JPH07336128A - アレーアンテナ - Google Patents

アレーアンテナ

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Publication number
JPH07336128A
JPH07336128A JP13044494A JP13044494A JPH07336128A JP H07336128 A JPH07336128 A JP H07336128A JP 13044494 A JP13044494 A JP 13044494A JP 13044494 A JP13044494 A JP 13044494A JP H07336128 A JPH07336128 A JP H07336128A
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JP
Japan
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power
circuit
element antennas
array antenna
power distribution
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Application number
JP13044494A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fukai
和夫 深井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 励振素子アンテナ切換え形アレーアンテナに
おいて、複数の素子アンテナを選択するための給電回路
のトランスファスイッチの個数を低減する。 【構成】 予め定められた複数の群ab,cd,ef,
ghごとの分配比に基づき第1の端子9、10に入力さ
れた信号を分配して第2の端子a〜hに出力する電力分
配回路8と、上記電力分配器の分配数よりも多い複数の
素子アンテナ1と、上記電力分配器の分配数に対応して
上記複数の素子アンテナから連続する複数の素子アンテ
ナを選択し、上記電力分配回路の複数の第2の端子を上
記群ごとに順番に接続するスイッチ回路3、トランスフ
ァスイッチ4と、これらの制御のための制御回路11と
を備え、上記複数の素子アンテナの任意の1つの素子ア
ンテナの方向にビームを形成するアレーアンテナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は励振素子アンテナを切
り換えてビームを特定の方向に指向するアレーアンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアレーアンテナとして
は、例えば米国特許第3816830号に記載されたものがあ
る。図12に従来のアレーアンテナの構成図を示す。同
図は説明の便宜上、円周に沿って配列された16個の素
子アンテナから8個の連続する素子アンテナを選択する
アレーアンテナの例を示している。
【0003】同図において、1−1〜1−16は素子ア
ンテナ、2a〜2hは2つの素子アンテナから1つを選
択して接続する単極2投スイッチ(以下、SP2Tスイ
ッチと略称する)、3はSP2Tスイッチ2a〜2hに
より構成されるスイッチ回路である。同図は素子アンテ
ナの数が16個の場合を示しており、スイッチ回路3
が、後述する電力分配回路8から8個の信号を受けて素
子アンテナ1−1〜1−16のうちの8個に供給するこ
とにより所定のビームを形成する。
【0004】ここで、スイッチ2aは素子アンテナ1−
1,1−9のいずれか一方を選択し、スイッチ2bは素
子アンテナ1−2,1−10のいずれか一方を選択す
る。以下同様にスイッチ2c、2d、2e、2f、2
g、2hは、それぞれ、素子アンテナ1−3,1−11
の一方,1−4,1−12の一方,1−5,1−13の
一方,1−6,1−14の一方,1−7,1−15の一
方,1−8,1−16の一方を選択する。
【0005】4−1a〜4−1dは電力の供給先を切り
換えるための第1段のトランスファスイッチ、4−2a
〜4−2dは同じく第2段のトランスファスイッチ、4
−3a〜4−3dは同じく第3段のトランスファスイッ
チである。第1段のトランスファスイッチ4−1〜第3
段のトランスファスイッチ4−3は縦続接続されてい
て、給電回路を構成する。
【0006】6−1a〜6−1dは1つの電力を2つに
分配するための第1段の分配器、6−2a、6−2bは
同じく第2段の電力分配器、7は和ビーム信号及び差ビ
ーム信号を受けて第1段の電力分配器6−1に供給する
ハイブリッドである。8は第1段の電力分配器6−1、
第2段の電力分配器6−2及びハイブリッド7を縦続接
続してなる電力分配回路である。9はハイブリッド7へ
和ビーム信号を供給するための和ビーム、10は同じく
差ビーム信号を供給するためのの入出力端子、11はス
イッチ回路3、第1段のトランスファスイッチ4−1〜
第3段のトランスファスイッチ4−3を制御する制御回
路である。
【0007】なお、電力分配回路8の出力端から素子ア
