JPH07311691A - 障害原因発見装置、障害原因対策装置、及びそれらの方法 - Google Patents

障害原因発見装置、障害原因対策装置、及びそれらの方法

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JPH07311691A
JPH07311691A JP6104127A JP10412794A JPH07311691A JP H07311691 A JPH07311691 A JP H07311691A JP 6104127 A JP6104127 A JP 6104127A JP 10412794 A JP10412794 A JP 10412794A JP H07311691 A JPH07311691 A JP H07311691A
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JP
Japan
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computer system
cause
abnormality
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content
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Pending
Application number
JP6104127A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Akiyoshi
隆 秋吉
Rieko Asai
理惠子 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6104127A priority Critical patent/JPH07311691A/ja
Publication of JPH07311691A publication Critical patent/JPH07311691A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算機システムに発生した障害の原因を自動的に
発見し、その障害原因に基づいて障害対策に必要な処理
を自動的に行なう装置を提供すること。 【構成】 計算機システムにて正常動作が行われる際の正規
の環境情報を格納するための環境情報記憶部105と、計算
機システムの動作中の環境情報と正規の環境情報の内動作中
の環境情報に対応する正規の環境情報とを比較し不一致
の場合その内容を計算機システムの異常発生原因として特定
する環境情報比較部108とその異常発生原因に応じて施
されるべき対策処理の手順を示す処理情報とを対応させ
て格納するための状態変化内容記憶部111と、計算機システム
に異常が発生した旨の情報を得た際、状態変化内容記憶
部111を参照して発生した異常と一致する異常発生原因
を求めその求められた異常発生原因に対応する処理情報
を抽出する起動手順獲得部113と、その抽出された処理情
報に基づき対策処理を実行する再起動実行部114等を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムなどの
障害対策における障害原因発見装置、障害原因対策装
置、及びそれらの方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の計算機システムの障害対
策装置のブロック図であり、同図を利用して、従来の計
算機システムの障害対策装置の構成を説明する。
【0003】同図において、301は計算機システムで
実行されているプロセス情報を獲得するプロセス情報獲
得部、302は計算機システムの動作に必要なシステム
環境ファイルを獲得する環境ファイル情報獲得部、30
3は計算機システムに組み込まれているデバイスドライ
バーの情報を獲得するデバイス情報獲得部、304は計
算機システムに異常が発生した時にプロセス情報獲得部
301と環境ファイル情報獲得部302およびデバイス
情報獲得部303から環境情報を取り出す環境情報獲得
部、305は計算機システムの起動時に行なわれる処理
手順を記憶している起動手順記憶部、306は、計算機
システムの起動に必要な処理手順を再起動する再起動実
行部である。
【0004】以上のように構成された従来の計算機シス
テムの障害対策装置の操作の流れについて更に説明す
る。
【0005】計算機システムに障害が発生した場合に
は、環境情報獲得部304がプロセス情報獲得部301
と環境ファイル情報獲得部302およびデバイス情報獲
得部303から環境情報を取り出す。システム管理者が
環境情報を解析し、障害原因を特定する。障害原因を対
策する処理内容を起動手順記憶部305から取りだし、
