JPH0733259A - ロータリバルブ - Google Patents

ロータリバルブ

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JPH0733259A
JPH0733259A JP19995493A JP19995493A JPH0733259A JP H0733259 A JPH0733259 A JP H0733259A JP 19995493 A JP19995493 A JP 19995493A JP 19995493 A JP19995493 A JP 19995493A JP H0733259 A JPH0733259 A JP H0733259A
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vane
vane groove
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rotary valve
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Takashi Onishi
巍 大西
Harushige Ibe
治重 伊部
Kazuo Yoshimoto
一男 吉本
Takashi Ogawa
高志 小川
Kensuke Uchiyama
研輔 内山
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Japan Tobacco Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Japan Tobacco Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベーン溝とベーンとの間への原料の侵入を防
ぎ、またベーン溝裏圧の異常な圧力上昇を防止して、ベ
ーンの追従性を保持しつつベーンの摩耗、損傷を防止す
る。 【構成】 ロータ軸5の外周に放射状に形成され、複数
個の回転する空間6を形成する複数のベーン2は、ベー
ン溝9の底部に配設された弾性体8でケーシング1の内
周面に摺動支持されており、投入口A側から投入された
原料を、同入口と異なる圧力の排出口B側に連続的に排
出するロータリバルブであって、前記空間6の側部を仕
切る側壁ディスク3の外側の圧力室10とベーン溝9間
を貫通する微小なガス流通孔12と、ベーン溝9と空間
6−1,6−2部間を貫通するガス流通孔11−1,1
1−2を設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品の原料粉粒体、木材
チップなどの固形物、食品等の原料で液体、気体との混
合物等を連続的に圧力が異なる部分に移送するロータリ
バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、紙パルプなどの分野で粉粒体状の
原料を連続的に供給する装置として、ロータリバルブが
従来一般的に使用されている。図4はその基本構造の一
例であり、上部の投入口Aより供給した原料を、ポケッ
ト壁13で仕切られる空間6に落とし込み、ベーン2を
ケーシング1の内周に押し付けつつ、各空間6の気密性
を保ちながら軸の回転により下方の排出口Bに順次連続
的に供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】粉粒体を移送するロー
タリバルブでは、バルブ前後のガスリークを最小にする
ように、バルブ内の各空間6,6間がベーン2により仕
切られる。ベーン2は図2に示すように、ベーン溝9の
底部に設けられるゴム8などの弾性体で常時ケーシング
1側に押付けられて、左右の空間6−1,6−2間のシ
ール性を保持している。ベーン2とベーン溝9との間
は、ベーン2の追従性を保つために微小なクリアランス
を持っているが、従来の技術では運転時に原料の微細粉
が、このクリアランス部に入り込んで固着するなどして
ベーン2の動きを悪くし、そのためシール性を損ねた
り、或いは高圧側でベーン溝9裏空間に入り込んだガス
が抜けにくくなったり、低圧側でこれが保持され、ベー
ンに計画外の大きなガス圧がライナー方向に働いてベー
ン2及びライナー14の摩耗を促進させたり、ベーン2
を破損させたりする虞れがあった。
【0004】また系内のガスを外部にリークさせないよ
うに、空間6の側壁外部に予圧室(図3の10)を設
け、そしてここに圧力をかけるような場合には、更にこ
の部分からサイドシールの隙間を通ってベーン溝9裏に
流入し、この部分の圧力を上昇させる場合もあった。本
発明は従来発生の虞れがあったベーン溝とベーンとの間
への原料の侵入を防ぎ、またベーン溝裏圧の異常な圧力
上昇を防止して、ベーンの追従性を保持しつつ、ベーン
が摩耗したり、損傷したりするのを防止するロータリバ
ルブを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ロー
タ軸の外周に放射状に形成され、複数個の回転する空間
を形成する複数のベーンを備え、同ベーンはベーン溝底
部に配設された弾性体でケーシング内周面に摺動支持さ
れ、入口部から投入される原料を入口と異なる圧力の出
口部に連続的に排出するロータリバルブにおいて、前記
空間の側部を仕切る側壁ディスクの外側の圧力室とベー
ン溝間を貫通する微小な通気孔と、同ベーン溝と前記空
間部間を貫通する通気孔を設けてなるもので、これを課
題解決のための手段とするものである。
【0006】
【作用】ベーン側壁ディスクの流通孔のコンダクタンス
を、ベーン裏から空間への流通孔のそれより十分小さく
すれば、ベーン溝裏圧PM を空間圧力PC より僅かに大
