JPH07336728A - 仮想空間演出装置及びその利用法 - Google Patents

仮想空間演出装置及びその利用法

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JPH07336728A
JPH07336728A JP15287094A JP15287094A JPH07336728A JP H07336728 A JPH07336728 A JP H07336728A JP 15287094 A JP15287094 A JP 15287094A JP 15287094 A JP15287094 A JP 15287094A JP H07336728 A JPH07336728 A JP H07336728A
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products
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Munehiro Goto
藤 宗 弘 後
Takayoshi Saito
藤 隆 義 斎
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  • Surgical Instruments (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】視覚的刺激効果、聴覚的刺激効果、臭覚的刺激
効果、物理的皮膚刺激効果薬剤放出効果を動作画像に合
わせ演出する仮想空間演出装置並びにマルチメデアショ
プ方式を提供する。 【構成】予め作成した画像の物品類にバーコード等によ
る記録部分を付けた後、コンパクトデスク等に記録保存
し、これと各種装置をコンピュータにより、機能的に操
作作動させ演出する。商品クリップによる商品販売方式
を兼用する。 【効果】疾病治療を目的とした医療用空間、薬物投与空
間、学習空間、商品販売空間、衣食住空間、風景、環境
予測、演劇、娯楽、趣味のための空間を演出する事によ
り、使用者が自分の好みに合わせた仮想体験を得る事が
可能であり、被験者が画像中の仮想空間に存在している
かの様な印象を与え、実空間と異なり繰り返し再現実施
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体的動作画像演出に
伴い、視覚、嗅覚、薬物、物理的刺激効果が被験者に得
られるように、1)視覚的刺激効果を目的とした色彩、
蛍光、発光による演出装置、2)聴覚的刺激効果を目的
とした音響調節装置、3)臭覚的刺激効果を目的とした
香料等の薬剤放出調節装置、4)物理的皮膚刺激効果を
目的とした湿度、温度、気圧、風量調節装置、5)霧、
雨、雪、噴煙等の異物感を創作するための薬剤放出調節
装置が、動作画像の動作に関する要素(パラメータ)を
画像の1コマごとに適切に作動できるようにコンピュー
タによって調節された仮想空間演出装置及びその利用方
法、並びに双方向通信施設、既存のテレビジョン等の通
信施設を利用した画像演出型マルチメデアショップに係
る。
【0002】
【従来技術】立体的動作画像演出装置はプロジェクター
投影方式、ホログラフィー方式等があり、コンピュータ
の小型、大容量化に伴い、演劇娯楽施設等に利用がはか
られている。さらにこれに画像投影と静止状態あるいは
立体的動作画像演出装置と共に動作状態にある、被験者
の操作席(空間)を組み合わせることにより、オムニマ
ックス映画等の分野でかなり現実感の高い装置、施設が
登場しつつある。
【0003】画像演出装置の最新例ではレイアウト装置
(特開平5ー181940号)、手術シュミレーション
システム(特開平5ー123327号)、照明装置(特
開平5ー210345号)など、医療手術練習用、スポ
ーツ練習用、設計レイアウト用にその応用がはかられて
いる。また、テレビジョンを利用した商品宣伝(C
M)、テレビショッピング等の通信販売方法は古くから
行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点及び課題】既存の立体
的動作画像演出装置は、被験者が専用のメガネを装着す
る事による立体視覚的機能と、装置を振動させる事によ
る動的機能、これに通常の音響機能を組み合わせ、これ
をコンピュータにより動作させる方法で構成されてい
る。装置自体はコンピュータの小型化に伴い、動作精度
が高くなりつつあるが、未だ現実空間にはほど遠い所が
あり、多数の人が一度に同じ実感を得る事は不可能に近
く、さらには装置が極めて複雑で高価である問題があっ