ンテナ1−1〜1−16までの経路は、いずれの経路を
経由した場合でも等位相になるように調整されている。
【0008】次に、図12に示すアレーアンテナの動作
について、電波を送信する場合を例にとり説明する。図
示されていない送受信機からの和ビーム用の送信信号及
び差ビーム用の送信信号が、和ビーム入出力端子9及び
差ビーム入出力端子10を介してそれぞれハイブリッド
7に入力される。ここで、入出力端子9に入力された和
ビーム用の送信信号はハイブリッド7で等振幅等位相
に、入出力端子10に入力された差ビーム用の送信信号
はハイブリッド7で等振幅逆位相にそれぞれ分配される
ので、入出力端子9へ入力された送信信号は和ビームと
して、また入出力端子10へ入力された送信信号は差ビ
ームとして、各々空間へ放射される。
【0009】これら送信信号はハイブリッド7で2等分
配された後、第2段の電力分配器6−2及び第1段の電
力分配器6−1によりさらに4分配されて、送信信号a
〜hとなる。ここで送信信号a,bは電力分配器6−1
aの出力であり,送信信号c,dは電力分配器6−1b
の出力であり,送信信号e,fは電力分配器6−1cの
出力であり,送信信号g,hは電力分配器6−1dの出
力である。
【0010】これら送信電力a〜hをこの順序で連続す
る8つの素子アンテナ1に供給することにより所定のパ
ターンのビームを形成する。そのため、送信電力a〜h
は、所定の電力分布(例えば、送信電力a〜hを順にプ
ロットすると山形になるような分布)になるように第1
段の電力分配器6−1及び第2段の電力分配器6−2の
電力分配比が選択されている。例えば、送信電力a〜h
をこの順序で素子アンテナ1−1〜1−8に供給すれ
ば、同図のAZ1の方向に所定のビームを形成する。ま
た、素子アンテナ1−2〜1−9に供給すれば、AZ2
の方向に所定のビームを形成する。したがって、送信電
力a〜hを供給する8つの素子アンテナを順次切り換え
れば、同じビームのパターンのままビームが指向する方
向を変えることができる。この切り換えを行うのがスイ
ッチ回路3、第1段のトランスファスイッチ4−1〜第
3段のトランスファスイッチ4−3からなる給電回路で
ある。
【0011】この切り換え動作について、具体例を用い
て説明する。まず、素子アンテナ1−1〜1−8に送信
電力a〜hを供給する場合、制御回路11は、SP2T
スイッチ2及びトランスファスイッチ4を図14に示す
状態になるように制御する。すなわち、SP2Tスイッ
チ2a〜2hは素子アンテナ1−1〜1−8を選択し、
第1段のトランスファスイッチ4−1、第2段のトラン
スファスイッチ4−2及び第3段のトランスファスイッ
チ4−3は、全て入力された信号を対向する端子に出力
する。ここで、トランスファスイッチの動作を図13を
用いて説明する。トランスファスイッチには、同図
(a)のように端子P3、P4を入力側としたときそれ
ぞれ対向する端子P1,P2に出力する状態と、同図
(b)のように端子P3の入力信号を端子P2に、端子
P4の入力信号を端子P1に交差出力する状態とがあ
る。なお、信号の流れの方向は逆であってもよく、入力
端子がP1,P2となることもある。図14の場合、全
てのトランスファスイッチ4が図13(a)の状態であ
る。
【0012】この状態において、電力分配器6−1aの
出力電力aは、トランスファスイッチ4−3a,4−2
a,4−1a及びSP2Tスイッチ2aを経由して素子
アンテナ1ー1に供給される。同じく電力bは、トラン
スファスイッチ4−3a,4−2b,4−1c及びSP
2Tスイッチ2bを経由して素子アンテナ1−2に供給
される。同様に送信電力c〜hはそれぞれ素子アンテナ
1−3〜1−8に供給される。したがって、素子アンテ
ナ1−1〜1−8は送信電力a〜hに対応して振幅A
(a)〜H(h)で励振され、AZ1の方向に所定のビ
ームを形成する。
【0013】次に、素子アンテナ1−2〜1−9に電力
を供給する場合について説明する。このときSP2T2
及びトランスファスイッチ4は図15に示す状態であ
る。この状態が図14の状態と異なるのは、SP2Tス
イッチ2aが素子アンテナ1−9を選択している点、ト
ランスファスイッチ4−1a,4−2a,4−2c、4
−3a〜4−3dが交差出力状態(図13(b)の状
態)である点である。
【0014】この状態において、電力分配器6−1aの
送信電力aは、トランスファスイッチ4−3a,4−2
b,4−1c及びSP2Tスイッチ2bを経由して素子
アンテナ1ー2に供給される。同じく送信電力bは、ト
ランスファスイッチ4−3a,4−2a,4−1b及び
SP2Tスイッチ2cを経由して素子アンテナ1−3に
供給される。同様に送信電力c〜hはそれぞれ素子アン
テナ1−4〜1−9に供給される。したがって、素子ア
ンテナ1−2〜1−9は送信電力a〜hに対応して振幅
A’(a)〜H’(h)で励振され、AZ2の方向に所
定のビームを形成する。
【0015】以下同様にして送信電力a〜hを連続する
8個の素子アンテナ1−3〜1−10、1−4〜1−1
1、・・・いずれについても供給することができて、ビ
ームを任意の方向に形成することができる。なお、以上