きい状態にできる。従ってベーン裏とベーン外側との差
圧を常に十分に小さくすることができ、圧力差によるベ
ーンの押付荷重の異常上昇を防ぐことができる。またベ
ーン裏圧は常に空間の圧力より僅かに大きい状態に保た
れるから、ベーンとベーン溝との間のクリアランス部で
は、常にベーン裏からベーン外側へのガス流れがあるた
め、この部分への原料微粉の侵入を大幅に低減すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1〜図3は本発明の実施例を示す。先ず図1にお
いて、原料は投入口A側より排出口B側に移送される。
本実施例では予圧室10の圧力を16kg/cm2とし、A側
を16kg/cm2、B側を大気(1kg/cm2) としている。ま
た予圧室10と各ベーン2の裏側との間には、図3に示
す微小なガス流通孔12が設けられており、ベーン溝9
裏と同ベーン2の両側のポケット6−1,6−2との間
には、図2に示すガス流通孔11−1及び11−2が設
けられている。
【0008】前記ガス流通孔12の径をガス流通孔11
−1,11−2より十分小さくすることにより、ベーン
溝9裏圧PM をベーン2の外側の空間6の圧力PC1, P
C2より僅かに大きくすることができる。なお、ガス流通
孔11−1と11−2を設けたことによる空間6−1,
6−2間のガス流れは、ベーン2の裏ゴム8により防ぐ
ことができ、実用上支障がないレベルに押えられる。ま
た本実施例を適用する(ベーン溝裏の圧力PM が空間6
−1,6−2の圧力PC1, PC2より高くなる)ことによ
り、原料の微細粉がベーン2とベーン溝9の間に入り込
むことがないため、ベーンの固着や異常摩耗、ベーンの
損傷等を大幅に改善することができる。なお、図中7,
7−1,7−2はサイドシールである。
【0009】予圧室10とベーン溝9裏及びベーン溝9
裏と空間6−1,6−2とを通気する小孔12及び11
−1,11−2を設け、かつ予圧室10の圧力PH を、
バルブ内高圧側圧力より大きくすることにより、ベーン
2がいかなる位置においても、PM をベーン溝9の裏
圧、PC を空間圧力としてPH ≧PM ≧PC の関係が保
持される。ここでベーン側壁ディスク3の流通孔12の
コンダクタンスを、ベーン2裏から空間6への流通孔1
1−1,11−2のそれより十分小さくすれば、PM
C より僅かに大きい状態にできる。
【0010】従ってベーン2裏とベーン2外側との差圧
を常に十分に小さくすることができ、圧力差によるベー
ン2の押付荷重の異常上昇を防ぐことができる。またベ
ーン2裏圧は常に空間6の圧力より僅かに大きい状態に
保たれるから、ベーン2とベーン溝9との間のクリアラ
ンス部では、常にベーン2裏からベーン外側へのガス流
れがあるため、この部分への原料微粉の侵入を大幅に低
減することができる。即ち、本実施例によれば、2種類
の小孔12,11−1,11−2を設ける簡単な対策に
より、ベーン2の固着によるリーク量の増大や、ベーン
2裏圧の上昇によるベーン2の異常摩耗や損傷を防止す
ることができる。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、ベーンの追従性を常に良好な状態に保持でき、また
ベーン裏圧の異常な増大を防ぐことができるため、回転
摩擦力を常に低い状態で運転することができる。従って
摩擦によるライナー面の温度上昇もなく、低い動力で運
転でき、装置の耐久性、信頼性の向上と高効率の運転に
よる経済的効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るロータリバルブの側断面
図である。
【図2】図1における要部の詳細正面断面図である。
【図3】図1における要部の詳細断面図である。
【図4】図1のC〜C断面位置における従来のロータリ
バルブの断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ベーン 3 側壁ディスク 4 パッキング 5 シャフト 6 空間 7 サイドシール 8 ゴム(弾性体) 9 ベーン溝 10 予圧室 11−1,11−2 ガス流通孔 12 ガス流通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉本 一男 平塚市黒部丘1−31 日本たばこ産業株式 会社生産技術開発センター内 (72)発明者 小川 高志 平塚市黒部丘1−31 日本たばこ産業株式 会社生産技術開発センター内 (72)発明者 内山 研輔 茨城県西茨城郡友部町南友部1966の6 日 本たばこ産業株式会社友部工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ軸の外周に放射状に形成され、複
    数個の回転する空間を形成する複数のベーンを備え、同
    ベーンはベーン溝底部に配設された弾性体でケーシング
    内周面に摺動支持され、入口部から投入される原料を入
    口と異なる圧力の出口部に連続的に排出するロータリバ
    ルブにおいて、前記空間の側部を仕切る側壁ディスクの
    外側の圧力室とベーン溝間を貫通する微小な通気孔と、
    同ベーン溝と前記空間部間を貫通する通気孔を設けたこ
    とを特徴とするロータリバルブ。
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CN103043444B (zh) * 2013-01-23 2015-01-07 广东海洋大学 带有气密封装置的旋转供料器及旋转供料器的气密封方法

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