た。このため、より安価で、現実空間に近い演出装置の
開発が望まれている。
【0005】テレビジョンを利用した商品宣伝(CM)
は、視聴者に関心のある番組を途中で中断放映するため
苦情が多く、また、CM制作にも多大な費用が必要であ
った。またテレビショッピング等の通信販売方法は、専
用番組を組む必要があり、視聴者が限定される点で極め
て効率が悪く、また、購入申込に当っても書簡や電話に
よる他の通信手段による必要があり、不便であった。
【0006】
【課題を解決するための手段及び方法】本発明者はこの
様な諸問題を解決するため、各種装置、演出方法、機器
動作プログラミングの各種研究を行った所、第1に従来
の画像、音響に伴う、視聴覚、動作機能に加え、薬物吸
引による効果、臭覚的現実連想効果、物理的皮膚刺激に
よる現実連想効果等を付加する事により、より現実空間
を演出しやすい事を発見した。第2には、本装置を使用
する事により、手術前の患者の興奮を抑制したり、吸入
薬物を投与したり、特に病気療養中の患者に環境療法を
施す点にあって、極めて有効であることを見いだしたも
のである。第3には、通常の娯楽向け画像であっても、
この中に登場する物品にバーコード等の認識情報を小さ
く記載し、これをコンピュータ操作により商品概要、価
格等の販売資料と結びつける事により、画像中の俳優が
使用している物品、調度品類を商品として、その場で販
売契約できる環境を提供する物である。(画像演出型マ
ルチメデアショップ方式)
【0007】なお、本発明に係る装置は、放射線療
法、催眠療法、内科療法、精神科療法等疾病の治療を目
的とした医療用装置、輸液等の注射剤、吸入用薬剤、
経管栄養剤等の薬物投与を目的とした薬物療養用装置の
他、外科手術等の上記1〜2の療養を施すにあたって
の、被験者周辺者を含め説明、報告、同意、了解を求め
るための装置、家具、調度品、衣装、食品、建築物、
旅行案内等、顧客商品説明、選択、同意、了解等の商品
販売を目的とした装置、鬘、衣服、靴等の所持品とそ
の外形、装様状況選択を行い最適使用を判断するための
装置、現在、過去、未来世界、星座、風景等の環境予
測、演劇、娯楽、趣味のための装置として応用、利用す
る事が可能である。
【0008】本発明の実施にあっては、立体的動作画像
演出に伴い、視覚、嗅覚、薬物、物理的刺激効果が被験
者に得られるように、1)視覚的刺激効果を目的とした
色彩、蛍光、発光による演出装置、2)聴覚的刺激効果
を目的とした音響調節装置、3)臭覚的刺激効果を目的
とした香料等の薬剤放出調節装置、4)物理的皮膚刺激
効果を目的とした湿度、温度、気圧、風量調節装置、
5)霧、雨、雪、噴煙等の異物感を創作するための薬剤
放出調節装置が、更には所望により吸入用医薬品の放出
装置が、コンピュータが動作画像1コマ毎の動作に関す
るパラメータを多数ステップごとに記憶保持して、各ス
テップのパラメータに基づく動作をステップ順に装置が
作動する事により実施される。
【0009】本発明による画像演出型マルチメデアショ
ップ方式とは、娯楽番組等により演出されるドラマを商
品販売のための契約場所として利用する販売方式を言
う。演出ドラマ自体をドラマ商品カタログ、ドラマコマ
ーシャルとして利用するものであり、俳優等の所持品に
認識点としての小さいバーコードが記載されており、こ
れをコンピュータのマウス等でクリップする事により、
商品のリストアップを行なう方法で商品選別を行なう。
ドラマの進行程度にあっては、タイミング良く物品(バ
ーコード)をクリップできない場合も有るので、番組終
了後の物品部分の説明放送とか、ビデオ録画が必要であ
るが、コマーシャルとしての番組放送の必要性はなくな
るものと想定される。
【0010】本発明でバーコードの利用が好ましいとし
たのは、一般に普及しており、バーコードの一個基準は
最大10億個の情報が記載できるため、既存のテレビ等
の一方向性画像受信施設であっても、バーコードを読み
取る事により、価格、案内程度の情報は解析、再生でき
るものと考えられるためである。但し、購入契約にあっ
ては、他の通信手段、例えば、電話、書簡での申込が必
要となり不便であるので、実際この方式が利用できるの
は、ケーブルテレビ等の双方向性画像通信設備の利用、
あるいは本発明装置等の利用が好ましい。以下実施例を
あげ、本発明を更に詳細に説明する。なお、実施例1で
は以下工程により仮想空間が演出される。
