JPH07323357A - ロールアライメント測定装置および測定方法 - Google Patents

ロールアライメント測定装置および測定方法

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JPH07323357A
JPH07323357A JP8346995A JP8346995A JPH07323357A JP H07323357 A JPH07323357 A JP H07323357A JP 8346995 A JP8346995 A JP 8346995A JP 8346995 A JP8346995 A JP 8346995A JP H07323357 A JPH07323357 A JP H07323357A
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JP
Japan
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roll
measured
base
distance
measuring device
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JP8346995A
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Yoshio Koga
義雄 古賀
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、製鉄所などにて多く使用されるロ
ール列のアライメント測定装置および測定方法を提供す
る。 【構成】 主基台2と補助基台3との中心間距離を所定
距離に保って連結桿4にて結合し、主基台2には連結桿
中心線5と主基台鉛直中心線6との交点を原点(E)と
し、かつ鉛直中心線に対し対称方向にレーザーを発受信
する一対のレーザー測長器8a,8bを取り付け、また
補助基台3には同様に連結桿中心線5と補助基台鉛直中
心線7との交点を原点(F)とし、反主基台方向にレー
ザーを発受信するレーザー測長器9を取り付けたアライ
メント測定装置である。 【効果】 簡単な構造で狭隘な空間でも取扱い容易であ
り、測定者の疲労度も低減され、安全に測定作業を施工
でき、作業効率も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造機のガイドロ
ールおよびピンチロール、その他熱間圧延機のランナウ
トテーブル用ロール等、製鉄所などにて多く使用される
ロール列のアライメント測定装置および測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば連続鋳造機では、チャージ数が増
すに従ってガイドロールやピンチロールの曲がり,磨
耗,あるいは軸受損傷などが次第に大きくなり、これに
伴ってロールアライメントの狂いが大きくなる。ロール
アライメントの狂いは、鋳片の割れなどの欠陥の原因と
なる。
【0003】このために、例えば所定のチャージ数に達
すると運転を休止し、ロールアライメントの測定を行っ
てロールアライメントを調整し、またはロールを取り替
えている。
【0004】従来は、ロール列によって構成された設備
のロールアライメント測定は、基準となる長尺の固定ゲ
ージを測定対象のロール上に設置して、その隙間をシッ
クネスゲージ等で測定するか、固定ゲージに沿って間隔
測定装置を移動させロールアライメントを測定してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこれら測定手
段では、使用する固定ゲージが長くかつ重い上に取扱い
が不便であり、例えば連続鋳造機のガイドロール等の測
定に当たっては、測定者がロール列間の狭い空間に入っ
て測定しなければならず、従って測定作業は危険であ
り、測定に長時間を要していた。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、長尺の固定ゲー
ジ等を使用することなく、非接触または測距用ロッドに
よりロール列のアライメントを測定可能とした測定装置
および測定方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の装置は、
下面を対称に開脚させて踏面を設けた主基台と、下面を
円弧状曲面に形成した補助基台とを、その中心間距離を
所定距離に保って連結桿にて結合し、前記主基台には連
結桿中心線と主基台鉛直中心線との交点を原点とし、か
つ鉛直中心線に対し対称方向にレーザーを発受信する一
対のレーザー測長器を取り付け、また前記補助基台には
同様に連結桿中心線と補助基台鉛直中心線との交点を原
点とし、反主基台方向にレーザーを発受信するレーザー
測長器を取り付けたことを特徴とするロールアライメン
ト測定装置である。ここでいう所定距離とは、後述する
ように、例えば測定するロール列のロール間距離とす
る。
【0008】また上記第1の装置において、主基台およ
び補助基台に取り付けるレーザー測長器を超音波測長器
としてもよい。
【0009】次に本発明の第1の方法は、ロール軸が平
行となるようにして複数のロールが所定の基準線に沿っ
て並ぶロール列のロールアライメント測定方法におい
て、下面を対称に開脚させて踏面を設けた主基台と、下
面を円弧状曲面に形成した補助基台との中心間距離を、
測定するロール列のロール間距離に保って連結桿にて結
合し、前記主基台には連結桿中心線と主基台鉛直中心線
との交点を原点(E)とし、かつ鉛直中心線に対し対称
方向にレーザーを発受信する一対のレーザー測長器を取
り付け、また前記補助基台には同様に連結桿中心線と補
助基台鉛直中心線との交点を原点(F)とし、反主基台
方向にレーザーを発受信するレーザー測長器を取り付け
たロールアライメント測定装置を用い、測定対象とする
ロール列の内の4本のロール(N1 ,N2 ,N3 ,N4
)の搬送物と接するロール天端(A2 ,B2 ,C2 ,
D2 )の相対座標を求めるに当たり、先ず測定基準とす
るロール(N2 )上に主基台と、該ロールに隣接するロ
ール(N3 )上に補助基台を設置し、次いで主基台に取
