JPH0732848B2 - ディ−ゼルエンジン用燃料濾過器 - Google Patents

ディ−ゼルエンジン用燃料濾過器

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JPH0732848B2
JPH0732848B2 JP62208084A JP20808487A JPH0732848B2 JP H0732848 B2 JPH0732848 B2 JP H0732848B2 JP 62208084 A JP62208084 A JP 62208084A JP 20808487 A JP20808487 A JP 20808487A JP H0732848 B2 JPH0732848 B2 JP H0732848B2
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JP
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filter
fuel
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diesel engine
heating
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JP62208084A
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仁 三宅
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディーゼルエンジン用燃料濾過器に関し、詳
しくは濾過器内に滞留する燃料油を効率よく加熱できる
ディーゼルエンジン用燃料濾過器に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
自動車、産業用機械あるいは船舶等に搭載されるディー
ゼルエンジンに用いられる燃料濾機器は、燃料油中に含
まれる塵埃や水分等を除去するために燃料タンクから燃
料ポンプを経て気化器に至る配管の途中に設けられるも
ので、濾過器本体内には、濾紙等からなる濾材が配設さ
れている。またディーゼルエンジン用の濾過器には、冬
期等の気温が−10℃以下となる寒冷時のトラブルを防止
するために、濾過器内の燃料油を加熱する加熱装置に設
けられている。この加熱装置は、一般にバッテリーを電
源とする発熱体が用いられており、燃料油を−10℃以下
さらには0℃以上に加熱して、燃料油中に含まれるワッ
クス等の固形物の析出による目詰まりなどのエンジント
ラブルを未然に防止するものである。しかし従来の加熱
手段は、濾過器本体の外側に発熱体を設けて加熱した
り、濾過器内の濾材が収納してある区域の上方にヒータ
ー等を入れて加熱したりしていたが、いずれの場合も熱
効率が悪く、燃料の加熱に時間がかかったり、充分な加
熱を行うことができず、濾材に付着したワックス等の溶
解を確実に行うことができなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者は、濾過器内の燃料油を効率よく加熱
できるディーゼルエンジン用燃料濾過器を開発すべく鋭
意研究を重ねた。その結果、濾過器本体を上部室と下部
室とに区画してその上部室に濾材を配設し、下部室に通
孔を形成した加熱板を添設することにより、加温された
燃料油の上昇流ならびに対流が形成され、これが濾過器
内の熱伝導性を高めて濾材に付着したワックス等を効果
的に溶解し、目的を達成できることを見出した。
本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。す
なわち本発明は、濾過器本体に連通孔を有する仕切板を
設けて上部室と下部室とを区画形成し、上部室には濾材
を配設するとともに燃料出口を設け、前記下部室には燃
料入口を設けるとともに、前記仕切板の下面に前記仕切
板の連通孔と連通する連孔を形成した加熱板を添設した
ことを特徴とするディーゼルエンジン用燃料濾過器を提
供するものである。
以下、本発明の濾過器の一例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明の濾過器の一つの態様を示す断面図であ
る。ここで、本発明の濾過器1は、上部室2と下部室3
とを備えた円筒状の濾過器本体4により形成されるもの
で、上部室2と下部室3とは、複数の連通孔5,5を有す
る仕切板6により区画されている。上部室2と仕切板6
は、はめ込みにより形成されており、両室2,3はフラン
ジ部7より接続されている。
また、前記上部室2の内部には、濾材8が配設されてお
り、頂部には燃料ポンプあるいは気化器への配管に接続
される燃料出口9が設けられている。前記濾材8は、前
記仕切板6の連通孔5から上部室2に導入され、燃料出
口9に向かって流れる燃料油中の塵埃等を除去するもの
で、有効面積を増すために中心部に流路10が設けられて
いる。この濾材8の素材としては、従来からこの種の濾
過器に用いられている濾紙や金網等が適当な形状に形成
されて用いられる。
一方、前記下部室3には、燃料タンクからの配管と接続
される燃料入口11と水抜き栓12が設けられており、さら
に下部室3の上部の前記仕切板6の下面には、バッテリ
ーを電源とする電熱ヒーター等の加熱板13が添設されて
いる。この加熱板13は、前記仕切板6と略同形状に形成
されるもので、仕切板6の連通孔5と連通する通孔14が
連通孔5と同位置に形成されている。この加熱板13のリ
ード線15は、前記フランジ部7から外部に取り出され、
電源部に接続されている。
