JPH073339Y2 - 加速度試験機 - Google Patents
加速度試験機Info
- Publication number
- JPH073339Y2 JPH073339Y2 JP8165289U JP8165289U JPH073339Y2 JP H073339 Y2 JPH073339 Y2 JP H073339Y2 JP 8165289 U JP8165289 U JP 8165289U JP 8165289 U JP8165289 U JP 8165289U JP H073339 Y2 JPH073339 Y2 JP H073339Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acceleration
- mover
- output
- collision
- actual vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air Bags (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばエアバッグ用センサの試験等を行う
のに使用される加速度試験機に関する。
のに使用される加速度試験機に関する。
自動車等に搭載されて車両衝突時の人命救助に用いられ
るエアバッグユニットにおいて、エアバッグの動作タイ
ミングを検知するための加速度センサの動作確認試験を
行うための加速度試験機の1つに、供試体をのせた供試
台を有する可動子側を電磁力で急速駆動して試験用の所
望の衝突加速度を得る電磁ソレノイド形のものがある。
るエアバッグユニットにおいて、エアバッグの動作タイ
ミングを検知するための加速度センサの動作確認試験を
行うための加速度試験機の1つに、供試体をのせた供試
台を有する可動子側を電磁力で急速駆動して試験用の所
望の衝突加速度を得る電磁ソレノイド形のものがある。
第4図はこの電磁ソレノイド形試験機を示したもので、
図において、1はE字形をなす固定子(フイールドヨー
ク)であって、磁性体で構成されており、フイールドコ
イル2が装着されている。フイールドコイル2内を貫通
して伸びる中央脚1Aからは軌道3が水平に伸び、この軌
道3の他端は中央脚1Aから所定距離隔てた位置にある受
け部4で支持されている。5は両端開口の筒状をなす空
心の可動子(アルミ製のアーマチュアコイル)であっ
て、一端側の内周上部と内周下部に自由輪6U、6Dが取着
されており、他方端からは供試体(加速度センサ)8や
センサ類を搭載するための供試台7が伸び,この供試台
7の下側に自由輪6Cが取着されている。この可動子5は
自由輪6Uと6Dを中央脚1Aの上面と下面に係合して中央脚
1Aに外嵌され、供試台板7の自由輪6Cは軌道3の上面に
係合する。9は可動子5のコル2に電力を供給する電源
装置、10、11は給電線、12は界磁電源装置である。
図において、1はE字形をなす固定子(フイールドヨー
ク)であって、磁性体で構成されており、フイールドコ
イル2が装着されている。フイールドコイル2内を貫通
して伸びる中央脚1Aからは軌道3が水平に伸び、この軌
道3の他端は中央脚1Aから所定距離隔てた位置にある受
け部4で支持されている。5は両端開口の筒状をなす空
心の可動子(アルミ製のアーマチュアコイル)であっ
て、一端側の内周上部と内周下部に自由輪6U、6Dが取着
されており、他方端からは供試体(加速度センサ)8や
センサ類を搭載するための供試台7が伸び,この供試台
7の下側に自由輪6Cが取着されている。この可動子5は
自由輪6Uと6Dを中央脚1Aの上面と下面に係合して中央脚
1Aに外嵌され、供試台板7の自由輪6Cは軌道3の上面に
係合する。9は可動子5のコル2に電力を供給する電源
装置、10、11は給電線、12は界磁電源装置である。
この構成において、供試体8の試験を行う際しては、フ
イールドコイル2に界磁電流を流しておき、電源装置9
に第5図に示すようなハーバーサインカーブにのった加
速度指令Pgを与えて、包絡波形が同図の包絡波形と相似
する電力を給電線10を通して可動子5に供給させる。こ
れにより、可動子5に対し、図示実線矢印方向に向く推
力が作用する。この推力を受けて可動子5が急速加速さ
れて、中央脚1Aと軌道3上を走行し、所定の試験用衝突
速度まで加速される。
イールドコイル2に界磁電流を流しておき、電源装置9
に第5図に示すようなハーバーサインカーブにのった加
速度指令Pgを与えて、包絡波形が同図の包絡波形と相似
する電力を給電線10を通して可動子5に供給させる。こ
れにより、可動子5に対し、図示実線矢印方向に向く推
力が作用する。この推力を受けて可動子5が急速加速さ
れて、中央脚1Aと軌道3上を走行し、所定の試験用衝突
速度まで加速される。
ところで、上記ハーバーサインカーブにのった加速度指
令Pgは演算により作成するのが一般的であるが、試験精
度を向上するためには、試験条件を実車衝突時の条件に
近づけることが好ましいことは云うまでもないが、これ
を演算により模擬するのは面倒で時間がかかるという問
題があった。
令Pgは演算により作成するのが一般的であるが、試験精
度を向上するためには、試験条件を実車衝突時の条件に
近づけることが好ましいことは云うまでもないが、これ
を演算により模擬するのは面倒で時間がかかるという問
題があった。
この考案は上記問題を解消するためになされたもので、
実車衝突時に近い状態で試験機を動作させることができ
る加速度試験機を提供することを目的とする。
実車衝突時に近い状態で試験機を動作させることができ
る加速度試験機を提供することを目的とする。
この考案は上記目的を達成するため、加速度センサを搭