の説明において励振電力が8つの場合を例にとり説明し
たがこれ以外の場合も同様である。また、素子アンテナ
1により受信する場合も同様である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のアレー
アンテナにおいて、電力分配回路8が出力する複数の電
力を任意の連続する素子アンテナ群に供給するために、
給電回路をトランスファスイッチを多段接続して構成し
ているので、励振する素子アンテナ数の増加に伴いトラ
ンスファスイッチの段数が増えることになる。図12の
場合は素子アンテナの数が8個(=23)であるのでト
ランスファスイッチは3段であり、また各段におけるト
ランスファスイッチの数は4個(=23-1)であった。
一般的に、素子アンテナ数が2n個の場合、トランスフ
ァスイッチはn段となり、合計でn2n-1個のトランス
ファスイッチを必要とする。このように励振すべき素子
アンテナ数が増えると必要なトランスファスイッチの数
は著しく増大し、これに伴い給電回路の規模が大きくな
る。そして、その結果、部品点数の増加による信頼性の
低下、質量の増加、トランスファスイッチの縦続接続数
の増加による電気性能の低下、とりわけ挿入損失の増加
を招くという問題があった。
【0017】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、給電回路を構成するために必要な
トランスファスイッチの数を低減し、給電回路の規模を
小さくできるアレーアンテナを得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るアレーア
ンテナは、予め定められた分配比に基づき第1の端子に
入力された信号を分配して複数の第2の端子に出力する
とともに、上記第2の端子に入力された信号を合成して
第1の端子に出力する電力分配回路と、上記電力分配器
の分配数よりも多い複数の素子アンテナと、上記電力分
配器の分配数に対応して上記複数の素子アンテナから連
続する複数の素子アンテナを選択し、上記電力分配回路
の複数の第2の端子を順番に接続する給電回路と、上記
給電回路を制御して選択された上記複数の素子アンテナ
の方向にビームを形成する制御回路とを備えアレーアン
テナにおいて、上記複数の第2の端子を複数の群に区分
し、上記群内の端子に信号電力を均等に分配するように
上記電力分配回路を構成するとともに、上記給電回路に
より選択された上記連続する複数の素子アンテナに対し
て上記第2の端子を上記群ごとの順番で接続する構成と
したものである。
【0019】請求項2に係るアレーアンテナは、上記電
力分配回路を、上記複数の群に対応して電力等分配器に
より構成したものである。
【0020】請求項3に係るアレーアンテナは、上記給
電回路を、縦続接続された複数のトランスファスイッチ
により構成したものである。
【0021】請求項4に係るアレーアンテナは、選択さ
れた上記素子アンテナの個数を2n(nは整数)とした
とき、上記電力分配回路の第2の端子を、2J個(Jは
整数)の端子ごとに区分された群で構成するとともに、
上記給電回路を、1段当たり2n-1個のトランスファス
イッチ群を(n−J)段縦続接続して構成したものであ
る。
【0022】請求項5に係るアレーアンテナは、上記電
力分配回路と上記給電回路との間を移相器を介して接続
したものである。
【0023】請求項6に係るアレーアンテナは、上記給
電回路と上記素子アンテナとの間を移相器を介して接続
したものである。
【0024】請求項7に係るアレーアンテナは、上記電
力分配回路と上記給電回路との間を可変減衰器を介して
接続したものである。
【0025】請求項8に係るアレーアンテナは、上記給
電回路と上記素子アンテナとの間を可変減衰器を介して
接続したものである。
【0026】
【作用】請求項1の発明においては、上記電力分配回路
が、複数の第2の端子を複数の群に区分し、それぞれの
群において同じ分配比で信号を分配し、上記給電回路に
より選択された上記連続する複数の素子アンテナに対し
て上記第2の端子を上記群ごとの順番で接続する。
【0027】請求項2の発明においては、上記電力分配
回路の電力等分配器が、それぞれの群において同じ分配
比で信号を分配する。
【0028】請求項3の発明においては、上記給電回路
の縦続接続された複数のトランスファスイッチが、選択
された上記連続する複数の素子アンテナに対して上記第
2の端子を上記群ごとの順番で接続する。
【0029】請求項4の発明においては、選択された上
記素子アンテナの個数を2n(nは整数)としたとき、
J個(Jは整数)の端子ごとに区分された上記分配回
路の第2の端子が、1段当たり2n-1個のトランスファ
スイッチ群を(n−J)段縦続接続して構成された上記
給電回路により、選択された上記連続する複数の素子ア
ンテナに対して上記群ごとの順番で接続される。
【0030】請求項5の発明においては、移相器が、上
記電力分配回路の出力の位相を調整して上記給電回路に
供給する。
【0031】請求項6の発明においては、移相器が、上
記給電回路の出力の位相を調整して上記素子アンテナに
