JPH0732099A - 連続鋳造機の吐出流制御方法 - Google Patents
連続鋳造機の吐出流制御方法Info
- Publication number
- JPH0732099A JPH0732099A JP20266793A JP20266793A JPH0732099A JP H0732099 A JPH0732099 A JP H0732099A JP 20266793 A JP20266793 A JP 20266793A JP 20266793 A JP20266793 A JP 20266793A JP H0732099 A JPH0732099 A JP H0732099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molten steel
- continuous casting
- width
- electromagnetic brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳型幅の増大に伴う連続鋳型内での気泡もし
くは介在物の肥大凝集の増加を抑制する。 【構成】 連続鋳造機の鋳型に電磁ブレーキを配設し、
浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を減速させる連続鋳造機の
吐出流制御方法において、鋳型幅が１３００ｍｍ以上の
場合、鋳型１一つに対して浸漬ノズル２本２、３を使用
し、鋳型１の幅方向中央に電磁ブレーキ６を垂直に配設
し、該電磁ブレーキ６により鋳型１の幅方向中央に溶鋼
流減速壁を垂直に形成させ、溶鋼流減速壁により区画さ
れた各半分の鋳型に対し浸漬ノズル１本づつを使って連
続鋳造する。 【効果】 鋳型幅増大に伴う気泡や介在物に起因するフ
クレ疵を大幅に低減でききる。
くは介在物の肥大凝集の増加を抑制する。 【構成】 連続鋳造機の鋳型に電磁ブレーキを配設し、
浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を減速させる連続鋳造機の
吐出流制御方法において、鋳型幅が１３００ｍｍ以上の
場合、鋳型１一つに対して浸漬ノズル２本２、３を使用
し、鋳型１の幅方向中央に電磁ブレーキ６を垂直に配設
し、該電磁ブレーキ６により鋳型１の幅方向中央に溶鋼
流減速壁を垂直に形成させ、溶鋼流減速壁により区画さ
れた各半分の鋳型に対し浸漬ノズル１本づつを使って連
続鋳造する。 【効果】 鋳型幅増大に伴う気泡や介在物に起因するフ
クレ疵を大幅に低減でききる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼の連続鋳造におい
て、気泡や介在物に起因する鋳片欠陥を、浸漬ノズルか
らの溶鋼吐出流の制御によって効果的に低減するための
連続鋳造機の吐出流制御方法に関する。
て、気泡や介在物に起因する鋳片欠陥を、浸漬ノズルか
らの溶鋼吐出流の制御によって効果的に低減するための
連続鋳造機の吐出流制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続鋳造中に鋳片の表皮下に捕捉される
気泡は、浸漬ノズルのノズル閉塞対策のために吹き込ん
だ不活性ガスや、鋼中酸素量が比較的高い鋼種を鋳込む
際溶鋼の凝固に伴って排出される酸素が起因となって生
成されるものである。また、連続鋳造中に鋳片の表皮下
に捕捉される介在物は、溶鋼中に含まれるアルミナであ
る。このような気泡や介在物、もしくは気泡と介在物が
凝集したものを含んだ鋳片は、後工程でコイルに圧延す
るとフクレ疵のような欠陥となる。また、図４（ａ）
（ｂ）に示すとおり、鋳型１１幅に関係なく１本の浸漬
ノズル１２から溶鋼１３を吐出させ、メニスカス１４上
にパウダー１５を供給して連続鋳造すると、図５に示す
とおり、鋳型幅の増大に伴って吐出流量が大幅に多くな
り、図６に示すとおり、フクレ疵は、鋳型幅の増加に伴
って発生し易くなる。
気泡は、浸漬ノズルのノズル閉塞対策のために吹き込ん
だ不活性ガスや、鋼中酸素量が比較的高い鋼種を鋳込む
際溶鋼の凝固に伴って排出される酸素が起因となって生
成されるものである。また、連続鋳造中に鋳片の表皮下
に捕捉される介在物は、溶鋼中に含まれるアルミナであ
る。このような気泡や介在物、もしくは気泡と介在物が
凝集したものを含んだ鋳片は、後工程でコイルに圧延す
るとフクレ疵のような欠陥となる。また、図４（ａ）
（ｂ）に示すとおり、鋳型１１幅に関係なく１本の浸漬