載して所定速度でバリアへ衝突制御される実車、上記加
速度センサの出力を記録するデジタルコレーダを有し、
上記演算処理装置は、上記デジタルレコーダの上記衝突
時の記録内容を内部メモリに格納してその値に基づき加
速度指令を作成する構成としたものである。
載して所定速度でバリアへ衝突制御される実車、上記加
速度センサの出力を記録するデジタルコレーダを有し、
上記演算処理装置は、上記デジタルレコーダの上記衝突
時の記録内容を内部メモリに格納してその値に基づき加
速度指令を作成する構成としたものである。
この考案では、実車衝突時の実車搭載加速度センサの出
力に基づき加速度指令を作成するから、実車衝突時に近
似した条件で供試体の試験を行うことができ、上記加速
度指令を演算だけで得る場合に比し、試験精度を向上す
ることができる。
力に基づき加速度指令を作成するから、実車衝突時に近
似した条件で供試体の試験を行うことができ、上記加速
度指令を演算だけで得る場合に比し、試験精度を向上す
ることができる。
以下、この考案の1実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、21は入力装置、22は演算処理装置(マ
イクロコンピュータCPU)、23は入出力インターフエー
ス、25は電源装置(PWM制御方式のインバータ)であ
る。この電源装置25は電力増幅器として機能するPWM制
御のインバータであって、第2図に示すように、4個の
パワートランジスタTR1、TR2、TR3、TR4をブリッジ接続し
てなり、その交流出力端にAとB間に可動子(アーマチ
ュアコイル)5が接続される。Dはフライホイルダイー
ドである。26は電解コンデンサ、27は整流器、28はイン
バータ25の制御器、29はPWM信号発生回路、30はベース
駆動回路、31は単相交流電源である。界磁電源装置12は
可制御整流素子Shからなる整流装置であって、可制御整
流素子Shはゲート制御装置32からゲート信号を受けてON
する。33は交流電源である。
イクロコンピュータCPU)、23は入出力インターフエー
ス、25は電源装置(PWM制御方式のインバータ)であ
る。この電源装置25は電力増幅器として機能するPWM制
御のインバータであって、第2図に示すように、4個の
パワートランジスタTR1、TR2、TR3、TR4をブリッジ接続し
てなり、その交流出力端にAとB間に可動子(アーマチ
ュアコイル)5が接続される。Dはフライホイルダイー
ドである。26は電解コンデンサ、27は整流器、28はイン
バータ25の制御器、29はPWM信号発生回路、30はベース
駆動回路、31は単相交流電源である。界磁電源装置12は
可制御整流素子Shからなる整流装置であって、可制御整
流素子Shはゲート制御装置32からゲート信号を受けてON
する。33は交流電源である。
40は実車であって、加速度センサ41を搭載しており、こ
の加速度センサ41の出力はデジタルレコーダ42に送出さ
れる。50はバリアである。
の加速度センサ41の出力はデジタルレコーダ42に送出さ
れる。50はバリアである。
この構成においては、実車40はバリア50に向って昇速し
つつ無人で走行し、所定速度に到達した後、バリア50に
衝突するように走行制御される。実車40が上記所定速度
まで上昇したのち実車40がバリア50に衝突して停止する
までの加速度センサ41の出力PRg(第3図に、波形図で
示す)はデジタルレコーダ42に記録される。このデジタ
ルレコーダ42の内容すなわち衝突加速度PRgはCPU22の内
部メモリ22Aに移される。
つつ無人で走行し、所定速度に到達した後、バリア50に
衝突するように走行制御される。実車40が上記所定速度
まで上昇したのち実車40がバリア50に衝突して停止する
までの加速度センサ41の出力PRg(第3図に、波形図で
示す)はデジタルレコーダ42に記録される。このデジタ
ルレコーダ42の内容すなわち衝突加速度PRgはCPU22の内
部メモリ22Aに移される。
CPU22はこのPRgを所定ンサプリング間隔Ts毎に読み出し
て補正したのち、この補正値を加速度指令Pgとして格納
しておく。なお、入力装置21は上記補正のための諸定
数、例えば、可動子5の移動に伴う機械損失等をキー入
力するために必要である。
て補正したのち、この補正値を加速度指令Pgとして格納
しておく。なお、入力装置21は上記補正のための諸定
数、例えば、可動子5の移動に伴う機械損失等をキー入
力するために必要である。
供試体8の実試験に際しては、CPU22は内部メモリ22Aか
ら上記加速度指令Pgの加速度指令値を所定サンプリング
間隔Ts毎に電源装置25のPWM信号発生回路29に送出す
る。PWM信号発生回路25はこれを搬送波(例えばキャリ
ア周波数6KHz)と比較してPWM信号を作成する。ベース
駆動回路30はこのPWM信号に基づきベース駆動信号を発
生してトランジスタTR1とTR4のベースに供給する。これ
により両トランジスタTR1とTR4がON/OFFスイッチング動
作を開始して可動子5には包絡波形が速度指令Pg1の包
絡波形と相似した波形の電流(最大値例えば300アンペ
ア)が供給され、可動子5は急速加速されて所定の衝突
加速度gに達する。上記加速度指令Pgの送出後所定時間
後に図示しない制動指令がPWM信号発生回路29に与えら
れてトランジスタTR2とTR3がON/OFFスイッチング動作を
行い可動子5に制動電流が供給される。
ら上記加速度指令Pgの加速度指令値を所定サンプリング
間隔Ts毎に電源装置25のPWM信号発生回路29に送出す
る。PWM信号発生回路25はこれを搬送波(例えばキャリ
ア周波数6KHz)と比較してPWM信号を作成する。ベース