供給する。
【0032】請求項7の発明においては、可変減衰器
が、上記電力分配回路の出力を減衰させて上記給電回路
に供給する。
【0033】請求項8の発明においては、可変減衰器
が、上記給電回路の出力を減衰させて上記素子アンテナ
に供給する。
【0034】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例について図を用いて説明
する。図1はこの実施例1のアレーアンテナの構成図を
示す。同図は説明の便宜上、円周に沿って配列された1
6個の素子アンテナから8個の連続する素子アンテナを
選択して給電するアレーアンテナの例を示している。
【0035】同図において、1−1〜1−16は素子ア
ンテナ、2a〜2hは2つの素子アンテナから1つを選
択して接続する単極2投スイッチ(以下、SP2Tスイ
ッチと略称する)、3はSP2Tスイッチ2a〜2hに
より構成されるスイッチ回路である。同図は素子アンテ
ナの数が8個の場合を示しており、スイッチ回路3が、
後述する電力分配回路8から所定の電力を受けて素子ア
ンテナ1−1〜1−16のうちの8個に供給することに
より所定のビームを形成する。
【0036】ここで、SP2Tスイッチ2aは素子アン
テナ1−1,1−9のいずれか一方を選択し、SP2T
スイッチ2bは素子アンテナ1−2,1−10のいずれ
か一方を選択する。以下同様にSP2Tスイッチ2c、
2d、2e、2f、2g、2hは、それぞれ、素子アン
テナ1−3,1−11の一方,1−4,1−12の一
方,1−5,1−13の一方,1−6,1−14の一
方,1−7,1−15の一方,1−8,1−16の一方
を選択する。
【0037】4−1a〜4−1dは電力の供給先を切り
換えるための第1段のトランスファスイッチ、4−2a
〜4−2dは同じく第2段のトランスファスイッチであ
る。スイッチ回路3、第1段のトランスファスイッチ4
−1及び第2段のトランスファスイッチ4−2は縦続接
続されて給電回路を構成する。
【0038】5a〜5dは1つの電力を均等に2分配す
るための電力2等分配器、6a、6bは電力2等分配器
に所定の電力比で電力を分配するための電力分配器、7
は和ビーム信号及び差ビーム信号を受けて電力分配器6
a,6bに供給するハイブリッドである。8は電力2等
分配器5、電力分配器6及びハイブリッド7を縦続接続
してなる電力分配回路である。
【0039】9はハイブリッド7へ和ビーム信号を供給
するための和ビーム入出力端子、10は同じく差ビーム
信号を供給するための差ビーム入出力端子、11はスイ
ッチ回路3、第1段のトランスファスイッチ4−1、第
2段のトランスファスイッチ4−2を制御する制御回路
である。
【0040】なお、電力分配回路8の出力端から素子ア
ンテナ1−1〜1−16までの経路は、いずれの経路を
経由した場合でも等位相になるように調整されている。
【0041】次に、図1に示すアレーアンテナの動作に
ついて、電波を送信する場合を例にとり説明する。図示
されていない送受信機からの和ビーム用の送信信号及び
差ビーム用の送信信号が、和ビーム入出力端子9及び差
ビーム入出力端子10を介してそれぞれハイブリッド7
に入力される。ここで、入出力端子9に入力された和ビ
ーム用の送信信号はハイブリッド7で等振幅等位相に、
入出力端子10に入力された差ビーム用の送信信号はハ
イブリッド7で等振幅逆位相にそれぞれ分配されるの
で、入出力端子9へ入力された送信信号は和ビームとし
て、また入出力端子10へ入力された送信信号は差ビー
ムとして、各々空間へ放射される。
【0042】これら送信信号はハイブリッド7で2等分
配された後、所望のビームパターンが得られるように電
力分配器6a,6bにより所定の電力比で分配された
後、電力2等分配器5a〜5dにより均等に分配され
て、送信電力a〜hとなる。ここで送信電力a,bは電
力2等分配器5aの出力であり,aの電力とbの電力は
等しい。そこで、以下の説明において送信電力a,bを
第1グループの信号と記すことにする。同じグループの
信号は同一の信号として扱うことができる。第2グルー
プの送信電力c,dは電力2等分配器5bの出力であ
り,第3グループの送信電力e,fは電力2等分配器5
cの出力であり,第4グループの送信電力g,hは電力
2等分配器5dの出力である。
【0043】これら4つのグループの送信電力a〜hを
連続する8つの素子アンテナ1に供給することにより所
定のパターンのビームを形成する。そのため、所定の電
力分布(例えば、4つのグループの電力値を順にプロッ
トすると山形になるような分布)になるように電力分配
器6の電力分配比が選択されている。例えば、送信電力
a〜hを素子アンテナ1−1〜1−8に供給すれば、同
図のAZ1の方向に所定のビームを形成する。また、素
子アンテナ1−2〜1−9に供給すれば、AZ2の方向
に所定のビームを形成する。したがって、送信電力a〜
hを供給する8つの素子アンテナを順次切り換えれば、
同じビームのパターンのままビームが指向する方向を変
えることができる。この切り換えを行うのがスイッチ回
路3、第1段のトランスファスイッチ4−1、第2段の
