JPH07328489A - ロータリーアトマイザ - Google Patents

ロータリーアトマイザ

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JPH07328489A
JPH07328489A JP6125522A JP12552294A JPH07328489A JP H07328489 A JPH07328489 A JP H07328489A JP 6125522 A JP6125522 A JP 6125522A JP 12552294 A JP12552294 A JP 12552294A JP H07328489 A JPH07328489 A JP H07328489A
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Morio Nakamura
森雄 中村
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Nippon Sharyo Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
    • B05B3/1007Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
    • B05B3/1021Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with individual passages at its periphery

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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 増速機構の構造と潤滑油供給回路の構造を簡
素化して部品点数や製作加工工程を削減し、全体構造と
して剛性と加工精度の向上によって、振動と騒音を低減
する。 【構成】 上部ケース10内に、入力軸21と遊星ロー
ラ式増速装置12と出力軸14とからなる増速機構を内
蔵した円筒ケース13を着脱可能に設け、円筒ケース1
3の周壁内に潤滑油供給路46を形成するとともに、円
筒ケース13周壁内面に、入力軸21と出力軸14を支
承する各軸受23,24,31,32と遊星ローラ式増
速装置12への潤滑油供給口をそれぞれ開設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス、食料
品、医薬品等の各種の液体、スラリーの乾燥、造粒工程
及び有害な排ガス除去に使用されるロータリーアトマイ
ザに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリーアトマイザは、本体
ケース内に、上下方向に配置される入力軸と、該入力軸
の下方に、入力軸と同一軸線上に配置される出力軸とを
それぞれ軸受を介して支承し、前記入力軸と前記出力軸
との間に、遊星ピン、遊星ローラ、固定リングからなる
遊星ローラ式増速装置を配設し、前記出力軸下端にロー
タリーディスクを設けており、駆動モータによる入力軸
の回転を遊星ローラ式増速装置で増速し、一般的には、
ほぼ6,000〜24,000rpmで高速回転するロ
ータリーディスクに作用する遠心力を利用して、ロータ
リーディスクに供給される固体成分を含む液体や上記粉
末のスラリー等を、ロータリーディスクに設けた噴射ノ
ズルからチャンバ内に噴射させることにより噴霧化さ
せ、乾燥や化学反応によって微粒化物質を生成させる。
また、有害な排ガス除去にスラリーや薬剤を用いて化学
処理を行っている。
【0003】例えば、実開昭56−44245号公報に
示されるものは、本体ケースを上部ケースと下部ケース
に分割し、上部ケースに入力軸を軸受を介して支承し、
下部ケース内において入力軸の下部に中空の下部軸をリ
ーマボルトで連結するとともに、入力軸と下部軸との間
に遊星ローラ式増速装置を配設し、下部軸下端の軸受を
介して出力軸を支承し、上部ケース、入力軸、出力軸及
び遊星ピン等に前記各軸受と前記遊星ローラ式増速装置
への潤滑油供給路を備え、前記出力軸を前記下部ケース
の下部に設けた潤滑油タンク内に立設した出力軸挿通筒
を貫通して本体ケース下端から突出させ、前記出力軸に
出力軸挿通筒上部外周を覆う遮油キャップを設けてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロータリー
アトマイザは、高速回転するために、装置全体の軸線通
し精度と各部品の製作精度が極めて重要となるが、上述
の構造では、上部ケースにて入力軸を支承し、下部ケー
スにて遊星ローラ式増速装置の固定リングと支持すると
ともに下部軸を軸受を介して支承し、該下部軸にて出力
軸を支承しているので、構造が複雑で部品点数も多く、
部品加工及び組立てが大変である。
【0005】また、入力軸の下部に下部軸を連結してい
るので、下部軸の慣性モーメント・慣性質量が大きく、
出力軸の加速・減速に影響を及ぼし、特に、異常事態発
生時での緊急ブレーキの効きが悪く対応が容易ではな
い。
【0006】さらに、下部軸下端の軸受による出力軸の
支持では、高速回転する出力軸が主に一次、二次の共振
回転数を通過する際の共振撓みを低減することができ
ず、振動による問題が発生する可能性が大である。
【0007】しかも、高速回転に対する各部への潤滑油
