JPH07320649A - 電子銃構造 - Google Patents
電子銃構造Info
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- JPH07320649A JPH07320649A JP7055599A JP5559995A JPH07320649A JP H07320649 A JPH07320649 A JP H07320649A JP 7055599 A JP7055599 A JP 7055599A JP 5559995 A JP5559995 A JP 5559995A JP H07320649 A JPH07320649 A JP H07320649A
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- gun structure
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/02—Electrodes; Magnetic control means; Screens
- H01J23/06—Electron or ion guns
- H01J23/065—Electron or ion guns producing a solid cylindrical beam
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2225/00—Transit-time tubes, e.g. Klystrons, travelling-wave tubes, magnetrons
- H01J2225/02—Tubes with electron stream modulated in velocity or density in a modulator zone and thereafter giving up energy in an inducing zone, the zones being associated with one or more resonators
- H01J2225/04—Tubes having one or more resonators, without reflection of the electron stream, and in which the modulation produced in the modulator zone is mainly density modulation, e.g. Heaff tube
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用中比較的広範囲の温度が経験され、正確
な電極間隙が要求される応用に適する電子銃構造を提供
することにある。 【構成】 速度変調管やＩＯＴｓのような高性能用途に
特に適した電子銃構造において、グリッド支持部材（１
１）と陰極支持部材（１７）が、円周に等間隔に分配さ
れた複数の円筒形セラミックポスト（１６）を用いて、
既知の距離だけ間隔を隔てられる。セラミックポスト
（１６）は、支持部材のスロット内に置かれ、且つ電子
銃組立体の温度、それ故にその寸法が変化するとき、距
離ｄが実質的に一定のままであるように構成されてい
る。それ故に、グリッド（６）と陰極（３）との間の間
隙は実質的に所定の要求値に維持される。ポスト（１
６）により又、横方向の整列を維持させる。
な電極間隙が要求される応用に適する電子銃構造を提供
することにある。 【構成】 速度変調管やＩＯＴｓのような高性能用途に
特に適した電子銃構造において、グリッド支持部材（１
１）と陰極支持部材（１７）が、円周に等間隔に分配さ
れた複数の円筒形セラミックポスト（１６）を用いて、
既知の距離だけ間隔を隔てられる。セラミックポスト
（１６）は、支持部材のスロット内に置かれ、且つ電子
