JPH07325146A - 超音波センサの受信処理回路と駆動回路 - Google Patents

超音波センサの受信処理回路と駆動回路

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JPH07325146A
JPH07325146A JP11988394A JP11988394A JPH07325146A JP H07325146 A JPH07325146 A JP H07325146A JP 11988394 A JP11988394 A JP 11988394A JP 11988394 A JP11988394 A JP 11988394A JP H07325146 A JPH07325146 A JP H07325146A
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signal
circuit
switch means
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JP11988394A
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Inventor
Kazunari Sekikawa
和成 関川
Tomoki Kobayashi
智樹 小林
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動信号と受信信号の時間差を正確に検出で
きる超音波センサの受信処理回路を提供すること 【構成】 超音波センサ50は駆動信号が入力されてい
る間、超音波を送信する送信部と、送信部が送信した超
音波の反射波を受信し、受信信号として出力する受信部
とを有する。受信処理回路10は、受信部から送られた
受信信号を増幅し、増幅信号として出力する増幅部74
を有する。また増幅信号と、送信部を駆動するための駆
動信号を分岐した分岐信号もしくは駆動信号に同期した
同期信号とが入力され、増幅信号と駆動信号との時間差
を検出するための検出部76を有する。さらに受信処理
回路10には、同期信号が入力され、同期信号が入力さ
れている間、受信部と増幅部74との間の回路を開放す
るスイッチ部14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波センサの受信処
理回路とその駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波センサの受信処理回路と駆
動回路、および制御装置について図3を用いて説明す
る。まず、50は超音波センサであり、後述する駆動回
路から駆動信号が入力されている間、超音波を送信する
送信部(不図示)と、送信部が送信した超音波の物体5
2からの反射波を受信し、受信信号として出力する受信
部(不図示)とを有する。本例の超音波センサ50は一
つの入出力端子から駆動信号が入力され、また受信信号
を出力するものである。
【0003】54は駆動回路であり、駆動信号を発生さ
せる機能を有する。さらに詳細に駆動回路54の構成要
素について説明する。56は駆動回路54の一部を構成
する正弦波発生部であり、超音波のキャリア信号となる
正弦波を出力する。58はスイッチ部であり、正弦波発
生部56と後述する駆動部との間の回路を開閉する機能
を有する。スイッチ部58は後述するゲート制御部から
出力されるトリガ信号が入力されている間のみ回路を閉
成し、正弦波を後述する駆動部へ伝える。なお、以下、
「回路を閉成する」とは電気的に回路を接続状態とする
ことを言い、また「回路を開放する」とは電気的に回路
を断絶状態とすることを言う。60はスイッチ部58の
開閉を制御するゲート制御部である。ゲート制御部60
からはスイッチ部58を制御するためのトリガ信号が出
力される。62は駆動部であり、スイッチ部58を介し
て入力された正弦波を電力増幅して後述するトランスを
駆動する。64はトランスであり、駆動部62から入力
された正弦波を超音波センサ50の駆動条件に合わせて
昇圧し、交流信号である駆動信号を生成する。この駆動
信号は超音波センサ50の入出力端子に印加される。
【0004】66は受信処理回路であり、超音波センサ
50の入出力端子に駆動回路54から印加される駆動信
号または駆動信号と同期するトリガ信号と、超音波セン
サ50が反射波を受けて入出力端子に出力する受信信号
との時間差を検出する機能を有する。通常は、トリガ信
号と受信信号との時間差を検出する。さらに詳細に受信
処理回路66の構成要素について説明する。68はダイ
オードクリップ回路であり、超音波センサ50の入出力
端子に印加される電圧振幅の大きな駆動信号を一定電圧
以内(振幅が約1ボルト)にクリップし、クリップ信号
として出力するためのものである。なお、電圧振幅が約
10ボルト程度に達する駆動信号はクリップされるが、
振幅が約数10ミリボルト程度の受信信号はクリップは
されず、そのままの電圧振幅でダイオードクリップ回路
