JPH07318610A - スイッチング損失計測装置 - Google Patents

スイッチング損失計測装置

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JPH07318610A
JPH07318610A JP11322394A JP11322394A JPH07318610A JP H07318610 A JPH07318610 A JP H07318610A JP 11322394 A JP11322394 A JP 11322394A JP 11322394 A JP11322394 A JP 11322394A JP H07318610 A JPH07318610 A JP H07318610A
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JP
Japan
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current
voltage
detection
switching loss
comparator
Prior art date
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Application number
JP11322394A
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English (en)
Inventor
Koichi Kuwabara
浩一 桑原
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストかつ測定精度を高めてスッチング損
失を計測する。 【構成】 GTOのターンオン時の電流Iinを電流検出
器1で検出し、電圧Vinを電圧検出器2で検出し、コン
パレータ51〜5100は電流を多数の検出範囲を有して検
出し、アナログスイッチ61〜6100はコンパレータの各
検出出力に応じて1つがオン制御されてそのときの電圧
inを取り込み、演算抵抗71〜7100はコンパレータの
検出範囲に応じた抵抗値にされ、演算増幅器8はコンデ
ンサ9と演算抵抗により積分回路に構成し、GTOのタ
ーンオン又はオフ時の電流変化に応じて1つのアナログ
スイッチを通して演算抵抗には電流と電圧の積に比例し
た積分電流を得、演算増幅器にスイッチング損失に比例
した出力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力用半導体素子のス
ッチング損失を測定する計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のディジタル式計測装置を
示す。電力用半導体素子になるGTOのスッチング損失
を測定するにおいて、GTOのターンオフ又はターンオ
ンに同期させ、変流器等の電流検出器1によってGTO
のカソード電流を検出し、分圧回路を含む電圧検出器2
によってGTOのアノード・カソード間の電圧を検出す
る。
【0003】ディジタルメモリ3は、両検出器1、2の
検出出力をサンプル・ホールド回路等を使ってサンプル
値として取り込み、それらをA/D変換器によってディ
ジタル値に変換して時刻別のデータとして記憶する。
【0004】ディジタルメモリ3と共にマイクロコンピ
ュータ等に構成されるディジタル演算部4は、メモリ3
に記憶される同じ時刻の電流サンプルデータ値と電圧サ
ンプルデータ値とを乗じ、この時刻別の乗算結果を加算
することによりGTOのスッチング損失に比例した数値
を得る。
【0005】図4にはGTOのターンオン時の電圧と電
流波形(a)及びスッチング損失波形(b)を示し、ス
ッチング損失としてはその波形の面積に相当する。ま
た、ディジタル化した波形は、図5に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近の電力用半導体素
子は、高耐圧かつ大電流のものが開発されてきている。
このような素子のスッチング損失を従来の測定装置で測
定しようとすると高い測定精度が得られない場合が多
い。この理由を以下に説明する。
【0007】例えば、耐圧が最大8KVの半導体素子
は、スッチング素子としての回路設計では4KV程度の
電圧が印加される。この素子のスッチング損失の測定に
は、図4の電圧VDとして4KVが印加されてターンオ
ンさらにはターンオフ制御され、このときの電圧・電流
波形の検出からなされる。
【0008】ここで、GTOのターンオン後の電圧VD
(オン電圧VON)は、5V程度にまで低くなる。このた
め、電圧検出器2及びディジタルメモリ3の測定系は、
4KVから5Vまでの広い範囲にわたって精度良く測定
できる必要がある。
【0009】しかし、従来装置のディジタルメモリ3に
おけるアナログ−ディジタル変換には、通常8ビットの
回路素子が使われており、最大値の256分の1の分解
能に制限される。
【0010】したがって、4KVをフルスケールとして
アナログ電圧を取り込むときは、最小値は15.6Vと
いう大きなものになり、オン電圧VONが5Vではそのデ
ィジタル値は「00000000」または「00000
001」になり、実際のオン電圧VONとは大きな誤差を
もったサンプル値となる。このような量子化誤差の発生
