JPH0734373A - タフテッドカーペットとその製造方法 - Google Patents

タフテッドカーペットとその製造方法

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Publication number
JPH0734373A
JPH0734373A JP17568993A JP17568993A JPH0734373A JP H0734373 A JPH0734373 A JP H0734373A JP 17568993 A JP17568993 A JP 17568993A JP 17568993 A JP17568993 A JP 17568993A JP H0734373 A JPH0734373 A JP H0734373A
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JP
Japan
Prior art keywords
dyed
base fabric
tufted carpet
pile
piles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17568993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Hase
和治 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HASETORA BOSEKI KK
HASETORA SPINNING
Original Assignee
HASETORA BOSEKI KK
HASETORA SPINNING
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】染色をしても染色臨界部分がぼけることがな
く、かつ、パイルの根元まで確実に染まる。 【構成】タフテッドカーペット1は第一基布3と同基布
3にタフトされたカットパイル2と同基布3の裏面に貼
り付けられた第二基布6等から構成される。第一基布3
にタフトされてできるパイル状のバックステッチ7は加
熱溶融されてナイロン繊維束内の毛細管は閉じられてい
る。このカットパイル2の先端から根元まで、すなわ
ち、第一基布3の表面と同じ高さまでコンピュータージ
ェット法により染色が施されている。バックステッチ7
にラテックスコンパウンド10が塗布され、ジュートよ
りなる第二基布6が貼り合わされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染色臨界部分を明瞭に
したタフテッドカーペットとその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、第二基布26
を貼り付ける前のタフテッドカーペット21にコンピュ
ータージェット染色する場合、各カットパイル22の一
辺25の先端25aから根元の若干上まで、すなわち、
第一基布23の表面から約1mm上までを染めていた。
そして、毛細管現象を利用してカットパイル22の一辺
25の根元まで、すなわち、第1の基布23の表面と同
じ高さまで染めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カットパイ
ル22の一辺25の根元の若干上まで染めた場合、毛細
管現象が充分に作用しなくて、カットパイル22の一辺
25の根元まで確実に染めることができない場合があっ
た。また、カットパイル22の一辺25の根元まで、す
なわち、第1の基布23の表面と同じ高さまで染めてし
まうと、毛細管現象の作用により染料はバックステッチ
7を経てカットパイル22の他辺24まで若干染め上が
ってしまい染色臨界が明瞭でなくなるという問題点があ
った。
【0004】そこで、上記問題点を鑑み、本発明の目的
は染色をしても染色臨界部分がぼけることがなく、か
つ、パイルの根元まで確実に染まるタフテッドカーペッ
トとその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに第1の発明は、基布にタフトされたパイルを備えた
タフテッドカーペットにおいて、前記パイルのバックス
テッチ部分の繊維束が熱溶融硬化されたことを要旨とす
る。
【0006】第2の発明は、基布にタフトされたパイル
を備えたタフテッドカーペットにおいて、前記パイルの
バックステッチ部分の繊維束が熱溶融され、コンピュー
タージェット法によりパイルが染色されていることを要
旨とする。
【0007】第3の発明は、バックステッチの繊維束を
加熱して同繊維束を溶融して硬化させ、その後、コンピ
ュータージェット法によりパイルを染色するタフテッド
カーペットの製造方法を要旨とする。
【0008】
【作用】第1の発明のタフテッドカーペットを染色する
場合、基布上に突出しているパイルをそれぞれ別の色で
根元まで染色してもバックステッチを通って染料が移動
することはない。
【0009】第2の発明のタフテッドカーペットをコン
ピュータージェット法により染色する場合、基布上に突
出しているパイルをそれぞれ別の色で根元まで染色して
もバックステッチを通って染料が移動することはない。
【0010】第3の発明の製造方法によれば、バックス
テッチの繊維束は熱溶融硬化され、コンピュータージェ
ット法によりパイルは染色されるので、バックステッチ
を通って染料が移動することはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した第一実施例を図
1、図2に基づいて説明する。図1に示すように、タフ
テッドカーペット1は第一基布3と第二基布6とカット
パイル2等から構成される。
【0012】前記第一基布3はポリプロピレンのフラッ
トヤーン織基布より構成される。この第一基布3にはナ
イロン−6製のカットパイル2がタフトされている。こ
の第一基布3の裏面にはタフトされてできたパイル状の
裏面、すなわち、バックステッチ7が形成されている。
前記バックステッチ7のナイロン繊維束は、後述する方
法により加熱溶融されており、ナイロン繊維の束内の毛
細管は閉じられている。
【0013】上記のように構成された第二基布6を貼り
付ける前のタフテッドカーペット1のカットパイル2は
公知のコンピュータージェット法により染色されてい
る。このカットパイル2染色時、カットパイル2の先端
から根元まで、すなわち、第一基布3の表面と同じ高さ
までカットパイル2は染色されている。
【0014】上記のように染色された後、バックステッ
チ7にラテックスコンパウンド10が塗布され、ジュー