銃組立体の温度、それ故にその寸法が変化するとき、距
離ｄが実質的に一定のままであるように構成されてい
る。それ故に、グリッド（６）と陰極（３）との間の間
隙は実質的に所定の要求値に維持される。ポスト（１
６）により又、横方向の整列を維持させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電子銃構造に関し、特
に、限るわけではないが、高周波増幅管に用いられる電
子銃構造に関する。
に、限るわけではないが、高周波増幅管に用いられる電
子銃構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、誘導出力管（ＩＯＴｓ）及び速
度変調管（クライストロン）に用いられる電子銃組立体
では、最適な性能にとっては、部品電極が互いに正確に
置かれ、装置の作動全体にわたって整列状態に維持され
ることが必要である。電極は、長手方向軸線の方向、即
ち電子ビーム進路の方向に、かつ又横方向に整列されな
ければならない。
度変調管（クライストロン）に用いられる電子銃組立体
では、最適な性能にとっては、部品電極が互いに正確に
置かれ、装置の作動全体にわたって整列状態に維持され
ることが必要である。電極は、長手方向軸線の方向、即
ち電子ビーム進路の方向に、かつ又横方向に整列されな
ければならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】装置が作動されたと
き装置の温度が変化するので、装置の寸法形状は、これ
を構成する材料の熱膨張係数により変わる。異なる材料
は大変異なる熱膨張を有する。電子銃では、このこと
は、特に部品が脆弱であり、かつ又大変高い公差に正確
に位置決めされなければならない場合に、歪みや構造の
永久的な損傷をもたらすことがある。この問題は、グリ
ッドと陰極との間の間隙が重要であるグリッド付電子銃
を必要とする速度変調管やＩＯＴｓのような高性能管で
は特に深刻である。本発明は、使用中比較的広範囲の温
度が経験され、正確な電極間隙が要求される応用に適す
る電子銃構造を提供する。
き装置の温度が変化するので、装置の寸法形状は、これ
を構成する材料の熱膨張係数により変わる。異なる材料
は大変異なる熱膨張を有する。電子銃では、このこと
は、特に部品が脆弱であり、かつ又大変高い公差に正確
に位置決めされなければならない場合に、歪みや構造の
永久的な損傷をもたらすことがある。この問題は、グリ
ッドと陰極との間の間隙が重要であるグリッド付電子銃
を必要とする速度変調管やＩＯＴｓのような高性能管で
は特に深刻である。本発明は、使用中比較的広範囲の温
度が経験され、正確な電極間隙が要求される応用に適す
る電子銃構造を提供する。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、長手
方向軸線に沿って電子ビームを発生させ、電子ビーム進
路の方向に長手方向軸線に沿って間隔を保ち、第１支持
手段、第２支持手段によってそれぞれ支持された第１電
極、第２電極と、非電導性材料の複数のスペーサ部材と
を有する電子銃を備え、各スペーサ部材は、前記部品間
の軸線方向間隙が使用中実質的に一定に維持され、且つ
熱膨張差による半径方向の前記部品間の相対的な移動を
許すように、前記第１支持手段の一部及び第２支持手段
の一部に設けられたスロット手段内に置かれている、電
子銃構造を提供する。本発明によるスペーサ手段を使用
することによって、第１支持手段と第２支持手段との間
の、それ故に第１電極と第２電極との間の距離は固定さ
れ、従って、電極の軸線方向間隙が作動中一定な値に維
持され、半径方向の整列が保持される。本発明は、第１
電極がグリッド、特に熱分解グラファイトのグリッドで
あり、第２電極が陰極である場合に特に有用である。し
かしながら、本発明は、例えば、２つのグリッド間の、
電子銃構造の他の電極と関連して用いられてもよい。好
