JPH07325788A - マルチプロセッサ - Google Patents

マルチプロセッサ

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JPH07325788A
JPH07325788A JP6121292A JP12129294A JPH07325788A JP H07325788 A JPH07325788 A JP H07325788A JP 6121292 A JP6121292 A JP 6121292A JP 12129294 A JP12129294 A JP 12129294A JP H07325788 A JPH07325788 A JP H07325788A
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JP
Japan
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processor
cpu core
risc
multiprocessor
cisc
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JP6121292A
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Inventor
Yuki Kashiyama
由紀 柏山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーキテクチャの異なる複数のプロセッサの
CPUコアを融合させたマルチプロセッサの電力消費の
大幅な低減を行う。 【構成】 本発明のマルチプロセッサは、RISC−E
NABLEフラグ10が“0”のとき、CISCプロセ
ッサ100の処理が有効となり、また、該フラグ10が
“1”の場合、RISCプロセッサ200が有効となる
ように動作する。前記フラグは、CISCプロセッサに
より制御される。また、CISCプロセッサの処理が有
効な場合、RISCプロセッサの電源供給部1200か
らの電源の供給を停止する処理が行われる。これによ
り、プロセッサ全体として電力消費の大幅な低減を行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、命令処理方式の異なる
複数のCPUコアを含むマイクロプロセッサに係り、特
に、省消費電力化を図ったマルチプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロプロセッサとして、そ
の計算機アーキテクチャの相違により、CISCプロセ
ッサと呼ばれるものとRISCプロセッサと呼ばれるも
のとが知られている。
【0003】そして、複数のCPUコアを含むマルチプ
ロセッサは、通常、CISCプロセッサならばCISC
プロセッサのみを、RISCプロセッサならば、RIS
Cプロセッサのみを複数接続して構成されたマルチプロ
セッサであり、プロセッサ間で通信を行うことにより、
プロセッサに並列動作を行わせ、これにより、性能向上
を図ることができるようにしたものである。
【0004】ところで、最近、CISCプロセッサのC
PUコアとRISCプロセッサのCPUコアとを融合さ
せた、すなわち、異なるアーキテクチャを持つプロセッ
サを相互に接続したマイクロプログラム制御のマルチプ
ロセッサが、例えば、特願平4−323332号等とし
て提案されている。
【0005】前述のマルチプロセッサは、従来からのC
ISCプロセッサのアプリケーションプログラム資産を
活かすことが可能で、かつ、RR型演算、浮動小数点演
算等について、RISCプロセッサを用いたより効率的
なデータ処理を行うことができるという利点を有する今
までに無い考え方のマイクロプログラム制御方式のプロ
セッサである。
【0006】しかし、前述のマルチプロセッサは、アー
キテクチャの異なるCPUコアによるプロセッサが、相
互に排反的に動作するものであるが、使用されていない
側のプロセッサも、その間電力を消費しているという問
題点を有している。
【0007】従来、一般に、この種のプロセッサは、節
電以上にその性能が重視される傾向にあったが、近年、
スウエーデンのNUTEK(National Board for Indus
trialand Technical Development)、アメリカの“EN
ERGY−STAR”等により、国策としての省電力化
政策が行われるようになっており、プロセッサの節電
は、必要条件の1つになってきている。
【0008】ところで、プロセッサの省電力化の一般的
な従来技術として、プロセッサが起動されない場合に、
マシンサイクルを下げる、あるいは、一時的にキャッシ
ュをオフにするという方法が知られている。これらの方
法は、この種のプロセッサチップに使用されているCM
OSデバイス回路の特徴として、動作サイクルが高くな
