JPH073274U - 電気モータ - Google Patents

電気モータ

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JPH073274U
JPH073274U JP3357793U JP3357793U JPH073274U JP H073274 U JPH073274 U JP H073274U JP 3357793 U JP3357793 U JP 3357793U JP 3357793 U JP3357793 U JP 3357793U JP H073274 U JPH073274 U JP H073274U
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シン モク カム
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ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低いコストでブラシとブラケットとの間の絶
縁表面を拡張する。 【構成】 電気モータは、整流子19と電気的の接触さ
せるためのブラシ21を備えた巻線形回転子12を有す
る。ブラシは、U字形ベアリングブラケット18のアー
ムに取り付けられたブラシ保持器22によって支持され
る。ベアリングブラケットの内部表面は、マイラー紙の
ようなシート状絶縁材製のライナ30によって覆われる
(マスクされる)。ライナ30は、ブラシ21とベアリ
ングブラケット18との間の沿面距離または漏洩距離を
増大する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固定子組立体、整流子を備えた巻線形回転子、及び、篭型ブラシ保 持器を含むブラシ組立体を有するモータに関し、更に詳細には、固定子組立体の 一方の端部に取り付けられた金属または導電性材料によるU字形軸受ブラケット によってブラシ保持器が支持されるタイプの電気モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
固定子組立体および巻線形回転子を備えた電気モータは周知であり、この種の モータにおいては篭型ブラシ保持器が使用される。この種のモータの構造の特徴 の1つは、モーターのシャフト軸受を支持するために固定子組立体の一方の端部 に取り付けられたU字形ブラケットを使用するということである。このブラケッ トは、篭型ブラシ保持器を支持するためにも使われる。ブラシ保持器は、一般に 、プラスチック材料(例えばフェノール)のような絶縁材によって作成され、ブ ラケットの側面アーム(腕状部分)に形成された孔の中に捕捉される。ブラシ保 持器を捕捉する一般的な方法としては、弾力のあるクリップ又は保持容器も周知 であるが、ブラシ保持器をブラケットに接着する方法が用いられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この構造は非常によく機能するが、モータ寸法が縮小されるにつれて重大性を 増す問題を持つ。ブラシと軸受ブラケットとの間の唯一の絶縁物はブラシ保持器 であり、安全上理由からこの軸受ブラケットは接地しても差し支えない。従って 、ブラシ保持器は、ブラシとブラケットとの間で電流が漏洩しないことを保証す るに足る十分な大きさ(寸法)でなければならない。しかし、モータの寸法が減 少するにつれてブラシ保持器の寸法も減少し、漏洩通路(沿面)の長さも相応に 減少するはずである。モータが新しい場合には、この漏洩通路は問題にならない 程度に充分な長さを持つが、モータ作動中にはブラシが摩耗して炭素のほこりと なり、軸受ブラケット及びブラシ保持器などのような近辺表面上に堆積する。こ の炭素粉末の堆積は、ブラシ保持器とブラケットとの間の結合部分において最も 著しく、ブラシとブラケットとの間のブラシ保持器の表面を横断して炭素粉末に よる道が発生する程度までブラシ保持器の表面上に炭素粉末が堆積することがあ る。これは、潜在的に危険な状況であり、モータの安全な作動条件を保証するた めに炭素粉末の堆積を減少させる目的で、定期的な保守整備作業の実施が要求さ れる。モータ寸法が縮小されるにつれて沿面距離も短縮され、炭素粉末を除去す るための保守整備作業実施の必要頻度が増大する。
【0004】 炭素粉末堆積の有害な影響を構造的に回避する方法の1つは、絶縁材料の層に よって金属ブラケットを覆うことである。ただし、この方法は効果的ではあるが 、非常に高価であり、この方法を実施するためにはブラケットを絶縁材によって 覆うように成型することが必要であり、ブラケットのコストを大幅に増大し、そ の結果として、モータのコストを増大する。
