JPH07318115A - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

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JPH07318115A
JPH07318115A JP6109623A JP10962394A JPH07318115A JP H07318115 A JPH07318115 A JP H07318115A JP 6109623 A JP6109623 A JP 6109623A JP 10962394 A JP10962394 A JP 10962394A JP H07318115 A JPH07318115 A JP H07318115A
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heat exchanger
heat source
auxiliary
heat
auxiliary heat
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Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は吸収式冷温水発生器等の既存熱源を
有効に利用して、個別分散空調化が図れる多室冷暖房装
置を提供することを目的とする。 【構成】 圧縮機1、熱源側熱交換器3、減圧装置、第
1補助熱交換器8を環状に連接してなる熱源側冷媒サイ
クルと、第1補助熱交換器8と一体に形成して熱交換す
る第2補助熱交換器9、冷媒搬送装置11、利用側熱交
換器12a,12b、冷温水を流通させる他熱源利用熱
交換器14と一体に形成して熱交換する第3補助熱交換
器13を環状に連接してなる利用側冷媒サイクルと、水
温検出手段18と、この出力信号に基づいて他熱源を利
用できるか判定する他熱源利用判定手段19と、この出
力信号に基づいて冷媒回路を切換える切換え手段20
と、圧縮機1等を駆動させるアクチュエータ駆動手段2
1を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源側冷媒サイクルと
利用側冷媒サイクルに分離された多室冷暖房装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルのインテリジェント化に伴
い、快適性向上が重要視されるようになり、個別分散空
調が可能なビル用マルチエアコンが大規模ビルにも取り
入れられるようになってきた。
【0003】ビル用マルチエアコンの従来の技術として
は特開昭62−272040号公報で知られるような多
室冷暖房装置がある。
【0004】以下、図面を参照しながら従来の技術につ
いて説明する。図10において、1は圧縮機、2は四方
弁、3は熱源側熱交換器、4は冷房用減圧装置、5は暖
房用減圧装置、6は暖房時に冷房用減圧装置4を閉成す
る逆止弁、7は冷房時に暖房用減圧装置5を閉成する逆
止弁、8は第1補助熱交換器であり、これらを環状に連
接して熱源側冷媒サイクルを形成している。
【0005】9は第2補助熱交換器であり、第1補助熱
交換器8と熱交換するように一体に形成されている。1
0は冷媒量調整タンクであり、冷房時と暖房時の冷媒量
を調整している。11は冷媒搬送装置であり、冷房時と
暖房時とで冷媒の流出方向が反対となる可逆特性をもっ
ている。これらは室外機aに収納されている。
【0006】12a,12bは利用側熱交換器であり、
室内機b,cに収納されており、接続配管d,d′,
e,e′で第2補助熱交換器9,冷媒量調整タンク1
0,冷媒搬送装置11,利用側熱交換器12a,12b
と環状に連接され、利用側冷媒サイクルを形成してい
る。
【0007】次に上記構成の多室冷暖房装置の動作につ
いて説明する。まず、冷房運転時は図10の実線矢印の
冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サイクルでは圧縮機1
で圧縮された高温高圧ガスは四方弁2を通り熱源側熱交
換器3で放熱して凝縮液化し、逆止弁6を通って冷房用
減圧装置4で減圧され第1補助熱交換器8で吸熱蒸発し
て四方弁2を通って圧縮機1へ循環する。
【0008】このとき、利用側冷媒サイクルの第2補助
熱交換器9と第1補助熱交換器8が熱交換し、利用側冷
媒サイクル内のガス冷媒が冷却されて液化し、冷媒量調
整タンク10を通って冷媒搬送装置11に送られる。
【0009】この冷媒搬送装置11によって送り出され
た冷媒は、接続配管d,eを通って利用側熱交換器12
a,12bへ送られ、室内を冷房して吸熱ガス化し、接
続配管d′,e′を通って第2補助熱交換器9へ循環す
る。
【0010】一方、暖房運転時は図10の破線矢印の冷
媒サイクルとなり、熱源側冷媒サイクルでは、圧縮機1
で圧縮された高温高圧ガスは四方弁2を通り第1補助熱
交換器8で放熱して凝縮液化し、逆止弁7を通って暖房
用減圧装置5で減圧され、熱源側熱交換器3で吸熱蒸発
して四方弁2を通って圧縮機1へ循環する。
【0011】このとき、利用側冷媒サイクルの第2補助
熱交換器9と第1補助熱交換器8が熱交換し、利用側冷
媒サイクル内の液冷媒が加熱されてガス化し、接続配管
d′,e′を通って利用側熱交換器12a,12bへ送
られる。
【0012】そして、室内を暖房して放熱液化し、接続
配管d,eを通って冷媒搬送装置11へ送られ、冷媒量
調整タンク10から第2補助熱交換器9へ循環する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、吸収式冷温水発生器等の熱源を有するビ
