JPH0734215A - プラズマトーチ - Google Patents

プラズマトーチ

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Publication number
JPH0734215A
JPH0734215A JP5175697A JP17569793A JPH0734215A JP H0734215 A JPH0734215 A JP H0734215A JP 5175697 A JP5175697 A JP 5175697A JP 17569793 A JP17569793 A JP 17569793A JP H0734215 A JPH0734215 A JP H0734215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
plasma torch
peripheral member
plasma
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5175697A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Yonezawa
克夫 米澤
Motohide Murayama
元英 村山
Katsura Owaki
桂 大脇
Kazuyuki Tsuchiya
和之 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP5175697A priority Critical patent/JPH0734215A/ja
Publication of JPH0734215A publication Critical patent/JPH0734215A/ja
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  • Plasma Technology (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度、耐熱性を高めるとともに、アー
ク発生時のリークを確実に防止する。 【構成】 ノズル本体とノズル外周部材4とから構成さ
れ、先端部からプラズマを噴射させる噴射ノズルの前記
ノズル外周部材4を、機械的強度及び耐熱性に優れた金
属材料から形成する。ノズル外周部材4の外周面に、絶
縁性を有する耐熱材料をコーティングして絶縁層5を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機用エンジン、
自動車用エンジン等の着火、あるいは溶接、切断、溶射
等に用いられるプラズマトーチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、航空機用エンジン、自動車用
エンジン等の着火、あるいは溶接、切断、溶射等にプラ
ズマトーチが用いられている。このプラズマトーチは、
供給される高圧のアルゴン、水素、窒素あるいはこれら
の混合気等からなる作動流体を、噴射ノズルを通過する
際に、噴射ノズルに設けられた陰極部と陽極部とからな
るアーク発生電極にて発生させるアークによってプラズ
マ化し、その後、噴射ノズルの先端部のノズル口から加
速させて噴射させるようになっている。ところで、この
種のプラズマトーチは、噴射ノズルにて前記作動流体を
プラズマ化して噴射させるものであるため、噴射ノズル
に、この噴射ノズルとは別の樹脂等の絶縁材料から形成
したキャップを被せるなどして、漏電を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記キ
ャップの材料として使用されている樹脂等の絶縁材料は
その機械的強度に乏しく、このため、例えばこのプラズ
マトーチをエンジンの着火用として用いた場合、燃焼室
内にて燃料が燃焼する際の衝撃等によってキャップが破
損、損傷してしまう恐れがあった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、耐衝撃性、耐熱性に優れかつプラズマ発生時にお
ける漏電が防止されたプラズマトーチを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のプラズマトー
チは、先端部からプラズマを噴射させる噴射ノズルを有
するプラズマトーチにおいて、前記噴射ノズルは、機械
的強度及び耐熱性に優れた金属材料から形成され、かつ
その外周面に、絶縁性を有する耐熱材料からなる絶縁層
が形成されてなることを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明のプラズマトーチによれば、機械的強
度及び耐熱性に優れた金属材料から形成された噴射ノズ
ルの外周面に、絶縁性を有する耐熱材料からなる絶縁層
が形成されているので、耐衝撃性が向上され、かつプラ
ズマを発生させるべくアークを生じさせる際のリークが
防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明のプラズマトーチの一実施例を
図によって説明する。図1において、符号1は、プラズ
マトーチであり、符号10は、先端部からプラズマを噴
射させる噴射ノズルである。この噴射ノズル10は、ノ
ズル本体2と、このノズル本体2の先端部に設けられ
て、このノズル本体2をその先端部が燃焼室3内に露出
するように燃焼室3の一部に取り付けるノズル外周部材
4とから構成されている。
【0008】このノズル外周部材4は、例えば、ステン
レス等の機械的強度が高く、かつ耐熱性に優れた材料で
形成されている。また、図2に示すように、このノズル
外周部材4の外周面には、例えばアルミナ等の耐熱性及
び絶縁性に優れた材料をコーティングすることにより絶
縁層5が形成されている。また、ノズル本体2には、そ
の軸心部に円柱形状の陰極ロッド6が設けられており、
この陰極ロッド6がアーク発生電極とされている。
【0009】この陰極ロッド6の先端部には、その表面
部に高融点酸化膜を促進形成する金属、例えば、ハフニ
ウム等によって成形された陰極部7が形成されている。
なお、この陰極部7としては、ハフニウムと同様の特性
を持つジルコニウム、レニウム、イットリウム等を単体
あるいはそれらを複合材にして用いて形成しても良い。
また、この陰極部7には所定の間隔を隔ててアーク発生
電極の陽極部8を構成する噴射ノズル部9が設けられて
いる。アーク発生電極を構成する陰極部7と陽極部8と
の間隙には、作動流体が通過する噴出通路11が形成さ
れており、この噴出通路11は、噴射ノズル部9の前記
陰極ロッド6の軸心上位置に形成したノズル口12に連
通されている。
【0010】また、前記陰極部7の上流側の外周には陰
極部を包囲するように環状の供給通路13が形成されて
おり、この供給通路13へ上流側から作動流体が供給さ
れるようになっている。また、供給通路13の陰極部7
の先端近傍まで延びた下端には、前記噴出通路11と連
通する供給路14が形成されており、供給通路13へ送
り込まれた作動流体がこの供給路14を通り、前記噴出
