JPH07315005A - 自転車用ハブ - Google Patents

自転車用ハブ

Info

Publication number
JPH07315005A
JPH07315005A JP11527294A JP11527294A JPH07315005A JP H07315005 A JPH07315005 A JP H07315005A JP 11527294 A JP11527294 A JP 11527294A JP 11527294 A JP11527294 A JP 11527294A JP H07315005 A JPH07315005 A JP H07315005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
axle
way clutch
hub body
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11527294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Sugino
安 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUGINO TECHNO KK
Original Assignee
SUGINO TECHNO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUGINO TECHNO KK filed Critical SUGINO TECHNO KK
Priority to JP11527294A priority Critical patent/JPH07315005A/ja
Publication of JPH07315005A publication Critical patent/JPH07315005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】車軸(1) に回転自在に支持されたハブ体(2) の
一側から突出させたワンウエイクラッチ体(3) に多数の
ギヤ板(41)(41)を具備させた型式の自転車用ハブにおい
て、最外側のギヤ板(41)にチェーンからの張力が衝撃的
に加わった場合や、 急激に増大した場合等においても、
(1)に損傷が生じたりしないようにすること。 【構成】ワン(22)は筒状部(23)の一端からフランジ部(2
4)を内周側に張り出させた構成とし、このワン(22)を、
前記フランジ部(24)が外側となる態様でハブ体(2) の端
部に装着すると共に、前記筒状部(23)に於けるフランジ
部(24)側の端部と車軸(1) のボール受け部(12)との間に
軸受用ボール(B)(B)を介在させたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用ハブ、特に、
多数の変速ギヤを装備する後輪用の自転車用ハブに関す
るものである。
【0002】
【従来技術及び課題】自転車用ハブ、特に、自転車の後
輪用のハブには、多段変速ギヤが装備されることが多
い。このような転車用ハブでは、 従来は、図1に示すよ
うに、ハブ体(2) の一端のハブフランジ(21)から突出さ
せた筒状のワンウエイクラッチ体(3) に複数の変速用の
ギヤ板(41)(41)を具備させている。
【0003】上記ハブ体(2) は、 後ホークによって支持
される車軸(1) により、転がり軸受け機構を介して回転
自在に支持されるが 、この転がり軸受による支持部(11)
は前記ハブ体(2) の両端のハブフランジ (21)(21) の内
周部で且ワン(22)の内側となっている。そして、この支
持部(11)から軸線方向に突出する上記ワンウエイクラッ
チ体(3) のギヤ保持筒(31)に上記ギヤ板(41)(41)が外嵌
止着される。これらギヤ板(41)の枚数が少ない場合に
は、 上記支持部(11)から最外側に位置するギヤ板(41)ま
での軸線方向の距離が比較的小さい。従って、後ホーク
による上記車軸(1) の支持位置と前記支持部(11)との間
隔も比較的小さいことから、チェーンからの張力が前記
最外側のギヤ板(41)に作用したとしても車軸(1) の支持
部(11)には大きな曲げ応力は作用しない。
【0004】ところが、 変速段数が多い場合、 最外側の
ギヤ板(41)と前記支持部(11)との間隔は極端に大きくな
る。図1に示すように、 支持部(11)となる転がり軸受け
機構のワン(22)のボール承け部がこのワン(22)の内側に
位置することからも前記間隔は一層大きくなる。この結
果、 例えば、7段変速の場合には、この寸法は30mm
程度となる。このような場合には、最外側のギヤ板(41)
にチェーンからの張力が作用すると車軸(1) における支
持部(11)の部分には大きな曲げ応力が作用する。そし
て、前記張力が衝撃的に加わった場合や、前記張力が急
激に増大した場合等において、 前記支持部(11)の部分で
車軸(1) に損傷が生じることがある。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『車軸(1) に回転自在に支持されたハブ体(2)
