JPH07336192A - 中央値演算方法および演算回路 - Google Patents

中央値演算方法および演算回路

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JPH07336192A
JPH07336192A JP6125405A JP12540594A JPH07336192A JP H07336192 A JPH07336192 A JP H07336192A JP 6125405 A JP6125405 A JP 6125405A JP 12540594 A JP12540594 A JP 12540594A JP H07336192 A JPH07336192 A JP H07336192A
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circuit
median
median value
signal
points
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JP6125405A
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English (en)
Inventor
Moriji Izumida
守司 泉田
Hideyuki Aoki
英幸 青木
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 5点以上の多点信号について中央値を求める
処理の大幅な高速化を可能にし、TV信号に重畳された
ノイズも効果的に除去できるメディアンフィルタを可能
にする。 【構成】 時間的および/または空間的に連続するN点
(N≧5)の信号の中央値を求めるに際し、そのN点よ
りも少ないM点(M<N))の信号について中央値を求
める第1の処理と、この第1の処理によって求めた中央
値に対してさらに中央値を求める第2の処理とを行わせ
る。 【効果】 中央値を求めるためのソーティングとデータ
交換の合計処理工数を大幅に減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央値演算方法および
演算回路、さらにはメディアンフィルタに適用して有効
な技術に関するものであって、たとえば画像処理装置に
利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TV(テレビジョン)の画像信号にラン
ダムに重畳されたスパイク状ノイズを除去する手段とし
て、時間的および/または空間的に連続する複数点の信
号の平均値を出力する平均値フィルタや、時間的および
/または空間的に連続する複数点の信号の中央値を出力
するメディアン(中央値)フィルタが知られている(た
とえば、特開平3−269682号公報参照)。
【0003】図8は平均値フィルタとメディアンフィル
タのそれぞれの信号処理波形例を示す。同図に示すよう
に、平均値フィルタは、連続する複数点で取得(サンプ
リング)された入力信号を平均化処理して出力する。こ
れに対し、メディアンフィルタは、連続する複数点で取
得された入力信号から、中央の値をもつ信号すなわち中
央値信号を選択して出力する。
【0004】平均値フィルタでは、(A”)(B”)お
よび(C”)のように、ノイズ(A)(B)だけではな
く、境界部(C)の信号までも平均化処理してしまう。
つまり、ノイズ(A)(B)の除去と境界部(C)の保
存とを両立させるのが困難である、という問題が生じ
る。これに対し、メディアンフィルタでは、(A’)
(B’)および(C’)のように、境界部(C)を保存
しながら、ノイズ(A)(B)だけを効果的に除去する
ことができる。上述したようなメディアンフィルタを実
現するためには、時間的および/または空間的に連続す
る複数点の信号から、中央の値をもつ中央値信号を選択
して出力する演算処理が必要である。
【0005】図9は中央値信号を出力する中央値演算回
路の概略構成を示す。同図に示す中央値演算回路は、入
力信号を時間的に連続する複数点(5点)の領域で取得
するための遅延回路111〜114と、複数点(5点)
の入力信号から中央値信号を選択・出力する中央値回路
20とによって構成されている。中央値回路は、時間的
に連続する5点の領域で取得された信号(5つ)を信号
値の大きさ順に並べ替えるソーティング処理を行い、こ
のソーティング処理によって中央順位(3番目)に位置
した信号を中央値信号として選択・出力する。
【0006】この中央値回路により、図8に示したよう
に、ノイズ(A)(B)の除去と境界部(C)の保存と
が両立するメディアンフィルタを実現することができ