【0011】 (I) 動作画像分類工程 最小単位 a道路 b庭 c玄関 d廊下 e部屋 f調度品 g電気具 家の前 入口 入口 玄関 居間 額類 テレビ 周囲東 周辺東 下駄箱 部屋 寝室 瀬戸物 ラジオ 西南北 西南北 靴 トイレ 台所 家具類 レンジ 春 夏 春 夏 傘 洗面所 子供 本 炊飯器 秋 冬 秋 冬 家具 風呂場 仏間 番組 音響器 動作画像の動作に関する1コマごとのパラメータを複数
因子にわけて、事象を構成する最小単位ごとに記録保存
する。
【0012】(II) 動作画像に合わせ起動する装置
プログラミング工程 1)視覚的刺激効果を目的とした色彩、蛍光、発光によ
る演出装置 2)聴覚的刺激効果を目的とした音響調節装置 3)臭覚的刺激効果を目的とした香料等の薬剤放出調節
装置 4)物理的皮膚刺激効果を目的とした湿度、温度、気
圧、風量調節装置 5)霧、雨、雪、噴煙等の異物感を創作するための薬剤
放出調節装置の少なくとも1種以上の装置が動作するよ
うにプログラムされた仮想空間演出装置。 の起動プログラムを動作画像のパラメータに合わせ記録
保存する。
【0013】(III) コンパクトデスクに保存する
工程 上記1〜2を操作プログラムと共にコンパクトデスクに
保存する。(記憶容量が多量に必要な場合は、他の記録
装置に代える事ができる)
【0014】仮想空間(記録再生)演出にあたって、コ
ンピュータに保存情報をインストールし、静止状態ある
いは演出装置と共に動作状態にある操縦席(コンピュー
タボードを含める)に存在する使用者が、目的別に選択
実行する事により、パラメータに基づく動作が再現され
る工程。
【0015】
【実施例】
試験例1(被験者の家庭空間演出装置) 高血圧で入院中の患者、単身赴任経験の長いボランテア
2名を用いて被験者の家、周辺、庭、玄関、廊下、部屋
の中、家具、家具の中を1時間単位で予め正方形を有す
る6面体方向に5分間程度撮影した画像を1コマごとに
分析を行い、1)色彩、蛍光、発光増強装置、2)音響
調節装置、3)香料放出調節装置、4)湿度、温度、気
圧、風量調節装置、5)その他薬物放出装置に、所定の
コマ位置での作動、停止指示をコンピュータを使用して
操作できるように調節した後、立方体を有する壁面に被
験者の操作で投影し、同時に上記1〜5の装置が起動で
きるような仮想空間演出装置を調整した。コンピュータ
はDECpc466d2LPV を使用、画像はコンパクトデスクに収
納した。
【0016】具体的には、明方5時から夜8時までの1
時間ごとの15単位で、1単位あたり1分間程度の画像
からなり、これを家、周辺、庭、玄関、廊下、部屋の
中、家具、家具の中の8区画で撮影し、これを屋外につ
いては1月ごとに、晴天、雨天、曇、雪の景色を撮影し
たものを使用した。
【0017】被験者が四季の選定をコンピュータに指示
するとその四季の画像が立方体型スクリーンに再現さ
れ、その四季の温度、湿度が調整され、屋外の画像では
足音、鳥の鳴き声、車の騒音等の音響効果が現れ、家に
入り、玄関までの画像は自動的に進行する方式とした。
部屋の選定は被験者が台所、寝室、洗面所、居間の中か
ら操作スイッチを選択する事により、必要な画像が現わ
れる方式とし、足音、ドア音等の音響効果が設置されて
いる。
【0018】被験者が部屋を選択した後は、家族、電気
製品、家具等の調度品が現れ、調度品の開閉ボタンを操
作する事により調度品の操作や、その中の画像が現れ
る。また、被験者が身の回り品の中で衣服を選択する
と、被験者がその衣服を装着した画像が現れ、気に入っ
た衣服を装着した画像を選択する事もできる。
【0019】使用方法 高血圧症状の被験者に対して、被試者の居間画像状態
を再現し、空間環境は通常状態に設定、同時に被験者の
好みのテレビ番組を見る仮想空間に移行させた後、輸液
途中(6時間設定)の60分間にわたり、本発明装置を
使用してもらった。また被験者の健康状態については、
遠隔操作により心電図、血圧を測定した。 単身赴任経験の長い被験者に対して、本発明による仮
想空間演出装置を自由に使用してもらった。
【0020】使用結果 高血圧症状の被験者にあっては、この被験者に限れ
ば、主持医判定で通常の病室での輸液に比べ、心電図、
血圧共に安定する傾向がある事が報告された。また、被
験者へのアンケート調査では、自宅にいるような気にな
り、くつろいだ環境であるとの意見があり好評を得た。
【0021】結論として、本発明装置にあっては、患者
の不安、苦痛を和らげ、さらには患者の健康管理、安
心、安楽感をも与える事ができるため、極めて有効であ
る事が判明した。また、本発明装置を、手術前の興奮状
態からの脱却、他の医療機器、吸入性薬剤、経管流動食
の投与の場として利用したり、本発明装置のコンピュー
タによって上記医療器機等の医療用器材、装置を起動コ