ルの個別分散空調化を図るには、多室冷暖房装置を別途
設置しなければならず、既存熱源の有効利用ができない
という課題を有していた。
【0014】また、既存熱源の有効利用ができないた
め、OA機器等の増加により室内熱負荷が増加した場合
には、室外機を増設しなければならず、イニシャルコス
トとランニングコストが増加するばかりでなく、電力設
備容量を超える恐れがあるという課題を有してた。
【0015】さらに、既存熱源と併用運転すると、効率
が悪く、ランニングコストが増加してしまうという課題
を有していた。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、既存
熱源を有効に利用して、個別分散空調化が図れる多室冷
暖房装置を提供することを目的としている。
【0017】また、本発明の他の目的は、室内熱負荷が
増加した場合でも、電気設備容量、及びコストの増加を
小さく抑えて、空調能力を向上できる多室冷暖房装置を
提供することにある。
【0018】さらに、本発明の他の目的は、既存熱源と
の高効率運転を図り、ランニングコストを削減できる多
室冷暖房装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多室冷暖房装置は、利用側冷媒サイクルに第
2補助熱交換器と並列に位置して冷温水を流通させる他
熱源利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第3補助
熱交換器と、他熱源利用熱交換器の流入水温を検出する
水温検出手段と、この出力信号に基づいて他熱源を利用
できるか判定する他熱源利用判定手段と、この出力信号
に基づいて第2補助熱交換器または第3補助熱交換器の
うちのどちらか一方へ冷媒を流通させる切換え手段と、
圧縮機等のアクチュエータを駆動させるアクチュエータ
駆動手段を備えた構成となっている。
【0020】また、他の目的を達成するために本発明の
多室冷暖房装置は、利用側冷媒サイクルに第2補助熱交
換器と並列に位置して冷温水を流通させる他熱源利用熱
交換器と一体に形成して熱交換する第3補助熱交換器
と、他熱源利用熱交換器の流入水温と流出水温を検出す
る水温検出手段と、流入水温に基づいて他熱源を利用で
きるか判定する他熱源利用判定手段と、流入水温と流出
水温の差を演算する差温演算手段と、この出力信号に基
づいて室内熱負荷が冷暖房能力より大きいか判定する熱
負荷判定手段と、他熱源利用判定手段と熱負荷判定手段
の出力信号に基づいて第2補助熱交換器または第3補助
熱交換器のうちのどちらか一方へ冷媒を流通させる切換
え手段と、圧縮機等のアクチュエータを駆動させるアク
チュエータ駆動手段を備えた構成となっている。
【0021】さらに、他の目的を達成するために本発明
の多室冷暖房装置は、利用側冷媒サイクルに第2補助熱
交換器と並列に位置して冷温水を流通させる他熱源利用
熱交換器と一体に形成して熱交換する第3補助熱交換器
と、外気温度を検出する外気温度検出手段と、この出力
信号を所定値と比較して圧縮機と他熱源のどちらを運転
した方が効率が良いか判定する効率判定手段と、この出
力信号に基づいて第2補助熱交換器または第3補助熱交
換器のうちのどちらか一方へ冷媒を流通させる切換え手
段と、圧縮機、他熱源等を駆動させるアクチュエータ駆
動手段を備えた構成となっている。
【0022】また、本発明の多室冷暖房装置は、利用側
冷媒サイクルに第2補助熱交換器と並列に位置して冷温
水を流通させる他熱源利用熱交換器と一体に形成して熱
交換する第3補助熱交換器と、外気温度を検出する外気
温度検出手段と、運転する室内機の容量を検出する運転
室内機容量検出手段と、これらの出力信号に基づいて圧
縮機の成績係数を演算する成績係数演算手段と、この出
力信号が所定値より大きいかどうか判定する成績係数判
定手段と、この出力信号に基づいて第2補助熱交換器ま
たは第3補助熱交換器のうちのどちらか一方へ冷媒を流
通させる切換え手段と、圧縮機、他熱源等を駆動させる
アクチュエータ駆動手段を備えた構成となっている。
【0023】
【作用】本発明は上記のような構成により、水温検出手
段で検出した他熱源利用熱交換器に流入する水温を基
に、他熱源が運転されているかどうか、つまり他熱源を
利用できるかどうかを他熱源利用判定手段で判定する。
【0024】そして、他熱源を利用できる場合には、切
換え手段によって第3補助熱交換器に冷媒を流通させ、
他熱源利用熱交換器に流通している冷水または温水と熱
交換させて空調を行う。
【0025】他熱源を利用できない場合には、切換え手
段によって第2補助熱交換器に冷媒を流通させ、アクチ
ュエータ駆動手段によって圧縮機を駆動させて空調を行
う。
【0026】また、水温検出手段で他熱源利用熱交換器
の流入水温と流出水温を検出し、これらの差を差温演算
手段で演算し、この結果を基に室内熱負荷が空調能力よ
り大きいかどうかを熱負荷判定手段で判定する。
【0027】そして、室内熱負荷が大きい場合、つまり
空調能力が不足している場合には、切換え手段によって
第2補助熱交換器と第3補助熱交換器に冷媒を流通さ
せ、他熱源利用熱交換器に流通している冷水または温水
と熱交換させるとともに、アクチュエータ駆動手段によ
って圧縮機を駆動させる。即ち、他熱源と圧縮機を併用
して空調能力を向上させる。
【0028】さらに、外気温度検出手段で検出した外気
温度と所定値を効率判定手段で比較し、圧縮機と他熱源
のどちらを運転した方が効率が良いか判定する。
【0029】そして、他熱源を運転した方が効率が良い