の供給は、装置自体が複雑な構造のため、上部ケース、
入力軸、出力軸及び遊星ピン等に潤滑油供給路を縦横に
設け、さらに所々に油溜りを設けているので、潤滑油供
給回路が複雑な構造となり、製作費もかなり高価となる
と共に、メインテナンスも大変である。
【0008】また、ロータリーアトマイザは、比較的温
度の高いチャンバ内に設置されるので、潤滑油への熱影
響が懸念され、さらに、チャンバ内で生成される乾燥・
化学反応物質がロータリーディスク上面と本体ケース下
面との間から逆流し、ロータリーディスクの噴射ノズル
を閉塞する問題があり、また、ロータリーディスクへ供
給されるスラリー等が高粘度な場合は、ロータリーディ
スク上面と本体ケース下面に付着する問題がある。
【0009】また、潤滑油タンク内に立設した出力軸挿
通筒を貫通する出力軸に出力軸挿通筒上部外周を覆う遮
油キャップを設け、前記潤滑油供給回路から潤滑油タン
クへ滴下する潤滑油が出力軸を伝わってロータリーディ
スクへ漏れ出し、製品が潤滑油に汚染されるのを防止し
ているが、出力軸と共に回転する遮油キャップと非回転
の出力軸挿通筒上部との間には隙間があるため、上述の
構造では、潤滑油の漏洩防止は完全ではない。
【0010】しかも、高速回転するロータリディスクの
噴射ノズルからの噴霧によって噴射ノズルの先端部内周
が磨耗し、傷が生じたり割れ等に発展することがある。
【0011】そこで、本発明は、高速回転する増速機構
の構造と潤滑油供給回路の構造を簡素化して部品点数や
製作加工工程を削減すると共に異常振動の発生を低減
し、また、潤滑油の冷却、漏洩防止や噴射ノズルの磨耗
防止を図ったロータリーアトマイザを提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、第1発明では、本体ケース内に、上下
方向に配置される入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸
と同一軸線上に配置される出力軸とをそれぞれ軸受を介
して支承し、前記入力軸と前記出力軸との間に遊星ロー
ラ式増速装置を配設し、前記各軸受と前記遊星ローラ式
増速装置への潤滑油供給回路を備えたロータリーアトマ
イザにおいて、前記本体ケース内に増速機構を内蔵した
円筒ケースを着脱可能に設け、該円筒ケース内上部に前
記入力軸を、該円筒ケース内下部に前記出力軸を、該出
力軸と前記入力軸との間に前記遊星ローラ式増速装置を
それぞれ配設し、該円筒ケースの周壁内に潤滑油供給路
を形成するとともに、該円筒ケース周壁内面に、前記各
軸受と前記遊星ローラ式増速装置への潤滑油供給口をそ
れぞれ開設したことを特徴としている。
【0013】第2発明では、本体ケース内に、上下方向
に配置される入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同
一軸線上に配置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して
支承し、前記入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式
増速装置を配設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の
潤滑油タンク内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケ
ース下端から突出させ、該出力軸下端にロータリーディ
スクを備えたロータリーアトマイザにおいて、前記出力
軸挿通筒に、前記出力軸との間に僅かな遊間を有するス
ベリ軸受を遊嵌し、該スベリ軸受を下方からバネにて支
持したことを特徴としている。
【0014】第3発明では、本体ケース内に、上下方向
に配置される入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同
一軸線上に配置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して
支承し、前記入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式
増速装置を配設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の
潤滑油タンク内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケ
ース下端から突出させ、該出力軸下端にロータリーディ
スクを備えたロータリーアトマイザにおいて、前記潤滑
油タンク外周に、該潤滑油タンクの冷却室を形成し、該
冷却室に冷却用エアーを供給するエアー供給管を接続し
たことを特徴としている。
【0015】第4発明では、本体ケース内に、上下方向
に配置される入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同
一軸線上に配置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して
支承し、前記入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式
増速装置を配設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の
潤滑油タンク内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケ
ース下端から突出させ、該出力軸下端にロータリーディ
スクを備えたロータリーアトマイザにおいて、前記潤滑
油タンク外周に、該潤滑油タンクの冷却室を形成し、該
冷却室に冷却用エアーを供給するエアー供給管を接続す
る共に、該冷却室から前記本体ケース下部に、前記ロー
タリーディスク上面と本体ケース下面にエアーを噴出す
るエアー供給管を配設し、該エアー供給管の噴出口にオ
リフィス構造部を形成したことを特徴としている。
【0016】第5発明では、本体ケース内に、上下方向
に配置される入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同
一軸線上に配置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して
支承し、前記入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式
増速装置を配設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の
潤滑油タンク内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケ
ース下端から突出させ、前記出力軸に出力軸挿通筒上部
外周を覆う遮油キャップを設けたロータリーアトマイザ
において、前記本体ケース下部の潤滑油タンク下方に、
前記出力軸挿通筒内にエアーを噴出するエアー供給管を
設け、前記出力軸挿通筒内周に、前記出力軸の回転方向
とは逆方向の螺旋溝を形成したことを特徴としている。
【0017】第6発明では、本体ケース内に、上下方向
に配置される入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同
一軸線上に配置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して
支承し、前記入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式
増速装置を配設し、前記出力軸を本体ケース下端から突
出させ、該出力軸下端にロータリーディスクを設け、該
ロータリーディスクに噴射ノズルを備えたロータリーア
トマイザにおいて、前記噴射ノズルの先端部内周に丸み
をもたせたことを特徴としている。
【0018】
【作 用】上記構成によれば、第1発明では、円筒ケー
ス内に、入力軸と遊星ローラ式増速装置と出力軸を配設
すると共に、円筒ケース周壁に潤滑油供給回路を設けた
ことにより、増速機構を一体化して、増速機構の構造と
潤滑油供給回路の構造を簡素化して部品点数や製作加工
工程を削減でき、さらに、全体構造として剛性が向上
し、加工が容易となるところから加工精度が向上するの
で、軸線上での偏心誤差が少なくなり、これによって、
振動と騒音の低減を図れる。
【0019】第2発明では、スベリ軸受によって高速回
転する出力軸が主に一次、二次の共振回転数を通過する
際の共振撓みのある限度以上の撓みを抑制、低減するこ
とができ、第3発明では、潤滑油タンク外周の冷却室に
冷却用エアーを供給することによって、潤滑油タンク内
の潤滑油を冷却できると共に、潤滑油タンク外周に冷却
用エアーによる断熱空間層を形成するから、潤滑油への
外部からの熱影響を遮断できる。
【0020】第4発明では、エアー供給管噴出口のオリ
フィス構造部によって、噴出口からエアーが高速噴気す
るから、ロータリーディスクへ供給されるスラリー等が
ロータリーディスク上面と本体ケース下面に付着するの
を防止できると共に、チャンバ内で生成される乾燥・化
学反応物質がロータリーディスク上面と本体ケース下面
との間から逆流してロータリーディスク内へ進入するこ
とを防止する。また、第5発明では、出力軸挿通筒内に
噴出されるエアーが遮油キャップと出力軸挿通筒上部外
周との隙間から潤滑油タンク内へ排出されるから、遮油
キャップと出力軸挿通筒上部外周との隙間から出力軸挿
通筒内への潤滑油の侵入を防止し、また、出力軸挿通筒
内周の螺旋溝が出力軸の回転方向とは逆方向に形成され
ているから、出力軸挿通筒内に上向きの空気流が発生
し、この空気流によって出力軸挿通筒上部外周と遮油キ
ャップとの隙間にエアーシール作用が働き、万一、エア
ーの供給が停止しても、出力軸挿通筒内への潤滑油の侵
入を防止する。
【0021】第6発明では、噴射ノズルの先端部内周に
丸みをもたせたことによって、スラリー等が幅広く平面
的に分散するので、噴霧の粒形の均一化が図れ、また、
噴射ノズル先端部内周の磨耗を低減する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0023】ロータリーアトマイザ1は、チャンバ2の
リング受台2aに設置されるもので、該ロータリーアト
マイザ1は、駆動機構を備えた本体ケース3に、スラリ
ー等の供給管4と、エアー供給装置5からの第1エアー
供給管6、第2エアー供給管7と、エアー排出管8とを
接続している。
【0024】本体ケース3は、前記リング受台2aに取
付けられる取付板9を挟んで、取付板9の上部に着脱可
能に設けられる円筒状の上部ケース10と、取付板9の
下部に着脱可能に設けられる逆円錐形状の下部ケース1
1とで構成されている。
【0025】上部ケース10内には、遊星ローラ式増速
装置12を内蔵した円筒ケース13が着脱可能に設けら
れ、該遊星ローラ式増速装置12の出力軸14は、下部
