JPH0731794U - フォークリフト - Google Patents
フォークリフトInfo
- Publication number
- JPH0731794U JPH0731794U JP6410993U JP6410993U JPH0731794U JP H0731794 U JPH0731794 U JP H0731794U JP 6410993 U JP6410993 U JP 6410993U JP 6410993 U JP6410993 U JP 6410993U JP H0731794 U JPH0731794 U JP H0731794U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- base
- mast
- attached
- piston rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォーク部の昇降速度が速く、且つ、ピスト
ン等が使用者の視界に入らず作業性を向上させることの
できるフォークリフトの提供にある。 【構成】 昇降シリンダ25のピストン26の一側部に
プーリ部30を取り付け、一端がマスト10に取り付け
られる索条35を上記プーリ部30に掛け渡すととも
に、この索条35の他端をフォーク部40に連結し、ピ
ストン26の進退によりフォーク部40を昇降させるよ
うに構成したフォークリフトにおいて、上記プーリ部3
0は複数のプーリ体を列設して構成し、上記プーリ部3
0と対向する昇降シリンダ25の基部付近に複数のプー
リ体より構成される基部プーリ部20を取り付けるとと
もに、マスト10の頂上部に頂上プーリ15を取り付
け、索条35の中間部を上記プーリ部30の各プーリ体
及び基部プーリ部20の各プーリ体に交互に掛け渡し、
索条35の他端側を頂上プーリ15に掛け渡したことに
ある。
ン等が使用者の視界に入らず作業性を向上させることの
できるフォークリフトの提供にある。 【構成】 昇降シリンダ25のピストン26の一側部に
プーリ部30を取り付け、一端がマスト10に取り付け
られる索条35を上記プーリ部30に掛け渡すととも
に、この索条35の他端をフォーク部40に連結し、ピ
ストン26の進退によりフォーク部40を昇降させるよ
うに構成したフォークリフトにおいて、上記プーリ部3
0は複数のプーリ体を列設して構成し、上記プーリ部3
0と対向する昇降シリンダ25の基部付近に複数のプー
リ体より構成される基部プーリ部20を取り付けるとと
もに、マスト10の頂上部に頂上プーリ15を取り付
け、索条35の中間部を上記プーリ部30の各プーリ体
及び基部プーリ部20の各プーリ体に交互に掛け渡し、
索条35の他端側を頂上プーリ15に掛け渡したことに
ある。
Description
【0001】
本考案は昇降シリンダによりフォーク部を昇降させるフォークリフトに係り、 特に、狭い倉庫内での使用に適したフォークリフトに関するものである。
【0002】
従来、図6に示すように、この種のフォークリフト70は、マスト71の頂上 位置に昇降することができる昇降シリンダ72を車体74に立設し、この昇降シ リンダ72のピストンロッド73の上端に設けてある1個のプーリ体74に索条 75を掛け渡し、このプーリ体74をピストンロッド73によって進退させるこ とによりフォーク部76を昇降させていた。
【0003】
上記、従来のフォークリフト70にあっては、フォーク部76をマスト71の 頂上位置まで持ち上げるには、プーリ体74をマスト71の頂上位置まで進出さ せる必要があった。しかし、ピストンロッド73は主に油圧によって進退するの で、その速度は決して速いものではなく、フォーク部76の昇降には時間がかか り作業性に欠くという問題点があった。又、プーリ体74を頂上位置まで進出さ せた場合にはピストンロッド73が使用者の視野に入り作業性を低下させるとい った問題点も生じた。
【0004】 本考案は上記欠点に鑑みてなされたものであって、フォーク部の昇降速度が速 く、且つ、ピストンロッド等が使用者の視界に入らず作業性を向上させることの できるフォークリフトの提供を目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するために本考案のフォークリフトが採用する手段は、 昇降シリンダのピストンロッドの上端にプーリ部を取り付け、一端がマストに 取り付けられる索条を上記プーリ部に掛け渡すとともに、この索条の他端をフォ ーク部に連結し、ピストンロッドの進退によりフォーク部を昇降させるように構 成したフォークリフトにおいて、 上記プーリ部は複数のプーリ体を列設して構成し、上記プーリ部と対向する昇 降シリンダの基部付近に複数のプーリ体より構成される基部プーリ部を取り付け るとともに、マストの頂上部に頂上プーリを取り付け、索条の中間部を上記プー リ部の各プーリ体及び基部プーリ部の各プーリ体に交互に掛け渡し、索条の他端 側を頂上プーリに掛け渡した構成としてある。
【0006】
本考案に係るフォークリフトにあっては、索条をプーリ部のプーリ体と、基部 プーリ部のプーリ体とに交互に掛け渡たすことによりプーリ部と基部プーリ部と の間に蓄えられる索条の長さは、プーリ部と基部プーリ部との区間の長さの2倍 と掛け渡された回数との積に略比例する。この区間の長さはピストンロッドを進 退することにより変わり、例えば、ピストンロッドを距離dだけ進出させると区 間の長さも距離dだけ延びる。これにより、プーリ部と基部プーリ部とに蓄えら れる索条の長さの増加分は距離dの2倍と掛け渡された回数との積となる。従っ て、ピストンロッドを介してプーリ部を昇降させると、フォークリフトの昇降距 離は掛け渡した回数とプーリ部の進退する距離の2倍との積に略同じとなり、昇 降速度は飛躍的に速くなる。又、索条の他端側を頂上プーリに掛け渡しているの で、プーリ部をマストの頂上位置まで進退させることなくフォーク部をマストの 頂上位置まで昇降させることができる。