場合は、切換え手段によって第3補助熱交換器に冷媒を
流通させ、アクチュエータ駆動手段によって他熱源を駆
動させて、他熱源利用熱交換器に流通する冷水または温
水と熱交換させて空調を行う。
【0030】圧縮機を運転した方が効率が良い場合に
は、切換え手段によって第2補助熱交換器に冷媒を流通
させ、アクチュエータ駆動手段によって圧縮機を駆動さ
せて空調を行う。
【0031】また、外気温度検出手段で検出した外気温
度と、運転室内機容量検出手段で検出した運転室内機の
容量を基に、成績係数演算手段で圧縮機の成績係数を演
算する。
【0032】この結果と所定値を成績係数判定手段で比
較し、圧縮機と他熱源のどちらを運転した方が効率が良
いか判定する。
【0033】そして、他熱源を運転した方が効率が良い
場合は、切換え手段によって第3補助熱交換器に冷媒を
流通させ、アクチュエータ駆動手段によって他熱源を駆
動させて、他熱源利用熱交換器に流通する冷水または温
水と熱交換させて空調を行う。
【0034】圧縮機を運転した方が効率が良い場合に
は、切換え手段によって第2補助熱交換器に冷媒を流通
させ、アクチュエータ駆動手段によって圧縮機を駆動さ
せて空調を行う。
【0035】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2を
用いて説明する。図1は第1の実施例における多室冷暖
房装置の冷媒サイクル図である。図2は同実施例におけ
る動作フローチャートである。尚、従来と同一構成につ
いては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0036】図1において、13は第3補助熱交換器で
あり、第2補助熱交換器9と並列に位置している。14
は第3補助熱交換器13と一体に形成された他熱源利用
熱交換器である。
【0037】15は第1開閉弁であり、電磁弁を使用し
ており、第2補助熱交換器9への冷媒の流通を制御す
る。16は第2開閉弁であり、電磁弁を使用しており、
第3補助熱交換器13への冷媒の流通を制御する。17
はサーミスタであり、他熱源利用熱交換器14の流入配
管に設置されている。
【0038】18は水温検出手段であり、サーミスタ1
7で他熱源利用熱交換器14に流入する水温を検出す
る。19は他熱源利用判定手段であり、水温検出手段1
8で検出した流入水温を基に、吸収式冷温水発生器等の
他熱源が運転中かどうかを判定する。
【0039】20は切換え手段であり、他熱源利用判定
手段19の結果に基づいて、第1開閉弁15と第2開閉
弁16を駆動させる。21はアクチュエータ駆動手段で
あり、他熱源利用判定手段19の結果に基づいて圧縮機
1を駆動させる。
【0040】22は制御装置であり、水温検出手段1
8、他熱源利用判定手段19、切換え手段20、アクチ
ュエータ駆動手段21から構成されている。
【0041】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、図2を参照しながらその動作を説明する。
【0042】図2において、step1は水温検出手段
18であり、サーミスタ17で他熱源利用熱交換器14
に流入する水温を検出し、step2へ移行する。
【0043】step2は他熱源利用判定手段19であ
り、 冷房運転時:Ti≦12℃ 暖房運転時:Ti≧45℃ の場合には他熱源が運転されていると判定し、step
3へ移行する。
【0044】step3は切換え手段20であり、第1
開閉弁15を閉成し、第2開閉弁16を開成し、ste
p4へ移行する。step4はアクチュエータ駆動手段
21であり、圧縮機1を停止して、step1へ戻る。
【0045】このとき、熱源側冷媒サイクルは停止して
いる。利用側冷媒サイクルの冷媒は、冷房運転時は第3
補助熱交換器13で他熱源利用熱交換器14を流通する
冷水に冷却されて液化し、冷媒量調整タンク10を通っ
て冷媒搬送装置11に送られる。 この冷媒搬送装置1
1によって搬出された冷媒は接続配管d,eを通って利
用側熱交換器12a,12bへ送られ、室内を冷房して
吸熱ガス化し、接続配管d′,e′を通って第3補助熱
交換器13へ循環する。
【0046】暖房運転時は、利用側冷媒サイクルの冷媒
は、第3補助熱交換器13で他熱源利用熱交換器14を
流通する温水に加熱されてガス化し、接続配管d′,
e′を通って利用側熱交換器12a,12bへ送られ
る。
【0047】そして室内を暖房して放熱液化し接続配管
d,eを通って冷媒搬送装置11へ送られ、冷媒量調整
タンク10から第3補助熱交換器13へ循環する。
【0048】step2で、 冷房運転時:Ti>12℃ 暖房運転時:Ti<45℃ の場合には他熱源が停止していると判定し、step5
へ移行する。
【0049】step5は切換え手段20であり、第1
開閉弁15を開成し、第2開閉弁16を閉成し、ste
p6へ移行する。step6はアクチュエータ駆動手段
21であり、圧縮機1を運転して、step1へ戻る。
【0050】このときの冷媒の流れは、冷房、暖房運転
時とも従来例と同一である。この第1の実施例によれ
ば、他熱源が運転されているときには、第3補助熱交換
器13に冷媒を流通させて他熱源利用熱交換器14を流
通している冷温水と熱交換させることにより、他熱源を
利用して冷暖房を行う。
【0051】また、他熱源が停止しているときには、第
2補助熱交換器9に冷媒を流通させて第1補助熱交換器
8で熱源側冷媒サイクルと熱交換させて冷暖房を行う。
【0052】このことにより、吸収式冷温水発生器等の
既存熱源を有効利用した個別分散空調が可能である。