68から出力される。これにより、受信信号に対しては
ノイズ信号となる駆動信号の電圧振幅を電圧振幅の小さ
な受信信号の電圧振幅に近づけることができ、後段に配
された後述する増幅部への信号のS/N比を改善するこ
とができる。なお、70はダイオードクリップ回路68
の入力インピーダンスを調整するため、超音波センサ5
0の入出力端子とダイオードクリップ回路68との間に
直列に配された抵抗である。72は低域通過型フィルタ
である。クリップ信号に含まれる高周波ノイズ成分を除
去する機能を有する。
【0005】増幅部74は、ダイオードクリップ回路6
8から出力され、駆動信号成分と受信信号成分とを含む
クリップ信号を、後述する検出部が処理可能な電圧振幅
レベルまで増幅する。検出部76では、ゲート制御部6
0から入力されるトリガ信号と、クリップ信号に含まれ
る受信信号との時間差を検出する。時間差とは通常、ト
リガ信号の入力開始時間と受信信号の入力開始時間との
間の時間差を言うが、トリガ信号の入力終了時間と受信
信号の入力終了時間との間の時間差でも良い。この検出
した時間差と超音波の伝播速度とから、超音波センサ5
0と物体52との距離が演算できる。なお、超音波セン
サ50の制御装置78とは、超音波センサ50と、受信
処理回路66と、駆動回路54とを有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波センサの受信処理回路、駆動回路には次のよ
うな課題がある。まず、受信処理回路66においては、
ダイオードクリップ回路68を使用して増幅部74に入
力される信号のS/N比を改善してはいるが、依然とし
てクリップ信号に含まれる駆動信号成分の電圧振幅と受
信信号成分の電圧振幅との間には約10倍程度の差があ
るため、十分良好なS/N比が得られているわけではな
い。従って、増幅部74における電圧増幅のゲインは、
増幅部74の飽和を考慮すると電圧振幅の大きな駆動信
号成分により決定されてしまい、検出部76で必要とな
る受信信号成分を十分な電圧レベルまで増幅することが
できず、このため検出部において正確な時間差が検出で
きないという課題がある。また、駆動回路においては、
トランスを駆動するために正弦波の電力増幅を行う増幅
部が設けられているため消費電力が多くなる。また、ト
ランスを使用するために駆動回路の小型化が行えないと
いう課題がある。従って、本発明は上記課題を解決すべ
くなされ、その目的とするところは、駆動信号と受信信
号の時間差を正確に検出できる超音波センサの受信処理
回路と、消費電力が少なくまた小型化も容易な超音波セ
ンサの駆動回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明に係る超
音波センサの受信処理回路は、駆動信号が入力されてい
る間、超音波を送信する送信部と、該送信部が送信した
超音波の反射波を受信し、受信信号として出力する受信
部とを具備する超音波センサに接続され、前記受信部か
ら送られた前記受信信号を増幅し、増幅信号として出力
するための増幅部と、該増幅信号と、前記送信部を駆動
するための駆動信号を分岐した分岐信号もしくは該駆動
信号に同期した同期信号とが入力され、増幅信号と駆動
信号との時間差を検出するための検出部とを具備する超
音波センサの受信処理回路において、前記駆動信号もし
くは前記同期信号が入力され、駆動信号もしくは同期信
号が入力されている間、前記受信部と前記増幅部との間
の回路を開放するスイッチ部が設けられていることを特
徴とする。
【0008】また、前記スイッチ部は、前記受信部と前
記増幅部との間に設けられ、受信部と増幅部との間の回
路を開閉するための第1のスイッチ手段と、該第1のス
イッチ手段と前記増幅部との間と、グランドとの間の回
路を開閉するための第2のスイッチ手段とから成り、前
記第1のスイッチ手段は、前記駆動信号もしくは前記同
期信号が入力されている間、回路を開放し、前記第2の
スイッチ手段は、前記駆動信号もしくは前記同期信号が
入力されている間、回路を閉成する構成とすれば、超音
波センサに駆動信号が入力されている間は簡単な構成で
確実に受信部と増幅部との間の回路を開放でき、且つそ
の開放時の増幅部の入力をグランドレベルに保持できる
ので、増幅部への信号のS/N比を一層向上させること
ができる。
【0009】また、本発明に係る超音波センサの駆動回
路は、駆動信号が入力されている間、超音波を送信する
送信部と、該送信部が送信した超音波の反射波を受信
し、受信信号として出力する受信部とを具備する超音波
センサに接続され、前記駆動信号を出力する超音波セン
サの駆動回路において、トリガ信号が入力されている
間、互いに位相が反転した第1の制御信号と第2の制御
信号を出力する駆動信号発生部と、プラス電源とマイナ
ス電源との間へ直列に接続された第3のスイッチ手段お
よび第4のスイッチ手段とを具備し、前記第3のスイッ
チ手段は前記第1の制御信号により回路を開閉し、前記
第4のスイッチ手段は前記第2の制御信号により回路を
