JPH073147Y2 - 組立て焼却・加熱窯 - Google Patents
組立て焼却・加熱窯Info
- Publication number
- JPH073147Y2 JPH073147Y2 JP413490U JP413490U JPH073147Y2 JP H073147 Y2 JPH073147 Y2 JP H073147Y2 JP 413490 U JP413490 U JP 413490U JP 413490 U JP413490 U JP 413490U JP H073147 Y2 JPH073147 Y2 JP H073147Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kiln
- peripheral wall
- standard
- joining
- red bricks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、所要の場所に組立て設置し、塵芥類や廃棄物
の焼却、または、鍋釜類の煮炊き加熱等に使用する組立
て焼却・加熱窯に関するものである。
の焼却、または、鍋釜類の煮炊き加熱等に使用する組立
て焼却・加熱窯に関するものである。
「従来の技術」および「考案が解決しようとする課題」 一般家庭や事務所等において広く使用されている「塵芥
類や廃棄物の焼却器」は、多数の公知例があり、これを
大別すると、耐火物内張りのない鉄板または鋳鉄周壁の
焼却室からな無耐火物金属周壁構造のものと、煉瓦積み
または耐火物内張りした燃焼室からなる耐火物周壁構造
のものがある。
類や廃棄物の焼却器」は、多数の公知例があり、これを
大別すると、耐火物内張りのない鉄板または鋳鉄周壁の
焼却室からな無耐火物金属周壁構造のものと、煉瓦積み
または耐火物内張りした燃焼室からなる耐火物周壁構造
のものがある。
以上の従来構造の焼却器のうち、前者の無耐火物金属周
壁構造のものは、構造簡易にして軽量な利点を有するも
のの、金属周壁が燃焼熱によって高温となるので安全性
に欠けると共に、高温による酸化防止のために、アルマ
ー加工を施したり耐熱性金属を用いる必要があるのでコ
スト高になり、その上、成形工法上の制限や運搬性の制
約から、中小形のものに制限せざるを得ない不具合点が
ある。
壁構造のものは、構造簡易にして軽量な利点を有するも
のの、金属周壁が燃焼熱によって高温となるので安全性
に欠けると共に、高温による酸化防止のために、アルマ
ー加工を施したり耐熱性金属を用いる必要があるのでコ
スト高になり、その上、成形工法上の制限や運搬性の制
約から、中小形のものに制限せざるを得ない不具合点が
ある。
また、後者の耐火物周壁構造のものは、燃焼時の外壁が
高温にならないので、安全性が向上するものの、重量化
するので運搬性が悪く、小形のものを除き、設置場所で
現地構築する必要があり、コスト高になると共に、施工
技能を要するので専門者に頼らざるを得ない不具合点が
ある。
高温にならないので、安全性が向上するものの、重量化
するので運搬性が悪く、小形のものを除き、設置場所で
現地構築する必要があり、コスト高になると共に、施工
技能を要するので専門者に頼らざるを得ない不具合点が
ある。
一方、鍋釜類の加熱窯は設置場所に煉瓦積み構築するの
が一般構造であり、施工に技能を要するので、例えば日
曜大工的に簡易に構築できないと共に、移設や解体が簡
便に行えない構造上の難点がある。さらに、例えば「餅
つき」或は「お祭縁日」「運動会」等において、臨時或
は特定期間仮設する鍋釜の煮炊き用の加熱窯は、移動運
搬性を考慮した陶土製・鋳造製・板金製等の「簡易かま
ど」が、多く使用されている。しかし、この「簡易かま
ど」は前記の焼却器と同様に周壁が高温となるので安全
性に欠けると共に、周壁放熱に基づく熱損失が大きく、
熱効率が著しく劣り、かつ耐久性に欠ける不具合点があ
る。
が一般構造であり、施工に技能を要するので、例えば日