【0053】次に本発明の第2の実施例を図3、図4を
用いて説明する。図3は第2の実施例における多室冷暖
房装置の冷媒サイクル図である。図4は同実施例におけ
る動作フローチャートである。尚、第1の実施例と同一
構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略
する。
【0054】図3において、23はサーミスタであり、
他熱源利用熱交換器14の流出配管に設置されている。
【0055】24は水温検出手段であり、サーミスタ1
7で他熱源利用熱交換器14に流入する水温を検出し、
サーミスタ23で他熱源利用熱交換器14から流出する
水温を検出する。25は差温演算手段であり、水温検出
手段24で検出した流入水温と流出水温の温度差を演算
する。
【0056】26は熱負荷判定手段であり、差温演算手
段25で演算した温度差を基に、室内熱負荷が冷暖房能
力より大きいかどうかを判定する。27は切換え手段で
あり、他熱源利用判定手段19と熱負荷判定手段26の
結果に基づいて、第1開閉弁15、第2開閉弁16を駆
動させる。
【0057】28はアクチュエータ駆動手段であり、他
熱源利用判定手段19と熱負荷判定手段26の結果に基
づいて圧縮機1を駆動させる。
【0058】29は制御装置であり、水温検出手段2
4、他熱源利用判定手段19、差温演算手段25、熱負
荷判定手段26、切換え手段27、アクチュエータ駆動
手段28から構成されている。
【0059】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、図4を参照しながらその動作を説明する。
【0060】図4において、step1は水温検出手段
24であり、サーミスタ17で他熱源利用熱交換器14
の流入水温Tiを検出するとともに、サーミスタ23で
他熱源利用熱交換器14の流出水温Toを検出し、st
ep2へ移行する。
【0061】step2は他熱源利用判定手段19であ
り、 冷房運転時:Ti≦12℃ 暖房運転時:Ti≧45℃ の場合には他熱源が運転されていると判定し、step
3へ移行する。
【0062】step3は差温演算手段25であり、他
熱源利用熱交換器14の流入水温Tiと流出水温Toの
差△Tを演算し、step4へ移行する。step4は
熱負荷判定手段26であり、 △T≧5K の場合には室内熱負荷が冷房能力あるいは暖房能力より
大きい、つまり冷暖房能力が不足していると判定して、
step5へ移行する。
【0063】step5は切換え手段27であり、第1
開閉弁15と第2開閉弁16の両方を開成し、step
6へ移行する。step6はアクチュエータ駆動手段2
8であり、圧縮機1を運転してstep1へ戻る。
【0064】このとき、熱源側冷媒サイクルの冷媒の流
れは冷房、暖房運転とも従来例と同一である。
【0065】利用側冷媒サイクルの冷媒は、冷房運転時
は第2補助熱交換器9で第1補助熱交換器8と熱交換し
て冷却液化されるとともに、第3補助熱交換器13で他
熱源利用熱交換器14を流通する冷水に冷却されて液化
する。
【0066】その後、冷媒量調整タンク10を通って冷
媒搬送装置11に送られ、接続配管d,eを通って利用
側熱交換器12a,12bへ送られる。そして、室内を
冷房して吸熱ガス化し、接続配管d′,e′を通って第
2補助熱交換器9と第3補助熱交換器13へ循環する。
【0067】暖房運転時は、利用側冷媒サイクルの冷媒
は、第2補助熱交換器9で第1補助熱交換器8と熱交換
して加熱ガス化されるとともに、第3補助熱交換器13
で他熱源利用熱交換器14を流通する温水に加熱されて
ガス化する。
【0068】その後、接続配管d′,e′を通って利用
側熱交換器12a,12bへ送られ、室内を暖房して放
熱液化する。そして、接続配管d,eを通って冷媒搬送
装置11へ送られ、冷媒量調整タンク10を通って第2
補助熱交換器9と第3補助熱交換器13へ循環する。
【0069】step4で、 △T<5K の場合には室内熱負荷が冷房能力あるいは暖房能力より
小さい、つまり冷暖房能力が充分であると判定して、s
tep7へ移行する。
【0070】step7は切換え手段27であり、第1
開閉弁15を閉成し、第2開閉弁16を開成し、ste
p8へ移行する。step8はアクチュエータ駆動手段
28であり、圧縮機1を停止してstep1へ戻る。
【0071】このとき、熱源側冷媒サイクルは停止して
いる。利用側冷媒サイクルの冷媒は、冷房運転時は第3
補助熱交換器13で他熱源利用熱交換器14を流通する
冷水に冷却されて液化し、冷媒量調整タンク10を通っ
て冷媒搬送装置11に送られる。
【0072】この冷媒搬送装置11によって搬出された
冷媒は接続配管d,eを通って利用側熱交換器12a,
12bへ送られ、室内を冷房して吸熱ガス化し接続配管
d′,e′を通って第3補助熱交換器13へ循環する。
【0073】暖房運転時は、利用側冷媒サイクルの冷媒
は、第3補助熱交換器13で他熱源利用熱交換器14を
流通する温水に加熱されてガス化し、接続配管d′,
e′を通って利用側熱交換器12a,12bへ送られ
る。そして室内を暖房して放熱液化し接続配管d,eを
通って冷媒搬送装置11へ送られ、冷媒量調整タンク1
0から第3補助熱交換器13へ循環する。
【0074】step2で、 冷房運転時:Ti>12℃ 暖房運転時:Ti<45℃ の場合には他熱源が停止していると判定し、step9
へ移行する。
【0075】step9は切換え手段27であり、第1
開閉弁15を開成し、第2開閉弁16を閉成し、ste
p10へ移行する。step10はアクチュエータ駆動