ることに比例して発熱が大きくなることと、RAM部の
発熱が大きいことに注目して採用された技術である。
【0009】前述した従来技術による省電力化の方法
は、PA−RISC、Pentiumといったマイクロ
プロセッサに採用されており、このような技術は、日経
エレクトロニクス1993.9.13(NO.590)
等に記載されて知られている。
【0010】しかし、提案されている異なるアーキテク
チャを持つCPUコアを含むマルチプロセッサに前述し
た従来技術による省電力化の方法を採用しようとする
と、マルチプロセッサ全体が起動されていない場合にし
か、省電力化を図ることができず、動作していない側の
CPUコアによる電力消費を低減することができないも
のである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】提案されているCIS
CプロセッサのCPUコアとRISCプロセッサのCP
Uコアを融合させたマルチプロセッサは、各プロセッサ
の動作が排反に行われており、このような状態におい
て、CPUコアが使用されない場合でも、そのプロセッ
サは、実際には有効でない命令列の読み出しまで行って
おり、不必要な電力を消費するという問題点を有してい
る。
【0012】本発明の目的は、提案されているCISC
プロセッサのCPUコアとRISCプロセッサのCPU
コアとを融合させたマルチプロセッサにおいて、使用さ
れていない側のプロセッサのCPUコアの消費電力を大
幅に低減して、マルチプロセッサ全体の電力消費の大幅
な低減を行うことを可能にしたマルチプロセッサを提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明が適用されるマル
チプロセッサは、CISCプロセッサのCPUコアとR
ISCプロセッサのCPUコアとをマルチプロセッサ構
成で内蔵し、CISCプロセッサのCPUコアからRI
SCプロセッサのCPUコアを起動するマイクロプログ
ラムと、RISCプロセッサからCISCプロセッサへ
の処理完了報告を可能とするマイクロプログラムと、R
ISCプロセッサ動作が有効であるか否かを示すRIS
CプロセッサEnable bit とを備え、CISCプロセッ
サとRISCプロセッサの処理を切り替えることが可能
に構成されたものである。
【0014】本発明によれば前記目的は、前記構成のマ
ルチプロセッサにおいて、CISCプロセッサのマイク
ロプログラムにより、RISCプロセッサの起動を行う
か否かを判別して、RISCプロセッサのCPUコアの
オン/オフを制御すると同時に、RISCプロセッサへ
の電力供給をオン/オフ制御することにより、あるい
は、RISCプロセッサへの動作クロックをオン/オフ
制御することにより達成される。
【0015】また、前記目的は、前記RISCプロセッ
サのオン/オフ制御のために、各プロセッサのCPUコ
アの使用率をモニタリングする手段を備え、この使用率
に応じて、RISCプロセッサのCPUコアのオン/オ
フを制御するようにすることにより達成される。
【0016】CISCプロセッサのCPUコアからRI
SCプロセッサのCPUコアの電力供給スイッチをオン
/オフ制御するマイクロプログラム、あるいは、動作ク
ロックをオン/オフ制御するマイクロプログラムファン
クションを備えることにより、CISCプロセッサが、
RISCプロセッサを切り替えてRISCプロセッサの
CPUコアの動作を停止させたとき、RISCプロセッ
サのCPUコアに対する電力供給または動作クロックの
供給を停止することにより、RISCプロセッサの電力
消費を無くすことができ、マルチプロセッサ全体として
の省電力化を図ることができる。
【0017】また、RISCプロセッサのCPUコア
に、CISCプロセッサのCPUコアの電力供給または
動作クロックをオン/オフ可能とする回路またはマイク
ロプログラムを備えるようにし、命令(または割り込み
処理)により、CISCプロセッサのCPUコアに対す
る電力供給または動作クロックを制御することにより省
電力化を図るようにすることができる。すなわち、命令
(または割り込み処理)をトリガとし、RISCプロセ
ッサの処理が開始されたとき及び終了したときに、CI
SCプロセッサをそれぞれオフ、オンにすることによ
り、両プロセッサをほぼ排反に使用することができ、こ
れにより、省電力化を図ることができる。
【0018】但し、前述の場合、CISCプロセッサを
オンにする動作は、Return CISC命令を充分に実行
できる時間だけ早いタイミングで行われなければなら
ず、これは、コンパイラーにより制御することができ
る。
【0019】また、各プロセッサのCPUコアの使用率
をモニタリングしたデータを解析するマイクロプログラ
ムを具備し、その結果によって、例えば、マルチプロセ
ッサが待機している場合を含め、プロセッサの使用率が
低下している場合、RISCプロセッサの使用を抑止す