ましくは、スペーサ部材はセラミック材料のものであ
る。本発明の１つの有利な実施例では、スペーサ部材は
長手方向軸線の周りに、典型的には、等間隔を保って同
軸に配列される。
方向軸線に沿って電子ビームを発生させ、電子ビーム進
路の方向に長手方向軸線に沿って間隔を保ち、第１支持
手段、第２支持手段によってそれぞれ支持された第１電
極、第２電極と、非電導性材料の複数のスペーサ部材と
を有する電子銃を備え、各スペーサ部材は、前記部品間
の軸線方向間隙が使用中実質的に一定に維持され、且つ
熱膨張差による半径方向の前記部品間の相対的な移動を
許すように、前記第１支持手段の一部及び第２支持手段
の一部に設けられたスロット手段内に置かれている、電
子銃構造を提供する。本発明によるスペーサ手段を使用
することによって、第１支持手段と第２支持手段との間
の、それ故に第１電極と第２電極との間の距離は固定さ
れ、従って、電極の軸線方向間隙が作動中一定な値に維
持され、半径方向の整列が保持される。本発明は、第１
電極がグリッド、特に熱分解グラファイトのグリッドで
あり、第２電極が陰極である場合に特に有用である。し
かしながら、本発明は、例えば、２つのグリッド間の、
電子銃構造の他の電極と関連して用いられてもよい。好
ましくは、スペーサ部材はセラミック材料のものであ
る。本発明の１つの有利な実施例では、スペーサ部材は
長手方向軸線の周りに、典型的には、等間隔を保って同
軸に配列される。
【０００５】１つの好ましい実施例では、スペーサ部材
は円筒形の細長いポストからなる。これらのポストは任
意の横断面形状のものでよく、普通は、円形横断面を有
し、そして半径方向に拡大した端を有する。有利な構造
では、スペーサ部材の各々は実質的にＩ形横断面を有す
る。しかしながら、スペーサ部材は、例えば、端アーム
が第１及び第２支持手段のスロット内に置かれ、中間部
分が端アーム間に延びているようなＵ形又はＣ形部材で
あってもよい。第１及び第２支持手段の一部のスロット
手段は各一部に設けられた単一のスロットでもよいし、
或いは、一方の一部又は両方の一部が複数のスロットを
備えてもよい。すると、１つのスロットはスペーサ分材
の１つを収容する。第１電極がグリッドである場合に
は、第１支持手段はグリッドを前記手段に押しつけるよ
うに構成された複数のフィンガーを有する。これによ
り、グリッドを第１支持手段と滑り係合状態に保持さ
せ、長手方向軸線に対して横方向に膨張差を可能にす
る。変形例として、フィンガーの代わりに、長手方向軸
線と同軸に配列された単一の連続円形フィンガーを用い
てもよい。本発明は、速度変調管やＩＯＴｓのような高
周波増幅管、特に高いパワーレベルで作動するように要
求され、著しい加熱作用が起こる物に用いられる電子銃
構造に特に適用できる。
は円筒形の細長いポストからなる。これらのポストは任
意の横断面形状のものでよく、普通は、円形横断面を有
し、そして半径方向に拡大した端を有する。有利な構造
では、スペーサ部材の各々は実質的にＩ形横断面を有す
る。しかしながら、スペーサ部材は、例えば、端アーム
が第１及び第２支持手段のスロット内に置かれ、中間部
分が端アーム間に延びているようなＵ形又はＣ形部材で
あってもよい。第１及び第２支持手段の一部のスロット
手段は各一部に設けられた単一のスロットでもよいし、
或いは、一方の一部又は両方の一部が複数のスロットを
備えてもよい。すると、１つのスロットはスペーサ分材
の１つを収容する。第１電極がグリッドである場合に
は、第１支持手段はグリッドを前記手段に押しつけるよ
うに構成された複数のフィンガーを有する。これによ
り、グリッドを第１支持手段と滑り係合状態に保持さ
せ、長手方向軸線に対して横方向に膨張差を可能にす
る。変形例として、フィンガーの代わりに、長手方向軸
線と同軸に配列された単一の連続円形フィンガーを用い
てもよい。本発明は、速度変調管やＩＯＴｓのような高