手段28であり、圧縮機1を運転してstep1へ戻
る。
【0076】このときの冷媒の流れは、冷房、暖房運転
時とも従来例と同一である。この第2の実施例によれ
ば、他熱源が運転されているときには、第3補助熱交換
器13に冷媒を流通させて他熱源利用熱交換器14を流
通している冷温水と熱交換させることにより、他熱源を
利用して冷暖房を行い、他熱源が停止しているときに
は、第2補助熱交換器9に冷媒を流通させて第1補助熱
交換器8で熱源側冷媒サイクルと熱交換させて冷暖房を
行う。
【0077】また、他熱源を利用して冷暖房を行ってい
るにもかかわらず、冷暖房能力が不足したときは、圧縮
機を併用運転して冷暖房能力を向上させる。
【0078】このことにより、吸収式冷温水発生器等の
既存熱源を有効利用した個別分散空調が可能である。
また、OA機器等の増加によって室内熱負荷が増加した
場合でも、既存電気設備容量を超えることなく、コスト
増加も少なくて、空調能力を向上できる。
【0079】次に本発明の第3の実施例を図5、図6、
図7を用いて説明する。図5は第3の実施例における多
室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図6は同実施例
における冷房運転時の外気温度と圧縮機成績係数の相関
を示す特性図である。図7は同実施例における冷房運転
時の動作フローチャートである。尚、第1の実施例と同
一構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省
略する。
【0080】図5において、30はサーミスタであり、
室外機fに設置されている。100は既存の他熱源であ
り、本実施例では吸収式冷温水発生器を使用している。
31は外気温度検出手段であり、サーミスタ30で外気
温度を検出する。
【0081】32は効率判定手段であり、外気温度と所
定値を比較し、圧縮機1と他熱源100のどちらを運転
した方が効率が良いか判定する。
【0082】筆者は、一例として、冷房運転時の所定値
を計算してみた。圧縮機運転の方が効率が良くなる、つ
まりランニングコストが安くなるのは、成績係数が3.
7以上の場合であった。ここで、外気温度と圧縮機の成
績係数には図6に示すような比例関係があり、成績係数
3.7以上を確保するには、外気温度が15℃以下でな
ければならないことがわかる。
【0083】最近は、OA機器等の増加で室内冷房負荷
が増大しており、外気温度15℃以下でも冷房運転され
ることが多々あることから、所定値を15℃に設定し
た。
【0084】33は切換え手段であり、効率判定手段3
2の結果に基づいて、第1開閉弁15と第2開閉弁16
を駆動させる。34はアクチュエータ駆動手段であり、
効率判定手段32の結果に基づいて圧縮機1と他熱源
(吸収式冷温水発生器)100を駆動させる。
【0085】35は制御装置であり、外気温度検出手段
31、効率判定手段32、切換え手段33、アクチュエ
ータ駆動手段34から構成されている。
【0086】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、図7を参照しながらその冷房運転時の動作を説
明する。
【0087】図7において、step1は外気温度検出
手段31であり、サーミスタ30で外気温度Taを検出
し、step2へ移行する。
【0088】step2は効率判定手段32であり、外
気温度Taと所定値である15℃を比較し、 Ta>15℃ の場合には他熱源(吸収式冷温水発生器)100を運転
した方が効率が良いと判定して、step3へ移行す
る。
【0089】step3は切換え手段33であり、第1
開閉弁15を閉成し、第2開閉弁16を開成し、ste
p4へ移行する。step4はアクチュエータ駆動手段
34であり、圧縮機1を停止し、他熱源(吸収式冷温水
発生器)100を運転して、step1へ戻る。
【0090】このとき、熱源側冷媒サイクルは停止して
いる。利用側冷媒サイクルの冷媒は、第3補助熱交換器
13で他熱源利用熱交換器14を流通する冷水に冷却さ
れて液化し、冷媒量調整タンク10を通って冷媒搬送装
置11に送られる。
【0091】この冷媒搬送装置11によって搬出された
冷媒は接続配管d,eを通って利用側熱交換器12a,
12bへ送られ、室内を冷房して吸熱ガス化し接続配管
d′,e′を通って第3補助熱交換器13へ循環する。
【0092】step2で、 Ta≦15℃ の場合には圧縮機1を運転した方が効率が良いと判定し
て、step5へ移行する。
【0093】step5は切換え手段33であり、第1
開閉弁15を開成し、第2開閉弁16を閉成し、ste
p6へ移行する。step6はアクチュエータ駆動手段
34であり、圧縮機1を運転し、他熱源(吸収式冷温水
発生器)100を停止して、step1へ戻る。
【0094】このときの冷媒の流れは、従来例の冷房運
転時と同一である。この第3の実施例によれば、冷房運
転時に、外気温度が所定値(15℃)以下のときには、
圧縮機を運転した方が効率が良いと判定して、圧縮機を
運転し、他熱源(吸収式冷温水発生器)を停止する。
【0095】外気温度が所定値(15℃)より高いとき
には、他熱源(吸収式冷温水発生器)を運転した方が効
率が良いと判定して、他熱源(吸収式温冷水発生器)を
運転し、圧縮機を停止する。
【0096】このことにより、既存熱源(吸収式冷温水
発生器)を有効利用した個別分散空調が可能である。
また、吸収式冷温水発生器と圧縮機の高効率切換え運転
が可能であり、ランニングコストを削減できる。
【0097】次に本発明の第4の実施例を図8、図9を
