JPH07327980A - 消化管診断用x線透視撮影装置 - Google Patents
消化管診断用x線透視撮影装置Info
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- JPH07327980A JPH07327980A JP6150587A JP15058794A JPH07327980A JP H07327980 A JPH07327980 A JP H07327980A JP 6150587 A JP6150587 A JP 6150587A JP 15058794 A JP15058794 A JP 15058794A JP H07327980 A JPH07327980 A JP H07327980A
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- Japan
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- compression
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】被検者の臓器内に投与された造影剤の移動、厚
さの調整を容易に行えるようにする。 【構成】消化器管用X線撮影装置の被検者を圧迫する圧
迫手段として、伸縮自在の材料からなり、複数の空気室
a〜iを有する空気袋13と、各空気室に独立して空気
を送り込みまた排出する空気弁のついたホースと空気ポ
ンプを設ける。
さの調整を容易に行えるようにする。 【構成】消化器管用X線撮影装置の被検者を圧迫する圧
迫手段として、伸縮自在の材料からなり、複数の空気室
a〜iを有する空気袋13と、各空気室に独立して空気
を送り込みまた排出する空気弁のついたホースと空気ポ
ンプを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消化管診断用X線透視
撮影装置に関するものであり、特に、被検者を圧迫する
圧迫手段に特徴のある消化管診断用X線透視撮影装置に
関するものである。
撮影装置に関するものであり、特に、被検者を圧迫する
圧迫手段に特徴のある消化管診断用X線透視撮影装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】消化管診断用X線透視撮影装置は、被検
者を載置するテーブルと、X線源と、前記テーブルを挟
んでX線源に対向する位置に配置した映像装置と、前記
X線の照射範囲内に、出し入れ自在に配置された圧迫機
構が装備されている。被検者は仰臥あるいは俯臥した状
態でテーブルの上に横たわり、圧迫機構でこの被検者を
圧迫しながら撮影を行い、患部の映像を得るようにして
いる。
者を載置するテーブルと、X線源と、前記テーブルを挟
んでX線源に対向する位置に配置した映像装置と、前記
X線の照射範囲内に、出し入れ自在に配置された圧迫機
構が装備されている。被検者は仰臥あるいは俯臥した状
態でテーブルの上に横たわり、圧迫機構でこの被検者を
圧迫しながら撮影を行い、患部の映像を得るようにして
いる。
【0003】透視撮影は、X線の陰影を生じさせる造影
剤を人体に投与して行われるため、消化管診断用X線透
視撮影装置では、投与した造影剤を人体内部で適当な位
置に移動させたり、また造影剤を適当な薄さになるまで
押圧したりする必要があり、この目的のために圧迫機構
が設けられている。この圧迫機構は、カーボンファイバ
や、かためのスポンジなどのX線を吸収しにくい材料で
できており、図4に示すように、中空かつ半球形状に作
られている。
剤を人体に投与して行われるため、消化管診断用X線透
視撮影装置では、投与した造影剤を人体内部で適当な位
置に移動させたり、また造影剤を適当な薄さになるまで
押圧したりする必要があり、この目的のために圧迫機構
が設けられている。この圧迫機構は、カーボンファイバ
や、かためのスポンジなどのX線を吸収しにくい材料で
できており、図4に示すように、中空かつ半球形状に作
られている。
【0004】この圧迫機構は、X線診断術者のエックス
線被爆量を軽減する目的で、遠隔操作ができるように構
成されており、一般には、X線透視撮影装置とは別に設
けられた操作ハンドルを用いて操作する。撮影装置を使
用しない時には、圧迫機構はX線照射範囲内から退避し
た位置にあり、被検者をテーブルの上に載置して撮影を
行う時に、被検者の上へ引出して被検者に圧迫を加える
ように構成されている。圧迫機構は、テーブルの上方に
設けられており、被検者を圧迫するときには、通常、テ
ーブルを背にして仰臥している被検者の腹部等をX線照
射方向と同じ方向に押圧する。