る。図示の例では、理解を容易にするため、中央値を求
めるための入力信号の点数を5点としてあるが、信号の
時間間隔(ピッチ)を短くするか、あるいは信号の時間
範囲を広くするかして、中央値を求めるための信号の点
数(N)をさらに多くすれば、それに応じてノイズ除去
効果をさらに高めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。すなわち、上述したメディア
ンフィルタのノイズ除去効果を高めるためには、中央値
を求めるための信号の点数(N)をできるだけ多くした
方が有利である。しかし、信号の点数(N)が多くなる
にしたがい、その中央値を求めるための処理負担が急激
に増大して、高速での処理が困難になるという問題が生
じる。
【0008】N点の信号の中央値を求めるためには、そ
のN点の信号を信号値の大きさ順に並べるソーティング
が必要であるが、このソーティングは、N(N−1)/
2回のデータ比較と、最大で(N−1)回のデータ交換
が必要である。
【0009】たとえば、3点の信号のソーティングは3
回のデータ比較と最大2回のデータ交換で行えるが、5
点の信号のソーティングを行うためには10回のデータ
比較と最大4回のデータ交換が必要となり、処理信号の
点数が3点から5点になっただけで、処理工数は約3倍
にも増加してしまう。このため、上述した中央値演算方
法および演算回路では、たとえばTV(テレビジョン)
の画像信号のような高速の信号に重畳されるノイズを効
果的に除去できるようなメディアンフィルタを構成する
ことが困難であった。
【0010】本発明の目的は、多点信号、とくに5点以
上の多点信号について中央値を求める処理の大幅な高速
化を可能にし、これによりTV信号のような高速信号に
重畳されたノイズも効果的に除去するメディアンフィル
タを比較的簡単に実現させる、という技術を提供するこ
とにある。本発明の前記ならびにそのほかの目的と特徴
は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになる
であろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。すなわち、時間的および/または
空間的に連続するN点(N≧5)の信号の中央値を求め
るに際し、そのN点よりも少ないM点(M<N))の信
号について中央値を求める第1の処理と、この第1の処
理によって求めた中央値に対してさらに中央値を求める
第2の処理とを行わせる、というものである。
【0012】
【作用】上述した手段によれば、中央値を求めるための
ソーティングとデータ交換の合計処理工数を大幅に減ら
すことができる。これにより、多点信号、とくに5点以
上の多点信号について中央値を求める処理の大幅な高速
化を可能にし、たとえばTV信号のような高速信号に重
畳されたノイズも効果的に除去するメディアンフィルタ
を比較的簡単に実現させる、という目的が達成される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の技術が適用された中央
値演算回路の一実施例を示す。同図に示す中央値演算回
路はメディアンフィルタを実現するための中央値演算を
行うものであって、10は入力端子、111,112は
第1の遅延回路、21は第1の中央値回路、25はその
出力端子、121,122は第2の遅延回路、22は第
2の中央値回路、50はその出力端子である。
【0014】第1の遅延回路111,112は、入力端
子10からの入力信号を段階的に遅延させることによ
り、その入力信号を時間的に連続する3点で同時に出力
する。第1の中央値回路21は、第1の遅延回路11
1,112から出力される3点の入力信号を取得し、こ
の3点の信号の中から中央値をとる中央値信号を選択し
て端子25に出力する。
【0015】第2の遅延回路121,122は、第1の
中央値回路21から出力される中央値信号を段階的に遅
延させることにより、その中央値信号を時間的に連続す
る3点で同時に出力する。第2の中央値回路22は、第
2の遅延回路111,112から出力される3点の中央
値信号を取得し、この3点の中央値信号の中から中央値
信号を選択して端子50に出力する。
【0016】図2は、図1に示した中央値演算回路によ
って実施される中央値演算方法の一実施例をその処理工
程順に示す。図2において、まず、時間的に連続する3
つの信号から中央値信号(A’)(B’)(C’)を求
める第1の演算処理が行われる。次に、その第1の演算
処理が1回行われるごとに、その第1の演算処理によっ
て求めた最新の中央値信号(C’)と、その一つ前に求
めた前回の中央値信号(B’)と、さらに一つ前に求め
た前々回の中央値信号(A’)とから、最終の中央値信
