JPH0733732Y2 - 鋏の柄部 - Google Patents
鋏の柄部Info
- Publication number
- JPH0733732Y2 JPH0733732Y2 JP1876489U JP1876489U JPH0733732Y2 JP H0733732 Y2 JPH0733732 Y2 JP H0733732Y2 JP 1876489 U JP1876489 U JP 1876489U JP 1876489 U JP1876489 U JP 1876489U JP H0733732 Y2 JPH0733732 Y2 JP H0733732Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scissors
- handle
- fixed
- ring
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Scissors And Nippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は、鋏の柄部に係るもので、理容美容用の鋏のほ
か、事務用、家庭用の鋏にも用いられる。
か、事務用、家庭用の鋏にも用いられる。
一対の鋏体のほぼ中央部を開閉自在に枢着した従来の鋏
は、各鋏体に刃体と指通し用のリングを有する柄部が一
体形成されているため、このリングを有する柄部は、枢
着されて開閉する刃体の切線に対して固定されたものと
なっている。
は、各鋏体に刃体と指通し用のリングを有する柄部が一
体形成されているため、このリングを有する柄部は、枢
着されて開閉する刃体の切線に対して固定されたものと
なっている。
鋏の実際の使用、とくに理容美容上で微細な調髪を行う
に際しては、指を掛けるリングの位置を、両刃体が接触
して切断する切線よりも鋏の開閉方向のいずれか一方に
片寄らせた位置に保って開閉する方が操作しやすい場合
があり、また、使用者の調髪技術などの個人差から、こ
のリングの位置を刃体の切線に対して開閉方向のいずれ
か一方に微妙にずらした方が使いやすいという実情もあ
った。
に際しては、指を掛けるリングの位置を、両刃体が接触
して切断する切線よりも鋏の開閉方向のいずれか一方に
片寄らせた位置に保って開閉する方が操作しやすい場合
があり、また、使用者の調髪技術などの個人差から、こ
のリングの位置を刃体の切線に対して開閉方向のいずれ
か一方に微妙にずらした方が使いやすいという実情もあ
った。
しかし、従来の鋏は、前述したようにリング、柄部、刃
体が鋏体として一体形成され固定されているため、この
ような要請に応ずることはできない。
体が鋏体として一体形成され固定されているため、この
ような要請に応ずることはできない。
本案は上記の実情から考案されたもので、指通しリング
を有する柄部の位置を刃体の切線に対して開閉方向の任
意の側に自在に変換でき、その任意の位置で固定できる
鋏を提供するものである。
を有する柄部の位置を刃体の切線に対して開閉方向の任
意の側に自在に変換でき、その任意の位置で固定できる
鋏を提供するものである。
このため本案は、刃体を有する一対の鋏体を開閉自在に
枢着した鋏において、 各鋏体の柄部側に、指通し用のリングを備えた柄部が鋏
の開閉方向に回動自在であって且つ任意の位置で固定可
能に連設された構成を要旨としている。
枢着した鋏において、 各鋏体の柄部側に、指通し用のリングを備えた柄部が鋏
の開閉方向に回動自在であって且つ任意の位置で固定可
能に連設された構成を要旨としている。
この鋏の柄部は、鋏体との固定度を緩めると両刃体の切
線に対してこれを開閉方向の任意の側に回すことがで
き、これを所要の位置に回して再び固定すると、柄部が
鋏体に固定されて一体化する。
線に対してこれを開閉方向の任意の側に回すことがで
き、これを所要の位置に回して再び固定すると、柄部が
鋏体に固定されて一体化する。
したがって、鋏の開閉操作時に指を掛けるリングの位置
も最も操作しやすい位置に調整することができる。
も最も操作しやすい位置に調整することができる。
以下、本案の一実施例を示す図面について具体的に説明
する。
する。
図において1,2はそれぞれ刃体1a,2aを有する鋏体、3は
その枢着軸で、各鋏体の柄部側の端末1b,2bには、それ
ぞれ指通しリング4,5を有する柄部6,7が回動可能で且つ
所要の位置で固定できるように取り付けられている。
その枢着軸で、各鋏体の柄部側の端末1b,2bには、それ
ぞれ指通しリング4,5を有する柄部6,7が回動可能で且つ
所要の位置で固定できるように取り付けられている。
第2図及び第3図は一方の鋏体1について柄部6の取り
付け構成を例示したもので、鋏体1の端末1bは柄部の開
閉移動方向に半割り面8に形成され、また、柄部6の接
合端部6aも同様に半割り面9に形成され、前記端末1bに
はネジ孔10が、接合端部6aには枢着ネジ軸11の頭部挿入
孔12と軸部の挿通孔13が設けられており、これら端末1b
と接合端部6aの長手方向の先端面は、枢着ネジ軸11を中
心とする同一半径曲率のアール面14,15に形成されてい
る。
付け構成を例示したもので、鋏体1の端末1bは柄部の開
閉移動方向に半割り面8に形成され、また、柄部6の接
合端部6aも同様に半割り面9に形成され、前記端末1bに
はネジ孔10が、接合端部6aには枢着ネジ軸11の頭部挿入
孔12と軸部の挿通孔13が設けられており、これら端末1b
と接合端部6aの長手方向の先端面は、枢着ネジ軸11を中
心とする同一半径曲率のアール面14,15に形成されてい
る。
この柄部6は接合端部6aの半割り面9を端末1bの半割り
面8に合わせ、枢着ネジ軸11を頭部挿入孔12から挿通孔
13に挿入し、先端のネジ部をネジ孔10に螺入して締め付
けることにより、鋏体1に固定される。これは、他方の