ることにより、マルチプロセッサ全体としての省電力化
を図ることができる。
【0020】
【作用】CISCプロセッサのCPUコアは、Execute
RISC 命令において、RISCプロセッサonのマ
イクロファンクションを実行し、RISCプロセッサに
対するPower onまたは clock onを行ってからRISC
プロセッサを起動する。そして、CISCプロセッサの
CPUコアは、RISCプロセッサ処理の終了を示すR
eturn CISC命令が発行されると、命令処理終了後R
ISCプロセッサoff のマイクロファンクションを実行
し、その後、RISCプロセッサをPoweroffまたはclo
ck offとする。
【0021】また、CISCプロセッサのCPUコア
は、各プロセッサの使用率のモニタリングデータを解析
し、任意に定めた有効稼働率とプロセッサの使用率とを
比較し、任意に定めた有効稼働率よりもプロセッサの使
用率が低い場合に、ExecutteRISC命令において、
特殊な例外コードを返すことによってオペレーティング
システムにRISCプロセッサを使用しないことを報告
する。
【0022】逆に、CISCプロセッサのCPUコア
は、前記使用率のモニタリングデータの解析により、任
意に定めた有効稼働率と解析結果の使用率とを比較し、
任意に定めた有効稼働率よりもプロセッサの使用率が高
い場合に、通常通りExecuteRISC命令において、R
ISCプロセッサonのマイクロファンクションを実行
し、RISCプロセッサに対するPower onまたはclock
onを行ってからRISCプロセッサに起動をかける。
【0023】前述において、プロセッサの使用率の解析
と判別とをCISCプロセッサにより行い、Execute
RISC 命令によりその判別結果をオペレーティング
システムに報告するのではなく、新しいインターフェー
スによりプロセッサの使用率をオペレーティングシステ
ムに報告し、オペレーティングシステムが使用の可否を
決定するようにしてもよく、また、特殊な割り込みによ
る報告をオペレーティングシステムにあげることによっ
て、オペレーティングシステムにRISCプロセッサの
起動要求を促してもよい。
【0024】前述したような一連のオペレーティングシ
ステムにおけるCISCプロセッサとRISCプロセッ
サとの間の切り替えを制御する柔軟性の高い効率的な処
理命令列の生成は、提案されているマルチプロセッサの
場合と同様にコンパイラーにより行われ、このようなコ
ンパイラーの制御により、マルチプロセッサの性能向上
を図ることができる。
【0025】なお、コンパイラ技術に関しては、HIT
ACHI社のベクトル型スーパーコンピュータS−81
0、S−820、S−3800等において公知である。
【0026】また、前述において、オペレーティングシ
ステムにRISCプロセッサがPower offまたはclock
off であることを知らせるために、新規の割り込みコー
ドを設けて、前述した使用率のモニタリングの結果によ
り、RISCプロセッサをPower offまたはclock off
にすべきであると解析した時点で、CISCプロセッサ
が自発的にオペレーティングシステム報告するようにす
ることができる。
【0027】さらに、有効稼働率を、書き換え可能なワ
ークレジスタに保持させることにより、プロセッサの構
成制御の一部として任意で可変な有効稼働率の値を使用
するようにすることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明によるマルチプロセッサの一実
施例を図面により詳細に説明する。
【0029】図1は本発明の一実施例によるマルチプロ
セッサの構成を示すブロック図、図2はマイクロプログ
ラムによるCPUコアの切り替え処理の動作を説明する
フローチャート、図3はマイクロプログラムによる稼働
時間解析の処理例を説明するフローチャートである。図
1において、10、15はフラグ、20、120は命令
実行制御部(I-Contrl)、30、130は制御レジスタ群
(C-Registr)、40、140は汎用レジスタ群(G-Regist
r)、50、150は浮動小数点レジスタ群(F-Registe
r)、60、160はキャッシュコントロール(Cache-Con
trol)、70はキャッシュメモリ(Cache)、80は制御メ
モリ(CS)、100はCISCプロセッサ、200はRI
SCプロセッサ、1100、1200は電源供給部、1
110、1210はモニタリング回路である。
【0030】図1に示す本発明の一実施例は、CISC
プロセッサのCPUコア(以下、CISCプロセッサと
いう)100と、RISCプロセッサのCPUコア(以
下、RISCプロセッサという)200と、これらのプ
ロセッサの両方に共有される全ての動作を制御する1ビ
ットのRISC−ENABLEフラグ10及びキャッシ
ュメモリ70とを備えて構成される。前記フラグ10