ノズル１２から溶鋼１３を吐出させ、メニスカス１４上
にパウダー１５を供給して連続鋳造すると、図５に示す
とおり、鋳型幅の増大に伴って吐出流量が大幅に多くな
り、図６に示すとおり、フクレ疵は、鋳型幅の増加に伴
って発生し易くなる。
【０００３】従来、上記のような欠陥を解消させる方法
としては、浸漬ノズルからの溶鋼吐出流の流速や方向を
調整すべく、該ノズルの吐出孔形状の工夫や、電磁ブレ
ーキを適用して浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を制御する
方法（特開昭５７−１７３５６号公報）が提案されてい
る。しかしながら、上記方法では、鋳造用鋳型幅の増大
に伴う鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大凝集の増加
を低下させることは不可能であり、鋳片内質欠陥に対す
る有効な対策とはなり得なかった。
としては、浸漬ノズルからの溶鋼吐出流の流速や方向を
調整すべく、該ノズルの吐出孔形状の工夫や、電磁ブレ
ーキを適用して浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を制御する
方法（特開昭５７−１７３５６号公報）が提案されてい
る。しかしながら、上記方法では、鋳造用鋳型幅の増大
に伴う鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大凝集の増加
を低下させることは不可能であり、鋳片内質欠陥に対す
る有効な対策とはなり得なかった。
【０００４】また、他の方法としては、一対の短辺壁と
一対の長辺壁とよりなる連続鋳造用鋳型の長辺壁の壁面
下方部に連続鋳造用浸漬ノズルからの吐出流を減速する
ための電磁ブレーキを配設し、該長辺壁の上方部には連
続鋳造用鋳型に供給した溶鋼に水平流動を生じさせる電
磁撹拌装置を配設した連続鋳造用浸漬ノズルの吐出流制
御装置（特開昭６３−１１９９５９号公報）が提案され
ている。
一対の長辺壁とよりなる連続鋳造用鋳型の長辺壁の壁面
下方部に連続鋳造用浸漬ノズルからの吐出流を減速する
ための電磁ブレーキを配設し、該長辺壁の上方部には連
続鋳造用鋳型に供給した溶鋼に水平流動を生じさせる電
磁撹拌装置を配設した連続鋳造用浸漬ノズルの吐出流制
御装置（特開昭６３−１１９９５９号公報）が提案され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭６３−１１
９９５９号公報に開示の装置は、電磁ブレーキにより浸
漬ノズルからの溶鋼の流速を完全に減速すると共に、電
磁撹拌装置により鋳型上方の溶鋼に水平流動を生じさせ
ることにより、気泡や介在物に起因するフクレ疵を防止
するもので、鋳造用鋳型幅の増大に伴う鋳型内での気泡
もしくは介在物の肥大凝集の増加を十分に低下させるこ
とは困難である。
９９５９号公報に開示の装置は、電磁ブレーキにより浸
漬ノズルからの溶鋼の流速を完全に減速すると共に、電
磁撹拌装置により鋳型上方の溶鋼に水平流動を生じさせ
ることにより、気泡や介在物に起因するフクレ疵を防止
するもので、鋳造用鋳型幅の増大に伴う鋳型内での気泡
もしくは介在物の肥大凝集の増加を十分に低下させるこ
とは困難である。
【０００６】この発明の目的は、鋳造用鋳型幅の増大に
伴う鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大凝集の増加を
十分に低下できる連続鋳造機の吐出流制御方法を提供す
ることにある。
伴う鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大凝集の増加を
十分に低下できる連続鋳造機の吐出流制御方法を提供す
ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を重ねた。その結果、鋳型の
幅方向中央に電磁ブレーキを縦型に配設し、該電磁ブレ
ーキにより溶鋼流減速壁を形成させれば、鋳型幅が見掛
け状半分となること、その各半分の鋳型に対して浸漬ノ
ズル１本づつを使って連続鋳造することによって、鋳造
用鋳型幅の増大に伴う鋳型内での気泡もしくは介在物の
肥大凝集の増加を防止できることを究明し、この発明に
到達した。
を達成すべく鋭意試験研究を重ねた。その結果、鋳型の
幅方向中央に電磁ブレーキを縦型に配設し、該電磁ブレ
ーキにより溶鋼流減速壁を形成させれば、鋳型幅が見掛
け状半分となること、その各半分の鋳型に対して浸漬ノ