曜大工的に簡易に構築できないと共に、移設や解体が簡
便に行えない構造上の難点がある。さらに、例えば「餅
つき」或は「お祭縁日」「運動会」等において、臨時或
は特定期間仮設する鍋釜の煮炊き用の加熱窯は、移動運
搬性を考慮した陶土製・鋳造製・板金製等の「簡易かま
ど」が、多く使用されている。しかし、この「簡易かま
ど」は前記の焼却器と同様に周壁が高温となるので安全
性に欠けると共に、周壁放熱に基づく熱損失が大きく、
熱効率が著しく劣り、かつ耐久性に欠ける不具合点があ
る。
本考案は、以上の従来技術の難点を解消する新規の焼却
・加熱窯を提供するのが目的である。
・加熱窯を提供するのが目的である。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本考案の焼却・加熱窯は、規
格化標準化されて市販されている標準形(並形)の赤煉
瓦または耐火煉瓦(以下これ等を標準形赤煉瓦類とい
う)を、空積みして挟着柱で挟着緊締した周壁ブロック
群の組合せによって、組立て解体自在の中空多角柱体の
窯本体になすことを要旨とするもので、以下のように構
成されている。
格化標準化されて市販されている標準形(並形)の赤煉
瓦または耐火煉瓦(以下これ等を標準形赤煉瓦類とい
う)を、空積みして挟着柱で挟着緊締した周壁ブロック
群の組合せによって、組立て解体自在の中空多角柱体の
窯本体になすことを要旨とするもので、以下のように構
成されている。
「標準形赤煉瓦類の長辺側の「コバ面」を上下にすると
共に、短辺側の「コバ面」を接合して、「二枚並べ空積
み」した煉瓦積みの左右端コーナー、または、標準形赤
煉瓦類の長辺側のコバ面を上下に接合して「単数空積
み」した煉瓦積みの両端コーナーに、一対の挟着柱のL
字形挟着部を当接させて組合せると共に、該一対の挟着
柱を緊締バーで緊締固着した解離自在の周壁ブロック群
を形成し、該周壁ブロック群を連結して各辺となす中空
多角柱体の窯本体となし、該窯本体に、別体の天井部材
を覆蓋装着すると共に、別体のロストル部材を前記中空
多角柱体の底に装着した構造」になっている。
共に、短辺側の「コバ面」を接合して、「二枚並べ空積
み」した煉瓦積みの左右端コーナー、または、標準形赤
煉瓦類の長辺側のコバ面を上下に接合して「単数空積
み」した煉瓦積みの両端コーナーに、一対の挟着柱のL
字形挟着部を当接させて組合せると共に、該一対の挟着
柱を緊締バーで緊締固着した解離自在の周壁ブロック群
を形成し、該周壁ブロック群を連結して各辺となす中空
多角柱体の窯本体となし、該窯本体に、別体の天井部材
を覆蓋装着すると共に、別体のロストル部材を前記中空
多角柱体の底に装着した構造」になっている。
「作用」 以上の構成の本考案の焼却・加熱窯は、標準形赤煉瓦類
を空積みして挟着柱で挟着緊締した周壁ブロック群の集
合によって組合せ構成されており、空積み煉瓦からなる
該周壁ブロックは、寸法が規格化標準化されて寸法が揃
っている赤煉瓦類を用いるので、前記の挟着構造によっ
て積み上げ姿勢が安定し、応分の機械的安定性を有する
煉瓦壁となり、焼却・加熱窯の窯本体の煉瓦壁として充
分に機能する。そして、標準形赤煉瓦類が市場性を有し
て入手容易なことから、前記の挟着柱や窯本体に装着す
る天井部材とロストル部材を規格化しておくと、それ等
部材のみの供給入手によって、通常の者が日曜大工的に
希望する形状サイズの窯を、自由に組立てて構築すると
共に、簡便に解体格納が可能となり、その上、煉瓦壁の
損傷が生ずれば、その損傷部分のみ煉瓦交換して簡便に
保修することができる。
を空積みして挟着柱で挟着緊締した周壁ブロック群の集
合によって組合せ構成されており、空積み煉瓦からなる
該周壁ブロックは、寸法が規格化標準化されて寸法が揃
っている赤煉瓦類を用いるので、前記の挟着構造によっ
て積み上げ姿勢が安定し、応分の機械的安定性を有する
煉瓦壁となり、焼却・加熱窯の窯本体の煉瓦壁として充
分に機能する。そして、標準形赤煉瓦類が市場性を有し
て入手容易なことから、前記の挟着柱や窯本体に装着す