前記加熱板13としては、各種のものを用いることができ
るが、エンジンの大きさや燃料消費量により40W乃至500
Wの発熱量を有する発熱体が板状に形成されて用いられ
る。この発熱体の材質としては、抵抗値の大きい低温発
熱体を用いるが、特に正温度特性を有する自己温度制御
型の発熱体、いわゆるPTC発熱体を用いることが好まし
い。
上記正温度特性を有する発熱体の素材としては、高密度
ポリエチレン等の結晶性重合体50〜85重量部に対してカ
ーボンブラック等の導電性粒子15〜50重量部を配合した
導電性組成物を主成分とするものが好ましく、このよう
な素材を板状に成形して、その裏面両面にニッケル箔や
銅箔等を圧着あるいはメッキ等により設けて電極を形成
した後、数個の通孔を打ち抜き、該電極それぞれにリー
ド線を取り付けたものが用いられる。
前記結晶性重合体としては、他に低密度ポリエチレン,
直鎖状低密度ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニル共重
合体,エチレン−エチルアクリレート共重合体等の共重
合体、ポリトランスイソプレン,ポリプロピレン,ポリ
アミド,ポリエステル,ポリテトラフルオロエチレン等
が好ましく、また導電性粒子としては、他に黒鉛,炭素
繊維粉砕物,金属粉末等が用いられる。この導電性粒子
の粒径は、例えばカーボンブラックの場合には、10〜20
0mμのものが用いられる。また上記二成分に対して、炭
化ケイ素やアルミナ,シリカ,チタニア等の熱伝導性の
よい添加剤を配合することもできる。さらに加熱板は、
電極を取り付けた状態でそのまま用いることもできる
が、表面にエポキシ樹脂,フェノール樹脂あるいはシリ
コーン樹脂等により保護被膜を形成することが好まし
い。
このような素材により前記仕切板6と略同形成された加
熱板13は、前記電極に絶縁被覆されたリード線15が接続
され、仕切板6と同位置に通孔14が形成され、仕切板6
の下面に密着するように取り付けられる。このとき、仕
切板6の連通孔5と加熱板13の通孔14を同位置に配置す
ることは勿論である。
このように濾過器本体4を上部室2と下室部3とで形成
し、加熱板13を両室2,3を仕切る仕切板13の下面に添設
したので、電極面積を広くとることができ、電気抵抗を
小さくして、発熱量を高めることができる。これによ
り、上部室2内の燃料油を下方から広い面積で効率よく
加熱でき、さらに、対流効果により熱伝導性が向上し、
濾材8に付着するワックス等の固形分を速やかに溶解す
ることができ、エンジンの始動時等のトラブルを防止す
ることができる。特に、加熱板13を仕切板6の下面に密
着して添設すると熱伝導性が一層向上するので好まし
い。
また加熱板13として、前述の如く結晶性重合体と導電性
粒子との混合組成物からなる正温度特性を有する素材を
用いることにより、加熱板13が所定の温度に到達する
と、その電気抵抗値が急激に上昇して発熱しなくなるた
め、自動的に温度調節することができるので安全性が高
く、電力の無駄もなくなる。
なお、濾過器の本体や仕切板あるいは連通孔等の形状や
発熱体の素材や形状は、燃料油の量や設置場所、加熱量
等の諸条件により適宜設定されるもので、上記態様に限
定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の濾過器は、燃料の加熱
部を下部室に設けたため、加温された燃料の対流効果に
より熱伝導性が高く、また、仕切板の連通孔と同位置に
通孔を形成した加熱板を仕切板の下面に添設したため、
電極面積を広くとることができ、したがって電気抵抗が
小さく、発熱量を高めることができる。さらに、加熱板
の伝熱面積が大であるため、上部室内と燃料油を下方か
ら効率よく加熱し、濾材に析出して付着した燃料油中の
ワックス等の固形分を速やかに溶解することができ、エ
ンジンの始動時等のトラブルを未然に防止することがで
きる。
さらに加熱板として、正温度特性を有する素材からなる
発熱体を用いることにより、自動的に温度調節すること
ができるので安全性が高く、電力の無駄もなくなる。
したがって、本発明の燃料濾過器は、自動車、産業用機
械あるいは船舶等に搭載されるディーゼルエンジンに用
いられる燃料濾過器として、有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例を示す濾過器の断面図である。 1……濾過器,2……上部室, 3……下部室,4……濾過器本体, 5……連通孔,6……仕切板, 7……フランジ部,8……濾材, 9……燃料出口,10……流路, 11……燃料入口,12……水抜き栓, 13……加熱板,14……通孔, 15……リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾過器本体に連通孔を有する仕切板を設け
    て上部室と下部室とを区画形成し、上部室には濾材を配
    設するとともに燃料出口を設け、前記下部室には燃料入
    口を設けるとともに、前記仕切板の下面に前記仕切板の
    連通孔と連通する通孔を形成した加熱板を添設したこと
    を特徴とするディーゼルエンジン用燃料濾過器。
  2. 【請求項2】加熱板が、正温度特性を有する素材により
    形成されたものである特許請求の範囲第1項記載のディ
    ーゼルエンジン用燃料濾過器。
JP62208084A 1987-08-24 1987-08-24 ディ−ゼルエンジン用燃料濾過器 Expired - Lifetime JPH0732848B2 (ja)

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