トランスファスイッチ4−2である。
【0044】この切り換え動作について、具体例を用い
て説明する。まず、素子アンテナ1−1〜1−8に送信
電力a〜hを供給する場合、制御回路11は、SP2T
スイッチ2及びトランスファスイッチ4が図2に示す状
態になるように制御する。すなわち、SP2Tスイッチ
2a〜2hは素子アンテナ1−1〜1−8を選択し、第
1段のトランスファスイッチ4−1、第2段のトランス
ファスイッチ4−2は、全て図13(a)の状態であ
り、入力された信号を対向する端子に出力する。
【0045】この状態において、電力2等分配器5aの
出力電力aは、トランスファスイッチ4−2a,4−1
a及びSP2T2aを経由して素子アンテナ1ー1に供
給される。同じく電力bは、トランスファスイッチ4−
2b,4−1c及びSP2Tスイッチ2bを経由して素
子アンテナ1−2に供給される。同様に電力c〜hは、
第2段のトランスファスイッチ4−2、第1段のトラン
スファスイッチ4−1及びスイッチ回路3を経由してそ
れぞれ素子アンテナ1−3〜1−8に供給される。した
がって、素子アンテナ1−1〜1−8は送信電力a〜h
に従い振幅A(a)〜H(h)で励振され、AZ1の方
向に所定のビームを形成する。
【0046】次に、素子アンテナ1−2〜1−9に電力
を供給する場合について説明する。このときSP2Tス
イッチ2及びトランスファスイッチ4は図3に示す状態
である。この状態が図2の状態と異なるのは、SP2T
2aが素子アンテナ1−9を選択している点、トランス
ファスイッチ4−1a,4−2a,4−2cが交差出力
状態(図13(b)の状態)である点である。
【0047】この状態において、電力分配器6−1aの
送信電力aは、トランスファスイッチ4−2a,4−1
b及びSP2Tスイッチ2cを経由して素子アンテナ1
−3に供給される。同じく送信電力bは、トランスファ
スイッチ4−2b,4−1c及びSP2Tスイッチ2b
を経由して素子アンテナ1−2に供給される。同様に送
信電力c〜hはそれぞれ素子アンテナ1−5,1−4,
1−7,1−6,1−9,1−8に供給される。このよ
うに、図3の場合、連続する8つの素子アンテナ1−2
〜1−9に対して順に送信信号b,a,d,c,f,
e,h,gが供給される。一方、図2の場合、連続する
8つの素子アンテナ1−1〜1−8に順に送信信号a,
b,c,d,e,f,g,hが供給された。このように
隣接する素子アンテナに供給される送信信号が互いに逆
である点で図2の場合の給電と図3の場合の給電とは異
なる。
【0048】しかし、図2の場合と図3の場合は、ビー
ムの方向がそれぞれAZ1、AZ2である点を除き同じビ
ームを形成することができる。なぜならば、送信信号a
とb,送信信号cとd,送信信号eとf,送信信号gと
hは、それぞれ第1〜第4のグループを形成しており、
同じグループ内の信号の電力は前述の電力2等分配器5
により等しく(つまり(aの電力)=(bの電力),
(cの電力)=(dの電力),(eの電力)=(fの電
力),(gの電力)=(hの電力))、したがって、同
じグループの信号の順序が反対になったところで複数の
素子アンテナによるビーム形成に影響を与えないからで
ある。言い換えれば、図2及び図3いずれの場合も、連
続する8個の素子アンテナに供給される送信電力のグル
ープについて見れば順序は同じである。図3の場合、素
子アンテナ1−2〜1−9は振幅A’(b)、B’
(a),C’(d),D’(c),E’(f),F’
(e),G’(h),H’(g)で励振され、AZ2
方向に所定のビームを形成する。
【0049】以下同様にして送信電力a〜hを連続する
8個の素子アンテナ1−3〜1−10、1−4〜1−1
1、・・・いずれについても供給することができて、ビ
ームを任意の方向に形成することができる。なお、以上
の説明において励振電力が8つの場合を例にとり説明し
たがこれ以外の場合も同様である。また、素子アンテナ
1により受信する場合も同様である。
【0050】図1に示すアレーアンテナの場合、トラン
スファスイッチは2段接続され、1段あたりのトランス
ファスイッチ数は4個であるから合計で8個のトランス
ファスイッチを必要とする。これは励振する素子アンテ
ナ数(23=8)を同じとした場合、従来例のアレーア
ンテナにおけるトランスファスイッチの必要数12(=
3×23-1)の2/3である。
【0051】ここで、この実施例1におけるトランスフ
ァスイッチの個数を表す一般的な式を導出する。励振す
る素子アンテナ数を2n、トランスファスイッチ4の段
数をM、1つの段におけるトランスファスイッチの個数
をLとおく。まず、1つの段におけるトランスファスイ
ッチの個数Lについて考えると、トランスファスイッチ
4の入出力は2系統であり1つのトランスファスイッチ
が2つの素子アンテナに対応することから L=(励振素子数)/2=2n-1 (1) となる。
【0052】次に、トランスファスイッチ4の段数Mに
ついて考える。電力分配器8の出力がグループ分けされ
ていない場合は、電力分配器8の1つの出力を励振する
n個の素子アンテナのいずれにも接続できるだけの段
数でなければならない。一方、1段のトランスファスイ