り付けた一対のレーザー測長器をそれぞれ隣接するロー
ル(N1 ,N3 )の中心(A,C)に指向させてそれぞ
れ原点(E)から該ロール(N1 ,N3 )の周面(A1
,C1 )までの距離(EA1 ,EC1 )を測定し、同
様に補助基台に取り付けたレーザー測長器を反主基台側
に隣接するロール(N4 )の中心(D)に指向させて原
点(F)からロール(N4 )の周面(D1 )までの距離
(FD1 )を測定し、該測定した距離EA1 ,EC1 ,
FD1 と、既知の、または別に計測したロールピッチ
(AB,CD),原点間距離(EF),ロール径(r
1 ,r2 ,r3 ,r4 ),角度∠A2 AB,∠B2 B
A,∠C2 CD,∠D2 DCおよび∠BEF=90°よ
り原点(E)を基準とした場合の前記搬送物と接するロ
ール天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標を求め
ることを特徴とするロールアライメント測定方法であ
る。
【0010】本発明を多数のロールを有するロール列に
適用するに当たっては、上記第1のロールアライメント
測定方法において、ロール(N2 )を測定基準としてロ
ール列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の測定を行った後、
次いでロール(N4 )を測定基準として次のロール列
(N3 ,N4 ,N5 ,N6 )の測定を行い、引き続きロ
ール(N6 )を測定基準としてロール列(N5 ,N6 ,
N7 ,N8 )の測定を行い、このようにロール1本置き
に測定装置を順次ずらせながらロール列の測定を行う。
【0011】また上記第1の方法において、主基台およ
び補助基台に取り付けたレーザー測長器を超音波測長器
としてもよい。
【0012】本発明の第2の装置は、下面を対称に開脚
させて踏面を設けた主基台と、下面を円弧状曲面に形成
した補助基台とを、その中心間距離を所定距離に保って
連結桿にて結合し、前記主基台および補助基台に、連結
桿中心線とそれぞれの基台の鉛直中心線との交点を原点
とし、互いに相反する方向に回動してレーザーを発受信
するスキャニング式レーザー測長器を取り付けたことを
特徴とするロールアライメント測定装置である。
【0013】また上記第2の装置において、主基台およ
び補助基台に取り付けるレーザー測長器を超音波測長器
としてもよい。
【0014】次に、本発明の第2の方法は、ロール軸が
平行となるようにして複数のロールが所定の基準線に沿
って並ぶロール列のロールアライメント測定方法におい
て、下面を対称に開脚させて踏面を設けた主基台と、下
面を円弧状曲面に形成した補助基台との中心間距離を、
測定するロール列のロール間距離に保って連結桿にて結
合し、前記主基台および補助基台に、連結桿中心線とそ
れぞれの基台の鉛直中心線との交点を原点(E,F)と
し、互いに相反する方向に回動してレーザーを発受信す
るスキャニング1レーザー測長器を取り付けたロールア
ライメント測定装置を用い、測定対象とするロール列の
内の4本のロール(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の搬送物
と接するロール天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対
座標を求めるに当たり、先ず測定基準とするロール(N
2 )上に主基台と、該ロールに隣接するロール(N3 )
上に補助基台を設置し、次いで、主基台に取り付けたレ
ーザー測長器を反補助基台側に隣接するロール(N1 )
の中心(A)に指向させて原点(E)から該ロール(N
1 )の周面(A1 )までの距離(EA1 )と、連結桿中
心線(FE)の延長線(Ee)との間になす角度∠eE
A1 を測定し、同様に補助基台に取り付けたレーザー測
長器を反主基台側に隣接するロール(N4 )の中心
(D)に指向させて原点(F)からロール(N4 )の周
面(D1 )までの距離(FD1 )と、連結桿中心線(E
F)の延長線(Ff)との間になす角度∠fFD1 を測
定し、該測定した距離EA1 ,FD1 および角度∠eE
A1 ,∠fFD1 と、既知の、または別に計測したロー
ルピッチ(AB,CD),原点間距離(EF),ロール
径(r1 ,r2 ,r3 ,r4 ),角度∠A2 AB,∠B
2 BA,∠C2 CD,∠D2 DCおよび∠BEF=90
°より原点(E)を基準とした場合の前記搬送物と接す
るロール天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標を
求めることを特徴とするロールアライメント測定方法で
ある。
【0015】本発明を多数のロールを有するロール列に
適用するに当たっては、上記第2のロールアライメント
測定方法において、ロール(N2 )を測定基準としてロ
ール列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の測定を行った後、
次いでロール(N4 )を測定基準として次のロール列
(N3 ,N4 ,N5 ,N6 )の測定を行い、引き続きロ
ール(N6 )を測定基準としてロール列(N5 ,N6 ,
N7 ,N8 )の測定を行い、このようにロール1本置き
に測定装置を順次ずらせながらロール列の測定を行う。
【0016】また上記第2の方法において、主基台およ
び補助基台に取り付けるレーザー測長器を超音波測長器
としてもよい。
【0017】本発明の第3の装置は、下面を対称に開脚
させて踏面を設けた主基台と、下面を円弧状曲面に形成
した補助基台とを、その中心間距離を所定距離に保って
連結桿にて結合し、連結桿中心線とそれぞれの基台の鉛
直中心線との交点を原点として、それぞれ該原点を中心
に回動するとともに原点を通過して摺動する測距用ロッ
ドを設け、さらに該測距用ロッドには、それぞれ回動角
度を検知する角度センサーと摺動距離を検知する距離セ
ンサーを設けたことを特徴とするロールアライメント測
定装置である。
【0018】次に本発明の第3の方法は、ロール軸が平
行となるようにして複数のロールが所定の基準線に沿っ
て並ぶロール列のロールアライメント測定方法におい
て、下面を対称に開脚させて踏面を設けた主基台と、下