る天井部材とロストル部材を規格化しておくと、それ等
部材のみの供給入手によって、通常の者が日曜大工的に
希望する形状サイズの窯を、自由に組立てて構築すると
共に、簡便に解体格納が可能となり、その上、煉瓦壁の
損傷が生ずれば、その損傷部分のみ煉瓦交換して簡便に
保修することができる。
さらに、前記の周壁ブロック群による煉瓦構造となるの
で、壁面の高温危険が解消されて安全性が向上すると共
に、外壁温低下によって放散熱が防止されて熱交率が向
上する。
で、壁面の高温危険が解消されて安全性が向上すると共
に、外壁温低下によって放散熱が防止されて熱交率が向
上する。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まず、塵埃焼
却窯に応用した第一実施例を示す第1図を参照して、本
考案の組立焼却窯は、市販されている標準形(並形)の
赤煉瓦または耐火煉瓦6(以下、これ等を標準形赤煉瓦
類6という)の長辺側のコバ面6′を上下にすると共
に、短辺側のコバ面6″を相互接合して二枚横並べ空積
みして組立てた四個の周壁ブロック2A〜2Dを方形に連結
して組合せた中空四角柱体の窯本体1と、窯本体1の正
面下方に装着する別体の灰だし通風口ユニット3と、窯
本体1の天井として覆蓋する別体の天井部材4と、窯本
体1の内部底に入れる別体のロストル部材5から構成さ
れており、全体が組立解体自在であり、天井部材4の投
入口16から焼却物を投入して内部空洞内で焼却する構造
になっている。
却窯に応用した第一実施例を示す第1図を参照して、本
考案の組立焼却窯は、市販されている標準形(並形)の
赤煉瓦または耐火煉瓦6(以下、これ等を標準形赤煉瓦
類6という)の長辺側のコバ面6′を上下にすると共
に、短辺側のコバ面6″を相互接合して二枚横並べ空積
みして組立てた四個の周壁ブロック2A〜2Dを方形に連結
して組合せた中空四角柱体の窯本体1と、窯本体1の正
面下方に装着する別体の灰だし通風口ユニット3と、窯
本体1の天井として覆蓋する別体の天井部材4と、窯本
体1の内部底に入れる別体のロストル部材5から構成さ
れており、全体が組立解体自在であり、天井部材4の投
入口16から焼却物を投入して内部空洞内で焼却する構造
になっている。
詳しくは、周壁ブロック2A〜2Dは、第1図(B)(C)
参照、標準形赤煉瓦類6の短辺側のコバ面6″を接合さ
せて空積み縦積みした両端コーナーを、外側から挟着す
るL字形挟着部8を有する挟着柱7A7Bと、挟着柱7A7B間
を緊締固定する緊締バー9から構成されており、挟着柱
7A7Bの外側にナット体10が任意間隔で対向させて固設さ
れている。
参照、標準形赤煉瓦類6の短辺側のコバ面6″を接合さ
せて空積み縦積みした両端コーナーを、外側から挟着す
るL字形挟着部8を有する挟着柱7A7Bと、挟着柱7A7B間
を緊締固定する緊締バー9から構成されており、挟着柱
7A7Bの外側にナット体10が任意間隔で対向させて固設さ
れている。
そして、挟着柱7Aのナット体10が右ねじ、挟着柱7Bのナ
ット体10が左ねじになり、緊締バー9の両端には、その
ナット体10と螺合する左右ねじが螺設されており、挟着
柱7A7BのL字形挟着部8間に、二枚並べした標準形赤煉
瓦類6を入れて、ナット体10に両端を螺合した緊締バー
9の中間を回転させて締め付けると、挟着柱7A7B間に二
枚づつ接合して積み上げられた標準形赤煉瓦類6は、挟
着柱7A7Bによって挟着緊締され、板状の煉瓦壁を形成す
るようになっている。なお、この実施例の周壁ブロック
2A〜2Dは、標準形赤煉瓦類6の四個分の幅を有するた
め、挟着柱7Bは両側にL字形挟着部8を有するT字形を
なし、挟着柱7Bを中間にして両端に挟着柱7Aを配列し、
緊締バー9による緊締によって、二本の挟着柱7Aと一本
の挟着柱7Bからなる煉瓦壁を形成している。
ット体10が左ねじになり、緊締バー9の両端には、その
ナット体10と螺合する左右ねじが螺設されており、挟着