【0007】
図1は本考案に係る斜視図であり、図2、図3はその概略要部拡大斜視図であ る。図4はプーリ部を説明する概略要部拡大斜視図である。図5は昇降シリンダ の動作を説明する概略正面図である。
【0008】 これらの図に示すように、本考案のフォークリフトは、4個のキャスタ1aが 設けられている車体1と、この車体1の進行方向の前部分に立設されているマス ト10と、このマスト10に沿って車体1に立設されている昇降シリンダ25と 、この昇降シリンダ25の後部方向に載置されている駆動部50と、上記のマス ト10の中間付近に設けられている操作部45と、マスト10に沿って昇降可能 に配備されているフォーク部40とから成る。
【0009】 マスト部10にあっては、その頂上には頂上プーリ15が設けられ、基部には 基部プーリ部20が設けられている。この基部プーリ部20は第4プーリ体21 、第5プーリ体22、第6プーリ体23から成る。
【0010】 昇降シリンダ25にあっては、ピストンロッド26の上端にはプーリ部30が 設けられている。このプーリ部30はステー30aの上部に第1プーリ体31、 第2プーリ体32、第3プーリ体33とを列設して成る。
【0011】 ワイヤロープ35にあっては、その一端が車体1に連結され、他端はフォーク 部40に連結されている。そして、その中間部は、先ず、第1プーリ体31に掛 け渡され、次に、第4プーリ体21に掛け渡される。そして、第2プーリ体32 、第5プーリ体22、第3プーリ体33、第6プーリ体23と順次に掛け渡され 、最後に頂上プーリ15に掛け渡され、その他端をフォーク部40に連結される 。
【0012】 即ち、図5に示すように、実線で示されるプーリ部30はピストンロッド26 が進出していない状態を表し、基部プーリ部20からL1(図示していない)の 距離である。又、二点鎖線で示されるプーリ部30はピストンロッド26が進出 した状態を表し、基部プーリ部20からの距離はL1と進出した距離d(図示し ていない)の和である。
【0013】 ワイヤロープ35はプーリ体31、32、33と、プーリ体21、22、23 とに交互に掛け渡たすことにより、プーリ部30と基部プーリ部20との間にワ イヤロープ35を蓄えている。ピストンロッド26が進出していない場合にはプ ーリ部30と基部プーリ部20との間に蓄えられるワイヤロープ35の長さはL 1の略6倍となる。又、ピストンロッド26が距離dだけ進出した場合のプーリ 部30と基部プーリ部20との間に蓄えられるワイヤロープ35の長さはL1+ dの6倍と成る。
【0014】 従って、ピストンロッド26を距離dだけ進出させると、進出する前のプーリ 部30の位置と進出後のプーリ部30の位置との間にはピストンロッド26が進 出した距離dの略6倍の長さのワイヤロープ35が蓄えられることになる。即ち 、ピストンロッド26の進出速度の略6倍の速度でワイヤロープ35を引っ張り 上げる。
【0015】 尚、このワイヤロープ35は頂上プーリ15を介してフォーク部40に連結さ れているので、プーリ部30をマスト10の頂上付近まで進出させる必要がない 。
【0016】 フォーク部40にあっては、昇降部41に爪部42が設けられており、この爪 部42は果実運搬用コンテナと同じ幅で形成されるとともに、果実運搬用コンテ ナの隅部と嵌合することができるようにその断面は┗ ┛状に形成されている。 そして、昇降板41には索条35の他端が連結されている。
【0017】 昇降部41の上部の両側には2個のランナー(図示されていない)が取り付け られ、下端の両側にも2個のランナーが取り付けられ、このランナーはマスト1 0のガイド部10aに沿って上下動するようになっている。
【0018】 操作部45にあっては、[状に成形されたパイプをマスト10の略中間付近に 設けて把手部46を形成している。この把手部46には駆動スイッチ47と、操 作レバー48とが取り付けられている。
【0019】 駆動部50にあっては、電動モータと油圧ポンプとを一体的に構成している油 圧駆動部51と、この油圧駆動部51の上部に設けられた制御弁52と、バッテ リ54とから成る。
【0020】 上記にように構成されたフォークリフトは以下のように使用する。 先ず、爪部42を果実用コンテナの下部に進入させ、駆動スイッチ47を入れ る。これにより油圧駆動部51はバッテリ54から電力を受け、昇降シリンダ2 5に油を送りピストンロッド26を進出させ、プーリ部30を進出させる。これ により昇降したフォーク部40は操作レーバ48を操作することにより昇降シリ ンダ25内の油が帰還され、ピストンロッド26はもとの位置にもどり、フォー ク部40ももとの位置に戻る。
【0021】 尚、基部プーリ20はマスト10の基部に設けられているが、必ずしもマスト 10の基部に設ける必要はなく。例えば、プーリ部30よりピストンロッド26 の後退方向に設けたものであればよい。
【0022】 又、本実施例ではプーリ部30、プーリ部20はそれぞれ3個のプーリ体を使 用しているが、3個に限るものではなく、例えば それぞれ4個づつ使用しても よい。この場合に、フォーク部40の昇降速度はより速くなる。
【0023】 更に、索条としてワイヤロープ35を使用しているが、使用する索条はワイヤ ロープ35に限られずチェーンでもよい。
【0024】