の一側から突出させたワンウエイクラッチ体(3) に多数
のギヤ板(41)(41)を具備させた型式の自転車用ハブ』に
おいて、最外側のギヤ板(41)にチェーンからの張力が衝
撃的に加わった場合や、 急激に増大した場合等において
も、(1)に損傷が生じたりしないようにすることをその課
題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『ワン(22)は筒状部(23)の一端からフランジ
部(24)を内周側に張り出させた構成とし、このワン(22)
を、前記フランジ部(24)が外側となる態様でハブ体(2)
の端部に装着すると共に、前記筒状部(23)に於けるフラ
ンジ部(24)側の端部と車軸(1) のボール受け部(12)との
間に軸受用ボール(B)(B)を介在させた』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。従来の
軸受用ボール(B)(B)の位置、つまり、支持部(11)がハブ
体(2) の両端部に取付けたワン(22)の軸線方向内側に位
置していたが、上記構成では、このワン(22)に於いて、
筒状部(23)の外側端部に位置する。従って、支持部(11)
の位置がハブ体(2) の両端縁に殆ど一致したものとな
り、このハブ体(2) の一方のハブフランジ(21)から軸線
方向に突出させたワンウエイクラッチ体(3) に多くのギ
ヤ板(41)(41)を外嵌止着した場合に於いても、最外側の
ギヤ板(41)とこれに隣接する支持部(11)との間隔が従来
のものに比べて大幅に短くなる。
【0008】この結果、最外側のギヤ板(41)にチェーン
からの衝撃荷重が加わったとしても、車軸(1) の支持部
(11)に一致する部分に生じる曲げ応力が過度に大きくは
ならない。
【0009】
【効果】ワンウエイクラッチ体(3) に装備されるギヤ板
(41)(41)の数が多い場合でも、最外側のギヤ板(41)と支
持部(11)との間隔が短いから、車軸(1) に於ける支持部
(11)の部分に生じる曲げ応力があまり大きくならないか
ら、チェーンからの衝撃荷重が加わった場合に於ける車
軸(1) の損傷が防止できる。
【0010】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図2に示す実施例は、7枚のギヤ板(41)(4
1)をワンウエイクラッチ体(3) に外嵌止着した構成であ
り、このワンウエイクラッチ体(3) 及びこれに止着され
る7枚のギヤ板(41)(41)の構成は、上記従来のこれらの
部分と全く同一の構成である。
【0011】以下各部の詳細を説明する。車軸(1) は、
両端に、後ホークへのネジ止め部となるネジ軸部(10)(1
0)を具備させている。そして、これにハブ体(2) が回転
自在に外嵌され、これの両端にハブフランジ(21)及びワ
ン(22)が装着されている。一方のハブフランジ(21)の筒
部(211) の先端部にはワンウエイクラッチ体(3) を構成
する主筒部(32)が螺合装着されている。又、この主筒部
(32)にはワンウエイクラッチ機構及び転がり軸受機構を
介してギヤ板(41)(41)を外嵌止着したギヤ保持筒(31)が
外装されている。尚、以下では、搭乗者から見た場合の
左右を左側又は右側と言うこととする。従って、前記ワ
ンウエイクラッチ体(3) はハブ体(2) に対して右側に設
けられたものとなる。
【0012】ハブ体(2) の両端部内周にはワン(22)(22)
が取付けられているが、何れも、ワン(22)のフランジ部
(24)が外側に位置する態様でハブ体(2) 内に挿入され
る。右側のワン(22)は、ハブ体(2) の開放端部に対して
圧入、溶接等の手段により固着されてフランジ部(24)が
ハブ体(2) の端縁と略一致するように設定されている。
他方の左側のワン(22)は、ハブ体(2) の開放端部から一
定範囲に形成された雌ネジ部(25)に螺合装着されてい
る。このため、このワン(22)の筒状部(23)には雄ネジ部
(222) が形成されており、これが前記雌ネジ部(25)に螺
合し、この左側のワン(22)も、フランジ部(24)がハブ体
(2) の開放端に略一致するように装着される。
【0013】車軸(1) の右側のワン(22)の内周側にはボ
ール受け部(12)となる玉押し(12a)が設けられ、前記車
軸(1) に外嵌装着されている。右側のネジ軸部(10)のワ
ンウエイクラッチ体(3) の端部からの突出寸法を所定の
寸法に設定する為に、ハブ体(2) に於ける右側のワン(2
2)の取付け部よりも内側にストッパ(13)としての環状リ
ブが形成されており、これから先端側が右側のネジ軸部
(10)となる。そして、このネジ軸部(10)から外嵌螺合し
た前記玉押し(12a) の車軸(1) に於けるネジ込み位置が
前記ストッパ(13)によって決定される。
【0014】尚、左側のネジ軸部(10)のネジ加工長さ
は、組立て状態に於いて、ハブ体(2)内に装着される左
側のワン(22)よりも内側に達する位置にまで延長形成さ
れている。このネジ軸部(10)に前記左側の玉押し(12b)