用いて説明する。図8は第4の実施例における多室冷暖
房装置の冷媒サイクル図である。図9は同実施例におけ
る冷房運転時の動作フローチャートである。尚、第3の
実施例と同一構成については同一符号を付し、その詳細
な説明を省略する。
【0098】図8において、36はマイコンであり、室
外機gに設置されている。37は運転室内機容量検出手
段であり、マイコン36から運転室内機の容量を検出す
る。
【0099】38は成績係数演算手段であり、外気温度
検出手段31で検出した外気温度と運転室内機容量を基
に、圧縮機の成績係数を演算する。
【0100】39は成績係数判定手段であり、演算した
成績係数と所定値を比較し、圧縮機1と他熱源(吸収式
冷温水発生器)100のどちらを運転した方が効率が良
いか判定する。
【0101】筆者が一例として、冷房運転時の所定値を
計算した結果、圧縮機運転の方がランニングコストが安
くなるのは、成績係数が3.7以上の場合であった。従
って、所定値を3.7に設定した。
【0102】40は切換え手段であり、成績係数判定手
段39の結果に基づいて、第1開閉弁15と第2開閉弁
16を駆動させる。
【0103】41はアクチュエータ駆動手段であり、成
績係数判定手段39の結果に基づいて圧縮機1と他熱源
(吸収式冷温水発生器)100を駆動させる。
【0104】42は制御装置であり、外気温度検出手段
31、運転室内機容量検出手段37、成績係数演算手段
38、成績係数判定手段39、切換え手段40、アクチ
ュエータ駆動手段41から構成されている。
【0105】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、図9を参照しながらその冷房運転時の動作を説
明する。
【0106】図9において、step1は外気温度検出
手段31であり、サーミスタ30で外気温度Taを検出
し、step2へ移行する。
【0107】step2は運転室内機容量検出手段37
であり、マイコン36から運転室内機容量Qを検出し、
step3へ移行する。
【0108】step3は成績係数演算手段38であ
り、外気温度Taと運転室内機容量Qを基に、(1)式
と(2)式から圧縮機の成績係数COPを演算する。
【0109】 COPt=−0.06×Ta+4.6 ・・・・・・・・・・ (1) COP=COPt×(Q/圧縮機定格能力) ・・・・ (2) (1)式は、第3の実施例で示した図6の外気温度と圧
縮機成績係数の関係を近似式で表したものであり、CO
Ptは運転室内機容量Qと圧縮機定格能力が等しい場合
の成績係数を表している。
【0110】(2)式は、仮に、圧縮機成績係数と運転
室内機容量が正比例するシステムを想定した場合であ
り、COPは運転室内機容量に対する成績係数を表して
いる。
【0111】次に、step4へ移行する。step4
は成績係数判定手段39であり、演算したCOPと所定
値(3.7)を比較し、 COP<3.7 の場合には他熱源(吸収式冷温水発生器)100を運転
した方が効率が良いと判定して、step5へ移行す
る。
【0112】step5は切換え手段40であり、第1
開閉弁15を閉成し、第2開閉弁16を開成し、ste
p6へ移行する。step6はアクチュエータ駆動手段
41であり、圧縮機1を停止し、他熱源(吸収式冷温水
発生器)100を運転して、step1へ戻る。
【0113】このとき、熱源側冷媒サイクルは停止して
いる。利用側冷媒サイクルの冷媒は、第3補助熱交換器
13で他熱源利用熱交換器14を流通する冷水に冷却さ
れて液化し、冷媒量調整タンク10を通って冷媒搬送装
置11に送られる。
【0114】この冷媒搬送装置11によって搬出された
冷媒は接続配管d,eを通って利用側熱交換器12a,
12bへ送られ、室内を冷房して吸熱ガス化し接続配管
d′,e′を通って第3補助熱交換器13へ循環する。
【0115】step4で、 COP≧3.7 の場合には圧縮機1を運転した方が効率が良いと判定し
て、step7へ移行する。
【0116】step7は切換え手段40であり、第1
開閉弁15を開成し、第2開閉弁16を閉成し、ste
p8へ移行する。step8はアクチュエータ駆動手段
41であり、圧縮機1を運転し、他熱源(吸収式冷温水
発生器)100を停止して、step1へ戻る。
【0117】このときの冷媒の流れは、従来例の冷房運
転時と同一である。この第4の実施例によれば、冷房運
転時に、圧縮機の成績係数が所定値(3.7)未満のと
きには、他熱源(吸収式冷温水発生器)を運転した方が
ランニングコストが安いと判定して、他熱源(吸収式冷
温水発生器)を運転し、圧縮機を停止する。
【0118】圧縮機の成績係数が所定値(3.7)以上
のときには、圧縮機を運転した方がランニングコストが
安いと判定して、圧縮機を運転し、他熱源(吸収式冷温
水発生器)を停止する。
【0119】このことにより、既存熱源(吸収式冷温水
発生器)を有効利用した個別分散空調が可能である。
また、実冷房負荷に対応した細やかな吸収式冷温水発生
器と圧縮機の高効率切換え運転が可能であり、ランニン
グコストをさらに削減できる。
【0120】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明は
冷温水を流通させる他熱源利用熱交換器と一体に形成し
て熱交換する第3補助熱交換器を利用側冷媒サイクルの
第2補助熱交換器と並列に設置し、他熱源利用熱交換器
の流入水温を検出する水温検出手段と、この出力信号に
基づいて他熱源を利用できるか判定する他熱源利用判定
手段と、この出力信号に基づいて第2補助熱交換器また
は第3補助熱交換器のうちのどちらか一方へ冷媒を流通
