JPH0732506A - タイヤ成形機 - Google Patents

タイヤ成形機

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JPH0732506A
JPH0732506A JP5202868A JP20286893A JPH0732506A JP H0732506 A JPH0732506 A JP H0732506A JP 5202868 A JP5202868 A JP 5202868A JP 20286893 A JP20286893 A JP 20286893A JP H0732506 A JPH0732506 A JP H0732506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crown
sidewall
carcass
shaping drum
bead
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5202868A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokatsu Mizukusa
裕勝 水草
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP5202868A priority Critical patent/JPH0732506A/ja
Publication of JPH0732506A publication Critical patent/JPH0732506A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレッドゴムの側面にサイドウォールの端部
を貼付けるようにしたラジアルタイヤを成形するに際
し、サイドウォールのクラウン側端部をカーカス層から
剥離したとき、このサイドウォールの外周の振れを機械
的に検査し、もって作業員の熟練を不要にし、その疲労
を軽減し、個人差を解消する。 【構成】 タイヤ成形機のシェーピングドラム11、1
2の半径方向外側に軸方向および半径方向に移動して所
望の位置に固定することができるセンサ用ホルダ37を
設け、このセンサ用ホルダ37にシェーピングドラム上
でトロイダル状に変形している一次カーカス20のビー
ド部23側に貼付けられてクラウン部側から分離した状
態にあるサイドウォール24のクラウン側端部を検出す
るための反射形光電スイッチ38を固定し、サイドウォ
ール24のクラウン側端部が検出されないときに不検出
信号を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ラジアルタ
イヤの二次成形機、特にカーカス層のサイド部に貼付け
られるサイドウォールのクラウン側端部がトレッドゴム
の側面に重ねられる形式のタイヤの成形に適したタイヤ
成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用タイヤとして、コードをラジア
ル方向に向けたカーカス層のクラウン部にコードの方向
を周方向に対して若干傾斜させたブレーカ層またはベル
ト層を設け、このベルト層の上にトレッドゴムを重ね、
このトレッドゴムとカーカス層側縁のビード部間に露出
するカーカス層表面にゴム製のサイドウォールを貼付け
たラジアルタイヤが知られている。そして、このラジア
ルタイヤとして、上記サイドウォールのクラウン側端部
をトレッドゴムとカーカスとの間に挟むTOS型および
トレッドゴムの側面上に重ねるSWOT型が知られてい
る。
【0003】後者のSWOT型ラジアルタイヤは、次の
ようにして成形される。すなわち、一次成形機の円筒形
ドラム上にゴム引きコードを巻付けて円筒状カーカス層
を形成し、その端部にリング状のビードワイヤーを巻込
んでビード部を形成し、このビード部に隣接するカーカ
ス層表面にチェーファーやスティフナーおよびサイドウ
ォールを順に重ねて貼付ける。ただし、サイドウォール
のクラウン側部分には離型用のポリエチレンシートを介
在させて剥離可能に形成し、ビード部側部分のみを貼付
ける。得られた円筒状の一次カーカスを二次成形機のシ
ェーピングドラムに取付けてトロイダル状に変形し、上
記サイドウォールのクラウン側端部をポリエチレンシー
トと共にカーカス層から剥離した後、上記カーカス層の
クラウン部に前記のベルトおよびトレッドゴムを順に重
ねて貼付け、しかるのちサイドウォールからポリエチレ
ンシートを剥離し、このサイドウォールをカーカス層
(チェーファーやスティフナー等を含む)およびトレッ
ドゴム側面に貼付ける。