駆動回路30はこのPWM信号に基づきベース駆動信号を発
生してトランジスタTR1とTR4のベースに供給する。これ
により両トランジスタTR1とTR4がON/OFFスイッチング動
作を開始して可動子5には包絡波形が速度指令Pg1の包
絡波形と相似した波形の電流(最大値例えば300アンペ
ア)が供給され、可動子5は急速加速されて所定の衝突
加速度gに達する。上記加速度指令Pgの送出後所定時間
後に図示しない制動指令がPWM信号発生回路29に与えら
れてトランジスタTR2とTR3がON/OFFスイッチング動作を
行い可動子5に制動電流が供給される。
本実施例では、PWM制御のインバータ25を増幅器として
使用しているので、スイッチング素子として、FETやIBG
Tを用いることにより、数μsecといった高い分解能を得
ることができ、第3図に示すような複雑な波形を有する
実車衝突時の加速度パターンを指令入力として与えて
も、該指令入力に忠実な電流波形の電力を可動子5に送
出することができ、実車衝突時の状態をシュミレートし
て供試体8を試験することか可能となる。
使用しているので、スイッチング素子として、FETやIBG
Tを用いることにより、数μsecといった高い分解能を得
ることができ、第3図に示すような複雑な波形を有する
実車衝突時の加速度パターンを指令入力として与えて
も、該指令入力に忠実な電流波形の電力を可動子5に送
出することができ、実車衝突時の状態をシュミレートし
て供試体8を試験することか可能となる。
この考案は以上説明した通り、実車衝突時の加速度セン
サの出力から試験用加速度指令を作成し、複雑波形の上
記出力に忠実な電力を可動子に供給することが可能であ
るので、信頼性の極めて高い試験結果を得ることができ
る。
サの出力から試験用加速度指令を作成し、複雑波形の上
記出力に忠実な電力を可動子に供給することが可能であ
るので、信頼性の極めて高い試験結果を得ることができ
る。
第1図はこの発明を実施例を示すブロック図、第2図は
上記実施例における電源装置のブロック図、第3図は上
記実施例における加速度センサの出力波形図、第4図は
加速度試験機の1例を示す一部断面側面図、第5図は従
来の演算による加速度指令の波形図である。 1……固定子、5……可動子、21……入力装置、22……
演算処理装置、23……入出力インターフエース、25……
電源装置であるインバータ、40……実車、41……加速度
センサ、42……デジタルレコーダ、50……バリア。
上記実施例における電源装置のブロック図、第3図は上
記実施例における加速度センサの出力波形図、第4図は
加速度試験機の1例を示す一部断面側面図、第5図は従
来の演算による加速度指令の波形図である。 1……固定子、5……可動子、21……入力装置、22……
演算処理装置、23……入出力インターフエース、25……
電源装置であるインバータ、40……実車、41……加速度
センサ、42……デジタルレコーダ、50……バリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 江成 克己
Claims (1)
- 【請求項1】界磁電源に接続されるフイールドコイルを
装着した固定子、空心コイルである可動子、該可動子に
一体的に設けられた供試台、所定の波形を有する加速度
指令を増幅して上記可動子に供給する電源装置、上記加
速度指令を送出する演算処理装置を備える加速度試験機
において、加速度センサを搭載して所定速度でバリアへ
衝突制御される実車、上記加速度センサの出力を記録す
るデジタルレコーダを有し、上記演算処理装置は、上記
デジタルレコーダの上記衝突時の記録内容を内部メモリ
に格納してその値に基づき加速度指令を作成することを
特徴とする加速度試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8165289U JPH073339Y2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 加速度試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8165289U JPH073339Y2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 加速度試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0321774U JPH0321774U (ja) | 1991-03-05 |
JPH073339Y2 true JPH073339Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31627779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8165289U Expired - Lifetime JPH073339Y2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 加速度試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073339Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP8165289U patent/JPH073339Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0321774U (ja) | 1991-03-05 |
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