面を円弧状曲面に形成した補助基台との中心間距離を、
測定するロール列のロール間距離に保って連結桿にて結
合し、連結桿中心線とそれぞれの基台の鉛直中心線との
交点を原点(E,F)として、該原点を中心に回動する
とともに原点を通過して摺動する測距用ロッドを設け、
該測距用ロッドには、それぞれ回動角度を検知する角度
センサーと摺動距離を検知する距離センサーを設けたロ
ールアライメント測定装置を用い、測定対象とするロー
ル列の内の4本のロール(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の
搬送物と接するロール天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )
の相対座標を求めるに当たり、先ず測定基準とするロー
ル(N2 )上に主基台と、該ロールに隣接するロール
(N3)上に補助基台を設置し、次いで、主基台に取り
付けた測距用ロッドを反補助基台側に隣接するロール
(N1 )の中心(A)に指向させて原点(E)から該ロ
ール(N1 )の周面(A1 )までの距離(EA1 )と、
連結桿中心線(FE)の延長線(Ee)との間になす角
度∠eEA1 を測定し、同様に補助基台に取り付けた測
距用ロッドを反主基台側に隣接するロール(N4 )の中
心(D)に指向させて原点(F)からロール(N4 )の
周面(D1 )までの距離(FD1 )と、連結桿中心線
(EF)の延長線(Ff)との間になす角度∠fFD1
を測定し、該測定した距離EA1 ,FD1 および角度∠
eEA1 ,∠fFD1 と、既知の、または別に計測した
ロールピッチ(AB,CD),原点間距離(EF),ロ
ール径(r1 ,r2 ,r3 ,r4 ),角度∠A2 AB,
∠B2 BA,∠C2 CD,∠D2DCおよび∠BEF=
90°より原点(E)を基準とした場合の前記搬送物と
接するロール天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座
標を求めることを特徴とするロールアライメント測定方
法である。
【0019】本発明を多数のロールを有するロール列に
適用するに当たっては、上記第3のロールアライメント
測定方法において、ロール(N2 )を測定基準としてロ
ール列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の測定を行った後、
次いでロール(N4 )を測定基準として次のロール列
(N3 ,N4 ,N5 ,N6 )の測定を行い、引き続きロ
ール(N6 )を測定基準としてロール列(N5 ,N6 ,
N7 ,N8 )の測定を行い、このようにロール1本置き
に測定装置を順次ずらせながらロール列の測定を行う。
【0020】
【作用】本発明は、使用する測定装置の主基台と補助基
台の中心間距離(EF)を基準とし、測定原点(Eまた
はF)よりロール列方向に各ロールまでの最短距離また
は最短距離と角度を測定することにより各ロールまでの
諸データを求め、これを解析することにより、一部(2
本)のロールに接触するのみで、他の2本のロールには
非接触または測距用ロッドにより4本のロールアライメ
ントを測定可能とする。
【0021】すなわち図5の誤差演算ロジックに示すよ
うに、例えば原点(E)を基準として、各ロールの搬送
物例えば鋳片と接する天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )
の相対座標(ra ,θa ),(rb ,θb ),(rc
θc ),(rd ,θd )を求め、この位置を基準ロール
アライメントStと比較して、計算によりロールアライ
メントとの最短誤差(εa ,εb ,εc ,εd )を求め
る。
【0022】
【実施例】以下図面を参照しながら、本発明をさらに詳
細に説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の装置例のロールア
ライメント測定装置1の概略構造を示し、本測定装置
は、主基台2と補助基台3とをその中心間距離を所定距
離例えばロール間距離に保って連結桿4にて結合し、主
基台2はその下面を対称に開脚させて踏面2aを設け、
補助基台3は下面を円弧状曲面3aに形成する。
【0024】主基台2には、連結桿中心線5と主基台鉛
直中心線6との交点を原点Eとし、この原点Eを回動中
心としてかつ鉛直中心線6に対し対称方向にレーザーを
発受信する一対のレーザー測長器8a,8bを取り付け
る。
【0025】また前記補助基台3には、同様に連結桿中
心線5と補助基台鉛直中心線7との交点を原点Fとし、
この原点Fを回動中心として反主基台方向にレーザーを
発受信するレーザー測長器9を取り付ける。
【0026】図2は、本発明の第1の方法例を示し、上
記測定装置1によるロールアライメント測定方法を説明
する略側面図、図3は測定時の測定装置1の設置要領を
示す斜視図である。
【0027】本測定方法は、上記測定装置1を用いて、
測定対象とするロール列の内の4本のロール(N1 ,N
2 ,N3 ,N4 )のロール天端(A2 ,B2 ,C2 ,D
2 )の相対座標を求めるに当たり、先ず測定基準とする
ロール(N2 )上に主基台2と、該ロールに隣接するロ
ール(N3 )上に補助基台3を設置する。
【0028】次いで主基台2に取り付けた一対のレーザ
ー測長器8a,8bを、それぞれ隣接するロール(N1
,N3 )の中心(A,C)を指向させて、それぞれ原
点(E)から該ロール(N1 ,N3 )の周面(A1 ,C
1 )までの距離EA1 ,EC1を測定する。
【0029】同様に補助基台3に取り付けたレーザー測
長器9にて反主基台側に隣接するロール(N4 )の中心
(D)を指向させて原点(F)からロール(N4 )の周
面(D1 )までの距離FD1 を測定する。
【0030】このようにして測定したEA1 ,EC1 ,
FD1 と、既知または別に計測したロールピッチAB,
CD,原点間距離EF,ロール径(r1 ,r2 ,r3
4),角度∠A2 AB,∠B2 BA,∠C2 CD,∠
D2 DCおよび∠BEF=90°を、例えば図4に示す
計算機10に入力する。
【0031】該計算機10では、原点(E)を基準とし