再起動実行部306で実行し障害の対策を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、計算機システムに発生した障害は、シス
テム管理者が障害内容を解析して対策を行なわなければ
ならなく、システム管理者に高度な専門知識と経験がな
ければ的確な障害対策を行なうことができないといった
問題があった。
【0007】また、システム管理者の障害発見が遅れる
ことにより障害が更に拡大するという課題を有してい
た。
【0008】本発明は、従来の、計算機システムの障害
対策装置のこのような課題を考慮し、計算機システムの
環境情報が正常時と障害発生時で何が変化したかを判別
して計算機システムに発生した障害の原因を自動的に発
見出来る障害原因発見装置及びその方法を提供すること
を目的とする。
【0009】又、本発明は、計算機システムに発生した
障害の原因から障害対策に必要な処理を、計算機システ
ムの起動時に行なわれる処理手順から取り出して自動的
に行なうことが出来る障害原因対策装置及びその方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、計
算機システムにて正常動作が行われる際の複数の正規の
環境情報を格納するための環境情報格納手段と、前記計
算機システムの動作中の環境情報と、前記複数の正規の
環境情報の内、前記動作中の環境情報に対応する前記正
規の環境情報とを比較し、それらが一致しているか否か
を判定する比較・判定手段と、その判定の結果が不一致
である旨を示し、その不一致が許容範囲を越えている場
合、前記比較の結果を利用して前記不一致の内容を認定
し、その認定された前記内容を前記計算機システムの異
常発生原因として特定する異常発生原因特定手段とを備
えた障害原因発見装置である。
【0011】請求項2の本発明は、計算機システムで実
行されているプロセス情報を獲得するプロセス情報獲得
部と、前記計算機システムの動作に必要なシステム環境
ファイルを獲得する環境ファイル情報獲得部と、前記計
算機システムに組み込まれているデバイスドライバーの
情報を獲得するデバイス情報獲得部と、前記計算機シス
テムが正常に動作しているときに前記プロセス情報獲得
部と前記環境ファイル情報獲得部および前記デバイス情
報獲得部から環境情報を取り出す正常時環境情報獲得部
と、前記正常時環境情報獲得部が取り出した前記環境情
報を記憶する環境情報記憶部と、前記計算機システムに
異常が発生したか否かを検出するために前記プロセス情
報獲得部と前記環境ファイル情報獲得部および前記デバ
イス情報獲得部から環境情報を取り出す異常時環境情報
獲得部と、前記異常時環境情報獲得部が取り出した前記
環境情報を記憶する異常時環境情報記憶部と、前記環境
情報記憶部と前記異常時環境情報記憶部の内容を比較し
て、それらが不一致か否かを判定し、不一致の場合その
不一致の内容を異常発生原因として特定する環境情報比
較部とを備えた障害原因発見装置である。
【0012】請求項3の本発明は、計算機システムにお
ける複数の異常発生原因と、その各異常発生原因に応じ
て施されるべき対策処理の手順を示す処理情報とを、対
応させて格納するための処理情報格納手段と、前記異常
発生原因の内の所定の異常発生原因により前記計算機シ
ステムに異常が発生した旨の情報を得た際、前記処理情
報格納手段を参照して、前記所定の異常発生原因と一致
する前記異常発生原因を求め、その求められた異常発生
原因に対応する前記処理情報を抽出する検索・抽出手段
と、その抽出された前記処理情報に基づいて、前記対策
処理を実行する実行制御手段とを備えた障害原因対策装
置である。
【0013】請求項4の本発明は、計算機システムの起
動時に行なわれる処理手順を各処理内容毎に分解する起
動手順分解部と、前記起動手順分解部で分解した各処理
内容と、その処理内容により変化する前記計算機システ
ムの状態変化内容とを、対で記憶する状態変化内容記憶
部と、前記計算機システムに異常が発生した際に、異常
発生原因である状態変化内容を入力する異常原因入力部
と、その入力された状態変化内容と一致する前記状態変
化内容を前記状態変化内容記憶部から捜し出し、それと
対をなす前記処理内容を取り出す起動手順獲得部と、前
記起動手順獲得部が取り出した処理内容に従って処理を
再度実行する再起動実行部とを備えた障害原因対策装置
である。
【0014】
【作用】請求項1の本発明では、環境情報格納手段は、
計算機システムにて正常動作が行われる際の複数の正規
の環境情報を格納し、比較・判定手段は、前記計算機シ
ステムの動作中の環境情報と、前記複数の正規の環境情
報の内、前記動作中の環境情報に対応する前記正規の環
境情報とを比較し、それらが一致しているか否かを判定
し、異常発生原因特定手段は、その判定の結果が不一致
である旨を示し、その不一致が許容範囲を越えている場
合、前記比較の結果を利用して前記不一致の内容を認定
し、その認定された前記内容を前記計算機システムの異
常発生原因として特定する。
