JPH0733554Y2 - 選択形漏電リレー - Google Patents
選択形漏電リレーInfo
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- JPH0733554Y2 JPH0733554Y2 JP12952890U JP12952890U JPH0733554Y2 JP H0733554 Y2 JPH0733554 Y2 JP H0733554Y2 JP 12952890 U JP12952890 U JP 12952890U JP 12952890 U JP12952890 U JP 12952890U JP H0733554 Y2 JPH0733554 Y2 JP H0733554Y2
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- Japan
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- zero
- phase current
- current transformer
- relay section
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Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、漏電リレーに関し、特に多数の分岐線の漏電
を1台の継電器で検出し、且つ切替装置で事故分岐線を
検知する選択形漏電リレーに関する。
を1台の継電器で検出し、且つ切替装置で事故分岐線を
検知する選択形漏電リレーに関する。
B.従来の技術 低電圧回路の漏電については、保安上の責任が重く、感
電や漏電火災の保護が厳しく要求される。
電や漏電火災の保護が厳しく要求される。
このため、一般の変電室で数多くの分岐線の漏電を常時
監視する装置が要望されるに至っている。
監視する装置が要望されるに至っている。
そこで、本願の出願人は、先に漏電の検知機能と、多回
路の選択機能とを1台にまとめた選択形漏電リレーを開
発した。第3図はかかる両機能を備えた選択形漏電リレ
ーの回路構成図を示している。
路の選択機能とを1台にまとめた選択形漏電リレーを開
発した。第3図はかかる両機能を備えた選択形漏電リレ
ーの回路構成図を示している。
第3図において、Trは電源変圧器、B1,B2・・・Bnは電
源変圧器Trの2次出力を分岐して負荷に電力を供給する
分岐線、ZCT1,ZCT2・・・ZCTnは、分岐線B1〜Bnに設け
られた零相変流器、ZCT0は電源変圧器Trの2次接地線に
設けられた主幹の零相変流器、CSは選択スイッチ、GRは
継電器部を示し、選択スイッチCSは、前記各零相変流器
の一方の端子Z0,Z1・・・Znが接続された切替接点と、
手動操作されて切替接点を切替える可動接触子Kとから
成る。ZCは前記各零相変流器の他端が接続される共通端
子で、この共通端子ZCと可動接触子Kから個々の零相変
流器の出力が継電器部GRに入力される。a1,c1および
a2,c2は、継電器部GRの出力端子で、この出力端子には
警報器その他必要な保護装置が接続される。なお、可動
接触子Kは、常時は主幹の零相変流器ZCT0の端子Z0と接
続されている。
源変圧器Trの2次出力を分岐して負荷に電力を供給する
分岐線、ZCT1,ZCT2・・・ZCTnは、分岐線B1〜Bnに設け
られた零相変流器、ZCT0は電源変圧器Trの2次接地線に
設けられた主幹の零相変流器、CSは選択スイッチ、GRは
継電器部を示し、選択スイッチCSは、前記各零相変流器
の一方の端子Z0,Z1・・・Znが接続された切替接点と、
手動操作されて切替接点を切替える可動接触子Kとから
成る。ZCは前記各零相変流器の他端が接続される共通端
子で、この共通端子ZCと可動接触子Kから個々の零相変
流器の出力が継電器部GRに入力される。a1,c1および
a2,c2は、継電器部GRの出力端子で、この出力端子には
警報器その他必要な保護装置が接続される。なお、可動
接触子Kは、常時は主幹の零相変流器ZCT0の端子Z0と接