た場合の天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標
(ra ,θa ),(rb ,θb ),(rc ,θc ),
(rd ,θd )を求め、さらに計算機10aによりこの
位置を基準ロールアライメントStと比較して、ロール
アライメントとの最短誤差(εa ,εb ,εc ,εd
を求める。
【0032】以下に計算機10における、それぞれの入
力より原点(E)を基準とした相対座標を求める演算内
容について説明する。
【0033】図2より、AE,BE,CE,DEとして
は、それぞれ次のように表すことができる。
【0034】
【数1】 AE=A1 E+r1 ………(1)a BE=B1 E+r2 ………(1)b CE=C1 E+r3 ………(1)c DE=D1 E+r4 ………(1)d
【0035】従ってロール(N1 )の天端(A2 )の相
対座標(ra ,θa )は、次のようにして求めることが
できる。
【0036】
【数2】 ra =A2 E ={AE2 +r1 2−2AEr1cos(∠A2 AB−∠EAB)}1/2 …(2)
【0037】
【数3】 θa =2π−(π/2)−∠AEB ………(3)
【0038】ロール(N2 )の天端(B2 )の相対座標
(rb ,θb )は、数5より次のようにして求めること
ができる。
【0039】
【数4】 rb =B2 E ={BE2 +r2 2−2BEr2cos(∠B2 BA−∠EBA)}1/2 …(4)
【0040】
【数5】∠BEB2 =sin -1{r2 ×sin (∠B2 BE
−∠EBA)/ED}
【0041】
【数6】 θb =2π−(π/2)+∠BEB2 ………(5)
【0042】ロール(N3 )の天端(C2 )の相対座標
(rc ,θc )は、数8より次のようにして求めること
ができる。
【0043】
【数7】 rc =C2 E ={CE2 +r3 2−2CEr3cos(∠ECF+∠FCD−∠C2 CD)}1/2 ………(6)
【0044】
【数8】FC2 ={CF2 +r3 2−2CFr3cos(∠F
CD−∠C2 CD)}1/2
【0045】
【数9】 θc =cos -1{(EF2 +rc 2 −FC2 2 )/(2×EF×rc )}…(7)
【0046】ロール(N4 )の天端(D2 )の相対座標
(rd ,θd )は、数10,数12より次のようにして
求めることができる。
【0047】
【数10】ED={CE2 +CD2 −2CE・CD cos
(∠ECF+∠FCD)}1/2 ∠EDC=sin -1{EC×sin (∠ECF+∠FCD)
/ED} ∠CED=sin -1{CD×sin (∠ECF+∠FCD)
/ED}
【0048】
【数11】 rd ={ED2 +r4 2−2EDr4cos(∠CDD2 −∠EDC)}1/2 …(8)
【0049】
【数12】∠DED2 =sin -1{r4 ×sin (∠CDD
2 −∠EDC)/ED}
【0050】
【数13】 θd =2π−∠CEF+∠CED+∠DED2 ………(9)
【0051】図6(a)は本発明の第1の方法を多数の
ロールを有するロール列に適用した例を示し、上記第1
の方法例を用いてロールアライメントを連続的に測定す
る方法であり、測定装置1を用いて先ずロール(N2 )
を測定基準としてロール列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )
の測定を行ない、次いでロール(N4 )を測定基準とし
て次のロール列(N3 ,N4 ,N5 ,N6 )の測定を行
う。
【0052】引き続きロール(N6 )を測定基準とし
て、ロール列(N5 ,N6 ,N7 ,N8 )の測定を行
い、このようにしてロール1本置きに測定装置をずらせ
ながら順次ロール列(N7 ,N8 ,N9 ,N10)の測定
を行う。
【0053】またこのようにして測定を行うことによ
り、図6(b)に示すように、各ロールセグメント21
a,21b,21cの繋ぎ部N4 −N5 ,N8 −N9 間
のロールアライメントの連続性をも同時に測定可能であ
る。
【0054】図7は、本発明の第2の装置例のロールア
ライメント測定装置11の概略構造を示し、本測定装置
は、主基台12と補助基台13とをその中心間距離を所
定距離例えばロール間距離に保って連結桿14にて結合
し、主基台12はその下面を対称に開脚させて踏面12
aを設け、補助基台13は下面を円弧状曲面13aに形
成する。
【0055】主基台12には、連結桿中心線15と主基
台鉛直中心線16との交点を原点Eとし、この原点Eを
回動中心として反補助基台方向にレーザーを発受信する
スキャニング式レーザー測長器18を取り付ける。
【0056】また前記補助基台13には、同様に連結桿
中心線15と補助基台鉛直中心線17との交点を原点F
とし、この原点Fを回動中心として反主基台方向にレー
ザーを発受信するスキャニング式レーザー測長器19を
取り付ける。
【0057】図8は、本発明の第2の方法例を示し、上
記測定装置11によるロールアライメント測定方法を説
明する略側面図、図9は測定時の測定装置11の設置要
領を示す斜視図である。
【0058】本測定方法は、上記測定装置11を用い
て、測定対象とするロール列の内の4本のロール(N1
,N2 ,N3 ,N4 )のロール天端(A2 ,B2 ,C2
,D2)の相対座標を求めるに当たり、先ず測定基準と
するロール(N2 )上に主基台12と、該ロールに隣接
するロール(N3 )上に補助基台13を設置する。
【0059】次いで主基台12に取り付けたスキャニン
グ式レーザー測長器18を、隣接するロール(N1 )の
中心(A)を指向させて、原点(E)から該ロール(N
1 )の周面(A1 )までの距離EA1 と、さらに測長器
18をスキャニングさせて、連結桿中心線EFの延長線
Eeとの間になす角∠eEA1 (=∠θ1 )を測定す
る。
【0060】同様に補助基台13に取り付けたスキャニ
ング式レーザー測長器19を、反主基台側に隣接するロ
ール(N4 )の中心(D)を指向させて原点(F)から
ロール(N4 )の周面(D1 )までの距離FD1 と、さ
らに測長器19をスキャニングさせて、連結桿中心線E