ズル１本づつを使って連続鋳造することによって、鋳造
用鋳型幅の増大に伴う鋳型内での気泡もしくは介在物の
肥大凝集の増加を防止できることを究明し、この発明に
到達した。
【０００８】すなわちこの発明は、連続鋳造機の鋳型に
電磁ブレーキを配設し、浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を
減速させる連続鋳造機の吐出流制御方法において、鋳型
幅が１３００ｍｍ以上の場合、鋳型一つに対して浸漬ノ
ズル２本を使用し、鋳型の幅方向中央に電磁ブレーキを
垂直に配設し、該電磁ブレーキにより鋳型の幅方向中央
に溶鋼流減速壁を垂直に形成させ、溶鋼流減速壁により
区画された各半分の鋳型に対し浸漬ノズル１本づつを使
って連続鋳造することを特徴とする連続鋳造機の吐出流
制御方法である。
電磁ブレーキを配設し、浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を
減速させる連続鋳造機の吐出流制御方法において、鋳型
幅が１３００ｍｍ以上の場合、鋳型一つに対して浸漬ノ
ズル２本を使用し、鋳型の幅方向中央に電磁ブレーキを
垂直に配設し、該電磁ブレーキにより鋳型の幅方向中央
に溶鋼流減速壁を垂直に形成させ、溶鋼流減速壁により
区画された各半分の鋳型に対し浸漬ノズル１本づつを使
って連続鋳造することを特徴とする連続鋳造機の吐出流
制御方法である。
【０００９】
【作用】この発明においては、鋳型幅が１３００ｍｍ以
上の場合、鋳型一つに対して浸漬ノズル２本を使用し、
鋳型の幅方向中央に電磁ブレーキを垂直に配設し、該電
磁ブレーキにより鋳型の幅方向中央に溶鋼流減速壁を垂
直に形成させ、溶鋼流減速壁により区画された各半分の
鋳型に対し浸漬ノズル１本づつを使って連続鋳造するか
ら、電磁ブレーキにより形成された鋳型の幅方向中央の
溶鋼流減速壁によって、鋳型幅が見掛け状半分となり、
鋳型幅の増大に伴う浸漬ノズルからの溶鋼吐出流の自由
度が減少し、連続鋳造用鋳型内での気泡もしくは介在物
の肥大凝集の増加が抑制され、鋳片の内質欠陥であるフ
クレ疵の発生を防止することができる。
上の場合、鋳型一つに対して浸漬ノズル２本を使用し、
鋳型の幅方向中央に電磁ブレーキを垂直に配設し、該電
磁ブレーキにより鋳型の幅方向中央に溶鋼流減速壁を垂
直に形成させ、溶鋼流減速壁により区画された各半分の
鋳型に対し浸漬ノズル１本づつを使って連続鋳造するか
ら、電磁ブレーキにより形成された鋳型の幅方向中央の
溶鋼流減速壁によって、鋳型幅が見掛け状半分となり、
鋳型幅の増大に伴う浸漬ノズルからの溶鋼吐出流の自由
度が減少し、連続鋳造用鋳型内での気泡もしくは介在物
の肥大凝集の増加が抑制され、鋳片の内質欠陥であるフ
クレ疵の発生を防止することができる。
【００１０】この発明において連続鋳造機の鋳型幅を１
３００ｍｍ以上としたのは、鋳型幅が１３００ｍｍ未満
では、連続鋳造用鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大
凝集の増加が見られず、後工程での冷間圧延後の品質が
悪くならないが、鋳型幅が１３００ｍｍを超えると、冷
間圧延後に疵が発生し、品質が悪化するからである。
３００ｍｍ以上としたのは、鋳型幅が１３００ｍｍ未満
では、連続鋳造用鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大
凝集の増加が見られず、後工程での冷間圧延後の品質が
悪くならないが、鋳型幅が１３００ｍｍを超えると、冷
間圧延後に疵が発生し、品質が悪化するからである。
【００１１】
実施例１ 以下にこの発明方法の詳細を実施の一例を示す図１に基
づいて説明する。図１はこの発明方法を実施する装置の
一例を示す連続鋳造用鋳型の幅方向を示す縦断面図であ
る。図１において、１は連続鋳造機の鋳型、２、３は鋳
型１の幅方向に設けた図示しないタンディッシュの浸漬
ノズル、４は鋳型１内の溶鋼、５は溶鋼４のメニスカ
ス、６は鋳型１の幅方向中央のメニスカス５下１００ｍ
ｍ以下に垂直に配設した電磁ブレーキ、７は溶鋼４のメ
ニスカス５上を覆うパウダー、８は凝固シェルで、浸漬
ノズル２、３から吐出された溶鋼流は、鋳型１の幅方向
中央の垂直に配設した電磁ブレーキ６によって鋳型１の
幅方向中央に垂直な溶鋼流減速壁が形成され、鋳型１幅
の増大に伴う浸漬ノズル２、３からの溶鋼４吐出流の自
由度が減少するよう構成されている。