続されている。
以上の構成において、例えば分岐線B3に接地事故が発生
したとすると、漏電電流i0は第3図の点線で示すよう
に、分岐線B3から大地を経て2次接地線,電源変圧器Tr
の2次巻線を通して流れる。このとき主幹の零相変流器
ZCT0の2次巻線に零相電流が発生し、継電器部GRに入力
される。そしてその電流値が設定値以上のときには、該
継電器部が動作して音、又は光等で警報を発し保安員に
知らせる。警報を受けた保安員は、選択スイッチCSを順
次切替えて事故が発生している分岐線を検出する。上記
実施例においては、分岐線B3に事故が発生しているの
で、可動接触子Kが零相変流器ZCT3の端子Z3と接続され
たとき、継電器部GRは動作する。従って事故分岐線B3が
検知される。
したとすると、漏電電流i0は第3図の点線で示すよう
に、分岐線B3から大地を経て2次接地線,電源変圧器Tr
の2次巻線を通して流れる。このとき主幹の零相変流器
ZCT0の2次巻線に零相電流が発生し、継電器部GRに入力
される。そしてその電流値が設定値以上のときには、該
継電器部が動作して音、又は光等で警報を発し保安員に
知らせる。警報を受けた保安員は、選択スイッチCSを順
次切替えて事故が発生している分岐線を検出する。上記
実施例においては、分岐線B3に事故が発生しているの
で、可動接触子Kが零相変流器ZCT3の端子Z3と接続され
たとき、継電器部GRは動作する。従って事故分岐線B3が
検知される。
C.考案が解決しようとする課題 上記のように、1台の継電器部で多数の分岐線の漏電を
監視することができ、また、事故分岐線も確実に検知す
ることができるので、経済的であるが、しかし、実用上
次のような課題が残されている。
監視することができ、また、事故分岐線も確実に検知す
ることができるので、経済的であるが、しかし、実用上
次のような課題が残されている。
即ち、一つの電源変圧器から分岐線を多数分岐すると、
主幹の零相変流器ZCT0には、常に全体のアンバランス電
流が流れ、2次側には常時見掛上の零相電流が流れてい
る。そこで、此の種の選択形漏電リレーでは、継電器部
の動作感度を、このアンバランス電流では動作しないよ
うに感度を下げて設定している。従って、分岐線に漏電
が発生した場合、主幹の零相変流器ZCT0の出力は、アン
バランス電流と零相電流の和となり、この和の電流が所
定値より大きくなったときに継電器部は動作することに
なる。そして継電器部の動作感度は、主幹と分岐線の各
零相変流器の場合とは全く同じに設定されている。
主幹の零相変流器ZCT0には、常に全体のアンバランス電
流が流れ、2次側には常時見掛上の零相電流が流れてい
る。そこで、此の種の選択形漏電リレーでは、継電器部
の動作感度を、このアンバランス電流では動作しないよ
うに感度を下げて設定している。従って、分岐線に漏電
が発生した場合、主幹の零相変流器ZCT0の出力は、アン
バランス電流と零相電流の和となり、この和の電流が所
定値より大きくなったときに継電器部は動作することに
なる。そして継電器部の動作感度は、主幹と分岐線の各
零相変流器の場合とは全く同じに設定されている。
このことから、分岐線の漏電電流が小さい場合、特にア
ンバランス電流以下の場合には、選択スイッチを切替え
ると、継電器部にはアンバランス電流が流れず、分岐線
の零相電流のみ入力されるので、継電器部は動作しな
い。従って漏電事故分岐線を発見することはできなくな
る。また、分岐線の数が多くなればなるほど、アンバラ
ンス電流が大きくなるため、監視できる分岐数も制限さ
れる。
ンバランス電流以下の場合には、選択スイッチを切替え
ると、継電器部にはアンバランス電流が流れず、分岐線
の零相電流のみ入力されるので、継電器部は動作しな
い。従って漏電事故分岐線を発見することはできなくな
る。また、分岐線の数が多くなればなるほど、アンバラ
ンス電流が大きくなるため、監視できる分岐数も制限さ
れる。
そこで、本考案は、アンバランス電流に関係なく分岐線
の僅かな漏電電流でも検出できるようにして上記従来の