【0015】請求項2の本発明では、プロセス情報獲得
部は、計算機システムで実行されているプロセス情報を
獲得し、環境ファイル情報獲得部は、前記計算機システ
ムの動作に必要なシステム環境ファイルを獲得し、デバ
イス情報獲得部は、前記計算機システムに組み込まれて
いるデバイスドライバーの情報を獲得し、正常時環境情
報獲得部は、前記計算機システムが正常に動作している
ときに前記プロセス情報獲得部と前記環境ファイル情報
獲得部および前記デバイス情報獲得部から環境情報を取
り出し、環境情報記憶部は、前記正常時環境情報獲得部
が取り出した前記環境情報を記憶し、異常時環境情報獲
得部は、前記計算機システムに異常が発生したか否かを
検出するために前記プロセス情報獲得部と前記環境ファ
イル情報獲得部および前記デバイス情報獲得部から環境
情報を取り出し、異常時環境情報記憶部は、前記異常時
環境情報獲得部が取り出した前記環境情報を記憶し、環
境情報比較部は、前記環境情報記憶部と前記異常時環境
情報記憶部の内容を比較して、それらが不一致か否かを
判定し、不一致の場合その不一致の内容を異常発生原因
として特定する。
【0016】請求項3の本発明では、処理情報格納手段
は、計算機システムにおける複数の異常発生原因と、そ
の各異常発生原因に応じて施されるべき対策処理の手順
を示す処理情報とを、対応させて格納し、検索・抽出手
段は、前記異常発生原因の内の所定の異常発生原因によ
り前記計算機システムに異常が発生した旨の情報を得た
際、前記処理情報格納手段を参照して、前記所定の異常
発生原因と一致する前記異常発生原因を求め、その求め
られた異常発生原因に対応する前記処理情報を抽出し、
実行制御手段は、その抽出された前記処理情報に基づい
て、前記対策処理を実行する。
【0017】請求項4の本発明では、起動手順分解部
は、計算機システムの起動時に行なわれる処理手順を各
処理内容毎に分解し、状態変化内容記憶部は、前記起動
手順分解部で分解した各処理内容と、その処理内容によ
り変化する前記計算機システムの状態変化内容とを、対
で記憶し、異常原因入力部は、前記計算機システムに異
常が発生した際に、異常発生原因である状態変化内容を
入力し、起動手順獲得部は、その入力された状態変化内
容と一致する前記状態変化内容を前記状態変化内容記憶
部から捜し出し、それと対をなす前記処理内容を取り出
し、再起動実行部は、前記起動手順獲得部が取り出した
処理内容に従って処理を再度実行する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0019】図1は、本発明にかかる一実施例の障害原
因発見装置及び障害原因対策装置のブロック図であり、
同図を参照しながら、本実施例の構成を説明する。尚、
本実施例の障害原因発見装置及び障害原因対策装置のこ
とを、以下、障害自動対策装置とよぶ。
【0020】同図において、101は計算機システムで
実行されているプロセス情報を獲得するプロセス情報獲
得部、102は計算機システムの動作に必要なシステム
環境ファイルを獲得する環境ファイル情報獲得部、10
3は計算機システムに組み込まれているデバイスドライ
バーの情報を獲得するデバイス情報獲得部、104は計
算機システムが正常に動作している時にプロセス情報獲
得部101と環境ファイル情報獲得部102およびデバ
イス情報獲得部103から環境情報を取り出す正常時環
境情報獲得部、105は正常時環境情報獲得部104が
取り出した環境情報を記憶する環境情報記憶部、106
は計算機システムに異常が発生したか否かを検出するた
めにプロセス情報獲得部101と環境ファイル情報獲得
部102およびデバイス情報獲得部103から環境情報
を取り出す異常時環境情報獲得部、107は異常時環境
情報獲得部106が取り出した環境情報を記憶する異常
時環境情報記憶部、108は環境情報記憶部105と異
常時環境情報記憶部107の内容を比較して状態変化内
容を見つけ出す環境情報比較部である。109は計算機
システムの起動時に行なわれる処理手順を記憶している
起動手順記憶部、110は起動手順記憶部109に記憶
されている処理手順を各処理毎に分解する起動手順分解
部、111は起動手順分解部110で分解した各処理内
容と前記処理内容により変化する計算機システムの状態
変化内容を対で記憶する状態変化内容記憶部、112は
計算機システムに異常が発生した時に異常の原因である
状態変化内容を入力する異常原因入力部、113は異常
原因入力部112から取り出した状態変化内容と一致す
る状態変化内容を状態変化内容記憶部111から捜し出
し、前記状態変化内容を引き起こす処理内容を取り出す
起動手順獲得部、114は起動手順獲得部113が取り
出した処理内容に従って処理を再度実行する再起動実行
部である。ここで、本発明の環境情報格納手段は、環境
情報記憶部105に対応し、本発明の比較・判定手段及
び異常発生原因特定手段は、環境情報比較部108に含