周波増幅管、特に高いパワーレベルで作動するように要
求され、著しい加熱作用が起こる物に用いられる電子銃
構造に特に適用できる。
【０００６】
【実施例】今、本発明を実施する幾つかの方法を添付図
面を参照して例示として説明する。図１を参照すると、
速度変調管（クライストロン）は、真空エンベロープ２
内に収容された全体的に１で指示した電子銃を有する。
電子銃は凹形前放出面４を有する熱電子陰極３と、陰極
３の後ろで陰極に隣接して置かれたヒータエレメント５
とを備える。熱分解グラファイトのメッシュグリッド６
が陰極の放出面４の前に置かれ、そしてメッシュグリッ
ドと陰極３の放出面４との間の空隙が向かい面にわたっ
て実質的に一様であるように放出面４と同様な輪郭を有
している。円筒形集束電極７がグリッド６の前に置か
れ、且つグリッドと電気接触している。コレクター（図
示せず）が管の遠方端に置かれ、陽極電位に維持されて
いる。作動中、電子ビームが管の長手方向軸線ＸーＸに
沿って作られ、電子銃構造に含まれる種々の電極に加え
られる電位によって制御される。ステンレス鋼のもので
ある集束電極７は銅の環状支持体８に固定され、この支
持体はセラミックのエンベロープ２の外径よりも大きい
外径を有し、エンベロープの壁を貫通して外部電気接続
をこの環状支持体にすることができる。グリッド６は、
図２に示すように、円周に等間隔に複数の孔１０を有す
る外側環状リング９を備える。グリッド６は、モリブデ
ンである環状のグリッド支持部材１１によって支持さ
れ、グリッド支持部材１１の円周には、数及び位置がグ
リッド６の周囲９の孔１０に相当する複数の直立ピン１
２が設けられている。グリッド６とグリッド支持部材１
１との間にはカーボンワッシャ１３が置かれている。グ
リッド６はその外面が、集束電極７の内周から延びるフ
ィンガー１４と接触し、フィンガー１４はグリッド６に
対して位置決めされてグリッド６を横方向に滑り係合状
態に保持する。周囲９の孔１０及びワッシャ１３の対応
する孔は半径方向にピン１２の直径よりも大きく、部品
間に相対的な半径方向の移動を可能にする。
面を参照して例示として説明する。図１を参照すると、
速度変調管（クライストロン）は、真空エンベロープ２
内に収容された全体的に１で指示した電子銃を有する。
電子銃は凹形前放出面４を有する熱電子陰極３と、陰極
３の後ろで陰極に隣接して置かれたヒータエレメント５
とを備える。熱分解グラファイトのメッシュグリッド６
が陰極の放出面４の前に置かれ、そしてメッシュグリッ
ドと陰極３の放出面４との間の空隙が向かい面にわたっ
て実質的に一様であるように放出面４と同様な輪郭を有
している。円筒形集束電極７がグリッド６の前に置か
れ、且つグリッドと電気接触している。コレクター（図
示せず）が管の遠方端に置かれ、陽極電位に維持されて
いる。作動中、電子ビームが管の長手方向軸線ＸーＸに
沿って作られ、電子銃構造に含まれる種々の電極に加え
られる電位によって制御される。ステンレス鋼のもので
ある集束電極７は銅の環状支持体８に固定され、この支
持体はセラミックのエンベロープ２の外径よりも大きい
外径を有し、エンベロープの壁を貫通して外部電気接続
をこの環状支持体にすることができる。グリッド６は、
図２に示すように、円周に等間隔に複数の孔１０を有す
る外側環状リング９を備える。グリッド６は、モリブデ
ンである環状のグリッド支持部材１１によって支持さ
れ、グリッド支持部材１１の円周には、数及び位置がグ
リッド６の周囲９の孔１０に相当する複数の直立ピン１
２が設けられている。グリッド６とグリッド支持部材１
１との間にはカーボンワッシャ１３が置かれている。グ
リッド６はその外面が、集束電極７の内周から延びるフ
ィンガー１４と接触し、フィンガー１４はグリッド６に
対して位置決めされてグリッド６を横方向に滑り係合状
態に保持する。周囲９の孔１０及びワッシャ１３の対応
する孔は半径方向にピン１２の直径よりも大きく、部品