【0005】 ブラシとブラケットとの間の絶縁表面を拡張するためのコストの低い方法を用 いることが望ましい。 少なくとも一方のブラシ保持器に隣接するU字形ブラケットの内側表面の少な くとも実質的に大部分を覆う(マスクする)ために、例えばマイラー(MYLA R)紙のようなシート状絶縁材料製ライナ(裏内)を施すことにより、この目的 は達成される。(MYLARは、YORAY INDUSTRIES社の商品名 である。) 一方のブラシは大地電位に保持しても差し支えないので、両方のブラシ保持器 をマスクすることは必ずしも必要でない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従って、本考案は、固定子組立体、整流子及びシャフトを備えて固定子組立体 内に配置される回転子、及び、固定子組立体の1端に取り付けられたU字形軸受 ブラケットを有するモータを提供する。ブラケットは、固定子組立体から伸延す る2つのアーム(腕状部分)、及び、固定子組立体から離れて配置され、2つの アームを結合し、整流子に対面する内側表面を持つクロス(横)部材を有する。 シャフト用軸受は、クロス部材によって支持される。2つの絶縁ブラシ保持器は 、それぞれ2つのアームによって支持される。シート状絶縁材料製ライナは、少 なくとも一方のブラシ保持器に隣接するU字形軸受ブラケットの内側表面の少な くともも実質的な部分をマスクする(覆う)。
【0007】 ライナは、ブラケットの内側表面全体を実質的にマスクし、シャフト及び各ブ ラシ保持器を収容するための孔を有することが好ましい。 2つのブラシ保持器は、ブラケットのアームに形成されたそれぞれの孔に受け 入れられ、ライナは、ブラシ保持器に対して対応する孔を備えることが好ましい 。
【0008】 ライナは、一方又は各ブラシ保持器に対して電気的に密封されることが好まし い。 ブラシ保持器は、ブラシ保持器に対してライナを密封するためにも使用された 電気的非伝導性の接着剤によってブラケットに固定されることが好ましい。 本考案に基づく好ましい実施例を一例として用い、添付図面を参照しながら、 実施例について説明することとする。
【0009】
【実施例】
図1は巻線形固定子11及び巻線形回転子12を有する交直流両用モータ10 を示す。説明を簡単にするために固定子巻線及び接続結線は省略してある。 固定子11は、モータの駆動端から、及び、非駆動端においてシャフトに固定 された整流子19から伸延するシャフト14を備える。シャフトは、ベアリング 16内においてジャーナル取り付けされる。ファン15は、モータに冷却空気流 を供給するために、回転子と駆動端ベアリングとの間に配置される。
【0010】 各端部において、ベアリングブラケット17、18により、固定子に対して一 定間隔を保ってベアリングを支持する。双方のブラケットは、固定子から伸延す るアーム(腕部分)及びアームの外側端部を結合する横(クロス)部材を備え、 実質的にU字形である。横部材は、それぞれのベアリング16を支持する。ベア リングブラケットの固定子への接続を容易にするために、固定子に隣接するアー ムの端部において、アームは曲げられてフランジを形成する。
【0011】 非駆動端におけるベアリングブラケット18は整流子19にまたがり、モータ のブラシ組立体20を支持する。ブラシ組立体は、電流を回転子コイルに通すた めに、整流子との摺動可能な電気的接触を可能にするためにブラシ21を有する 。ブラシは、それぞれの、いわゆるブラシ保持器、即ちブラシホルダ22内に摺 動可能に保持され、通常の方法により、ばね(図示せず)によって整流子の方へ 向かって押されている。
【0012】 ブラシ保持器22は、例えばプラスチック材料のような絶縁材製であって、ベ アリングブラケット18のアーム27に形成された孔に取り付けられる。ブラシ 保持器は、ブラケット18とブラシ21を絶縁する。ブラシ保持器は、クリップ 、又は、保持器と一体構造として形成された弾力のある指状部分のような、戻り 止め手段によって適当に保持しても差し支えない。好ましい実施例においては、 ブラシ保持器は所定の場所に接着されている。
【0013】 ベアリングブラケット18の内側表面は、マイラー紙のような絶縁材のライナ 13によってマスクされる。図2は、ライナを更に詳細に示す。ライナは、横( クロス)部材26をマスクする中心部分31を有する。中心部の穴32は、ベア リング16及びモーターのシャフト14を収容する。 側面部分33は、アーム27の内部表面をマスクし、ブラシ保持器22を収容 するための穴または、孔35を有する。ブラシ保持器をベアリングブラケットに 取り付けるために使われる接着剤によって密封された保持器とライナとの間に小 さい間隙だけを残してライナを支持するように、孔の中に保持器が取り付けられ る。他の方法によって保持器を取り付ける場合には、適当な手段によって間隙を 密封することができる。