鋏体2についても同様である。
面8に合わせ、枢着ネジ軸11を頭部挿入孔12から挿通孔
13に挿入し、先端のネジ部をネジ孔10に螺入して締め付
けることにより、鋏体1に固定される。これは、他方の
鋏体2についても同様である。
したがって、枢着ネジ軸11を緩めると、第1図矢印に示
すように両刃体1a,2aの切線(a)に対して柄部6を鋏
の開閉方向の任意の側に回すことができ、これを所要の
位置に回して再び枢着ネジ軸11を締め付けると柄部6,7
は鋏体1,2に固定されて一体化するから、リング4,5の位
置を最も操作しやすい位置に調整することができる。第
4図は第1図に示された柄部6,7の位置(1点鎖線)を
変えた状態を実線で示したものである。
すように両刃体1a,2aの切線(a)に対して柄部6を鋏
の開閉方向の任意の側に回すことができ、これを所要の
位置に回して再び枢着ネジ軸11を締め付けると柄部6,7
は鋏体1,2に固定されて一体化するから、リング4,5の位
置を最も操作しやすい位置に調整することができる。第
4図は第1図に示された柄部6,7の位置(1点鎖線)を
変えた状態を実線で示したものである。
なお、本実施例では枢着ネジ軸11によって柄部6,7を鋏
体1,2に締め付け固定する場合について説明したが、こ
れに限定するものではなく、柄部が回動でき且つ所定の
位置で固定できる限り適当な他の構成を用いても差し支
えない。
体1,2に締め付け固定する場合について説明したが、こ
れに限定するものではなく、柄部が回動でき且つ所定の
位置で固定できる限り適当な他の構成を用いても差し支
えない。
上記のごとく、本案は指通し用のリングを有する柄部を
一対の鋏体の柄部側において開閉方向に回動自在で且つ
任意の位置で固定できるよう連設したので、鋏の開閉時
に指を掛けるリングを両刃体の接触切断する切線に対し
ていずれか一方の側に片寄らせた位置に自在に調整する
ことができるもので、従来の鋏のリングが一定位置に固
定されたものであるのに比し、調髪技術上の要求、鋏を
使用する個人差などに応じてきわめて使いやすい鋏にな
し得る効果がある。
一対の鋏体の柄部側において開閉方向に回動自在で且つ
任意の位置で固定できるよう連設したので、鋏の開閉時
に指を掛けるリングを両刃体の接触切断する切線に対し
ていずれか一方の側に片寄らせた位置に自在に調整する
ことができるもので、従来の鋏のリングが一定位置に固
定されたものであるのに比し、調髪技術上の要求、鋏を
使用する個人差などに応じてきわめて使いやすい鋏にな
し得る効果がある。
第1図は本案の鋏の正面図、第2図は連設部の中央縦断
面図、第3図は第2図A−A線の断面図、第4図は柄部
の角度を変換した状態の要部の正面図である。 1,2……鋏体、1b,2b……端末、4,5……リング、6,7……
柄部、6a,7a……接合端部、11……枢着ネジ軸。
面図、第3図は第2図A−A線の断面図、第4図は柄部
の角度を変換した状態の要部の正面図である。 1,2……鋏体、1b,2b……端末、4,5……リング、6,7……
柄部、6a,7a……接合端部、11……枢着ネジ軸。
Claims (1)
- 【請求項1】刃体を有する一対の鋏体を開閉自在に枢着
した鋏において、 各鋏体の柄部側に、指通し用のリングを備えた柄部が鋏
の開閉方向に回動自在であって且つ任意の位置で固定可
能に連設されたことを特徴とする鋏の柄部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1876489U JPH0733732Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 鋏の柄部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1876489U JPH0733732Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 鋏の柄部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02109562U JPH02109562U (ja) | 1990-09-03 |
JPH0733732Y2 true JPH0733732Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31233693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1876489U Expired - Lifetime JPH0733732Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 鋏の柄部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733732Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1468163A (zh) * | 2001-02-07 | 2004-01-14 | 剪刀 | |
JP2007097819A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Kashima Denshi Kk | 指リハビリテーション具 |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP1876489U patent/JPH0733732Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02109562U (ja) | 1990-09-03 |
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