Fの延長線Ffとの間になす角∠fFD1 (=∠θ2
を測定する。
【0061】このようにして測定したEA1 ,FD1 お
よび∠θ1 ,∠θ2 と、既知または別に計測したロール
ピッチAB,CD,原点間距離EF,ロール径(r1
2,r3 ,r4 ),角度∠A2 AB,∠B2 BA,∠
C2 CD,∠D2 DCおよび∠BEF=90°を、例え
ば図10に示す計算機20に入力する。
【0062】該計算機20では、原点(E)を基準とし
た場合の天端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標
(ra ,θa ),(rb ,θb ),(rc ,θc ),
(rd ,θd )を求め、さらに計算機20aによりこの
位置を基準ロールアライメントStと比較して、ロール
アライメントとの最短誤差(εa ,εb ,εc ,εd
を求める。
【0063】以下に計算機20における、それぞれの入
力より原点(E)を基準とした相対座標を求める演算内
容について説明する。
【0064】先ずロール(N1 )の天端(A2 )の相対
座標(ra ,θa )は、上記測定値より次のようにして
求めることができる。
【0065】
【数14】 ra =EA1 ………(10)
【0066】
【数15】 θa =θ1 ………(11)
【0067】ロール(N2 )の天端(B2 )の相対座標
(rb ,θb )は、数16,数17より次のようにして
求めることができる。
【0068】
【数16】∠EBA=cos -1[{(EB1 +r22
AB2 −(EA1 +r12 }/{2×(EB1 +r
2 )×AB}]
【0069】
【数17】∠EBB2 =∠EBA−∠B2 BA
【0070】
【数18】 rb ={(r2)2 +(EB1 +r22 −2×r2 (EB1 +r2 ) ×cos (∠EBB2 )}1/2 ………(12)
【0071】
【数19】 θb =(π/2)−cos -1[{(rb 2 +(EB1 +r22 −(r2)2 }/ {2×rb (EB1 +r2 )}] ………(13)
【0072】ロール(N3 ,N4 )の天端(C2 ,D2
)の相対座標(rc ,θc ),(rd ,θd )は、上
記ロール(N1 ,N2 )の相対座標を求めたのと同様の
演算プロセスにて、先ず原点(F)を基準とした場合の
cf,θcf,rdf,θdf を求め、次いでそれぞれのこ
の値を、原点(E)に座標変換してrc ,θc ,rd
θd を求める。
【0073】図11(a)は本発明の第2の方法を多数
のロールを有するロール列に適用した例を示し、上記第
2の方法例を用いてロールアライメントを連続的に測定
する方法であり、測定装置11を用いて先ずロール(N
2 )を測定基準としてロール列(N1 ,N2 ,N3 ,N
4 )の測定を行ない、次いでロール(N4 )を測定基準
として次のロール列(N3 ,N4 ,N5 ,N6 )の測定
を行う。
【0074】引き続きロール(N6 )を測定基準とし
て、ロール列(N5 ,N6 ,N7 ,N8 )の測定を行
い、このようにしてロール1本置きに測定装置をずらせ
ながら順次ロール列(N7 ,N8 ,N9 ,N10)の測定
を行う。
【0075】またこのようにして測定を行うことによ
り、図11(b)に示すように、各ロールセグメント3
1a,31b,31cの繋ぎ部N4 −N5 ,N8 −N9
間のロールアライメントの連続性をも同時に測定可能で
ある。
【0076】上記実施例では、測長器8a,8b,9,
18,19として、何れもレーザー式の測長器を使用し
ているが、この測長器に代えて超音波式測長器を使用し
てもよい。この両者は機能的には殆ど等価であるが、精
度的にはレーザー式がやや優れている。
【0077】図12は、本発明の第3の装置例のロール
アライメント測定装置41の概略構造を示し、本測定装
置は、主基台42と補助基台43とをその中心間距離を
所定距離例えばロール間距離に保って連結桿44にて結
合し、主基台42はその下面を対称に開脚させて踏面4
2aを設け、補助基台43は下面を円弧状曲面43aに
形成する。
【0078】主基台42には、連結桿中心線45と主基
台鉛直中心線46との交点を原点Eとし、この原点Eを
回動中心とするとともに原点を通過して摺動する測距用
ロッド48と、さらに測距用ロッドにはロッドの回動角
度を検知する角度センサー48aと摺動距離を検知する
距離センサー48bを取り付ける。
【0079】また補助基台43には、同様に連結桿中心
線45と補助基台鉛直中心線47との交点を原点Fと
し、この原点Fを回動中心とするとともに原点を通過し
て摺動する測距用ロッド49と、さらに測距用ロッドに
はロッドの回動角度を検知する角度センサー49aと摺
動距離を検知する距離センサー49bを取り付ける。
【0080】図13は、本発明の第3の方法例を示し、
上記測定装置11によるロールアライメント測定方法を
説明する略側面図、図14は測定時の測定装置41の設
置要領を示す斜視図である。
【0081】ここで使用する測定装置41は、上記測定
装置11に使用したレーザー測長器または超音波測長器
を測距用ロッドに置き代えた以外は全く同じ構成であ
り、その測定方法も本発明の第2の方法と全く同じであ
る。
【0082】すなわち、測定対象とするロール列の内の
4本のロール(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )のロール天端
(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標を求めるに当た
り、先ず測定基準とするロール(N2 )上に主基台42
と、隣接するロール(N3 )上に補助基台43を設置す
る。
【0083】次いで測距用ロッド48,49を隣接する
ロール(N1 ,N4 )の中心(A,D)を指向させて表
面上をスキャニングし、その距離の最小値から原点
(E,F)から該ロール(N1 ,N4 )の周面(A1 ,
A4 )までの距離EA1 ,FD1と、さらに連結桿中心
線EFの延長線Ee,Ffとの間になす角∠eEA1
(=∠θ1 ),∠fFD1 (=∠θ2 )を測定する。
【0084】このようにして測定したEA1 ,FD1 お