課題を解決することを目的としたものである。
の僅かな漏電電流でも検出できるようにして上記従来の
課題を解決することを目的としたものである。
D.課題を解決するための手段 本考案における上記課題を解決するための手段は、 電源変圧器の出力を複数の分岐線で分岐して負荷に電力
を供給し、これら各分岐線に夫々零相変流器を設け、且
つこの電源変圧器の2次接地線に主幹の零相変流器を設
けて、分岐線および主幹の各零相変流器の出力を選択ス
イッチを介して継電器部に入力するとともに、常時は主
幹の零相変流器の出力を継電器部に入力し、該継電器部
が動作したとき前記選択スイッチを操作して分岐線の零
相変流器の出力を順次切替えて継電器部に接続し、継電
器部の動作により事故分岐線を検知するようにした選択
形漏電リレーにおいて、 前記選択スイッチに連動する感度切替スイッチを設け、
前記継電器部への入力を主幹の零相変流器から分岐線の
零相変流器に切替えたとき、継電器部の感度を上げるよ
うにする。
を供給し、これら各分岐線に夫々零相変流器を設け、且
つこの電源変圧器の2次接地線に主幹の零相変流器を設
けて、分岐線および主幹の各零相変流器の出力を選択ス
イッチを介して継電器部に入力するとともに、常時は主
幹の零相変流器の出力を継電器部に入力し、該継電器部
が動作したとき前記選択スイッチを操作して分岐線の零
相変流器の出力を順次切替えて継電器部に接続し、継電
器部の動作により事故分岐線を検知するようにした選択
形漏電リレーにおいて、 前記選択スイッチに連動する感度切替スイッチを設け、
前記継電器部への入力を主幹の零相変流器から分岐線の
零相変流器に切替えたとき、継電器部の感度を上げるよ
うにする。
また、選択スイッチの代りに切替装置を設け、この切替
装置は、切替信号が入力したときに前記継電器部への出
力を主幹の零相変流器から分岐線の零相変流器に切替
え、且つこの分岐線の零相変流器を順次自動的に切替え
る自動切替装置となし、継電器部が動作したとき前記自
動切替装置に切替信号を送出するとともに、同時に継電
器部自身の感度を上げるようになす。
装置は、切替信号が入力したときに前記継電器部への出
力を主幹の零相変流器から分岐線の零相変流器に切替
え、且つこの分岐線の零相変流器を順次自動的に切替え
る自動切替装置となし、継電器部が動作したとき前記自
動切替装置に切替信号を送出するとともに、同時に継電
器部自身の感度を上げるようになす。
E.作用 分岐線に漏電事故が発生し、継電器部が動作したとき選
択スイッチを操作して、主幹の零相変流器から分岐線の
零相変流器に切替えて、事故分岐線を検知する際、この
分岐線の零相変流器に切替わると同時に感度切替スイッ
チにより、自動的に継電器部の感度が上げられる。従っ
て高感度で、分岐線の零相変流器を順次切替えて検知す
るので、僅かな漏電でも漏電の発生している分岐線に切
替わったとき、継電器部は動作して事故分岐線は検知さ
れる。
択スイッチを操作して、主幹の零相変流器から分岐線の
零相変流器に切替えて、事故分岐線を検知する際、この
分岐線の零相変流器に切替わると同時に感度切替スイッ
チにより、自動的に継電器部の感度が上げられる。従っ
て高感度で、分岐線の零相変流器を順次切替えて検知す
るので、僅かな漏電でも漏電の発生している分岐線に切
替わったとき、継電器部は動作して事故分岐線は検知さ
れる。
また、分岐線に漏電事故が発生し、継電器部が動作する
と、その動作信号で、自動切替装置を始動させ、同時に
継電器部自身の感度を上げられる。従って前記同様高感
度で事故分岐線を自動的に検知される。
と、その動作信号で、自動切替装置を始動させ、同時に
継電器部自身の感度を上げられる。従って前記同様高感
度で事故分岐線を自動的に検知される。
F.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の回路構成図で、分岐線B1〜
B11の11を1台の継電器部で監視する場合の例を示して
いる。なお、第3図と同じ名称又は同じ機能を有する部
分には、それと同じ符号を付して説明を省略する。