ッチにより2通りの選択ができるから、M段のトランス
ファスイッチにより2Mの素子アンテナに対応できるこ
とになる。したがって、この場合はM=nとなる。
【0053】ところで、電力分配回路8の出力を2J
ごとにグループ分けしたときは、そのグループ内のいず
れの出力も同じであるから、2n/2J個の出力を励振す
る2n個の素子アンテナのいずれにも接続できる段数で
あればよい。したがって、 2M=(励振素子数)/(1グループ当たりの信号数) =2n/2J=2n-J (2) ∴ M=n−J (3)
【0054】上記式(1)、(3)を図1の場合にあて
はめてみると、励振素子数=8=23であるからn=
3、1つのグループ当たりの信号数=21であるからJ
=1、したがって、1段当たりのトランスファスイッチ
数L=23-1=4,トランスファスイッチの段数M=3
−1=2となり、一致する。
【0055】従来のトランスファスイッチの個数は(段
数)×(1段当たりの個数)=n×2n-1であるのに対
し、この実施例1のトランスファスイッチの個数は(段
数)×(1段当たりの個数)=(n−J)×2n-1であ
るから、従来例の(n−J)/nの個数ですむ。なお、
電力分配回路8のグループ数を2mとすると従来例のm
/nですむ。ここで、n=m+Jである。
【0056】以上のように、電力分配回路の出力をグル
ープに分けて、これらグループごとに素子アンテナと接
続するようにしてので、従来例の場合に比べて給電回路
を構成するトランスファスイッチの個数を減らすことが
できて給電回路の規模の増大を抑えることができる。こ
れにより、装置の信頼性の低下、質量の増加を抑えると
ともに電気性能の劣化、特にトランスファスイッチによ
る挿入損失を減らすことができる。
【0057】なお、この実施例1では円周に沿って配列
された複数の素子アンテナについて説明したが、これは
平面上の円周に沿って配列された複数の素子アンテナの
場合に限らず、円筒の表面に複数の円周に沿って配列さ
れた複数の素子アンテナの場合も同様の効果を得ること
ができる。また、和ビームと差ビームを同時に形成する
場合を例にとり説明したが、これに限らず何れか一方を
形成する場合、通常のビームを形成する場合にも適用で
きるのは言うまでもない。
【0058】実施例2.なお、上記実施例1において、
電力分配器の2個の出力をまとめて1つのグループを構
成するようにしたが、これに限らず2J個の出力をまと
めて1つのグループを構成してもよい。J=2の場合の
例を図4に示す。同図において、14a,14bはハイ
ブリッド7の出力を均等な電力で4等分する電力4等分
配器である。なお、図1の構成要素と同一、又は相当部
分には同一符号を付してその説明を省く。
【0059】図4のトランスファスイッチ4の段数は1
段であり、式(3)の結果(n−J=3−2=1)と一
致する。この実施例2のアレーアンテナの動作は、実施
例1の場合と同様であるので説明を省略する。
【0060】この実施例2によれば、電力分配回路8の
1つのグループに含まれる出力数を増やすことにより
(つまりグループ数を減らすことにより)給電回路のト
ランスファスイッチの数をさらに減らすことができ、給
電回路の構成が簡単になる。
【0061】実施例3.なお、上記実施例1及び実施例
2では素子アンテナ数を電力分配回路の分配数8の2倍
とし、スイッチ回路3をSP2Tスイッチにより構成し
たが、素子アンテナ数はこれに限らない。すなわち、電
力分配数の整数倍(k倍)であればよい。このとき、ス
イッチ回路3を8個のSPkTスイッチで構成する。
【0062】k=3とした場合の、この実施例2のアレ
ーアンテナの構成図を図5に示す。同図において3は図
示しない8個のSP3Tスイッチにより構成されるSP
3Tスイッチ回路である。トランスファスイッチ4−1
aの出力a’を入力とする図示しないSP3Tスイッチ
は、素子アンテナ1−1,1−9,1−17のうちの1
つを選択する。また、トランスファスイッチ4−1aの
出力b’を入力とする図示しないSP3Tスイッチは、
素子アンテナ1−2,1−10,1−18のうちの1つ
を選択する。その他のトランスファスイッチ4−1b〜
4−1dの出力c’〜h’を入力とする図示しない他の
SP3Tスイッチについても同様である。
【0063】この実施例3のアレーアンテナの動作は、
実施例1の場合と同様であるので説明を省略する。この
実施例3によれば、多数の素子アンテナから励振すべき
素子アンテナを選択して給電でき、広い範囲についてビ
ームを形成できる。
【0064】実施例4.図6は、この発明の実施例4を
示すアレーアンテナの構成図である。同図において、1
2は電力分配回路8が出力する複数の電力の位相を調整
する複数の移相器である。なお、図1の構成要素と同
一、又は相当部分には同一符号を付してその説明を省
く。
【0065】この図6のアレーアンテナにおいて、素子
アンテナへの給電動作は実施例1の場合と同じである
が、電力分配回路8が出力する送信電力a〜hがそれぞ
れ移相器12により位相調整される点で異なる。すなわ
ち、制御回路11の制御に基づき複数の移相器12が送