よび∠θ1 ,∠θ2 と、既知または別に計測したロール
ピッチAB,CD,原点間距離EF,ロール径(r1
2,r3 ,r4 ),角度∠A2 AB,∠B2 BA,∠
C2 CD,∠D2 DCおよび∠BEF=90°を、例え
ば前記図10に示す計算機20に入力し、該計算機20
では、原点(E)を基準とした場合の天端(A2 ,B2
,C2 ,D2 )の相対座標(ra ,θa ),(rb
θb ),(rc ,θc ),(rd ,θd )を求め、さら
に計算機20aによりこの位置を基準ロールアライメン
トStと比較してロールアライメントとの最短誤差(ε
a ,εb ,εc ,εd )として求めることができる。
【0085】また第3の方法を多数のロールを有するロ
ール列に適用する場合は、前記第2の方法で適用した図
11に示す測定装置11を測定装置41に置き代え、
(a)図において先ずロール(N2 )を測定基準として
ロール列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の測定を行ない、
次いでロール(N4 )を測定基準として次のロール列
(N3 ,N4 ,N5 ,N6 )の測定を行う。
【0086】引き続きロール(N6 )を測定基準とし
て、ロール列(N5 ,N6 ,N7 ,N8 )の測定を行
い、このようにしてロール1本置きに測定装置をずらせ
ながら順次ロール列(N7 ,N8 ,N9 ,N10)の測定
を行う。
【0087】また第3の装置例の測定装置41において
も図11(b)に示すように、各ロールセグメント31
a,31b,31cの繋ぎ部N4 −N5 ,N8 −N9 間
のロールアライメントの連続性をも同時に測定可能であ
る。
【0088】このように本発明の測定装置および測定方
法は、従来のように長尺の固定ゲージ等を使用すること
なく、取扱い容易な短尺の測定ゲージにより、4本のロ
ールを組として一部(2本)のロールに接触するのみ
で、他の2本のロールには非接触のまま、または測距用
ロッドにより4本のロールアライメントを同時に測定可
能とするものである。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、連結桿の
両端に基台を取り付けた短尺基準ゲージにレーザーまた
は超音波測長器,または測距用ロッドを組合せるという
簡単な構造で、狭隘な空間においても取扱い容易な測定
装置として、さらには一部のロールに接触するのみで、
他の2本のロールには非接触のまま、または測距用ロッ
ドにより4本のロールアライメントを同時に測定可能と
するものであり、測定者の疲労度も低減され、安全に測
定作業を施工できるとともに、作業効率も向上する。
【0090】また本測定方法によれば、測定したデータ
は計算機等により解析,保管が容易であり、従って測定
作業の効率向上とともに作業の省力化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の装置例を示し、ロールアライメ
ント測定装置の構造を示す略側面図である。
【図2】本発明の第1の方法例を示し、図1に示す測定
装置によるロールアライメント測定方法を説明する略側
面図である。
【図3】図1に示す測定装置の測定時の設置要領を示す
斜視図である。
【図4】第1の方法例において計算機による演算プロセ
スを示すブロック図である。
【図5】極座標上でのロールアライメント誤差演算ロジ
ックを示す図面である。
【図6】本発明の第1の方法を多数のロールを有するロ
ール列に適用した例を示し、ロールアライメント連続測
定例(a)図およびセグメント繋ぎ部の測定例(b)図
を示す図面である。
【図7】本発明の第2の装置例を示し、ロールアライメ
ント測定装置の構造を示す略側面図である。
【図8】本発明の第2の方法例を示し、図7に示す測定
装置によるロールアライメント測定方法を説明する略側
面図である。
【図9】図7に示す測定装置の測定時の設置要領を示す
斜視図である。
【図10】第2の方法例において計算機による演算プロ
セスを示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の方法を多数のロールを有する
ロール列に適用した例を示し、ロールアライメント連続
測定例(a)図およびセグメント繋ぎ部の測定例(b)
図を示す図面である。
【図12】本発明の第3の装置例を示し、ロールアライ
メント測定装置の構造を示す略側面図である。
【図13】本発明の第3の方法例を示し、図12に示す
測定装置によるロールアライメント測定方法を説明する
略側面図である。
【図14】図12に示す測定装置の測定時の設置要領を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11,41 ロールアライメント測定
装置 2,12,42 主基台 2a,12a,42a 踏面 3,13,43 補助基台 3a,13a,43a 円弧状曲面 4,14,44 連結桿 5,15,45 連結桿中心線 6,16,46 主基台鉛直中心線 7,17,47 補助基台鉛直中心線 8a,8b,9 レーザー測長器 18,19 スキャニング式レーザー
測長器 10,10a,20,20a 計算機 21a,21b,21c ロールセグメント 31a,31b,31c ロールセグメント 48,49 測距用ロッド 48a,49a 角度センサー 48b,49b 距離センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01S 3/00 F

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面を対称に開脚させて踏面を設けた主
    基台と、下面を円弧状曲面に形成した補助基台とを、そ
    の中心間距離を所定距離に保って連結桿にて結合し、前
    記主基台には連結桿中心線と主基台鉛直中心線との交点
    を原点とし、かつ鉛直中心線に対し対称方向にレーザー
    を発受信する一対のレーザー測長器を取り付け、また前
    記補助基台には同様に連結桿中心線と補助基台鉛直中心
    線との交点を原点とし、反主基台方向にレーザーを発受
    信するレーザー測長器を取り付けたことを特徴とするロ