【0014】 保持器フラップ36は、炭素のほこりが最も集積し易いと推測される場所に、 各保持器に接触して配置される。これらのフラップ36は、保持器の孔35に相 当する部分によって形成され、これらの場所における保持器とライナとの間の密 封度を一層完全にするために役立つ。 側面フラップ34は、アーム側面の沿面距離を増大し、アーム27の外側に集 積する炭素のほこりを少くするために、アーム27の縁の脇を伸延する。
【0015】
【考案の効果】
マスクは、ブラシと軸受ブラケットとの間の沿面距離を増大し、炭素のほこり が集積し易い部分にマスクすることにより、シート状絶縁材製の簡単なライナを 用いるという簡単でコストの効果的な方法によって保守整備周期を長くすること が可能である。
【0016】 勿論、一方のブラシを大地電位とすれば固定子およびベアリングブラケットも 同電位となるので、ブラシ保持器を絶縁ライナによってマスクする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づくライナを用いた交直両用モータ
を、簡素化された形で示す図である。
【図2】図1のライナを示す図である。
【符号の説明】
11 固定子 12 回転子 14 シャフト 17、18 軸受けブラケット 19 整流子 20 ブラシ組立体 21 ブラシ 36 ケージフラップ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気モータにおいて、 軸方向に間隔をもつ2つの端部を備えた固定子組立体
    (11)と、 固定子組立体内に配置されて整流子(19)及びシャフ
    ト(14)を備えた回転子(12)と、 固定子組立体
    の1端部に取り付けられたU字形ブラケット(18)と
    を有し、ブラケットは、固定子組立体から伸延する2つ
    のアーム(27)と、固定子組立体から離れた側に配置
    されて2つのアームと整流子に対面する内側の表面とを
    結合するクロス(横)部材(26)とを備え、 クロス部材(26)によって支持されたシャフト(1
    4)用のベアリング(16)と、整流子(19)と摺動
    的に電気接触するようにブラシを保持するためにそれぞ
    れ2つのアーム(27)によって支持された2つの絶縁
    ブラシホルダ(22)と、 を有することを特徴とし、 シャフトを受け入れて少なくとも一方のブラシホルダを
    収容するような形状の孔(32)を備えたシート状材料
    製ライナ(30)により少なくとも一方のブラシホルダ
    に隣接するU字形ブラケットの内側表面の少なくとも本
    質的な部分をマスクする(覆う)ことを特徴とする電気
    モータ。
  2. 【請求項2】 ライナ(30)がU字形ブラケット(1
    8)の実質的に内側表面全体をマスクする(覆う)こと
    を特徴とする請求項1記載の電気モータ。
  3. 【請求項3】 U字形ブラケット(18)のアーム(2
    7)に形成されたそれぞれの孔に2つのブラシホルダ
    (22)が受け入れられ、ブラシホルダ用の対応する孔
    をライナが有することを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の電気モータ。
  4. 【請求項4】 ライナ(30)が少なくとも一方のブラ
    シホルダ(22)に対して電気的に密封されていること
    を特徴とする前記請求項のいずれかに記載の電気モー
    タ。
  5. 【請求項5】 少なくとも一方のブラシホルダ(22)
    に対してライナ(30)を密封するために使用した電気
    的非伝導性の接着剤により少なくとも一方のブラシホル
    ダ(22)がブラケット(18)に固定されることを特
    徴とする前記請求項のいずれかに記載の電気モータ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62122463U (ja) * 1985-09-25 1987-08-04
JPH02299442A (ja) * 1989-05-09 1990-12-11 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の集電装置
JPH059156U (ja) * 1991-07-16 1993-02-05 日立工機株式会社 携帯用電動工具

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