ントロールする事により、例えば、恐怖感の強い手術室
を患者自身の居間であるかのような印象に変える事も可
能となり、医療現場の革新的改良の可能性を提案するも
のでもある。
【0022】単身赴任経験の長い被験者にあっても、
自宅にいるような気になり、くつろいだ環境であるとの
意見があり好評を得た。特に、所持品、服装の着替え、
スタイル等に興味があり、実際服を着替える事なく四季
に合わせた、服装の色合を選ぶ事ができる点に興味があ
ったと回答した。
【0023】試験例2(商品説明、使用、販売のための
演出装置) ある小売店の商品カタログを用いて、髪形、服装に関す
る四季別商品約100点と、これに年齢別日本人の標準
体型モデル上下左右からの裸体像について、サイズ5通
(S.M.L.LL.K).0齢〜90齢の範囲でコン
パクトデスクに画像入力し(バーコードにより、使用者
がクリップアップする事によりその価格、説明等の必要
事項をわかるように構成)、被験者が試験例1と同様の
コンピュータを使用して、自分の年齢、体型、サイズに
あわせ、モデル裸体像に装着した状態、髪形、服装を希
望の方向から見ることができる装置を作成した。これ
に、本発明による色彩、蛍光、発光増強装置、音響調節
装置、香料放出調節装置、湿度、温度、気圧、風量調節
装置を作動できる空間装置を接合起動させ、被験者5人
に利用してもらった。
【0024】使用結果 被験者全員が、自分の体型、好み等につき、あまり他人
に知られたくない商品選択が自由にできること、プライ
ベートが完全に守られる状態にあること、実際装着する
手間が省けること、興味本位の体型調査等につき好評を
得た。なお、本発明装置は、商品注文がこれに併設され
た場合はさらに有効に利用する事ができ、販売側にあっ
ても、試着、試用による汚れ防止効果、人手削減効果が
期待できるものである。
【0025】本発明によるマルチメデアショップ方式は
好ましくは、以下方法により構成されている事が好まし
い。 (1)商品選択(一次スクリーニング) 演出される画像中の物品に記録認識部(バーコード登録
商品)が設置され、使用者が好みに応じて、上映中の画
像をマウス等の画像動停止装置を使用して画像を停止さ
せると、画面上にある商品(バーコード登録商品)が画
面下部に一覧され、もう一度マウス等でクリップすると
上映されている画像が続くように構成されている。 (2)商品選別(二次スクリーニング) 上映が終了すると各画面出クリップされた商品が一覧さ
れ、特定商品をリストアップ(クリップ)すると画面上
に商品購入に必要な条件、説明書が表れ、さらに商品を
クリップすると、拡大あるいは縮小画像操作が可能な状
態で画面上で使用された俳優もしくはモデルが動き、商
品イメージをよりリアルに表示し、所望により消費者自
身を画面に登録しておく事により、画面上で消費者自身
が、商品装着状態のモデルとなり、装用状態を観覧しつ
つ、納得が行くまで商品選別ができる。 (3)商品購入契約(契約条件の保存) 商品購入にあたり、リストアップした物品の、商品名、
説明概要、価格、バーコード番号等の購入契約申込に必
要な事項をスクリーン上にリストアップする事ができ、
購入申込後も何時でも契約条件を画面上で見る事ができ
る。 (4)購入申込手段(通信手段) 双方向性通信、送受信装置の場合は使用者がその場で、
リストアップした画面上の商品をマウス等による操作機
器上で、受信専用装置の場合は電話書簡等の他の通信手
段で、購入契約を行なう。
【0026】設計例3(観劇等の娯楽空間演出装置) 本発明者考案による観劇等の娯楽空間演出装置の設計例
(外形とその構成)を以下に示す。設計例中、は投影
装置を、は360度回転可能な観客席を、は安全フ
ードを、は上映スクリーン(6〜12角、8〜16角)、
上下、左右に動作可能なステージ、動く歩道(人が
立つ事ができる)を示す。〜動きは緩やかだが、水族
館、動物園に向いている。
【0027】
【設計例】
【0028】本発明による装置は、機器に組み込む画像
を変える事により、世界各国の風景、四季別観光地案内
等、容易に目的に合わせた応用をはかる事ができ、コン
ピュータをはじめ各種付随機器の進化に伴い、これらの
機器を利用する事により、より現実に近い空間を作り出
す事ができる。また、機器に組み込む画像は、通常は記
録画像をコンパクトデスクに収納したものが、加工、選
択簡便性に富み費用的にも好ましいが、半導体内、磁気
テープ、フロッピー、今後開発されるであろうような他
の記録収納方式も含むもである。
【0029】被験者の周辺空間での、仮想空間演出か