号Zを求める第2の演算処理が行われる。この第2の演
算処理によって求められた中央値信号Zは、図2に示す
ように、連続する5点の信号領域(1〜5)から求めら
れる中央値信号と等価である。
【0017】このとき、第2の演算処理にて最終の中央
値信号Zを求めるために使用される3つの中央値信号
(A’)(B’)(C’)は、最も古い前々回の中央値
信号(A’)を除いて、次の第2の演算処理にて再使用
することができる。つまり、第1の演算処理にて最新の
中央値信号(C’)が求められると、第2の演算処理で
は、その最新の中央値信号(C’)に前回の中央値信号
(B’)と前々回の中央値信号(A’)を加えた3つの
中央値信号(A’)(B’)(C’)から、最終の中央
値信号Zを求めて出力する。したがって、3点の信号領
域から中央値信号を求める処理を2回繰り返すごとに、
5点の信号領域から求められるのと等価の中央値信号Z
が得られる。
【0018】このとき、3点の信号領域から中央値信号
を求めるソーティング処理を2回繰り返すための最大必
要工数は、1回あたりの処理工数が3回のデータ比較と
最大2回のデータ交換の計5回であるから、2回では5
×2=10回となる。一方、5点の信号領域から中央値
信号を直接求めるソーティング処理を1回行うための最
大必要工数は、10回のデータ比較と最大4回のデータ
交換の計14回を必要とする。つまり、データ比較とデ
ータ交換の処理工数は、従来必要とされた14回から1
0回に減らすことができる。
【0019】これにより、多点信号、とくに5点以上の
多点信号について中央値を求める処理の大幅な高速化が
可能になり、たとえばTV信号のような高速信号に重畳
されたノイズも効果的に除去するメディアンフィルタも
比較的簡単に実現させることができる。
【0020】図3は上述した中央値回路21/22の実
施例を示す。同図に示すように、3点の信号から中央値
信号を選択・出力する中央値回路21/22は、2つの
信号の間の最大値を選択して出力する最大値回路31,
32,33と、2つの信号の間の最小値を選択して出力
する最小値回路41,42とによって構成することがで
きる。
【0021】最大値回路31,32,33は、3つの入
力信号a,b,cから得られる2つずつの信号の組み合
わせ(a−b,b−c,c−a)のそれぞれについて、
最大値をとる方の信号を選択して出力する。1番目の最
小値回路41は、1番目と2番目の最大値回路31,3
2から出力される2つの最大値信号のうち、最小値をと
る方の信号を選択して出力する。2番目の最小値回路4
2は、1番目の最小値回路41の最小値出力信号と3番
目の最大値回路33の最大値出力信号のうち、最小値を
とる方の信号を選択して出力する。たとえば、3つの入
力信号a,b,cの値の大きさがa,b,cの順(a≧
b,b≧c,a≧c)であった場合、1番目の最大値回
路31はa、2番目の最大値回路32はb、3番目の最
大値回路33はaを、それぞれ最大値信号として出力す
る。
【0022】次に、1番目の最小値回路41はaとbの
最小値(a≧b)としてbを出力し、2番目の最小値回
路42はbとaの最小値(a≧b)としてbを出力す
る。
【0023】これにより、a,b,cの3つの信号の中
から中央値(a≧b≧c)をとる信号bが選択されて出
力される。つまり、3つの信号a,b,cからの中央値
信号の選択は、先ず、その3つの信号a,b,cの中か
ら最小値信号cを取り除く処理と、残りの2つの信号
a,bの中から最大値信号aを除く処理とによって、非
常に簡単に行うことができる。3つの信号a,b,cの
場合、最大値信号aと最小値信号cを除けば、残りは中
央値信号bだけとなる。
【0024】さらに、最大値回路31,32,33と最
小値回路41,42はそれぞれ2つの信号の間で最大値
または最小値を求めるだけの回路なので、図4または図
5に示すように、2つの信号の大小関係だけを検出する
比較回路によって非常に簡単に構成することができる。
【0025】図4はデジタル回路による最大値/最小値
回路の構成例を示す。同図に示す最大値/最小値回路
は、2つの入力信号(a)(b)のデジタル値を大小比
較するデジタル比較回路61と、この比較回路61の比
較結果161に基づいて2つの入力信号(a)(b)の
いずれか一方を選択して出力(162)する選択回路6
2とによって構成される。この場合、値が大きい方の信
号を選択して出力させるようにした場合は最大値回路と
して動作し、値が小さい方の信号を選択して出力させる
ようにした場合は最小値回路として動作する。
【0026】図5はアナログ回路による最大値/最小値
回路の構成例を示す。この場合、最大値回路は、同図
(A)に示すように、コレクタとエミッタがそれぞれに