ケース11を貫通して下部ケース11下面に突出し、該
出力軸14先端にロータリーディスク15が設けられて
おり、上部ケース10上部に配置された駆動モータ16
の回転を遊星ローラ式増速装置12で増速してロータリ
ーディスク15を高速回転する。
【0026】下部ケース11内は、内側の潤滑油タンク
17と、外側の冷却室18との二重構造に形成され、潤
滑油タンク17には、前記遊星ローラ式増速装置12の
潤滑油供給回路19が接続され、また、冷却室18に
は、潤滑油タンク17内の潤滑油を冷却するために前記
第1エアー供給管6とエアー排出管8とが接続され、さ
らに、冷却室18内には、前記スラリー等の供給管4
と、前記第2エアー供給管7とが配設されている。
【0027】円筒ケース13は、上部ケース10内に配
置される大径部13aと、下部ケース11内に配置され
る小径部13bと、大径部13aの上部開口を塞ぐ蓋体
13cとで構成され、大径部13a内には、駆動モータ
16の駆動軸16aとカップリング20を介して連結さ
れる入力軸21と、前記遊星ローラ式増速装置12が配
設され、小径部13b内には、前記出力軸14が配設さ
れている。
【0028】入力軸21は、大径部13a内に固定され
るベアリングハウジング22に、上部軸受23と下部軸
受24を介して支承されており、該上部軸受23と下部
軸受24との間には、カラー25,26が配設されてい
る。
【0029】遊星ローラ式増速装置12は、本実施例で
は、入力軸21の下端に固設される4本の遊星ピン27
と、各遊星ピン27にそれぞれニードルベアリング28
を介して設けられる遊星ローラ29と、該遊星ローラ2
9の外周に設けられる固定リング30と、出力軸14の
上端に形成されて各遊星ローラ29の中心に突設する太
陽ローラ14aとで構成されており、固定リング30
は、円筒ケース13の大径部13aと小径部13bとの
段部13d上部に固定されている。
【0030】この遊星ローラ式増速装置12は、内部に
供給される潤滑油により、各遊星ローラ29、固定リン
グ30、太陽ローラ14aのそれぞれの間に形成される
油膜の粘性によるせん断力で駆動力を伝達し、入力軸2
1の回転を増速して出力軸14を高速回転するもので、
遊星ローラ29、固定リング30、太陽ローラ14aの
径を変更することにより回転比を可変できる。
【0031】出力軸14は、円筒ケース13の小径部1
3bに上部軸受31と下部軸受32とを介して支承さ
れ、潤滑油タンク17内に設けた出力軸挿通筒17a内
を貫通して下部ケース11下端から突出し、先端にロー
タリーディスク15を取付けている。また、出力軸14
の下部軸受32の下方外周には、出力軸挿通筒17a上
部外周を覆う遮油キャップ33が設けられている。
【0032】出力軸挿通筒17aの下部には、出力軸1
4外周との間に僅かな遊間を有するスベリ軸受34が、
その外周と出力軸挿通筒17aとの間に隙間を有して遊
嵌され、該スベリ軸受34は、下方からバネ35にて支
持されている。
【0033】この構造により、ロータリーアトマイザ1
の運転時に、起動から出力軸14の定常高速回転に加速
する間、あるいは定常高速回転から停止までの回転変動
時に、出力軸14が主に一次、二次の共振点を通過する
際に発生する出力軸14のある限度以上の共振撓みを抑
制、低減する。即ち、異常時に近い時に発生する大きな
振れを抑制、低減し、小さな振れは無理に拘束しないで
放置することにより、出力軸14と上部軸受31及び下
部軸受32に対する過負荷を防止し、出力軸14と上部
軸受31及び下部軸受32の耐久性の向上を図ってい
る。
【0034】潤滑油供給回路19は、油圧ポンプ36に
て潤滑油タンク17から潤滑油を円筒ケース13内に圧
送し、円筒ケース13内の前記入力軸21、遊星ローラ
式増速装置12、出力軸14、各軸受23,24,3
1,32を給油して、円筒ケース13の下端から潤滑油
タンク17へ滴下して循環させる。
【0035】この潤滑油供給回路19には、油圧ポンプ
36、油圧計37、電気接点付油温計38、水−油熱交
換器39、オイルフィルタ40、油温計41、油圧計4
2、電気接点付流量計43が設けられ、水−油熱交換器
39には、電気接点付流量計44を備えた冷却水回路4
5が設けられている。
【0036】このため、円筒ケース13には、前記潤滑
油供給回路19の一部を構成する潤滑油供給路46と潤
滑油排出路47が円筒ケース13の大径部13aの周壁
と段部13dと小径部13bの周壁内にそれぞれ形成さ
れている。
【0037】潤滑油供給路46は油圧ポンプ36からの
ラインが接続される給油口46aを蓋体13c上面に開
口し、潤滑油排出路47は小径部13b下端に潤滑油タ
ンク17へ潤滑油を滴下する排出口47aを開口してい
る。
【0038】円筒ケース13の内面には、潤滑油供給路
46から入力軸21の上部軸受23と下部軸受24に潤
滑油を供給する供給口46bと、遊星ローラ式増速装置
12に潤滑油を供給する供給口46cと、出力軸14の
上部軸受31に潤滑油を供給する供給口46dと、出力
軸14の下部軸受32に潤滑油を供給する供給口46e
とが開設されている。
【0039】また、円筒ケース13の内面には、前記各
供給口に対向して、潤滑油排出路47への排出口とし
て、入力軸21の下部軸受24下部の油溜り48からの
排出口47bと、遊星ローラ式増速装置12上部の油溜
り49からの排出口47cと、遊星ローラ式増速装置1
2下部の油溜り50からの排出口47dと、油溜り50
底部からの排出口47eと、出力軸14の上部軸受31