【0004】上記のサイドウォールは、二次成形機上で
サイドウォールのクラウン側端部をカーカス層から剥離
した際、その外周が何らかの原因で真円を形成すること
なく歪んでいる場合があり、その歪みにより外周に凹部
が存在する場合はサイドウォールを貼付けてもトレッド
ゴムの側縁が部分的に露出してトレッドゴムが剥離し易
くなり、かつ外観不良となる。したがって、従来は、シ
ェーピングドラムを回転しながら、上記サイドウォール
の外周の振れを作業員が目視により検査し、この振れに
よる凹みが過大のときは、サイドウォールの貼付けを中
止するか、またはサイドウォールの貼り直しをしてい
た。しかしながら、作業員の目視による検査は、熟練を
必要とし、疲れ易く、かつ個人差が大きい等の問題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ラジアル
タイヤ用の二次成形機で上記SWOT型ラジアルタイヤ
を成形するに際してサイドウォールのクラウン側端部を
カーカス層から剥離したとき、このサイドウォールの外
周の振れを機械的に検査し、もって作業員の熟練を不要
にし、その疲労を軽減し、更に個人差を解消したもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のタイヤ成形機
は、円筒状一次カーカスの両端に形成されているビード
部をシェーピングドラムの左右一対のビード保持部材で
保持して上記の一次カーカスを水平に、かつ回転自在に
支持し、上記左右のビード保持部材の間隔を狭くしなが
ら左右のビード保持部材間に加圧空気を供給して上記の
一次カーカスをトロイダル状に変形し、そのクラウン部
表面にベルトおよびトレッドゴムを重ねて貼付け、該ト
レッドゴムの側面を含む一次カーカスのサイド部にサイ
ドウォールを貼付けるようにしたタイヤ成形機におい
て、上記シェーピングドラムの半径方向外側に該シェー
ピングドラムの軸方向および半径方向の2方向に移動し
て所望の位置に固定することができるセンサ用ホルダを
設け、このセンサ用ホルダに上記シェーピングドラム上
でトロイダル状に変形している一次カーカスのビード部
側に貼付けられてクラウン部側から分離した状態にある
サイドウォールのクラウン側端部を検出するための反射
形光電スイッチを固定し、上記サイドウォールのクラウ
ン側端部が検出されないときに不検出信号が出力される
ようにしたことを特徴とする。なお、上記のセンサ用ホ
ルダは、シェーピングドラムを挟んで両側に設け、その
双方に上記の反射形光電スイッチを固定してもよい。
【0007】
【作用】ラジアルタイヤ用の一次成形機で円筒状に成形
され、ビードワイヤーおよびサイドウォールを取付け、
かつサイドウォールの下に必要に応じてチェーファーお
よびスティフナーを介在させて得られた一次カーカスを
二次成形用タイヤ成形機のシェーピングドラムに取付
け、この一次カーカスをトロイダル状に変形し、サイド
ウォールのクラウン側端部をカーカス層から剥離し、そ
のビード部側端部のみをカーカス層に貼付けた状態で上
記のシェーピングドラムを高速度で回転させると、上記
のサイドウォールが遠心力によって円板状にひろがる。
【0008】したがって、センサ用ホルダをシェーピン
グドラムの軸方向および半径方向の2方向に移動して反
射形光電スイッチをサイドウォールのクラウン側端部
(外周付近)に対向させると、上記光電スイッチの投光
部からでた投射光が上記のクラウン側端部に当たったと
きは、反射面から光電スイッチの受光部までの距離が近
いため、反射光が受光部に戻ってクラウン側端部が検出
される。しかし、サイドウォールのクラウン側端部に半
径方向の振れによる凹部が存在し、上記の投射光がクラ
ウン側端部を越えてトレッドゴムの側面に達したとき
は、反射面から光電スイッチまでの距離が遠くなるた
め、反射光が受光部から外れて上記のクラウン側端部が
検出されず、光電スイッチから不検出信号が出力され
る。なお、シェーピングドラムの1回転中に不検出信号
が出力されない場合は、これに連動してサイドウォール
の貼付け用ステッチローラを作動させることができ、反
対に上記の不検出信号が出力された場合は、成形機を停
止させることができる。
【0009】
【実施例】図1において、10はラジアルタイヤの二次
成形に使用されるタイヤ成形機の主軸であり、この主軸
10は、右方の駆動部(図示されていない)において片
持ち状に支持され、自由端側に固定ビード保持部材11
が固定され、これから若干離れて主軸10上に摺動ビー
ド保持部材12が摺動自在に嵌装されている。そして、
主軸10の中心線に沿って設けた空気供給孔10aの一
端が2個のビード保持部材11、12の中間に開口し、