共通接続されたnpnバイポーラ・トランジスタ対Q
1,Q2を用い、その共通コレクタを電源電位Vccに
接続するとともに、その共通エミッタを共通エミッタ負
荷抵抗Reに接続することにより構成され、その共通エ
ミッタ抵抗Reから、2つの入力信号(a)(b)のい
ずれか値の大きい方の信号が出力(c)される。
【0027】また、最小値回路は、同図(B)に示すよ
うに、コレクタとエミッタがそれぞれに共通接続された
pnpバイポーラ・トランジスタ対Q1,Q2を用い、
その共通エミッタを電源電位Vccに接続するととも
に、その共通コレクタを共通コレクタ負荷抵抗Rcに接
続することにより構成され、その共通コレクタ抵抗Rc
から、2つの入力信号(a)(b)のいずれか値の小さ
い方の信号が出力(c)される。
【0028】図6は本発明による中央値演算処理方法の
別の実施例を示す。同図に示す方法は、TVなど表示画
面上にて、水平走査方向と垂直走査方向の二次元空間に
展開される複数点(5点)の画素信号を対象とするもの
であって、その5点の処理領域を3点ずつの処理領域に
分割して2段階で処理する。
【0029】すなわち、第1段階では、水平走査方向と
垂直走査方向に3点ずつ分割された2つの処理領域につ
いて、それぞれに中央値信号(A’)(B’)を求める
処理を行う。第2段階では、第1段階で求めた中央値信
号(A’)(B’)と中心の着目する信号Xとの間で中
央値信号Zを求める処理を行う。
【0030】これにより、二次元方向に展開する5点の
信号に対して中央値信号を求める処理が、3点の信号に
対する処理によって高速に行うことができる。このよう
に、本発明は、空間的に連続する信号を対象にした処理
にも有効である。したがって、たとえば輪郭保存を行い
つつ、スノーノイズなどのノイズを効果的に除去する画
像処理を適正に行うことができる。
【0031】図7は本発明による中央値演算処理方法の
さらに別の実施例を示す。同図に示す方法は、水平走査
方向と垂直走査方向の二次元空間に展開される3×3=
9点の画素信号を対象とするものであって、その9点の
処理領域を3点ずつの領域に分割して2段階で処理す
る。
【0032】すなわち、第1段階では、同図(A)
(B)(C)(D)に示すように、4つの方向につい
て、それぞれ3点の信号に対する中央値信号(A’)
(B’)(C’),D’を求める演算処理を行う。この
第1段階の処理により4つの中央値信号(A’)
(B’)(C’)(D’)が求められる。
【0033】第2段階では、まず、同図(E)に示すよ
うに、その4つのうちの(A’)(B’)(C’)の3
つに対する中央値信号(Y)を求める演算処理を行い、
次に、同図(E)に示すように、その(A’)(B’)
(C’)の3つに対して求めた中央値信号(Y)と上記
4つのうちの残りの一つ(D’)および中心の着目信号
Xの計3つに対する中央値信号(Z)を求める演算処理
を行う。この中央値信号(Z)が上記9点の信号に対す
る中央値信号として出力される。
【0034】この実施例では、3点の信号に対する中央
値処理が計6回行われるが、この6回の中央値処理で必
要となる最大処理工数は、各回ごとに3回のデータ比較
と最大2回のデータ交換が必要なことにより、(3+
2)×6=30回となる。
【0035】一方、9点の信号に対する中央値処理を直
接行う従来の方法だと、36回のデータ比較と最大8回
のデータ比較が必要になり、合計の最大工数は36+8
=44回にもなってしまう。したがって、データ比較と
データ交換の処理工数は、従来の方法の44回に対し、
30回に減らすことができる。これにより、TVの画像
信号に重畳されたノイズを輪郭を保存しつつ効果的に除
去するメディアンフィルタを比較的簡単に実現させるこ
とができる。
【0036】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、図7に示した方法において、第1段階の処理だけを
3点の信号領域に分けて行えば、第2段階の処理は
(A’)(B’)(C’)(D’)の4点と中心信号X
の計5点に対して行ってもよい。この場合の最大処理工
数は、第1段階で(3+2)×3=15回、第2段階で
10+4=14回となり、合計15+14=29回で済
む。
【0037】以上の説明では主として、本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である画像
処理装置に適用した場合について説明したが、それに限
定されるものではなく、たとえばオーディオ信号の処理
にも適用できる。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。すなわち、多点信号、とくに5点以上の多点信号
について中央値を求める処理の大幅な高速化が可能にな