B11の11を1台の継電器部で監視する場合の例を示して
いる。なお、第3図と同じ名称又は同じ機能を有する部
分には、それと同じ符号を付して説明を省略する。
第1図において、1は2段連動の切替装置で、選択スイ
ッチ1aと感度切替スイッチ1bとを有する。この選択スイ
ッチ1aには、第3図の場合と同様に可動接触子K1と、12
の切替接点を有する。これら各切替接点は、主幹の零相
変流器ZCT0の端子Z0と、分岐線B1〜B11の零相変流器ZCT
1〜ZCT11の端子Z1〜Z11が夫々過大入力保護装置2を介
して接続されている。また感度切替スイッチ1bは、選択
スイッチ1aと同様に可動接触子K2と切替接点とを有し、
可動接触子K1とK2とは機械的に連結されている。3は継
電器部で、増巾器31,感度切替器32,レベル検出器33およ
び2つの補助リレー34,35より成り、増巾器31の入力側
は、選択スイッチ1aの可動接触子K1と、全零相変流器の
共通の端子ZCが接続され、各零相変流器の出力を選択ス
イッチ1aの切替えによって個々に切替えて入力する。な
お、可動接触子K1は常時は端子Z0に接続される位置にあ
る。また、この増巾器31には感度切替スイッチ1bの可動
接触子K2との接続線イと、可動接触子K1が常時端子Z0に
接触しているとき可動接触子K2に接触している切替接点
との接続線ロと、それ以外の切替接点を共通に接続した
接続線ハが接続され、可動接触子K2が接続線ロと接続し
ているときに増巾器の感度(増巾率)を、アンバランス
電流では動作せず、それに所定の零相電流が加わったと
きに動作するように設定する。また、可動接触子K2が接
続線ハに切替えられたときは、増巾器31の増巾率を前記
の感度よりたとえば1.5倍程度に上げるように設定す
る。なお、図中4は制御電源用トランス、5は継電器部
の制御用定電圧電源、6は動作表示ランプ、PSはテスト
用押釦スイッチを示している。
ッチ1aと感度切替スイッチ1bとを有する。この選択スイ
ッチ1aには、第3図の場合と同様に可動接触子K1と、12
の切替接点を有する。これら各切替接点は、主幹の零相
変流器ZCT0の端子Z0と、分岐線B1〜B11の零相変流器ZCT
1〜ZCT11の端子Z1〜Z11が夫々過大入力保護装置2を介
して接続されている。また感度切替スイッチ1bは、選択
スイッチ1aと同様に可動接触子K2と切替接点とを有し、
可動接触子K1とK2とは機械的に連結されている。3は継
電器部で、増巾器31,感度切替器32,レベル検出器33およ
び2つの補助リレー34,35より成り、増巾器31の入力側
は、選択スイッチ1aの可動接触子K1と、全零相変流器の
共通の端子ZCが接続され、各零相変流器の出力を選択ス
イッチ1aの切替えによって個々に切替えて入力する。な
お、可動接触子K1は常時は端子Z0に接続される位置にあ
る。また、この増巾器31には感度切替スイッチ1bの可動
接触子K2との接続線イと、可動接触子K1が常時端子Z0に
接触しているとき可動接触子K2に接触している切替接点
との接続線ロと、それ以外の切替接点を共通に接続した
接続線ハが接続され、可動接触子K2が接続線ロと接続し
ているときに増巾器の感度(増巾率)を、アンバランス
電流では動作せず、それに所定の零相電流が加わったと
きに動作するように設定する。また、可動接触子K2が接
続線ハに切替えられたときは、増巾器31の増巾率を前記
の感度よりたとえば1.5倍程度に上げるように設定す
る。なお、図中4は制御電源用トランス、5は継電器部
の制御用定電圧電源、6は動作表示ランプ、PSはテスト
用押釦スイッチを示している。
動作は第3図と同様に、分岐線のいずれかに漏電事故が
発生すると、継電器部3が動作して補助リレー34,35の
接点が閉成し、警報が発せられる。これを感知して保安
員が選択スイッチ1aの可動接触子K1を操作して切替接点
を順次切替える。このとき、感度切替スイッチ1bの可動
接触子K2も接続線ロからハに切替えられ継電器部の感度
が上げられる。この高感度の状態で分岐線B1〜B11と順
次切替えられるので、僅かな漏電でも継電器部は確実に