通路11へ供給されるようになっている。また、陽極部
8を構成する噴射ノズル部9には、複数の冷却路16、
16が形成されており、これら冷却路16、16には、
冷却ガス供給管17から送り込まれる高圧の冷却ガスが
流入されて、ノズル本体2の先端部近傍が冷却されるよ
うになっている。
【0011】上記構成のプラズマトーチ1において、供
給通路13から作動流体を高圧で供給すると、供給通路
13から供給された高圧の作動流体が、噴出通路11を
通過する際に、陰極部7と陽極部8とからなるアーク発
生電極にて発生するアークによってプラズマ化され、そ
の後、ノズル口12から加速されて噴射され、燃焼室3
内へ深く入り込む。また、このとき、冷却ガス供給管1
7から冷却路16、16へ高圧にて送り込まれた冷却ガ
スによってノズル本体2の先端部が冷却される。そし
て、このプラズマトーチ1から噴射されたプラズマによ
って燃焼室3内の燃料が着火され、燃焼室3内にて燃料
が燃焼される。
【0012】このとき、燃料の燃焼にともない、プラズ
マトーチ1には大きな衝撃が作用するが、本実施例のプ
ラズマトーチ1によれば、噴射ノズル10を構成するノ
ズル外周部材4がステンレス等の機械的強度の高い金属
によって形成されているので、衝撃による噴射ノズル1
0の破損、損傷等を確実に防止することができる。ま
た、このノズル外周部材4の外周面には、アルミナ等の
絶縁性を有する耐熱材料をコーティングすることにより
絶縁層5が形成されているので、アーク発生時におい
て、リークの発生を確実に防止することができる。即
ち、強度的にも性能的にも優れた、極めて長寿命なプラ
ズマトーチ1とすることができ、このプラズマトーチ1
を備えたジェットエンジン、ガスタービンエンジン等の
信頼性を大幅に向上させることができる。
【0013】なお、上記実施例では、ノズル本体2と、
このノズル本体2とは別部品であるノズル外周部材4と
から構成された噴射ノズル10を具備するプラズマトー
チに適応させた例を説明したが、これらノズル本体2と
ノズル外周部材4とが一体化された噴射ノズルにも適応
することができるのは勿論である。また、上記実施例で
は、プラズマトーチ1を、ジェットエンジン、ガスター
ビンエンジン等の着火用に用いた例を説明したが、この
プラズマトーチ1は、これらエンジン等の着火用に限ら
ず、溶接、切断、溶射等に使用することができるのは勿
論である。なおまた、上記実施例では、プラズマトーチ
1の噴射ノズル10を構成するノズル外周部材4の材料
としてステンレスを用いたが、このノズル外周部材4の
材料はステンレスに限定されることなく、機械的強度及
び耐熱性に優れたものであれば、いかなるものでも良
い。また、ノズル外周部材4にコーティングした絶縁層
5の材料も上記実施例に限定されることなく、絶縁性及
び耐熱性に優れたものであれば良い。また、上記実施例
のプラズマトーチ1の具体的な構成及び構造は実施例に
限定されない。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のプラズマ
トーチによれば、下記の効果を得ることができる。噴射
ノズルが機械的強度の高い金属材料によって形成されて
いるので、例えば、このプラズマトーチをエンジンの着
火用として用いたとしても、燃焼室内にて燃焼時に生じ
る衝撃による噴射ノズルの破損、損傷等を確実に防止す
ることができる。また、この噴射ノズルの外周面に、ア
ルミナ等の絶縁性を有する耐熱材料からなる絶縁層が形
成されているので、アーク発生時において、リークの発
生を確実に防止することができる。即ち、強度的にも性
能的にも優れた、極めて長寿命なプラズマトーチとする
ことができる。これにより、溶接、切断、溶射等におい
て良好な作業を行うことができるとともに、このプラズ
マトーチを備えたジェットエンジン、ガスタービンエン
ジン等の信頼性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプラズマトーチの構成及び
構造を説明するプラズマトーチの断面図である。
【図2】本発明の一実施例のプラズマトーチの噴射ノズ
ルを構成するノズル外周部材の構造を説明するノズル外
周部材の断面図である。
【符号の説明】
1 プラズマトーチ 3 燃焼室 5 絶縁層 10 噴射ノズル
フロントページの続き (72)発明者 土屋 和之 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部からプラズマを噴射させる噴射ノ
    ズルを有するプラズマトーチにおいて、 前記噴射ノズルは、機械的強度及び耐熱性に優れた金属
    材料から形成され、かつその外周面に、絶縁性を有する
    耐熱材料からなる絶縁層が形成されてなることを特徴と
    するプラズマトーチ。
JP5175697A 1993-07-15 1993-07-15 プラズマトーチ Pending JPH0734215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175697A JPH0734215A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 プラズマトーチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175697A JPH0734215A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 プラズマトーチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0734215A true JPH0734215A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16000671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5175697A Pending JPH0734215A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 プラズマトーチ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0734215A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160055329A (ko) * 2014-11-07 2016-05-18 대우조선해양 주식회사 플라즈마―미그 하이브리드 용접기의 플라즈마 노즐

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160055329A (ko) * 2014-11-07 2016-05-18 대우조선해양 주식회사 플라즈마―미그 하이브리드 용접기의 플라즈마 노즐

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Effective date: 20010911