JPH07334486A - 系統計算パッケージの標準化方法 - Google Patents

系統計算パッケージの標準化方法

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JPH07334486A
JPH07334486A JP12484494A JP12484494A JPH07334486A JP H07334486 A JPH07334486 A JP H07334486A JP 12484494 A JP12484494 A JP 12484494A JP 12484494 A JP12484494 A JP 12484494A JP H07334486 A JPH07334486 A JP H07334486A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来からある系統計算パッケージの標準化を
はかり、ソフトウェアを有効活用するとともに今後の保
守性の向上をはかる。 【構成】 系統計算パッケージ1は、標準化入出力デー
タベース8を持ち、応用ソフトウェアシステムのデータ
ベース5a,5bから、中間入出力処理9a,9bによ
って計算に必要なデータを標準化入出力データベース8
に格納する。系統計算パッケージ1内部の特殊処理3
a,3bが、計算仕様に合わせてデータを加工する。そ
して、系統計算ソフトウェア2a,2bが系統計算を行
い、結果を標準化入出力データベース8に格納する。計
算結果は、中間入出力処理9a,9bによって、標準化
入出力データベース8から応用ソフトウェアシステムの
データベース5a,5bに格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、応用ソフトウェアシス
テムで使用できる系統計算パッケージ標準化方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の系統計算パッケージ1の
特徴を示すタスク関連図である。図において、系統計算
パッケージ1は、系統計算ソフトウェア2と計算仕様に
依存する特殊処理3と入出力インターフェイス処理4
a,4bから構成されている。この特殊処理3a,3b
と入出力インターフェイス4a,4bは、どちらもシス
テムデータベース5a,5bから入力されるデータの加
工処理である。しかし応用ソフトウェアシステムにおい
て、データ加工処理の変更を行う場合、ソフトウェアの
改修場所を明確にするために処理を分けている。6a,
6bは、応用ソフトウェアシステムのデータベース5
a,5bから取得する入力データであり、7a,7b
は、系統計算パッケージ1の計算結果(出力データ)で
ある。複数の応用ソフトウェアシステムでこれらの系統
計算パッケージ1は、共用化されることなく別々に作成
されていた。
【0003】系統計算パッケージ1は、系統計算を実現
するための系統計算ソフトウェア2a,2bの集合であ
り、系統計算ソフトウェア2a,2bとは、系統計算を
行う上で、使用する行列計算などをプログラム化したも
のである。応用ソフトウェアシステムのデータベース5
a,5bとは、ある一定の規則により応用ソフトウェア
システムの処理対象である情報、例えば電力系統設備の
発電機,負荷設備,送電線,変圧器などに関する情報の
電圧階級,定格容量,サイズなどや、電力系統の構成に
関する各設備のつながりなどの情報をデータの形に表し
たものである。
【0004】系統計算の例としては、文献「電力系統工
学」関根泰次著、コロナ社1979年21〜24頁、3
8〜52頁に述べられている、一般的な直流法潮流計
算、交流法潮流計算などがある。この系統計算ソフトウ
ェア2a,2bは、図10に示すような系統モデルをも
とに電力系統を構成している設備を模擬して系統計算を
行っている。図において14は送電線,変圧器のリアク
タンス分である。15は送電線の抵抗分、16は対地容
量分である。17は送電線の対地抵抗分である。18は
変圧器のタップ比である。19は発電機,負荷設備の有
効電力量である。20は無効電力量である。21は調相
設備のシャントリアクトル、22は電力用コンデンサで
ある。
【0005】この系統モデルのうち、変圧器モデルに
は、図11に示す各タイプがある。これは、変圧器のタ
ップ比基準サイドとリアクタンス分挿入サイドにより図
11の4つのタイプに分かれる。図10の変圧器モデル
は、図11のFF型のタイプである。従来の系統計算パ
ッケージ1には、この変圧器タイプがFF型しかなく、
モデルを統一するために事前に等価計算を行ってFF型
に変換してから系統計算を行っていた。これは、従来の
系統計算を使用する上での1つの制約であった。
【0006】次に図12のフローチャート及び図9を参
照して動作について説明する。まず、系統計算パッケー
ジ1は、入出力インターフェイス処理4aによって、応
用ソフトウェアシステムのデータベース5aから電力系