間に相対的な半径方向の移動を可能にする。
【０００７】グリッド支持部材１１は長方形の長手方向
断面を有し、且つ軸線と実質的に垂直に配列された２つ
の面１５Ａ、１５Ｂとこれらの面を繋ぎ、軸線と実質的
に平行である短い内壁１５Ｃとを有する１２個のスロッ
ト１５を備える。スロット１５は共通平面に配列され、
グリッド支持部材１１の内側で閉じられ、グリッド支持
部材の外面で開放している。スロット１５内には１２個
のセラミック円筒形ポスト１６が置かれ、各スロットは
１つのポストを収容する。ボスト１６はグリッド支持部
材１１の円周に等間隔に分配されている。各ポストはＴ
形横断面を有し、且つ端に拡大部分１６Ａ、１６Ｂを有
している。各ポスト１６の上端１６Ａは図示したよう
に、グリッド支持部材１１のスロット１５内に置かれ
る。各ポストはスロット１５の半径方向内境界部１５Ｃ
及びグリッド６の周囲９から最も遠い横面１５Ｂに当接
し、ポスト１６と周囲９に最も近い横面１５Ａとの間に
隙間が存在する。これは、明瞭にする目的で図１にスケ
ール通り示されていないことを気付くべきである。各ポ
スト１６のシャフトはグリッド支持部材１１の孔内に置
かれ、そして陰極放出面４から遠ざかる方向に後方に延
びる。
断面を有し、且つ軸線と実質的に垂直に配列された２つ
の面１５Ａ、１５Ｂとこれらの面を繋ぎ、軸線と実質的
に平行である短い内壁１５Ｃとを有する１２個のスロッ
ト１５を備える。スロット１５は共通平面に配列され、
グリッド支持部材１１の内側で閉じられ、グリッド支持
部材の外面で開放している。スロット１５内には１２個
のセラミック円筒形ポスト１６が置かれ、各スロットは
１つのポストを収容する。ボスト１６はグリッド支持部
材１１の円周に等間隔に分配されている。各ポストはＴ
形横断面を有し、且つ端に拡大部分１６Ａ、１６Ｂを有
している。各ポスト１６の上端１６Ａは図示したよう
に、グリッド支持部材１１のスロット１５内に置かれ
る。各ポストはスロット１５の半径方向内境界部１５Ｃ
及びグリッド６の周囲９から最も遠い横面１５Ｂに当接
し、ポスト１６と周囲９に最も近い横面１５Ａとの間に
隙間が存在する。これは、明瞭にする目的で図１にスケ
ール通り示されていないことを気付くべきである。各ポ
スト１６のシャフトはグリッド支持部材１１の孔内に置
かれ、そして陰極放出面４から遠ざかる方向に後方に延
びる。
【０００８】モリブデンの環状リング支持部材１７は陰
極３を支持し、そして後方に延びる管１８を有し、該管
真空エンベロープの延長である銅の環状プレート１９に
電気接続され、電気接続を陰極３にさせる。陰極支持部
材１７は陰極３の回りに延びる内側遮蔽部分を有し、陰
極３の前で、この遮蔽部分はグリッド支持部材１１の内
リムと陰極３との間に介在される。陰極支持部材１７
は、半径方向に延び、その円周に分配されたスロット２
０を有する。各スロット２０は３つの面を有し、そのう
ちの２つ２０Ａ、２０Ｂは軸線と垂直であり、繋ぎ壁２
０Ｃは軸線と平行であり、スロットは支持部材１７の外
面で開放している。セラミックポスト１６の端１６Ｂは
はスロット２０内に置かれる。各ポスト１６の拡大端１
６Ｂはグリッド支持部材１１に最も近い横面２０Ａに当
接し、グリッド支持部材１１から最も遠いスロットの横
面２０Ｂとポストの端との間に隙間がある。セラミック
ポスト１６の内縁はスロットの半径方向内面２０Ｃに当
接する。セラミックポスト１６はその端１６Ｂが半径方
向外向き方向に自由に移動するが、他の端１６Ａはグリ
ッド支持部材１１に対して固定される。
極３を支持し、そして後方に延びる管１８を有し、該管
真空エンベロープの延長である銅の環状プレート１９に
電気接続され、電気接続を陰極３にさせる。陰極支持部
材１７は陰極３の回りに延びる内側遮蔽部分を有し、陰
極３の前で、この遮蔽部分はグリッド支持部材１１の内
リムと陰極３との間に介在される。陰極支持部材１７