下部の油溜り51からの排出口47fとが開設されてい
る。
【0040】この潤滑油供給回路19は、給油口46a
から潤滑油供給路46へ供給された潤滑油が供給口46
bを経由して入力軸21の軸受23,24へ給油されて
油溜り48へ入り、入力軸21の回転遠心力により排出
口47bから潤滑油排出路47へ排出される。
【0041】また、供給口46cを経由した潤滑油は、
遊星ローラ29の上面へ給油されて油溜り49へ入り、
一部はニードルベアリング28の内部を通過して遊星ロ
ーラ29下面の油溜り50へ流れ、一部は高速回転する
遊星ローラ29の遠心力により固定リング30の外周側
へ向かい、固定リング30の上面に形成された内周側溝
30a、放射状溝30b、外周側溝30cを通って排出
口47cから潤滑油排出路47へ排出される。
【0042】油溜り50へ流れた潤滑油の一部は、遊星
ローラ29の遠心力により固定リング30の外周側へ向
かい、固定リング30の下面に形成された内周側溝30
d、放射状溝30e、外周側溝30fを通って排出口4
7dから潤滑油排出路47へ排出され、一部は油溜り5
0底部の排出口47eから潤滑油排出路47へ排出され
る。
【0043】供給口46dを経由する潤滑油は、出力軸
14の上部軸受31を給油して油溜り51から排出口4
7fを通って潤滑油排出路47へ排出され、潤滑油排出
路47の排出口47aから潤滑油タンク17へ滴下し、
また、潤滑油供給口46eを経由する潤滑油は、出力軸
14の下部軸受32を給油して潤滑油タンク17へ滴下
する。
【0044】下部ケース11の冷却室18に接続された
前記第1エアー供給管6は、エアー供給装置5に設けた
フィルター52によって微粉塵埃が除去された常温のエ
アーによって潤滑油タンク17内の潤滑油を冷却すると
共に、潤滑油タンク17の外周に断熱空間層を形成して
チャンバ2内からの熱影響を遮断する。また、冷却室1
8に配設されたスラリー等の供給管6は、下部ケース1
1の下面に複数個等間隔に開口するスラリー等の供給口
53に連結されている。
【0045】第2エアー供給管7は、前記出力軸挿通筒
17aのスベリ軸受34上部に開口するエアー供給口5
4に連結され、前記エアー供給装置5から供給される微
粉塵埃が除去されたエアーを前記出力軸14に沿って上
方と下方へそれぞれ噴気するようにしている。また、前
記出力軸挿通筒17a内には、出力軸14の回転方向と
は逆方向の螺旋溝55が形成されている。
【0046】さらに、冷却室18内の下部には、ベンチ
レータ56を備えた第3エアー供給管57が設けられ、
該第3エアー供給管57は、下部ケース11下面に周状
に開口する噴出口58に連通しており、該噴出口58に
は、エアーを高速噴気するためのオリフィス構造部58
aが形成されている。
【0047】尚、図12は、噴出口58のオリフィス構
造部58aを噴出口端部まで形成した別の実施例を示す
ものである。
【0048】ロータリーディスク15は、側面に複数の
噴射ノズル59を等間隔に有し、出力軸14と共に高速
回転し、この高速回転の遠心力の作用によって各噴射ノ
ズル59からスラリー等をチャンバ2内に噴射させるこ
とにより噴霧化させるもので、噴射ノズル59は、セラ
ミック等の耐磨耗性の高い材質で、先端側外径が基端側
外径よりも小径に形成された円錐形に形成され、噴射孔
59a先端部内周59bに丸みをもたせている。
【0049】この構造により、噴射ノズル59は、高速
回転の遠心力が作用しても抜け落ちることがなく、ま
た、噴射孔59a先端部内周59bに丸みをもたせるこ
とにより、スラリー等が幅広く立体的に分散するので、
噴霧の粒形の均一化が図れ、さらに、有害な排ガス処理
の場合は、むらなく均一に化学反応を促進させることに
より、排ガス処理が安定的に可能となり、しかもスラリ
ー等の高速噴射による噴射孔59a先端部内周59bの
磨耗を低減できる。
【0050】このように構成されたロータリーアトマイ
ザ1は、駆動モータ16の回転を遊星ローラ式増速装置
12を介して増速してロータリーディスク15を高速回
転し、スラリー等の供給管4からスラリー等の供給口5
3を介してロータリーディスク15に圧送されるスラリ
ー等を、ロータリーディスク15に作用する遠心力によ
って噴射ノズル59からチャンバ2内に噴射して噴霧化
する。
【0051】この際に、円筒ケース13内への潤滑油の
供給は、先に説明した潤滑油供給回路19によって行わ
れ、また、潤滑油タンク17内の潤滑油の冷却は、第1
エアー供給管6から冷却室18に供給されるエアーによ
って行われる。
【0052】冷却室18に供給されたエアーは、一部は
エアー排出管8から外部へ排出され、残りは前記第3エ
アー供給管57を通って噴出口58からロータリーディ
スク15上面へ高速噴気し、一部はロータリーディスク
15の外周側へ噴気され、残りはロータリーディスク1
5の内周側へ噴気される。
【0053】ロータリーディスク15の外周側へ噴気さ
れたエアーは、ロータリーディスク15へ供給されるス
ラリー等がロータリーディスク15上面及び下部ケース
11下面に付着することを防止すると共に、チャンバ2
内に生成された乾燥・化学反応物質がロータリーディス
ク15の高速回転によりロータリーディスク15の中心
部へ吸引されることを阻止し、また、二次的な効果とし
て、下部ケース11の外壁11aへの前記物質の付着を
軽減する。
【0054】ロータリーディスク15の内周側へ噴気さ
れたエアーは、ロータリーディスク15へ供給されるス