他端が上記駆動部側の端面に開口し、空気供給パイプ
(図示されていない)を介してエアコンプレッサに接続
されている。そして、上記の固定ビード保持部材11お
よび摺動ビード保持部材12の外周には、それぞれ一次
カーカス20のビード部22を係止するための係止溝1
1aおよび12aが凹設されている。
【0010】上記の一次カーカス20は、ゴム引きコー
ドからなるカーカス層21の端部にリング状のビードワ
イヤ22を巻込んでビード部23を形成し、サイド部表
面にゴム製のサイドウォール24を貼付けたものであ
り、一次成形機において円筒状に成形した後、図示のビ
ード保持部材11、12からなるシェーピングドラムに
取付け、ビード保持部材11、12の間隔を狭めなが
ら、空気供給孔10aからビード保持部材11、12間
に加圧空気を供給することにより、上記の一次カーカス
20を図示のようにトロイダル状に変形し、上記サイド
ウォール24のクラウン側部分をカーカス層21の表面
から剥離したのち、カーカス層21のクラウン部にベル
ト25およびトレッドゴム26を重ねて貼付ける。な
お、カーカス層21とサイドウォール24の間には、必
要に応じてチェーファーやスティフナーが貼付けられ
る。
【0011】この実施例では、上記の固定ビード保持部
材11と摺動ビード保持部材12とからなるシェーピン
グドラムの上方に前記の主軸10と平行な水平摺動台3
0が前後方向(紙面に垂直な方向)に摺動自在に設けら
れる。そして、この水平摺動台30は、その前方(紙面
手前側)のフレーム上に固定されているエアシリンダ
(図示されていない)のピストンロッド31に接続さ
れ、該エアシリンダの作動によって紙面手前側の待機位
置と図示の作動位置との間を往復する。なお、32は上
記のピストンロッド31と平行に進退する摺動シャフト
であり、ピストンロッド31の両側に配置されて一端が
上記の水平摺動台30に連結される。
【0012】この水平摺動台30の前面左右にそれぞれ
水平レール33が左右方向に突設され、この水平レール
33に摺動ブロック34の裏面溝が摺動自在に嵌合し、
摺動ブロック34に取付けた押しねじ35の締付けによ
り、該摺動フロック34が上記水平レール33上の所望
の位置に固定される。左右の摺動ブロック34の下面に
は、それぞれ下向きに延びる垂直レール36が固定さ
れ、この垂直レール36にセンサ用ホルダとしての昇降
ブロック37が昇降自在に、かつ任意の位置に固定でき
るように取付けられ、この昇降ブロック37に反射形光
電スイッチ38が光軸Nをほぼ水平に向けて左右対向状
に固定され、この反射形光電スイッチ38に制御回路
(図示されていない)が接続される。
【0013】上記の構造において、ビード保持部材1
1、12からなるシェーピングドラムに一次カーカス2
0を取付け、この一次カーカス20を図示のようにトロ
イダル状に変形し、サイドウォール24のクラウン側端
部をカーカス層21から剥離し、該カーカス層21のク
ラウン部にベルト25およびトレッドゴム26を貼付け
る。次いで、主軸10を300〜600RPMの速度で
回転させ、水平摺動台30を上記シェーピングドラムの
上方に前進させ、左右の各摺動ブロック34を左右に摺
動させて光電スイッチ38とサイドウォール24間の水
平距離が所定距離(例えば、約40mm)になる位置に摺
動ブロック34を固定し、更に昇降ブロック37を昇降
させて光軸Nがサイドウォール24の先端付近を過る位
置に昇降ブロック37を固定する。
【0014】しかるのち、上記の光電スイッチ38を作
動させると、上記主軸10の回転に伴ってサイドウォー
ル24が遠心力で広がり、ほぼ平坦な円板状になって回
転するため、光電スイッチ38の投射光が上記サイドウ
ォール24の外周付近に当たったときは、反射して光電
スイッチ38に戻るが、上記の投射光がサイドウォール
24で遮られることなくトレッドゴム26の側面に達し
たときは、反射光が光電スイッチ38から外れるため、
サイドウォール24が検出されず、不検出信号が出力さ
れる。したがって、制御回路の設定により、上記主軸1
0の1回転中に一度でも不検出信号が出力されたとき
は、主軸10の回転、すなわちシエーピングドラムの回
転を停止してサイドウォール24の貼付け具合を修正
し、しかるのち再スタートさせる。反対に不検出信号が
皆無のときは、サイドステッチャー(図示されていな
い)を作動させてサイドウォール24の貼付けを行い、
グリーンタイヤを完成させる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、タイヤ成形機のシェーピン
グドラムの半径方向外側に該シェーピングドラムの軸方
向および半径方向の2方向に移動して所望の位置に固定