統を構成する設備に関するデータ6aを入力し、計算に
必要な形に加工する(ステップST1)。そして計算仕
様に合わせて特殊処理3aがそのデータを加工する(ス
テップST2)。系統計算ソフトウェア2aは、その加
工されたデータをもとに系統計算を行う(ステップST
3)。そして、入出力インターフェイス処理4aは、そ
の計算結果を応用ソフトウェアシステムのデータベース
5aに格納できる形に加工し、出力データ7aとしてデ
ータベース5aに格納する(ステップST4)。又系統
計算ソフトウェア2b側についても動作は同様である。
【0007】この計算仕様に合わせてデータを加工する
特殊処理3a,3bの例として、母線を接続するブスタ
イ設備の扱いがある。ブスタイ設備は通常小さなリアク
タンス分を持っている。リアクタンス分=0として計算
する場合と何らかの値を与えて流れる潮流を計算する場
合などがある。この特殊処理3a,3bは、系統計算ソ
フトウェア2a,2bを使用する応用ソフトウェアシス
テムがその都度、計算仕様を変更するものであり、系統
計算ソフトウェア2a,2b固有、つまり行列計算など
の特殊処理ではない。
【0008】図9において、別の応用ソフトウェアシス
テムが同じ計算手法を用いた系統計算パッケージ1を使
用していても、その系統計算パッケージ1をそのまま、
流用することはできない。これは、応用ソフトウェアシ
ステム毎にデータベース5a,5bの構造が違うためで
ある。しかし、応用ソフトウェアシステムのデータベー
ス5a,5bを常に一定の基準で設計するのは不可能で
あり、応用ソフトウェアシステムを構築する上で非効率
的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の系統計算パッケ
ージ1は、以上のように構成されており、使用される応
用ソフトウェアシステムのデータベース構造に合わせた
インターフェイスを持っているため、その運用性が悪い
という問題があった。
【0010】また、データ項目の保守性、例えば変圧器
のデータ項目の保守性が良くなかった。
【0011】また、系統計算ソフトウェア2a,2bが
使用している系統モデルが違うため同じ設備内の系統モ
デルが統一されておらず、系統計算ソフトウェア2a,
2bのインターフェイスが分かりにくかった。
【0012】また、系統計算パッケージ1を使用する応
用ソフトウェアシステムによってその計算仕様が異な
り、同じインターフェイスを持っていても特殊な処理を
含むものがあり、系統計算ソフトウェア2a,2bが汎
用化されていなかった。
【0013】この発明では、上記のような問題点を解消
し、従来からある系統計算パッケージ1の有効活用と今
後の保守性の向上を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る系
統計算パッケージの標準化方法は、系統計算パッケージ
1の系統計算ソフトウェア2a,2bで扱われる入出力
データの項目を抽出し、系統計算に関係ないものを全て
削除して作成されるとともに、その計算仕様を満足し、
応用ソフトウェアシステムのデータベース5a,5bと
の組合せが容易なように構成された標準化入出力データ
ベース8を備え、応用ソフトウェアシステムのデータベ
ース5a,5bと独立したソフトウェア構成をとるよう
にしたものである。
【0015】請求項2の発明に係る系統計算パッケージ
の標準化方法は、系統計算ソフトウェア2a,2bが使
用する系統モデルを各設備の標準属性と計算仕様に依存
する部分に分け、標準属性だけからなる標準系統モデル
12を作成し、標準系統モデル12をもとに、標準化入
出力データベース8を作成したものである。
【0016】請求項3の発明に係る系統計算パッケージ
の標準化方法は、標準系統モデル12の作成において、
変圧器の各タイプモデルを作成したものである。
【0017】請求項4の発明に係る系統計算パッケージ
の標準化方法は、系統計算ソフトウェア2a,2bから
計算仕様に依存するような特殊処理3a,3bを削除し
たものである。
【0018】
【作用】請求項1の発明において、系統計算パッケージ
1の系統計算ソフトウェア2a,2bで扱われる入出力
データの項目を抽出し、系統計算に関係ないものを全て
削除して作成されるとともに、その計算仕様を満足し、
応用ソフトウェアシステムのデータベース5a,5bと
の組合せが容易な標準化入出力データベース8を備え
た。
【0019】請求項2の発明において、系統計算ソフト
ウェア2a,2bが使用する系統モデルを各設備の標準
属性と計算仕様に依存する部分に分け、標準属性だけか
らなる標準系統モデル12をもとに作成する標準化入出
力データベース8を作成することで、系統計算ソフトウ
ェア2a,2bが使用する系統モデルが同一にでき、系
統計算パッケージ1のインターフェイスが容易に作成で
きる。
【0020】請求項3の発明において、標準系統モデル
12の作成において、変圧器の各タイプモデルを作成す