ら、被験者がメガネ状あるいは、顔に機器を装着する事
により、仮想空間の中に入り込んでいる様な印象を与え
る装置を含むものでもある。このため、本発明は実施例
に記載された機器、操作に限定されるものではない。
【0030】さらにまた、演出される画像中、特に、俳
優等の所持品、調度品等にバーコードの入力によってデ
ータが内臓され、使用者が好みに応じて放映画像を止
め、その物品部分をクリップアップし、画像演出終了
後、クリップアップした物品の、商品名、説明概要、価
格、バーコード番号等の購入申込に必要な事項がスクリ
ーン上にリストアップする事ができる。購入希望者は詳
しい商品説明を見て再確認しながら、双方向性通信、送
受信装置の場合は使用者がその場でリストアップした画
面上の商品をクリップ操作により購入契約を通知し、受
信専用装置の場合は電話書簡等の他の通信手段で番組提
供者に購入申込を行なう環境を提供するものである。な
お、商品代金の支払いは銀行決済されるIDカードで支
払われる。チケット、旅行にもIDカードで決済、チェ
ックインできる。
【0031】なお、画像演出型マルチメデアショップ方
式は、3次元型本発明装置の使用に限定されるものでは
ない。コンピュータ制御により既存のケーブルテレビ等
の双方向性画像通信設備あるいは、テレビ等の一方向性
画像受信装置で演出される娯楽向け画像中にあっても実
施可能である。
【0032】
【発明の効果】放射線療法、催眠療法、内科療法、精神
科療法等疾病の治療を目的とした医療用装置として、輸
液等の注射剤、吸入用薬剤、経管栄養剤等の薬物投与を
目的とした薬物投与用装置としての利用方法を第1に提
供するものである。第2には手術等にあたり、患者、周
辺者を含め説明、報告、同意、了解を求めるための装置
として、家具、調度品、衣装、食品、建築物、旅行案内
等、顧客商品説明、選択、同意、了解等の商品販売を目
的とした装置として、鬘、衣服、靴等の所持品とその外
形、装様状況選択を行い最適使用を判断するための装置
として、更には現在、過去、未来世界、星座、風景等の
環境予測、演劇、娯楽、趣味のための装置としての仮想
空間演出装置の利用方法を提供するものである。第3に
はコンピュータ組込型通信施設を利用した、画像演出型
マルチメデアショップ方式を提供するものである。
【0033】予め作成した画像をコンパクトデスクやC
D−ROMに収納し、これと各種装置をコンピュータに
より、機能的に操作、作動させる事から、仮想空間の演
出を増強する効果があり、被験者が画像中の仮想空間に
存在しているかの様な印象を与える。実空間と異なり繰
り返し再現実施でき、目的に適合した使用選択ができる
ことから、実空間での演出と比較して、人手の削減効
果、プライベートの保護効果、設備が簡単安価となる。
また、本発明装置以外の一般に普及しているケーブルテ
レビ、テレビ等にあっても、これをコンピュータ制御す
る事により番組中に存在する物品全部が、商品対象とな
るため通常のテレビ等での番組構成にあたっては、コマ
ーシャルが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想空間演出装置の起動構成を示すも
のである。 a〜起動プログラムと記録が保存されている(CD−R
OM) b〜操作コンピュータ(モニター含む)、マウス、ゲー
ム用コントロール装置 c〜仮想空間演出装置 d〜録画投影装置 e〜音響装置 f〜立体画像調整装置 g〜操縦席管理装置(コンピュータ操作ボード) h〜環境構成装置 i〜左右上下移動、振動装置 j〜入室入口 k〜仮想空間入室用階段
【図2】本装置による医療現場での応用図を示す。 a〜点滴装置 b〜ベッド c〜天井開架型簡易バァーチャルスクリーン d〜画像投影装置
【図3】天井開架型装置使用例 a〜ベッド b〜天井開架型簡易バァーチャルスクリーン c〜画像投影装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動作画像の動作に関する1コマごとのパラ
    メータを複数因子にわけて、事象を構成する最小単位ご
    とに記録保存し、記録再生にあたって、静止状態あるい
    は演出装置と共に動作状態にある操縦席(空間)に存在
    する使用者が、目的別に選択実行する事により、パラメ
    ータに基づく動作が再現されるプログラム式の仮想空間
    演出装置であって、 1)放射線療法、催眠療法、内科療法、精神科療法等疾
    病の治療を目的とした医療用空間 2)輸液等の注射剤、吸入用薬剤、経管栄養剤等の薬物
    投与を目的とした薬物投与用空間 3)家具、調度品、衣装、食品、建築物、旅行案内等、
