つに分けて干渉を起こさせるときにコヒーレントの
良いレーザー光は長い距離に渡って干渉を起こす。レー
ザー光でも単色としたものはコヒーレント長さがメート
ルに及ぶがレーザー照射器に使われるようなレーザー光
ではコヒーレント長さはミリのオーダーである。もしこ
れより長くてもこの方式では問題は生じない。一方、普
通の光は長さが短いすなわち同じ光路長さとしなければ
干渉がおきない。このように、レーザー光のコヒーレン
ト性を使い背景光とレーザー光を分離することができ
る。尚、感度を上げるために波長フィルタをNd YA
G波長の1.6μに入れても良いが、これは背景光とレ
ーザー光を分離するためには無くても良い。
【0007】レーザー照射器から発射されたレーザー光
の干渉縞10は入射レンズ1の焦点面に出来るが、これ
を円柱状レンズ3で直線的にし、これを複数の光検知素
子が直線状に並べられた線状のセンサーで受光する。す
なわち、レーザー光の干渉縞10は中心が広く、端に行
くほど狭い線となる同心円状の模様であり、この干渉縞
10を円柱状レンズ3により線状に並べると中央では広
く、端に行くほど狭い光の帯11が出来る。距離を変更
することにより明暗が逆転する。したがって、線状のセ
ンサーでは、中心方向にレーザー光があれば、中央の光
検知素子は大きな入力で、端に行くほど受光する光検知
素子の数が少なくなる。これを読み出すと端からどの光
検知素子が受光してどの光検知素子が受光しないかが分
かる。すなわちレーザー光の方向が分かる。
【0008】レーザー照射器から発射されるレーザー光
の照射時間は短いので、レーザー光のエネルギーを保持
する必要がある。したがって、線状のセンサーの各光検
知素子の後に、各光検知素子にそれぞれ対応した各チャ
ンネル毎に形成した増幅素子よりなる前置増幅器6を設
け、この前置増幅器6の後に例えばキャパシターによる
充電回路を各チャンネル毎に形成した保持回路7を設け
る。すなわち、光検知素子が受光して光電変換し、前置
増幅器6で増幅されて保持回路7に入力があればこのキ
ャパシターは最高電位に充電される。この保持回路7の
充電電位から中心位置検出器8及び方位方向検出器9に
より中心位置及び方位方向を検出する。この方位方向検
出器9により方位方向を検出した後、保持回路7はリセ
ット信号で放電され次の入力を待つ。
【0009】戦車に対するレーザー誘導弾用のレーザー
光照射は地上の車両、人間或いはヘリコプタのレーザー
照射器から発射されるが、レーザー光の方位方向が分か
れば、その方向に例えば煙幕を張ればレーザー光は反射
され有効な射撃が出来ない。戦車は周囲にこのレーザー
照射検出装置をつけることによりレーザー誘導弾に対し
て有効な防御手段が出来る。
【0010】したがって、方位方向が検出されれば目的
は達成されるが、将来レーザー光による誘導弾の破壊を
考え正確な方位方向が必要なときにはこのレーザー照射
検出装置を2個直交してつければ良い。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第2
の反射ミラーを第1の反射ミラーより数mm離して設け
ることにより、レーザー光のコヒーレント性を使い背景
光と分離し、且つ円柱状レンズ及び線状のセンサーを用
いることにより、レーザー光の照射方向を検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…入射レンズ、2…ハーフミラー、3…円柱状レン
ズ、4…第1の反射ミラー、5…第2の反射ミラー、6
…前置増幅器、7…保持回路、8…中心位置検出器、9
…方位方向検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光が入射される入射レンズを介
    して設けられたハーフミラーと、 このハーフミラーを通過したレーザー光が反射される第
    1の反射ミラーと、 この第1の反射ミラー及び前記ハーフミラーで順次反射
    されたレーザー光が反射され前記第1の反射ミラーより
    数mm離して設けられた第2の反射ミラーと、 この第2の反射ミラーで反射され前記ハーフミラーを通
    過したレーザー光及び前記入射レンズを通過し前記ハー
    フミラーで反射されたレーザー光が入射される円柱状レ
    ンズと、 この円柱状レンズを通過したレーザー光が入射される直
    線状に並べられた複数の光検知素子を有する線状のセン
    サーとを具備することを特徴とするレーザー照射検出装
    置。
JP4025593A 1992-02-13 1992-02-13 レーザー照射検出装置 Expired - Fee Related JPH0734490B2 (ja)

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JPH05226728A JPH05226728A (ja) 1993-09-03
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