まれている。又、本発明の処理情報格納手段は、状態変
化内容記憶部111に対応しており、本発明の検索・抽
出手段は、起動手順獲得部113に対応しており、本発
明の実行制御手段は、再起動実行部114に対応してい
る。
【0021】以上のように構成された本実施例の障害自
動対策装置について、その動作を述べながら、本発明の
障害対策方法にかかる一実施例の障害自動対策方法を図
2及び、図3(a)〜(e)を参照しながら説明する。
【0022】ここで、図2は、本実施例における障害自
動対策装置の動きを示すフローチャー トである。又、
図3(a)〜(e)は、各記憶部105,111,10
7の記憶内容及び起動手順分解部110の分解手順を説
明するための説明図である。
【0023】図2に示す、S201において、正常時環
境情報獲得部104は、プロセス情報獲得部101と環
境ファイル情報獲得部102およびデバイス情報獲得部
103から正常時の環境情報を取り出し、図3(a)に
示すような環境情報を環境情報記憶部105に記憶す
る。
【0024】S202において、起動手順分解部110
は起動手順記憶部109に記憶されている、図3(b)
に示すようなデーモンプロセスやデバイスドライバの組
み込み手順等の処理手順を図3(c)に示すように各処
理毎に分解する。
【0025】S203において、S202で分解した各
処理内容と前記処理内容により変化する計算機システム
の状態変化内容を対で状態変化内容記憶部111を用い
て記憶する。図3(d)にその記憶内容を示す。図3
(d)において、図面上左側の覧に処理内容が記載され
ており、右側の覧に各々に対応する状態変化内容が記載
されている。ここで、右側に記載の状態変化内容として
は、各環境情報のみしか記載されていないが、記載され
ている環境情報が存在しないという状態変化内容を示す
ものである。例えば、プロセスAと記載されたところ
は、「プロセスAが存在しない」という状態変化内容を
示しており、それに対応する処理内容が「プロセスA起
動手順」の内容であることを示す。
【0026】S204において、異常時環境情報獲得部
106はプロセス情報獲得部101と環境ファイル情報
獲得部102およびデバイス情報獲得部103から異常
時の環境情報を取り出し、異常時環境情報記憶部107
に記憶する。取り出した環境情報を図3(e)に示す。
【0027】S205において、環境情報比較部108
は環境情報記憶部105と異常時環境情報記憶部107
の内容を比較して状態変化内容を見つけ出す。ここで状
態変化内容が有れば、この状態変化内容を異常原因と特
定してS206に進み、状態変化内容がなければ、再び
S204に戻る。本実施例の場合、「プロセスAが存在
しない」という状態変化内容が発生しているのでS20
6に進む。
【0028】S206において、S205で特定した異
常原因である、「プロセスAが存在しない」という状態
変化内容を異常原因入力部112を用いて入力し、入力
した状態変化内容を基に起動手順獲得部113を用いて
状態変化内容記憶部111から「プロセスAが存在しな
い」という異常原因に対応する対策処理手順として、そ
の状態変化を起こさせる処理手順である「プロセスA起
動手順」を取り出す。
【0029】S207において、S206で取り出した
処理内容に従って処理を再起動実行部114で再度実行
する。
【0030】以上のように本実施例によれば、計算機シ
ステムに発生した異常をシステム管理者が対処する必要
が不要となり、計算機システムの長期安定稼働が可能に
なる。また、早期に障害対策が行なわれるため計算機シ
ステムに与える被害も最小限度に済ませることが可能に
なる。
【0031】又、以上説明したことからもわかるよう
に、計算機システムが正常に動作している時に計算機シ
ステムで実行されているプロセス情報と計算機システム
の動作に必要なシステム環境ファイルおよび計算機シス
テムに組み込まれているデバイスドライバーの情報を正
常時環境情報獲得部で獲得し、計算機システムに異常が
発生した時に再度、プロセス情報とシステム環境ファイ
ルおよびデバイスドライバーの情報を異常時環境情報獲
得部で獲得して、正常時の環境情報と異常時の環境情報
を比較する事により異常原因を特定し、計算機システム
に発生した障害の原因を自動的に発見することが可能と
なる。
【0032】更に、計算機システムの起動時に行なわれ
る処理手順を各処理毎に分解し、分解した各処理手順に
よって変化する計算機システムの状態変化内容を処理手
順と対で記憶し、入力された異常の原因である状態変化
内容と一致する状態変化内容を処理内容と対で起動手順
獲得部を用いて取り出し、取り出した処理内容を再度実
行することにより、障害の原因を元にしてシステムに発
生した障害を自動的に対策することが可能となり、その
実用的効果は大きい。
【0033】尚、上記実施例では、環境情報比較部10
8が各環境情報の比較をして、状態変化内容を見つけ出