することができるセンサ用ホルダを設け、このセンサ用
ホルダに上記シェーピングドラム上でトロイダル状に変
形している一次カーカスのビード部側に貼付けられてク
ラウン部側から分離した状態にあるサイドウォールのク
ラウン側端部を検出するための反射形光電スイッチを固
定し、上記サイドウォールのクラウン側端部が検出され
ないときに不検出信号が出力されるようにしたものであ
るから、シェーピングドラムを回転することにより、上
記のサイドウォールを円板状に広げ、その半径が全周に
わたって所定の大きさを備えているか否かを機械的に検
査することができ、従来の作業員による目視検査に比し
て熟練を要することなく正確に、個人差なく検査するこ
とができ、かつ作業員の疲労が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【符号の説明】
10:タイヤ成形機の主軸 10a:空気供給孔 11:固定ビード保持部材(シェーピングドラム) 12:摺動ビード保持部材(シェーピングドラム) 20:一次カーカス 21:カーカス層 23:ビード部 24:サイドウォール 25:ベルト 26:トレッドゴム 30:水平摺動台 31:エアシリンダのピストンロッド 32:摺動シャフト 33:水平レール 34:摺動ブロック 36:垂直レール 37:昇降ブロック(センサ用ホルダ) 38:反射形光電スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状一次カーカスの両端に形成されて
    いるビード部をシェーピングドラムの左右一対のビード
    保持部材で保持して上記の一次カーカスを水平に、かつ
    回転自在に支持し、上記左右のビード保持部材の間隔を
    狭くしながら左右のビード保持部材間に加圧空気を供給
    して上記の一次カーカスをトロイダル状に変形し、その
    クラウン部表面にベルトおよびトレッドゴムを重ねて貼
    付け、該トレッドゴムの側面を含む一次カーカスのサイ
    ド部にサイドウォールを貼付けるようにしたタイヤ成形
    機において、上記シェーピングドラムの半径方向外側に
    該シェーピングドラムの軸方向および半径方向の2方向
    に移動して所望の位置に固定することができるセンサ用
    ホルダを設け、このセンサ用ホルダに上記シェーピング
    ドラム上でトロイダル状に変形している一次カーカスの
    ビード部側に貼付けられてクラウン部側から分離した状
    態にあるサイドウォールのクラウン側端部を検出するた
    めの反射形光電スイッチを固定し、上記サイドウォール
    のクラウン側端部が検出されないときに不検出信号が出
    力されるようにしたことを特徴とするタイヤ成形機。
JP5202868A 1993-07-23 1993-07-23 タイヤ成形機 Withdrawn JPH0732506A (ja)

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JP5202868A JPH0732506A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 タイヤ成形機

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JP5202868A JPH0732506A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 タイヤ成形機

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JPH0732506A true JPH0732506A (ja) 1995-02-03

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036386A (ja) * 2000-07-25 2002-02-05 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The タイヤボディプライ巻上状態検出装置及び方法
US7019901B2 (en) 2002-01-16 2006-03-28 Fujitsu Limited Wavelength periodical filter
CN113840721A (zh) * 2019-09-02 2021-12-24 通伊欧轮胎株式会社 轮胎成型装置

Cited By (4)

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