は、半径方向に延び、その円周に分配されたスロット２
０を有する。各スロット２０は３つの面を有し、そのう
ちの２つ２０Ａ、２０Ｂは軸線と垂直であり、繋ぎ壁２
０Ｃは軸線と平行であり、スロットは支持部材１７の外
面で開放している。セラミックポスト１６の端１６Ｂは
はスロット２０内に置かれる。各ポスト１６の拡大端１
６Ｂはグリッド支持部材１１に最も近い横面２０Ａに当
接し、グリッド支持部材１１から最も遠いスロットの横
面２０Ｂとポストの端との間に隙間がある。セラミック
ポスト１６の内縁はスロットの半径方向内面２０Ｃに当
接する。セラミックポスト１６はその端１６Ｂが半径方
向外向き方向に自由に移動するが、他の端１６Ａはグリ
ッド支持部材１１に対して固定される。
【０００９】セラミックエンベロープ２は、金属被覆さ
れ、エンベロープ２の外側で金属環状フランジ２１、２
２、２３にろう付けされた２つの比較的長い管状部分２
Ａ、２Ｂを有する。セラミックバランスリング２４、２
５、２６が金属フランジ２１、２２、２３と銅の環状プ
レート８、９との間に介在されている。スロット１５、
２０内には、グリッド支持部材１１と陰極支持部材１７
との間にばねワッシャ２７、２８が置かれてポスト１６
を横面１５Ｂ、２０Ａに押しつける。図示したように、
管は非作動状態にある。作動中、温度が増し、従って、
電子銃の部品の長さが変化する。フランジ１４により、
グリッド支持部材１１を中央に保ちながら、グリッド６
をグリッド支持部材１１に対して移動させる。セラミッ
クポスト１６は、グリッド支持部材１１と陰極支持部材
１７との間の横方向整列を確実に保持する。又、セラミ
ックポスト１６の端１６Ａ、１６Ｂが、スロット１５、
２０の横面１５Ｂ、２０Ａに当接するように構成されて
いるので、ｄとして示す、グリッド支持部材１１と陰極
支持部材１７との間の間隙は同じ距離に維持され、それ
故に、グリッド６と陰極３との間の間隙も、最適な性能
を達成する所定値に維持される。
れ、エンベロープ２の外側で金属環状フランジ２１、２
２、２３にろう付けされた２つの比較的長い管状部分２
Ａ、２Ｂを有する。セラミックバランスリング２４、２
５、２６が金属フランジ２１、２２、２３と銅の環状プ
レート８、９との間に介在されている。スロット１５、
２０内には、グリッド支持部材１１と陰極支持部材１７
との間にばねワッシャ２７、２８が置かれてポスト１６
を横面１５Ｂ、２０Ａに押しつける。図示したように、
管は非作動状態にある。作動中、温度が増し、従って、
電子銃の部品の長さが変化する。フランジ１４により、
グリッド支持部材１１を中央に保ちながら、グリッド６
をグリッド支持部材１１に対して移動させる。セラミッ
クポスト１６は、グリッド支持部材１１と陰極支持部材
１７との間の横方向整列を確実に保持する。又、セラミ
ックポスト１６の端１６Ａ、１６Ｂが、スロット１５、
２０の横面１５Ｂ、２０Ａに当接するように構成されて
いるので、ｄとして示す、グリッド支持部材１１と陰極
支持部材１７との間の間隙は同じ距離に維持され、それ
故に、グリッド６と陰極３との間の間隙も、最適な性能
を達成する所定値に維持される。
【００１０】図１に示す構成では、ポストの１６Ａはグ
リッド支持部材１１に対して固定される。しかしなが
ら、図３に示す他の実施例では、１６Ａは拘束されず、
陰極支持部材１７のスロット内に置かれた端１６Ｂはス
トップ２９によって半径方向に拘束されている。又、こ
の構成では、ばねワッシャの代わりにねじ３０乃至３３
が用いられてポスト１６及び支持部材１１、１７の合わ
せ面を互いに保持する。もう１つの構成（図示せず）で
は、ポスト１６の両端が半径方向外向き方向に自由に移
動する。図示した実施例は陰極支持部材及び陽極支持部
材の両方に複数のスロットを採用し、各ポストの部分が
支持部材の各々のスロット内に置かれる。変形実施例で
は、２つ又はそれ以上のポストが各スロット内に置かれ