動作する。
発生すると、継電器部3が動作して補助リレー34,35の
接点が閉成し、警報が発せられる。これを感知して保安
員が選択スイッチ1aの可動接触子K1を操作して切替接点
を順次切替える。このとき、感度切替スイッチ1bの可動
接触子K2も接続線ロからハに切替えられ継電器部の感度
が上げられる。この高感度の状態で分岐線B1〜B11と順
次切替えられるので、僅かな漏電でも継電器部は確実に
動作する。
第2図は他の実施例で、第1図の切替装置1を電気信号
により自動的に切替え動作をする自動切替装置21とな
し、継電器部23が動作したとき、零相変流器の端子を自
動的に切替え、且つ同時に感度調整をするようにしたも
のである。
により自動的に切替え動作をする自動切替装置21とな
し、継電器部23が動作したとき、零相変流器の端子を自
動的に切替え、且つ同時に感度調整をするようにしたも
のである。
即ち、自動切替装置21には、第1図と同様に、主幹の零
相変流器ZCT0の端子Z0と、各分岐線の零相変流器の端子
Z1〜Znおよび各共通の端子ZCが接続され、この自動切替
装置21を介して各零相変流器の端子Z0,Z1〜Znのいずれ
か1つと共通の端子ZCが継電器部23の増巾器24に接続さ
れる。そしてこの増巾器24の出力信号は、レベル検出器
25を介して制御装置26に入力される。制御装置26に信号
が入力されると、制御装置26では、自動切替装置21に信
号を送って端子の自動切替えを行わせ、同時に増巾器24
に信号を送って増巾率を変えて感度を上げ、更に補助リ
レー27を動作させて警報又は保安に必要な処理を取らせ
る。
相変流器ZCT0の端子Z0と、各分岐線の零相変流器の端子
Z1〜Znおよび各共通の端子ZCが接続され、この自動切替
装置21を介して各零相変流器の端子Z0,Z1〜Znのいずれ
か1つと共通の端子ZCが継電器部23の増巾器24に接続さ
れる。そしてこの増巾器24の出力信号は、レベル検出器
25を介して制御装置26に入力される。制御装置26に信号
が入力されると、制御装置26では、自動切替装置21に信
号を送って端子の自動切替えを行わせ、同時に増巾器24
に信号を送って増巾率を変えて感度を上げ、更に補助リ
レー27を動作させて警報又は保安に必要な処理を取らせ
る。
この実施例においても、第1図の実施例の場合と同様
に、事故発生分岐線を確実に検知することができる。
に、事故発生分岐線を確実に検知することができる。
H.考案の効果 以上のように本考案は、主幹の零相変流器から分岐線の
零相変流器に切替えた際、増巾器の増巾率が自動的に高
感度に切替えられるので、主幹の零相変流器に常時大き
なアンバランス電流が流れていて継電器部の動作感度を
下げた場合でも、分岐線の漏電を検出する際は、このア
ンバランス電流と無関係に高感度に設定しているので、
1台の継電器で従来より多数の分岐線を安心して監視で
きるので、経済的であり、且つ僅かな漏電でも検出する
ことができるので、事故分岐線を確実に検知できる。従
って感電事故や漏電火災等を未然に防止でき、保安上の
重責務を果たすことができる等極めて優れた実用上の効
果を奏するものである。
零相変流器に切替えた際、増巾器の増巾率が自動的に高
感度に切替えられるので、主幹の零相変流器に常時大き
なアンバランス電流が流れていて継電器部の動作感度を
下げた場合でも、分岐線の漏電を検出する際は、このア
ンバランス電流と無関係に高感度に設定しているので、
1台の継電器で従来より多数の分岐線を安心して監視で
きるので、経済的であり、且つ僅かな漏電でも検出する
ことができるので、事故分岐線を確実に検知できる。従
って感電事故や漏電火災等を未然に防止でき、保安上の
重責務を果たすことができる等極めて優れた実用上の効
果を奏するものである。
第1図は、本考案の一実施例の回路構成図、第2図は、
本考案の他の実施例のブロック図、第3図は従来例の回
路構成図を示す。 1…切替装置、1a…選択スイッチ、1b…感度切替スイッ
チ、3…継電器部、21…自動切替装置、23…継電器部、
24,31…増巾器、25,33…レベル検出器、26…制御装置。