開閉することにより、第3のスイッチ手段と第4のスイ
ッチ手段の接続点に前記駆動信号となる交流信号を発生
することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る超音波センサの受信処理回路は、
駆動信号または駆動信号に同期した同期信号が入力され
ている間、スイッチ部により、超音波センサの受信部と
受信処理回路内の増幅部との間の回路が開放されるた
め、駆動信号が増幅部に入力することを防止できる。ま
た、駆動信号と時間差をもって超音波センサの受信部か
ら出力される受信信号は増幅部に入力可能である。
【0011】また、本発明に係る超音波センサの駆動回
路は、トリガ信号が入力されている間、互いに位相が反
転した第1の制御信号と第2の制御信号を出力する駆動
信号発生部と、プラス電源とマイナス電源との間へ直列
に接続された第3のスイッチ手段および第4のスイッチ
手段とを具備し、第3のスイッチ手段は第1の制御信号
により回路を開閉し、第4のスイッチ手段は第2の制御
信号により回路を開閉することにより、第3のスイッチ
手段と第4のスイッチ手段の接続点に駆動信号となる交
流信号を発生することができ、スイッチング動作による
信号発生が可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る超音波セン
サの受信処理回路と駆動回路とからなる超音波センサの
制御装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1
のタイミングチャートである。
【0013】まず、受信処理回路10と駆動回路12の
構成を説明する。なお、従来例の構成と同一の構成に関
しては同じ符号を付し、説明は省略する。50は従来と
同一の構成を有する超音波センサである。本例の超音波
センサ50は一つの入出力端子から駆動信号eが入力さ
れ、また受信信号fを出力するものであり、このため後
述する受信処理回路10と接続される超音波センサ50
の入出力端子には駆動信号eと受信信号fとが、超音波
センサ50と物体52との距離に比例した時間差をもっ
て発生することになる(図2の入出力端子電圧波形を参
照)。
【0014】受信処理回路10の従来と異なる構成は、
駆動回路12から出力される駆動信号eもしくは駆動信
号eに同期したトリガ信号bが入力され、駆動信号eも
しくはトリガ信号bが入力されている間、超音波センサ
50の受信部とフィルタ72との間の回路を開放するス
イッチ部14が設けられている点である。本実施例で
は、一例としてスイッチ部14にはトリガ信号bが入力
される。なお、「同期する」とは回路を構成するICの
信号伝播遅延時間を無視すれば、同一タイミングで変化
することを言う。さらに詳細には、スイッチ部14は、
受信部とフィルタ72との間に設けられ、受信部とフィ
ルタ72との間の回路を開閉するための第1のスイッチ
手段16と、第1のスイッチ手段16とフィルタ72と
の間と、グランドとの間の回路を開閉するための第2の
スイッチ手段18とから成る。第1のスイッチ手段16
と第2のスイッチ手段18には、高速なスイッチング動
作を行える半導体スイッチ素子が好適であり、トランジ
スタやFET、またアナログスイッチ等が一般に使用さ
れる。またスイッチ素子には、オン抵抗のなるべく小さ
いものを選定し、信号の減衰を抑制することが望まし
い。
【0015】20はゲート制御部であり、入力されたト
リガ信号bのタイミングに基づいて、第1のスイッチ手
段16および第2のスイッチ手段18による回路の開
放、閉成を制御するためのものである。詳細には、第1
のスイッチ手段16にはゲート制御部20によりトリガ
信号bと逆相の信号gが出力され、トリガ信号bが入力
されている間は超音波センサ50と増幅部74(本実施
例では増幅部74の前段にフィルタ72が配されている
ためフィルタ72)との間の回路を開放し、駆動信号e
の増幅部74への入力を阻止する。また、第2のスイッ
チ手段18にはゲート制御部20によりトリガ信号bと
同相の信号hが出力され、トリガ信号bが入力されてい
る間は増幅部74の入力電圧レベルを強制的にグランド
電位とし、駆動信号等が発生するノイズの増幅部74へ
の入力を防止する。なお、その他フィルタ72、増幅部
74、検出部76は従来と同様である。
【0016】続いて、駆動信号eを発生する駆動回路1
2の構成について説明する。22は駆動回路12の一部
を構成するパルス発生部であり、超音波センサ50の共
振周波数に一致した周波数を有する矩形波であるパルス
信号aと、パルス信号aより周波数が低く、且つ一定の
デューティー・ファクタをもった同期信号としてのトリ
ガ信号bを発生する。駆動回路12は通常、水晶発振器
等の基準信号発生器とTTL等のICにより構成された
論理回路で形成される。駆動回路12は、パルス信号a
とトリガ信号bの各信号の立ち上がりおよび/または立
ち下がりが同期して変化するように、パルス信号aとト
リガ信号bを出力する。