が外嵌螺合されている。両側のネジ軸部(10)(10)にはロ
ックナット(14)(14)が螺合されており、これの螺合位置
を決める為に、左右の後ホーク相互の間隔及び最外側の
ギヤ板(41)を含めたハブ体(2) の軸線方向長さ等との関
係で決定されるスペーサカラー(15a)(15b)が玉押し(12
a)(12b)との間に介装されている。
【0015】玉押し(12a)(12b)は共にハブ体(2) の両端
部の内周側に位置することから、右側のスペーサカラー
(15a) は、ワンウエイクラッチ体(3) との関係から長く
設定され、左側のスペーサカラー(15b) はこれよりも大
幅に短く設定されている。以上の構成の自転車用ハブの
場合、先ず、ハブ体(2) とハブフランジ(21)(21)とを溶
接又はカシメ等の手法によって一体化したものとし、こ
れの右側のハブフランジ(21)の内周側にワン(22)を固着
する。
【0016】車軸(1) には、予め、玉押し(12a)(12b)を
両端のネジ軸部(10)(10)に螺合させておく、このとき、
右側のネジ軸部(10)には、玉押し(12a) の内側端面がス
トッパ(13)に対接するまでネジ込んでおく。尚、この右
側の玉押し(12a) は、外側端部に(B) と接触する円弧状
断面部(121) が形成されている。このように、玉押し(1
2a)(12b)が取付けられた車軸(1) を上記ハブ体(2) 内に
挿入して、右側の玉押し(12a) とワン(22)との間に軸受
用ボール(B)(B)を介在させる。この後、左側の玉押し(1
2b) とワン(22)との間に軸受用ボール(B)(B)を介在させ
るようにして、左側のワン(22)をねじ込む。最終位置に
までこのワン(22)をネジ込むと、ハブ体(2) の両側と車
軸(1) との間に転がり軸受機構部が構成される。尚、左
側の玉押し(12b) には、外側端部に平行面部を形成して
工具係合部(122) としてあるから、車軸(1) に於ける玉
押し(12b) の位置が調節できる。また、左側のワン(22)
の螺合位置も調節できることから、両側の転がり軸受機
構部を構成する軸受用ボール(B)(B)の締め付け度合いを
調節できる。このとき、左側のワン(22)の螺合位置を固
定して、つまり、いっぱいに締め込んで左側の玉押し(1
2b) の螺合位置を調節することも可能となる。
【0017】上記のようにして組み込まれた車軸(1) と
ハブ体(2) との組立体に、ギヤ板(41)(41)を具備させた
ワンウエイクラッチ体(3) を右側のハブフランジ(21)の
筒部(211) の先端のネジ部に螺合させると、変速ギヤ装
置が装着されたものとなる。この後、スペーサカラー(1
5a)(15b)を外嵌させてロックナット(14)(14)をネジ軸部
(10)(10)に螺合させると、変速ギヤ装置を具備するハブ
体の組立てが完了する。
【0018】なお、この実施例の変速ギヤ装置は、ワン
ウエイクラッチ体(3) を含めてハブ体の組立てとは別工
程によって独立して組立てられるユニットとなってい
る。従って、変速ギヤ装置を具備するハブ体の組立工程
が合理化できる。また、ギヤ板(41)(41)はギヤ保持筒(3
1)に対して相対回転阻止状態に外嵌されて、各ギヤ板(4
1)(41)間にスペーサ(42)(42)を介在させて最外側のギヤ
板(41)をギヤ保持筒(31)の先端部にネジ込むと、ワンウ
エイクラッチ体(3) に対してギヤ板(41)(41)が固着され
るものとなる。従って、ワンウエイクラッチ体(3) を分
解することなく、ギヤ板(41)(41)の交換やスペーサ(42)
(42)の交換によって、前記ギヤ板(41)(41)の種類や枚数
の変更が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】本発明の断面図
【符号の説明】
(1) ・・・車軸 (2) ・・・ハブ体 (3) ・・・ワンウエイクラッチ体 (41)・・・ギヤ板 (22)・・・ワン (23)・・・筒状部 (24)・・・フランジ部 (12)・・・ボール受け部 (B) ・・・軸受用ボール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸(1) に回転自在に支持されたハブ体
    (2) の一側から突出させた筒状のワンウエイクラッチ体
    (3) に多数のギヤ板(41)(41)を具備させた型式の自転車
    用ハブにおいて、ワン(22)は筒状部(23)の一端からフラ
    ンジ部(24)を内周側に張り出させた構成とし、このワン
    (22)を、前記フランジ部(24)が外側となる態様でハブ体
    (2) の端部に装着すると共に、前記筒状部(23)に於ける
    フランジ部(24)側の端部と車軸(1) のボール受け部(12)
    との間に軸受用ボール(B)(B)を介在させた自転車用ハ
    ブ。
  2. 【請求項2】 一方のワン(22)に対応するボール受け部
    (12)を車軸(1) 先端のネジ軸(10)に螺合させ、前記ボー
    ル受け部(12)の外側端部に工具係合部(122)を形成し、
    この工具係合部(122) を前記ワン(22)の外側に位置させ