は、半導体素子のターンオフ時にも発生する。
【0011】以上の不都合を解消するには、アナログ−
ディジタル変換の回路素子に分解能の高いものを使用す
ることが考えられるが、高価な回路素子になる。
【0012】なお、測定時間軸についてはスッチング時
間に比べて十分に高い速度で処理できる。
【0013】本発明の目的は、低コストにしながら測定
精度を高めるスッチング損失の計測装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、電力用半導体素子のターンオフ又はター
ンオン時の端子間の検出電圧と検出電流から該素子のス
イッチング損失を計測する計測装置において、前記検出
電流又は検出電圧を多数の検出範囲を有して検出するコ
ンパレータと、前記コンパレータの各検出出力に応じて
1つがオン制御され、前記検出電圧又は検出電流を共通
の入力とする多数のアナログスイッチと、前記各アナロ
グスイッチを通して前記検出電圧又は検出電流が印加さ
れ、前記コンパレータの検出範囲に応じた抵抗値にされ
る多数の演算抵抗と、帰還回路にコンデンサを有し、前
記各演算抵抗を並列の入力抵抗として積分回路に構成さ
れ、前記スイッチング損失に比例した出力を得る演算増
幅器と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】電力用半導体素子の電流又は電圧をアナログ量
のまま取り込み、電圧又は電流をコンパレータの設定範
囲毎に一定とし、各抵抗を通した積分電流に電流と電圧
の積に比例したものを得ることでスイッチング損失に比
例した出力を得る。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。図3と異なる部分は、ディジタルメモリ3及び演算
部4に代えて、破線ブロックで示すスッチング損失演算
回路を設けた点にある。
【0017】電流検出器1からの検出出力Iinは、多数
のコンパレータ51〜5100の共通の入力電圧にされる。
コンパレータ51〜5100は、比較電圧が互いに異なる検
出範囲を持つウインドウコンパレータにされ、入力電圧
inの大きさに応じて1つのコンパレータにオン出力を
得る。図示では、コンパレータ51が最小の検出範囲に
設定され、コンパレータ5100が最大の検出範囲に設定
される。
【0018】電圧検出器2からの検出出力Vinは、多数
のアナログスイッチ61〜6100の共通の入力電圧にされ
る。各アナログスイッチ61〜6100は、例えばFETで
構成され、対応するコンパレータ51〜5100の1つのオ
ン出力によって対応する1つがオン動作し、入力電圧V
inを取り込む。
【0019】演算抵抗71〜7100は、一端がそれぞれ対
応するアナログスイッチ61〜6100に直列接続され、他
端が共通接続されて演算増幅器8の入力端子に接続され
る。演算抵抗71〜7100の各抵抗値R1〜R100は、コン
パレータ51〜5100の検出範囲の逆比に対応させて最も
高い抵抗値から最も低い抵抗値まで順次異なる値にされ
る。
【0020】演算増幅器8は、帰還回路にコンデンサ9
が設けられ、演算抵抗71〜7100とによって積分回路に
構成され、出力端子にGTOのスッチング損失に比例し
た電圧Voutの演算出力を得る。
【0021】本実施例の動作は、図2に示す各部波形図
を参照して以下に詳細に説明する。
【0022】スイッチング損失測定開始に先立って、コ
ンデンサ9の放電のためのリセットがなされる。このリ
セットは、例えば、図示省略するが該コンデンサに並列
に設けるアナログスイッチの一定時間のオンでなされ
る。
【0023】また、スイッチ損失測定期間のみコンデン
サ9の充電を行うこと及び測定終了時の出力を記憶保持
するためには、例えば演算抵抗71〜7100と演算増幅器
8との接続ライン間に一定時間だけオン制御されるスイ
ッチが設けられる。
【0024】測定開始にはGTOのゲートにオン制御電
圧を印加する。これにより、GTOのターンオン時の電
圧Vinと電流Iinが図2に示すように変化する。
【0025】GTOのオンによって電流Iinが上昇し始
めたとき、コンパレータ51は電流零から設定電流I1
での範囲でオン出力を発生し、アナログスイッチ61
オンさせる。このオン期間T1には抵抗71の抵抗値R1
とコンデンサ9の容量Cの時定数R1Cによる電圧Vin
の積分演算動作がなされる。
【0026】次いで、電流Iinが設定電流I1からI2
範囲まで上昇したとき、コンパレータ52のみがオン出
力を発生し、アナログスイッチ62をオンさせる。この
オン期間T2には抵抗72の抵抗値R2とコンデンサ9の
容量Cの時定数R2Cによる電圧Vinの積分動作がなさ
れる。
【0027】同様の積分動作は、電流Iinがコンパレー
タ599や5100の検出範囲にまで上昇するに応じてアナ
ログスイッチ699や6100がオンされ、そのオン期間T
99やT100に抵抗799や7100の抵抗値R99、R100とコ
ンデンサ9の容量Cの時定数R99C、R100Cによる電
圧Vinの積分動作がなされる。
【0028】ここで、各積分期間では電圧Vinにより各
抵抗71〜7100に流れる積分電流は電圧Vinと電流Iin
との積に相当することから、演算増幅器8の最終的な出
力Voutは、GTOのスイッチング損失に比例したもの
になる。
【0029】これを演算式で示すと、次式のようにな