は、複数ビット構成としてもよいが、1ビット構成が最
も効率がよい。
【0031】CISCプロセッサ100は、電源供給部
1100、モニタリング回路1110、命令実行制御部
20、制御レジスタ群30、汎用レジスタ群40、浮動
小数点レジスタ群50、キャッシュコントロール60、
及びマイクロプログラムが格納されている制御メモリ8
0等を備えて構成されている。また、RISCプロセッ
サ200は、電源供給部1200、モニタリング回路1
210、命令実行制御部120、制御レジスタ群13
0、汎用レジスタ群140、浮動小数点レジスタ群15
0及びキャッシュコントロール160等を備えて構成さ
れている。
【0032】前述の両プロセッサ100、200は、キ
ャッシュ70を共有している。また、前記モニタリング
回路1110、1210は、稼働時間としてプロセッサ
稼働時間の累計を保持し、稼働率をマイクロプログラム
により解析するものとする。但し、稼働率を保持するモ
ニタリング用ののハードウエアを用意してもよい。
【0033】CISCプロセッサ100の制御メモリ8
0に格納されるマイクロプログラムは、RISCプロセ
ッサ200の電源供給部1200にアクセスし、RIS
Cプロセッサ200のPower off/onを制御するファン
クション1181を有している。
【0034】なお、前述のように構成される本発明の一
実施例において、両プロセッサは、1CHIP LSI
により構成されてもよく、また、複数のLSIで構成さ
れてもよい。複数のLSIにより構成する場合、本発明
は、CISCプロセッサ100とRISCプロセッサ2
00とをそれぞれ1個のLSIにより構成し、キャッシ
ュメモリ70をLSI外部で共有するように構成するの
がよい。
【0035】前述のように構成される本発明のマルチプ
ロセッサは、RISC−ENABLEフラグ10が
“0”のとき、RISCプロセッサ200内の命令実行
制御部120からのレジスタアクセス起動121、キャ
ッシュコントロール160からのキャッシュアクセス起
動161が“1”になりアクセスが行われても、RIS
Cプロセッサ100におけるこれらの処理を有効としな
いように動作する。すなわち、この場合、RISCプロ
セッサ200内のアンドゲートが、インヒビットされ、
アンドゲートの出力が“1”とならないため、レジスタ
アクセス起動121、キャッシュアクセス起動161が
有効とならず、RISCプロセッサ200内での処理は
無視され、CISCプロセッサ100内での処理が有効
となる。
【0036】逆に、RISC−ENABLEフラグ10
が“1”の場合、RISCプロセッサ200内のアンド
ゲートは、有効なアクセス起動を出力するが、CISC
プロセッサ100内のアンドゲートは、このフラグが
“1”のとき、レジスタアクセス起動21、キャッシュ
アクセス起動61の出力を有効としないようにしてい
る。すなわち、この場合、RISCプロセッサ200が
有効となり、CISCプロセッサ100内での処理は、
後述するように、本発明により設けられたReturnCI
SC命令以外無効とされる。
【0037】CISCプロセッサ100内のフラグ15
は、復帰命令であるReturn CISC命令が発行された
とき、図示しない手段により“1”とされ、RISC−
ENABLEフラグ10の値にかかわらずCISCプロ
セッサ100内での処理を有効とさせるものである。
【0038】なお、図示していないが、キャッシュメモ
リ70は、命令キャッシュとデータキャッシュとを含
み、各プロセッサ100、200のキャッシュコントロ
ール60または160、命令実行制御部l20または1
20の制御を受ける。また、同様に、制御メモリ80内
にあるマイクロプログラムは、CISCプロセッサ10
0内の各ユニット制御の一部あるいは全ての制御に関与
する。
【0039】次に、図2に示すフローを参照して、マイ
クロプログラムによるCPUコアの切り替え処理の動作
を説明する。この処理は、実際にマイクロプログラムが
RISC−ENABLEフラグ10を切り替える処理で
ある。まず、図2(a)を参照して、Execute RIS
C命令の処理を説明する。なお、Execute RISC命
令の処理が行われるまで、実際の処理は、CISCプロ
セッサ100により続けられ、RISC−ENABLE
フラグ10は“0”とされている。
【0040】(1)CISCプロセッサにおいて、処理
が続けられ、Execute RISC命令が実行されると、
図3により後述するAnalize exec 処理(新設)が実行
され、各プロセッサの実質稼働率を求める(ステップ3
00、500)。
【0041】(2)ステップ500の処理により求めら
れたプロセッサの実質稼働率と別に保持されている予め
定められた有効稼働率とを比較し、有効稼働率が求めら
れた実質稼働率より大きい場合、RISCプロセッサ2
00の起動を行わず、命令実行を拒否したことを示す実