線被爆量を軽減する目的で、遠隔操作ができるように構
成されており、一般には、X線透視撮影装置とは別に設
けられた操作ハンドルを用いて操作する。撮影装置を使
用しない時には、圧迫機構はX線照射範囲内から退避し
た位置にあり、被検者をテーブルの上に載置して撮影を
行う時に、被検者の上へ引出して被検者に圧迫を加える
ように構成されている。圧迫機構は、テーブルの上方に
設けられており、被検者を圧迫するときには、通常、テ
ーブルを背にして仰臥している被検者の腹部等をX線照
射方向と同じ方向に押圧する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の圧迫機構は、被検体がテーブルに腹部を向け
た俯臥位にある場合には、被検体を圧迫しにくいこと、
また、テーブルに背部を向けた仰臥位である場合でも、
造影剤を目的の位置に移動させたり、適度な厚さに調整
する操作が難しいなどの欠点がある。
うな従来の圧迫機構は、被検体がテーブルに腹部を向け
た俯臥位にある場合には、被検体を圧迫しにくいこと、
また、テーブルに背部を向けた仰臥位である場合でも、
造影剤を目的の位置に移動させたり、適度な厚さに調整
する操作が難しいなどの欠点がある。
【0006】本発明は、上述の欠点を克服して被検体の
臥せる方向にかかわらず、被検体を容易に圧迫できて、
造影剤の移動や、厚さを容易に調整することができる圧
迫手段を備える消化管診断用X線透視撮影装置を提供す
ることを目的とするものである。
臥せる方向にかかわらず、被検体を容易に圧迫できて、
造影剤の移動や、厚さを容易に調整することができる圧
迫手段を備える消化管診断用X線透視撮影装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の消化管診断用X線透視撮影装置は、被検者
を載置するテーブルと、X線源と、前記テーブルを挟ん
で前記X線源に対向する位置に配置した映像装置と、被
検者を圧迫する圧迫手段を備える消化管診断用X線透視
撮影装置において、前記圧迫手段が、伸縮自在の材料か
らなり、複数個の空気室を有する空気袋と、前記各々の
空気室に独立して空気を送り込みまた排出する手段とを
備えることを特徴とするものである。
に、本発明の消化管診断用X線透視撮影装置は、被検者
を載置するテーブルと、X線源と、前記テーブルを挟ん
で前記X線源に対向する位置に配置した映像装置と、被
検者を圧迫する圧迫手段を備える消化管診断用X線透視
撮影装置において、前記圧迫手段が、伸縮自在の材料か
らなり、複数個の空気室を有する空気袋と、前記各々の
空気室に独立して空気を送り込みまた排出する手段とを
備えることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上述したとおり、本発明の消化管診断用X線透
視撮影装置は、被検体を圧迫する圧迫手段として複数の
空気室を備える圧迫袋を備えており、この圧迫袋をX線
照射範囲にあるテーブル面か、テーブル上方に設けられ
た従来の圧迫機構部に取り付けるか、あるいはこれらの
双方に取り付けるかして、被検体の圧迫を行う。この
時、押圧する部分の造影剤の状態に応じて、適当な空気
室に必要な量の空気を送り込んで、被検体を圧迫するよ
うにする。なお、使用しない時は、空気を排出して圧迫
袋をしぼませておく。空気袋には、例えば軟質ゴムなど
のX線を吸収しにくく、しかも形状自由となる材質を用
いるのが好ましい。
視撮影装置は、被検体を圧迫する圧迫手段として複数の
空気室を備える圧迫袋を備えており、この圧迫袋をX線
照射範囲にあるテーブル面か、テーブル上方に設けられ
た従来の圧迫機構部に取り付けるか、あるいはこれらの
双方に取り付けるかして、被検体の圧迫を行う。この
時、押圧する部分の造影剤の状態に応じて、適当な空気
室に必要な量の空気を送り込んで、被検体を圧迫するよ
うにする。なお、使用しない時は、空気を排出して圧迫
袋をしぼませておく。空気袋には、例えば軟質ゴムなど
のX線を吸収しにくく、しかも形状自由となる材質を用
いるのが好ましい。
【0009】各々の空気室は、独立して空気を送り込み
あるいは排出する機構を有しており、被検体の押圧部分
や、個人の体形差に応じて、必要な箇所に必要な量の空
気を送り込むことができる。空気室は複数こ設けられて
いるので、空気室の膨らみ加減を場所、量ともに容易に
調節することができ、その時々の被検体の状態に適した
圧迫を行うことができる。
あるいは排出する機構を有しており、被検体の押圧部分
や、個人の体形差に応じて、必要な箇所に必要な量の空
気を送り込むことができる。空気室は複数こ設けられて