【0017】24は駆動信号発生部であり、トリガ信号
bが入力されている間、互いに位相が反転した第1の制
御信号cと第2の制御信号dを出力する機能を有する。
一例として本実施例では、第1の制御信号cおよび第2
の制御信号dは入力されるパルス信号aと同一周波数で
あり、第1の制御信号cはパルス信号aと同相に、また
第2の制御信号dはパルス信号aと逆相になっている
が、互いに位相が反転した信号であればいずれの信号が
パルス信号aに対して同相、逆相となっていてもかまわ
ない。
【0018】26は第3のスイッチ手段であり、また2
8は第4のスイッチ手段である。第3のスイッチ手段2
6と第4のスイッチ手段28はプラス電源(Vcc)と
マイナス電源(−Vee)との間へ直列に接続され、第
3のスイッチ手段26は第1の制御信号cによりスイッ
チング動作を行って回路を開閉し、第4のスイッチ手段
28は第2の制御信号dにより回路を開閉する。これに
より、第3のスイッチ手段26と第4のスイッチ手段2
8の接続点Xに駆動信号eとなる交流信号を発生させる
ことができる。また、第3のスイッチ手段26や第4の
スイッチ手段28は、スイッチング速度を考慮すると半
導体スイッチ素子が好適であり、トランジスタやFET
やサイリスタ、またアナログスイッチ等が一般に使用さ
れる。また、第3のスイッチ手段26や第4のスイッチ
手段28に半導体スイッチ素子を使用する場合にはオン
抵抗の小さいものを選び、飽和領域で作動させることに
より、スイッチ素子での電力ロスを従来に比べて少なく
することができる。なお、図2に示すように各信号は正
論理を扱っているが、もちろん負論理であっても当然良
い。
【0019】次に、駆動回路12と受信処理回路10と
から成る超音波センサの制御装置30の動作について図
2を用いて説明する。パルス発生部22では、パルス信
号aとトリガ信号bを出力し、これらの信号は駆動信号
発生部24に入力される。駆動信号発生部24では、ト
リガ信号bが入力されている間、パルス信号aと同一周
波数を有し、互いに位相が反転した第1の制御信号cと
第2の制御信号dとを出力する。第3のスイッチ手段2
6と第4のスイッチ手段28は、それぞれ第1の制御信
号cと第2の制御信号dが入力された際にスイッチング
動作を行い、これにより接続点Xには駆動信号eとなる
交流信号が発生する。この駆動信号eの電圧振幅は第3
のスイッチ手段26と第4のスイッチ手段28とが飽和
状態でスイッチングを行っているために、略(Vcc+
Vee)となる。なお、接続点Xに駆動信号eが発生し
ている間は、ゲート制御部20から第1のスイッチ手段
16へトリガ信号bと逆相の信号gが出力されて第1の
スイッチ手段16が開放状態にあり、さらに第2のスイ
ッチ手段18へはトリガ信号bと同相の信号hが出力さ
れて閉成状態となりフィルタ72の入力は強制的にグラ
ンド電位となっている。このため、フィルタ72の後段
にある増幅部74や検出部76への駆動信号eの入力を
抑止することができる。
【0020】超音波センサ50は駆動信号eが入出力端
子に入力されると、その送信部から駆動信号eに同期し
た超音波を送信し、続いて超音波の物体52からの反射
波を受信部で受信して受信信号fを同じく入出力端子へ
出力する。なお、トリガ信号bのパルス幅t1は、超音
波センサ50での超音波の送信(トリガ信号bの入力)
からその反射波の受信までの時間t2に比べて十分短く
なるように予め設定されており、送信波と反射波とが重
なることはない。また、超音波センサ50が反射波を受
信して、受信信号fを出力する際には、ゲート制御部2
0から第1のスイッチ手段16へトリガ信号bと逆相の
信号gが出力されて第1のスイッチ手段16が閉成状態
にあり、さらに第2のスイッチ手段18へはトリガ信号
bと同相の信号hが出力されて第2のスイッチ手段18
は開放状態にあるので、第1のスイッチ手段16を経由
して受信信号fはフィルタ72へ入力される。上記スイ
ッチ部14の動作により、フィルタ72には受信信号f
の成分のみで構成される信号iが入力される。
【0021】低域通過型に形成されたフィルタ72にお
いてノイズとなる高周波成分を除去された信号iは、増
幅部74において検出部76が処理可能な電圧振幅レベ
ルまで増幅される。検出部76では、トリガ信号bの入
力タイミングと受信信号fの入力タイミングとの時間差
t2を検出し、この時間差t2と超音波の伝達速度とか
ら超音波センサ50と物体52との距離を演算する。
【0022】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、スイッチ部14には第1のスイッチ手段1
6のみを設け、第2のスイッチ手段18に代えて終端抵
抗を配する構成としても良い。また、第3のスイッチ手
段26と第4のスイッチ手段28を使用してその接続点
Xに駆動信号を生成する構成に代えて、スイッチ手段を
4つ使用してフルブリッジ型に構成して超音波センサ5
0を駆動する構成としても良い等、発明の精神を逸脱し