行コードをオペレーティングシステムに報告する(ステ
ップ310、360)。
【0042】(4)ステップ310の比較で、有効稼働
率が求められた実質稼働率より小さい場合、RISCプ
ロセッサ200に対するPower on を行うと共に、シリ
アライゼーションを実行する(ステップ320、33
0)。
【0043】(5)その後、マイクロプログラムは、R
ISC−ENABLEフラグ10を“1”として、命令
が実行され正常終了したことを示す実行コードをオペレ
ーティングシステムに報告する(ステップ340、35
0)。
【0044】CISCプロセッサ100による前述の処
理の終了後、制御は、CISCプロセッサ100からR
ISCプロセッサ200へ切り替えられ、処理は、RI
SCプロセッサ200により実行される。
【0045】次に、図2(b)を参照して、Return C
ISC命令の処理を説明する。Return CISC命令の
処理が行われるまで、実際の処理は、RISCプロセッ
サ200により続けられ、RISC−ENABLEフラ
グ10は前述の処理で“1”とされている。
【0046】RISCプロセッサ200の処理が進み、
Return CISC命令400が発行されると、この命令
に対してのみ、CISCプロセッサ100の命令実行制
御部20の制御が有効になり、マイクロプログラムが、
図2(b)に示すように、シリアライゼーション処理4
10の実行後、RISC−ENABLEフラグ10を
“0”とする処理420を実行する。
【0047】この処理は、CISCプロセッサ100内
に、Return CISC命令400により“1”にセット
されるフラグ15を設けていることにより可能なもので
あり、これにより、CISCプロセッサ100内では、
RISC−ENABLEフラグ10が“1”であるにも
かかわらず、例外的にデコードが有効になり、マイクロ
プログラムがRISC−ENABLEフラグ10を
“0”にすることが可能である。そして、RISCプロ
セッサ200内では、Return CISC命令400を命
令例外としてもよく、これにより、RISCプロセッサ
200側のデコード論理の増加を押えることができる。
【0048】また、前述した本発明の一実施例におい
て、一般に知られているクロック技術を組み合わせて、
RISCプロセッサ200の動作クロックの周波数をC
ISCプロセッサ100の2倍に高めることができ、こ
れにより、マルチプロセッサをさらに高性能化すること
ができる。このような2倍の周波数のクロックによる動
作技術は、例えば、HITACHI社のスーパーコンピ
ュータS820、S3800等のベクトルレジスタの技
術として知られている。
【0049】その後、RISCプロセッサ200内の電
源供給部1200をPower offとする処理430が行わ
れ、これにより、制御がRISCプロセッサ200から
CISCプロセッサ100へ切り替えられる。
【0050】なお、前述した処理330、410に示す
ように、両命令の実行は、シリアライゼーション動作と
チェックポイント同期機能とが両命令の前後で行われる
ので、記憶装置への先行するアクセスが全て終了するま
で、そのCPUの動作が待たされることになる。
【0051】次に、図3に示すフローを参照して、マイ
クロプログラムがプロセッサの稼働率を分析する処理の
1例としてAnalize exec 処理を説明する。このAnali
ze exec 処理500(新設)は、CPUがSTOP状態
あるいは待機状態の場合に起動することとする。また、
タイマ監視中に処理を追加してもよい。
【0052】(1)Analize exec 処理500が起動さ
れると、図1に示されるCISCプロセッサ100内モ
ニタリング回路1110、あるいは、RISCプロセッ
サ200内モニタリング回路1210よりデータの読み
出しとプロセッサ内に内蔵しているタイマ読み出しとを
行う。また、初期値“0”で図示処理の実行時に格納す
る先のデータを合わせて読み出す(ステップ510)。
【0053】(2)続いて、実質稼働時間(稼働時間A
−先の稼働時間B)と経過時間(計測時刻C−先の計測
時刻D)とを求め、実質稼働時間を経過時間で割ること
により実質稼働率を演算する。この実質稼働率は、前述
した図2のフローにおけるステップ310の処理で利用
される(ステップ520)。
【0054】(3)引き続き、次の分析のために、現在
読み出した稼働時間Aと計測時刻Cを図示しないメモリ
に格納する。なおこのとき、図示しないが、前者が後者
以下の場合、データ“0”を保持し、前者が後者に比較
して大きい場合、データ“1”を保持するようなフラグ
を設け、非同期に起動されるExecute RISC命令4
00の処理では、このフラグの値のみによる判別として
解析不用とするようにしてもよい(ステップ530)。
【0055】前述した本発明の一実施例は、RISCプ
ロセッサ200の電源供給部1200をオン/オフ制御