ることにより、変圧器の各タイプに対する等価計算を行
う必要がなくなり、系統計算パッケージ1の使用方法が
簡単になる。
【0021】請求項4の発明において、各系統計算ソフ
トウェア2a,2bから計算仕様に依存するような特殊
処理3がなくなり、どのような計算仕様でも系統計算パ
ッケージ1を共通に使用できる。
【0022】
【実施例】
実施例1(請求項1に対応).以下、本発明の実施例1
を図1について説明する。図1は、請求項1による標準
化方法を適用した系統計算パッケージ1を使用した応用
ソフトウェアシステムのタスク関連図である。該図にお
いて、系統計算パッケージ1は標準化入出力データベー
ス8と系統計算ソフトウェア2a,2bと計算仕様に依
存する特殊処理3a,3bから構成される。応用ソフト
ウェアシステムのデータベース5a,5bと標準化入出
力データベース8の間に中間入出力処理9a,9bがあ
る。6a,6bは応用ソフトウェアシステムのデータベ
ース5a,5bから中間入出力処理9a,9bが取得す
るデータであり、7a,7bは出力するデータである。
10a,10bは中間入出力処理9a,9bが系統計算
パッケージ1の標準化入出力データベース8に出力する
データであり、11a,11bは入力するデータであ
る。
【0023】図1では、系統計算ソフトウェア2a,2
bの例として、直流法潮流計算DC、交流法潮流計算A
Cを示している。中間入出力処理9a,9bは応用ソフ
トウェアシステム毎に違っているが、系統計算パッケー
ジ1に入出力しているデータは同じである。しかし、各
応用ソフトウェアシステムのデータベース5a,5bか
ら入出力しているデータは、違うものである。
【0024】この標準化入出力データベース8は、各系
統計算ソフトウェア2a,2bで扱う入出力データの項
目を抽出し、系統計算に関係ないものをすべて削除して
作成する。表1は、抽出される各系統計算ソフトウェア
2a,2bの入力データの項目であり、表2は、出力デ
ータの項目である。表1、表2より各系統計算ソフトウ
ェア2a,2bの利用条件に適合するように標準化入出
力データベース8を作成する。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】次に動作について説明する。まず、中間入
出力処理9aは、応用ソフトウェアシステムのデータベ
ース5aから電力系統を構成する設備に関するデータ6
aを入力し、計算に必要な形に加工する。その加工され
たデータ10aを標準化入出力データベース8に格納す
る。系統計算パッケージ1は、標準化入出力データベー
ス8のデータをもとに系統計算を行い、計算結果32a
を標準化入出力データベース8に格納する。中間入出力
処理9aは、標準化入出力データベース8から計算結果
11aを取得して応用ソフトウェアシステムのデータベ
ース5aに格納できる形に加工し、データ7aとして格
納する。又、この動作は中間入出力処理9b側でも同様
である。
【0028】系統計算パッケージ1内部の動作を図2の
フローチャート及び図1を参照して説明する。まず、標
準化入出力データベース8からデータ31aを入力する
(ステップST5)。計算仕様に合わせて特殊処理3a
がそのデータを加工する(ステップST2)。系統計算
ソフトウェア2aは、その加工されたデータをもとに系
統計算を行う(ステップST3)。計算結果32aを標
準化入出力データベース8に格納する(ステップST
6)。系統計算パッケージ1内部の動作は、応用ソフト
ウェアシステムのデータベース5aによらず一定であ
る。又、この動作は系統計算ソフトウェア2b側でも同
様である。
【0029】このように、各応用ソフトウェアシステム
のデータベース5a,5bのそれぞれに合わせた中間入
出力処理9a,9bを開発するのみで容易に応用ソフト
ウェアシステムに系統計算が適用できる。また応用ソフ
トウェアシステムに依存する処理がなくなる。このこと
により従来から開発・製作された系統計算パッケージ1
を有効に活用できる。また、一度、系統計算パッケージ
1の試験を行っておけば、応用ソフトウェアシステムの
構築において、系統計算パッケージ1の試験を何度も行
う必要がなくなるのでソフトウェアの生産及び処理の効
率があがる。
【0030】実施例2(請求項2に対応).以下、本発
明の実施例2を図3について説明する。図3は、この実
施例2による標準化方法を適用した系統計算パッケージ
1を使用した応用ソフトウェアシステムのタスク関連図
である。図1と構成がほぼ同様であるが、標準化入出力
データベース8を作成する際に、標準系統モデル12を
考慮して作成することが違う。この標準系統モデル12
とは、従来の系統計算ソフトウェア2a,2bが使用し
ていた系統モデルから求めるものである。図10に従来
の系統モデルを示す。この系統モデルから共通項を洗い
出し、応用ソフトウェアシステムにおいてシステムデー
タベースに設定できるデータを検討して、前記データベ