いるので、空気室の膨らみ加減を場所、量ともに容易に
調節することができ、その時々の被検体の状態に適した
圧迫を行うことができる。
【0010】空気袋を被検者を載置するテーブル上のX
線照射範囲の中に取り付けておけば、被検者がテーブル
面に腹部を向けて俯臥位にある場合でも、腹部を適度に
押圧することが可能となる。しかも、各空気室へ送り込
む空気の量を別個に調節することによって、押圧する位
置を自由に調整することができるため、造影剤を目的の
位置へ自在に移動させることが可能となり、また、造影
剤を適度な薄さの層にしてX線の吸収の程度を調整する
ことができる。従って、撮影の目的にかなったX線陰影
像を容易に得ることができる。
線照射範囲の中に取り付けておけば、被検者がテーブル
面に腹部を向けて俯臥位にある場合でも、腹部を適度に
押圧することが可能となる。しかも、各空気室へ送り込
む空気の量を別個に調節することによって、押圧する位
置を自由に調整することができるため、造影剤を目的の
位置へ自在に移動させることが可能となり、また、造影
剤を適度な薄さの層にしてX線の吸収の程度を調整する
ことができる。従って、撮影の目的にかなったX線陰影
像を容易に得ることができる。
【0011】空気袋は、テーブルの上方に出し入れ自在
に設けられた従来の撮影装置の圧迫機構面に取り付ける
ようにしても同様の作用効果を得ることができる。ま
た、テーブル面と圧迫機構面の双方に取り付けるように
してもよい。
に設けられた従来の撮影装置の圧迫機構面に取り付ける
ようにしても同様の作用効果を得ることができる。ま
た、テーブル面と圧迫機構面の双方に取り付けるように
してもよい。
【0012】
【実施例】図1は、本発明にかかる消化管診断用X線透
視撮影装置の一実施例の外観構成を示す図である。
視撮影装置の一実施例の外観構成を示す図である。
【0013】図1中、符号1は、圧迫機構部、2はX線
を発生し必要な広さにX線ビームをしぼるX線源部、3
は、被検者を載置するテーブル、4は前記圧迫機構部1
及び被検者を透過してきたX線を検出して、診断に有効
なエックス線陰影像を生成する映像装置、5は、装置の
脚部である。圧迫機構部1、X線源部2、テーブル3、
映像装置4は、脚部5に移動可能に取り付けられてお
り、テーブル3は、被検者の頭部を上方へ持ち上げた
り、あるいは頭部を足より低い位置に位置させられるよ
うに構成されており、X線源部2はこの動きに合せて回
動できるように取り付けられている。また、圧迫機構部
1は、脚部5に上下動可能にに取り付けられている。
を発生し必要な広さにX線ビームをしぼるX線源部、3
は、被検者を載置するテーブル、4は前記圧迫機構部1
及び被検者を透過してきたX線を検出して、診断に有効
なエックス線陰影像を生成する映像装置、5は、装置の
脚部である。圧迫機構部1、X線源部2、テーブル3、
映像装置4は、脚部5に移動可能に取り付けられてお
り、テーブル3は、被検者の頭部を上方へ持ち上げた
り、あるいは頭部を足より低い位置に位置させられるよ
うに構成されており、X線源部2はこの動きに合せて回
動できるように取り付けられている。また、圧迫機構部
1は、脚部5に上下動可能にに取り付けられている。
【0014】消化管のX線撮影においては、臓器のX線
像を描写するために、通常、バリウムなどの造影剤を体
内に投与して、臓器と造影剤との境界をX線像として描
写するようにしている。ここで、小さな凸状あるいは凹
状の患部の形状等を描写するには、その部分のバリウム
層の厚さを微妙に調整する必要がある。このため、被検
体を圧迫して、バリウム層の厚さを調整して撮影する圧
迫撮影法が用いられる。この圧迫撮影法では、診断術者
の指の動きのように微妙な動きで患部を圧迫することが
必要であり、図4に示すような従来の圧迫機構によって
バリウム層を微妙に調整することは困難である。
像を描写するために、通常、バリウムなどの造影剤を体
内に投与して、臓器と造影剤との境界をX線像として描
写するようにしている。ここで、小さな凸状あるいは凹
状の患部の形状等を描写するには、その部分のバリウム
層の厚さを微妙に調整する必要がある。このため、被検
体を圧迫して、バリウム層の厚さを調整して撮影する圧
迫撮影法が用いられる。この圧迫撮影法では、診断術者
の指の動きのように微妙な動きで患部を圧迫することが
必要であり、図4に示すような従来の圧迫機構によって
バリウム層を微妙に調整することは困難である。
【0015】図2は、本発明にかかる圧迫機構10の構
成を示す正面図、図3は平面図である。符号11は、圧
迫機構の支持部であり、支持部11の一端は撮影装置本
体の脚部に上下動可能に連結されていると共に、他端は