    顧客商品説明、選択、同意、了解等の商品販売を目的と
    した空間 4)鬘、衣服、靴等の所持品とその外形、装様状況選択
    を行い最適使用を判断するための空間 5)現在、過去、未来世界、星座、風景等の環境予測、
    演劇、娯楽、趣味のための空間 6)手術、ダイエットあるいは上記記載の療法、療養、
    販売、選択、その他の手段を含め、被験者あるいはその
    周辺者に説明、報告、同意、了解、学習を施すための空
    間提供、及びその利用を特徴とし、 視覚的刺激効果を目的とした色彩、蛍光、発光による
    演出装置、聴覚的刺激効果を目的とした音響調節装
    置、臭覚的刺激効果を目的とした香料等の薬剤放出調
    節装置、物理的皮膚刺激効果を目的とした湿度、温
    度、気圧、風量調節装置、霧、雨、雪、噴煙等の異物
    感を創作するための薬剤放出調節装置の少なくとも1種
    以上の装置が動作するようにプログラムされた仮想空間
    演出装置及びその利用方法。
  2. 【請求項2】双方向性画像送受信装置、一方向性画像受
    信装置で演出される娯楽向け画像あるいは、請求項1記
    載の演出装置で演出される画像中の物品類に記録認識部
    (バーコード登録商品)が設置されており、これを画面
    上で指定する事により、商品説明画面、購入契約必要条
    項を特定する事ができる画像演出型マルチメデアショッ
    プ方式にあって、好ましくは下記工程を具備する事によ
    り商品販売契約の場として構成されている事を特徴とし
    た、画像演出型マルチメデアショップ及びその利用方
    法。 1)演出される画像中の物品に記録認識部(バーコード
    登録商品)が設置され、使用者が好みに応じて、上映中
    の画像をマウス等の画像動停止装置を使用して画像を停
    止すると、画面上にある商品(バーコード登録商品)が
    画面下部に一覧され、もう一度マウス等でクリップする
    と上映されている画像が続くように構成された工程。 2)上映が終了すると各画面出クリップされた商品が一
    覧され、特定商品をリストアップ(クリップ)すると画
    面上に商品購入に必要な条件、説明書が表れ、さらに商
    品をクリップすると、拡大あるいは縮小画像操作が可能
    な状態で画面上で使用された俳優もしくはモデルが動
    き、商品イメージをよりリアルに表示し、所望により消
    費者自身を画面に登録しておく事により、画面上で消費
    者自身が、商品装着状態のモデルとなり、装用状態を観
    覧しつつ、商品選択を決定する工程。 3)商品購入契約締結にあたり、リストアップした物品
    の、商品名、説明概要、価格、バーコード番号等の購入
    契約申込に必要な事項をスクリーン上にリストアップす
    る工程。 4)双方向性通信、送受信装置の場合は使用者がその場
    で、リストアップした画面上の商品をマウス等による操
    作機器上で、受信専用装置の場合は電話書簡等の他の通
    信手段で、購入契約を行なう工程。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2784208A1 (fr) * 1998-10-02 2000-04-07 Mark Asch Procede et systeme interactif pour la representation synthetique des flux multiples de donnees numeriques
JP2002329087A (ja) * 2001-03-02 2002-11-15 Takashi Shibayama 通信網を介したショッピング
KR101041936B1 (ko) * 2009-03-09 2011-06-16 주식회사 코맥스 영상 프로젝터 기능이 구비된 침대시스템
KR20200000210A (ko) * 2018-06-22 2020-01-02 주식회사 지이모션 환경 요소를 고려한 의류의 3차원 모델링 방법 및 컴퓨터 프로그램
US11972167B2 (en) 2021-08-13 2024-04-30 Vive Studios Co., Ltd Device, system, and method for video shooting in virtual production

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