づいて説明する。図１はこの発明方法を実施する装置の
一例を示す連続鋳造用鋳型の幅方向を示す縦断面図であ
る。図１において、１は連続鋳造機の鋳型、２、３は鋳
型１の幅方向に設けた図示しないタンディッシュの浸漬
ノズル、４は鋳型１内の溶鋼、５は溶鋼４のメニスカ
ス、６は鋳型１の幅方向中央のメニスカス５下１００ｍ
ｍ以下に垂直に配設した電磁ブレーキ、７は溶鋼４のメ
ニスカス５上を覆うパウダー、８は凝固シェルで、浸漬
ノズル２、３から吐出された溶鋼流は、鋳型１の幅方向
中央の垂直に配設した電磁ブレーキ６によって鋳型１の
幅方向中央に垂直な溶鋼流減速壁が形成され、鋳型１幅
の増大に伴う浸漬ノズル２、３からの溶鋼４吐出流の自
由度が減少するよう構成されている。
【００１２】上記のとおり構成したことによって、浸漬
ノズル２、３から鋳型１内に吐出された溶鋼流は、鋳型
１幅方向中央に垂直に配設した電磁ブレーキ６によって
鋳型１幅方向中央に垂直の溶鋼流減速壁が形成されるか
ら、鋳型１の幅が見掛け状半分となり、鋳型幅の増大に
伴う浸漬ノズル２、３からの溶鋼４吐出流の自由度が減
少し、溶鋼４内に含まれる気泡や介在物の上昇が促進さ
れ、連続鋳造用鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大凝
集の増加が抑制され、鋳片の欠陥であるフクレ疵の発生
を防止することができる。また、浸漬ノズル２、３から
の吐出流量一定の条件下では、従来法に比較して鋳込み
速度を約２倍にすることができ、実操業における生産性
の向上を図ることができる。
ノズル２、３から鋳型１内に吐出された溶鋼流は、鋳型
１幅方向中央に垂直に配設した電磁ブレーキ６によって
鋳型１幅方向中央に垂直の溶鋼流減速壁が形成されるか
ら、鋳型１の幅が見掛け状半分となり、鋳型幅の増大に
伴う浸漬ノズル２、３からの溶鋼４吐出流の自由度が減
少し、溶鋼４内に含まれる気泡や介在物の上昇が促進さ
れ、連続鋳造用鋳型内での気泡もしくは介在物の肥大凝
集の増加が抑制され、鋳片の欠陥であるフクレ疵の発生
を防止することができる。また、浸漬ノズル２、３から
の吐出流量一定の条件下では、従来法に比較して鋳込み
速度を約２倍にすることができ、実操業における生産性
の向上を図ることができる。
【００１３】実施例２ 実施例１の装置を鋳型幅１８００ｍｍ×２１０ｍｍの湾
曲型連続鋳造機に設置し、鋳型内に溶鋼を供給する浸漬
ノズルはボックス型で、吐出孔の角度を下向き１０°、
浸入深さ２３０ｍｍに設定し、電磁ブレーキはメニスカ
ス下１００〜４００ｍｍで鋳型幅中央に垂直に配設し、
溶鋼吐出流量２．５Ｔｏｎ／ｍｉｎで自動車用鋼板であ
るＴｉ含有極低炭素鋼の連続鋳造を実施した。そして得
られた鋳片を圧延して代表的な欠陥であるフクレ疵の発
生状況を調査した。その結果を従来例と比較して第２図
に示す。また、浸漬ノズルからの吐出流量と介在物およ
び気泡指数との関係を調査した。その結果を図３に示
す。
曲型連続鋳造機に設置し、鋳型内に溶鋼を供給する浸漬
ノズルはボックス型で、吐出孔の角度を下向き１０°、
浸入深さ２３０ｍｍに設定し、電磁ブレーキはメニスカ
ス下１００〜４００ｍｍで鋳型幅中央に垂直に配設し、
溶鋼吐出流量２．５Ｔｏｎ／ｍｉｎで自動車用鋼板であ
るＴｉ含有極低炭素鋼の連続鋳造を実施した。そして得
られた鋳片を圧延して代表的な欠陥であるフクレ疵の発
生状況を調査した。その結果を従来例と比較して第２図
に示す。また、浸漬ノズルからの吐出流量と介在物およ
び気泡指数との関係を調査した。その結果を図３に示
す。
【００１４】図２に示すとおり、この発明方法を適用す
ることによって、連続鋳造時における気泡や介在物に起
因する欠陥であるフクレ疵を、従来法に比較して大幅に
低減することができる。また、図３に示すとおり、この
発明方法を適用することによって、連続鋳造時における
気泡や介在物の混入を、従来法に比較して大幅に抑制す
ることができる。
ることによって、連続鋳造時における気泡や介在物に起
因する欠陥であるフクレ疵を、従来法に比較して大幅に
低減することができる。また、図３に示すとおり、この
発明方法を適用することによって、連続鋳造時における
気泡や介在物の混入を、従来法に比較して大幅に抑制す
ることができる。
【００１５】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、連続鋳造における鋳型幅増大に伴う気泡や介在物に
起因するフクレ疵を大幅に低減でき、かつ、吐出流量一
定の条件下では、鋳込み速度を約２倍とすることがで