するとして説明したが、本発明は、プロセッサの動作ク
ロックを制御するようにすることができ、この場合、R
ISCプロセッサ200の図示しない動作クロックをオ
ン/オフ制御するようにすればよい。
【0056】前述した本発明の一実施例によれば、CI
SCプロセッサ100及びRISCプロセッサ200に
よるマルチプロセッサにおいて、CISCプロセッサ1
00またはRISCプロセッサ200の実質稼働率の大
きさにより、RISCプロセッサ200のオン/オフを
制御することができるので、マルチプロセッサは、省消
費電力化を図りながら、RISCプロセッサ200に行
わせた方が効率のよい処理をRISCプロセッサ200
に行わせ、全体として効率の高い処理を行うことができ
る。そして、CISCプロセッサ100の稼働率が小さ
い場合、RISCプロセッサ200に行わせた方が効率
のよい処理でも、CISCプロセッサ100で行い、R
ISCプロセッサ100の供給電源をオフとしておくよ
うにすることができるので、より省消費電力化を図るこ
とができる。
【0057】また、前述した本発明の一実施例は、RI
SCプロセッサ200の電力供給または動作クロックの
オン/オフを、CISCプロセッサ100から制御する
として説明したが、本発明は、RISCプロセッサ20
0に、CISCプロセッサ100に対する電力供給また
は動作クロックをオン/オフ可能とする回路またはマイ
クロプログラムを備えるようにし、命令(または割り込
み処理)により、CISCプロセッサ100に対する電
力供給または動作クロックのオン/オフをRISCプロ
セッサ200から制御するようにすることもできる。
【0058】また、前述した本発明の一実施例は、CI
SCプロセッサ100またはRISCプロセッサ200
の実質稼働率の大きさにより、RISCプロセッサ20
0を起動するか否かを決定し、RISCプロセッサ20
0に対する電源またはクロックの供給を制御するとして
説明したが、本発明は、RISCプロセッサ200に対
する電源またはクロックの供給を、CISCプロセッサ
100及びRISCプロセッサ200の実質稼働率を加
えた値の大きさにより制御してもよく、この場合にも、
前述と同様な効果を得ることができる。
【0059】また、本発明は、CISCプロセッサ10
0、RISCプロセッサ200の実質稼働率の大きさに
よらず、RISCプロセッサ200に行わせるべき処理
が発生した場合に、RISCプロセッサ200に対する
電源またはクロックの供給を行ってRISCプロセッサ
200を起動し、それ以外のCISCプロセッサの処理
が有効とされているとき、RISCプロセッサ200を
停止させておくように制御するようにしてもよい。
【0060】このようにすると、前述したプロセッサの
稼働率を分析する処理を省略することができ、より簡単
な構成でマイクロプロセッサの省消費電力化を図ること
ができる。
【0061】さらに、前述した本発明の一実施例は、C
ISCプロセッサとRISCプロセッサとによるマルチ
プロセッサに本発明を適用したものとして説明したが、
本発明は、アーキテクチャの異なるCPUコアによる複
数のプロセッサが、相互に排反的に動作するように構成
されるどのようなマルチプロセッサに対しても適用する
ことができ、前述と同様の効果を奏することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
ISCプロセッサが稼働しRISCプロセッサを使用し
ない場合、RISCプロセッサの電源または動作クロッ
クの供給を断ち、また、プロセッサの利用率が低下して
いる場合、RISCプロセッサを使用しないようにし、
前述と同様の処理を行うことにより、マルチプロセッサ
の消費電力を大幅に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるマルチプロセッサの構
成を示すブロック図である。
【図2】マイクロプログラムによるCPUコアの切り替
え処理の動作を説明するフローチャートである。
【図3】マイクロプログラムによる稼働時間解析の処理
例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10、15 フラグ 20、120 命令実行制御部(I-Contrl) 30、130 制御レジスタ群(C-Registr) 40、140 汎用レジスタ群(G-Registr) 50、150 浮動小数点レジスタ群(F-Register) 60、160 キャッシュコントロール(Cache-Contro
l) 70 キャッシュメモリ(Cache) 80 制御メモリ(CS) 100 CISCプロセッサ 200 RISCプロセッサ 1100、1200 電源供給部 1110、1210 モニタリング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 9/22 Z 7230−5B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つのCPUコアを有し、前