    ールアライメント測定装置。
  2. 【請求項2】 主基台および補助基台に取り付けるレー
    ザー測長器を超音波測長器とした請求項1記載のロール
    アライメント測定装置。
  3. 【請求項3】 ロール軸が平行となるようにして複数の
    ロールが所定の基準線に沿って並ぶロール列のロールア
    ライメント測定方法において、下面を対称に開脚させて
    踏面を設けた主基台と、下面を円弧状曲面に形成した補
    助基台との中心間距離を、測定するロール列のロール間
    距離に保って連結桿にて結合し、前記主基台には連結桿
    中心線と主基台鉛直中心線との交点を原点(E)とし、
    かつ鉛直中心線に対し対称方向にレーザーを発受信する
    一対のレーザー測長器を取り付け、また前記補助基台に
    は同様に連結桿中心線と補助基台鉛直中心線との交点を
    原点(F)とし、反主基台方向にレーザーを発受信する
    レーザー測長器を取り付けたロールアライメント測定装
    置を用い、測定対象とするロール列の内の4本のロール
    (N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の搬送物と接するロール天
    端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標を求めるに当
    たり、先ず測定基準とするロール(N2 )上に主基台
    と、該ロールに隣接するロール(N3 )上に補助基台を
    設置し、次いで主基台に取り付けた一対のレーザー測長
    器をそれぞれ隣接するロール(N1 ,N3 )の中心
    (A,C)に指向させてそれぞれ原点(E)から該ロー
    ル(N1 ,N3 )の周面(A1 ,C1 )までの距離(E
    A1 ,EC1 )を測定し、同様に補助基台に取り付けた
    レーザー測長器を反主基台側に隣接するロール(N4 )
    の中心(D)に指向させて原点(F)からロール(N4
    )の周面(D1 )までの距離(FD1 )を測定し、該
    測定した距離EA1 ,EC1 ,FD1 と、既知の、また
    は別に計測したロールピッチ(AB,CD),原点間距
    離(EF),ロール径(r1 ,r2 ,r3 ,r4 ),角
    度∠A2 AB,∠B2 BA,∠C2 CD,∠D2DCお
    よび∠BEF=90°より原点(E)を基準とした場合
    の前記搬送物と接するロール天端(A2 ,B2 ,C2 ,
    D2 )の相対座標を求めることを特徴とするロールアラ
    イメント測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のロールアライメント測定
    方法において、ロール(N2 )を測定基準としてロール
    列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の測定を行った後、次い
    でロール(N4 )を測定基準として次のロール列(N3
    ,N4 ,N5,N6 )の測定を行い、引き続きロール
    (N6 )を測定基準としてロール列(N5 ,N6 ,N7
    ,N8 )の測定を行い、このようにロール1本置きに
    測定装置を順次ずらせながらロール列の測定を行うこと
    を特徴とするロールアライメント測定方法。
  5. 【請求項5】 主基台および補助基台に取り付けたレー
    ザー測長器を超音波測長器とした請求項3または4記載
    のロールアライメント測定方法。
  6. 【請求項6】 下面を対称に開脚させて踏面を設けた主
    基台と、下面を円弧状曲面に形成した補助基台とを、そ
    の中心間距離を所定距離に保って連結桿にて結合し、前
    記主基台および補助基台に、連結桿中心線とそれぞれの
    基台の鉛直中心線との交点を原点とし、互いに相反する
    方向に回動してレーザーを発受信するスキャニング式レ
    ーザー測長器を取り付けたことを特徴とするロールアラ
    イメント測定装置。
  7. 【請求項7】 主基台および補助基台に取り付けるレー
    ザー測長器を超音波測長器とした請求項6記載のロール
    アライメント測定装置。
  8. 【請求項8】 ロール軸が平行となるようにして複数の
    ロールが所定の基準線に沿って並ぶロール列のロールア
    ライメント測定方法において、下面を対称に開脚させて
    踏面を設けた主基台と、下面を円弧状曲面に形成した補
    助基台との中心間距離を、測定するロール列のロール間
    距離に保って連結桿にて結合し、前記主基台および補助
    基台に、連結桿中心線とそれぞれの基台の鉛直中心線と
    の交点を原点(E,F)とし、互いに相反する方向に回
    動してレーザーを発受信するス3ャニング式レーザー測
    長器を取り付けたロールアライメント測定装置を用い、
    測定対象とするロール列の内の4本のロール(N1 ,N
    2 ,N3 ,N4 )の搬送物と接するロール天端(A2 ,
    B2 ,C2 ,D2 )の相対座標を求めるに当たり、先ず
    測定基準とするロール(N2 )上に主基台と、該ロール
    に隣接するロール(N3 )上に補助基台を設置し、次い
    で、主基台に取り付けたレーザー測長器を反補助基台側
    に隣接するロール(N1 )の中心(A)に指向させて原
    点(E)から該ロール(N1 )の周面(A1 )までの距
    離(EA1 )と、連結桿中心線(FE)の延長線(E
    e)との間になす角度∠eEA1 を測定し、同様に補助
    基台に取り付けたレーザー測長器を反主基台側に隣接す
    るロール(N4 )の中心(D)に指向させて原点(F)
    からロール(N4 )の周面(D1 )までの距離(FD
    1)と、連結桿中心線(EF)の延長線(Ff)との間
    になす角度∠fFD1 を測定し、該測定した距離EA1
    ,FD1 および角度∠eEA1 ,∠fFD1 と、既知
    の、または別に計測したロールピッチ(AB,CD),