    た請求項1に記載の自転車用ハブ。
  3. 【請求項3】 ワンウエイクラッチ体(3) はハブ体(2)
    の端部に螺合装着される主筒部(32)にワンウエイクラッ
    チ機構及び転がり軸受機構を介してギヤ保持筒(31)が外
    装され、このギヤ保持筒(31)にギヤ板(41)(41)を回り止
    め状態に且取り外し可能に外嵌止着した請求項1又は請
    求項2に記載の自転車用ハブ。
JP11527294A 1994-05-27 1994-05-27 自転車用ハブ Pending JPH07315005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11527294A JPH07315005A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 自転車用ハブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11527294A JPH07315005A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 自転車用ハブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07315005A true JPH07315005A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14658562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11527294A Pending JPH07315005A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 自転車用ハブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07315005A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1213158B1 (en) Bicycle hub
US5626401A (en) Spoked wheel hub
US6116114A (en) Rotatable spindle assembly utilizing two-piece spindle
US4567973A (en) Freewheel drive hub for a bicycle
US6866604B2 (en) Multiple level sprocket support for a bicycle
US6435622B1 (en) Bicycle hub with threaded spacer and detachable freewheel
DE102012016608A1 (de) Antriebsnabe
US20120309572A1 (en) Multiple Sprocket Assembly for a Bicycle Gearing as Well as Rear Axle Arrangement with a Multiple Sprocket Assembly of this Type
US20040142783A1 (en) Bicycle sprocket having lateral protrusions for use in a multiple sprocket assembly
JP3097904B2 (ja) 自転車用ハブ体
US5909931A (en) Bicycle hub
CN203511155U (zh) 自行车轮毂套件
EP3401203A1 (en) A chainring assembly
US20060058140A1 (en) A bicycle sprocket having a thickened spline
US4145095A (en) Hub with free wheel for a bicycle
JP3732166B2 (ja) 自転車用ハブ
US5711393A (en) Drive axle assembly with screw cap
US8047956B2 (en) Bicycle multi-speed hub
US4097979A (en) Guide tool for mounting vehicle wheels
US5163740A (en) Bicycle unit hub
IT9067681A1 (it) Dispositivo di accoppiamento fra il mozzo di un volante di un autoveicolo ed il relativo piantone
US4615423A (en) Hub for a two-wheeled vehicle
EP2390111B1 (en) Bicycle wheel spoke assembly
GB2127113A (en) Freewheel hub for a cycle
US5718151A (en) Steering wheel mounting