き、生産量の向上を図ることができる。
ば、連続鋳造における鋳型幅増大に伴う気泡や介在物に
起因するフクレ疵を大幅に低減でき、かつ、吐出流量一
定の条件下では、鋳込み速度を約２倍とすることがで
き、生産量の向上を図ることができる。
【図１】この発明方法を実施する装置の一例を示す連続
鋳造用鋳型の幅方向を示す縦断面図である。
鋳造用鋳型の幅方向を示す縦断面図である。
【図２】実施例２における従来法と本発明法のフクレ疵
発生指数を示すグラフである。
発生指数を示すグラフである。
【図３】実施例２における従来法と本発明法の吐出流量
と介在物および気泡指数との関係を示すグラフである。
と介在物および気泡指数との関係を示すグラフである。
【図４】従来の鋳込み方法の説明図で、（ａ）図は鋳型
幅が大きい場合、（ｂ）図は鋳型幅が小さい場合の幅方
向断面図である。
幅が大きい場合、（ｂ）図は鋳型幅が小さい場合の幅方
向断面図である。
【図５】従来の鋳込み方法での鋳込み速度と吐出流量と
鋳片幅との関係を示すグラフである。
鋳片幅との関係を示すグラフである。
【図６】従来の鋳込み方法での鋳片幅とフクレ疵発生指
数との関係を示すグラフである。
数との関係を示すグラフである。
１、１１ 鋳型 ２、３、１２ 浸漬ノズル ４、１３ 溶鋼 ５、１４ メニスカス ６ 電磁ブレーキ ７、１５ パウダー ８ 凝固シェル
Claims (1)
- 【請求項１】 連続鋳造機の鋳型に電磁ブレーキを配設
し、浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を減速させる連続鋳造
機の吐出流制御方法において、鋳型幅が１３００ｍｍ以
上の場合、鋳型一つに対して浸漬ノズル２本を使用し、
鋳型の幅方向中央に電磁ブレーキを垂直に配設し、該電
磁ブレーキにより鋳型の幅方向中央に溶鋼流減速壁を垂
直に形成させ、溶鋼流減速壁により区画された各半分の
鋳型に対し浸漬ノズル１本づつを使って連続鋳造するこ
とを特徴とする連続鋳造機の吐出流制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202667A JP2921352B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 連続鋳造機の吐出流制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202667A JP2921352B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 連続鋳造機の吐出流制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0732099A true JPH0732099A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2921352B2 JP2921352B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16461158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5202667A Expired - Lifetime JP2921352B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 連続鋳造機の吐出流制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2921352B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6460606B2 (en) * | 1996-09-19 | 2002-10-08 | Corus Staal Bv | Continuous casting machine |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5152330A (en) * | 1974-11-01 | 1976-05-08 | Kawasaki Steel Co | Yojukinzokuno chunyuhoho |