ない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る超音波センサの受信処理回
路を用いると、駆動信号または駆動信号に同期した同期
信号が入力されている間、スイッチ部により、超音波セ
ンサの受信部と受信処理回路内の増幅部との間の回路が
開放されるため、駆動信号の増幅部への入力を防止で
き、増幅部では受信信号のみを増幅することが可能とな
り良好なS/N比が得られ、検出部での時間差の検出精
度が向上する。また、本発明に係る超音波センサの駆動
回路を用いると、トリガ信号が入力されている間、互い
に位相が反転した第1の制御信号と第2の制御信号を出
力する駆動信号発生部と、プラス電源とマイナス電源と
の間へ直列に接続された第3のスイッチ手段および第4
のスイッチ手段とを具備し、第3のスイッチ手段は第1
の制御信号により回路を開閉し、第4のスイッチ手段は
第2の制御信号により回路を開閉することにより、第3
のスイッチ手段と第4のスイッチ手段の接続点に駆動信
号となる交流信号をスイッチング動作により発生させる
ことができ、従来例のように増幅回路を用いて信号を増
幅する必要がなくなるので、消費電力を低減することが
可能となるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波センサの受信処理回路と駆
動回路とからなる超音波センサの制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のタイミングチャートである。
【図3】従来の超音波センサの受信処理回路と駆動回路
とからなる超音波センサの制御装置の一例の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10 受信処理回路 12 駆動回路 14 スイッチ部 16 第1のスイッチ手段 18 第2のスイッチ手段 50 超音波センサ 74 増幅部 76 検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号が入力されている間、超音波を
    送信する送信部と、該送信部が送信した超音波の反射波
    を受信し、受信信号として出力する受信部とを具備する
    超音波センサに接続され、 前記受信部から送られた前記受信信号を増幅し、増幅信
    号として出力するための増幅部と、 該増幅信号と、前記送信部を駆動するための駆動信号を
    分岐した分岐信号もしくは該駆動信号に同期した同期信
    号とが入力され、増幅信号と駆動信号との時間差を検出
    するための検出部とを具備する超音波センサの受信処理
    回路において、 前記駆動信号もしくは前記同期信号が入力され、駆動信
    号もしくは同期信号が入力されている間、前記受信部と
    前記増幅部との間の回路を開放するスイッチ部が設けら
    れていることを特徴とする超音波センサの受信処理回
    路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ部は、 前記受信部と前記増幅部との間に設けられ、受信部と増
    幅部との間の回路を開閉するための第1のスイッチ手段
    と、 該第1のスイッチ手段と前記増幅部との間と、グランド
    との間の回路を開閉するための第2のスイッチ手段とか
    ら成り、 前記第1のスイッチ手段は、前記駆動信号もしくは前記
    同期信号が入力されている間、回路を開放し、 前記第2のスイッチ手段は、前記駆動信号もしくは前記
    同期信号が入力されている間、回路を閉成することを特
    徴とする請求項1記載の超音波センサの受信処理回路。
  3. 【請求項3】 駆動信号が入力されている間、超音波を
    送信する送信部と、該送信部が送信した超音波の反射波
    を受信し、受信信号として出力する受信部とを具備する
    超音波センサに接続され、 前記駆動信号を出力する超音波センサの駆動回路におい
    て、 トリガ信号が入力されている間、互いに位相が反転した
    第1の制御信号と第2の制御信号を出力する駆動信号発
    生部と、 プラス電源とマイナス電源との間へ直列に接続された第
    3のスイッチ手段および第4のスイッチ手段とを具備
    し、 前記第3のスイッチ手段は前記第1の制御信号により回
    路を開閉し、前記第4のスイッチ手段は前記第2の制御
    信号により回路を開閉することにより、第3のスイッチ
    手段と第4のスイッチ手段の接続点に前記駆動信号とな
    る交流信号を発生することを特徴とする超音波センサの
    駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の受信処理回路
    と、 請求項3記載の駆動回路とを具備することを特徴とする
    超音波センサの制御装置。
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