ラリー等がロータリーディスク15上面及び下部ケース
11下面に付着することを防止すると共に、ロータリー
ディスク15へ入り、ロータリーディスク15に供給さ
れるスラリー等と共に噴射ノズル59からチャンバ2内
に高速噴射される。
【0055】また、第2エアー供給管7から供給された
エアーは、前記出力軸挿通筒17aのスベリ軸受34上
部に開口するエアー供給口54から前記出力軸14に沿
って上方と下方へ噴気され、出力軸14に沿って下方へ
噴気されたエアーは、スベリ軸受34の内外の隙間とバ
ネ35の隙間を通って、出力軸14、スベリ軸受34、
バネ35にスラリー等が付着するのを防止すると共に、
ロータリーディスク15へ入り、ロータリーディスク1
5に供給されるスラリー等と共にチャンバ2内に高速噴
射される。
【0056】出力軸14に沿って上方へ噴気されたエア
ーは、出力軸挿通筒17aと出力軸14との隙間を通っ
て、出力軸挿通筒17a上部外周と遮油キャップ33と
の隙間から潤滑油タンク17内に噴気され、円筒ケース
13下部の潤滑油排出路47の排出口47aから潤滑油
タンク17へ滴下する潤滑油やオイルミストが出力軸挿
通筒17a内へ侵入することを防止し、エアーブリーザ
60から外部へ排出される。
【0057】これにより、潤滑油が出力軸14を伝わっ
てスラリー等へ混入することを防止できるから、チャン
バ2内での製品、化学反応の安定化が図れる。
【0058】また、潤滑油タンク17の冷却効果の低下
や駆動系統の故障等の何らかの原因で潤滑油の油温が上
がり潤滑油タンク17内の圧力が上昇した場合には、エ
アーブリーザ60が作用して潤滑油やオイルミストが出
力軸挿通筒17a内へ侵入することを防止し、製品への
潤滑油の混入を防止する。
【0059】さらに、この出力軸14に沿って上方へ噴
気されるエアーが何らかの理由で停止した場合には、出
力軸挿通筒17a内の螺旋溝55が出力軸14の回転方
向とは逆方向に形成されているので、出力軸14の高速
回転による出力軸14表面のエアーの粘性により、出力
軸挿通筒17a内に上向きの空気流が発生し、この空気
流によって出力軸挿通筒17a上部外周と遮油キャップ
33との隙間にエアーシール作用が働き、潤滑油やオイ
ルミストの出力軸挿通筒17a内への侵入を防止する。
【0060】尚、エアー供給装置5から第1エアー供給
管6及び第2エアー供給管7を介して供給されるエアー
は、フィルター52により微粉塵埃が除去されるから、
特に環境の悪い場所にロータリーアトマイザ1を設置し
ても、潤滑油内及びチャンバ2内へ微粉塵埃が混入する
ことがない。
【0061】また、ロータリーアトマイザ1は、駆動モ
ータ16に電気接点付振動加速度計61を設け、該電気
接点付振動加速度計61が規定以上の異常振動を検知し
たときに、駆動モータ16を停止させるようになってい
る。
【0062】さらに、潤滑油の温度がロータリーアトマ
イザ1内部の何らかの原因で異常上昇した場合は、潤滑
油供給回路19に設けた電気接点付油温計38により、
潤滑油の流量の異常の場合は、電気接点付流量計43に
より、水−油熱交換器39の冷却水回路45に目詰まり
や冷却水の停止、減少等の流量の異常が発生した場合
は、電気接点付流量計44により、それぞれ異常を検知
して駆動モータ16を停止させるようになっている。
【0063】しかも、電気接点付油温計38と油温計4
1の温度差を目視確認することにより、水−油熱交換器
39の効果を把握でき、冷却水回路45へ供給される冷
却水の水温管理を行うことができる。また、油圧計37
と油圧計42との差圧を目視確認することによりオイル
フィルタ40の目詰まりの監視ができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロータリ
ーアトマイザは、第1発明では、本体ケース内に、入力
軸と遊星ローラ式増速装置と出力軸とからなる増速機構
を内蔵した円筒ケースを着脱可能に設け、該円筒ケース
の周壁内に潤滑油供給路を形成するとともに、該円筒ケ
ース周壁内面に、入力軸と出力軸を支承する各軸受と前
記遊星ローラ式増速装置への潤滑油供給口をそれぞれ開
設したから、増速機構を一体化して、増速機構の構造と
潤滑油供給回路の構造を簡素化して部品点数や製作加工
工程を削減でき、また、全体構造として剛性が向上し、
加工が容易となるところから全体の加工精度が向上する
ので、軸線上での偏心誤差が少なくなり、これによっ
て、振動と騒音の低減を図れ、さらに、増速機構を内蔵
した円筒ケースが着脱可能なので、メインテナンス、修
理、交換等が容易である。
【0065】第2発明では、出力軸挿通筒に、出力軸と
の間に僅かな遊間を有するスベリ軸受を遊嵌し、該スベ
リ軸受を下方からバネにて支持したから、スベリ軸受に
よって高速回転する出力軸が主に一次、二次の共振回転
数を通過する際の共振撓みのある限度以上の撓みを抑
制、低減することができる。即ち、異常時に近い時に発
生する大きな振れを抑制、低減し、小さな振れは無理に
拘束しないで放置することにより、出力軸の耐久性を向
上させることができる。
【0066】第3発明では、潤滑油タンク外周に、該潤
滑油タンクの冷却室を形成し、該冷却室に冷却用エアー
を供給することにより、潤滑油タンク内の潤滑油を冷却
できると共に、潤滑油タンク外周に冷却用エアーによる
断熱空間層を形成するから、潤滑油への外部からの熱影
響を遮断でき、比較的高温なチャンバ内でのロータリー
アトマイザの使用が可能となる。