本考案に係るフォークリフトは、索条がプーリ部のプーリ体と、基部プーリ部 のプーリ体とに交互に掛け渡されているので、ピストンロッドによってプーリ部 を進退させると、索条がフォーク部を引っ張り上げる距離は掛け渡した回数とプ ーリ部の昇降距離の2倍との積に略比例する。これにより、フォーク部の昇降速 度は飛躍的に速くなり、作業性を向上させることができる。
【0025】 又、索条の他端側を頂上プーリに掛け渡しているので、プーリ部をマストの頂 上位置まで進退させることなくフォーク部をマストの頂上位置まで昇降させるこ とができる。これにより、ピストンロッドが使用者の視界に入ることがなく、作 業性を向上させることができる。 更に、ピストンロッドの進退距離を短くすることができるので、重心の移動が 少なく、安定性の良いフォークリフトを得ることができる。
【図1】本考案のフォークリフトの斜視図である。
【図2】本考案のフォークリフトの一部を拡大した概略
要部拡大斜視図である。
要部拡大斜視図である。
【図3】本考案のフォークリフトの一部を拡大した概略
要部拡大斜視図である。
要部拡大斜視図である。
【図4】本考案のフォークリフトの一部を拡大した概略
要部拡大斜視図である。
要部拡大斜視図である。
【図5】プーリ部、索条および昇降シリンダの関係を説
明するために不要な部分を省略した概略正面図である。
明するために不要な部分を省略した概略正面図である。
【図6】従来のフォークリフトを示す側面図である。
1 車体 10 マスト 15 頂上プーリ 20 基部プーリ部 21,22,23、プーリ体 25 昇降シリンダ 26 ピストンロッド 30 プーリ部 30a ステー 31,32,33 プーリ体 35 索条 40 フォーク部
Claims (1)
- 【請求項1】 昇降シリンダのピストンロッドの上端に
プーリ部を取り付け、一端がマストに取り付けられる索
条を上記プーリ部に掛け渡すとともに、この索条の他端
をフォーク部に連結し、ピストンロッドの進退によりフ
ォーク部を昇降させるように構成したフォークリフトに
おいて、 上記プーリ部は複数のプーリ体を列設して構成し、上記
プーリ部と対向する昇降シリンダの基部付近に複数のプ
ーリ体より構成される基部プーリ部を取り付けるととも
に、マストの頂上部に頂上プーリを取り付け、索条の中
間部を上記プーリ部の各プーリ体及び基部プーリ部の各
プーリ体に交互に掛け渡し、索条の他端側を頂上プーリ
に掛け渡したことを特徴とするフォークリフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6410993U JPH0731794U (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フォークリフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6410993U JPH0731794U (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フォークリフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731794U true JPH0731794U (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=13248585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6410993U Pending JPH0731794U (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フォークリフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731794U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3818818A1 (de) * | 2019-11-06 | 2021-05-12 | Schoenmaker, Maarten | Hebevorrichtung zur anhebung von versorgungsleitungen in einem gewächshaus |
EP3818819A1 (de) * | 2019-11-06 | 2021-05-12 | Schoenmaker, Maarten | Hebevorrichtung zur anhebung von versorgungsleitungen in einem gewächshaus |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP6410993U patent/JPH0731794U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3818818A1 (de) * | 2019-11-06 | 2021-05-12 | Schoenmaker, Maarten | Hebevorrichtung zur anhebung von versorgungsleitungen in einem gewächshaus |
EP3818819A1 (de) * | 2019-11-06 | 2021-05-12 | Schoenmaker, Maarten | Hebevorrichtung zur anhebung von versorgungsleitungen in einem gewächshaus |
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