圧迫部の固定板12に連結されており、支持部11を上
下に移動させることによって、圧迫機構部10全体を被
検者に対して押圧する方向、退避する方向に移動させ
る。符号13は空気袋である。空気袋13は伸縮自在の
材料で作られており、内部の空気圧によって伸縮する。
図3に示すように、複数の空気室を有しており、この例
では9個の空気室a〜iが設けられている。
成を示す正面図、図3は平面図である。符号11は、圧
迫機構の支持部であり、支持部11の一端は撮影装置本
体の脚部に上下動可能に連結されていると共に、他端は
圧迫部の固定板12に連結されており、支持部11を上
下に移動させることによって、圧迫機構部10全体を被
検者に対して押圧する方向、退避する方向に移動させ
る。符号13は空気袋である。空気袋13は伸縮自在の
材料で作られており、内部の空気圧によって伸縮する。
図3に示すように、複数の空気室を有しており、この例
では9個の空気室a〜iが設けられている。
【0016】尚、各空気室には、圧縮空気を送り込んだ
り、排出したりする空気弁付きのホース(図示せず)が
個別に取り付けられており、これらのホースは、図示し
ない空気ポンプに接続されている。また、空気弁の操作
は、診断術者が自在に操作できるように構成されてい
る。
り、排出したりする空気弁付きのホース(図示せず)が
個別に取り付けられており、これらのホースは、図示し
ない空気ポンプに接続されている。また、空気弁の操作
は、診断術者が自在に操作できるように構成されてい
る。
【0017】また、固定板12は、例えばカーボンファ
イバのような硬質でX線を吸収しにくい材料でできてお
り、金具14を介して空気袋13を支持している。
イバのような硬質でX線を吸収しにくい材料でできてお
り、金具14を介して空気袋13を支持している。
【0018】中央の空気室eに圧縮空気を送れば、図2
に実線で示すように、圧迫部の中央のみが膨らんで、図
4に示す従来の圧迫機構とほぼおなじ形状になる。この
状態で被検体を圧迫することによって、被検体の体内の
被圧迫部分にあった造影剤は、臓器の中で周辺に移動す
る。この造影剤の移動量が、例えば空気室dの方向に多
く移動しすぎた場合、図2に点線で示すように、空気室
dに適量の空気を送ることによって、その移動の程度に
応じて造影剤がもとの空気室eの方向に戻されることに
なる。このようにして、透視像を観察しながら、造影剤
の位置、およびその厚さを調整することができるため、
透視に引続いて行われる圧迫撮影においても、診断に適
したX線写真を得ることができる。
に実線で示すように、圧迫部の中央のみが膨らんで、図
4に示す従来の圧迫機構とほぼおなじ形状になる。この
状態で被検体を圧迫することによって、被検体の体内の
被圧迫部分にあった造影剤は、臓器の中で周辺に移動す
る。この造影剤の移動量が、例えば空気室dの方向に多
く移動しすぎた場合、図2に点線で示すように、空気室
dに適量の空気を送ることによって、その移動の程度に
応じて造影剤がもとの空気室eの方向に戻されることに
なる。このようにして、透視像を観察しながら、造影剤
の位置、およびその厚さを調整することができるため、
透視に引続いて行われる圧迫撮影においても、診断に適
したX線写真を得ることができる。
【0019】上記実施例においては、被検者が仰臥位に
ある場合の圧迫撮影法について説明したが、被検者を俯
臥位において撮影する場合もある。この場合は、被検者
の体重でバリウムは臓器内全体に広がった状態になる。
従って、空気袋13を被検体載置テーブル3上のX線照
射範囲内に配置するようにすれば、上記実施例と同様に
造影剤の位置や厚さを容易に調整することができる。ま
た、テーブル3上及び固定板12の両方に空気袋13を
配置するようにしてもよい。空気室の形状は、上記の実
施例では方形としたが、円形あるいは他の形にしてもよ
い。
ある場合の圧迫撮影法について説明したが、被検者を俯
臥位において撮影する場合もある。この場合は、被検者
の体重でバリウムは臓器内全体に広がった状態になる。
従って、空気袋13を被検体載置テーブル3上のX線照
射範囲内に配置するようにすれば、上記実施例と同様に
造影剤の位置や厚さを容易に調整することができる。ま
た、テーブル3上及び固定板12の両方に空気袋13を
配置するようにしてもよい。空気室の形状は、上記の実
施例では方形としたが、円形あるいは他の形にしてもよ
い。
【0020】
【発明の効果】上述したとおり、本発明にかかる圧迫機
構によれば、被検者の臓器内に投与された造影剤の移動
及び撮影に必要な部分の造影剤の厚さの調整を容易に行
うことができるため、圧迫撮影法によって得られるX線
写真像がより正確なものとなり、診断価値を高めること