【0067】第4発明では、ロータリーディスク上面と
本体ケース下面にエアーを噴出するエアー供給管を潤滑
油タンク外周に形成された冷却室から配設し、該エアー
供給管の噴出口にオリフィス構造部を形成したから、エ
アー供給管噴出口のオリフィス構造部によって、噴出口
からエアーが高速噴気するから、ロータリーディスクへ
供給されるスラリー等がロータリーディスク上面と本体
ケース下面に付着するのを防止できると共に、チャンバ
内で生成される乾燥・化学反応物質がロータリーディス
ク上面と本体ケース下面との間から逆流してロータリー
ディスク内へ進入することを防止する。
【0068】第5発明では、本体ケースの潤滑油タンク
内の出力軸挿通筒を貫通する出力軸に出力軸挿通筒上部
外周を覆う遮油キャップを設け、本体ケース下部の潤滑
油タンク下方に、出力軸挿通筒内にエアーを供給するエ
アー供給管を設けると共に、出力軸挿通筒内周に、出力
軸の回転方向とは逆方向の螺旋溝を形成したから、出力
軸挿通筒内に供給されるエアーによって、遮油キャップ
と出力軸挿通筒上部外周との隙間から出力軸挿通筒内へ
の潤滑油の侵入を防止し、また、出力軸挿通筒内周の螺
旋溝が出力軸の回転方向とは逆方向に形成されているか
ら、出力軸挿通筒内に上向きの空気流が発生し、この空
気流によって出力軸挿通筒上部外周と遮油キャップとの
隙間にエアーシール作用が働き、万一、エアーの供給が
停止しても、出力軸挿通筒内への潤滑油の侵入を防止す
る。
【0069】第6発明では、ロータリーディスクの噴射
ノズルの先端部内周に丸みをもたせたことによって、ス
ラリー等が幅広く立体的に分散するので、噴霧の粒形の
均一化が図れ、有害な排ガス処理の場合は、むらなく均
一に化学反応を促進させることにより、排ガス処理が安
定的に可能となると共に、噴射ノズル先端部内周の磨耗
を低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の増速機構を内蔵した円筒
ケースを示す断面図である。
【図2】 ロータリーアトマイザの一部断面図である。
【図3】 ロータリーアトマイザの概略図である。
【図4】 ロータリーアトマイザの正面図である。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 チャンバ内に設けられたロータリーアトマイ
ザの正面図である。
【図7】 ロータリーアトマイザの平面図である。
【図8】 増速機構の拡大断面図である。
【図9】 図8のIX−IX断面図である。
【図10】 下部ケース内部の詳細を示す拡大断面図で
ある。
【図11】 下部ケース内部の詳細を示す拡大断面図で
ある。
【図12】 下部ケース内部の別の実施例を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
1…ロータリーアトマイザ、2…チャンバ、3…本体ケ
ース、4…スラリー等の供給管、6…第1エアー供給
管、7…第2エアー供給管、8…エアー排出管、10…
上部ケース、11…下部ケース、12遊星ローラ式増速
装置、13…円筒ケース、14…出力軸、14a…太陽
ローラ、15…ロータリーディスク、16…駆動モー
タ、17…潤滑油タンク、17a…出力軸挿通筒、18
…冷却室、19…潤滑油供給回路、21…入力軸、23
…入力軸21の上部軸受、24…入力軸21の下部軸
受、27…遊星ピン、29…遊星ローラ、30…固定リ
ング、31…出力軸14の上部軸受、32…出力軸14
の下部軸受、33…遮油キャップ、34…スベリ軸受、
35…バネ、36…油圧ポンプ、38…電気接点付油温
計、39…水−油熱交換器、43…電気接点付流量計、
44…電気接点付流量計、45…冷却水回路、46…潤
滑油供給路、46a,46b,46c,46d,46e
…潤滑油供給路46の供給口、47…潤滑油排出路、4
7a,47b,47c,47d,47e,47f…潤滑
油排出路47の排出口、53…スラリー等の供給口、5
4…エアー供給口、55…螺旋溝、57…第3エアー供
給管、58…噴出口、58a…噴出口58のオリフィス
構造部、59…噴射ノズル、59a…噴射孔、59b…
噴射孔59aの先端内周、60…エアブリーザ、61…
電気接点付振動加速度計

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース内に、上下方向に配置される
    入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同一軸線上に配
    置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して支承し、前記
    入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式増速装置を配
    設し、前記各軸受と前記遊星ローラ式増速装置への潤滑
    油供給回路を備えたロータリーアトマイザにおいて、前
    記本体ケース内に増速機構を内蔵した円筒ケースを着脱
    可能に設け、該円筒ケース内上部に前記入力軸を、該円
    筒ケース内下部に前記出力軸を、該出力軸と前記入力軸
    との間に前記遊星ローラ式増速装置をそれぞれ配設し、
    該円筒ケースの周壁内に潤滑油供給路を形成するととも
    に、該円筒ケース周壁内面に、前記各軸受と前記遊星ロ
    ーラ式増速装置への潤滑油供給口をそれぞれ開設したこ
    とを特徴とするロータリーアトマイザ。