柱7A7BのL字形挟着部8間に、二枚並べした標準形赤煉
瓦類6を入れて、ナット体10に両端を螺合した緊締バー
9の中間を回転させて締め付けると、挟着柱7A7B間に二
枚づつ接合して積み上げられた標準形赤煉瓦類6は、挟
着柱7A7Bによって挟着緊締され、板状の煉瓦壁を形成す
るようになっている。なお、この実施例の周壁ブロック
2A〜2Dは、標準形赤煉瓦類6の四個分の幅を有するた
め、挟着柱7Bは両側にL字形挟着部8を有するT字形を
なし、挟着柱7Bを中間にして両端に挟着柱7Aを配列し、
緊締バー9による緊締によって、二本の挟着柱7Aと一本
の挟着柱7Bからなる煉瓦壁を形成している。
そして、以上の四個の周壁ブロック2A〜2Dは、それぞれ
の接合コーナーの挟着柱2Aに、連結部材11がボルト手段
によって解離自在に取り付けられ、中空四角柱体の窯本
体1が、組立て解離自在に形成されるようになってい
る。なお、窯本体1の正面となる周壁ブロック2Aの下方
の若干部分は、灰だし通風口ユニット3を装着するた
め、煉瓦類6を欠落した窓状になっている。また、この
実施例の窯本体1の上端と下端には、窯本体1の機械的
強度の安定を図る補強部材12が取付けられている。
の接合コーナーの挟着柱2Aに、連結部材11がボルト手段
によって解離自在に取り付けられ、中空四角柱体の窯本
体1が、組立て解離自在に形成されるようになってい
る。なお、窯本体1の正面となる周壁ブロック2Aの下方
の若干部分は、灰だし通風口ユニット3を装着するた
め、煉瓦類6を欠落した窓状になっている。また、この
実施例の窯本体1の上端と下端には、窯本体1の機械的
強度の安定を図る補強部材12が取付けられている。
一方、灰だし通風口ユニット3と天井部材4とロストル
部材5は、第1図(D)(E)参照、いずれも別体物と
して所要の金属製になっており、ロストル部材5は単体
のテーブル形状を有して窯本体1の中空部の底に、その
まま挿入定置される。また、灰だし通風口ユニット3
は、枠部13に灰だしドアー14と通風ドアー15が設けてあ
り、枠部13を周壁ブロック2Aの下端の窓に装着して脱離
自在に取り付けられる。また、天井部材4は窯本体1の
上端に覆蓋して上方開口部を閉鎖する形状を有し、煙突
取着部17とドアー構造の燃焼物投入口16が設けられてい
る。
部材5は、第1図(D)(E)参照、いずれも別体物と
して所要の金属製になっており、ロストル部材5は単体
のテーブル形状を有して窯本体1の中空部の底に、その
まま挿入定置される。また、灰だし通風口ユニット3
は、枠部13に灰だしドアー14と通風ドアー15が設けてあ
り、枠部13を周壁ブロック2Aの下端の窓に装着して脱離
自在に取り付けられる。また、天井部材4は窯本体1の
上端に覆蓋して上方開口部を閉鎖する形状を有し、煙突
取着部17とドアー構造の燃焼物投入口16が設けられてい
る。
以上の構造の本考案の焼却窯は、第1図(A)のように
組立てられ所要長の煙突20を煙突取着部17に継ぎ足し、
通常の焼却窯と同様に使用される。
組立てられ所要長の煙突20を煙突取着部17に継ぎ足し、
通常の焼却窯と同様に使用される。
つぎに、第2〜4図に示した本考案の他の実施例を説明
する。この第2〜4図実施例も、前記第1図実施例と同
様に、挟着柱7Aまたは7A7Bと緊締バー9によって、標準
形赤煉瓦類6を挟着固定して、周壁ブロック2を組立て
解離自在に形成し、その周壁ブロック群によって中空多
角形柱体の窯本体1を形成すると共に、その窯本体1に
天井部材4ロストル部材5等の別体部材を装着して焼却
窯または加熱窯を組立て解体自在に形成する構成が共通
しており、その共通構成の基において、若干の具体的変
更を加えた実施例である。
する。この第2〜4図実施例も、前記第1図実施例と同
様に、挟着柱7Aまたは7A7Bと緊締バー9によって、標準
形赤煉瓦類6を挟着固定して、周壁ブロック2を組立て
解離自在に形成し、その周壁ブロック群によって中空多
角形柱体の窯本体1を形成すると共に、その窯本体1に