るようにスロットを構成してもよい。スペーサ部材の置
かれる支持部材の一方又は両方に単一の連続スロットが
あってもよい。
リッド支持部材１１に対して固定される。しかしなが
ら、図３に示す他の実施例では、１６Ａは拘束されず、
陰極支持部材１７のスロット内に置かれた端１６Ｂはス
トップ２９によって半径方向に拘束されている。又、こ
の構成では、ばねワッシャの代わりにねじ３０乃至３３
が用いられてポスト１６及び支持部材１１、１７の合わ
せ面を互いに保持する。もう１つの構成（図示せず）で
は、ポスト１６の両端が半径方向外向き方向に自由に移
動する。図示した実施例は陰極支持部材及び陽極支持部
材の両方に複数のスロットを採用し、各ポストの部分が
支持部材の各々のスロット内に置かれる。変形実施例で
は、２つ又はそれ以上のポストが各スロット内に置かれ
るようにスロットを構成してもよい。スペーサ部材の置
かれる支持部材の一方又は両方に単一の連続スロットが
あってもよい。
【図１】本発明による電子銃構造を含む速度変調管の一
部の概略縦断面図である。
部の概略縦断面図である。
【図２】II−II線における図１の電子銃構造の一部の平
面図である。
面図である。
【図３】同じ部品には同じ参照番号を用いた、本発明の
他の実施例を概略的に示す縦断面図である。
他の実施例を概略的に示す縦断面図である。
３ 陰極 ６ グリッド １１ グリッド支持部材 １５ スロット １６ ポスト １７ 陰極支持部材 ２０ スロット
Claims (9)
- 【請求項１】 電子ビーム進路の方向に長手方向軸線に
沿って間隔を保ち、第１支持手段、第２支持手段によっ
てそれぞれ支持された第１電極、第２電極と、非電導性
材料の複数のスペーサ部材とを有する電子銃を備え、各
スペーサ部材は、前記部品間の軸線方向間隙が使用中実
質的に一定に維持され、且つ熱膨張差による半径方向の
前記部品間の相対的な移動を許すように、前記第１支持
手段の一部及び第２支持手段の一部に設けられたスロッ
ト手段内に置かれている、電子銃構造。 - 【請求項２】 第１電極が熱分解グラファイトのグリッ
ドである、請求項１に記載の電子銃構造。 - 【請求項３】 スペーサ部材の少なくとも１つがセラミ
ック材料のものである、請求項１又は２に記載の電子銃
構造。 - 【請求項４】 スペーサ部材は第１支持手段及び第２支
持手段のスロットの面と係合するように構成された横方
向に延びた部分を有する、請求項１乃至３のいずれか１
項に記載の電子銃構造。 - 【請求項５】 スペーサ部材は、それらの移動が支持手
段の１つにおいて半径方向に拘束されるようにスロット
手段内に置かれる、請求項１乃至４のいずれか１項に記
載の電子銃構造。 - 【請求項６】 スペーサ部材をスロットのもう１つの面
に押しつけるために弾性的に変形可能な手段がスペーサ
部材の面とスロットの面との間で且つスロット内に置か
れている、請求項１乃至５のいずれか１項に記載の電子
銃構造。 - 【請求項７】 第１電極が第１支持手段と滑り係合状態
に保持され、これによって第１電極と第１支持手段との
間の半径方向の相対的な移動が許される、請求項１乃至
６のいずれか１項に記載の電子銃構造。 - 【請求項８】 第１支持手段及び第２支持手段のうちの
少なくとも一方に設けられたスロット手段が複数のスロ
ットからなり、各スペーサ部材がそれぞれのスロット内
に置かれている、請求項１乃至７のいずれか１項に記載
の電子銃構造。 - 【請求項９】 請求項１乃至８のいずれか１項に記載の
電子銃構造を含む高周波増幅管。
Applications Claiming Priority (2)
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| JP (1) | JPH07320649A (ja) |
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