信電力a〜hについてそれぞれ位相調整することによ
り、生成するビームの指向方向を変化させることができ
る。
【0066】したがって、この実施例4によれば、スイ
ッチ回路3により使用する素子アンテナの切り換えによ
らなくてもビーム走査を行うことができる。これによ
り、素子アンテナの個数及び給電回路のトランスファス
イッチを増やすことなく、簡単な構成により、素子アン
テナの切り換えによる最小のビーム指向方向変化角(例
えば、図1における(AZ2−AZ1))以下の角度につ
いても調整可能となる利点がある。
【0067】実施例5.なお、上記実施例4において移
相器12を電力分配回路8とトランスファスイッチ4と
の間に設けたが、図7に示すようにスイッチ回路3とト
ランスファスイッチ4との間に設けるようにしてもよ
い。
【0068】この実施例5の構成によれば、電力分配回
路8の直後に設けられていないので、実施例4に使用す
る移相器と比べて耐電力の小さい移相器を使用できて、
設計上及び製造コスト上有利になる。
【0069】実施例6.図8は、この発明の実施例4の
アレーアンテナの構成図である。同図において、13は
電力分配回路8が出力する複数の電力を減衰させる複数
の可変アッテネータ(ATT)である。図1の構成要素
と同一、又は相当部分には同一符号を付してその説明を
省く。
【0070】この図8のアレーアンテナにおいて、素子
アンテナへの給電動作は実施例1の場合と同じである
が、電力分配回路8が出力する送信信号a〜hがそれぞ
れ可変アッテネータ13により利得調整される点で異な
る。すなわち、制御回路11の制御に基づき複数の可変
アッテネータ13が送信信号a〜hについてそれぞれ利
得調整することにより電力分配比を調整できて、生成す
るビームの形状を変化させることができる。
【0071】実施例1において送信信号をグループごと
に同じ信号とすることによりトランスファスイッチの数
を少なくした。しかし、この場合、素子アンテナごとの
送信信号の電力比を個々に調整することができず、最適
なビームパターンを得られるとは限らない。ところが、
この実施例6によれば、可変アッテネータ13の減衰量
の調整により送信信号の電力比を個々に調整できて、給
電回路のトランスファスイッチを増やすことなく、簡単
な構成で最適なビームパターンを生成することができ
る。
【0072】実施例7.なお、上記実施例6において可
変アッテネータを電力分配回路8とトランスファスイッ
チ4との間に設けたが、図9に示すようにスイッチ回路
3とトランスファスイッチ4との間に設けるようにして
もよい。
【0073】この実施例7の構成によれば、電力分配回
路8の直後に設けられていないので、実施例6に使用す
る可変アッテネータと比べて耐電力の小さい可変アッテ
ネータを使用できて、設計上及び製造コスト上有利にな
る。
【0074】実施例8.また、実施例4の移相器12と
実施例6の可変アッテネータ13とを同時に設けてもよ
い。この実施例8のアレーアンテナの構成図を図10に
示す。
【0075】図10のように電力分配回路8の出力ごと
に複数の移相器12及び複数の可変アッテネータ13を
縦続接続させて設けたので、送信信号を所定の位相に設
定することによりビーム走査を行うことが可能になると
ともに、送信信号を所定の電力分配比に調整することに
よりビーム形状を変えることが可能になる。
【0076】実施例9.なお、上記実施例8において移
相器及び可変アッテネータを電力分配回路8とトランス
ファスイッチ4との間に設けたが、図11に示すように
スイッチ回路3とトランスファスイッチ4との間に設け
るようにしてもよい。
【0077】この実施例9の構成によれば、電力分配回
路8の直後に設けられていないので、実施例8に使用す
る移相器及び可変アッテネータと比べて耐電力の小さい
移相器及び可変アッテネータを使用できて、設計上及び
製造コスト上有利になる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項4の
発明によれば、複数の第2の端子を複数の群に区分し、
上記群内の端子に信号電力を均等に分配するように上記
電力分配回路を構成するとともに、給電回路により選択
された上記連続する複数の素子アンテナに対して上記第
2の端子を上記群ごとの順番で接続する構成としたの
で、上記給電回路の規模を小さくでき、装置の性能が向
上する。
【0079】また、請求項5の発明によれば、上記電力
分配回路と上記給電回路との間を移相器を介して接続し
たので、ビームの指向方向を調整できる。
【0080】また、請求項6の発明によれば、上記給電
回路と上記素子アンテナとの間を移相器を介して接続し
たので、さらに、耐電力の小さい移相器を使用できる。
【0081】また、請求項7の発明によれば、上記電力
分配回路と上記給電回路との間を可変減衰器を介して接
続したので、ビームのパターンを調整することができ
る。
【0082】また、請求項8の発明によれば、上記給電
回路と上記素子アンテナとの間を可変減衰器を介して接
続したので、さらに、耐電力の小さい可変減衰器を使用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1のアレーアンテナの構成