天井部材4ロストル部材5等の別体部材を装着して焼却
窯または加熱窯を組立て解体自在に形成する構成が共通
しており、その共通構成の基において、若干の具体的変
更を加えた実施例である。
即ち、第2図示のものは、煉瓦類6の二枚横並びの六個
の周壁ブロック2を連結して六角柱体状の焼却窯になし
た実施例、第3図示のものは、短辺側の周壁ブロック2
を標準形赤煉瓦類6の単数積みになして、長方形横断面
形状の四角柱体の焼却窯になした実施例である。また、
第4図は鍋釜類の加熱窯として応用した実施例であり、
天井部材4には鍋釜類の下半部分を入れて保持する鍋釜
受け部18が形成されると共に、灰だし通風口ユニット3
が省略され、窯本体1の正面下部に、煉瓦積みを省略し
た炊き口通風窓19が設けられている。そして、従来の
「かまど」と同様に鍋釜類の煮炊き加熱に使用される。
の周壁ブロック2を連結して六角柱体状の焼却窯になし
た実施例、第3図示のものは、短辺側の周壁ブロック2
を標準形赤煉瓦類6の単数積みになして、長方形横断面
形状の四角柱体の焼却窯になした実施例である。また、
第4図は鍋釜類の加熱窯として応用した実施例であり、
天井部材4には鍋釜類の下半部分を入れて保持する鍋釜
受け部18が形成されると共に、灰だし通風口ユニット3
が省略され、窯本体1の正面下部に、煉瓦積みを省略し
た炊き口通風窓19が設けられている。そして、従来の
「かまど」と同様に鍋釜類の煮炊き加熱に使用される。
なお、前記の各実施例において、標準形赤煉瓦類6は標
準形規格品を使用するので、寸法バラツキが少く、前記
の挟着緊締構造によって、ガタツキのない煉瓦壁を形成
する。そして、この赤煉瓦類6は低廉な市販赤煉瓦(で
きれば寸法バラツキの少ない一級規格品が好ましい)を
使用しても焼成・加熱窯として応分の耐熱耐久性があ
る。
準形規格品を使用するので、寸法バラツキが少く、前記
の挟着緊締構造によって、ガタツキのない煉瓦壁を形成
する。そして、この赤煉瓦類6は低廉な市販赤煉瓦(で
きれば寸法バラツキの少ない一級規格品が好ましい)を
使用しても焼成・加熱窯として応分の耐熱耐久性があ
る。
以上の各実施例の焼却・加熱窯は前記の作用が存在し、
標準化された挟着柱7A7B緊締バー9、および天井部材4
ロストル部材5を準備すれば、市販性のある標準形赤煉
瓦類6を使用して、簡便に構築し解体することができる
ので、組立構築状態で移転運搬の必要がなく、高品質高
性能の焼却・加熱窯として極めて便利に利用できる。
標準化された挟着柱7A7B緊締バー9、および天井部材4
ロストル部材5を準備すれば、市販性のある標準形赤煉
瓦類6を使用して、簡便に構築し解体することができる
ので、組立構築状態で移転運搬の必要がなく、高品質高
性能の焼却・加熱窯として極めて便利に利用できる。
なお、本考案の焼却・加熱窯は、図示しないが、多角柱
体の窯本体1の外周に、ガードネットを覆せて補強と安
全性の向上を図ることがある。
体の窯本体1の外周に、ガードネットを覆せて補強と安
全性の向上を図ることがある。
「考案の効果」 以上の説明のとおり、本考案の組立て焼却・加熱窯は、
市販性を有する標準形赤煉瓦類を用いて、日曜大工的に
組立て解体自在であり、煉瓦補修も極めて安易な優れた
施工性とメンテナンス性を有し、耐久性・安全性・熱効
率に優れる高品質高性能にして安価・実用性に富む焼却
・加熱窯として広く便利に活用できる多大の効果があ
る。
市販性を有する標準形赤煉瓦類を用いて、日曜大工的に
組立て解体自在であり、煉瓦補修も極めて安易な優れた
施工性とメンテナンス性を有し、耐久性・安全性・熱効
率に優れる高品質高性能にして安価・実用性に富む焼却
・加熱窯として広く便利に活用できる多大の効果があ
る。
第1図:本考案第一実施例の組立て焼却窯を示し、
(A)はその全体斜視図、(B)はその周壁ブロックの
構造と構成部材を示す斜視図、(C)はその窯本体の平
面図、(D)はその「灰だし通風口ユニット」と「ロス
トル部材」とそれ等の装着状態を示す斜視図、(E)は