させる切換え手段と、圧縮機等のアクチュエータを駆動
させるアクチュエータ駆動手段を備えている。
【0121】このことにより、吸収式冷温水発生器等の
既存熱源を有効に利用して、個別分散空調化が図れる多
室冷暖房装置を提供できる。
【0122】また本発明は、冷温水を流通させる他熱源
利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第3補助熱交
換器を利用側冷媒サイクルの第2補助熱交換器と並列に
設置し、他熱源利用熱交換器の流入水温と流出水温を検
出する水温検出手段と、流入水温に基づいて他熱源を利
用できるか判定する他熱源利用判定手段と、流入水温と
流出水温の差を演算する差温演算手段と、この出力信号
に基づいて室内熱負荷が冷暖房能力より大きいか判定す
る熱負荷判定手段と、他熱源利用判定手段と熱負荷判定
手段の出力信号に基づいて第2補助熱交換器または第3
補助熱交換器のうちのどちらか一方へ冷媒を流通させる
切換え手段と、圧縮機等のアクチュエータを駆動させる
アクチュエータ駆動手段を備えている。
【0123】このことにより、吸収式冷温水発生器等の
既存熱源を有効に利用して、個別分散空調化が図れると
ともに、室内熱負荷が増加した場合でも、既存電気設備
容量を超えることなく、コスト増加も少なくて、空調能
力を向上できる多室冷暖房装置を提供できる。
【0124】さらに本発明は、冷温水を流通させる他熱
源利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第3補助熱
交換器を利用側冷媒サイクルの第2補助熱交換器と並列
に設置し、外気温度を検出する外気温度検出手段と、こ
の出力信号を所定値と比較して圧縮機と他熱源のどちら
を運転した方が効率が良いか判定する効率判定手段と、
この出力信号に基づいて第2補助熱交換器または第3補
助熱交換器のうちのどちらか一方へ冷媒を流通させる切
換え手段と、圧縮機、他熱源等を駆動させるアクチュエ
ータ駆動手段を備えている。
【0125】このことにより、吸収式冷温水発生器等の
既存熱源を有効に利用して、個別分散空調化が図れると
ともに、既存熱源と圧縮機の高効率運転を行い、ランニ
ングコストを削減できる多室冷暖房装置を提供できる。
【0126】また本発明は、冷温水を流通させる他熱源
利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第3補助熱交
換器を利用側冷媒サイクルの第2補助熱交換器と並列に
設置し、外気温度を検出する外気温度検出手段と、運転
する室内機の容量を検出する運転室内機容量検出手段
と、これらの出力信号に基づいて圧縮機の成績係数を演
算する成績係数演算手段と、この出力信号が所定値より
大きいかどうか判定する成績係数判定手段と、この出力
信号に基づいて第2補助熱交換器または第3補助熱交換
器のうちのどちらか一方へ冷媒を流通させる切換え手段
と、圧縮機、他熱源等を駆動させるアクチュエータ駆動
手段を備えている。
【0127】このことにより、吸収式冷温水発生器等の
既存熱源を有効に利用して、個別分散空調化が図れると
ともに、実室内負荷に対応した細やかな既存熱源と圧縮
機の高効率運転を行い、ランニングコストをさらに削減
できる多室冷暖房装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図2】同実施例の動作フローチャート
【図3】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図4】同実施例の動作フローチャート
【図5】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図6】同実施例の冷房運転時の外気温度と圧縮機成績
係数の相関を示す特性図
【図7】同実施例の冷房運転時の動作フローチャート
【図8】本発明の第4の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図9】同実施例の冷房運転時の動作フローチャート
【図10】従来の多室冷暖房装置の冷媒サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 3 熱源側熱交換器 4 冷房用減圧装置 5 暖房用減圧装置 8 第1補助熱交換器 9 第2補助熱交換器 11 冷媒搬送装置 12a,12b 利用側熱交換器 13 第3補助熱交換器 14 他熱源利用熱交換器 18 水温検出手段 19 他熱源利用判定手段 20 切換え手段 21 アクチュエータ駆動手段 24 水温検出手段 25 差温演算手段 26 熱負荷判定手段 27 切換え手段 28 アクチュエータ駆動手段 31 外気温度検出手段 32 効率判定手段 33 切換え手段 34 アクチュエータ駆動手段 37 運転室内機容量検出手段 38 成績係数演算手段 39 成績係数判定手段 40 切換え手段 41 アクチュエータ駆動手段 100 他熱源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、第
    1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイク
    ルと、前記第1補助熱交換器と一体に形成して熱交換す
    る第2補助熱交換器、冷媒搬送装置、利用側熱交換器、
    前記第2補助熱交換器と並列に位置して冷温水を流通さ
    せる他熱源利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第