| JPS63309354A (ja) * | 1987-06-12 | 1988-12-16 | Nippon Steel Corp | クラッド鋼鋳片の連続鋳造法 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP5202667A patent/JP2921352B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5152330A (en) * | 1974-11-01 | 1976-05-08 | Kawasaki Steel Co | Yojukinzokuno chunyuhoho |
| JPS63309354A (ja) * | 1987-06-12 | 1988-12-16 | Nippon Steel Corp | クラッド鋼鋳片の連続鋳造法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6460606B2 (en) * | 1996-09-19 | 2002-10-08 | Corus Staal Bv | Continuous casting machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2921352B2 (ja) | 1999-07-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5381857A (en) | Apparatus and method for continuous casting | |
| KR101204435B1 (ko) | 스트립 캐스팅 장치의 침지 노즐 | |
| CN112236249B (zh) | 钢的薄板坯铸造中使用的连续铸造用设备及连续铸造方法 | |
| JP3593328B2 (ja) | 溶鋼の鋳型内流動制御方法並びにそのための電磁場形成装置 | |
| EP0523837B1 (en) | Continuous casting method of steel slab | |
| US4186791A (en) | Process and apparatus for horizontal continuous casting of metal | |
| JPH0732099A (ja) | 連続鋳造機の吐出流制御方法 | |
| EP0568699A1 (en) | Method of continuously casting steel slabs by use of electromagnetic field | |
| JPS63119959A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズルの吐出流制御装置 | |
| US4298050A (en) | Process for continuous casting of a slightly deoxidized steel slab | |
| JP2603402B2 (ja) | ストレート浸漬ノズルを用いた無欠陥鋳片の連続鋳造方法 | |
| JP2856960B2 (ja) | 進行磁場と静磁場による鋼スラブの連続鋳造方法 | |
| CA1152723A (en) | Process for continuous casting of a slightly deoxidized steel slab | |
| JP2000015404A (ja) | 介在物欠陥の少ない連続鋳造鋳片の製造方法 | |
| JPH0577007A (ja) | 静磁場を用いる鋼スラブの連続鋳造法 | |
| JP4474948B2 (ja) | 鋼の連続鋳造方法 | |
| JP3538967B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JP2002153947A (ja) | 溶鋼の連続鋳造方法 | |
| JP2856959B2 (ja) | 進行磁場と静磁場を用いた鋼スラブの連続鋳造方法 | |
| JPH0584551A (ja) | 静磁場を用いる鋼の連続鋳造方法 | |
| KR840001144B1 (ko) | 약간 탈산된 강슬래브의 연속주조공정 | |
| JPH0596349A (ja) | 静磁場通電法を用いた鋼の連続鋳造方法 | |
| JPH0596345A (ja) | 静磁場通電法を用いた鋼の連続鋳造方法 | |
| JPH11320054A (ja) | 連続鋳造機および連続鋳造方法 | |
| JPH0910899A (ja) | 連続鋳造における鋳込終了制御方法 |