  2. 【請求項2】 本体ケース内に、上下方向に配置される
    入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同一軸線上に配
    置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して支承し、前記
    入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式増速装置を配
    設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の潤滑油タンク
    内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケース下端から
    突出させ、該出力軸下端にロータリーディスクを備えた
    ロータリーアトマイザにおいて、前記出力軸挿通筒に、
    前記出力軸との間に僅かな遊間を有するスベリ軸受を遊
    嵌し、該スベリ軸受を下方からバネにて支持したことを
    特徴とするロータリーアトマイザ。
  3. 【請求項3】 本体ケース内に、上下方向に配置される
    入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同一軸線上に配
    置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して支承し、前記
    入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式増速装置を配
    設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の潤滑油タンク
    内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケース下端から
    突出させ、該出力軸下端にロータリーディスクを備えた
    ロータリーアトマイザにおいて、前記潤滑油タンク外周
    に、該潤滑油タンクの冷却室を形成し、該冷却室に冷却
    用エアーを供給するエアー供給管を接続したことを特徴
    とするロータリーアトマイザ。
  4. 【請求項4】 本体ケース内に、上下方向に配置される
    入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同一軸線上に配
    置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して支承し、前記
    入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式増速装置を配
    設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の潤滑油タンク
    内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケース下端から
    突出させ、該出力軸下端にロータリーディスクを備えた
    ロータリーアトマイザにおいて、前記潤滑油タンク外周
    に、該潤滑油タンクの冷却室を形成し、該冷却室に冷却
    用エアーを供給するエアー供給管を接続する共に、該冷
    却室から前記本体ケース下部に、前記ロータリーディス
    ク上面と本体ケース下面にエアーを噴出するエアー供給
    管を配設し、該エアー供給管の噴出口にオリフィス構造
    部を形成したことを特徴とするロータリーアトマイザ。
  5. 【請求項5】 本体ケース内に、上下方向に配置される
    入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同一軸線上に配
    置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して支承し、前記
    入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式増速装置を配
    設し、前記出力軸を前記本体ケース下部の潤滑油タンク
    内に設けた出力軸挿通筒を貫通して本体ケース下端から
    突出させ、前記出力軸に出力軸挿通筒上部外周を覆う遮
    油キャップを設けたロータリーアトマイザにおいて、前
    記本体ケース下部の潤滑油タンク下方に、前記出力軸挿
    通筒内にエアーを噴出するエアー供給管を設け、前記出
    力軸挿通筒内周に、前記出力軸の回転方向とは逆方向の
    螺旋溝を形成したことを特徴とするロータリーアトマイ
    ザ。
  6. 【請求項6】 本体ケース内に、上下方向に配置される
    入力軸と、該入力軸の下方に、入力軸と同一軸線上に配
    置される出力軸とをそれぞれ軸受を介して支承し、前記
    入力軸と前記出力軸との間に遊星ローラ式増速装置を配
    設し、前記出力軸を本体ケース下端から突出させ、該出
    力軸下端にロータリーディスクを設け、該ロータリーデ
    ィスクに噴射ノズルを備えたロータリーアトマイザにお
    いて、前記噴射ノズルの先端部内周に丸みをもたせたこ
    とを特徴とするロータリーアトマイザ。
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