ースに設定できないデータを削除することによって求め
る。この実施例では、図10の送電線の対地抵抗分17
を削除して求めた標準系統モデル12を図4に示す。
【0031】このように標準系統モデル12をもとに標
準化入出力データベース8を作成することで系統計算ソ
フトウェア2a,2bが模擬する系統モデルが統一さ
れ、標準化入出力データベース8のデータ項目の保守性
が向上する。又系統計算パッケージ1のインターフェイ
スの保守性についても向上する。なお、実施例2の実際
の動作は、実施例1と同様である。
【0032】実施例3(請求項3に対応).以下、本発
明の実施例3を図5について説明する。図5は、この実
施例3による標準化方法を適用した系統計算パッケージ
1を使用した応用ソフトウェアシステムのタスク関連図
である。図3と構成がほぼ同様であるので、図3との相
違点について説明する。まず、標準系統モデル12に図
10に示す変圧器の各タイプモデルを追加していること
である。そして、この標準系統モデル12をもとに標準
化入出力データベース8を作成する。また、各系統計算
ソフトウェア2a,2bのインターフェイスにこの各変
圧器モデルに対する等価計算処理13a,13bを追加
する。
【0033】次に動作について説明する。全体的には、
実施例2の動作と同様である。系統計算パッケージ1内
部の動作が違うので、図6のフローチャート及び図5を
参照してその動作について説明する。まず、標準化入出
力データベース8からデータ31aを入力する(ステッ
プST5)。変圧器の各タイプに対する等価計算処理1
3aを行う(ステップST7)。計算仕様に合わせて特
殊処理3aがそのデータを加工する(ステップST
2)。系統計算ソフトウェア2aは、その加工されたデ
ータをもとに系統計算を行う(ステップST3)。計算
結果32aを標準化入出力データベース8に格納する
(ステップST6)。又この動作は系統計算ソフトウェ
ア2b側でも同様である。
【0034】変圧器の各タイプモデルを標準系統モデル
12に追加し、系統計算ソフトウェア2a,2bに等価
計算処理13a,13bを追加することで、系統計算を
行う前に行っていた変圧器のモデル変換を行う必要がな
くなり、系統計算パッケージ1の使用方法が簡単にな
る。
【0035】実施例4(請求項4に対応).以下、本発
明の実施例4を図7について説明する。図7は、この実
施例4による標準化方法を適用した系統計算パッケージ
1を使用した応用ソフトウェアシステムのタスク関連図
である。図5と構成が、ほぼ同様であるので図5との相
違点について説明する。従来の系統計算ソフトウェア2
a,2bのソースコードレビューつまりプログラムリス
トの再検討を行い、計算仕様に依存する特殊処理3a,
3bを系統計算パッケージ1内部から削除し、中間入出
力処理9a,9bにおいている点が違う。
【0036】次に動作について説明する。全体的には、
実施例3の動作と同様であるが、中間入出力処理9aの
中で計算仕様に合わせた特殊処理3aが加わる。また、
系統計算パッケージ1内部の動作が違うので、図8のフ
ローチャート及び図7を参照してその動作について説明
する。まず、標準化入出力データベース8からデータ3
1aを入力する(ステップST5)。変圧器の各タイプ
に対する等価計算処理13aを行う(ステップST
7)。系統計算ソフトウェア2aは、そのデータをもと
に系統計算を行う(ステップST3)。計算結果32a
を標準化入出力データベース8に格納する(ステップS
T6)。又この動作は系統計算ソフトウェア2b側でも
同様である。
【0037】計算仕様に依存する特殊処理3a,3bを
系統計算パッケージ1内部から中間入出力処理9a,9
bに移すことにより、系統計算パッケージ1内部のソフ
トウェアの処理効率があがる。また、応用ソフトウェア
システムが計算仕様を変更する場合は、中間入出力処理
9a,9bを変更するのみで系統計算パッケージ1を使
用できるので、系統計算パッケージ1が汎用的に使用で
きる。つまり、系統計算ソフトウェア2a,2bが汎用
的になり、処理効率もあがる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項第1項記載の発明
によれば、系統計算パッケージの系統計算ソフトウェア
で扱われる入出力データの項目を抽出し、系統計算に関
係ないものを全て削除して作成されるとともに、その計
算仕様を満足し、応用ソフトウェアシステムのデータベ
ースとの組合せが容易な標準化入出力データベースを備
えた為、応用ソフトウェアシステムのデータベースと独
立したソフトウェア構成をとることができるので、同じ
設備内の系統モデルが統一され、系統計算ソフトウェア
のインターフェイスが分かり易くなり、しかも系統計算
パッケージの運用性が良くなる。
【0039】請求項第2項記載の発明によれば、系統計
算ソフトウェアが使用する系統モデルを各設備の標準属
性と計算仕様に依存する部分に分け、標準属性だけから