し、その状態変化内容を異常原因として特定する場合に
ついて説明したが、これに限らず、例えば、各環境情報
の比較を行い、それらが一致しているか否かを判定する
比較・判定手段と、その判定の結果が不一致である旨を
示し、その不一致が許容範囲を越えている場合、上記比
較の結果を利用して上記不一致の内容を認定し、その認
定された不一致の内容を計算機システムの異常発生原因
として特定する異常発生原因特定手段とを、別々に備え
ていてもよい。
【0034】又、上記実施例では、環境情報比較部10
8が各環境情報の比較をした際、不一致があれば、その
全ての場合について、異常発生原因として自動的に障害
対策を実行する場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば、所定の基準を設けておいて、上記不一致の
内容がその基準内、すなわち、許容範囲内であれば異常
が発生したとは、判定せず、許容範囲を越える不一致が
発見された場合に、上記障害対策を実行するように構成
されていてももちろんよい。
【0035】又、上記実施例では、異常発生原因の対策
処理の手順としての処理内容を、状態変化内容と対応さ
せて、自動的に作成する場合について説明したが、これ
に限らず、例えば、上記処理内容に関するデータを予め
所定のメモリに格納しておいてもよい。
【0036】又、上記実施例では、対策処理をオペレー
タの指示を受けることなく、自動的に実行する場合につ
いて説明したが、これに限らず、例えば、上記対策処理
を実行するに際し、オペレータの指示があるまで待機
し、オペレータの指示を要求する旨の、メッセイジを発
するように構成されていてもよい。
【0037】又、上記実施例では、計算機システムの異
常発生原因を発見するための障害原因発見装置と、計算
機システムに発生した障害に対して、その障害対策に必
要な処理を自動的に行う障害原因対策装置とを、共に含
む障害自動対策装置及び、その方法について説明した
が、これに限らず、例えば、何れか一方の装置を含まな
い構成の装置あるいは、その方法であってももちろんよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、本
発明は、計算機システムに発生した障害の原因を自動的
に発見出来るという長所を有する。
【0039】又、本発明は、計算機システムに発生した
障害に対し、従来に比べてよりいっそう容易にその障害
対策を行なうことが出来るという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の障害自動対策装置の
ブロック図である。
【図2】障害自動対策装置の処理の流れを示すフロチャ
ートである。
【図3】図3(a)〜(e);障害自動対策装置の動作
における各記憶部の内容及び起動手順分解部の分解手順
を説明するための説明図である。
【図4】従来の障害対策装置のブロック図である。
【符号の説明】
101 プロセス情報獲得部 102 環境ファイル情報獲得部 103 デバイス情報獲得部 104 正常時環境情報獲得部 105 環境情報記憶部 106 異常時環境情報獲得部 107 異常時環境情報記憶部 108 環境情報比較部 109 起動手順記憶部 110 起動手順分解部 111 状態変化内容記憶部 112 異常原因入力部 113 起動手順獲得部 114 再起動実行部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムにて正常動作が行われる
    際の複数の正規の環境情報を格納するための環境情報格
    納手段と、 前記計算機システムの動作中の環境情報と、前記複数の
    正規の環境情報の内、前記動作中の環境情報に対応する
    前記正規の環境情報とを比較し、それらが一致している
    か否かを判定する比較・判定手段と、 その判定の結果が不一致である旨を示し、その不一致が
    許容範囲を越えている場合、前記比較の結果を利用して
    前記不一致の内容を認定し、その認定された前記内容を
    前記計算機システムの異常発生原因として特定する異常
    発生原因特定手段と、を備えたことを特徴とする障害原
    因発見装置。
  2. 【請求項2】 計算機システムで実行されているプロセ
    ス情報を獲得するプロセス情報獲得部と、 前記計算機システムの動作に必要なシステム環境ファイ
    ルを獲得する環境ファイル情報獲得部と、 前記計算機システムに組み込まれているデバイスドライ
    バーの情報を獲得するデバイス情報獲得部と、 前記計算機システムが正常に動作しているときに前記プ
    ロセス情報獲得部と前記環境ファイル情報獲得部および
    前記デバイス情報獲得部から環境情報を取り出す正常時
    環境情報獲得部と、 前記正常時環境情報獲得部が取り出した前記環境情報を
    記憶する環境情報記憶部と、 前記計算機システムに異常が発生したか否かを検出する