本考案の他の実施例のブロック図、第3図は従来例の回
路構成図を示す。 1…切替装置、1a…選択スイッチ、1b…感度切替スイッ
チ、3…継電器部、21…自動切替装置、23…継電器部、
24,31…増巾器、25,33…レベル検出器、26…制御装置。
Claims (2)
- 【請求項1】電源変圧器の出力を複数の分岐線で分岐し
て負荷に電力を供給し、これら各分岐線に夫々零相変流
器を設け、且つ前記電源変圧器の2次接地線に主幹の零
相変流器を設けて、分岐線および主幹の各零相変流器の
出力を選択スイッチを介して継電器部に入力するととも
に、常時は主幹の零相変流器の出力を継電器部に入力
し、該継電器部が動作したとき前記選択スイッチを操作
して分岐線の零相変流器の出力を順次切替えて継電器部
に接続し、継電器部の動作により事故分岐線を検知する
ようにした選択形漏電リレーにおいて、 前記選択スイッチに連動する感度切替スイッチを設け、
前記継電器部への入力を主幹の零相変流器から分岐線の
零相変流器に切替えたとき、継電器部の感度を上げるよ
うにしたことを特徴とする選択形漏電リレー。 - 【請求項2】電源変圧器の出力を複数の分岐線で分岐し
て負荷に電力を供給し、これら各分岐線に夫々零相変流
器を設け、且つこの電源変圧器の2次接地線に主幹の零
相変流器を設けて、分岐線および主幹の各零相変流器の
出力を切替装置を介して継電器部に入力し、常時は主幹
の零相変流器の出力を継電器部に入力し、該継電器部が
動作したとき前記切替装置により分岐線の零相変流器の
出力を順次切替えて継電器部に接続し、継電器部の動作
により事故分岐線を検知するようにした選択形漏電リレ
ーにおいて、 前記切替装置は、切替信号が入力したときに前記継電器
部への出力を主幹の零相変流器から分岐線の零相変流器
に切替え、且つこの分岐線の零相変流器を順次自動的に
切替える自動切替装置となし、継電器部が動作したとき
前記自動切替装置に切替信号を送出するとともに、同時
に継電器部自身の感度を上げるようにしたことを特徴と
する選択形漏電リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12952890U JPH0733554Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 選択形漏電リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12952890U JPH0733554Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 選択形漏電リレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488332U JPH0488332U (ja) | 1992-07-31 |
JPH0733554Y2 true JPH0733554Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31876928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12952890U Expired - Fee Related JPH0733554Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 選択形漏電リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733554Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12952890U patent/JPH0733554Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0488332U (ja) | 1992-07-31 |
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