    記CPUコアの1つがマイクロプログラム制御方式のプ
    ロセッサであり、他方のCPUコアが前記CPUコアと
    命令制御方式の異なるプロセッサであるマルチプロセッ
    サにおいて、前記マイクロプログラム制御方式のプロセ
    ッサのCPUコアは、前記他方のCPUコアを起動し、
    その処理の終了を認識する手段と、他方のCPUコアの
    電源、動作クロックの少なくとも一方をオフまたはオン
    にする手段とを備え、前記他方のCPUコアが処理動作
    を行っていないとき、他方のCPUコアの電源、動作ク
    ロックの少なくとも一方をオフにすることを特徴とする
    マルチプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記マイクロプログラム制御方式のプロ
    セッサのCPUコアの電源、動作クロックの少なくとも
    一方をオフまたはオンにする手段をさらに備え、前記マ
    イクロプログラム制御方式のプロセッサのCPUコアが
    処理動作を行っていないとき、電源、動作クロックの少
    なくとも一方をオフにすることを特徴とする請求項1記
    載のマルチプロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記マイクロプログラム制御方式のプロ
    セッサのCPUコア及び他方のプロセッサのCPUコア
    の稼働率を認識するモニタリング手段を備え、前記マイ
    クロプログラム制御方式のプロセッサは、前記モニタリ
    ング手段により得られた自CPUコアまたは他方のCP
    Uコアの稼働率、または、両CPUコアの稼働率の和が
    一定値を下回る場合、他方のCPUコアを起動せずに、
    他方のCPUコアに行わせるべき処理を自CPUコアに
    より実行することを特徴とする請求項1記載のマルチプ
    ロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記マイクロプログラム制御のプロセッ
    サに対して、前記命令制御方式が異なるプロセッサが、
    2倍のマシンサイクルで動作することを特徴とする請求
    項1、2または3記載のマルチプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記マイクロプログラム制御のプロセッ
    サがCISCプロセッサであり、前記命令制御方式が異
    なるプロセッサがRISCプロセッサであることを特徴
    とする請求項1ないし4のうち1記載のマルチプロセッ
    サ。
  6. 【請求項6】 前記マイクロプログラム制御のプロセッ
    サと前記命令制御方式が異なるプロセッサとを含む回路
    が、1チップLSI内に形成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし5のうち1記載のマルチプロセッサ。
JP6121292A 1994-06-02 1994-06-02 マルチプロセッサ Pending JPH07325788A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636863B2 (en) 2004-01-13 2009-12-22 Lg Electronics Inc. Apparatus for controlling power of processor having a plurality of cores and control method of the same
US7814343B2 (en) 2005-11-30 2010-10-12 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit for reducing power consumption and enhancing processing speed
US8281167B2 (en) 2008-01-11 2012-10-02 Denso Corporation Electronic control apparatus provided with plural microcomputers for electronically controlling electronic devices mounted in vehicle
JP2016537717A (ja) * 2013-12-23 2016-12-01 インテル・コーポレーション 複数のハイブリッドプロセッサコアを含むシステムオンチップ(SoC)

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