    ために前記プロセス情報獲得部と前記環境ファイル情報
    獲得部および前記デバイス情報獲得部から環境情報を取
    り出す異常時環境情報獲得部と、 前記異常時環境情報獲得部が取り出した前記環境情報を
    記憶する異常時環境情報記憶部と、 前記環境情報記憶部と前記異常時環境情報記憶部の内容
    を比較して、それらが不一致か否かを判定し、不一致の
    場合その不一致の内容を異常発生原因として特定する環
    境情報比較部と、を備えたことを特徴とする障害原因発
    見装置。
  3. 【請求項3】 計算機システムにおける複数の異常発生
    原因と、その各異常発生原因に応じて施されるべき対策
    処理の手順を示す処理情報とを、対応させて格納するた
    めの処理情報格納手段と、 前記異常発生原因の内の所定の異常発生原因により前記
    計算機システムに異常が発生した旨の情報を得た際、前
    記処理情報格納手段を参照して、前記所定の異常発生原
    因と一致する前記異常発生原因を求め、その求められた
    異常発生原因に対応する前記処理情報を抽出する検索・
    抽出手段と、 その抽出された前記処理情報に基づいて、前記対策処理
    を実行する実行制御手段と、を備えたことを特徴とする
    障害原因対策装置。
  4. 【請求項4】 計算機システムの起動時に行なわれる処
    理手順を各処理内容毎に分解する起動手順分解部と、 前記起動手順分解部で分解した各処理内容と、その処理
    内容により変化する前記計算機システムの状態変化内容
    とを、対で記憶する状態変化内容記憶部と、 前記計算機システムに異常が発生した際に、異常発生原
    因である状態変化内容を入力する異常原因入力部と、 その入力された状態変化内容と一致する前記状態変化内
    容を前記状態変化内容記憶部から捜し出し、それと対を
    なす前記処理内容を取り出す起動手順獲得部と、 前記起動手順獲得部が取り出した処理内容に従って処理
    を再度実行する再起動実行部と、を備えたことを特徴と
    する障害原因対策装置。
  5. 【請求項5】 計算機システムで実行されているプロセ
    ス情報を獲得するプロセス情報獲得ステップと、 前記計算機システムの動作に必要なシステム環境ファイ
    ルを獲得する環境ファイル情報獲得ステップと、 前記計算機システムに組み込まれているデバイスドライ
    バーの情報を獲得するデバイス情報獲得ステップと、 前記計算機システムが正常に動作しているときに、前記
    プロセス情報獲得ステップと前記環境ファイル情報獲得
    ステップおよび前記デバイス情報獲得ステップから環境
    情報を取り出す正常時環境情報獲得ステップと、 前記計算機システムに異常が発生したか否かを検出する
    ために前記プロセス情報獲得ステップと前記環境ファイ
    ル 情報獲得ステップおよび前記デバイス情報獲得ステ
    ップから環境情報を取り出す異常時環境情報獲得ステッ
    プと、 前記正常時環境情報獲得ステップが取り出した内容と前
    記異常時環境情報獲得ステップが取り出した内容を比較
    して、それらが不一致か否かを判定し、不一致の場合そ
    の不一致の内容を異常発生原因として特定する環境情報
    比較ステップと、を実行することを特徴とする障害原因
    発見方法。
  6. 【請求項6】 計算機システムの起動時に行なわれる処
    理手順を各処理内容毎に分解する起動手順分解ステップ
    と、 前記起動手順分解ステップで分解した各処理内容と、そ
    の処理内容により変化する前記計算機システムの状態変
    化内容とを、対で記憶する状態変化内容記憶ステップ
    と、 前記計算機システムに異常が発生した際に、異常発生原
    因である状態変化内容を入力する異常原因入力ステップ
    と、 その入力された状態変化内容と一致する前記状態変化内
    容を前記状態変化内容記憶ステップで記憶した前記状態
    変化内容の中から捜し出し、それと対をなす前記処理内
    容を取り出す起動手順獲得ステップと、 前記起動手順獲得ステップが取り出した処理内容に従っ
    て処理を再度実行する再起動実行ステップと、を実行す
    ることを特徴とする障害原因対策方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6041425A (en) * 1996-09-03 2000-03-21 Hitachi, Ltd. Error recovery method and apparatus in a computer system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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