なる標準系統モデルを作成し、標準系統モデルをもと
に、標準化入出力データベースを作成するようにしたの
で、上記と同じ効果が得られるとともに、データ項目の
保守性が向上する。
【0040】請求項第3項記載の発明によれば、標準系
統モデルの作成に於いて、変圧器の各タイプモデルを作
成したので、上記と同じ効果が得られるとともに、変圧
器に関するデータ項目の保守性が向上する。
【0041】請求項第4項記載の発明によれば、系統計
算ソフトウェアから計算仕様に依存するような特殊処理
を削除し、中間入出力処理に於いて特殊処理を行うよう
にしたので、上記系統計算パッケージが汎用化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の請求項1による標準化方法を適用
した、系統計算パッケージを使用した応用ソフトウェア
システムのタスク関連図である。
【図2】 実施例1の系統計算パッケージの内部処理の
フローチャートである。
【図3】 この発明の請求項2による標準化方法を適用
した、系統計算パッケージを使用した応用ソフトウェア
システムのタスク関連図である。
【図4】 実施例2の標準系統モデルの説明図である。
【図5】 この発明の請求項3による標準化方法を適用
した、系統計算パッケージを使用した応用ソフトウェア
システムのタスク関連図である。
【図6】 実施例3の系統計算パッケージの内部処理の
フローチャートである。
【図7】 この発明の請求項4による標準化方法を適用
した、系統計算パッケージを使用した応用ソフトウェア
システムのタスク関連図である。
【図8】 実施例4の系統計算パッケージの内部処理の
フローチャートである。
【図9】 従来の系統計算パッケージの特徴を示すタス
ク関連図である。
【図10】 従来の系統計算ソフトウェアが使用する系
統モデルの説明図である。
【図11】 変圧器の各タイプモデルの説明図である。
【図12】 従来の系統計算パッケージの処理のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 系統計算パッケージ、2a,2b 系統計算ソフト
ウェア、3a,3b 特殊処理、4a,4b 入出力イ
ンターフェイス処理、5a,5b システムデータベー
ス、6a,6b 応用ソフトウェアシステムのデータベ
ースから中間入出力処理に入力されるデータ、7a,7
b 中間入出力処理から応用ソフトウェアシステムのデ
ータベースに格納されるデータ、8 標準化入出力デー
タベース、9a,9b 中間入出力処理、10a,10
b 中間入出力処理から標準化入出力データベースに入
力するデータ、11a,11b 標準化入出力データベ
ースから中間入出力処理が取得するデータ、 12 標
準系統モデル、13a,13b 等価計算処理、14
送電線、変圧器のリアクタンス分、15 送電線の抵抗
分、16 送電線の対地容量分、17 送電線の対地抵
抗分、18 変圧器のタップ比、19 発電機、負荷設
備の有効電力量、20 発電機、負荷設備の無効電力
量、21 調相設備のシャントリアクトル、22 調相
設備の電力用コンデンサ、31a,31b 標準化入出
力データベースから特殊処理又は等価計算へ入力される
データ、32a,32b 系統計算ソフトウェアから標
準化入出力データベースへ入力されるデータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統計算パッケージの系統計算ソフトウ
    ェアで扱われる入出力データの項目において、上記入出
    力データの項目を抽出し系統計算に関係ないものを全て
    削除して作成されるとともに、その計算仕様を満足し、
    応用ソフトウェアシステムのデータベースとの組合せが
    容易なように構成された標準化入出力データベースを備
    え、応用ソフトウェアシステムのデータベースと独立し
    たソフトウェア構成をとることを特徴とする系統計算パ
    ッケージの標準化方法。
  2. 【請求項2】 系統計算ソフトウェアが使用する系統モ
    デルを各設備の標準属性と計算仕様に依存する部分に分
    け、系統モデルの属性データを示す標準属性だけからな
    る標準系統モデルを作成し、標準系統モデルをもとに標
    準化入出力データベースを作成することを特徴とする請
    求項第1項記載の系統計算パッケージの標準化方法。
  3. 【請求項3】 標準系統モデルの作成において、変圧器
    の各タイプモデルを作成することを特徴とする請求項第
    2項記載の系統計算パッケージの標準化方法。
  4. 【請求項4】 系統計算ソフトウェアから計算仕様に依
    存するような特殊処理を削除することを特徴とする請求
    項第1項ないし第3項記載の系統計算パッケージの標準
    化方法。
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