    原点間距離(EF),ロール径(r1 ,r2 ,r3 ,r
    4 ),角度∠A2 AB,∠B2 BA,∠C2 CD,∠D
    2 DCおよび∠BEF=90°より原点(E)を基準と
    した場合の前記搬送物と接するロール天端(A2 ,B2
    ,C2 ,D2 )の相対座標を求めることを特徴とする
    ロールアライメント測定方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のロールアライメント測定
    方法において、ロール(N2 )を測定基準としてロール
    列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の測定を行った後、次い
    でロール(N4 )を測定基準として次のロール列(N3
    ,N4 ,N5,N6 )の測定を行い、引き続きロール
    (N6 )を測定基準としてロール列(N5 ,N6 ,N7
    ,N8 )の測定を行い、このようにロール1本置きに
    測定装置を順次ずらせながらロール列の測定を行うこと
    を特徴とするロールアライメント測定方法。
  10. 【請求項10】 主基台および補助基台に取り付けるレ
    ーザー測長器を超音波測長器とした請求項8または9記
    載のロールアライメント測定方法。
  11. 【請求項11】 下面を対称に開脚させて踏面を設けた
    主基台と、下面を円弧状曲面に形成した補助基台とを、
    その中心間距離を所定距離に保って連結桿にて結合し、
    連結桿中心線とそれぞれの基台の鉛直中心線との交点を
    原点として、それぞれ該原点を中心に回動するとともに
    原点を通過して摺動する測距用ロッドを設け、さらに該
    測距用ロッドには、それぞれ回動角度を検知する角度セ
    ンサーと摺動距離を検知する距離センサーを設けたこと
    を特徴とするロールアライメント測定装置。
  12. 【請求項12】 ロール軸が平行となるようにして複数
    のロールが所定の基準線に沿って並ぶロール列のロール
    アライメント測定方法において、下面を対称に開脚させ
    て踏面を設けた主基台と、下面を円弧状曲面に形成した
    補助基台との中心間距離を、測定するロール列のロール
    間距離に保って連結桿にて結合し、連結桿中心線とそれ
    ぞれの基台の鉛直中心線との交点を原点(E,F)とし
    て、該原点を中心に回動するとともに原点を通過して摺
    動する測距用ロッドを設け、該測距用ロッドには、それ
    ぞれ回動角度を検知する角度センサーと摺動距離を検知
    する距離センサーを設けたロールアライメント測定装置
    を用い、測定対象とするロール列の内の4本のロール
    (N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の搬送物と接するロール天
    端(A2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標を求めるに当
    たり、先ず測定基準とするロール(N2 )上に主基台
    と、該ロールに隣接するロール(N3 )上に補助基台を
    設置し、次いで、主基台に取り付けた測距用ロッドを反
    補助基台側に隣接するロール(N1 )の中心(A)に指
    向させて原点(E)から該ロール(N1)の周面(A1
    )までの距離(EA1 )と、連結桿中心線(FE)の
    延長線(Ee)との間になす角度∠eEA1 を測定し、
    同様に補助基台に取り付けた測距用ロッドを反主基台側
    に隣接するロール(N4 )の中心(D)に指向させて原
    点(F)からロール(N4 )の周面(D1 )までの距離
    (FD1 )と、連結桿中心線(EF)の延長線(Ff)
    との間になす角度∠fFD1 を測定し、該測定した距離
    EA1 ,FD1 および角度∠eEA1 ,∠fFD1 と、
    既知の、または別に計測したロールピッチ(AB,C
    D),原点間距離(EF),ロール径(r1 ,r2 ,r
    3 ,r4 ),角度∠A2 AB,∠B2 BA,∠C2 C
    D,∠D2 DCおよび∠BEF=90°より原点(E)
    を基準とした場合の前記搬送物と接するロール天端(A
    2 ,B2 ,C2 ,D2 )の相対座標を求めることを特徴
    とするロールアライメント測定方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のロールアライメント
    測定方法において、ロール(N2 )を測定基準としてロ
    ール列(N1 ,N2 ,N3 ,N4 )の測定を行った後、
    次いでロール(N4 )を測定基準として次のロール列
    (N3 ,N4 ,N5 ,N6 )の測定を行い、引き続きロ
    ール(N6 )を測定基準としてロール列(N5 ,N6 ,
    N7 ,N8 )の測定を行い、このようにロール1本置き
    に測定装置を順次ずらせながらロール列の測定を行うこ
    とを特徴とするロールアライメント測定方法。
JP8346995A 1994-04-04 1995-03-16 ロールアライメント測定装置および測定方法 Withdrawn JPH07323357A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100910473B1 (ko) * 2007-11-13 2009-08-04 주식회사 포스코 롤 정렬 장치
KR101159912B1 (ko) * 2009-07-24 2012-06-26 현대제철 주식회사 레이저를 이용한 압연롤 정렬 측정 장치
US11169172B2 (en) 2015-10-19 2021-11-09 Sms Group Gmbh Method and measuring system for measuring a movable object

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