    3補助熱交換器を環状に連接してなる利用側冷媒サイク
    ルと、前記他熱源利用熱交換器の流入水温を検出する水
    温検出手段と、前記水温検出手段の出力信号に基づいて
    他熱源を利用できるか判定する他熱源利用判定手段と、
    前記他熱源利用判定手段の出力信号に基づいて前記第2
    補助熱交換器または前記第3補助熱交換器のうちのどち
    らか一方へ冷媒を流通させる切換え手段と、前記圧縮機
    等のアクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動手
    段を備えた多室冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、第
    1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイク
    ルと、前記第1補助熱交換器と一体に形成して熱交換す
    る第2補助熱交換器、冷媒搬送装置、利用側熱交換器、
    前記第2補助熱交換器と並列に位置して冷温水を流通さ
    せる他熱源利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第
    3補助熱交換器を環状に連接してなる利用側冷媒サイク
    ルと、前記他熱源利用熱交換器の流入水温と流出水温を
    検出する水温検出手段と、前記水温検出手段の出力信号
    に基づいて他熱源を利用できるか判定する他熱源利用判
    定手段と、前記他熱源利用熱交換器の流入水温と流出水
    温の差を演算する差温演算手段と、前記差温演算手段の
    出力信号に基づいて室内熱負荷が冷暖房能力より大きい
    か判定する熱負荷判定手段と、前記他熱源利用判定手段
    と前記熱負荷判定手段の出力信号に基づいて前記第2補
    助熱交換器または前記第3補助熱交換器のうちのどちら
    か一方へ冷媒を流通させる切換え手段と、前記圧縮機等
    のアクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動手段
    を備えた多室冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、第
    1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイク
    ルと、前記第1補助熱交換器と一体に形成して熱交換す
    る第2補助熱交換器、冷媒搬送装置、利用側熱交換器、
    前記第2補助熱交換器と並列に位置して冷温水を流通さ
    せる他熱源利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第
    3補助熱交換器を環状に連接してなる利用側冷媒サイク
    ルと、前記他熱源利用熱交換器、吸収式冷温水発生器等
    の他熱源を連接してなる他熱源サイクルと、外気温度を
    検出する外気温度検出手段と、前記外気温度検出手段の
    出力信号を所定値と比較して前記圧縮機と他熱源のどち
    らを運転した方が効率が良いか判定する効率判定手段
    と、前記効率判定手段の出力信号に基づいて前記第2補
    助熱交換器または前記第3補助熱交換器のうちのどちら
    か一方へ冷媒を流通させる切換え手段と、前記圧縮機、
    他熱源等を駆動させるアクチュエータ駆動手段を備えた
    多室冷暖房装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、第
    1補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイク
    ルと、前記第1補助熱交換器と一体に形成して熱交換す
    る第2補助熱交換器、冷媒搬送装置、利用側熱交換器、
    前記第2補助熱交換器と並列に位置して冷温水を流通さ
    せる他熱源利用熱交換器と一体に形成して熱交換する第
    3補助熱交換器を環状に連接してなる利用側冷媒サイク
    ルと、前記他熱源利用熱交換器、吸収式冷温水発生器等
    の他熱源を連接してなる他熱源サイクルと、外気温度を
    検出する外気温度検出手段と、運転する室内機の容量を
    検出する運転室内機容量検出手段と、前記外気温度検出
    手段と前記運転室内機容量検出手段の出力信号に基づい
    て前記圧縮機の成績係数を演算する成績係数演算手段
    と、前記成績係数演算手段の出力信号が所定値より大き
    いかどうか判定する成績係数判定手段と、前記成績係数
    判定手段の出力信号に基づいて前記第2補助熱交換器ま
    たは前記第3補助熱交換器のうちのどちらか一方へ冷媒
    を流通させる切換え手段と、前記圧縮機、他熱源等を駆
    動させるアクチュエータ駆動手段を備えた多室冷暖房装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001201206A (ja) * 2000-01-18 2001-07-27 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
WO2014141381A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 三菱電機株式会社 空気調和装置

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