る。
【0030】
【数1】
【0031】上記式で、各積分期間ではコンパレータ5
1〜5100の設定範囲により電流Iinが一定のものになる
ことから、
【0032】
【数2】
【0033】となる。また、抵抗71〜7100は、電流I
inの大きさに逆比例した抵抗値R1〜R100になることか
ら、
【0034】
【数3】I1=1/R1C、I2=1/R2C、・・・、I
100=1/R100C に相当する。
【0035】したがって、本実施例によれば、電流Iin
及び電圧Vinを100の範囲に分離設定してそれぞれの
範囲でのスイッチング損失分を求め、その総和でスイッ
チング損失を求める。
【0036】ここで、スイッチング損失の演算には、電
流Iin及び電圧Vinが零から最大値までのいずれの範囲
にあっても演算量として取り込まれており、分解能が要
求される量をアナログ量のまま取り込むことにより量子
化誤差の発生が無く、損失計算の制度を高めることがで
きる。
【0037】なお、実施例において、GTOのターンオ
フ時は電流Iinと電圧Vinの入力を逆にする構成にする
こともできる。
【0038】また、コンパレータ51〜5100の検出範囲
及び抵抗71〜7100の抵抗値比は、同じ比率にするに限
らず、電流Iin及び電圧Vinの変化率が大きく変わる期
間ほど小さい比率に設計して測定精度を一層高くするこ
とができる。
【0039】また、破線ブロックのスイッチング損失演
算回路は、IC化してその小型化と低コスト化を図るこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、電力用
半導体素子のターンオフ又はターンオン時の端子間の検
出電圧と検出電流から該素子のスイッチング損失を計測
するにおいて、電力用半導体素子の電流又は電圧をアナ
ログ量のまま取り込み、電圧又は電流をコンパレータの
設定範囲毎に一定とし、各抵抗を通した積分電流に電流
と電圧の積に比例したものを得ることでスイッチング損
失に比例した出力を得るようにしたため、従来のディジ
タル方式のものに比べて分解能による量子化誤差の発生
が無くなり、測定精度を高めることができる効果があ
る。
【0041】また、回路構成上は、高価なA/D変換器
を不要にし、IC化も容易なアナログスイッチ等で構成
でき、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図。
【図2】実施例の各部波形図。
【図3】従来の回路構成図。
【図4】ターンオン時のアナログ波形図。
【図5】ターンオン時のディジタル波形図。
【符号の説明】
1…電流検出器 2…電圧検出器 51、5100…コンパレータ 61、6100…アナログスイッチ 71、7100…演算抵抗 8…演算増幅器 9…コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力用半導体素子のターンオフ又はター
    ンオン時の端子間の検出電圧と検出電流から該素子のス
    イッチング損失を計測するスイッチング損失計測装置に
    おいて、 前記検出電流又は検出電圧を多数の検出範囲を有して検
    出するコンパレータと、 前記コンパレータの各検出出力に応じて1つがオン制御
    され、前記検出電圧又は検出電流を共通の入力とする多
    数のアナログスイッチと、 前記各アナログスイッチを通して前記検出電圧又は検出
    電流が印加され、前記コンパレータの検出範囲に応じた
    抵抗値にされる多数の演算抵抗と、 帰還回路にコンデンサを有し、前記各演算抵抗を並列の
    入力抵抗として積分回路に構成され、前記スイッチング
    損失に比例した出力を得る演算増幅器と、を備えたこと
    を特徴とするスイッチング損失計測装置。
JP11322394A 1994-05-27 1994-05-27 スイッチング損失計測装置 Pending JPH07318610A (ja)

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JP11322394A JPH07318610A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 スイッチング損失計測装置

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JP (1) JPH07318610A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312817A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置およびその電力変換装置を備える電力変換システム装置
CN110208670A (zh) * 2019-05-27 2019-09-06 南京理工大学 串联晶闸管的快速故障检测装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312817A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置およびその電力変換装置を備える電力変換システム装置
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