JPH0731875A - TGF−▲β1▼の吸着剤及びTGF−▲β1▼の検査方法 - Google Patents

TGF−▲β1▼の吸着剤及びTGF−▲β1▼の検査方法

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JPH0731875A
JPH0731875A JP5178048A JP17804893A JPH0731875A JP H0731875 A JPH0731875 A JP H0731875A JP 5178048 A JP5178048 A JP 5178048A JP 17804893 A JP17804893 A JP 17804893A JP H0731875 A JPH0731875 A JP H0731875A
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JP
Japan
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tgf
beta1
adsorbent
concentration
phosphate buffer
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Withdrawn
Application number
JP5178048A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Takeuchi
啓泰 竹内
Satoshi Watanabe
聡 渡辺
Shuichi Tsuru
秀一 鶴
Kunihiro Yamamoto
邦弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BESUTEKUSU KK
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
BESUTEKUSU KK
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒドロキシアパタイトを有効成分とするTG
F−β1の吸着剤並びに該吸着剤に、TGF−β1含有液
を接触させて、TGF−β1を吸着させた後、該TGF
−β1を溶出させる所定濃度のリン酸緩衝液によって吸
着したTGF−β1を溶出させて、TGF−β1濃度を測
定するTGF−β1の検査方法。 【効果】 本発明のTGF−β1吸着剤は、効率良くT
GF−β1を吸着することができ、また本発明の検査方
法では、TGF−β1を溶出させる所定濃度のリン酸緩
衝液を選択するのみで、TGF−β1、更には活性型T
GF−β1と不活性型TGF−β1とを選択的に分離し、
微量であってもそれらの濃度を測定することができる。
従って、本発明の吸着剤及び検査方法は、癌の診断等に
極めて有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、癌患者等において免疫
が抑制されることが知られており、その免疫抑制の主体
が活性型TGF−β1に基づくことを見出し、これに着
目したものであって、血液中に増加したTGF−β1(t
ransforming growth factors-β1、腫瘍細胞増殖因子の
一種)を有効に吸着することができるTGF−β1の吸
着剤及びその吸着剤を利用したTGF−β1濃度を測定
する検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】癌治療薬については種々研究開発がなさ
れているが、癌治療においては化学療法や癌そのものに
よる免疫抑制が問題となっている。また治療前の早期発
見、即ち癌診断方法も重要な要因である。従来癌を診断
するには、通常患部組織を切除した細胞の形態を直接判
定する方法が用いられており、場合によっては手術時ま
で良性、悪性の判定が困難であることもある。
【0003】一方、正常人血液中には、不活性型TGF
−β1が存在しており、癌細胞に接触すると活性化され
る。また癌細胞の多くが活性型TGF−β1を産生した
り、不活性型TGF−β1が酵素等により活性化され、
更に血液中の活性型TGF−β1濃度が増加し、免疫が
抑制されることが知られている。これらの現象は癌以外
の種々の疾患でも見出されている。しかし、血液中等に
おける微量のTGF−β1濃度を測定することは容易で
はなく、高価であり、しかも活性型TGF−β1濃度を
測定するのは更に困難であるのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、TGF−β1を効率良く吸着することができるTG
F−β1の吸着剤を提供することにある。
【0005】本発明の別の目的は、微量のTGF−β1
であっても有効にその濃度を測定することができるTG
F−β1の検査方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ヒドロ
キシアパタイトを有効成分とするTGF−β1の吸着剤
が提供される。
【0007】また本発明によれば、前記TGF−β1
吸着剤に、TGF−β1含有液を接触させて、TGF−
β1を吸着させた後、該TGF−β1を溶出させる所定濃
度のリン酸緩衝液によって吸着したTGF−β1を溶出
させて、TGF−β1濃度を測定することを特徴とする
TGF−β1の検査方法が提供される。
【0008】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0009】本発明のTGF−β1の吸着剤は、ヒドロ
キシアパタイトであれば特に限定されるものではなく、
必ずしもCa/Pモル比が理論値の1.67である必要
はない。
【0010】前記ヒドロキシアパタイトの形状は、好ま
しくはカラム等に充填しやすい粒状又は粉状等であるの
が好ましく、その平均粒径は5〜3000μmの範囲で
あるのが望ましい。平均粒径が5μm未満の場合には、
血液等のTGF−β1を含有する液を接触させるのが困
難になり、3000μmを超える場合には、TGF−β
1の吸着表面が減少するので好ましくない。
【0011】また前記ヒドロキシアパタイトの結晶形状