り、これによりたとえばTV信号のような高速信号に重
畳されたノイズを効果的に除去するメディアンフィルタ
も比較的簡単に実現させることができるようになる、と
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用された中央値演算回路の一
実施例を示す図
【図2】本発明による中央値演算方法の一実施例をその
処理工程順に示す図
【図3】本発明で使用される中央値回路の実施例を示す
【図4】デジタル回路による最大値/最小値回路の構成
例を示す図
【図5】アナログ回路による最大値/最小値回路の構成
例を示す図
【図6】本発明による中央値演算処理方法の別の実施例
を示す図
【図7】本発明による中央値演算処理方法のさらに別の
実施例を示す図
【図8】平均値フィルタとメディアンフィルタのそれぞ
れの信号処理波形例を示す図
【図9】従来の中央値演算回路の概略構成を示す図
【符号の説明】
10 入力端子 111,112,121,122 遅延回路 21,22 中央値回路 31,32,33 最大値回路 41,42 最小値回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的および/または空間的に連続する
    N点(N≧5)の信号の中央値を求めるに際し、そのN
    点よりも少ないM点(M<N))の信号について中央値
    を求める第1の処理と、この第1の処理によって求めた
    中央値に対してさらに中央値を求める第2の処理とを行
    うことを特徴とする中央値演算方法。
  2. 【請求項2】 時間的に連続するN点(N≧5)の信号
    の中央値を求めるに際し、そのN点よりも少ないM点
    (M<N))の信号について中央値を求める第1の処理
    と、この第1の処理によって求めた中央値に対してさら
    に中央値を求める第2の処理とを行うとともに、第1の
    処理結果の一部を第2の処理にて再使用させることを特
    徴とする中央値演算方法。
  3. 【請求項3】 時間的および/または空間的に連続する
    N点(N≧5)の領域を複数のM点(M<N)ずつ領域
    に分割する回路と、各分割領域ごとに中央値信号を選択
    ・出力する第1の中央値回路と、この第1の中央値回路
    から出力される中央値信号に対してさらに中央値信号を
    選択・出力する第2の中央値回路とを備えたことを特徴
    とする中央値演算回路。
  4. 【請求項4】 時間的および/または空間的に連続する
    N点(N≧5)の領域を3点ずつの連続する信号領域に
    分割する回路と、各分割領域ごとに中央値信号を選択・
    出力する第1の中央値回路と、この第1の中央値回路か
    ら出力される中央値信号に対してさらに中央値信号を選
    択・出力する第2の中央値回路とを備えたことを特徴と
    する中央値演算回路。
  5. 【請求項5】 時間的および/または空間的に連続する
    N点(N≧5)の領域を3点ずつの信号領域に分割する
    回路と、各分割領域ごとに中央値信号を選択・出力する
    第1の中央値回路と、この第1の中央値回路から出力さ
    れる中央値信号に対してさらに中央値信号を選択・出力
    する第2の中央値回路とを備えるとともに、上記第1の
    中央値回路は、3点の信号の中から最小値信号を取り除
    く最大値回路と、上記3つの信号の中から最大値信号を
    取り除く最小値回路とによって構成されていることを特
    徴とする中央値演算回路。
  6. 【請求項6】 時間的および/または空間的に連続する
    N点(N≧5)の領域を複数のM点(M<N)ずつ領域
    に分割する回路と、各分割領域ごとに中央値信号を選択
    ・出力する第1の中央値回路と、この第1の中央値回路
    から出力される中央値信号に対してさらに中央値信号を
    選択・出力する第2の中央値回路とを備えことを特徴と
    するたメディアンフィルタ。
  7. 【請求項7】 水平走査方向と垂直走査方向の二次元空
    間に展開されたN点(N≧5)の画素信号をM点(M<
    N)ずつの連続する画素信号に分割する回路と、各分割
    領域ごとに中央値信号を選択・出力する第1の中央値回
    路と、この第1の中央値回路から出力される中央値信号
    に対してさらに中央値信号を選択・出力する第2の中央
    値回路とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
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