ができる。
構によれば、被検者の臓器内に投与された造影剤の移動
及び撮影に必要な部分の造影剤の厚さの調整を容易に行
うことができるため、圧迫撮影法によって得られるX線
写真像がより正確なものとなり、診断価値を高めること
ができる。
【図1】本発明にかかる圧迫機構を装備した消化管診断
用X線透視撮影装置の一実施例の全体の構成を示す図で
ある。
用X線透視撮影装置の一実施例の全体の構成を示す図で
ある。
【図2】本発明にかかる圧迫機構の構成を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】本発明にかかる圧迫機構の構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】従来の圧迫機構の構成を示す正面図である。
1 圧迫機構部 2 X線源 3 被検体載置テーブル 4 映像検出部 5 脚部 13 空気袋 a〜e 空気室
Claims (1)
- 【請求項1】被検者を載置するテーブルと、X線源と、
前記テーブルを挟んで前記X線源に対向する位置に配置
した映像装置と、被検者を圧迫する圧迫手段を備える消
化管診断用X線透視撮影装置において、前記圧迫手段
が、伸縮自在の材料からなり、複数個の空気室を有する
空気袋と、前記各々の空気室に独立して空気を送り込み
また排出する手段とを備えることを特徴とする消化管診
断用X線透視撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150587A JPH07327980A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 消化管診断用x線透視撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150587A JPH07327980A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 消化管診断用x線透視撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07327980A true JPH07327980A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15500151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6150587A Pending JPH07327980A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 消化管診断用x線透視撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07327980A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230328A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-14 | Okayama Univ | X線撮影用補助具およびこの補助具を用いたx線撮影方法 |
JP2015173895A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 国立大学法人 岡山大学 | X線撮影用補助具 |
JP6367457B1 (ja) * | 2017-12-08 | 2018-08-01 | 合同会社放射線測定システム | X線撮影補助具 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP6150587A patent/JPH07327980A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230328A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-14 | Okayama Univ | X線撮影用補助具およびこの補助具を用いたx線撮影方法 |
JP2015173895A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 国立大学法人 岡山大学 | X線撮影用補助具 |
JP6367457B1 (ja) * | 2017-12-08 | 2018-08-01 | 合同会社放射線測定システム | X線撮影補助具 |
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