図である。
【図2】 この発明の実施例1のアレーアンテナの給電
回路の動作の説明図である。
【図3】 この発明の実施例1のアレーアンテナの給電
回路の動作の説明図である。
【図4】 この発明の実施例2のアレーアンテナの構成
図である。
【図5】 この発明の実施例3のアレーアンテナの構成
図である。
【図6】 この発明の実施例4のアレーアンテナの構成
図である。
【図7】 この発明の実施例5のアレーアンテナの構成
図である。
【図8】 この発明の実施例6のアレーアンテナの構成
図である。
【図9】 この発明の実施例7のアレーアンテナの構成
図である。
【図10】 この発明の実施例8のアレーアンテナの構
成図である。
【図11】 この発明の実施例9のアレーアンテナの構
成図である。
【図12】 従来のアレーアンテナの構成図である。
【図13】 トランスファスイッチの動作の説明図であ
る。
【図14】 従来のアレーアンテナの給電回路の動作の
説明図である。
【図15】 従来のアレーアンテナの給電回路の動作の
説明図である。
【符号の説明】
1 素子アンテナ、2 SP2Tスイッチ、3 スイッ
チ回路、4 トランスファスイッチ、5 電力2等分配
器、6 電力分配器、7 ハイブリッド、8電力分配回
路、9 和ビーム用入出力端子、10 差ビーム用入出
力端子、11制御回路、12 移相器、13 可変アッ
テネータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた分配比に基づき第1の端
    子に入力された信号を分配して複数の第2の端子に出力
    するとともに、上記第2の端子に入力された信号を合成
    して上記第1の端子に出力する電力分配回路と、上記電
    力分配回路の分配数よりも多い複数の素子アンテナと、
    上記電力分配回路の分配数に対応して上記複数の素子ア
    ンテナから連続する複数の素子アンテナを選択し、上記
    電力分配回路の複数の第2の端子を順番に接続する給電
    回路と、上記給電回路を制御して選択された上記複数の
    素子アンテナの方向にビームを形成する制御回路とを備
    えアレーアンテナにおいて、 上記複数の第2の端子を複数の群に区分し、上記群内の
    端子に信号電力を均等に分配するように上記電力分配回
    路を構成するとともに、上記給電回路により選択された
    上記連続する複数の素子アンテナに対して上記第2の端
    子を上記群ごとの順番で接続する構成とすることを特徴
    とするアレーアンテナ。
  2. 【請求項2】 上記電力分配回路を、上記複数の群に対
    応して電力等分配器により構成したことを特徴とする請
    求項1記載のアレーアンテナ。
  3. 【請求項3】 上記給電回路を、縦続接続された複数の
    トランスファスイッチにより構成したことを特徴とする
    請求項1記載のアレーアンテナ。
  4. 【請求項4】 選択された上記素子アンテナの個数を2
    n(nは整数)としたとき、上記電力分配回路の第2の
    端子を、2J個(Jは整数)の端子ごとに区分された群
    で構成するとともに、上記給電回路を、1段当たり2
    n-1個のトランスファスイッチ群を(n−J)段縦続接
    続して構成したことを特徴とする請求項1記載のアレー
    アンテナ。
  5. 【請求項5】 上記電力分配回路と上記給電回路との間
    を移相器を介して接続したことを特徴とする請求項1な
    いし請求項4いずれかに記載のアレーアンテナ。
  6. 【請求項6】 上記給電回路と上記素子アンテナとの間
    を移相器を介して接続したことを特徴とする請求項1な
    いし請求項4いずれかに記載のアレーアンテナ。
  7. 【請求項7】 上記電力分配回路と上記給電回路との間
    を可変減衰器を介して接続したことを特徴とする請求項
    1ないし請求項4いずれかに記載のアレーアンテナ。
  8. 【請求項8】 上記給電回路と上記素子アンテナとの間
    を可変減衰器を介して接続したことを特徴とする請求項
    1ないし請求項4いずれかに記載のアレーアンテナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527030A (ja) * 2000-03-14 2003-09-09 ダイムラークライスラー アクチエンゲゼルシャフト 切り換え可能な広角特性を有するアンテナアレイ装置および方法
EP2031691A1 (en) 2007-08-30 2009-03-04 Fujitsu Ltd. RF switching circuit

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US8081966B2 (en) 2007-08-30 2011-12-20 Fujitsu Limited RF circuit switching circuit

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