は、吸着するTGF−β1が酸性タンパク質であり、ヒ
ドロキシアパタイト結晶におけるa面に選択的に吸着す
るので、好ましくはa面の割合が多くなる結晶形状、即
ちウィスカー状又は針状であるのが好ましい。
【0012】前記ヒドロキシアパタイトを調製するに
は、通常の湿式法、乾式法又は水熱法等により得ること
ができるが、特に結晶形状をウィスカー状又は針状とす
るためには、水熱法が好ましい。またヒドロキシアパタ
イトの形状を粒状又は粉状とするには、公知の噴霧乾燥
による造粒、破砕造粒等の方法により行なうことがで
き、特に大きい粒径が必要である場合には、回転転動造
粒法等を用いることもできる。
【0013】本発明のTGF−β1の吸着剤を使用する
には、例えば前記ヒドロキシアパタイトをカラム等の筒
状物に充填し、血液等のTGF−β1含有液を該筒状物
内に流し込み、通過させる方法等により吸着させること
ができる。
【0014】本発明のTGF−β1の検査方法では、ま
ず前記ヒドロキシアパタイトを有効成分とするTGF−
β1の吸着剤に、血液等のTGF−β1含有液を接触させ
て、TGF−β1を吸着させる。ヒドロキシアパタイト
としては、結晶のa面を選択的に成長させたウィスカー
状又は針状の結晶形状を有するものを使用するのが好ま
しい。
【0015】また前記接触は例えば前述のとおり、カラ
ム等の筒状物にTGF−β1の吸着剤を充填し、TGF
−β1含有液を流し込み通過させる方法、遠心器の遠心
管中央に、TGF−β1の吸着剤を充填し、その上方か
ら遠心器を作動させながら、検査するTGF−β1含有
液を流し込む方法等により行なうことができる。
【0016】次に本発明の検査方法では、TGF−β1
を溶出させる所定濃度のリン酸緩衝液により吸着したT
GF−β1を溶出させる。該TGF−β1を溶出させる所
定濃度のリン酸緩衝液とは、TGF−β1を選択的に溶
出する濃度、好ましくは活性型TGF−β1と不活性型
TGF−β1とを選択的に溶出する濃度、具体的には、
リン酸濃度20〜170mM、更に活性型TGF−β1
を溶出させるには、リン酸濃度100〜170mM、不
活性型TGF−β1を溶出させるには、リン酸濃度20
〜70mMであるのが望ましい。
【0017】前記溶出は、前記TGF−β1が吸着した
ヒドロキシアパタイトに、前記リン酸緩衝液を接触させ
る方法、具体的には前記吸着剤にTGF−β1含有液を
接触させる方法と同様な方法により行なうことができ
る。この際、リン酸濃度を変えて接触させ、流出する画
分それぞれについて回収することにより、活性型TGF
−β1と不活性型TGF−β1とを分離して回収すること
ができる。
【0018】次いで本発明の検査方法では、前記回収し
たTGF−β1が溶出したリン酸緩衝液の画分中のTG
F−β1濃度を測定することにより、TGF−β1含有液
中のTGF−β1濃度を測定することができる。前記T
GF−β1濃度の測定は、例えば紫外線吸光度測定、タ
ンパク質発色試薬等を用いた発色による定量法等により
行なうことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のTGF−β1吸着剤は、ヒドロ
キシアパタイトを有効成分とするので、効率良くTGF
−β1を吸着することができ、また本発明の検査方法で
は、前記吸着剤を利用し、TGF−β1を溶出させる所
定濃度のリン酸緩衝液によって吸着したTGF−β1
溶出させるので、TGF−β1、更には活性型TGF−
β1と不活性型TGF−β1とを選択的に分離し、微量で
あってもそれらの濃度を測定することができる。従っ
て、本発明の吸着剤及び検査方法は、癌の診断等に極め
て有用である。
【0020】
【実施例】以下実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】
【実施例1】不活性型TGF−β1に1mMのHClを
添加して一部を活性型TGF−β1とした。次いで得ら
れた溶液を、予め粒径150〜88μmのヒドロキシア
パタイト(針状結晶)1.5gを充填した、直径4m
m、高さ10cmのカラムに10cm/秒の速度で流し
込み、TGF−β1の吸着性を測定した。吸着性の測定
は、0〜350mMのリン酸緩衝液による溶出によって
回収された画分を、紫外線吸収測定によって定量するこ
とにより行なった。その結果、20〜70mMのリン酸
緩衝液においては、選択的に不活性型TGF−β1が検
出され、100〜170mMのリン酸緩衝液において
は、選択的に活性型TGF−β1が検出された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 聡 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社セラミックス研究所 内 (72)発明者 鶴 秀一 東京都大田区東糀谷6丁目9番1−1104号 (72)発明者 山本 邦弘 東京都板橋区徳丸2丁目4番5−201号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシアパタイトを有効成分とする
    TGF−β1の吸着剤。
  2. 【請求項2】 前記ヒドロキシアパタイトの結晶形状
    が、ウィスカー状又は針状であることを特徴とする請求
    項1記載のTGF−β1の吸着剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のTGF−β1の吸
    着剤に、TGF−β1含有液を接触させて、TGF−β1
    を吸着させた後、該TGF−β1を溶出させる所定濃度
    のリン酸緩衝液によって吸着したTGF−β1を溶出さ
    せて、TGF−β1濃度を測定することを特徴とするT
    GF−β1の検査方法。
JP5178048A 1993-07-19 1993-07-19 TGF−▲β1▼の吸着剤及びTGF−▲β1▼の検査方法 Withdrawn JPH0731875A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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