トよりなる第二基布6が貼り合わされて完成されてい
る。なお、ラテックスコンパウンド10はSBRラテッ
クスに炭酸カルシウムからなる充填材や分散剤、増粘剤
を混合したものである。
【0015】次に、上記のように構成されたタフテッド
カーペット1の製造方法について説明する。前記第一基
布3に公知であるタフティングマシンによりパイルをタ
フトすると同時にループをカットしカットパイル2を作
る。次に、図2に示すように、内部にガスバーナ8を有
するヒートドラム9の表面に前記バックステッチ7を当
接する。このヒートドラム9を矢印方向に回転させるこ
とにより第一基布3を順送りする。そして、200℃の
熱をバックステッチ7に加え、バックステッチ7のナイ
ロン繊維束を溶融して硬化させナイロン繊維束内の毛細
管を閉じる。
【0016】次に、公知であるコンピュータージェット
法によりカットパイル2を染色する。このカットパイル
2染色時、カットパイル2の先端から根元まで、すなわ
ち、第一基布3の表面と同じ高さまでカットパイル2を
染色する。
【0017】次に、バックステッチ7にラテックスコン
パウンド10を塗布し、ジュートよりなる第二基布6を
貼り合わせる。次に、上記のように構成されたタフテッ
ドカーペット1の作用について説明する。
【0018】コンピュータージェット法によりカットパ
イル2の一辺5の根元まで染めても、バックステッチ7
のナイロン繊維束内の毛細管が閉じられたことにより、
毛細管現象によってカットパイル2の他辺4までバック
ステッチ7を経て染料が移動することはない。
【0019】従って、本実施例のタフテッドカーペット
1によれば、カットパイル2の一辺5と他辺4の根元ま
でそれぞれ違う色で染めても、従来と異なりバックステ
ッチ7内を毛細管現象によって染料が移動することはな
く、色の臨界部分が明瞭になる。すなわち、カットパイ
ル2の他辺4と一辺5の色は混じることはないので複雑
な図柄に染めても色と色の境が明瞭で美しい仕上がりに
することができる。
【0020】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、例えば、次のようにしてもよい。 (1)本実施例では第一基布をポリプロピレンのフラッ
トヤーン織基布としたが、ジュート基布としてもよい。 (2)本実施例では第二基布をジュート基布としたが、
例えば、亀甲紗、合織基布としてもよい。 (3)本実施例ではカットパイル2をナイロンー6とし
たが、例えばナイロンー66にしてもよい。なお、この
ナイロンー66よりなるカットパイルの繊維束内の毛細
管を閉じるためには230℃まで加熱する必要がある。
また、他の合成繊維を使用する場合にはその合成繊維が
溶融する温度で加熱して、溶融後硬化すればよい。 (4)本実施例ではラテックスコパウンド10をSBR
ラテックスに炭酸カルシウムからなる充填材や分散剤、
増粘剤を混合したものを使用したが、炭酸カルシウムの
代わりに水酸化アルミニウム等の無機充填材を使用して
もよい。
【0021】また、この発明の趣旨から逸脱しない範囲
で任意に変更してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
染色をしても染色臨界部分がぼけることがないという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の断面図である。
【図2】本発明を具体化した一実施例の製造方法の概略
図である。
【図3】従来の例の断面図である。
【符号の説明】
2…パイルとしてのカットパイル、3…基布、7…バッ
クステッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布(3)にタフトされたパイル(2)を
    備えたタフテッドカーペットにおいて、 前記パイル(2)のバックステッチ(7)部分の繊維束
    が熱溶融硬化されたことを特徴とするタフテッドカーペ
    ット。
  2. 【請求項2】基布(3)にタフトされたパイル(2)を
    備えたタフテッドカーペットにおいて、 前記パイル(2)のバックステッチ(7)部分の繊維束
    が熱溶融され、コンピュータージェット法によりパイル
    (2)が染色されているタフテッドカーペット。
  3. 【請求項3】バックステッチ(7)の繊維束を加熱して
    同繊維束を溶融して硬化させ、その後、コンピューター
    ジェット法によりパイル(2)を染色することを特徴と
    するタフテッドカーペットの製造方法。
JP17568993A 1993-07-15 1993-07-15 タフテッドカーペットとその製造方法 Pending JPH0734373A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17568993A JPH0734373A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 タフテッドカーペットとその製造方法

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JP17568993A JPH0734373A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 タフテッドカーペットとその製造方法

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JPH0734373A true JPH0734373A (ja) 1995-02-03

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ID=16000524

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JP17568993A Pending JPH0734373A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 タフテッドカーペットとその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7670661B2 (en) * 2006-08-18 2010-03-02 Mondo S.P.A. Synthetic grass turf and related manufacturing method

Cited By (1)

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