「天井部材」とその装着状態を示す斜視図、第2、3、
4図:本考案の他の実施例の組立て窯を示す斜視図 主な符号、1:窯本体、2:周壁ブロック、3:灰だし通風口
ユニット、4:天井部材、5:ロストル部材、6:標準形赤煉
瓦類、7A7B:挟着柱、8:L字形挟着部、9:緊締バー、10:
ナット体、11:連結部材、12:補強部材、13:枠部、14:灰
だしドアー、15:通風ドアー、16:投入口、17:煙突取着
部、18:鍋釜受け部、19:炊き口通風窓
(A)はその全体斜視図、(B)はその周壁ブロックの
構造と構成部材を示す斜視図、(C)はその窯本体の平
面図、(D)はその「灰だし通風口ユニット」と「ロス
トル部材」とそれ等の装着状態を示す斜視図、(E)は
「天井部材」とその装着状態を示す斜視図、第2、3、
4図:本考案の他の実施例の組立て窯を示す斜視図 主な符号、1:窯本体、2:周壁ブロック、3:灰だし通風口
ユニット、4:天井部材、5:ロストル部材、6:標準形赤煉
瓦類、7A7B:挟着柱、8:L字形挟着部、9:緊締バー、10:
ナット体、11:連結部材、12:補強部材、13:枠部、14:灰
だしドアー、15:通風ドアー、16:投入口、17:煙突取着
部、18:鍋釜受け部、19:炊き口通風窓
Claims (1)
- 【請求項1】標準形赤煉瓦類の長辺側の「コバ面」を上
下にして接合すると共に、短辺側の「コバ面」を接合し
て、「二枚並べ空積み」した煉瓦積みの左右端コーナ
ー、または、標準形赤煉瓦類の長辺側のコバ面を上下に
接合して「単数空積み」した煉瓦積みの両端コーナー
に、一対の挟着柱のL字形挟着部を当接させて組合せる
と共に、該一対の挟着柱を緊締バーで緊締固着した解離
自在の周壁ブロック群を形成し、該周壁ブロック群を連
結して各辺となす中空多角柱体の窯本体となし、該窯本
体に、別体の天井部材を覆蓋装着すると共に、別体のロ
ストル部材を前記中空多角柱体の底に装着した構造を特
徴とする組立て焼却・加熱窯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP413490U JPH073147Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 組立て焼却・加熱窯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP413490U JPH073147Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 組立て焼却・加熱窯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0396551U JPH0396551U (ja) | 1991-10-02 |
JPH073147Y2 true JPH073147Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31507897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP413490U Expired - Lifetime JPH073147Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 組立て焼却・加熱窯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073147Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP413490U patent/JPH073147Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0396551U (ja) | 1991-10-02 |
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